週刊ハーツ

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2018.04.28

04月28日 フリーランス戦 1-11

2018年04月28日 13:00~15:00
世田谷公園野球場A面(ホーム)
フリーマッチ
【南海ハーツ vs フリーランス】

H 001 000  0 (0)    1
F 016 310 (1)(1x) 11

投:横井→今泉〔負〕→高松→柴川
捕:柴川→綿貫→今泉

本塁打:なし
三塁打:なし
二塁打:久原、成岡

 1 (左)成岡【11】
 2 (二)兵藤【23】
 3 (遊)住吉【51】
 4 (三)高松【49】
 5 (一)綿貫【14】
 6 (捕)柴川【 4 】
 7 (中)今泉【63】
 8 (指)山口【31】
 9 (右)久原【24】
10(投)横井【 6 】
11(指)永山【36】

★ハーツ三賞★
敢闘賞=久原(チーム唯一の得点を叩き出した、ジャストミートの二塁打)
守備賞=住吉(初回先頭バッターのフライを背走キャッチ)
守備賞=今泉(右中間に落ちそうな打球をダイビングキャッチ)
山平賞=山口(レフト前ヒットから休む間もない激走で、見事ホームイン)
山平賞=高松(チーム唯一のマルチヒット。打率も4割に乗せる)
山平賞=成岡(レフト越えの打球で俊足を生かし、あと一歩で三塁打)

 ゴールデンウィーク初日の世田谷公園。天候にも恵まれ、清々しい野球日和となった。
 この日の先発は横井〔左下〕。先頭バッターは住吉遊撃手、2番バッターは今泉中堅手がともにファインプレーで横井を助けた。住吉は三遊左のちょうど真ん中に落ちそうなフライを俊足で追いつき、背走キャッチ〔中下〕。今泉は右中間に上がった打球をこれまたロングランで追いつき、ダイビングキャッチ〔右下〕。球際も強かった。好守に支えられた横井は3番バッターを外角低めの球で見逃し三振とし、初回は三者凡退の幸先良いスタート。

 このまま調子に乗っていきたい南海ハーツだったが、相手投手はスピード、制球ともに安定していて、2回までは高松のライト前ヒット〔左下1〕のみ。しかし3回表にベテランと若手のコンビネーションが発揮される。先頭の山口〔中下1〕が三塁手のグラブの先を抜けるしぶといヒットで出ると、つづく久原〔右下1〕は初球を叩き、左中間を深々と破るツーベース。ここで頑張ったのが一塁ランナー山口だった。本人は三つで止まりたかったようだが、気合の激走で三塁ベースを回る〔左下2〕。その後もスピードを緩めることなく見事にホームイン〔中下2〕。しかしその直後、どっと疲れに襲われたようだ〔右下2〕。終わってみれば、ハーツの得点はこの場面のみ。貴重なランでもぎ取った1点だった。

 フリーランス打線は積極的に振ってくる爽やか野球で、3回裏にはハーツ守備陣のちょっとした乱れを見逃さず、単打でつなぎ、大量の6得点。ここでハーツを突き放す。
 南海ハーツ投手陣は、シーズン全体を見据えた永山監督の判断で、計4投手が2イニングずつを投げる小刻みな継投。3回からは今泉〔左下〕、高松〔中下〕、柴川〔右下〕とリレーした。現在は、昨年フル回転した住吉投手を欠く布陣。彼が投手復帰できるまでは、今のメンバーで頑張っていかなければならない。永山監督の思い切った(そして我慢強い)起用が、各投手を少しずつ成長させている。松尾、岩本、住吉と力のある投手に支えられてきた南海ハーツだが、今季のような投手リレーも草野球としてはありではないか、そんなことも考えさせられる。もちろんこれまでの名投手の復帰は切望されるところだ。

 話題を試合後半に戻そう。ハーツ打線は爆発とはいかず、安打も散発状態。しかし綿貫が5回に得意のセンター右へのヒット〔左下〕。7回には元気印・成岡がレフトの頭上を大きく越える打球〔中下〕で三塁まで激走、惜しくも判定はタッチアウトとなるが、二三塁間のスピードはとてつもなく速かった。極めつけは、8回に高松の放ったバックスピン内野安打〔右下〕。二塁手が懸命に前進するも、その前で跳ねた打球はなかなかグラブの前に落ちてこない。きっちり走った高松は一塁セーフ。試合後の飲みで「野球の神様が微笑んだ」という本人談のとおり、渋い一打となった。

