週刊ハーツ

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2023.09.30

09月30日 中野マシンガンズ戦 5-10

2023年9月30日(土)15:00~17:00
羽根木公園B面(ホーム)
《筒井幹雄選手還暦記念試合》
【南海ハーツ vs 中野マシンガンズ】

H 003 020 0    5
M 005 410 x  10

投:筒井-兵藤-高松〔負〕-小西

 1 (三)高松【49】
 2 (捕)綿貫【14】→藤本【 5 】
 3 (遊)兵藤【23】
 4 (投)筒井【18】
 5 (二)小西【29】
 6 (中)矢野【32】
 7 (左) 森  【 0 】
 8 (指)岩田【36】
 9 (一)中原【44】→横井【 6 】
10(右)角田【 3 】

スコア:藤本(智)

★ハーツ表彰★
敢闘賞=筒井(4打席フルスイングに、ピッチャーとショートで活躍)
敢闘賞=小西(猛打賞で打撃上昇、好リリーフも)
敢闘賞=高松(先頭打者安打と二塁打。投手でも貢献)
技能賞=矢野(ライトへのエンタイトルツーベース)
技能賞=森(レフトへしぶといヒット。計2打点)
守備賞=中原(ファーストで難しい送球をナイスキャッチ)
守備賞=矢野(センターでこの日も好守連発)
辻本賞=渡部(長年にわたる、歴代還暦記念試合&祝賀会の貢献度)
辻本賞=兵藤(遊投三二、内野守備で幅広く貢献)

試合動画

 チームの連続試合出場記録を作るなど、長く主力として活躍してきた「ザ・昭和の野球オヤジ」筒井の還暦試合。この日は、ゲームにも、その後の宴会にも多くの人数が集まって盛り上がった。

 筒井は「四番ピッチャー」で出場。1回表のハーツは、先頭の高松のヒットから満塁とするが(筒井の第1打席は四球)無得点に終わった。
 その裏、筒井は勇躍マウンドへ。背番号18、かつてはチームの最多記録となるシーズン12勝を挙げたことが(今でも)自慢だ。この日は先頭打者を中飛に打ち取りしっかり一死を取った。

 次打者に四球を出し交代したが、リリーフした兵藤が三、四番を打ち取り無失点で切り抜ける。2回から登板した高松も、センター矢野の好守もあってこの回を3者凡退。序盤は両軍無得点で進んだ。

 先制点の欲しいハーツは3回表、敵失などで一死満塁の好機をつくると、小西が三遊間に適時内野安打し先制、さらに敵失、記録はライトゴロとなったが、森の右前への当たりで計3点を挙げた。

 しかしその裏からマシンガンズの強力打線が爆発し、ハーツは3回、4回で9失点、逆転を許した。6回以降は小西が2回1失点と踏ん張ったが計10失点。攻撃では5回表に小西の左翼線安打、矢野の右越えエンタイトル二塁打、森の左前打と3連打が出、矢野の本盗もあって2点を返したが、及ばなかった。

 敗戦に終わったハーツだが、この日は打線では小西〔左〕が3安打、高松〔右〕が二塁打を含む2安打を放ったほか、守備でも矢野がセンターで好守を連発、中原もファーストで好プレーを見せ、また兵藤は4つのポジションを守って監督采配を支えた。

 この日の主役の筒井はヒットこそ出なかったが、各打席で持ち前のフルスイングを披露、外野へ2本の飛球を運び、落球の判定で出塁、マウンドを降りてからはショートを守り、節目のゲームで思い切り燃焼した。

 試合後の祝宴では、筒井へはもちろん、同様に今年還暦を迎える渡部にも、これまで他の選手の還暦試合にユニークな横断幕を準備したり、記念品をデザインしてくれたことへの感謝を込め、記念品が贈られた。

 また、この日は対戦相手のマシンガンズさんからも、筒井への記念品(両チームのマークをあしらったTシャツ)をいただいた。筒井はこれをいたく気に入り、終日着用していた。マシンガンズさん、ありがとうございました!

