週刊ハーツ

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2017.06.24

06月24日 TEAMシゲル戦 9-6

2017年06月24日 13:00~15:00
世田谷公園野球場A面(ホーム)
Gリーグ 第4戦
【南海ハーツ vs TEAMシゲル】(1試合目)

S 020 120 1  6
H 202 041 x  9

投:住吉〔勝〕
捕:綿貫

本塁打:綿貫〔1号〕
三塁打:宮本
二塁打:高松、岩本、森

 1 (二)横井【6】
 2 (指)宮本【19】
 3 (三)高松【49】
 4 (遊)岩本【1】
 5 (左)福田【9】
 6 (一)筒井【18】
 7 (指)伊藤【15】
 8 (投)住吉【51】
 9 (中)森 【0】
10(捕)綿貫【14】
  (右)兵藤【23】守備のみ

☆Gリーグ表彰☆
最優秀=横井(南海ハーツ)
 優秀=高松(南海ハーツ)
 優秀=長谷川(TEAMシゲル)

★ハーツ三賞★
殊勲賞=高松(逆転許した5回に勝ち越し二塁打)
殊勲賞=横井(4打数4安打、シュアな打撃が完全復活)
敢闘賞=綿貫(先発住吉を辛抱強くリード。本塁打に粘りの2四球)
敢闘賞=住吉(10安打浴びながら我慢の投球、完投勝利)
守備賞=筒井一塁手(三塁手、遊撃手からの際どい送球も確実捕球)
守備賞=高松三塁手(三遊間寄りの打球を軽快な動きでさばき、魅せた)
山平賞=宮本(初回、遊撃ゴロで瞬時の判断良く生還)

 今季もGリーグ戦好調の南海ハーツ。開幕4連勝をかけて、心の本拠、世田谷公園でTEAMシゲル戦に臨んだ。

 ハーツは1回裏、一番横井が左前安打〔左下1〕で出塁、二盗を決めると、二番宮本は中堅手の頭を超す三塁打〔中下1〕でたちまち先制。宮本は四番岩本の内野ゴロで判断良くホームに還り、幸先よく2点目を加えた。2回に同点に追いつかれたハーツだが、3回一死から綿貫の狙いすました右打ち〔右下1〕が相手右翼手の頭上を越え、球は転々、綿貫の今季1号本塁打〔左下2〕となった。二死からはこの日2本目の安打で出塁の横井〔中下2〕を三塁に置き、三番起用の高松が懸命に一塁を駆け抜ける内野安打〔右下2〕で追加点をあげ、ハーツが4-2と勝ち越した。


 しかし打線に切れ目のないシゲルも反撃。五番長谷川選手の2本の長打(二塁打、本塁打〔左下1〕)などで4回、5回に得点を重ね、5-4とハーツを逆転した。1点のビハインドで迎えたハーツ5回裏の攻撃。この回先頭の森〔中下1〕は、投手ゴロかと諦めそうな一打にも全力疾走、相手の緩慢な動きにも助けられ内野安打とすると、二盗、横井の3本目となる安打〔右下1〕で三進、続く宮本の内野ゴロの間に同点のホームを駆け抜けた〔左下2〕。さらに一死二三塁で迎えるは高松。力強い一打は左中間を切り裂く適時二塁打となり〔中下2〕、ハーツが勝ち越しに成功する。四番岩本も左翼手の頭上越え二塁打〔右下2〕で続き、この回一気に4点をあげ、ハーツが再び、8-5とリードを奪った。

 6回にもハーツは二塁打で出塁の森を三塁に置き、横井が適時打を放ち〔左下〕、リードを広げた。
 ハーツの先発、住吉〔中下〕は10安打を浴びたが、軽快な球さばき、落ち着いた送球で盛り立てる高松、岩本の三遊間、危ういタイミングの送球にも慌てず確実にひとつのアウトをものにする筒井の一塁守備などに励まされ、一度も連打を許さず、最後まで投げ抜き、完投勝利を飾った。