 試合としては、相手主軸の2本塁打や、投手リレーの前に1-11で完敗となったハーツだったが、ベンチ内の雰囲気は明るかった。GW入りした開放感もあるだろうが、本拠地世田谷公園で、多くのメンバーがそろい、楽しく野球をできる、シンプルにその喜びが各選手の笑顔に表れていたのだろう。
 思えば4月もあっという間に終わった感がある。その中には劇戦のGリーグ・中野マシンガンズ戦も含まれていた。今季の南海ハーツはGリーグの試合消化も順調。5月後半にはTEAMシゲルとの試合が待っている。前半をいい形で闘い、シゲル戦に向け、チーム全体の調子を高めていきたい。

【文責・背番号6】

2018.04.21

04月21日 中野マシンガンズ戦 11-7

2018年04月21日 13:00~15:00
松ノ木運動場(ビジター)
Gリーグ 第2戦
【中野マシンガンズ vs 南海ハーツ】(1試合目)

H 313 22(0)   11
M 013 21(3x)  7

投:横井〔勝〕→柴川→高松
捕:柴川→綿貫

本塁打:なし
三塁打:なし
二塁打:筒井、永山、高松、住吉

1(捕)柴川【 4 】
2(右)綿貫【14】
3(遊)住吉【51】
4(三)高松【49】
5(一)筒井【18】
6(左)福田【 9 】
7(投)横井【 6 】
8(二)藤本【 5 】
9(中)永山【36】

☆Gリーグ表彰☆
最優秀=住吉(南海ハーツ)
 優秀=綿貫(南海ハーツ)
 優秀=川崎(中野マシンガンズ)

★ハーツ三賞★
殊勲賞=住吉(先制打や二塁打含む3安打で3打点)
敢闘賞=綿貫(3安打3盗塁でチャンスメークし2得点)
敢闘賞=筒井(適時二塁打含む2安打、走塁でも激走)
守備賞=住吉(一、二塁間を抜けるかというゴロをダイビングキャッチ)
山平賞=高松(二塁打含む2安打。投手では時間見ての演出も!?)
山平賞=柴川(打って2安打、守っても投手、捕手、内外野こなす)

 ハーツが全員野球でGリーグ今季初勝利を挙げた。不戦敗でスタートした今季のGリーグの第2戦。ハーツは宮本が体調を崩して欠場となり、9人ギリギリでのゲームとなったが、打線がよくつながり、毎回得点(5回まで)で中野マシンガンズを破った。

 この日のハーツは、初回から打線が活発に打ち、相手先発の川崎投手をとらえた。四球の柴川を置き、綿貫がランエンドヒット成功の中前打〔左下〕。この時は柴川が三塁でスライディングをせず刺されたが、綿貫が二盗してチャンスを作り直し、住吉の中前打〔中下〕で先制、なお二死三塁から筒井の適時打〔右下〕で1点、筒井がよく走って二塁打としたことで、続く福田の二塁内野安打も適時打となり、ハーツはこの回3点を挙げた。

 ハーツ打線は2回以降も手を緩めずにつながりよく攻め、2回には永山の二塁打〔左下1〕を足場に綿貫の適時打〔中下1〕で1点、3回には高松の二塁打〔右下1〕でチャンスを作り、敵失と柴川の2点適時打〔左下2〕で3点、4回には住吉の適時二塁打〔中下2〕などで2点、5回にも2点と、着々と得点を重ね、相手に主導権を渡さなかった(この日は福田〔右下2〕も全打席に出塁。一人蚊帳の外だった藤本以外は、チームは全員安打、全員得点を記録)。


 大量得点を得たハーツは、先発・横井〔左下1〕から、柴川〔中下1〕-高松〔右下1〕とピッチャーをつなぎ、懸命の防戦(選手が9人だったため、柴川などはキャッチャーからいったん外野、そのあとマウンドに上がって、最後はサードと大忙しだった)。それぞれに、四球や味方の失策もあって失点をしながらも、途中、セカンドに回った住吉〔左下2〕が一、二塁間のゴロをダイビングキャッチするファインプレーなどもあり、最後は何とか時間にも救われ、勝利にこぎつけた〔中下2〕〔右下2〕。

 乱戦模様での勝利となったが、現在のハーツの状況を考えれば、得点を重ね続けて、ある程度点をやりながらも逃げ切るという、この日の戦い方しか勝ちパターンはないといえ、Gリーグ戦でとにかく一度それが実現できたことは、大きな1勝だといえよう。

 今後に向けては、この日の打線の好調をどれだけ続けていけるかがまず第一、それをキープしたままに、ディフェンス力の安定感を上げていけるか、というところになってこよう。また、この日は乱戦だったので結果的にあまりゲームには響かなかったが、初回の走塁死のほか、けん制からの憤死も1つあったので、走塁面ももう一歩意識を高めていきたいところだ(初回のは三塁コーチとしても声を出したつもりでしたが、結果的に伝わってなかったようなので、もっと声とゼスチャーを大きくしていきますね)。

