週刊ハーツ

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2017.11.25

11月25日 新宿Bepps戦 3-5

2017年11月25日 14:00~16:00
明治百合ヶ丘総合野球場(ビジター)
フリーマッチ
【新宿Bepps vs 南海ハーツ】

H 200 100 0  3
B 212 000 x  5

投:住吉〔負〕→高松
捕:福田→柴川

本塁打:なし
三塁打:なし
二塁打:なし

 1 (中)柴川【 4 】
 2 (二)高松【49】
 3 (投)住吉【51】
 4 (一)岩本【 1 】
 5 (捕)福田【 9 】
 6 (三)筒井【18】
 7 (左)古川※
 8 (指)宮本【19】
 9 (遊)横井【 6 】
10(指)太田【16】
11(右)永山【36】
※は助っ人

★ハーツ三賞★
敢闘賞=高松(駆けつけ一本に、仁王立ちの好リリーフ)
守備賞=古川右翼手(久しぶりの実戦でもこれぞ野球経験者、的確な判断でライトゴロ達成)
山平賞=宮本(スマートに、紳士に、この日も巧みなバットコントロールで左前打)
山平賞=筒井(力強い打撃と、ぶれない内野守備。本気で“カムバック賞”狙ってます)

 筒井選手の地元とも言える百合ヶ丘。球場はまさに小高い丘の上にあった。慣れない場所でもあり、各選手はグラウンドに辿り着くのに苦戦。プレイボールぎりぎりで9人ラインが揃い、試合は無事に始まる。
 いきなり魅せたのは2番高松だった。着替えたばかりのユニフォーム姿でバット一閃〔左下〕。センター前ヒットで出塁すると、3番住吉も続く。こちらも綺麗にレフトへ打ち返し〔中下〕、一死一二塁。この後、エラーも絡み、ハーツが2点を先制する。
 2回表には8番宮本も剣士のようにスパッと速球を捉え〔右下〕、レフト前へライナーヒット。本格派の投手相手に、ハーツ打線も負けていない。

 しかしこの日は、もう一つの敵がいた。それは逆光である。バックネット後方に太陽が位置し、内野陣〔左下〕、特に投手の住吉〔中下〕は初回から眩しい光に苦しめられた〔右下〕。上の攻撃時と下の守備時における写真の明度の違いで一目瞭然だろう。エラーも絡み、1回から3回にかけて小刻みに失点し、ハーツは2-5と劣勢に。

 ハーツの反撃は4回だ。先頭の“帰ってきた4番”岩本が渋い内野安打〔左下〕で出塁すると、6番筒井もバチン!としっかりミートし、ライト前へ〔中下〕。このチャンスに、横井の誘いで助っ人として来てくれた7番古川アントニオ君が、左打者のお手本のような美しいセンター前タイムリー〔右下〕で1点を返し、3-5と追い上げる。

 打撃でリズムに乗った古川選手は、守備でもキラリと光っていた。6回裏にライト前に転がった打球を素早く処理し、ライトゴロに仕留める〔左下〕。ライトゴロといえば、“静かなるレーザービーム”兵藤の専売特許だったが、この日、左→中→右と外野を横断した古川君は、ここが俺の場所と言わんばかりの好プレーで、ハーツのおじさん達をビックリさせる。
 そして百合ヶ丘でも大魔神のリリーフエース高松〔中下〕は、この回から登板し、見事に三者凡退。シーズン後半は常に安定した投球で、チームに貢献し続けている。一方、Beppsにも勝利の女神がいた。最終回、豪腕エースからのバトンを引き継いだ女性投手の前に、ハーツ打線は2三振を喫し、追い上げ及ばずだった〔右下〕。

 南海ハーツの今シーズンも残すところ2試合。次はGリーグ最終戦が待っている。連勝街道まっしぐらの中野マシンガンズ相手に、有終の美を飾れるか。その期待とともに、各選手の個人記録もそろそろ気になってくるところだ。

