週刊ハーツ

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2025.12.13

12月13日 新宿ブンブン戦 11-2

2025年12月13日(土)11:00~13:00
上野恩賜公園(ホーム)
2026年度第1戦《フリーマッチ》
【南海ハーツ vs 新宿ブンブン】

B 100 001|1x   2(3)
H 042 023|     11

投:高松〔勝〕-小西-矢野

 1 (指)成岡【11】
 2 (三)小西【29】
 3 (投)高松【49】
 4 (一)丸山【39】
 5 (捕)筒井【18】
 6 (指)藤本【 5 】
 7 (右)岩田【36】
 8 (中) 黄  【47】
 9 (二)中原【44】
10(遊)矢野【32】
11(左) 森  【 0 】
12(指)横井【 6 】

★ハーツ表彰★
殊勲賞=高松(2026年度開幕戦勝利投手&初回レフトへのヒット、全打席出塁!)
殊勲賞=丸山(4番として、ライトへ完璧な当たりの2点タイムリー!)
殊勲賞=黄(2本のフェンス直撃安打(2打点)で、長距離打者へと覚醒!)
殊勲賞=小西(1安打2盗塁2得点に、3イニング好リリーフ!)
殊勲賞=矢野(2安打2打点1得点に、最終回クローザーとして好投!)
殊勲賞=森(打撃好調マルチ安打1打点に、2盗塁で足もアピール!)
敢闘賞=中原(終盤に左中間へのヒットでチャンスメイク)
技能賞=成岡(2盗塁1打点1得点で1番打者の働き)
技能賞=筒井(勝負強くレフトへ犠牲フライ)
守備賞=黄(1イニングに2つのセンターゴロ達成、ハーツ史上初!?)
守備賞=高松(強烈なピッチャーライナー好捕でダブルプレー)
守備賞=小西(試合を終了させる、ホームへの中継好返球)
辻本賞=岩田(死球で無死満塁のチャンスを作り、黄につなげる)
辻本賞=成岡(早い段階から納会幹事として動き、若手にも積極的に声をかけ、個室の素晴らしいお店を用意)
辻本賞=藤本(MVP投票の集計を快く引き受け、発表でもチームを盛り上げる)

試合動画

 当日に2025年の納会を控えた、2026年度開幕戦扱いの試合。
 1回表、南海ハーツの先発は、新宿ブンブン戦と言えばこの人、高松〔左〕。いきなりブンブンの先頭打者、斎藤選手〔右〕がきれいなライナーでセンターへ弾き返し、チャンスメイク。二盗、三盗後、内野ゴロ間に好走塁で1点先制。

 1回裏、2025年3割を達成した3番の高松〔左〕がボールをきっちり前で捉え、クリーンヒット。しかし後が続かず、無得点。しかし勝ち運を持っている高松は、2回表無死三塁のピンチで強烈なピッチャーライナーに素早く反応し好捕〔右〕、すかさず飛び出したランナーも刺し、ダブルプレーで切り抜ける。

 このプレーでハーツにグッと流れが傾く。2回裏、筒井、藤本の連続四球のあと、こちらも“持ってる男”岩田が背中に死球を受け、無死満塁に。ここで若手成長株の黄〔左〕が打球を高らかにセンターへ打ち上げ、フェンス直撃の2点タイムリー二塁打。2-1と逆転すると、黄の友人、矢野〔中〕も三遊間を鋭く抜く安打で1点追加。続く森〔右〕も三塁線を破る会心のヒットでもう1点。最年長含むヤング世代の猛打で4-1とリードを広げる。

 3回表、黄が驚異的な身体能力を見せる。先頭打者のセンターへのライナーをワンバンで掴むと矢のようなボールを一塁へ送り、センターゴロ〔左〕。これだけでも凄いのだが、二死後、またしてもセンターへ飛んだ打球を一塁へストライクで、なんと1イニングに2つのセンターゴロを達成〔右〕。これは南海ハーツ史上初の快挙に違いない。

 勢いに乗るハーツは3回裏、先頭の小西〔左〕が三遊間を渋く破るヒットで出ると、高松四球後、4番の丸山〔右〕が2者を返すライト越え特大二塁打を放つ。南海ハーツはこの日の納会で新監督発表予定だったが、実はスタメンにヒントが隠されていた。丸山にチームを託す気持ちから、打線の中心に据えたのだ。その期待に見事に応えた、圧巻の打席だった。

 4回表からハーツは小西〔中〕へバトンタッチ。小西は速球を武器に、この回3奪三振。5回も2奪三振と素晴らしい出来。そのまま6回まで投げ、1失点の危なげない投球を見せた。

