週刊ハーツ

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2018.12.08

12月08日 中野マシンガンズ戦 1-4

2018年12月08日 13:00~15:00
世田谷公園野球場B面(ホーム)
フリーマッチ
【南海ハーツ vs 中野マシンガンズ】

H 000 010 00  1
M 020 100 1x  4

投:高松〔負〕→住吉→柴川
捕:横井→綿貫

本塁打:なし
三塁打:榎本(マ)
二塁打:なし

 1 (捕)横井【 6 】
 2 (二)兵藤【23】
 3 (遊)住吉【51】
 4 (投)高松【49】
 5 (三)柴川【 4 】
 6 (右)永山【36】
 7 (一)筒井【18】
 8 (指)綿貫【14】
 9 (指)藤本【 5 】
10(指)山口【31】
11(指)宮本【19】
12(左)成岡【11】
13(中) 森  【 0 】
14(指)徳留※
※は体験参加

★ハーツ三賞★
敢闘賞=高松(チーム唯一の得点を叩き出す。投手でも安定感あり)
守備賞=成岡(フライもゴロもお任せの機敏な動き、ショートで躍動)
守備賞=柴川(痛烈な三塁ランナーをジャンピングキャッチ)
山平賞=藤本(チーム初安打となる美しいセンター返し)
山平賞=住吉(得点の口火を切るレフト前と、計3盗塁)
山平賞=横井(最終回に本来の自分の形を取り戻すセンター前)

 今シーズンの南海ハーツ最終戦は、総勢14人が集まり、賑やかなベンチとなった。
 対戦相手は中野マシンガンズさん。Gリーグだけでなく、こうしてフリーマッチも組んでいただけるのがありがたい。

 この試合は、2016年から2018年まで3年間南海ハーツの監督を務めた永山智浩監督の最終試合である。
 1回の表のハーツは一死一二塁から、永山監督が3年間4番を任せた高松が会心の当たりをレフトに放つ〔左下〕。しかし名手橋口選手がランニングキャッチ。その際、送球前にボールがグラブからこぼれたことから、ベンチは二塁ランナーの横井に進塁を指示。しかし三塁タッチアウトで、結果的にダブルプレーとなり、先制ならず。
 ハーツの先発投手も高松〔右下〕。初回は三者凡退で、危なげなくスタートした。

 2回裏のマシンガンズは、初回から一転、ボールをよく見て四球で満塁とすると、8番下田選手の死球で1点先制。さらに1点を追加し、2-0とリードする。
 3回表のハーツは約1カ月ぶりに参加の9番藤本がきれいなセンター前〔左下〕。この試合のチーム初ヒットで、大人数のベンチからも歓声が上がる。しかし打線がつながらず、得点とはならなかった。
 3回裏には、サード柴川がライナーをジャンピングキャッチ〔右下〕、試合を引き締める。

 4回からは住吉投手〔左下〕が登板。この回はショートに入った元気印・成岡〔右下〕が縦横無尽の活躍。なんと4つの守備機会があり、ゴロもフライも捌き、まるで一人で内野を守っているようだった。5回、6回にも多くの打球を処理したが、その陰には、セカンドフライっぽい当たりでも「ショート、ショート!」と成岡に任せた、綿貫二塁手の声のファインプレーもあった。

 5回表によくやくハーツは反撃に出る。先頭の3番住吉がレフトへの完璧なヒットで出ると〔左下〕、二盗、三盗も決める。ここで4番高松が粘り、最後はしぶとくセカンドへの内野安打〔右下〕。4番の打点でハーツは1点を返す。

 7回は柴川投手〔左下〕がマウンドに。5番榎本選手〔中下〕に三塁打を打たれるシーンもあったが、後続をしっかり打ち取る。最終回となった8回表、1番横井がセンター前ヒットで出るが〔右下〕、このまま抑えられ、南海ハーツは中野マシンガンズに1-4で敗戦。2018年の全日程を終了した。

 最終戦を飾ることはできませんでしたが、永山監督、3年間お疲れさまでした。
 2016年の就任時に「勝ったら全て選手の功績、負けたら全て監督の責任」と宣言し、その姿勢を貫き通した男気あふれる監督でした。
 まず南海ハーツをGリーグ6連覇にまで導いた手腕は高く評価されます。私としては、監督の采配で勝てたと思える試合が数多くありました。
 3年間の永山野球は、勝ちにこだわる勝負師の印象が強かったです。そこには永山さんの「負けず嫌い」な一面もあると思いますが、やはり「野球は勝ってこそ、そこに楽しさも生まれる」という信念があり、それがチームのためになる、という気持ちが響きました。
 そんな中で、情に厚い永山さんの優しさも同じくらい感じました。このシーズンは、この打順、このポジションでと決めたら、各選手を辛抱強く使い続けてくれる点、そして久しぶりに参加できる選手には、少しでも打席が多く回るような配慮など、大胆さと繊細さを併せ持った監督像でした。
 本当に3年間ありがとうございました。

12月の最後の二週、これだけのメンバーが集まってくれて、ありがとうございます。

 来季は新監督、新事務局長の下で、南海ハーツは始動します。
 ハーツのみなさん、来シーズンもたくさんの人数で、明るく楽しく、笑顔で野球をしましょう!
 毎シーズン対戦してくださるGリーグのみなさん、フリーマッチで交流を深める各チーム、審判、球場関係者の方々、いつもありがとうございます。
 2018年お世話になりました。2019年もよろしくお願い申し上げます。

