週刊ハーツ

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2021.12.18

12月18日 学研野球部戦 3-8

2021年12月18日(土)12:00~14:00
ガス橋緑地6号面(ビジター)
フリーマッチ
【学研野球部 vs 南海ハーツ】

H 000 210 0  3
G 023 300 x  8

投:矢野〔負〕-住吉
捕:筒井-綿貫

本塁打:なし
三塁打:なし
二塁打:筒井

 1 (投)矢野【32】
 2 (左) 森  【 0 】
 3 (遊)住吉【51】
 4 (捕)筒井【18】
 5 (三)横井【 6 】
 6 (二)藤本【 5 】
 7 (中)宮本【19】
 8 (指)太田【16】
 9 (指)綿貫【14】
10(一)高松【49】
11(右)兵藤【23】

★ハーツ表彰★
殊勲賞=なし
敢闘賞=筒井(レフトへ会心の2点タイムリー二塁打)
技能賞=藤本(センターへ技ありのヒット)
技能賞=綿貫(今日もライトへタイムリー)
技能賞=森(絶妙のバットコントロールで内野安打)
守備賞=住吉(ショートで再三の守備機会に、動き良く処理)
山山賞=なし

試合動画(前半)
試合動画(後半)

 前日より大きく気温が下がる予報だったが、快晴で心地よいガス橋緑地6号面。
 この日は2022年度の開幕戦扱いで行われ、3年間ハーツを引っ張ってくださった高松監督のラスト采配。正規メンバー11人が集まり、試合は静かにスタートした。

 ハーツのトップバッターは矢野。なんとこの日は左打席に立つ〔左〕。初めてとは思えないほど、フォームは自然でやわらかい。初打席で結果が出れば最高だが、残念ながら投ゴロに。3年前に某背番号6が一瞬左打ちに挑戦したことがあったが(すぐに右に戻していた)、矢野には両打ちをものにしてもらいたい。
 学研野球部の先発投手〔右〕は非常にまとまっていて、ストレートとスライダーのコンビネーションが良く、2番から6番まで5者連続奪三振。結局最初の3イニングはパーフェクトピッチ。序盤のハーツは手も足も出なかった。

 ハーツの先発は矢野〔左〕。1番・投手での起用には、ハーツの二刀流としての期待が込められている。初回は3四死球を与えるも、要所を締めて無失点。しかし2回は9番打者〔中〕のレフトへの二塁打などで2点、3回には8番打者〔右〕の左中間を破る3ランホームランで3点を失う。

 0-5で迎えた4回表、まず最初のランナーを出したいハーツは、頼れる男・高松〔左〕がレフトへヒット。一死後、内野エラーがあり、続く若手最年長の森はふわっと打ち上げ〔中〕、これが投手の真後ろにポトリと落ち、満塁に。ここで4番・筒井が、制球されたストレートにロックオン〔右〕。レフトへ会心の2点タイムリー二塁打を放つ。反撃開始のハーツは2-5と追い上げる。

 4回裏、学研打線は打者一巡の猛攻、5番打者の左中間本塁打〔中〕などで計3点。各選手の振りが良く、確実にミートしてくる。ライナー性の当たりも多く、野手の間を抜いていく打球が印象に残った。

 5回表、ハーツは先頭の6番・藤本〔左〕がうまくボールを掬い、センターへのヒット。送球エラーで二塁まで進み、続く宮本〔中〕はぴたりとミートするが、ショートの好判断で二塁走者がアウト。二死二塁となるが、ここでミスター右打ちの綿貫がその名の通りにライトへ運びタイムリー〔右〕。3-8とし、打線が粘りを見せる。

 5回裏からハーツは住吉〔左〕が登板。ここ最近好調で、この日も直球に伸びがあり、スライダーとのコンビネーションも良い。5回、6回をテンポよく抑え、無失点。バッテリーを組んだ綿貫〔右〕もキャッチャーとして貢献でき、上機嫌だった。

 試合は8-3のスコアのまま、学研野球部が南海ハーツに勝利。両チーム、攻守の切り替えが速く、7回まで行えたのも嬉しい。けが人を出すこともなく、無事に2021年ラストゲームを締めくくることができた。