文責【5】


2023.09.23

09月23日 あしたば戦 1-11

2023年9月30日(土)14:30~16:30
砧C面(ビジター)
Gリーグ第10戦
【あしたば vs 南海ハーツ】(2回戦)

H 000 000 1        1
A 200 135 x(3)  11(14)

投:小西〔負〕-矢野-松尾

 1 (遊)松尾【17】
 2 (投)小西【29】
 3 (三)横井【 6 】
 4 (中)矢野【32】
 5 (一)筒井【18】
 6 (捕)綿貫【14】
 7 (左)岩田【36】
 8 (二)萩原【助】
 9 (指)大島【助】
10(右)角田【 3 】

スコア:藤本(智)

☆Gリーグ表彰☆
最優秀=友廣選手(あしたば)
 優秀=長堂選手(あしたば)
 優秀=筒井選手(南海ハーツ)

★ハーツ表彰★
敢闘賞=小西(先発で5回を投げ、速球、制球ともにGood)
敢闘賞=筒井(最終回、意地のレフト前タイムリー)
技能賞=松尾(7回裏の登板で制球良く、秋の投球に期待。ショートの堅守もさすが)
技能賞=大島(3回センターへクリーンヒット)
守備賞=矢野(2つのセンターフライをスーパーキャッチ、ランナーも刺す)
辻本賞=岩田(レフトで試合開始から最後まで声でチームを鼓舞)

試合動画

 数々の球場に足を運んだが、最も移動に難儀するのがこの砧(目黒区管轄) 。割と近い小田急沿線に住んでいながら、1時間半かかった。まぁ準備運動と考えればいいか(苦笑)。

 Gリーグ最終戦。初戦は勝利した強豪あしたば。連勝と行きたいところ。
 初回。久々参加の松尾が「打ちたい」気持ちをグッと抑えて四球を選ぶ。二番小西の初球に二盗を試みるが、相手捕手の強肩にタッチアウト。これでハーツの足が止まった。
 「あの松尾が刺されるのか…」早くも暗雲が立ち込める。

 その裏。ヒット2本に四球がからみ、2失点。しかしながら今日のハーツは違った。ズルズル行かない。踏ん張った。

 それを支えたのはなんと言ってもセンター矢野。二回の裏、右中間を破るかと思われた強烈なライナーを判断よく追いつき、最後はジャンピングキャッチ。20年以上在籍しているが、間違いなく5本の指に入るファインプレーである。三回にも魅せた。センター前を襲った打球を地面スレスレでキャッチ。すぐさま一塁に遠投。ダブルプレーである。このプレーも凄まじかった。

 ハーツ打線は相変わらずの低空飛行。「打線」。そう。線にならなければならないのだが、全く繋がらない。

 あしたばの長堂投手は制球良く、速球も走っていたが、個々の工夫がないので打ち崩せない。打席の位置を変えるとか、バットの長さを考えるとか、方法はいくつか考えられるのだが、ただ振り回しているだけではゼロ行進もむべなるかな…。

 三回に助っ人2名(YBC 萩原さん、大島さん)の連打と松尾の四球で満塁と追い詰めたのが唯一の見せ場。最終回、筒井の一打で完封を逃れるのが精一杯だった。

 これでGリーグは終戦。5勝5敗。負ける試合はいつも大量得点差。残された約10試合で来年の方向性を試す戦いをしなければいけない、そう感じた最終戦だった。

文責【18】

2023.09.16

09月16日 西荻ヘイガース戦 5-12

2023年9月16日(土)13:00~15:00
東台B面(ホーム)
フリーマッチ
【南海ハーツ vs 西荻ヘイガース】

Ha 502 401  12
He 010 004   5

投:矢野〔負〕-筒井-高松

 1 (遊)筒井【18】
 2 (右)角田【 3 】
 3 (投)矢野【32】
 4 (一)高松【49】
 5 (捕)丸山【39】
 6 (左)山口【31】
 7 (二)兵藤【23】
 8 (中)宮本【19】
 9 (三)横井【 6 】