 5回裏のハーツは4連続四球で1点を加えると、5番・筒井〔中〕の放った飛球はレフトへ。本人はフェン直と思ったようだが、実際にはレフトの定位置。それでも俊足の小西がホームインし、犠牲フライでもう1点。写真の躍動感あるスイングを見ると、筒井の手応えもよくわかる。

 6回裏、ハーツ打線がまたもや爆発する。先頭の黄〔左〕が今度はレフトフェンス直撃の大きなヒットで出ると、続く中原も快音響かせ、左中間へクリーンヒット〔中〕。無死二三塁とすると、矢野〔右〕が勝負強くセンター前タイムリー。その後も2点を加えたハーツは11-2とする。

 7回表、クローザーとしてマウンドに登ったのは矢野〔左〕。一死三塁から5番打者をサードゴロに打ち取るが、横井が腰を一番下までおろしながら、まさかの大トンネル。監督として最後のプレーがお恥ずかしいかぎり…。そして一死二塁から、次打者がセカンドのグラブをかすめるヒット。しかしバックアップに入った黄と小西が見事な中継でホームタッチアウト〔右〕。ここで時間切れ、最後は素晴らしいプレーでの締めとなった。

 試合後には上野のおいしい中華店で2025年度の納会を行い、ここで正式に2026年度からの丸山新監督が発表された。そしてシニアは藤本監督から太田新監督にバトンタッチ。来季の南海ハーツは首脳陣が刷新される。再びGリーグで上位に食い込めるか、そしてシニアリーグはまず1勝が目標となる。今シーズンが終わったばかりだが、早くも来春が待ち遠しい。新体制での船出が楽しみだ。

文責【6】

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2025.12.06

12月06日 あしたば戦 1-6

2025年12月6日(土)11:00~13:00
世田谷総合運動場(ホーム)
第35戦《フリーマッチ》
【南海ハーツ vs あしたば】

A 001 014 0|0    6
H 010 000 0|1x  1(2)

投:横井〔負〕-矢野

 1 (三)高松【49】
 2 (中) 黄  【47】
 3 (左)小林【61】
 4 (捕)筒井【18】
 5 (遊)矢野【32】
 6 (投)横井【 6 】
 7 (二)兵藤【23】
 8 (一)丸山【39】
 9 (右)藤本【 5 】

★ハーツ表彰★
敢闘賞=兵藤(勝負強くセンターへ先制タイムリー)
敢闘賞=黄(レフトの頭上を越えるヒットでチャンスメイク)
敢闘賞=筒井(恵美投手から久しぶりのヒットを含む2安打)
技能賞=高松(3割を確定させる左中間への技ありヒット)
技能賞=矢野(好リリーフで2回を無失点)
守備賞=高松(再三のサードゴロを安定の処理)
守備賞=小林(強いレフトフライを球際強く好捕)
守備賞=黄(脚を生かしてセンターフライを好捕)
守備賞=筒井(好判断で捕手前小フライを一塁アウトに)
守備賞=丸山(一塁で送球がっちり&レフトフライ好捕)
辻本賞=藤本(ファーストミットかすめるライナー、掴んでいれば守備賞もの)

試合動画

 永年のライバル、あしたば戦。南海ハーツの先発は、監督として最後のあしたば戦ということで横井〔中〕が志願登板。先頭の恵美選手にヒットを打たれるが、その後はフライ3つで無失点スタート。2回も三者凡退と、久しぶりに良い立ち上がり。

 2回裏二死、ハーツは好投手のあしたば・恵美投手〔左〕から、相性の良い横井〔中〕が左中間へ二塁打。続く兵藤〔右〕が勝負強くセンターへ運び、1点を先制。

 3回表、あしたばは一死三塁とし、次打者はセンターへの浅いフライ。黄が前進して好捕。ランナーは止まっていたが、ホームへの送球に捕手がバウンドを合わせられず、その間に三塁ランナーがホームインし、1-1の同点に。

 3回裏、ハーツは高松〔左〕が今季3割を確定させる技ありのヒットを放つと、続く黄〔右〕はレフトの頭上を越える大きな当たりで一死一三塁とチャンスメイク。しかしそこから恵美投手がしっかり抑え、試合は拮抗状態に。

 5回表、あしたばは一死三塁から三好選手がレフトへの犠牲フライで1点を勝ち越す。
 6回裏に筒井〔中〕が、苦手な恵美投手から久しぶりにヒットを放つが、ここも無得点。ハーツ打線は調子を上げる恵美投手に10個の三振を奪われ、次の得点が遠い。

 横井は6回も本人の希望で続投するが、ここで4失点。終盤に突き放され、試合はそのまま、あしたばさんが勝利。
 投手戦だったこともあり、残り時間も十分で、勝敗確定後のエキストライニングへ。7回から登板した矢野〔左〕は球威抜群、コントロールも良く、変化球も巧みに交え、2回を無失点の好投。
 8回裏、あしたばは監督の佐藤投手が登板。一死満塁となり、横井に回る。最後は監督対決となり〔右〕、ここでタイムリーが出れば格好良かったが、結果はショートゴロ。ゲッツーは免れたため、三塁ランナーがホームインしたところで、時間切れ終了。

