週刊ハーツ

2019.03.02

03月02日 グリフィンズ戦 3-4

2019年3月2日 12:00~14:00
東台野球場B面(ビジター)
フリーマッチ
【グリフィンズ vs 南海ハーツ】

H 000 012  3
G 000 112  4

投:高松-柴川-住吉〔負〕
捕:綿貫-横井

本塁打:なし
三塁打:なし
二塁打:高松

 1 (遊)住吉【51】
 2 (一)岩本【 1 】
 3 (中)今泉【63】
 4 (指)横井【 6 】
 5 (指)筒井【18】
 6 (右)久原【24】
 7 (指)永山【36】
 8 (二)兵藤【23】
 9 (三)柴川【 4 】
10(左) 森  【 0 】
11(指)桑原【99】
12(捕)綿貫【14】
13(投)高松【49】

★ハーツ表彰★
殊勲賞=なし
敢闘賞=今泉(打ってはマルチ安打に盗塁、ショートでは2併殺完成、攻走守で活躍!)
技能賞=岩本(初回にタイミングばっちりのセンター前ヒット)
技能賞=今泉(センターとライトへ打ち分ける巧みなバットコントロール)
守備賞=住吉(横っ飛びと強肩で魅せた、ショートでのファインプレー)
守備賞=兵藤(6回の併殺完成で、安定した二塁からの送球)
守備賞=今泉(2度の併殺で、ともに起点となる遊撃での好判断)
山山賞=綿貫(ハラハラドキドキの走塁で、両軍ベンチを沸かせる)

 2019年度の南海ハーツは、高松が7年ぶりに監督復帰。新事務局長の兵藤とともにチーム運営を担う体制に。昨年は人数不足に悩む週も多かったが、今シーズンの開幕戦には13人が参加。賑やかなベンチとなった。

 新生ハーツ打線は、昨年とはまた違った印象だ。チーム初安打を放ったのは、2番岩本〔左〕。高いレベルでのミート力は健在で、綺麗にセンター前に打ち返した。
 開幕投手を務めたのは、高松監督〔右〕。巧みな緩急で打たせて取るピッチングはさらに磨きがかかり、3イニングを散発4安打、アウトはすべて内野への打球で、見事に0封。抜群の安定感で試合を作った。

 2回表、先頭の5番筒井〔左〕は直球をフルスイング。打球はレフト越えかと思われたが、惜しくもキャッチされる。3回表には10番森がジャストミートのレフト線安打〔中〕。一週前の合同自主トレの成果が出たかたちだ。つづく打者は、同じく合同自主トレに参加し、この日がハーツの実戦初参加の桑原〔右〕。入団を希望しており、20代後半の若手の加入はチームにとっても大きい。

 先制したのはグリフィンズ。4回裏に2番手柴川から貴重なタイムリーで1点。
 しかしハーツも5回表に反撃する。先頭の3番今泉〔左〕がコンパクトなスイングでセンター前ヒット。すかさず盗塁も決め、チャンスメイクすると、筒井のサードゴロで三塁ランナー今泉が好スタートのホームイン〔中〕。同点に追いつく。この後、6番久原〔右〕も綺麗なミートでレフト前ヒット。こちらも二盗で、若手が躍動した。

 ハーツは5回裏に再びリードを許すが、6回表、9番柴川〔左〕のセンター前などで一死満塁とすると、12番綿貫〔中〕がお得意の流し打ちタイムリー。このポテンヒットの時、素早く状況判断し、ヘッドスライディング〔右〕でホームインした柴川の好走塁も光った。

 2-2の同点とし迎えるのは、勝負強いミスター南海ハーツ・高松〔左〕。期待に応える監督は、ボールをぎりぎりまで引きつけ、バット一閃。レフトへの会心の二塁打で、桑原がホームを踏み、3-2と逆転!
 ここでさらなる奇跡が起こった。一塁ランナーの綿貫は、まず三塁へ向かうもタイミングは微妙。4回には高松のライトへの(本来ならヒットの)打球で、まさかの二封されてしまった綿貫だけに、必死でスライディングすると、ここで“神の足”が。三塁への返球をキックするかたちになり、ボールはファウルグラウンドへ転々。これを見た綿貫は、再び立ち上がり、走り出す。普通なら楽々ホームインとなるはずなのだが、なぜか綿貫の姿はホームにない。実はこのとき気持ちはホームインしたはずの綿貫の足がまったくついてこず、三本間のど真ん中で、名古屋城の金のしゃちほこ〔右〕のような反りの体勢から地面にバッタリ。逆に、楽々アウトになってしまった。この一連の流れがビデオに映っていたら、間違いなく珍プレー大賞となるはずだったが、残念ながらフレームの外だったため、フリー素材でイメージをお確かめください。
 両軍の大爆笑を誘う、綿貫の見どころ満載の走塁が、今シーズンから新設された山山賞第一号に選ばれた。

 しかし、この綿貫の走塁も含め、みな真剣プレー。ハーツは守備にも光るものがあった。4回にはショートの住吉が三遊間のゴロに横っ飛び、送球も素早くファインプレー。5回には、一死満塁から、今泉-横井-筒井の6-2-3で併殺完成〔左〕。3番手の住吉が登板した6回にも、今泉-兵藤-岩本の6-4-3で二度目の併殺〔右〕。
 開幕戦は、各選手が多くのポジションを体験できる高松采配で、イニングごとに守備隊形は変化したが、どの選手も集中力を維持しつづけ、随所で好プレーが出た。

 試合はグリフィンズが6回裏に4-3と逆転するも、7回表には、またもや今泉の完璧なライト前タイムリー〔左〕で、二塁ランナーの住吉がホームイン〔中〕。同点に追いつくが、残り時間の関係で今泉が最終打者と宣言されていたため、7回の得点はカウントされず、試合は4-3でグリフィンズが勝利〔右〕。

 序盤は0-0の緊迫した展開、そして点が入りだすと、両チーム効果的に得点を重ねるという、メリハリのある内容で、選手の気持ちがしっかりと試合に入っている、とても内容の濃い2時間だった。そして草野球ならではの笑いが起こるプレーもあり、とにかく野球が楽しいと思える一日となった。
 来週以降は、開幕戦に参加できなかった選手のプレーにも期待したい。
 今シーズンの高松野球がますます楽しみになった土曜の午後だった。

【文責・背番号6】

コメント

コメントフォーム

ページの先頭へ