【文責・背番号5】

2018.04.14

04月14日 成城ソネッツ戦 0-20

2018年04月14日 15:00~17:00
野毛町公園野球場(ホーム)
フリーマッチ
【南海ハーツ vs 成城ソネッツ】

S 456 103 1x 20
H 000 000       0

投:横井〔負〕→滝村※
捕:柴川

本塁打:なし
三塁打:なし
二塁打:なし

 1 (三)成岡【11】
 2 (中)宮本【19】
 3 (遊)住吉【51】
 4 (左)福田【 9 】
 5 (一)筒井【18】
 6 (投)横井【 6 】
 7 (指)藤本【 5 】
 8 (捕)柴川【 4 】
 9 (二)滝村※
10(右)永山【36】
※は助っ人

★ハーツ三賞★
敢闘賞=柴川(強烈に三遊間破り、チーム初安打)
守備賞=宮本(大飛球を含め2本処理の安定感)
山平賞=筒井(中前にはじき返すクリーンヒット)

 打撃好調の兵藤と大魔神・高松を欠いての布陣ながら、成岡、宮本といった久しぶりのメンバーも顔をそろえてのゲームとなった。
 宮本〔左下〕は、センターに入ると大飛球を含め2をさばき、まったくブランクを感じさせない相変わらずの安定の守備で、存在感を見せた。サードの守備に張り切る成岡〔中下〕も(結果が出なかったので本人としてはいささか不完全燃焼ではあろうものの)、最後はマウンドにも上がり〔右下〕、久しぶりに野球の感触を楽しめたことだろう。

 さて、この日の相手のソネッツは、トーナメント大会等にも出ていることをうかがわせる強豪で、常に前の塁を狙う積極的な走塁など、スキのない野球を見せ、ややハーツとは段違いの印象。結果としては、散発3安打で20点を奪われての完敗となった。

 ただ、ハーツが放った3安打は、柴川の早い球脚での三遊間突破〔左下〕、筒井のセンター前へのライナー〔中下〕、永山のセンター前〔右下〕と、それぞれに会心のきれいなヒットであり、自信になるものだろう。中でも永山のヒットは「スライダーを読んで狙い打った」とのこと。漫然と甘い球を待っているだけではなかなか打てない格上の投手に対して打席に立つ際には、この心構えは他の選手にとってもヒントになるかもしれない。

 投手では、先発・横井が3回で12安打、8四死球で15失点と大量点を失ったが、相手チームの打力と、アンパイアのゾーンが辛めだったこと、実質打ち取りながらヒットになった打球も少なくなかったことなどを考えると、基本的にはあまり気にし過ぎる必要はないように思う。
 ただ、7四球のうち5度は3球目でカウント3-0になっているので、ここをいかにしてせめて2-1にできるかは課題かもしれない。この日リリーフでマウンドに立ち、好投を見せてくれた滝村選手の投球も一つのヒントになるが、例えば球速でも、軌道でも、球種でも何でもいいので何か打者の想像を裏切るようなボールを選択できれば、多少コントロールがアバウトでも、ストライクなりファウルなりを取れる可能性が広がるはず。例えば3球までのうち1球はそういうボールを選択してみるとか……。もしかしたら、そういう発想を持った方が、格上のチームに対しては、一生懸命にコースに決めようということばかりにとらわれるよりは楽になる可能性もあると思うがどうだろうか。
 格上相手のボロ負けはまあ仕方がないが、打者にせよ、バッテリーにせよ、せめてそこから何らか格上チームと戦う術は学んで立ち上がりたいところだ。

 あと一点、守備面で要確認のプレーが。無死満塁で、キャッチャー前にゴロが転がり、ホームを踏んで封殺となったが〔左下〕、そのあと一塁ベースががら空きになり〔中下〕、ゲッツーを逃した場面があった〔右下〕。

 これについては(以下しばらく、当事者ですので、ですます調でお送りします)、すみません。セカンドの藤本がカバーに行くベースを間違えました(自分の右側にスタートした流れで二塁ベースのほうに行ってしまいました)。
 満塁のときには、内野のフォーメーションは、打球がセンターラインより右(一塁)側に飛んだら時計回り、左(三塁)側に飛んだら反時計回り、が基本。ではこのときのようにセンターライン上だと? 実際刺しに行くのはまず三塁ランナー、そのあと打者走者、というケースが圧倒的に多いので、やはり一塁ベース側を手厚くする時計回りにすべし、ということになりますね。なのでセカンドは、二塁ベースはショートに任せて、一塁ベースカバーに行くべき場面でした。バント処理のケースに準ずると考えてもそうですね。今一度、「満塁でセンターライン上のゴロのとき、セカンドは一塁ベースカバー」を確認できればと思います。
 ただ、言い訳ではないですが、このときは点差がありすぎ「近くで1個アウト取りましょう」という指示で、バックホームと中間守備の両にらみのようなポジションだったかと記憶しています。ガチガチの前進守備のときは、セカンドが一塁ベースカバーに行くのは簡単ですが、中間守備のときは、けっこう二塁ベースに寄っていますし、センターライン上に打球が飛べば、そこから二塁ベース方向に一歩目が出るので、そこから切り返して一塁ベースカバーに向かっても、打者走者より少し早い程度のタイミングにしかならず、だったらファーストが戻ったほうが早いことは多々あります。ファーストも、まず打球を捕りに行くのは当然ですが、行きっぱなしではなく、もしキャッチャーなりピッチャーなりが処理するボールだと判断したら一塁ベースに戻る、というのを頭の隅に置いておいてもらうと、より安心、というところでしょうか。