 3年間の監督生活は本当にあっという間でした。2024年には久しぶりのGリーグ優勝をチームの皆さんに味わわせていただき、幸せな監督でした。2025年度は8勝24敗1分と大きく負け越し、野球の難しさを味わい、結果を出せなかった申し訳なさも残ります。それでも今年中盤から打ちまくりキャリアハイを達成した成岡選手、入団3年目にして打撃開花した中原選手、新人として高打率、好守備、投手としての可能性も見せた加藤選手、矢野さんの友人で助っ人時代からハーツを支え、晴れて入団後も高い出席率と野球に取り組む真摯な姿勢でチームに溶け込んだ黄選手たちの活躍は必ず来シーズンにつながると思います。2026年シーズンはチーム本体、シニアともに新監督体制となります。楽しい南海ハーツ野球は変わらず、結成30年目にまた新たな道ができていくことを願います。

文責【6】

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2025.11.29

11月29日 ジューキーズ戦 5-7

2025年11月29日(土)13:00~15:00
羽根木公園B面(ホーム)
第34戦《フリーマッチ》
【南海ハーツ vs ジューキーズ】

J  060 100  7
H 002 030  5

投:横井〔負〕-峯-小林

 1 (遊)小林【61】
 2 (二)渡部【10】
 3 (左) 峯  【助】
 4 (捕)筒井【18】
 5 (一)滝瀬【助】
 6 (三)中原【44】
 7 (中) 黄  【47】
 8 (右) 森  【 0 】
 9 (投)横井【 6 】

応援:高松【49】

★ハーツ表彰★
敢闘賞=渡部(久々の出場で貫録の2安打。二塁守備でも良い動き)
技能賞=中原(最終回、反撃の起点となるレフトへの大きなヒット)
技能賞=森(レフトへきれいなライナーヒット。最終回にドラマを生む打球)
技能賞=黄(バットを振り切り、追い上げのレフト犠牲フライ)
守備賞=黄(センターで安定感。大きな飛球も二塁打で止める)
守備賞=小林(好リリーフと、捕手でも貢献)
辻本賞=筒井(今年一番の大飛球もレフトに捕られる)
辻本賞=黄(最終回、好走塁と紙一重の三塁への激走)
辻本賞=高松(仕事後に球場に駆けつけ、チームを鼓舞)

試合動画

 いつもの出席率が高いメンバーで欠席者が多かったため、当初は試合を組めるか不安もあったが、何とか正規メンバー7人に達し、初対戦のジューキーズさんを迎えた。
 先発の横井〔中〕は8月末以来の登板。コントロールなど課題は山積だが、初回は無失点。1回裏、ハーツは3試合連続二死満塁で中原に打席が巡る。残念ながらここでは結果が出なかったが、中原は残りの打席に闘志を燃やしていく。

 2回表、打者一巡までは持ちこたえたい横井だったが、ジューキーズ打線がうまくバットを合わせ6安打を浴びせる。自責は3だったが、6点を許してしまい、ビッグイニングを作らせないという目標を達成できなかった。ハーツは序盤から苦しい展開となったが、助っ人の峯投手が志願の登板で、快速球を武器に3回を1失点。

 試合途中で仕事を早く終えた高松が球場に駆けつけ、ベンチ入り。この時からハーツは反撃を開始する。3回裏、久しぶりに実戦復帰の渡部〔左〕がレフトへきれいに弾き返し、チャンスメイク。その後、助っ人・滝瀬選手の特大三塁打でハーツは2点を返し、2-6とする。4回裏にはこちらも久しぶりの試合となる森〔右〕がレフトへ会心の安打。出席率の高いメンバーが無安打の中、2人が気を吐く。

 2-7で迎えた5回裏、ハーツは一死二三塁から黄〔左〕がバットをしっかり振り切り、レフトへの犠牲フライで1点を返す。なおも二死二三塁の場面で、横井〔中〕がレフト線への2点タイムリー二塁打を放ち、5-7の2点差に。さらに渡部〔右〕がこの日2本目の安打をレフトヘ放ち、試合が面白くなってきた。