【文責・背番号6】

2017.11.18

11月18日 中野マシンガンズ戦 5-11

2017年11月18日 12:00~14:00
哲学堂公園野球場A面(ビジター)
フリーマッチ
【中野マシンガンズ vs 南海ハーツ】

H 000 302 0  5
M 100 064 x 11

投:住吉→柴川〔負〕→横井
捕:綿貫

本塁打:なし
三塁打:なし
二塁打:藤本

1(遊)柴川【 4 】
2(右)兵藤【23】
3(投)住吉【51】
4(三)高松【49】
5(一)筒井【18】
6(二)藤本【 5 】
7(捕)綿貫【14】
8(中)横井【 6 】
9(左)永山【36】

★ハーツ三賞★
敢闘賞=藤本(二塁打含む2安打、1得点)
守備賞=住吉(強肩を生かした中継プレーで本塁に走者を刺す)
山平賞=横井(左打席で反撃口火の左前打)
山平賞=藤本(セカンドで珍プレー連発)

 当初は、「勝てば優勝」の条件でのGリーグ戦。天気が心配される中ではあったが、ハーツナインはそれぞれにテンションを高めてグラウンドに集った。ところが、この日はゲーム開始時間に相手チームの人数がそろわず。マシンガンズさんからの不戦敗の申し出を受け、Gリーグとしては延期(今後、雨等で試合が成立しない場合はハーツの不戦勝とする)とし、練習試合に変更してゲームを行うことになった。

 初回に1点を失ったハーツは、1回の二死一、二塁で筒井〔左下〕が三直、2回の一死二塁で横井が遊直と、チャンスでいい当たりが捕られる不運もあり、3回まで無得点が続く。
 しかし4回、ハーツは反撃を開始。一死から筒井が四球で出ると、続く藤本〔中下〕が右翼線に落とす二塁打。綿貫の投ゴロが敵失を誘って同点となったあと、なお二死二、三塁から永山の左前2点適時打〔右下〕で逆転に成功した。

 ハーツの先発・住吉〔左下〕は、2回以降は、ピンチもあったものの、得点は許さず。ゲーム前半は、ハーツがリードを奪って終わった。だが5回、ハーツがピッチャーを代えたところからゲームの潮目が代わる。2番手の柴川〔中下〕は、制球が安定せず、四球で走者をためてピンチを招いたことでリズムを失い、6失点して逆転を許した〔右下〕。

 ハーツも6回表に左打席に立った横井〔左下〕の左前打と永山〔中下〕の左前打で好機を作り、内野ゴロと敵失で2点差としたが、その裏からマウンドに上がった横井は、丁寧に外角にボールを集めて頑張りを見せたものの〔右下〕、せっかく打ち取った打球も、セカンドの藤本がお手玉を連発し、さらにはアンダーハンドトスでまで悪送球をするなど散々足を引っ張ってしまったことで4失点を喫し、ハーツは最終的には5対11の逆転負けとなった。

 最後は崩れてしまったハーツ守備陣だが、ゲーム途中では、長打の走者を2度、ホームで刺す〔左下〕というプレーも見せた。1度目は右中間への打球を、横井から藤本、柴川、綿貫とリレー〔中下〕。2度目は、左越えの当たりを、永山からの返球をつないだ住吉がロングスローでホームに刺した〔右下〕。1本目は柴川、2本目は綿貫がカットマンを的確に動かすなど、しっかりと声を出して指示をしたことが功を奏した。

 この日、自力でVをつかむことはできなかったハーツだが、試合後に、優勝を争っていたTEAMシゲルが敗れたという報が入り、この時点で優勝決定を知ることになった。

 何とか、前半戦の貯金を生かして逃げ切る形でGリーグ6連覇を達成したハーツ。もちろん、群雄割拠の中、目標の6連覇を達成できたことは誇ってよいところだが、後半だけに限れば、ここまで1勝1敗1分けと、紙一重の戦いになってきていることも確か。他チームとの平均年齢の差を考えても、来季はさらに気合を入れてかからなければならなくなることは間違いないだろう。

【文責・背番号5】

2017.11.11

11月11日 新宿ブンブン戦 10-8

2017年11月11日 13:00~17:00
世田谷区総合運動場(ホーム)
Gリーグ 第7戦
【南海ハーツ vs 新宿ブンブン】(2試合目)

