週刊ハーツ

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2018.07.21

07月21日 LFD戦 2-11

2018年07月21日 16:00~18:00
夢の島野球場4面(ビジター)
フリーマッチ
【LFD vs 南海ハーツ】

H 100 001  2
L 020 54x 11

投:今泉〔負〕→住吉→柴川
捕:柴川→綿貫→今泉

本塁打:兵藤
三塁打:永山
二塁打:なし

 1 (左)久原【24】
 2 (二)兵藤【23】
 3 (遊)住吉【51】
 4 (三)高松【49】
 5 (右)綿貫【14】
 6 (一)筒井【18】
 7 (捕)柴川【 4 】
 8 (中)横井【 6 】
 9 (投)今泉【63】
10(指)太田【16】
11(指)永山【36】

★ハーツ三賞★
敢闘賞=兵藤(祝・南海ハーツ入団後初ホームラン!)
守備賞=久原(レフト線を抜けそうな当たりに追いつき、単打に)
山平賞=太田(果敢なスタートで最年長盗塁記録更新)

 猛暑が世間を騒がすなか、心地よい海風が吹き、16時スタートも相俟って、意外に過ごしやすかった夢の島野球場。
 初回の南海ハーツは、2番兵藤が会心の当たり〔左下〕。打球は左翼手の頭上を鋭く越えるライナー〔中下〕。兵藤は長い脚を生かして、ダイヤモンドを駆け巡る。ハーツ入団後初ホームラン〔右下〕となる記念すべき一打になった。

 真新しい63番のユニフォームに身を包み、ハーツの先発マウンドに登ったのは今泉〔左下〕。2イニングを2失点に抑え、先発投手としての責任を果たした〔右下〕。

 今泉を継いだ住吉も3回は三者凡退の安定したピッチング。しかし4回はLFDが粘りの打撃を見せ、計5得点。7-1とハーツを突き放した。5回を任された柴川は守備の乱れに足を引っ張られる場面もあり、自責はないものの4失点。ハーツは1-11と大量のビハインドを背負い、LFDに試合を決められる。

 最終の6回表に永山得意の引っ張り〔左下〕で、三塁打が飛び出し〔右下〕、それを起点にハーツはようやく1点を返すが、そこまで。2-11で投打に隙のないLFDの前に屈した。

 しかしハーツには渋い見せ場があった。3回表、四球で塁に出た太田が果敢にスタートを切る〔左下〕。相手捕手の肩は決して悪くなかったが、美しいスライディングで二盗成功〔右下〕。南海ハーツの最年長盗塁記録を今年も更新した。的確な判断と思い切りの良い走塁は、若手組も見習いたいところだ。

 また守備では3回の左翼線を抜けそうな当たりに、俊足のレフト久原が追いつき、単打に止めるナイスプレーが光った。久原は打撃も守備も試合ごとに確実に成長している。若さゆえの吸収力だけでなく、試合に臨むまでの地道な努力が結果に結びついている印象だ。
 1点を防ぐ守備、こういうところをきちっとやっておけば、接戦で試合後半に勝負を持ち込むことも可能になってくるだろう。今シーズンの南海ハーツは、取っても取られてもスコアに2桁が並ぶ試合が多く、大味な展開になりがちだが、Gリーグの後半戦は接戦を競り勝つ野球が必要になってくる。
 暑サニマケズ、夏場の1試合1試合を大切にし、今年のハーツ野球と呼べるものを形作っていきたい。

【文責・背番号6】

2018.07.14

07月14日 アウトローズ戦 10-6

2018年07月14日 15:00~17:00
下高井戸運動場B面(ホーム)
フリーマッチ
【南海ハーツ vs アウトローズ】

O 012 30  6
H 900 1x 10

投:住吉→今泉→高松〔勝〕
捕:柴川→横井

本塁打:久原
三塁打:なし
二塁打:兵藤

 1 (左)久原【24】
 2 (遊)今泉【63】
 3 (投)住吉【51】
 4 (三)高松【49】
 5 (一)筒井【18】
 6 (捕)柴川【 4 】
 7 (中)横井【 6 】
 8 (指)宮本【19】
 9 (二)藤本【 5 】
10(右)山口【31】
11(指)永山【36】
12(指)兵藤【23】

★ハーツ三賞★
殊勲賞=久原(初回、先制の先頭打者本塁打)
敢闘賞=兵藤(幸運な二塁打で、満塁走者一掃)
守備賞=山口(初回、右中間破りそうな打球を好捕)
守備賞=住吉(4回、一死満塁のピンチに、三遊間の痛打を好捕、併殺の起点となる)
山平賞=高松(3番手で登板、三者凡退で勝利投手)
山平賞=宮本(芸術的な三遊間破る安打)

 外気が肌に触れるだけで火傷しそうな猛暑のなか、ハーツ初回の攻撃がゲームを決めた。
 ハーツの先発は住吉。先頭打者にいきなり死球を与え暴投で二進を許す不安定な立ち上がりで、一死二塁から相手三番打者の打球は右中間へ。しかし右翼手山口は暑さをもろともしない俊敏な動きで好捕、失点を防いだ。

 その裏ハーツの攻撃。先頭の久原がジャストミート〔左下1〕した打球は、ワンバウンドで中堅手の頭を大きく超え、打球は転々〔中下1〕、反対面のグラウンドのベンチ脇まで。その間に久原は一気に本塁まで駆け抜けた〔右下1〕。この先制パンチに相手投手のリズムは崩れ、今泉、住吉、高松、筒井、柴川と、5連続四死球で2点を追加。一死後、藤本〔左下2〕が右犠飛を放ち加点。続く山口が歩いて二死満塁となったところで、たまりかねた相手チームは投手交代を告げるが、その代わりばな、永山が右前にはじき返し〔中下2〕この回6点目。さらに二塁後方に舞い上がった兵藤の打球〔右下2〕はワンバウンドで大きくはねる当たりとなって、走者一掃、ハーツの初回は一挙9点を挙げるビッグイニングとなった。