 この日のハーツの勝因は、逆転を許した5回にチーム一丸となって4点を奪った集中力が大きいが、7本の内野ゴロを完ぺきにさばいた三遊間の守備はいつにもまして輝いていた。走塁面でも、若手から還暦プレーヤーまで、全力疾走はいうにおよばず、好判断の進塁を随所に見せた。
 走攻守すべてにおいて、ハーツの良さが目立った一戦だった〔右上〕。

 この試合でハーツ17年シーズンの前半戦が終了。開幕早々、負傷者が続出、メンバー確保も危うい試合が何ゲームも続いたが、Gリーグ戦全勝で折り返すことになった。前半戦終盤には若手入団希望者の参加もあり、シーズン後半に向けてさらなる期待が高まるハーツである。

【文責・背番号23】

2017.06.17

06月17日 あしたば戦 7-5

2017年06月17日 13:00~15:00
世田谷公園野球場A面(ホーム)
Gリーグ 第3戦
【南海ハーツ vs あしたば】(1試合目)

A 110 101 1  5
H 160 000 x  7

投:住吉〔勝〕
捕:綿貫

三塁打:筒井

1(遊)横井【6】
2(指)宮本【19】
3(捕)綿貫【14】
4(三)高松【49】
5(一)筒井【18】
6(投)住吉【51】
7(左)久原【24】
8(中)森【0】
9(二)藤本【5】
  (右)兵藤【23】守備のみ

☆Gリーグ表彰☆
最優秀=筒井(南海ハーツ)
 優秀=住吉(南海ハーツ)
 優秀=吉岡(あしたば)

★ハーツ三賞★
殊勲賞=筒井(満塁走者一掃の右中間三塁打! 貴重な3打点)
敢闘賞=住吉(7奪三振で要所を締め、完投勝利)
守備賞=筒井(初回、ファーストゴロをがっちり捕球し、ピンチを救う)
守備賞=森(センターへのフライやライナーを安定の守備力で堅実にキャッチ)
山平賞=横井(逆転への口火を切る同点タイムリー&6回にバックアップから本塁補殺)
山平賞=宮本(2回裏、レフトへの価値ある勝ち越しタイムリー)
山平賞=綿貫(初回、ゲームを振り出しに戻す同点タイムリー&好リード、堅守)

 梅雨の合間できれいに晴れ渡った世田谷公園。南海ハーツはGリーグ第3戦に挑んだ。相手は好敵手のあしたば。
 1回表のあしたばは、一死二塁から今シーズン打率5割越えで絶好調の3番吉岡選手がレフト線ぎりぎりに入るライナー性の二塁打〔左下〕で1点先制〔中下〕。対するハーツも、1回裏に3番綿貫のセンター前タイムリー〔右下〕で1-1の同点とする。

 あしたばは2回表にも1点を奪いリードするが、その裏にハーツ打線がつながりを見せる。8番森のライト前などで一死満塁とすると、1番横井がスライダーを掬い上げ、レフト前タイムリー〔左下〕で同点。つづく2番宮本も巧みなバットコントロールでレフト前へ〔中下〕、3-2と勝ち越す。3番綿貫の押し出し死球を挟み、この試合の見せ場は5番筒井。二死満塁から走者一掃の右中間三塁打!〔右下〕で7-2と大きくリードを広げる。

 しかし、あしたば長堂投手はそこから立ち直り、4奪三振の力投で、以降ハーツに点を与えない。
 ハーツ先発の住吉〔左下〕は四死球こそ散見されるも連打を許さず、こちらも7奪三振で奮闘。特に3回表、あしたばの4番三好選手との対決では、緩急織り交ぜたピッチングで、速球系の後にブレーキの利いたカーブで三振を奪う〔中下〕など、試合を作っていく。長年の対戦で相手打線をよく知る捕手・綿貫の頭脳的なリードも光った。そして守りでチームに貢献したのがセンターの森。落下点への到達が的確で、前後左右どんな当たりにも対応、安定した守備で試合を引き締めた。

