週刊ハーツ

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2020.12.19

12月19日 アメーバ戦 7-4

2020年12月19日(土)12:00~14:00
豊島区総合体育場B面(ビジター)
フリーマッチ
【アメーバ vs 南海ハーツ】

H 002 50  7
A 002 02  4

投:久原〔勝〕-矢野-住吉
捕:筒井

本塁打:小西
三塁打:なし
二塁打:小西

1(投)久原【24】
2(中) 森  【 0 】
3(右)高松【49】
4(捕)筒井【18】
5(一)小西【29】
6(左)住吉【51】
7(三)横井【 6 】
8(二)藤本【 5 】
9(遊)矢野【32】

★ハーツ表彰★
殊勲賞=小西(エンタイトル二塁打から打ち直しの3ラン本塁打)
敢闘賞=住吉(3打数3安打5盗塁)
敢闘賞=藤本(三遊間&中前へクリーンヒット)
技能賞=久原(先発3回2失点で初勝利をマーク)
技能賞=森(火を噴くようなレフト前。打撃開眼気配?)
技能賞=横井(チャンス広げる左前打)
守備賞=森(スタートよく左中間のいい当たりを好捕)
山山賞=なし

動画はコチラ

 ハーツにとっての年内最終戦は、今季初対戦後に3度中止になり、「4度目の正直」でようやく対戦となったアメーバとのゲーム。助っ人なしで9人がそろったハーツは、久原〔中〕が先発のマウンドに上がった。

 久原は四球は時折出すものの、大きく制球を乱すこともなく、低めにボールを集めて2回を無失点と上々の立ち上がり。だがこの日はハーツ打線も相手の軟投派の先発投手にタイミングが合わず、チャンスは作るが決定打が出ない。初回は一死後、森の火を噴くような左前打〔左〕から二死二、三塁とするが小西が投ゴロ。2回は住吉〔中〕と横井〔右〕の連打で無死二、三塁と絶好の先制機をつかみながら後続3人が打ち取られた。

 それでもハーツは「もしも点が取れたら初勝利の権利に向けて久原の続投」の方針となった3回表、ようやく得点を奪う。相手が2番手投手に交代したところで、高松の四球と2盗塁で二死三塁とすると、筒井の内野ゴロの間に高松がかえり先制〔左〕。続く小西〔中〕は左中間を真っ二つに割る大きな当たり。グラウンドがフリーであれば文句なしにランニングホームランだったが、これが左中間にあるサッカーゴールに入る不運。エンタイトル二塁打となり、小西はベースを一周した後、二塁に戻されることになったが、捕逸で三進後、住吉〔右〕が俊足で稼いだ三塁内野安打で貴重な追加点を挙げた。

 初勝利へ向け3イニング目のマウンドに上がった久原だが、そうやすやすと勝利が手に入らないのが野球の難しいところ。失策と2四球で招いた二死満塁から、右中間への当たり〔左〕で前進守備のライトが追いつけずに2者が生還し同点。それでも3人目の走者は862の中継プレーでホームで刺し〔右〕、逆転は阻止。次の攻撃で勝ち越し点が入れば、久原が勝利投手になる可能性は残した。

 その4回表、ハーツはこの回先頭の藤本〔左〕が三遊間突破安打で出ると二盗、矢野の四球と捕逸で無死二、三塁。続く久原〔中〕の三ゴロの間に走者がかえり、勝ち越しに成功。さらに高松〔右〕の三塁内野安打でもう1点。

 そして二死二、三塁とした後、とどめを刺したのは小西〔中〕だった。レフトオーバーに見事に打ち直しの一撃。今度は無事に?3ランとなり、勝負は大きくハーツに傾いた。

 主導権を奪ったハーツは、4回は矢野〔左〕がつなぎ、先頭に四球を与えたものの、左中間の当たりをダッシュよくつかんだレフト森の好守もあって無失点。5回は、2点は失ったものの、住吉〔右〕が落ち着いて締め、勝利を手にした。

 この日のハーツは、さまざまにポジションを回しながらのゲームとなったが、「久原に初勝利を」のテーマの下、チーム一丸となった集中力のあるゲームを展開することができた。長打2本の小西のほかにも、住吉〔左〕は4回にも中前打を放ち3安打、藤本〔右〕も5回に中前打を放ちマルチ安打とするなど、この日もフルマスクの筒井を含め、参加者全員が勝利に貢献した実感を手にして年内を締めくくることができた。来年もそれぞれが持ち味を発揮し、力を合わせて勝利をつかむゲームを、1つでも多く作っていきたいところだ。

【文責・背番号5】

2020.12.12

12月12日 新宿ブンブン戦 1-5

2020年12月12日(土)13:00~15:00
石神井公園A野球場(ビジター)
フリーマッチ
【新宿ブンブン vs 南海ハーツ】

B 500 000  5
H 000 010  1

投:矢野〔負〕-高松
捕:筒井

本塁打:なし
三塁打:なし
二塁打:森

1(三)横井【 6 】
2(遊)綿貫【14】
3(一)高松【49】
4(左) 森  【 0 】
5(捕)筒井【18】
6(二)太田【16】
7(投)矢野【32】
8(中)滝村※
9(右)土井※
※は助っ人