 試合後には納会が行われた。選手間投票の結果が発表され、チーム五冠王の小西峻選手が2021年度のMVPに! 成績も素晴らしいが、チーム運営への貢献も評価された。
 高松監督のもとで3年間戦った南海ハーツ。この数年に若手メンバーの加入もあり、元気いっぱいのベテラン勢と入り交じりながら、明るい雰囲気で野球を続けられている。チームNo.1のリーダーシップを誇る高松監督の采配・決断力、そしてプレーでも先頭に立つ姿があったからこそだ。高松監督、3年間ありがとうございました。
 納会の終盤では、高松監督の口から新監督の発表があった。2022年度、新監督を中心にまた新たなチームづくりが始まる。チーム結成25周年を迎える来年も、ガッツあふれるプレーで、野球を楽しんでいこう。

文責【6】

2021.12.11

12月11日 あしたば戦 11-8

2021年12月11日(土)13:00~15:00
羽根木公園A面(ホーム)
フリーマッチ
【南海ハーツ vs あしたば】

H 110 117  11
A 130 220   8

投:高松-矢野〔勝〕-住吉〔S〕
捕:筒井

本塁打:なし
三塁打:三好(あ)、加島(あ)
二塁打:尾崎(あ)、福本(あ)

 1 (遊)矢野【32】
 2 (三)住吉【51】
 3 (二)横井【 6 】
 4 (左) 森  【 0 】
 5 (一)藤本【 5 】
 6 (中)土屋【13】
 7 (捕)筒井【18】
 8 (投)高松【49】
 9 (右)角田※
10(指)兵藤【23】
※は助っ人

★ハーツ表彰★
殊勲賞=住吉(最終回をテンポ良く抑え、勝利を呼び込む!)
敢闘賞=筒井(会心のセンター前ヒット)
技能賞=矢野(投手として復活の兆し)
技能賞=横井(3割惜しかった。でも1本出た)
守備賞=土屋(流石の動きでセンターフライを好捕)
山山賞=なし

試合動画

 ライバルあしたば戦が、2021年度の南海ハーツ最終戦となった。
 ハーツの打順は、3割を目指す矢野、住吉、横井が1番から並ぶ。あしたばの先発は安藤投手〔左〕。1回表、ハーツは四球、盗塁の住吉を二塁に置き、3番・横井〔中〕がうまく一二塁間を破り、先制のライト前タイムリー。この時点で打率.303に乗せる(最終成績は.299、惜しい!)。なおも二死一三塁で、6番・土屋〔右〕はジャストミートで打球はレフトヘ。しかしここは佐藤左翼手が右へよく走り好捕。追加点ならず。

 ハーツの先発は高松〔左〕。先頭の福本選手をセカンドゴロに打ち取る〔右〕。しかし四球で生かした長堂選手を、内野守備陣が2つのエラーで生還させてしまう。初回は1点を取り合うかたちに。

 2回表、ハーツは相手エラーで1点を追加。その裏、あしたばは、三好選手の三塁打〔左〕、尾崎選手の二塁打〔中〕、鈴木選手〔右〕の単打がそれぞれタイムリーとなり、3点を挙げて、4-2と逆転。

 3回表のハーツは、4番に起用された若手最年長の森〔中〕がレフトへクリーンヒット。森は規定打席未到達ながら、20打数6安打でぴったり3割。この1本は大きい。来季のさらなる飛躍が期待される。その裏の高松は、あしたばの強力上位打線を三者凡退。リズムの良いピッチングで、中盤からの反撃につなげる。

 4回表、先頭の7番・筒井は、安藤投手の変化球をうまく掬い、センターへライナーヒット〔左〕。その後、助っ人の角田選手(前回までは巨人のユニフォームだったが、この日は西武)がねばり強く四球を選ぶ〔右〕。この回も相手のエラーが絡み1点を追加し、ハーツはじわり3-4と迫っていく。

 4回裏、高松からのバトンをつないだのは矢野〔左〕。今季、ピッチャーとして飛躍を遂げた2年目右腕だ。その直球を、この回先頭の5番・加島選手〔中〕が引っぱたくと、打球はレフト森の頭上を越える三塁打。つづく佐藤選手〔右〕もうまくライトへ運び、まず1点。この後エラーも絡み、もう1点追加。

