週刊ハーツ

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2020.09.19

09月19日 YBC-67戦 8-9

2020年9月19日(土)12:00~14:00
外濠公園総合グラウンド(ビジター)
フリーマッチ
【YBC-67 vs 南海ハーツ】

H 321 02(6)  8(14)
Y 414 00       9

投:高松〔負〕-住吉
捕:綿貫-筒井

本塁打:なし
三塁打:なし
二塁打:筒井2、高松

 1 (遊)今泉【63】
 2 (捕)綿貫【14】
 3 (投)高松【49】
 4 (一)筒井【18】
 5 (左)住吉【51】
 6 (三)横井【 6 】
 7 (二)矢野【32】
 8 (中)宮本【19】
※守備を1名、YBC-67さんにお借りしました。ありがとうございます。

★ハーツ表彰★
殊勲賞=なし
敢闘賞=筒井(ポテンは一つもなし、すべて会心の3安打!)
技能賞=横井(打撃好調で2安打。ついに復活か!?…すでに何度も言われてる?)
守備賞=横井(サードで安定的な守備。本人も自信に)
山山賞=なし

動画はコチラ

 いつも対戦だけでなく、有志の練習にも誘ってくださるYBC-67さんとの試合。
 この週は人数集め、天候など、いろいろ不安な要素があったが、YBCさんのご協力もあり、無事に開催できた。
 試合は初回から点の取り合いで、どちらに勝利の女神が微笑んでもおかしくなかったが、ランナーを溜めたところで鋭いスイングからのタイムリーを重ねたYBC-67が紙一重の1点差で勝ちを収めた。YBCは南海ハーツ戦、初勝利。試合後の美酒で、宴も遅くまで続いたのではないだろうか。

 ジャンケン王子・綿貫がブルドラ戦に続き、先攻を勝ち取ると、ハーツは初回無死満塁で、4番筒井〔左〕がいきなりセンターへ2点タイムリー! 6番横井〔右〕もセンターへのライナーヒットで1点追加。3点を先制する。

 ハーツの先発は高松〔中〕。自信のある制球力で試合もコントロールしたいところだが、この日は普段に比べて調子がよくなく、四死球のランナーをタイムリーで返される苦しい展開。1回裏に4点を挙げられ、序盤から試合は荒れ模様。

 しかしハーツも負けていない。2回表、代わった若手の速球派サウスポーから、2番綿貫〔左〕が二塁手グラブの右横を絶妙に抜いていくヒットで、二塁ランナー今泉を迎え入れると、またしても筒井が左中間に大きな当たりのタイムリー二塁打〔右〕。泥臭くも真っ直ぐなプレーを信条とする筒井だが、この日の打球はまさに華やか。スラッガーとして誰もが憧れる打球を連発する。

 5-4と再びリードを奪ったハーツだったが、2回裏のYBCはノーヒットでしぶとく同点に追いつく。振り出しに戻った3回表、ハーツもノーヒットながら、7番矢野が四球から2盗塁で三塁に達すると、1番今泉〔左〕のセカンドゴロで生還。再度6-5とリードする。
 ここで打ち負けないのがYBCの強さ。3回裏、先頭から5番、6番が連続でライトにヒットを放つと、タイムリーと押し出しで7-6と再逆転。監督の高松は住吉〔中〕の救援を選択。押せ押せムードのYBCは、2番佐藤選手〔右〕がきれいなレフトへのヒットで2点を追加。9-6と主導権を握る。

 ここからは両投手が落ち着いたピッチングで、4回は初めて両チームとも無得点。
 そして5回表、またもや矢野が足を活かす。四球で出塁し二進後、牽制エラーの間に一気にホームへ〔左〕。今泉も積極的な走塁。なんと5回にも2つの盗塁を決め、計5盗塁。いずれも得点に絡み、各選手が自分の持ち味を発揮した。そしてここまで我慢の打席を続けてきた3番高松〔右〕が、しぶとく三塁への内野安打で打点を挙げ、8-9の1点差に。粘りの大切さを体現した。

