週刊ハーツ
週刊ハーツ一覧
2025.09.20
09月20日 永福コルセッツ戦 0-6
2025年9月20日(土)11:00~13:00
善福寺川緑地(ビジター)
第27戦《Gリーグ第11戦》
【永福コルセッツ vs 南海ハーツ】(2回戦)
H 000 000 0 0
C 001 131 x 6
投:矢野〔負〕-兵藤
1 (投)矢野【32】
2 (遊)兵藤【23】
3 (三)中原【44】
4 (捕)筒井【18】
5 (左)福田【 9 】
6 (一)横井【 6 】
7 (中) 森 【 0 】
8 (右) 黄 【47】
9 (二)太田【16】
☆Gリーグ表彰☆
最優秀=牧野選手(永福コルセッツ)
優秀=古川(法)選手(永福コルセッツ)
優秀=矢野選手(南海ハーツ)
MGP=太田選手(南海ハーツ)
★ハーツ表彰★
敢闘賞=太田(急遽出席、チームを引っ張る最年長の貫録)
敢闘賞=矢野(先発で5イニングを力投)
技能賞=兵藤(最終回を任され、落ち着いた投球)
守備賞=太田(2つの二ゴロをミラクルなトスでアウトに)
守備賞=中原(数多く飛んだサードゴロで安定のプレー)
辻本賞=福田(チームの人数ピンチに試合参加)
※原稿後送
文責【44】
2025.09.06
09月06日 中野マシンガンズ戦 5-9
2025年9月6日(土)15:00~17:00
哲学堂A面(ビジター)
第26戦《Gリーグ第10戦》
【中野マシンガンズ vs 南海ハーツ】(2回戦)
H 140 0|2 5( 7)
M 106 2|2x 9(11)
投:小林-矢野〔負〕-加藤
1 (投)小林【61】
2 (遊)矢野【32】
3 (左)加藤【43】
4 (捕)筒井【18】
5 (二)兵藤【23】
6 (三)横井【 6 】
7 (一)丸山【39】
8 (右) 黄 【47】
9 (中) 森 【 0 】
☆Gリーグ表彰☆
最優秀=石井選手(中野マシンガンズ)
優秀=菊地選手(中野マシンガンズ)
優秀=小林選手(南海ハーツ)
MGP=森選手(南海ハーツ)
★ハーツ表彰★
敢闘賞=加藤(初回の大きな二塁打に、マウンドでも粘投)
敢闘賞=森(2打数2安打、1番につなげる打撃)
敢闘賞=矢野(レフト線へ貴重な2点タイムリー二塁打)
敢闘賞=筒井(初回、レフトへ先制タイムリー)
敢闘賞=小林(先発好投に、二塁打でチャンスメイク)
技能賞=丸山(最終回、ライナーで抜けるセンター前タイムリー)
技能賞=兵藤(しっかり球を捉え、センター前でチャンスメイク)
守備賞=小林(中継好判断で、二塁ランナーを刺す)
守備賞=兵藤(試合序盤、セカンドで多くの打球を堅実に捌く)
※原稿後送
文責【0】
2025.08.24
08月24日 オールドスターズ戦 6-14
2025年8月24日(日)9:40~11:20
西戸山公園(三塁側)
第25戦《シニアリーグ第4戦》
【オールドスターズ vs 南海ハーツ】
NH 042 0 6
OS 905 x 14
投:横井〔負〕-兵藤-高松
1 (三)高松【49】
2 (中)成岡【11】
3 (捕)綿貫【14】
4 (遊)筒井【18】
5 (左)松尾【17】
6 (投)横井【 6 】
7 (右)中原【44】
8 (二)兵藤【23】
9 (一)藤本【 5 】→丸山【39】
ベンチスタート:太田【16】、岩田【36】
★ハーツ表彰★
敢闘賞=兵藤(レフトオーバー2点二塁打&好リリーフで試合立て直す)
敢闘賞=成岡(レフトへ反撃の2点二塁打)
技能賞=綿貫(得意のライト前で最終回チャンスメーク)
技能賞=松尾(中前打で最終回にチャンス拡大)
辻本賞=兵藤(体調不良の中、ギリギリまで奮投)
辻本賞=太田(代打スタンバイもネクストで終戦)
0勝3敗の後を受けたシニアリーグの最終戦。相手は強豪チームだが、何とか勝機を探うって一矢を報いたいところだ。
しかし、現実はそう甘くはなかった。1回表、期待の上位打線は相手の軟投派投手にタイミングが合わず三者凡退に終わる。
その裏。ハーツの先発は横井〔中〕。最終戦に向けて気合を入れ、前日は節制して臨んだ。その効果か、これまで時折顔を見せていた抜け球は見られなかったが、相手の上位打線を打ち取るまでの投球はできず、3連続四球の後、失策を挟んで3連打を浴びるという、展開的には最も悪いパターンにハマり、一死を取ったのみで9失点(公式記録は8点?)してしまった。
アッという間に、勝敗以前に最短でのコールドもちらつく展開となってしまったハーツだが、2回表に諦めず反撃。一死後に敵失から3四死球でまず1点、相手投手が代わったところで代打・丸山投入も実らず二死になるが、押し出しでさらに1点返し、なお満塁で、このところ絶好調の成岡に打順が回った。成岡〔中〕はここで期待に応え、レフトに2点二塁打。ハーツはこの回、4点を挙げて食い下がった。
その裏は、初回のピンチで好リリーフした兵藤〔中〕が三者凡退に抑え、いいリズムで3回表の攻撃につなぐ。
ハーツは3回表、2四球を得て二死二、三塁。ここで兵藤〔中〕がレフトオーバーに会心の一撃、2点二塁打となって3点差(公式的には2点差?)に迫る。そこからさらに2死球があって満塁。成岡に打順が回り、願ってもないシチュエーション。成岡はレフトにフライを運んだが、わずかに打球の鋭さが足らず相手のグラブに収まり、左飛に終わった。ここで追いつくことができていれば、相手をもう少し慌てさせることができたかもしれないが、まあ、現状の力ではここまで、ということだったのかもしれない。
追い上げたハーツだが、攻撃で二塁まで走ったのがたたり、好投してきた兵藤が熱中症の症状に襲われてしまう。ギリギリまで頑張ってくれたが、1点を失い、走者を残して降板、急きょ登板の高松〔左〕も止められず、この回5点を失って勝負あり。ハーツは最終回、綿貫〔中〕と松尾〔右〕がヒットを打って粘ったがそこまで。結局、今年のシニアリーグは1勝もできずに終わった。