 5回表のハーツは、先頭の2番・住吉〔左〕の打球がショート手前で急に弾み、ラッキーも味方したセンターへのヒット。つづく横井は力のないピッチャーゴロとなるが、ファーストへの送球時、逆光で捕球ならず、無死二三塁に。森の三塁ゴロ間に住吉がホームインし〔右〕、ハーツはタイムリーなしでも渋く1点。4-6とし、主導権を完全には渡さない。

 5回裏のあしたばは、一死から福本選手がレフトへの二塁打〔左〕。つづく長堂選手はショートとセンターの間に落ちるヒット。その後、二三塁から3番・安藤選手〔右〕がセンターへきっちり運び、タイムリー。さらに内野エラーもあり、1点。あしたばは上位打線が機能し、8-4とダブルスコアでリード。ハーツがこつこつ1点ずつ積み重ねても、それを上回る得点力で優位を保ったまま最終回の攻防へ。

 あしたばは、ここまで4失点ながら自責は1で好投していた安藤投手から東岡投手〔左〕へスイッチ。すると、6回先頭の筒井がサードへしぶとく内野安打〔中〕。この後はなんと5四球、3死球が重なり、5番・藤本〔右〕のしぶといライトへのヒットもあり、計7得点。最終回に11-8と大逆転。

 最後を託されたのは住吉〔中〕。この日は球のキレが良く、2奪三振に投ゴロ。三者凡退で締めて、セーブも記録。
 南海ハーツがあしたばを11-8で下した。あしたばさんにはGリーグで連敗を喫しているため、今季3試合目で初勝利。打ち勝てたわけではないが、攻守ともに最後まで諦めない姿勢が逆転につながったといえる。長打はあしたばのみ。ハーツは6本の単打を効果的に得点に結びつけた。勝利投手は矢野。9月以来の5勝目を手にする。苦労した時期もあったが、1年を通して投げ切った自信は来シーズン確実に身となっていくだろう。

 2021年度シーズンは、11勝13敗2分。勝ち越しはならなかったが、終盤に3連勝できたことは大きい。各試合、なかなか9人揃わない週もあり、人数集めには苦労したが、そこは今季から出欠&助っ人係の大役を担った、久原(チーフ)、小西、矢野の3選手が多大に貢献してくれた。彼らの誘いで、西塚、土屋が入団し、若手メンバーが増えるとともに、選手層にも厚みが出た。高松、筒井、横井は全26試合出場を果たし、フル参加が3人というのは久しぶりではないだろうか。兵藤の戦列復帰も嬉しい。
 次週は今年最後の野球で、2022年度の開幕戦扱いとなる試合。けが人を出すことなく、みな元気な体で、笑顔で今年を締めくくりたい。

文責【6】

2021.12.04

12月04日 アメーバ戦 12-0

2021年12月4日(土)11:00~13:00
台東リバーサイドスポーツセンターB面(ビジター)
フリーマッチ
【アメーバ vs 南海ハーツ】

A 000 000   0
H 400 413  12

投:小西〔勝〕-住吉-矢野
捕:筒井

本塁打:なし
三塁打:小西(ハ)
二塁打:なし

 1 (中)住吉【51】
 2 (遊)矢野【32】
 3 (一)高松【49】
 4 (投)小西【29】
 5 (捕)筒井【18】
 6 (三)横井【 6 】
 7 (二)綿貫【14】
 8 (右)太田【16】
 9 (左)角田※
10(指)兵藤【23】
※は助っ人

★ハーツ表彰★
殊勲賞=小西(4回無失点ノーヒットピッチに、三塁打含むマルチ安打!)
敢闘賞=綿貫(渋い2本の安打に犠牲フライで、計3打点)
敢闘賞=横井(満塁で2点タイムリー。マルチ安打で3打点)
技能賞=住吉(セットアッパーで完封リレー)
技能賞=矢野(クローザーで完封リレー)
守備賞=なし
山山賞=なし