★ハーツ表彰★
敢闘賞=兵藤(会心の左中間二塁打に、最終回もセンター前)
敢闘賞=筒井(センターへのタイムリーに、レフトへの完璧な安打)
技能賞=矢野(最終回に反撃のレフト前タイムリー。先発で好投)
技能賞=高松(3イニングのロングリリーフ、さすがの安定感)
技能賞=角田(四死球出塁に、4打席目の渋い内野安打)
守備賞=矢野(強肩キャッチャー、二盗を刺す)
辻本賞=菊池(2週連続、スコア入力を進んで担当)

試合動画 前半 後半

 前日、雨が降った影響もあり高温多湿の中行われる試合。球場に一番乗りしたのは横井監督だった。2試合連続完封負け、大量失点と監督として責任を感じているのだろう。本日こそはという気合いが感じられる!
対戦相手は7/15に4(11)-14で敗戦した西荻ヘイガース。この試合は成岡、松尾が参加しており乱打戦となったが、惜しくも敗れた試合。勝利をもぎ取りたい。

 南海ハーツの先発投手は矢野。本日の矢野は今までとは雰囲気が違っていた。試合前に2人のチームメイトからアドバイスがあったからだ。1人は高松。打たせて取る意識で、短い時間でイニングを終えられるかに挑戦してみては?と。守備のリズムも良くなり、攻撃にも活気が出るのではとの考え。もう1人はスタメン捕手の丸山。矢野の投球フォームについてアドバイスを送り、制球が良くなるのではないかと。

 それらのアドバイスを胸に、まっさらなマウンドに上がる矢野。彼はアドバイスを体現して打たせて取る投球を見せた。結果、初回5失点したものの表情は明るく下を見ることはなかった。また四球がなく、自滅することのない投球。マウンドを降りる彼にはチームメイトから称賛の声があり、矢野の自信につながったのではないだろうか。その後は、捕手へと変わりフル回転する彼はこの試合一番の功労者だろう。

 矢野の投球に応えるべく、南海ハーツの初回の攻撃。先頭打者は筒井。初回はベテランが球を見極め四球で出塁。2、3番は死球と四球となりノーアウト満塁。初回から、得点のチャンス! しかし、4、5、6番が打ち取られ得点には至らなかった。得点力不足が表面化した形となった。

 しかし、2回の攻撃、3塁コーチャー丸山からの『しまっていこう!』という声に後押しされて、横井がヒットで出塁、盗塁、相手のエラーも重なり2アウト3塁。ここで打席に立つのはチャンスに強い筒井。見事にセンターへ弾き返し〔中〕、3試合ぶりの得点をチームにもたらした!

 その後失点が続く中、迎えた最終回。1アウトから兵藤が本日2本目のヒットで出塁〔左〕。2アウトになるものの横井が四球、筒井が2本目のヒットで2アウト満塁。ここで打席に立つのは三振数チームダントツトップの角田〔中〕。チームの期待が薄い中、2ストライクと追い込まれる。何とか食らいつこうと放った打球は1塁へ渋い内野安打となり兵藤が帰り1点、さらに相手の隙を突いて2塁ランナーの横井も帰り2点を返す。矢野〔右〕がレフトへヒットを放ち、もう1点。相手投手は投球が乱れ、高松に四球、打者・丸山時にはボークでさらに1点追加となるが、反撃もここまで。南海ハーツは5-12で敗戦となった。

 試合は敗戦であったが、収穫は多く善戦と言って良いのではないだろうか。矢野のこれからの選手としての活躍が楽しみである。試合後には、東台野球場でお馴染みの中華太陽で新宿ブンブンと会い、10/14(土)の試合が決定!
 また、本日鋭い2塁打〔中〕を含む2安打を放った兵藤がご機嫌で飲み会に参加、途中マネージャーである藤本の奥様も参加して、チームのムードは和やかになった。そして皆は笑顔絶やさず、気分良く帰路に就くのであった。

 

文責【3】

2023.09.09

09月09日 ラジカルズ戦 0-17

2023年9月9日(土)13:00~15:00
上井草スポーツセンターA面(ホーム)
フリーマッチ
【南海ハーツ vs ラジカルズ】

R 251 9|3   17(20)
H 000 0|0x   0

投:高松〔負〕-菊池-兵藤-矢野

 1 (左)菊池【 8 】
 2 (一)藤本【 5 】
 3 (投)高松【49】
 4 (捕)丸山【39】
 5 (指)山口【31】
 6 (二)兵藤【23】
 7 (三)中原【44】
 8 (中)矢野【32】
 9 (遊)筒井【18】
10(右)角田【 3 】
11(指)横井【 6 】