★ハーツ表彰★
殊勲賞=なし
敢闘賞=森(4回裏、高松監督の四番抜擢に応えた左中間二塁打!)
技能賞=筒井(6回裏の最終打席できっちりセンター前ヒット。さすが「本家四番」)
守備賞=矢野(守備賞2回分に相当? ショートでは広い守備範囲、やわらかな捕球。中継では超強肩のダイレクト本塁送球)
守備賞=太田(気づくとちゃんとセカンドベースカバーに入っている。3度も二封できた蔭には、堅実な太田関守の貢献あり)
山山賞=なし

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 Gリーグ終了後、初のフリーマッチとなった12月12日。ハーツは石神井公園A野球場で新宿ブンブンと対戦。結果は1対5で無念の敗戦となった。ハーツ打線は相手・木津投手の術中に完全にはまった形で、2安打と沈黙。ブンブンの巧みな試合運びに屈する結末を迎えた。それでも守備で随所に好プレーが見られるなど収穫もあった。

 ハーツは、たびたび助っ人で参戦してくれる滝村、そして矢野の大学時代の友人である土井を加え、9人の布陣で臨んだ。
 その中で、先発マウンドを任されたのは前回(11月28日)、Gリーグ最終戦となったTEAMシゲル戦で初先発ながら好投を披露した矢野〔左〕。勢いそののままに相手一番を三振、続く二番打者のショートゴロを綿貫がキッチリさばき簡単に2アウトを取る。しかしここから相手クリーンナップにまさかの3連続四球で満塁の窮地。ここで迎えた六番打者に左中間へ二塁打〔右〕を浴び2点を献上。さらにポテンヒットやレフト前打とブンブンのベテラン打者勢に、速球を巧く合わせられ、この回計5失点。太田が二塁の守りについた2回から4回の3イニングは立ち直り、無得点に抑えただけに、悔いの残る初回となった。

 反撃したいハーツ打線だったが、この日は前述のブンブン・木津投手〔中〕を攻略できず。18アウトのうちサードゴロが7個、ピッチャーゴロが5個に外野フライが4個。完全に打たされてしまった。

 例えば、この日、前述のシゲル戦で「疑惑の準MVP?」と味方に言われながら、高松監督から四番に指名された森。4回裏の打席で今季、初長打となる二塁打〔左〕〔中〕〔右〕を左中間へ運ぶも、それを見てか第3打席の6回裏、ブンブンの守備陣は完全に左中間を閉めるポジショニング。がら空きの右中間に運ぶ技術もなく、失策で出塁はできたとはいえ、レフト正面のフライに打ち取られた。

 唯一の得点シーンは5回裏、矢野の友人・土井が放ったライトへの犠牲フライ〔左〕。これは先頭打者の矢野が四球で出塁すると、すかさず二盗、三盗成功。1死となり、打席には土井。1打席目は三振だったが、筒井のアドバイスも奏功したのか、キッチリ修正してのライトへ運ぶ一打。土井に打点をつけたいと矢野も好スタートを切りホームインした〔右〕。しかし三塁へ走者を進めたのが、この一度だけ。「打てないときこそ機動力で打開する」。その重要性を痛感させられる場面だった。

 また、この試合、好材料だったのが守備。なんとノーエラー(失礼承知で…)。ケガを抱えたショート・綿貫からセカンド・太田〔中〕への封殺が2度。これを含め太田は3度のフォースプレーでアウトを奪うなど、常にチーム最年長記録を更新していく機敏な動きは健在だった。

 そして何といっても矢野のショート守備。高松〔左〕にマウンドを託した5回表。ショートに就いてすぐに2つのゴロをやわらかなグラブさばきで処理。極めつきは2死一塁で、当たっている相手六番にセンターオーバーの大飛球を打たれた直後の中継プレー。クッションボールに対応した滝村からの返球を受けとるとセンター定位置前目の距離からまさに“矢野ような送球”を発動。捕手・筒井の構えるミットにダイレクトで収まる「奇跡のバックホーム」〔右〕で見事、得点を阻止したのだ。横井が「ハーツの根尾か新庄か」と表現するのも、うなずける輝きを放った(※ちなみに1996年夏の甲子園決勝で「奇跡のバックホーム」を決めたのも松山商の“矢野”選手)。

 随所に好プレーを見せることはできたが、完敗。Gリーグで2勝できた相手だからといって草野球の世界で「必ず勝てる」はないことを改めて思い知らされた。こうした教訓を得たのが公式戦でなかったことが不幸中の幸いか。相手チームの完璧な試合運びをしっかり学び、来季のGリーグ優勝奪還への糧としたいところだ。

【文責・背番号0】

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