以下はシニア監督としての総括ともなるが、この一年で唯一、ある程度成果として残せたのは、打線の構成だったと思う。成岡や綿貫の好調にも支えられ、第1戦では中軸からの連打、この最終戦では下位が出て二番で還す形、真ん中あたりから始まって下位が還す形が作れ、ある程度、何番から始まる攻撃でも点が取れる可能性が生める形はできたと思う。
ここからの進化形としては、松尾がもう少し慣れてくれば、成岡、松尾で一、二番を組み、綿貫が進めて、高松、筒井、横井らで還す、それで走者が残っても山口、中原、岩田、西野、渡部らが控え、下位打線に丸山、兵藤、藤本、太田が置ける形が作れれれば、そのあたりがしぶとく出塁して、また一、二番で還す、という形も期待できるので理想形だろう。
守備、走塁に関しては、守備は連鎖反応的にエラーが出ることは減ったと思うが、まだ相手の打球傾向に応じて臨機応変に対応するところまでは至らず、走塁については今後ポイントとすべきところが見えてきたというところはあるが、はっきり成果を生むところまではいっていないので、ともに道半ば、といったところか。
そして何とも悔いが残るのが投手陣。3人による継投をベースに形を探ってきたが、結局、納得のいく継投は一度も実現できなかった。ここは来季へ向けての最大の積み残し点ではあるので、まだまだ模索が必要という段階だろう。
とはいえ、ある程度得点が期待できる形にはなったので、投手陣さえ整備できれば(まあ、そこが一言でいうほど簡単でなく、最も難しいところなのだが……)、十分ゲームになり、勝利を挙げられる可能性もゼロではない状況にはなったと思う。松尾の復活と横井の成長、成岡の慣れなど、「シニアの若手」が投手として力をつけられれば、現在最も安定している兵藤も、もっと効果的に使えるようになるはず。そのあたりに期待したい。
来季(今秋)からは、太田新監督のもと、気持ちを新たにしての戦いが始まる。シニアの場合、まずはコンディショニングなので、それぞれが、若手のときの動きを完全に取り戻すことは無理でも、今の体なりにいい形を見つけて退化に抗い、いい戦いができるようにしていきたいものである。
文責【5】
2025.08.16
08月16日 早稲田ベースボールクラブ戦 3-11
2025年8月16日(土)13:00~15:00
J&Sフィールド(ホーム)
第24戦《小島由起夫選手追悼試合》
【南海ハーツ vs 早稲田ベースボールクラブ】
W 220 61|0 11
H 102 00|x 3
投:高松〔負〕-成岡-加藤-横井
1 (遊)成岡【11】
2 (二)太田【16】
3 (投)高松【49】
4 (指)山口【31】
5 (捕)筒井【18】
6 (一)藤本【 5 】
7 (左)加藤【43】
8 (三)矢野【32】
9 (中) 黄 【47】
10(右)横井【 6 】
11(指)渡部【10】
★ハーツ表彰★
敢闘賞=山口(小島さんのバットで、左中間へ完璧なヒット)
敢闘賞=成岡(打撃絶好調、この日も2安打。マウンドでも熱投)
敢闘賞=加藤(球を引きつけ、フェン直の左中間二塁打。投手でも安定感)
技能賞=渡部(久しぶりの参加で、三遊間内野安打)
技能賞=高松(先発で制球よく、粘投で試合を作る)
技能賞=藤本(しぶとくライト前へ落とすヒット)
技能賞=黄(サードに強烈なゴロを放ち内野安打)
守備賞=筒井(二死満塁のピンチで捕飛を気合でキャッチ)
守備賞=加藤(ピンチでレフトフライを何度も好捕)
守備賞=矢野(サードゴロを動きよく捌きピンチを救う)
辻本賞=太田(試合に間に合い、暑さに負けずセカンドを3イニング守る)
今年お亡くなりになった小島由起夫選手の追悼試合として行われた早稲田ベースボールクラブ戦。
先発の高松〔左〕は初回、内野陣のエラーが重なるなか、粘りのピッチングで2失点に収める。その裏、ハーツは先頭の成岡が好調維持で、レフトへヒット〔右〕。二盗、三盗でチャンスメイクすると、3番高松のサードゴロ間にホームイン。点差は1に。
2回表、早稲田打線はヒット4本を重ね2得点。みなバットが振れている。4-1と点差を広げる。
反撃したいハーツは2回裏に加藤〔中〕が左中間に完璧な二塁打を放つが、得点ならず。
しかし3回裏に打線がつながる。先頭の黄〔左〕が三塁内野安打で出塁すると、久しぶりに参加の渡部〔右〕も遊撃内野安打で続く。
ここで1番成岡〔左〕がレフトへタイムリー。さらに1点を加えると、4番に座った山口〔右〕が小島さんのバットでレフトヘ会心のヒット。語らずして結果を出す、さすがの存在感を放った。
3-4と1点差に追い上げ、流れはハーツに傾くか。4回表から投手は成岡へ〔中〕。まだマウンド経験は少ないが、この日はストレートも走り、低目へ決まるストライクもあった。しかし早稲田打線は粘り強い。球を見極め、打てるボールは積極的に振っていく。惜しいエラーもあり、残念ながらこの回6失点。それでも向上心豊かな成岡は、また次の登板で実力を上げてくるだろう。
4回裏、先頭の藤本〔中〕がライトへしぶとくヒット。得点にはならなかったが、ベテラン勢の頑張りが見えた試合となった。
5回表には加藤〔中〕が登板。しっかりピッチングを組み立てることができる加藤は、今後もハーツ投手陣の一翼を担ってくれるだろう。
試合は3-11で敗れたが、強烈な暑さのなか、11人の選手たちはよく頑張った。小島さんも褒めてくれるのではないだろうか。
試合後は小島さんを偲ぶ会を行った。藤本が持参してくれた小島さんの写真は試合中はベンチから、偲ぶ会では真ん中からハーツナインを見守った。