 来週はいよいよGリーグ戦。兵藤、高松不在の状況は続くようだが、今季は不戦敗から始まっているだけに、残るメンバーで力を合わせて一戦必勝で行きたいものだ。

【文責・背番号5】

2018.04.07

04月07日 東京EAGLES戦 12-3

2018年04月07日 13:00~15:00
世田谷公園野球場B面(ホーム)
フリーマッチ
【南海ハーツ vs 東京EAGLES】

H 120 18  12
E 000 30    3

投:横井〔勝〕→今泉〔S〕
捕:柴川

本塁打:なし
三塁打:なし
二塁打:なし

 1 (中)今泉【63】
 2 (二)兵藤【23】
 3 (遊)住吉【51】
 4 (三)高松【49】
 5 (投)横井【 6 】
 6 (指)福田【 9 】
 7 (一)筒井【18】
 8 (捕)柴川【 4 】
 9 (指)藤本【 5 】
10(左) 森  【 0 】
11(指)久原【24】
12(右)永山【36】

★ハーツ三賞★
殊勲賞=横井(今季4度目の先発。3回零封で初勝利(3年ぶりの勝利))
敢闘賞=兵藤(打撃好調キープの2安打に2盗塁と快足発揮)
敢闘賞=久原(5回に見せた1イニング2盗塁を含む3盗塁&2回に適時打)
守備賞=筒井(4回、一ゴロを本塁封殺につなげた堅守。ショーバン送球処理も見事)
守備賞=高松(ファウルからフェアになった三塁線の打球を素早く処理。好判断で本塁封殺につなげる)
守備賞=福田(強風下、スライスする左飛を2回に渡り確実キャッチ)
山平賞=柴川(今季5試合目で初安打が2点適時打)

 ハーツは東京EAGLESを相手に12対3で快勝。見るからに屈強な韓国人選手がそろう打線に対し横井、今泉が踏ん張った。加えて5回に3安打&相手の7四死球につけ込み一気に8点を挙げるなど打線も奮起。まさに前週の週刊ハーツの文末通り、得意とする人工芝の世田谷公園での今季初戦を、スカッと飾った形となった。

 先発の横井〔左下〕は4四球ながら3回を零封。「ツーシームを巧く使えたことと、柴川君〔中下〕のリードがよく投げやすかった」とバッテリーの呼吸も合い、粘り強い投球を見せた。ただ、球数が67と多かったこともあり、永山監督は4回から今泉〔右下〕にスイッチ。立ち上がりこそ「横井さんの勝利を消してはならない」(今泉)重圧もあってか3点を奪われたが、持ち前のテンポの良い投球は健在。続く5回は無得点に抑え修正能力を発揮。大魔神・高松を温存させる好救援を見せた。

 攻撃では「月が変われば打てなくなる」と試合前に語っていた兵藤〔左下〕が2安打2盗塁。またチーム最年少・久原は2回に今季初安打となる左前適時打〔中下〕。4対3と詰められた5回は先頭打者として四球で出塁し二盗、三盗と立て続けに成功。さらに相手の暴投で本塁生還と激走〔右下〕。味方ベンチからの暴走を不安視する声も吹き飛ばす「嘘のような『本盗』の話」を体現。大量得点の呼び水となった。

 収穫が目立ったこの試合。2回には筒井が強烈な左前安打〔左下〕。また5回、柴川が巧みな流し打ち〔中下〕で右翼へ2点適時打。筒井、柴川はともに今季初安打となった。守りも最終回に代わったばかりの二塁・藤本〔右下〕がゴロを二塁封殺につなげるなど出場12人中11人に守備機会があり、一丸で守り切った。

 だが、この勝利にも「相手の自滅のおかげ」と永山監督に慢心はない。それもそのはず、次戦は好調維持する首位打者・兵藤や、温存に成功したはずの大魔神・高松、マルチプレーヤーの今泉らが不在。加えて遊撃手として堅守を見せているとはいえ住吉も投球できない状態は変わらぬままだ。こういった不安要素をどう乗り越えていくのか―。次もまたチームの底力が試されることになりそうだ。

【文責・背番号0】

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