★ハーツ表彰★
敢闘賞=丸山(先発マスクで投手陣を引っ張り、四番打者としてセンターへ完璧なヒット)
技能賞=高松(難しい球を抜群のバットコントロールでセンター前)
技能賞=矢野(最終回に俊足を生かし、貫録の右中間スリーベース)
技能賞=菊池(今季2度目の登板、1失点の安定したピッチング)
守備賞=藤本(捕手初出場、キャッチング、フットワークで魅了)
守備賞=筒井(ショート時、満塁ピンチに前進守備で堅実に本塁封殺)
守備賞=中原(強いサードゴロをがっちり捕球、しっかり送球)
守備賞=菊池(初回のピンチにレフトフライ背走キャッチ)
辻本賞=藤本(キャッチャー初挑戦。自らの可能性を広げ、チームメンバーにも刺激)

試合動画

 Gリーグ最終戦が近づく中、勝ちを掴み取りたい南海ハーツ。台風が過ぎ去り、曇りながらも高温多湿の中行われた試合、対戦相手は強豪ラジカルズ。Gリーグ最終戦の対戦チームあしたばに備えた練習相手としては最適である。南海ハーツはどのようにして、相手投手を攻略し、勝ちに結びつけるのか。

 先に述べるが、スコアは0-17と大敗である。大量失点かつ2試合連続完封負け。南海ハーツとラジカルズを比較すると、声出しをしてフライのお見合いなどをしない堅実な守備と、走塁を絡めた強打による差がスコアに表れた。またスコアから読み取れるように、南海ハーツは守備時間が大幅に多く、攻撃時間が圧倒的に少ない。攻守のリズムが取れず、投手も野手も気持ちの整理が出来ぬまま攻撃・守備を行う。相手投手の攻略を考える余裕もない。選手からすると厳しく辛い試合であった。

 しかし、その中でも光明が見えた! 高松、矢野、小西の三本柱に頼っていた投手陣に新たに兵藤、菊池が加わった。試合中盤まで先発捕手としてチームを引っ張ったのが丸山。打撃では4番として、美しいライナーヒット。

 そしてこの日、一番チームで目立ったのは藤本。「実はキャッチャーというポジションに興味がある(特にリード面など戦術的な点で)」という本人の言葉から実現した、最終回の捕手初出場は、ミット構え、ショートバウンド時のハンドリング、矢野投手の速球に負けない力強いキャッチングと、確かな存在感。マネージャーの奥様不在だったのが唯一の残念であった…。

 他の選手も普段とは違う打順やポジションを担うことで、新鮮さと難しさや動き方などの学びがあり、バリエーションが増えたのも収穫だ。

 試合後、南海ハーツは飲みハーツに気持ちを切り替え、反省や課題を話し始める。野球は1点でも多く取れば勝利である。守り勝つ野球も大事だが、得点力も大事な要素。2試合連続完封負けはまさに厳しいチーム状況を突き付けられている。チームの中で如何に点を取るかを考え、各選手が自らの技術向上を目指していく姿勢が求められるだろう。

 投手陣では第二の高松、過去に年間12勝をあげた筒井のような投手を育成しなければならない。監督、選手とのコミュニケーションによる意思統一を図り、勝利に向けての将来設計が求められるだろう。そのアドバイザーとして丸山に投手コーチを担ってもらうべきだ、という声も聞かれた。試合の中で、投手のちょっとした投球フォームの乱れ・変化を見極める丸山の眼力は南海ハーツの大きな財産だ。横井監督の丸山の活かし方次第で、投手王国も夢ではない。

 年間にGリーグを含め試合は多くある。チーム課題に対し、試行錯誤を繰り返しながら勝利を勝ち取る術を一つ一つ学び、習得し、実践する気持ちが勝利への近道ではないだろうか。