ここ数年は南海ハーツのなかでも急にメンバーを失うことが複数回あり、いつ何が起こってもおかしくないと実感する。まずは健康に野球を楽しむこと、それが一番だと切に思う。
文責【6】
2025.08.09
08月09日 バニーズ戦 1-8
2025年8月9日(土)11:00~13:00
猿江恩賜公園2面(ビジター)
第23戦《ヤング強化試合》
【バニーズ vs 南海ハーツ】
B 110 24|1 8(9)
H 000 01|x 1
投:加藤〔負〕-横井-矢野
1 (投)加藤【43】
2 (捕)矢野【32】
3 (中) 黄 【47】
4 (遊)筒井【18】
5 (三)高松【49】
6 (一)丸山【39】
7 (二)中原【44】
8 (右)横井【 6 】
★ハーツ表彰★
敢闘賞=加藤(先頭打者で初球をクリーンヒット、先発投手としても見事な投球)
技能賞=横井(1回無四死球の安定した投球)
守備賞=黄(内外野でふらふらっと上がったフライを2つ好捕)
辻本賞=高松(マッチメイクに際し的確なアドバイス)
今シーズンは《ヤング強化試合》が雨に泣かされ中止が続き、ようやく初日に。三度目の正直で、初采配となる予定だったハーツ最年少の小林だが、開始直前に体調を崩し(無念)、急遽、監督代行を矢野が務めることに。いきなりのピンチだったが、矢野の采配が素晴らしかった。プレーボールまでの短時間でスタメンを再考し、バニーズさんにレフトを借りるかたちで(ありがとうございました)、試合開始。
1回表、ハーツの先発マウンドに登ったのは加藤〔左〕。もともとは矢野-小林バッテリーの予定だったが、矢野は加藤を投手指名し、自分は捕手へ〔右〕。せっかくのヤング強化試合なのだから、ヤングバッテリーは維持で、という的確な判断だった。そして加藤が矢野とチームの期待に応える。コントロール重視(草野球はこれが一番)の投球で、3イニングを自責1で投げ切った。
その加藤は1番打者としても奮闘する〔中〕。1回裏、投げ終えたばかりの状態で打席に入ると、いきなりセンターへクリーンヒット。ハーツの大谷と呼べるような投打二刀流で、この日の主役に。しかし相手投手は速球派でコントロールも良い。ハーツはその後は手も足も出ず、スコアボードには0が並ぶ。
4回表、ハーツは継投で横井〔中〕へ。制球が課題だが、この日はコンビネーションを重視し、四死球なし。強打のバニーズさんに長短打を浴びたが、ほんの少しでもコントロールに改善が見られたなら、次の登板にもつながるだろう。
ハーツは5回表から矢野〔中〕が登板。不運なヒットがありながらも、粘りのピッチングで2イニングを全うした。
1点が遠いハーツだったが、ようやく5回裏に筒井〔中〕の押し出し四球で1点を返す。しかし反撃もここまで、1-8で南海ハーツはバニーズに敗れた。
試合は完敗だったが、ヤング強化試合の相手としては、バニーズさんは投手力がしっかりしていて、打線も強力で、申し分なかった。小林がいたら、また違った展開になっていたかもしれない。私が嬉しかったのは、8人での野球となったが、一人ひとりが自分のポジションで懸命に守り(全員が複数の守備位置に就いた)、打席ではフルスイングを心がけ、充実した試合になったこと。矢野は試合中にはっきりとした声で指示を出し、堂々とチームを引っ張ってくれた。シニアとヤングが入り交じった試合後の飲みも含め、チームの絆が確実に深まった夏の日だった。
文責【6】
2025.08.02
08月02日 あしたば戦 7-7
2025年8月2日(土)13:00~15:00
世田谷公園A面(ホーム)
第22戦《シニア強化試合》
【南海ハーツ vs あしたば】
H 210 400|0 7
A 320 020|0x 7
投:横井-矢野-高松
1 (三)高松【49】
2 (遊)成岡【11】
3 (左)土屋【51】
4 (捕)筒井【18】
5 (投)横井【 6 】
6 (指)丸山【39】
7 (右)中原【44】
8 (二)矢野【32】
9 (中) 黄 【47】
10(一)藤本【 5 】
11(指)兵藤【23】
★ハーツ表彰★
敢闘賞=高松(一時勝ち越しとなる2点適時打&冷静リリーフ)
敢闘賞=矢野(無失点リリーフで試合立て直す。通算100盗塁も)
技能賞=黄(同点に追いつく2点適時打)
技能賞=成岡(この日一番の当たりの三塁打などマルチ安打)
技能賞=中原(打撃好調維持のクリーンヒット)
守備賞=成岡、矢野(レフトからの好中継で打者走者を三塁に刺し、勝ち越し機を阻止)
守備賞=土屋(満塁からの左前打で冷静に走者を二封)
辻本賞=土屋(熱中症に陥りながらも試合後半の捕手を全う)
辻本賞=横井(通算400試合出場を達成)
南海ハーツのシニア強化試合。この日は、あしたばさんとの対戦だ。1回表、ハーツは二死二三塁から、通算400試合出場を果たした横井〔左〕がショート後方にポトリと落ちるラッキーなヒットで、2点を先制。その裏、マウンドに登ったのも横井〔右〕だが、走者として直前まで塁上にいたため、すでに息が上がっている(情けなや)。この日も制球定まらず、東岡選手のタイムリーに始まり3失点。この回こそ自責は0だったが、立ち上がりの課題が続いている。
2回表のハーツは矢野が四球を選び、二盗を決める〔左〕。これがハーツ通算100盗塁となる。おめでとうございます! その矢野は三進後、サードゴロエラーの間にホームイン。ハーツは3-3と試合を振り出しに戻す。しかし2回裏も横井の投球は不安定なまま。加島選手に2点タイムリーを浴びたところで、早々と矢野投手〔右〕に交代。その矢野はきっちり後続を断ち、ハーツに流れを持ってくる。
4回表、先頭の丸山四球の後、中原〔左〕がセンターへクリーンヒット。ここ最近の中原は打撃好調を維持。8月末のシニアリーグに向けて、順調な仕上がりだ。矢野四球で無死満塁とすると、黄〔右〕がライトへ同点2点タイムリー! 常に前向きな勝負強い打撃で、上位打線につなぐ。