 試合は、あしたばが細かく1点ずつ返し、6回表二死で7-4。ここで二塁ランナーの恵美選手が三盗を試み、2番東岡選手の内野ゴロがヒットエンドランの形になり、恵美選手は一か八かで本塁を突く〔左下〕。バックアップの横井から綿貫への送球で間一髪アウト〔中下〕となり、最終回へ。
 粘るあしたば打線は、7回表、先頭打者の吉岡選手が三塁打でチャンスメイクすると、5番安藤選手がタイムリー左中間二塁打〔右下〕で2点差まで追い上げる。しかし住吉は最後の力を振り絞り、後続を抑え、南海ハーツがあしたばに7-5で勝利。

 ハーツは序盤にリードするも、あしたばに徐々に迫られる展開。お互いに攻守で力を発揮し、終始心地よい緊張感のある好ゲームとなった。どちらに勝利の女神が微笑んでもおかしくなかったが、この日は三軒茶屋の"Bacchus"がハーツに少しだけ味方したようだ。勝因を挙げるなら、ハーツは失点を各イニング1点までに止めた点だ。相手にビッグイニングを作らせなかったディフェンス面の粘りが勝利を引き寄せたといえる。

 ハーツ打線は、昨年入団の森〔左上〕、久原〔中上〕にヒットも出て、藤本もセンターから右へのヒット〔右上〕で好調維持。
 今年の南海ハーツはGリーグ3戦とも僅差で苦戦を強いられているが(それだけ各チームに力の差がない証拠といえる)、その中でしぶとく勝利をものにし、開幕3連勝できたのは、今後に向けてとても大きな意味がある。
 この日の結果で、南海ハーツはポイントを12まで積み上げ、Gリーグ首位に立った。しかし次週はこちらも無敗のTEAMシゲルとのリーグ戦。気を引き締めて、無敗対決に挑んでいきたい。

【文責・背番号6】

2017.06.10

06月10日 UN戦 16-9

2017年06月10日 15:00~17:00
上井草スポーツセンターD面(ホーム)
フリーマッチ
【南海ハーツ vs UN】

U 103 300 2  9
H 502 342 x 16

投:高松→為藤〔勝〕→住吉
捕:住吉→岩本

本塁打:為藤
三塁打:小林、岩本
二塁打:なし

1 (捕)住吉【51】
2 (指)藤本【5】
3 (三)岩本【1】
4 (投)高松【49】
5 (遊)為藤※
6 (一)松島※
7 (左)日下※
8 (中)小林※
9 (二)横井【6】
   (右)兵藤【23】守備のみ
※は助っ人

★ハーツ三賞★
殊勲賞=岩本(勝ち越し三塁打を含む3安打放つ)
敢闘賞=小林(満塁走者一掃の三塁打含み4打点)
守備賞=小林(安定感のあるセンター守備で3飛球さばく)
守備賞=横井(初回のピンチを好プレーで救う)
山平賞=藤本(いきなりライトゴロも、その後は4出塁3盗塁3得点)
山平賞=高松(急きょの先発マウンドも3回を2安打4失点とリード保つ)

 この日のハーツは欠席者が相次ぎ、助っ人選手4人の力を借りての試合成立となったが、ゲームでも助っ人選手が力を発揮し、連勝を3に伸ばした。

 ハーツは初回に1点を先行され、その裏も藤本がいきなりライトゴロに打ち取られるなど二死。しかし、岩本の内野安打と敵失などで作った二死二、三塁から助っ人パワーがさく裂した。為藤選手、松島選手〔左下〕、日下選手〔中下〕が3連打し逆転、なお満塁から、小林選手が右越えに走者一掃の三塁打〔右下〕、5対1としてゲームの主導権を握った。

 ゲーム中盤はハーツ助っ人の為末選手〔左下〕、相手打者にもそれぞれ本塁打が出るなど打撃戦となり、4回表を終わっていったんは7対7の同点となったが、4回裏、ハーツは四球と盗塁の藤本〔中下〕を二塁に置いて岩本が右越えに三塁打し〔右下〕、自前のメンバーで勝ち越し点。以降は四死球などで出塁した走者を助っ人勢が適時打でかえす攻撃が毎回のように続き、ハーツが大量16点を挙げて押し切った。