B 300 014 0  8
H 103 033 x 10

投:住吉→柴川→高松〔勝〕
捕:綿貫

本塁打:なし
三塁打:なし
二塁打:住吉

 1 (指)柴川【 4 】
 2 (遊)兵藤【23】
 3 (投)住吉【51】
 4 (三)高松【49】
 5 (一)筒井【18】
 6 (二)藤本【 5 】
 7 (捕)綿貫【14】
 8 (左)横井【 6 】
 9 (中)久原【24】
10(右)永山【36】

☆Gリーグ表彰☆
最優秀=高松(南海ハーツ)
 優秀=住吉(南海ハーツ)
 優秀=砂川(新宿ブンブン)

★ハーツ三賞★
殊勲賞=高松(4番として3打点、守護神として試合を締める。文句なしの二刀流)
敢闘賞=住吉(先発投手としてきっちり試合を作り、打でも勝負強さを発揮)
敢闘賞=兵藤(逆転タイムリーに、再逆転四球。勝利に大きく貢献)
守備賞=なし
山平賞=筒井(追加点の欲しいところで、見事に期待に応える。ファーストの守備も安定度抜群)

 前週の敗戦で、優勝へ向けて負けられない試合となった南海ハーツ。新宿ブンブン戦は乱打戦になることが多いのだが、この日もまさにそんな展開となった。グラウンドが2コマ確保できたこともあり、7回終了まで行う(その後は練習試合)というルールで、13:30にプレイボール。

 1回表、ブンブンは一死一三塁で、一塁ランナーのスタートが目に入った高松が三塁への牽制球を捕球できずボールがファールグラウンドに転がる間に1点を先制。二死二塁からはショートとセカンドの間に上がったフライを内野陣が捕球できず傷口が広がり、6番砂川選手がそこを逃さず、綺麗なセンター前2点タイムリー〔左下〕。一気に3点をリードする。
 しかしハーツも1回裏に一矢を報いる。四球で出た柴川が三進すると、4番高松が貫録のレフト前タイムリー〔中下〕。そして先発住吉の2回以降の粘りのピッチング〔右下〕が、さらなる反撃を生むことに。

 3回裏、先頭の10番永山がセンターの前にポトリと落ちるヒット〔左下〕で出塁すると、一死一二塁から3番住吉が完璧な当たりで左中間を破り〔中下〕、2-3と追い上げる。ここで頼れる男・高松がセンター前へ逆転タイムリー〔右下〕。4-3としてハーツが初めてリードを奪う。

 しかしブンブン打線はチャンスを確実にものにして、5回表に11番佐々木選手のタイムリーで同点に。勝利の女神はどちらに微笑んでもおかしくなかったが、ハーツは5回裏に2番兵藤のレフトへのクリーンヒット〔左下〕で5-4と勝ち越し。つづく住吉のセンターフライでは、俊足の三塁ランナー柴川がスタート良くホームイン〔中下〕。そして永遠の野球少年・5番筒井のセンター前タイムリー〔右下〕で止めを刺したかと思われた。

 いやいや、勝負はここからだった。ハーツは夏から秋にかけて構築した勝利の方程式で、6回に住吉からセットアッパー柴川にスイッチ。しかし三茶から大蔵まで長距離移動となった柴川は制球が定まらない。3連続四球でランナーを溜めると、1点を失い7-5となり、迎えるはブンブンの黄金ルーキー砂川選手。新人対決はド派手な結果となった。柴川渾身の一球を砂川もフルスイング〔左下〕。打球はライトへグングン伸び、なんとフェンス越え〔中下〕。逆転3ランとなり、土壇場でブンブンが8-7と再逆転。この時点で“ルーズヴェルトゲーム”と同じスコアに。
 ハーツ万事休すかと思われたとき、再度、勝利への手綱を引き寄せたのは、成城の大魔神・高松投手だった。柴川からバトンを引き継ぐと、落ち着きはらったマウンド捌きで次のバッターを投ゴロに打ち取り〔右下〕、ハーツの攻撃に望みをつなぐ。