さあここからは、現在のハーツを引っ張る2人の登場。二死二三塁から高松〔左〕の放ったフライは初回の攻撃を再現するかのようにショート後方に落ち、勝ち越し2点タイムリー! 7-5とし、首位打者の成岡〔右〕がセンターへ会心のヒット。仕事の先輩・後輩コンビは試合も飲みも元気いっぱいだ。
矢野は登板後、4回まで無失点投球。チームが逆転したため、勝ち投手の権利を持ち、マウンドを高松〔左〕に譲る。勝ち切りたいハーツだったが、5回裏、先頭打者のサードゴロを横井がアウトにできず、ここからまた流れがあしたばさんに。三好選手の二塁打で無死二三塁とすると、怪力・鈴木選手(シゲちゃん)が体重を思いっきりのせた打球を左中間へ放ち〔中〕、7-7の同点に。今シーズン初の三塁打かと思われたが、センター成岡-ショート矢野の中継が完璧で、三塁タッチアウト〔右〕。もしGリーグだったらMGP最有力候補の、まさにシゲちゃん劇場となったが、念願の週刊ハーツに大々的な登場で、あと1カ月はご機嫌が続くことでしょう(←いつも読んでくれているシゲちゃんに感謝を込め、愛あるからこそのエールです)。
しかし高松投手はここから抜群の安定感を発揮。6回は奪三振含む三者凡退。時間切れで最終打者となった7回裏の安藤選手の打席では、両者ともに譲らず、痺れる対決を見せてくれた。
8月のお昼の時間帯は過酷だ。先発捕手の筒井もよく頑張ったが、2番手の土屋も懸命にマスクを被ってくれた。試合後、ハーツの多くのメンバーが、シャワーを浴びながらも疲れきった表情。甲子園も日中の試合は避けるかたちに。草野球もいろいろ考えなくてはならない気候になってきた。まずは両チームの選手全員が熱中症にもならず、笑顔で試合終了を迎えること。今月はそれを大事にしていこう。
文責【6】
2025.07.26
07月26日 新宿ブンブン戦 7-4
2025年7月26日(土)11:00~13:00
世田谷公園B面(ホーム)
第21戦《Gリーグ第9戦》
【南海ハーツ vs 新宿ブンブン】(2回戦)
B 220 00|0x 4
H 210 22| 7
投:高松-小林〔勝〕-横井
1 (遊)成岡【11】
2 (二)小林【61】
3 (捕)綿貫【14】
4 (三)筒井【18】
5 (投)高松【49】
6 (左)加藤【43】
7 (右)横井【 6 】
8 (一)丸山【39】
9 (中) 黄 【47】
ベンチスタート:兵藤
☆Gリーグ表彰☆
最優秀=加藤選手(南海ハーツ)
優秀=筒井選手(南海ハーツ)
優秀=鈴木選手(新宿ブンブン)
★ハーツ表彰★
殊勲賞=丸山(ライト越え三塁打で追い上げの起点に!)
殊勲賞=小林(好リリーフで勝利投手! 打でも1安打2打点)
殊勲賞=綿貫(5回裏、ダメ押しのセンター前2点タイムリー!)
殊勲賞=高松(先発で試合を作り、タイムリーと勝ち越し死球!)
殊勲賞=成岡(レフト前ヒットに5盗塁、好判断で同点のホームを踏む!)
守備賞=加藤(2回二死満塁のピンチでレフトフライを好捕)
守備賞=筒井&綿貫(2回無死満塁で強烈なサードゴロを本封)
辻本賞=高松(3回に南海ハーツ史上初の通算600盗塁を達成!)
辻本賞=兵藤(ケガで出場ならずも、スコア付けでチームに貢献)
Gリーグ第9戦。南海ハーツは、前回の新宿ブンブン戦で完投勝利を飾った高松〔左〕がチームの期待を背負い、先発のマウンドへ。幸先良く1アウトを取るが、そこからブンブン打線はきっちり球を見極める。まず押し出し四球で先制すると、神風選手は三遊間へ強いゴロを放つ。タイムリーかと思われたが、ショートの成岡〔右〕が抜群の反射神経でグラブに当て、素早く三塁へ送球しホースアウト。この間に2点目は入ったが、守備陣が高松を盛り立てる。
ブンブンの先発は、新入団の若手・鈴木投手。1回裏、すぐに追いつきたいハーツは、1番の成岡が四球で出ると、二盗、三盗。ここで2番の小林〔左〕がショートへ打球を運び、この間に成岡がホームイン。そして5番・高松〔右〕は新打法でセンターへ力強くライナーを放ち、同点タイムリー。
2-2で迎えた2回表、ブンブンは先頭の鈴木選手〔左〕がセンター越えの鋭い当たり。ハーツ守備陣が中継ミスする間に、俊足を生かし一気にホームイン。勝ち越しの一打となり、ブンブンベンチが盛り上がる。その後、無死満塁とし、押せ押せムードだったが、ここでもハーツ守備陣が高松を助ける。高野選手が放った強烈なサードゴロに筒井が完璧に反応し、本封〔中〕。捕手の綿貫も脚を目一杯伸ばしながらの好捕で、2人が守備賞。その後、ブンブンは押し出し死球で4-2とするが、二死満塁で、藤井選手が放ったレフト右の強烈なライナーを、今度は加藤が体勢を崩しながら好捕〔右〕。もしこの打球が抜けていれば、走者一掃で試合が決まってしまったかもしれない。こちらも守備賞となり、結果的にこの回の加藤と筒井の守備にブンブンさんが高い評価(勝敗の分岐点)を与え、Gリーグの最優秀賞と優秀賞に。
守備で光るプレーを連発したハーツだが、試合は劣勢。2回裏、少しでも点差を縮めたいところで、先頭の丸山〔中〕が見事なミート力で、ライトの頭上を破る三塁打。途中、三塁は間に合わないかもとハラハラしたベンチだったが、一気に追い上げムードへ。ここでも小林が打点をあげる内野ゴロを放ち、3-4。ハーツもブンブンにしっかりついていく。
高松は3回表を無失点で切り抜け、粘りのピッチング。4回表も続投で頑張るが、一死から、またもや鈴木選手がセンター越え二塁打。牽制エラーで三進したところで、ここが勝負所と見た監督の横井はタイムを取り、小林にスイッチ〔左〕。前週のエースハンターズ戦では継投のタイミングで反省もあっただけに、ここは迷わず小林に託す。その小林は期待に応え、次打者をサードゴロに打ち取り、点を与えない〔右〕。この回を無失点で切り抜けたのが大きかった。