 ハーツ投手陣は、この日急きょ先発となった高松〔左下〕が、立ち上がりこそやや制球に苦しんだが、その後は得意の緩い球を織り交ぜて相手打者のタイミングを巧みに外し好投。リリーフ陣がいったん同点に追いつかれたため勝利投手は逃したが、責任を果たした。最終回締めに出た住吉〔中下〕が荒れ気味で2失点したのがやや気がかり。守備陣では久しぶりに内野を1試合守った横井が併殺の起点〔右下〕となるなど安定した守備を見せ、兵藤も徐々に実戦勘が戻ってきた感じをみせた。さらに岩本の紹介で助っ人に来てくれ、センターを守った小林選手が安定したフライの追い方で3飛球を処理。少し気が早いが、もしも今後も参加してもらえるとすれば、大きな戦力になりそうだ。

 この日は助っ人連の力で勝利を飾ったハーツだが、メンバーがなかなかそろわない状況の中、今週からはGリーグ2連戦。ベテランも若手も、それぞれがしっかりと持てる力を発揮して乗り切る以外に道はなく、いよいよ今季の正念場を迎えることになる。

【文責・背番号5】

2017.06.03

06月03日 日比谷ディアナーズ戦 9-5

2017年06月03日 15:00~17:00
野毛町公園野球場(ホーム)
フリーマッチ
【南海ハーツ vs 日比谷ディアナーズ】

H 004 401  9
D 200 111  5

投:住吉〔勝〕
捕:福田→綿貫

三塁打:住吉
二塁打:宮本、住吉、藤本

 1 (中)宮本【19】
 2 (左)横井【6】
 3 (捕)福田【9】
 4 (三)高松【49】
 5 (投)住吉【51】
 6 (遊)筒井【18】
 7 (一)藤本【5】
 8 (指)太田【16】
 9 (二)綿貫【14】
10(指)永山【36】
    (右)兵藤【23】守備のみ

★ハーツ三賞★
殊勲賞=住吉(二塁打、三塁打を含む3安打5打点&10奪三振完投勝利)
敢闘賞=宮本(逆転口火の二塁打含む2安打)
守備賞=太田(強烈な二塁ライナーをキャッチ)
山平賞=高松(2安打1四球で2得点)

 この日初対戦の日比谷ディアナーズは、大学での経験者から女性まで幅広いメンバーをそろえたチーム。常に3人の女性選手がラインアップに入り、ベンチも華やかで実に楽しそう。「オヤジ度100%」のハーツとしては、浮き足立つところがあっても不思議ではなかったが、ハーツは落ち着いたゲーム運びで勝利を手にした。

 ハーツは初回に2点を先行されたが、3回に先頭の宮本が右翼線に二塁打〔左下1〕を放って反撃開始。福田の左前適時打〔中下1〕で1点差とすると、高松も左前打〔右下1〕で続き、足も絡めて二、三塁。ここで住吉がセンターへ2点二塁打し〔左下2〕逆転、さらに三盗に敵失が絡んでこの回4点を挙げた。さらに4回、ハーツは一死一、三塁から横井が左前適時打〔中下2〕、なお二死満塁とすると、住吉が今度はライトへ走者一掃の三塁打〔右下2〕を放って突き放した。住吉は5打点の活躍。


 この日の住吉〔左下〕は、福田〔中下〕、綿貫〔右下〕のリードに導かれ、投げても見事な活躍。柵越えの一発を打たれるなど、時折長打を食う場面もあったが、リズムを保ちにくい女子選手に対しても丁寧にストライクを通し、6イニングで10奪三振。投手層の薄いメンバー構成の中、しっかりと完投を果たした。

 ハーツはこのほかにも、筒井が右前適時打〔左下〕で1打点、藤本が右中間二塁打〔中下〕、太田も強烈なピッチャー返し〔右下〕を打つなど、6回で11安打と打線はまずまず好調を維持。ただ、この先は、夏場に向けてメンバー不足が懸念される状況が続くだけに、これ以上の故障者を出さないことや、夏場の疲労をうまく分散させていくことができるかどうかが課題になってきそうだ。

【文責・背番号5】

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