 ところが2回以降は、長崎北陽台出身、21歳二番手投手の勢いある投球に押され、出塁しても2イニング連続で一塁牽制死するなどハーツは追加点を奪えない。一方、ハーツ投手陣は2、3、4回と毎回失点を重ね、9-6と3点差まで迫られてしまう。しかし4回裏、相手3番手投手の制球の乱れと野手の失策から貴重な追加点をあげた。

 最終5回、ハーツのマウンドを守るのは大魔神、高松〔中下〕。テンポのよい投球に相手打線は手玉に取られ、あっさり3人で攻撃を終えた。10-6でゲームセット。高松が勝利投手の座を手にした。

 2ケタ得点で勝利をものにしたハーツだが、終わってみれば奪った安打は初回の3本以外は、宮本の芸術的な左前安打〔左下〕のみ。12四死球と相手投手の乱れに救われた格好だったが、初回の山口の好捕のほかにも、左中間を大きく破る当たりを三塁打にとどめた中堅手横井、遊撃手今泉、二塁手藤本の中継〔中下〕、一死満塁のピンチで痛烈な三遊間の当たりを好捕、6-5-2の併殺を演出した遊撃手住吉〔右下〕など、猛暑のなかでも集中力を失うことなく、失点を防いだ守りにも目を向けたい。

【文責・背番号23】

2018.07.07

07月07日 キッドナッパーズ戦 4-12

2018年07月07日 15:00~17:00
光が丘公園野球場D面(ビジター)
フリーマッチ
【キッドナッパーズ vs 南海ハーツ】

H 000 202   4
K 009 300  12

投:住吉→横井〔負〕→高松→柴川
捕:柴川→綿貫

本塁打:なし
三塁打:なし
二塁打:住吉

 1 (中)   森   【 0 】
 2 (二)兵  藤 【23】
 3 (投)住  吉 【51】
 4 (三)高  松 【49】
 5 (遊)横  井 【 6 】
 6 (右)綿  貫 【14】
 7 (捕)柴  川 【 4 】
 8 (一)藤  本 【 5 】
 9 (指)山  口 【31】
10(左)永  山 【36】
11(指)真々部【 8 】

★ハーツ三賞★
敢闘賞=住吉(打って二塁打含む3安打1打点、投げて2回ゼロ封)
守備賞=柴川(サードで強烈ライナーキャッチ&ファウルフライ背走好捕)
山平賞=柴川(リリーフで1回無失点)
山平賞=綿貫(6回に意地見せる2点適時打)

 日本中が豪雨の中、雨上がりのグラウンドではあったがゲームができ、永山や真々部ら久しぶりのメンバーを含め、11人が集まった。
 ハーツは1回表、二死から住吉〔左下〕が左前へ初安打するが無得点。打者1巡目はその1本のみで、キレ、制球ともにいい相手の先発投手〔中下〕に、完全に抑え込まれた。
 一方、ハーツ先発の住吉〔右下〕は、時々ボールが抜け、2死球はあったものの、それ以外は変化球をうまく使って、2回を3三振、ゴロアウト3個で無失点と、いいピッチングを見せた。

 ハーツはこの日は調整の意味合いがあり多くの投手を使ったが、3回からマウンドに上がった横井がつかまった。5四球に4安打がからみ、1イニングで9失点。時折いいボールもあったが、投げてすぐに見切られてしまうボールが多い点は変わらず。なんとかその部分を変えていきたいところだが……。

 投手陣では、4人目でマウンドに上がった柴川〔左下〕が、1回を1四球のみの無失点と好投を見せた。捕手〔右下〕としての需要もあるので、なかなかマウンドに上がる機会がないが、今後につなげていってもらいたいところ。また柴川は、この日はサードの守備でも、強烈なライナーや、難しいファウルフライを好捕し、いいところを見せた。

 3回まで抑えられていたハーツ打線は、4回に反撃開始。敵失と四球で作った無死一、二塁から、住吉の適時二塁打〔左下〕で1点、続く高松の三ゴロが野選を誘い、もう1点を返した。さらに四球と柴川の内野安打で二死満塁としたが、続く藤本は粘ったものの三振に倒れ、追加点はならず。ハーツはそのあとは2番手投手から最終6回に綿貫の適時打〔中下〕で2点を返したにとどまった。なお、攻撃ではこの日、久びさに顔を見せた真々部〔右下〕が左前にクリーンヒットを放った(そのあとは強引な走塁で憤死してしまったが……)。

 この日は、結果的に大敗とはなったが、3回の大量失点を除けば、集中力が切れる場面もなく、点差ほど悪いゲームではなかった。欲を言えばもう少し打線の調子が上がってほしいところだが、久しぶりに来た人を含め、少し夏の暑さに体を慣らすことができたという面では、意味はあるゲームだったと思う。

※この日は人数が11人いたのですが、終盤、二塁走者がいるのにランナーコーチがだれも出ていないケースがありました。兵藤さんと森君、今泉さん、小生あたりで、いつも概ねカバーはできていますが、出塁や打順の巡りの塩梅で立てないケースもあるので、特にバッテリー以外の選手は、ランナーコーチを頭から消してしまわないようにお願いします。 

【文責・背番号5】

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