4回裏、ハーツは打撃絶好調(4割越え)の成岡がレフトへ会心のヒット〔左〕。成岡はシーズンを通して調子が良く、特に左へ強い打球を打ち続けている。走者となれば常に積極的、ショートの守備でも動きが抜群で、完全にチームを牽引している。この回も二盗を決め、無死満塁から捕手の一瞬の隙を突き、同点のホームイン。そして筒井、高松の連続死球で、ついにハーツが5-4と勝ち越し〔右〕。
5回表も小林は力強いピッチングで無失点。いよいよ流れはハーツに。そして5回裏、ハーツは小林〔左〕のレフトへのヒットで一死満塁とすると、前回のブンブン戦で4安打の綿貫〔右〕が最高のバットコントロールでセンターへダメ押しの2点タイムリー。
6回表、2人目の打者で時間切れとなったため、試合は5回表裏までの7-4で南海ハーツが逆転勝ちした。中盤まではブンブンさんのペース。なかなか厳しい展開だったが、全体を通して守備陣が投手を助け、大事なところで打線がつながるなど、全員野球の勝利と言えるだろう。
3回裏には、高松がハーツ通算600盗塁(チーム初)を決め〔中〕、勝利に花を添えた。高松は通算700安打(もちろんハーツ内で前人未到)も間近で、来季までには達成してくれるだろう。
南海ハーツはGリーグ9試合を終え、5勝4敗。上には中野マシンガンズ、永福コルセッツ、エースハンターズがいて、どのチームも強さを発揮している。マシンガンズさんはここ数年ずっと強いが、リーグに参入してくれたコルセッツさんと、エースハンターズさんが年を追うごとにどんどん強くなっているのが特筆されるだろう。リーグはかなり盛り上がっていると思う。ハーツが残す3試合はこの3チームだ。いずれも強敵だが、チャレンジャーの精神で、夏を越え、秋の勝負に挑んでいきたい。
文責【6】
2025.07.19
07月19日 エースハンターズ戦 4-9
2025年7月19日(土)9:00~11:00
八潮北公園(ビジター)
第20戦《Gリーグ第8戦》
【エースハンターズ vs 南海ハーツ】(1回戦)
H 040 00|1 4(5)
A 006 03|x 9
投:小西〔負〕-小林-矢野
1 (一)高松【49】
2 (遊)成岡【11】
3 (三)矢野【32】
4 (捕)筒井【18】
5 (左)加藤【43】
6 (中)小林【61】
7 (投)小西【29】
8 (二)横井【 6 】
9 (指)丸山【39】
10(右)土屋【51】
11(指)兵藤【23】
☆Gリーグ表彰☆
最優秀=仲村選手(エースハンターズ)
優秀=田島選手(エースハンターズ)
優秀=小林選手(南海ハーツ)
MGP=鹿島選手(エースハンターズ)
★ハーツ表彰★
敢闘賞=成岡(この日も絶好調でマルチ安打。守備でもリーダーシップ)
敢闘賞=小林(チャンスメイクの2安打に、リリーフでもナイスピッチ)
敢闘賞=小西(先発で好投に、力強く先制タイムリー)
技能賞=高松(レフトへの二塁打でチャンスメイク)
技能賞=加藤(先制時の起点となるセンターオーバー)
守備賞=土屋(ライトゴロ達成に、前進フライ好捕も)
守備賞=高松(一塁守備でよく動き、送球も好捕)
辻本賞=筒井(捕邪飛を塁間半分まで追いかけ、擦り傷も何のその)
4勝3敗で迎えたGリーグ第8戦。
南海ハーツは1回表、好調の成岡〔左〕がレフトへクリーンヒット。しかし得点ならず。ハーツの先発は小西〔右〕。昨年までに比べ出席回数は減っているものの、野球への情熱、試合時の熱いハートは健在。初回からコントロール良く、速球も冴え、無失点スタート。
2回表に試合が動く。この回先頭の5番・加藤〔左〕がセンターオーバーで出塁。続く小林〔中〕も一二塁間へしぶとくヒット。ここで長距離砲の小西〔右〕が力強くレフトへ運び、1点先制。怒涛の3連打で勢いづく。このあとエラーもあり、計4点。
大量リードをもらった小西は2回裏も絶好調。2三振を奪うなど、3人でチェンジに。そして3回表、先頭の1番・高松〔左〕がレフトへ貫録の二塁打。続く成岡〔右〕もレフトへ運び、無死二三塁。ここまでは完全にハーツの流れだった。しかしクリーンアップでまさかの無得点。実はここから流れがエースハンターズに傾くことに。
3回裏、ここまで好投の小西から、先頭の鹿島選手が二塁打。その後も各打者がしっかり小西の球をミートし、この回計6安打で6得点。一気に逆転となる。監督としては、1、2回の小西の投球を見て、後半まで投げ続けられそうと思い、継投の準備をしていなかった。結果的に交代のタイミングを逃し、エースハンターズが優位な展開に。
リードしたところで、エースハンターズは4回表から新入団の若手・仲村投手にスイッチ。先発の宮本(俊)投手は投球術に長け、仲村投手はパワー系だ。ハーツ打線はここからほとんどヒットが出ず、劣勢に回る。何とか悪い流れを止めるべく、ハーツは4回裏に小林〔左〕を投入。現在は短いイニングに限られるも、ノビのある直球と持ち前の制球力で小林は無失点。そして5回裏から矢野〔右〕へリレー。しかし勢いに乗ったエースハンターズはボールをしっかり見極め、この回3点。9-4とリードを広げる。
6回表、筒井死球後、小林〔中〕が執念の右中間二塁打を放ち(仲村投手からチーム初安打)、小西の内野ゴロ間に1点を返すが、反撃もここまで。最終スコアは5回表裏までで、エースハンターズが南海ハーツを9-4で下した。
ハーツはこれでGリーグ4勝4敗となり、五分に。なかなか連勝とはいかず、苦しい勝負が続くが、残り4試合を懸命に戦っていこう。まだまだ暑い時期にリーグ戦も組まれている。まずはケガ人を出さずに、各週の参加メンバーで全力を尽くすのみ。甲子園予選に挑む球児たちのように、チャレンジャーの精神で、次週の新宿ブンブン戦も頑張ろう!