 住吉は5回裏も無失点で、逆転へ望みをつなぐ。
 6回表、ハーツ打線が諦めない打撃を披露する。四球と野選で満塁とすると、8番宮本〔左〕がきっちり見極め、押し出し四球で同点。今泉の一塁ゴロもホームでの野選となり、住吉が生還し10-9と逆転。さらに1点追加すると、ここで不動の3、4番が意地を見せる。高松〔中〕がレフトへの2点タイムリー二塁打。時間のためラストバッターを宣告された筒井〔右〕は1球で仕留め、猛打賞となるセンターフェンス直撃のタイムリー二塁打。試合終盤で見せたクリーンアップの集中力は、自チームながら見事だった。
 この瞬間に14-9までリードを広げるが、6回表の得点はカウントされないため、記録上はYBC-67が9-8で南海ハーツに勝利。点を取り合いながらも接戦という、草野球の醍醐味に満ちた試合と言えよう。

 乱打戦とはなったものの、守備陣は随所で良いプレーを見せた。
 セカンドの矢野が後方への高いフライを諦めずにあと一歩まで追うなど、前後左右の動きに内野手らしい安定感がある。ショートの今泉には初回から強い打球が襲ったが、常に足を動かし、広い守備範囲でゴロもフライも処理をする。バックアップへの意識も素晴らしい。センターの宮本は2回のピンチに確実にフライを捕球し、YBCの反撃を止める。捕手を二人体制で務める綿貫と筒井は蒸し暑いなか、ショートバウンドを体で受け止め、巧みなハンドリングでなかなか後ろに逸らさない。
 そして、この日はとにかくサードへ打球が飛んだ。横井は数試合前の反省を胸に、前への打球に積極的に挑み、アウトを重ねていく。3回にはYBCの3番萩原選手が三塁線に放った二塁打コースの強烈な打球に飛びつき、グラブで叩き落とすと、一塁送球も間に合い、ピンチを切り抜ける。前週の日曜日にYBC-67の大島さんにお誘いいただき、住吉とともに同じ外濠公園での合同練習に参加したことが実ったようだ。そして投手住吉と、遊撃手今泉のアイコンタクトによる牽制タッチアウトのプレーも連係が際立った。
 点の取り合いのなかで、守備を堅実にこなしていく各選手の意識は、今後の試合に必ず役立っていくものと思う。秋にもグラウンド上で、多くの稔りを見つけていこう。

【文責・背番号6】

2020.09.05

09月05日 ブルードラゴンズ戦 10-5

2020年9月5日(土)14:00~16:00
世田谷公園野球場B面(ホーム)
フリーマッチ
【南海ハーツ vs ブルードラゴンズ】

H 710 100 1  10
B 000 032 0   5

投:住吉〔勝〕-今泉-松尾
捕:綿貫-筒井

本塁打:なし
三塁打:なし
二塁打:小西、綿貫

 1 (中)久原【24】
 2 (一)松尾【17】
 3 (指)高松【49】
 4 (指)筒井【18】
 5 (左)小西【29】
 6 (遊)今泉【63】
 7 (三)横井【 6 】
 8 (投)住吉【51】
 9 (捕)綿貫【14】
10(右)兵藤【23】
11(二)矢野【32】
12(指)藤本【 5 】
13(指)山口【31】
14(指)宮本【19】
15(指)太田【16】

★ハーツ表彰★
殊勲賞=住吉(先発投手として4イニング無失点。右守備でも好プレーを連発し、チームを勝利に導く)
敢闘賞=久原(初回、1番打者として脚力を活かしたセーフティーバント&一塁へのヘッドスライディング。勝利への執念を体現し、チームを鼓舞)
敢闘賞=小西(初回、相手投手も脱帽の左中間を深々と破る二塁打を放ち、大量得点にはずみをつける)
敢闘賞=綿貫(得意のジャンケンで先攻をゲット! 警戒シフトの中でも得意の右打ちでマルチ安打)
技能賞=横井(監督のゲームマネジメントにきっちり対応。試合直前のグラウンド確保、試合では複数ポジションを堅実にこなし、チームに貢献)
技能賞=山口&藤本(揃って1安打。本家はコンビ解消も、ハーツのエンターティナーコンビはまだまだ健在か!?)
守備賞=矢野(内野手らしい軽快なステップで打球をさばく)
山山賞=なし