【文責・背番号6】

2018.12.01

12月01日 TEAMシゲル戦 2-5

2018年12月01日 13:00~15:00
世田谷公園野球場B面(ホーム)
Gリーグ 第8戦
【南海ハーツ vs TEAMシゲル】(2試合目)

S 112 100  5
H 020 000  2

投:住吉
捕:横井

本塁打:なし
三塁打:なし
二塁打:柴川

 1 (左)成岡【11】
 2 (指)綿貫【14】
 3 (投)住吉【51】
 4 (三)高松【49】
 5 (一)筒井【18】
 6 (捕)横井【 6 】
 7 (右)永山【36】
 8 (遊)柴川【 4 】
 9 (二)福田【 9 】
10(指)山口【31】
11(中) 森  【 0 】
12(指)兵藤【23】

☆Gリーグ表彰☆
最優秀=槇田(TEAMシゲル)
 優秀=瀧澤(TEAMシゲル)
 優秀=柴川(南海ハーツ)

★ハーツ三賞★
敢闘賞=柴川(同点に追いつく2点タイムリー二塁打)
守備賞=成岡(左中間の打球を果敢にダイビング、打者走者を二塁で刺す起点に)
守備賞=綿貫(本職でないセカンドでライナーキャッチ)
山平賞=住吉(リーグ最終戦を気迫の完投)

 Gリーグ全体の最終戦となったこの日は、優勝が決まる大事な一戦に。TEAMシゲルが勝てば、文句なしの優勝。南海ハーツは7点差以上で勝てば、シゲル、あしたばと5勝3敗の同ポイントで並び、得失点差で優勝の目が残されているという状況だ。

 ハーツは久しぶりに12人の選手がそろい、全員野球でシゲルに挑む態勢は整った。
 先発は住吉投手。1回表、シゲルは先頭の高橋選手がジャストミートでいきなり出塁〔左下〕。続く松平選手もしぶとくライトに運び〔中下〕、無死二三塁。ここでニューフェイス3番小松選手〔右下〕がショートの足元を抜けるレフト前タイムリーで先制。怒涛の三連打で、今シーズン好調のシゲル打線を象徴する攻撃を見せた。

 シゲルの先発は槇田投手〔左下〕。速球派の住吉投手〔中下〕に対し、槇田投手はピッチングの巧さで勝負するタイプ。ハーツは前回のフリーマッチでも苦戦している。初回はフライ3つで簡単に打ち取られてしまった。
 シゲルは2回表にも8番柏木監督〔右下〕の右中間二塁打で2点目。じわりじわりとリードを広げる。

 久しぶりのホームグラウンド世田谷公園で、流れを引き戻したいハーツは、2回裏に四球の横井と永山を置き、8番柴川がレフトへの二塁打〔左下〕で、走者一掃〔中下〕。一塁ランナーの永山監督は気迫あふれる激走で、見事に同点のホームを踏んだ〔右下〕。

 しかしシゲル打線は攻撃の手を緩めない。3回表、4番の怪力瀧澤選手のレフト越え二塁打〔左下〕で勝ち越すと、5番滝谷選手〔中下〕もレフト成岡のダイビング及ばずヒット。6番最上選手もお手本のようなセンター返し〔右下〕で、剛柔・長短と各打者多彩な打撃スタイルで、再び4-2とリードする。

 反撃したいハーツは、3回表に1番成岡〔左下〕がレフト線へのヒットで出ると、すかさず盗塁し、チャンスメイク。そして二死三塁からホームスチールを敢行するが〔右下〕、ここは冷静なシゲルバッテリーに阻まれ、得点ならず。

 結局、ハーツは粘投の槇田投手に対し2本のヒットしか打てず、このまま抑え込まれてしまう。
 この日は先発の両投手が共に完投。気迫で133球を投げ抜いた住吉投手を含め、守備でも意地を見せたいハーツは、6回表に柏木選手の鋭いライナーを、本職ではないセカンド綿貫がジャンピングキャッチするなど〔左下〕、最後まで諦めなかったが力及ばず。
 TEAMシゲルが南海ハーツを5-2で下し、見事に優勝を決めた〔右下〕。

 今シーズンはGリーグ7連覇に挑んだ南海ハーツだったが、年間を通して人数不足に悩まされ、Gリーグ初戦は不戦敗から始まるなど、苦しい戦いが続いた。中盤では勝ちを積み上げ、前年までの覇者であるプライドを見せたが、終盤で失速。最終成績は4勝4敗の5割で3位となった。
 最後まで優勝争いを繰り広げた、シゲル、あしたば、ハーツの3チームだったが、4連勝でロケットスタートを切り、年間を通して安定した戦いぶりを見せたTEAMシゲルが勝負どころの終盤でも力を発揮し、終わってみればシゲルの年だったと言えよう。

 TEAMシゲルさん、優勝おめでとうございます!
 年を追うごとにチームワークを深め、強くなっている中野マシンガンズさん、ハーツを上回る結成40年以上の伝統を誇る新宿ブンブンさん、新入団選手も増え、中堅どころも着実に実力を伸ばしているあしたばさん、来シーズンもこの5チームで楽しく真剣に野球をしていきましょう。

 上の写真は、その日の夜に行われたGリーグ納会での様子。優勝のTEAMシゲルさんをお祝いしました。
 リーグ年間MVPは、シゲル槇田選手、あしたば安藤選手、ハーツ住吉選手の3人が30ポイントで同時受賞。みな投手で、マウンド上でチームを引っ張るとともに、それぞれ打撃でも貢献した選手でした。
 Gリーグ納会では、今後も初参加選手を含め、チーム間交流をさらに深めていけるといいですね。野球に乾杯!

【文責・背番号6】

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