文責【6】
【今週のベストショット by Tsucchy】
2025.07.13
07月13日 NEO-YANKEES・シニア戦 2-9
2025年7月13日(日)9:35~11:00
落合中央公園(三塁側)
第19戦《シニアリーグ第3戦》
【NEO-YANKEES・シニア vs 南海ハーツ】
NH 002 00 2
NY 211 05x 9
投:横井〔負〕-兵藤
1 (三)高松【49】
2 (中)成岡【11】
3 (左)綿貫【14】
4 (捕)筒井【18】
5 (投)横井【 6 】
6 (右)中原【44】
7 (二)丸山【39】
8 (遊)兵藤【23】
9 (一)藤本【 5 】
ベンチスタート:太田【16】、山口【31】、岩田【36】
★ハーツ表彰★
敢闘賞=成岡(強烈な二塁打2本で好機演出)
敢闘賞=筒井(2点をたたき出す適時打で四番の仕事)
守備賞=筒井(捕邪飛をガッツでダイビングキャッチ)
守備賞=高松(冷静に障害物を計算してファウルフライをキャッチ)
辻本賞=太田(出場希望もコールド負けで出番作れず)
辻本賞=丸山(試合後、汚れた更衣室を清掃)
前週のシニア強化試合後に新たなモチベーションを得たハーツメンバー。この日は随所に気合あふれるプレーで接戦に持ち込む展開にまでこぎつけたが、最後は自力の差を見せつけられ、悔しいコールド負けとなった。
先攻のハーツは、初回、成岡〔中〕が左越二塁打を放つと、すぐさま三盗を決め、先制のチャンスをつかむ。続くは綿貫。ここぞという場面で勝負強さを発揮する綿貫の放った打球は二塁手正面の痛打。勢いにつられて飛び出した成岡は帰塁が間に合わず塁上で憤死、併殺となって初回、ハーツは無得点に終わった。
その裏、先発横井〔左〕は先頭を四球で歩かせてしまう。二盗を許し二番打者の犠打で一死三塁のピンチを迎えるが、次打者の小飛球を捕手の筒井が気迫のダイビングキャッチ〔右〕。続く四番も、力投の横井の前に投手前の小飛球、ピンチを脱したかと思われたその瞬間、横井のグラブから無情にもボールがこぼれ落ちた。次打者には左前に運ばれ、2点の先制を許してしまった。続く2回は、一歩先を読む高松の頭脳的なポジショニングにより先頭を三邪飛に打ち取るが、次打者に左前打、続いて四球を与えると、二死後左前適時打を浴び、追加点を奪われた。
しかし、この日のハーツはすぐさま反撃。3回表一死後、高松が四球で出塁すると、成岡〔左〕が二打席連続の二塁打を放ち、二三塁のチャンスをつくる。綿貫が倒れて二死となるが、頼れる四番、筒井〔右〕が左中間に気合で運び、2点を返した。2対3、いよいよ痺れる展開になってきた。
その裏、横井は、先頭を四球で歩かせると、二盗を許し、暴投で無死三塁のピンチを招く。次打者にも四球を与え、一三塁とピンチを広げる。しかし、相手ミスによる走塁死に続き、一塁後方の難しい飛球を藤本が好捕し、二死三塁。次打者の打球は力ない投手前飛球。横井は懸命に追うが、またもグラブに収まらなかった。悔いの残る失点だったが、気合を入れ直した横井は、二塁走者をけん制で刺し、この回を最少失点で切り抜けた。
4回に入り、相手は2番手投手につなぐ。ハーツ打線は、4回、5回と続けて3者凡退に片づけられる。一方横井も4回は連打を浴びながらも無失点で切り抜けた。
2対4、ハーツ2点のビハインドで迎えた相手5回裏の攻撃は、先制打を許した5番打者から。2-2と追い込んだ後、またも左前に運ばれてしまう。猛暑の中、ここまで4イニングを投げ抜いてきた横井だが、少しずつリズムが崩れ始める。次打者にストレートの四球、暴投で無死二三塁。続く打者から三振を奪うが、筒井が止めきれず、振り逃げ。一塁送球が乱れる間に三塁走者が本塁に還り、なおも二三塁。次打者には中前にはじき返され、その後も死球、投失により失点を重ね、一二塁に走者を残したところで、兵藤〔中〕がリリーフにあがる。しかし、もはや相手の勢いは止まらない。あっさり左越打を打たれ、この回、計5失点。2対9となり、コールド負けが宣告された。
試合時間1時間25分は、ハーツとして、シニアリーグでの最長試合時間。手ごたえを感じる部分もあったが、いかんせん放った安打は、ともにマルチ安打の成岡、筒井の計4本のみ。対する相手は8安打を放ち6四死球を選んだ。懸命に守ったハーツだったが、勝利をたぐりよせることはできなかった。
2025年のシニアリーグも残すところ1試合。まだまだ、一人ひとりがやれることはある。来年以降につながるプレーに期待したい。
試合後はお決まりの反省会。2軒目を求めて馬場を彷徨っていると、この日の相手チームの主力メンバーと遭遇。今後、フリーマッチでのお手合わせの可能性を残し、彼らと別れた。シニア野球の輪はこうして広がっていくのだろう。
文責【23】
2025.07.12
07月12日 あしたば戦 9-2
2025年7月12日(土)13:00~15:00
世田谷公園B面(ホーム)
第18戦《Gリーグ第7戦》
【南海ハーツ vs あしたば】(2回戦)
A 100 001|1x 2(3)
H 004 302| 9
投:横井-兵藤〔勝〕-矢野〔S〕
本塁打:矢野〔1号〕
1 (遊)成岡【11】
2 (三)矢野【32】
3 (投)横井【 6 】
4 (捕)筒井【18】
5 (左)加藤【43】
6 (二)兵藤【23】
7 (右) 黄 【47】
8 (一)丸山【39】
9 (中) 森 【 0 】
☆Gリーグ表彰☆
最優秀=横井選手(南海ハーツ)
優秀=矢野選手(南海ハーツ)
優秀=東岡選手(あしたば)
MGP=成岡選手(南海ハーツ)
★ハーツ表彰★
殊勲賞=矢野(3ランホームランにロングリリーフセーブ!)
