週刊ハーツ

2019.12.07

12月07日 中野マシンガンズ戦 11-4

2019年12月7日 13:00~15:00
下高井戸運動場B面(ホーム)
フリーマッチ
【南海ハーツ vs 中野マシンガンズ】

H 442 010 0   11
M 101 000 2x   4

投:小西〔勝〕-斎藤
捕:横井

本塁打:小西
三塁打:なし
二塁打:筒井

 1 (中)久原【24】
 2 (遊)兵藤【23】
 3 (二)高松【49】
 4 (捕)横井【 6 】
 5 (投)小西【29】
 6 (右)筒井【18】
 7 (左) 森  【 0 】
 8 (一)藤本【 5 】
 9 (三)斎藤※
    永山【36】(守備のみ)
※は助っ人

★ハーツ表彰★
殊勲賞=小西(先制満塁弾含む3安打6打点&初先発5回2失点で勝利投手に好走塁も光る)
敢闘賞=横井(捕手でフル出場し小西、斎藤を好リード。四番としても適時打)
敢闘賞=斎藤(助っ人として参戦。部下の野次にもめげず1安打&好救援)
技能賞=藤本(2回に流し打ち名人の本領発揮し右前へ適時打)
技能賞=久原(チーム唯一の無安打も補ってあまりある6盗塁の激走。逆転で盗塁王を獲得)
技能賞=兵藤(1安打に加え、4盗塁3得点と勝利に貢献)
技能賞=森(流し打ちで1安打。小西の好走塁もあり、投ゴロなのにラッキー2打点)
守備賞=筒井(5回の一塁守備で鮮やかなショートバウンド送球処理をはじめ計7刺殺)
山山賞=なし

動画はコチラ

 気温5度。千葉県や都内一部でも雨が降り、雪で中止の心配もあった12月7日。それが嘘のように決戦の地・下高井戸の降水量はゼロ。無事、今季最終戦を行った。

 対するは中野マシンガンズ。Gリーグこそ1勝1敗だが、フリーマッチを含めた対戦成績は、これまで1勝4敗と大きく負け越し。この試合で勝利し、来季に向け何とか苦手意識を払しょくしたいところだ。

 その初回、ハーツの先制攻撃は鮮やかだった。先頭の久原〔1左〕が敵失で出塁すると、二盗、三盗を連続で成功。なお一死満塁とし、打席には五番・小西。その2球目を完璧にとらえると打球はレフトオーバーの大飛球〔1右〕。3人の走者一掃、さらに小西も生還する「ランニング満塁本塁打」で一挙4点を先制した。さらに得点には結びつかなかったが、六番・筒井〔2左〕の二塁打、七番・森〔2右〕の右安打などで満塁の好機を作るなどハーツ打線の出足は好調だ。


 2回にも二番・兵藤〔左〕の左前打を皮切りにまたも満塁のチャンスを作ると、筒井が低めのボールをしっかり見極め追加点。続く森の投ゴロでは三走・横井が生還し、さらに一塁への送球間に二塁から小西が本塁を陥れる好走塁を見せ、2点を追加。そして八番・藤本〔中〕も技ありの右前適時打でこの回も4得点を挙げた。3回は小西〔右〕がこの試合6打点目となる2点適時打を左前へ放ち、序盤の3イニングで10得点の猛攻を見せた。

 守っても主役は小西! 初の先発マウンドながら、持ち前の伸びのある速球が内外に決まる〔左〕。さらに相手に速球を意識させたところで、初球、緩い変化球でストライクを取って見せるなど巧さも見せ5回2失点3奪三振の力投。3回裏の守りでは1死満塁の窮地で1-2-3の投ゴロ併殺に仕留める〔右〕など粘り強さも発揮した。

 また、この日は久原、小西の上司である斎藤が助っ人で参戦。九番で出場した打撃では部下からのプレッシャーもあってか1、2打席目は三振。さらに3打席目はレフトへ放った痛烈なライナーを好捕されるという不運…。ただ、6回表の最終打席で念願の安打をセンター前に運んだ〔左〕。その裏の守りではマウンドに立ち、センター・久原、ショート・小西と信頼する部下へ打球を処理させ、この回を無失点で切り抜ける好救援を見せた〔右〕。

 試合は序盤の集中打に加えて、小西-斎藤の継投もはまり、11対4で手強い中野マシンガンズに勝利。中でも攻撃は久原以外の先発8人が安打を記録するなど10安打13盗塁。そして唯一、安打を放っていない久原は、なんと6盗塁をマークし、逆転で初の盗塁王を奪取。今季の久原を象徴する「出塁=三塁打」という健脚はこの一戦でも健在だった。

 持ち前の一丸野球で今季の最終戦を飾れたハーツ。特に今季13勝のうち7勝が二ケタ得点。8得点以上の白星は12を数えた。打線は水物というが、一丸で集中打を浴びせるのがハーツの勝ちパターン。来季も、こういった「お祭り野球」をたくさんし、勝利を上積みしたいところである。

【文責・背番号0】

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