 6回裏はブンブンもエース小野沢投手から砂川投手にリレー。この日5打点の砂川選手はここで抑えれば、まさに投打のヒーローとなるところだった。しかし野球は筋書き通りには進まない。先頭の8番横井がバントの構えも見せつつ四球で出ると、こちらも3連続四球。無死満塁から三塁ゴロエラーで同点とすると、兵藤がしっかり球を見極め〔左下〕、押し出し四球で久原がホームを踏み〔中下〕再々逆転。ハーツはさらに1点を加え、10-8に。
 最終回となった7回表、ブンブン打線は粘りを見せ2安打を放つが、最後は守護神高松が低めいっぱいに決まる球で見逃し三振とし〔右下〕、もつれにもつれたシーソーゲームを南海ハーツが制した。

 薄氷の勝利を手にした南海ハーツはGリーグのポイントを23に伸ばした。しかし優勝を争うTEAMシゲルも同時間帯に勝ったため、こちらのポイントも22で1差は変わらず。ともに残り1試合ずつ。今季のGリーグは最後の最後までわからない展開となった。次週、天候に恵まれれば、優勝トロフィーの行方が決まる。

【文責・背番号6】

2017.11.04

11月04日 TEAMシゲル戦 1-3

2017年11月04日 15:00~17:00
東綾瀬公園野球場(ビジター)
Gリーグ 第6戦
【TEAMシゲル vs 南海ハーツ】(2試合目)

H 000 001  1
S 000 30X  3

投:住吉〔負〕→柴川
捕:綿貫

本塁打:なし
三塁打:なし
二塁打:兵藤

 1 (遊)柴川【 4 】
 2 (捕)綿貫【14】
 3 (投)住吉【51】
 4 (三)高松【49】
 5 (左)松尾【17】
 6 (一)筒井【18】
 7 (中)横井【 6 】
 8 (指)藤本【 5 】
 9 (二)兵藤【23】
10(右)永山【36】

☆Gリーグ表彰☆
最優秀=稲垣(TEAMシゲル)
 優秀=山口(TEAMシゲル)
 優秀=兵藤(南海ハーツ)

★ハーツ三賞★
敢闘賞=兵藤(チーム唯一の長打を放つ)
守備賞=松尾左翼手(往年の好守を連発)
守備賞=高松三塁手(土グラウンドでも堅実)
山平賞=柴川(チャンスを広げる投前犠打)

 Gリーグ戦ここまで無傷のハーツ。この試合に勝てば優勝決定という一戦だったが、ここ数試合、貧打の続くハーツ打線は、相手先発の稲垣投手〔左下〕のズシリとくる速球に力負け、最終回の反撃も及ばず、1-3で敗れ、優勝決定とはならなかった。

 初回ハーツの攻撃は、柴川、綿貫の一、二番が連続三振。住吉の内野安打、高松四球で二死一、二塁のチャンスを迎えたが、続く松尾が三振に倒れ先制ならず。2回は三者三振であえなく終了。3回は先頭、兵藤が三塁線を破る二塁打〔中下〕で出塁、永山も四球を選び、一番柴川が投前犠打〔右下〕で、一死二、三塁の絶好機をつくる。迎えるは右打ち名人の綿貫。その二球目は相手捕手のミットを大きくはじく暴投。ところが三塁走者の兵藤はホームへスタートをきれず逡巡。綿貫、住吉と倒れ、先制点を奪うことができなかった。

 ハーツの先発は住吉〔左下〕。緩急をつけた投球にバックの堅い守りもあり、3イニングをゼロに封じてきたが、4回、2本の二塁打〔中下〕〔右下〕を含む3安打を集中され、3点を失った。

 ハーツは最終6回、一死から住吉〔左下〕、高松〔中下〕が四球で出塁。続く松尾〔右下〕の内野安打と相手守備の乱れで1点を返したが、筒井、横井が倒れ、悔しいゲームセット。この結果、Gリーグのポイントは、ハーツが19、シゲルが18で全くわからない展開となった。ともに2試合を残しており、ここからの一戦が大事になってきた。

 ハーツのカギは、何と言っても打線につきる。湿り切った打線に活を入れるラッキーボーイの登場に期待したい。

 この試合の終盤にはヒヤリとするシーンがあった。5回、永山のこめかみ付近を襲う死球。メガネのフレームがクッションとなり、直撃は免れたが、大事をとって臨時代走を送ることとなった。気になる永山のその後の経過だが、本人によれば大事には至っていないようであり、ひと安心。永山監督の好采配に影響はなさそうだ。

【文責・背番号23】

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