殊勲賞=加藤(満塁走者一掃、貴重な勝ち越しタイムリー三塁打!)
敢闘賞=成岡(レフト越え二塁打含むマルチ安打に好走で2得点)
技能賞=兵藤(1イニング無失点で勝利投手)
技能賞=丸山(レフトへ流し打ちのクリーンヒット、チャンスメイク)
技能賞=黄(レフトへ力強く会心のヒット)
守備賞=成岡(後方の遊飛好捕に、遊ゴロを安定処理)
守備賞=黄(満塁のピンチでライトゴロ達成)
辻本賞=森(最終打席でよく走り、三塁内野安打)
真夏に差しかかった7月だが、この日は気温が30度を越えず、暑さを感じない曇り空。Gリーグ前半戦3勝3敗の南海ハーツにとって、第7戦のあしたば戦は後半を占う試合とも言える。
ハーツは3投手の継投で臨む。オープナーは横井〔中〕が務めた。いきなり、あしたば3番・東岡選手のライト越え三塁打で先制を許すが、そのあとを踏ん張り、2回1失点。
あしたばの先発は恵美投手。制球が良く、球速も増し、Gリーグ屈指の好投手だが、なぜか横井は彼の球にタイミングが合う。1回裏、二死から放った打球はショートの頭上を抜けるライナーヒット〔中〕。外野の打球処理ミスの間に三塁まで到達する。しかし後続が続かず、同点とはならず。
早め早めの継投で、ハーツは3回に兵藤〔左〕がマウンドへ上がる。一死満塁のピンチとなるが、ここで成岡〔中〕が前進守備からショート後方のフライを懸命に追いかけ好捕。続く鈴木選手はライト前タイムリーかと思われたが、強肩の黄〔右〕が好判断でライトゴロ達成。ともに守備賞を受賞した堅守で、粘投の兵藤を盛り立てる。
守備で流れを引き寄せたハーツは3回裏、二死から1番の成岡〔左〕が三塁線を破るヒットで出塁。矢野が四球でつなぐと、3番・横井〔中〕が三塁手の右を抜く同点タイムリーで、俊足の二塁ランナー成岡がホームイン。筒井が四球で満塁とすると、ここで5番・加藤〔右〕がライトへ値千金の勝ち越し走者一掃タイムリー三塁打! ハーツは4-1と逆転する。
ここまでの継投は予定どおり。4回表から、ハーツはこの日のリリーフエース・矢野〔中〕を投入。今シーズンの矢野はリリーフ登板時にいい投球を続けている。立ち上がり、2四球でランナーを溜めるも、そこから2つの空振り三振を奪い、あしたばに点を与えない。
追加点を奪いたいハーツは4回裏、先頭の黄〔左〕が力強いスイングで三遊間を完璧に抜くヒット出塁。続く丸山〔右〕はきれいな流し打ちのレフト前でチャンスメイク。
二死となるが二三塁で、2番・矢野〔中〕がライトへ鋭いライナーを放ち、ボールは右中間を転々。2人の走者を迎え入れ、自らも俊足を飛ばし、ホームイン。貴重な中押しとなる3ランホームラン!
7-2で迎えた6回裏、森〔左〕が三塁前のゴロでよく走り、内野安打。続く成岡〔中〕はコンパクトに振り抜くと、打球はぐんぐん伸び、レフトの頭上を越える二塁打。矢野が歩いて一死満塁となり、横井〔右〕は猛打賞を記録するダメ押し2点タイムリーをレフトヘ放つ。
試合は7回表まで進み、あしたばは1点を返すも、二死となったところで時間切れ。Gリーグの正式スコアは6回までとなり、9-2で南海ハーツがあしたばに勝利した。1イニング零封の兵藤が勝ち投手、ロングリリーフの矢野にセーブがついた。
この日のハーツは年に数回あるかないかの理想的な試合展開。3投手の継投(想定イニング)もほぼ予定どおりに進み、野手は堅守で投手陣を盛り立てる。逆転してからは中押し、ダメ押しもあった。9人ぎりぎりでの試合だったが、7人にヒットが出て、矢野、加藤、横井が仲良く3打点ずつ。こんなにうまく試合が運ぶことは滅多にないが、ライバル・あしたばさんに勝てたことを素直に喜ぼう(Gリーグ対戦は1勝1敗)。ハーツはリーグ後半の初戦に勝ち、今シーズン通算4勝3敗。1つの勝ち越しとなった。このあとGリーグが2試合続く。力を増していきているエースハンターズさん、そして新宿ブンブンさん。真夏の闘いとなるが、1試合1試合を大切に、前へ進んでいこう。
文責【6】
2025.07.05
07月05日 Tokyo Amateurs戦 5-14
2025年7月5日(土)13:00~15:00
大泉中央公園(ホーム)
第17戦《シニア強化試合》
【南海ハーツ vs Tokyo Amateurs】
NH 401 0|0x 5
TA 452 3| 14
投:松尾〔負〕-横井-兵藤-小林
1 (三)高松【49】
2 (投)松尾【17】
3 (右) 黄 【47】
4 (捕)筒井【18】
5 (遊)横井【 6 】
6 (指)兵藤【23】
7 (二)丸山【39】
8 (指)中原【44】
9 (左)土屋【51】
10(中)矢野【32】
11(指)小林【61】
12(一)藤本【 5 】
★ハーツ表彰★
敢闘賞=中原(満塁チャンスに見事な2点適時打)
技能賞=松尾(タイミングを外されながらもうまく拾って右前打&4盗塁、足で1点稼ぐ)
技能賞=高松(適時打にはならずも、走者を置いてヒット放つ)
守備賞=小林(一塁前ゴロを好ダッシュで捕りバックホーム、走者を挟殺に)
守備賞=矢野(三塁横を襲う強烈な当たりをスライディングキャッチで押さえアウトに)
辻本賞=筒井(暑い中、フルマスクで完走。お疲れ様でした)
7/5、ハーツのシニア強化試合。大泉中央公園でのTokyo Amateursとのマッチアップ。ハーツは序盤の猛攻が実らず、気づけば大きな点差が開いての敗戦だった。
初回、先攻のハーツ打線はチャンスを確実にモノにする。2番松尾〔左〕がライトへクリーンヒットで出塁すると、機動力を生かして二盗三盗に成功。そしてワイルドピッチで早々に1点を先制。さらにハーツは塁を埋めて満塁とすると、6番兵藤のサードゴロの間にランナー黄が返り、2点目。続いて満塁で、8番中原〔右〕がセンター前に2点タイムリーヒット! 初回に一挙4点を先制して、幸先良いスタートとなった。