動画(前半)はコチラ
動画(後半)はコチラ

 当初の試合開始時刻にゲリラ豪雨予報が出たため、急遽、試合開始時刻を早めることになったが、両チームともに選手の確保が整い、14時10分のプレイボールで始まった。

 昨年の同カードでは苦杯をなめたハーツだったが、監督の期待通り、綿貫のジャンケン勝利で先攻をとると、1番打者久原の執念の内野安打をきっかけに、相手主戦に、初回だけで6安打を浴びせて大量7点を奪い、試合を有利に進め、住吉、今泉、松尾の投手リレーで逃げ切った。この試合は、開始時刻の繰り上げはじめ、15名の選手を使い分ける監督高松の打つ手がずべてに当たり、終盤、相手の反撃にあったが、気持ちのうえでは、完勝と言い切れるものだった。

 初回のハーツは、先頭の久原〔1左〕が内野安打で出塁、二盗、三盗を決め、続く松尾〔1中〕の中適時打であっさり先制。高松〔1右〕の内野安打でチャンスを広げると、筒井〔2左〕の内野ゴロ(記録は敵失)で1点を追加。この日5番に入った小西〔2中〕が左越え適時二塁打を放ち、さらに2人を迎え入れた。一死後、横井〔2右〕が内野安打で出塁、二三塁となっての住吉〔3左〕の一打は敵失を誘い走者2人が還り、6点目。さらに、じゃんけん勝利の大役を果たした綿貫〔3右〕が、得意のおっつけで中堅二塁打、さらに1点を加えた。

 2回は先頭藤本〔1左〕が右前打で出塁。二盗後、山口〔1右〕の振り逃げなどで、一死二三塁のチャンスをつくると、最高齢太田〔2左〕が遊撃を襲う適時打。4回には一死二塁で再び綿貫〔2右〕が右前適時打を放った。


 先発の住吉〔左〕は、ゆったりしたフォームから、直球、変化球ともに制球が安定、4イニングを被安打1、奪三振4、失点0に抑え込んだ。後を継いだ二番手、今泉〔右〕は代わり端、三連打を浴び3点を失ったが、[1-6-3]の併殺を完成させるなど、2イニングを投げ切った。

 そして最終7回を迎えて10対5、ハーツのリードは5点。マウンド上にはクローザーに指名された松尾〔左〕。しかし、簡単に終わらないところが、因縁のブルードラゴンズ(ブルドラ)戦なのか。
 先頭を四球で歩かせると、いきなりの一塁牽制は悪送球。しかしカバーに入った右翼手住吉は、二塁ベースカバーの遊撃小西に矢のような送球で、走者を二塁上で刺す〔右〕。続く打者の二塁打後、次打者が二塁後方に難しい飛球を打ち上げると、またしても住吉。ダッシュよく好捕し、ゲームセットまであと一人にこぎつけた。だが、この日の松尾はいっこうに安定しない。自ら死球、四球を与え、二死満塁のピンチを招いてしまう。

 ここで監督高松が動く。内野陣をマウンドに集め、松尾に檄を飛ばす〔中〕。この一言でスイッチが入った松尾はたちまち相手打者を追い込むと、最後は力ない内野飛球に打ち取り、試合終了。

 気になる監督高松の檄の内容だが、「初球ボールなら降ろす」だったそう。

 初回にあげた大量得点を、最後までハーツが守り切った一戦。試合全般を振り返れば、随所に好守が光ったハーツに対し、ブルドラは内野陣の乱れが主戦投手の足を引っ張るかたちになった。もし、当日朝の、試合開始時刻の変更が相手の守りに影響を与えたとすれば、この一戦を雨で流したくないというハーツの熱い思いがチームを勝利に導いたともいえよう。

【文責・背番号23】

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