 各選手、思い思いの考えを述べた上で帰路につく。自宅に帰り着くまでが試合である。南海ハーツLINE内の不定期連載?「“突つい”の今日も家にたどり着けなかった、関東周遊深夜鉄道の旅」も楽しみにしながら、次の試合に向けて南海ハーツはまた歩き始めるのである。

文責【3】

2023.09.02

09月02日 中野マシンガンズ戦 0-11

2023年9月2日(土)13:00~15:00
上高田運動施設A面(ビジター)
Gリーグ第9戦
【中野マシンガンズ vs 南海ハーツ】(2回戦)

H 000 000    0
M 013 070  11

投:矢野〔負〕-高松-小西

 1 (指)高松【49】
 2 (中)土屋【13】
 3 (投)矢野【32】
 4 (遊)小西【29】
 5 (一)筒井【18】
 6 (三)横井【 6 】
 7 (捕)小林【助】
 8 (二)兵藤【23】
 9 (指)宮本【19】
10(右) 森  【 0 】
11(左)丸山【39】
12(指)山口【31】
13(指)藤本【 5 】
14(指)角田【 3 】

☆Gリーグ表彰☆
最優秀=菊地選手(中野マシンガンズ)
 優秀=橋口選手(中野マシンガンズ)
 優秀=兵藤選手(南海ハーツ)

★ハーツ表彰★
敢闘賞=高松(初回先頭打者安打で二盗も決め、チームを鼓舞)
敢闘賞=兵藤(6回先頭で三遊間へ完璧なヒット)
技能賞=森(3回先頭でレフト前ヒット&二盗)
技能賞=矢野(5回先頭でヒット、二盗でチャンスメイク)
守備賞=小林(初回に二盗を完璧な送球で刺す)

試合動画

 Gリーグ優勝を目指すためには、負けられないマシンガンズさんとの一戦。まだまだ暑さが厳しい中だったが、ハーツは助っ人的立場で参加してくれた小林選手を含め、14人のメンバーが集まり、ゲームに臨んだ。

 ハーツは1回表に先頭の高松のヒットと盗塁から作ったチャンスを逃すが、その裏は先頭打者を歩かせたものの、この走者の二盗を捕手の小林がピシャリと刺し、結果3人で片づける立ち上がり。2回に押し出しで1点を失ったが、序盤は緊迫した戦いとなった。

 が、シビレるようなゲームはそこまでだった。3回裏、先手先手を狙ったハーツはピッチャーを高松にスイッチ、それに伴って守備シフトを代えたが、そこからゲームのリズムが変わってしまう。この回の先頭打者にライトオーバーの三塁打を許したのをきっかけに、内野ゴロのホーム送球が逸れて生還を許すと、けん制悪送球などが続いてリズムが崩れ、アッという間の3失点。4回からマウンドに立った小西も、この回は3者凡退に抑えたが、5回に3安打5四球に失策も絡んで7失点し、ゲームは一方的になった。

 逆にハーツの攻撃は、高松、小林、森、矢野、兵藤がヒットを放つなど、イニングの先頭打者を4度出塁させたが、1回表に無死一、二塁からクリーンアップが枕を並べて凡退したのを皮切りに、2回の一死二塁、3回の無死一、二塁からの二死三塁、5回の無死一、二塁、6回の一死満塁から一本が出ず。相手の好守にはばまれた面もあったとはいえ、ことごとく好機を逃して完封負けを喫した(14人目の角田には、結局1打席しか回すことができなかった)。

 最終的には0対11の完敗。“優勝へ向け、勝負の一戦”の意気込みで臨んだゲームだったが、終わってみれば、ハーツは投手、打撃、守備とすべての面で、「持っている能力を、1点を取る、1点を防ぐ、という結果に結びつける力」において彼我の差は限りない、ということを見せつけられたのみだった。ひょっとして手が届くかに見えた優勝も、そこの部分が縮まらない限り、果てしなく遠いところにあると言えるだろう。

 ここから何か練習を積めるわけでもなく、「だからどうする?」となっても難しいところではあるが、せめて意識の部分だけでも、持てる力を結果につなげるために、何が必要なのかをそれぞれが考え、何か武器になるものを携えて、Gリーグの残る1試合を手応えのあるものにしていきたいところだ。

文責【5】

今週のベストショット


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