ハーツ先発は松尾〔中〕。経験豊富な松尾の投球に期待。だが、Tokyo Amateurs打線は粘り強かった。無死二三塁から三遊間を破られての得点など、1回裏にすぐさま4点を返されて、試合は振り出しに戻る。
2回表、ハーツは藤本が振り逃げから二盗を決め、続く1番高松〔中〕が三遊間をきれいに破る! 二塁から果敢にホームを狙った藤本だが、間一髪アウト。ここはTokyo Amateursの中継からのバックホームが光った。
3回のハーツの攻撃、2番松尾が出塁するとすかさず二盗。続けて三盗を狙った際、キャッチャーの三塁悪送球で松尾がホームに生還。1点を返す。ここでも松尾の機動力が生きた。
3回裏、ピッチャーは横井〔左〕にスイッチ。先頭バッターの三塁横への強烈な打球に、サード矢野〔中〕が飛び込みキャッチ&送球。すばらしい守備を見せた。この流れに乗って後続を切っていきたいところだったが、塁を埋められて2点タイムリーと、Tokyo Amateurs打線をなかなか止められない。2アウトまできていたが、ピッチャーを兵藤〔右〕へスイッチ。兵藤はしっかりこの回を締めた。
4回表、反撃したいハーツだが、ランナーを出せずに無得点。4回裏、Tokyo Amateursにまた満塁から走者一掃され、3点を失う。ここでピッチャーは小林〔中〕にスイッチ。小林は打者2人をシャットアウト。
ハーツ5回表の攻撃は、少しだけ時間があったため、小林の打席だけ立たせてもらうことに。小林はこの球場でどでかい柵越えホームランをかっ飛ばしているので、再現なるかという打席。小林〔中〕は1球目のスローボールを強振!するもレフトフライ。試合終了となった。
総括すると、ハーツの初回の攻撃は良かった。積極的な走塁とチャンスでの1本も出た。今後も積極的な姿勢は続けていきたい。一方、守備面ではフォアボールやエラーはつきものだと思うが、1つでも少なくしていけるよう、集中力を持って取り組んでいきたい。
文責【44】
【今週のベストショット by Tsucchy】
2025.06.29
06月29日 新宿リンクス・シニア戦 0-9
2025年6月29日(日)9:30~10:40
西戸山公園(三塁側)
第16戦《シニアリーグ第2戦》
【新宿リンクス・シニア vs 南海ハーツ】
H 000 00 0
T 410 4x 9
投:横井〔負〕
1 (三)高松【49】
2 (遊)兵藤【23】
3 (右)丸山【39】
4 (捕)筒井【18】
5 (投)横井【 6 】
6 (左)中原【44】
7 (中)岩田【36】
8 (一)藤本【 5 】
9 (二)太田【16】
★ハーツ表彰★
敢闘賞=横井(9失点はちょっと多いが、暑さの中で完投)
敢闘賞=太田(暑さの中フル出場、フライ、ゴロもさばく)
技能賞=筒井(先制打にはならずも、クリーンヒットでチーム初安打)
技能賞=高松(1安打、三盗も決め、守備でも冷静に本封)
守備賞=兵藤(ショートでベースより向こう側のゴロを捕っての走者封殺)
辻本賞=森(朝早くから大敗につき合いスコア付け。熱中症配慮の差し入れも)
猛暑の中、行われたシニアリーグ第2戦。ハーツシニアは9人ギリギリで臨んだ。熱中症リスクに加え、誰か一人でも負傷したら没収試合という厳しい環境下、試合は0-9と完敗だった。それでも最後まで食らいつく粘りは見せ、次戦以降に希望の光を灯した。
初回、兵藤〔左〕が敵失で出塁。3番・丸山の一ゴロの間に二塁に進み、2死二塁の先制のチャンス。ここで打席には4番・筒井。その初球、持ち前のフルスイングから左翼へクリーンヒットを放つ〔中〕。兵藤が、二塁から本塁を狙ったが、相手の中継のプレーの前に惜しくもタッチアウト〔右〕。先取点とはならなかったが、制球力の良い相手投手に対し、上々の滑り出しだ。
先発マウンドに上がったのは横井〔左〕。1週間前のシニア強化試合では打者2人に対し、2四球で降板と悔しい思いを払しょくしたいところだ。初回の立ち上がり、先頭に四球、2番打者に右中間を破る二塁打、さらに3番に死球といきなり無死満塁の大ピンチ。しかしここから横井は踏ん張った。相手4番を三振に取ると、続く5番打者は三ゴロに。三塁・高松も鋭いダッシュかつ冷静に本塁封殺〔右〕で横井を援護した。
なおも2死満塁の押し出し四球を手始めに3四球1安打を絡められ初回に4点を献上。ただ、ストライクゾーンに決まったボールは力があり、藤本監督も続投を決断。4回5奪三振で完投した。前日も猛暑の中で丸山と若手とで練習したと思えないほど、底知れぬスタミナを発揮し、指揮官の起用に応えた。9失点はいずれも2死から奪われたもので悔いは残ったが、今後、投球の場数を踏めば飛躍できそうな予感を漂わせた。
点差以上に収穫があったのは、猛暑、劣勢の中でもケガ無く、集中力を欠くことなくプレーできたこと。大ベテラン・太田〔中〕が二塁を守りゴロ、フライをさばく姿はチームに勇気を与え、兵藤も中堅へ抜けてもおかしくないゴロをキッチリ処理。右中間を襲う打球に対し丸山、岩田が激走を見せ、筒井は当たり前のようにフルマスク。中原も脇腹に死球を食らうなど、失礼ながら、いつ誰が負傷してもおかしくない不安をよそに戦い抜いた。
シニア勢が見せた長年の草野球で培った体力と根性はさすが。試合前は綿貫がエールに、試合中も藤本智、森も駆け付けるなど応援されるチームに仕上がりつつある。この後の飲み会の盛り上がりは不変で体力の回復と切り替えも驚異のスピード。この底力がある限り、藤本体制での1勝も遠い日のことではなさそうだ。
文責【0】
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