試合動画

 いつも対戦を快く引き受けてくださるアメーバ戦。今回もビジターとして球場入り。快晴で、気温も低くなく、とても野球のやりやすいコンディションとなった。

 ハーツの先発は小西〔左〕。久しぶりの登板となったが、この日はコントロールが良く、力のあるストレートと変化球のコンビネーションにも工夫があり、なんと4回までアメーバ打線をノーヒットに抑える。回の先頭打者に四球を出す場面はあったものの、そこからの投球が落ち着いていた。奪三振も4で、調子も非常に良く、無失点の快投。小西からバトンを受けた住吉〔中〕もヒットこそ許すものの、一死満塁からサードフライ、三振ときっちり抑え、点を与えない。最終6回を任された矢野〔右〕は2つの四球を与えるなど課題はあったが、外野に打球を飛ばされることなく、無失点。期待の3投手で見事な完封リレーを実現させた。

 打撃に目を向けよう。初回のハーツはまず四球で出た矢野が高松の三塁ゴロ間にホームインし、1点を先制。4番・小西〔左〕は長いリーチを生かし、外角球をうまく右中間に運び、よく走って三塁打に。二死二三塁となり、6番・横井〔中〕のショート内野安打で2点目。7番・綿貫〔右〕は内角球を渋く逆方向へ。これが一塁手の頭を越え、この間に2者が生還。ハーツは4-0と幸先良いスタート。

 2回裏、ハーツはこの回先頭の9番・角田選手〔左〕が左打席できれいにミートしセンターへのライナーヒット。前週の助っ人参加時は右打席だったが、もともと左利きだそうで、思いきった挑戦が最初の打席から実ったかたちだ。つづく10番・兵藤〔右〕も遊左中の間に巧みに落とす安打で、前週の復帰後初安打から好調を維持。非常に嬉しい結果だ。

 追加点が欲しいハーツは4回裏、角田選手が今度も左打席でセンター返し〔1左〕。ショートが何とかグラブで触れるも悠々セーフ。角田選手は二塁から三塁に進んだ際にも相手のミスを見逃さず、果敢にホームを陥れ、走塁でも貢献。3番・高松〔1右〕のショートへの安打で、二死満塁とすると、小西は俊足を生かしショート内野安打〔2左〕。送球エラーが絡み、二塁ランナー住吉も生還。なおも二三塁で、三塁ランナーの高松が捕手から投手への返球間に素晴らしいスタートで本盗を試み、成功〔2右〕。常にボールに集中しているからこそのプレーで、貴重な追加点を得た。ハーツは8-0と大きくリード。


 5回裏のハーツは先頭の綿貫がレフトとセンターの間にうまく打球を運び、ヒットで出塁〔左〕。そして一死三塁から、角田選手がふわっと打ち上げたフライはセンターの前に落ち、タイムリーヒット〔右〕。なんと3打数3安打、猛打賞の大活躍。巨人ファンであり、阿部慎之助の10番のユニフォームで臨んだ試合、左に変えたとたんに打撃開眼で、左の大打者・阿部選手が打席に立っているようだった。

 ハーツの見せ場は6回裏に訪れた。矢野が四球で出て、無死一塁で打席に入った高松。きれいにバットを振り抜くと、打球はセンターへのクリーンヒット〔中〕。これが記念すべき、南海ハーツ通算600安打! 草野球では200本打つのも大変な中、その3倍という金字塔。ミスター南海ハーツの偉業はレジェンドと呼ぶに相応しいだろう。

 その後一死満塁となり、横井〔左〕が前進守備の狭い三遊間を抜く2点タイムリーで加点すると、つづく綿貫〔右〕はライトへ犠牲フライ。綿貫は計3打点で、勝負強さを見せた。

 6回の攻撃が終了した時点で時間となり、南海ハーツがアメーバに12-0で快勝。打線のつながりもあったし、小西-住吉-矢野の完封リレーは素晴らしかった。投打が噛み合うと、このような良い結果が出る。一つひとつのプレーをしっかり積み上げていくことの大切さを学んだ試合となった。
 次週は今シーズンのラストゲーム(12月18日は来シーズンの開幕戦扱いで開催されるため)。この日のチームワークを維持しつつ、ライバルあしたばに挑みたい。

文責【6】

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