 6回表は、リリーフの小林〔左〕が三者凡退でテンポ良く投げ切り、最終回裏の攻撃へ。一死一塁から、中原が快音を残しレフトヘ大きなヒット〔中〕。そして二死一二塁から森の放った飛球はショート後方へ上がる。捕球体勢に入ったもののグラブからボールがこぼれる。その間に、二塁ランナーの中原はホームへ、一塁ランナーの黄は俊足を飛ばしサードへ向かう。しかしバックアップに入った二塁手が好判断で三塁へ力強い送球。黄もスピードに乗り完璧なスライディングを見せるが(移動式のベースが吹っ飛ぶくらい)、ぎりぎりのタイミングでタッチアウト。三死となり、ここで試合終了となったが、その前にホームインは認められたと思っていた。しかし帰宅後にビデオを確認すると、ホームインの前にタッチアウトとなっており〔右〕、ハーツは惜しくもこの回無得点。1点差に迫ったかと思われたが、正式スコアは5-7の2点差。それでも序盤の劣勢から、ここまで追い上げたのはチームとして収穫だ。中盤から最少失点で、そこに打線の粘りが加わったからこその接戦だった。
 2安打を放ち敢闘賞を獲得した渡部、攻守走で力を発揮した黄ら、来シーズンにつながるプレーが嬉しかった。飲み会にはその2人も参加してくれて、賑やかな宴となった。
 南海ハーツの野球も今年は残すところ12月の2試合のみ。各メンバーがそれぞれの目標とテーマに向けて、ラストスパートとなる。最後まで野球を楽しもう。

文責【6】

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2025.11.22

11月22日 エースハンターズ戦 0-4

2025年11月22日(土)13:00~15:00
羽根木公園A面(ホーム)
第33戦《Gリーグ第12戦》
【南海ハーツ vs エースハンターズ】(2回戦)

A 010 101 1  4
H 000 000 0  0

投:小林〔負〕-矢野

 1 (右)高松【49】
 2 (投)小林【61】
 3 (遊)矢野【32】
 4 (捕)筒井【18】
 5 (三)中原【44】
 6 (二)横井【 6 】
 7 (指)成岡【11】
 8 (中) 黄  【47】
 9 (一)丸山【39】
10(左)岩田【36】
11(指)兵藤【23】

☆Gリーグ表彰☆
最優秀=宮本(俊)選手(エースハンターズ)
 優秀=小林(隼)選手(エースハンターズ)
 優秀=小林選手(南海ハーツ)
MGP=松本選手(エースハンターズ)

★ハーツ表彰★
敢闘賞=小林(先発で5回熱投。打っては2安打でチャンスメイク)
技能賞=高松(先頭打者安打でチームを勢いづかせる)
技能賞=兵藤(三遊間に会心の当たりで最終回反撃の起点に)
技能賞=矢野(最終回、技ありのライト打ちでチャンスを広げる)
技能賞=筒井(4番の意地、最終回二死満塁の見せ場を作るセンター前)
守備賞=丸山(再三のワンバウンド送球をことごとくキャッチ。ファーストで大貢献)
守備賞=小林(強烈なショートゴロをガッツでアウトに)
辻本賞=中原(二死満塁男として、この日もチームで最も注目を浴びる)
辻本賞=岩田(好守に阻まれるもレフトヘ完璧なライナー。声出しでもチームを鼓舞)
辻本賞=成岡(右腕の状態が悪いなか、志願の出場でレフトヘ大きな飛球)

試合動画

 いよいよ最終盤のGリーグ。南海ハーツは最終第12戦で、優勝を目指すエースハンターズさんと対戦。同日の新宿ブンブンvsあしたばも戦いを終えると、Gリーグ全試合消化となる。

 1回表、先発投手としてマウンドに登ったのはエースの小林〔左〕。先頭バッターから三振を奪うと、三者凡退で抜群のスタート。その裏、先頭の高松〔中〕がセンターへライナーヒットを放ち、2番の小林〔右〕もしぶとくレフトへ安打。先制点が期待されたが、相手捕手の好判断もあり、ハーツはチャンスを広げられず、悔しい無得点。

 2回表、エースハンターズは二塁打のランナーをきっちりバントで三塁に進め、次打者の投ゴロ挟殺プレーを掻い潜り1点先制。しぶとい得点の仕方で試合を優位に進める。2回裏一死から、ハーツは6番の横井〔左〕がレフト線へヒットを放つが、相手捕手の強肩を警戒し、先発・宮本(俊)投手〔右〕の巧みな牽制もあり、盗塁を試みることができない。その後、内野エラーもあっただけに、積極的な走塁を見たかった。

 3回は両チーム三者凡退。この日は投手戦となることが予想される。4回表、エースハンターズは内野エラーで生きたランナーが二盗、三盗後、牽制エラーで生還。ノーヒットで2点目を取り、さすが試合巧者。その裏、ハーツは先頭の小林〔中〕が初回と同じようにレフトヘ打球を運び出塁するも、三盗を狙った際にランダウンプレーで刺されてしまい、結局3人で攻撃を終える。

 しかし小林は自ら志願し5回もマウンドへ。この日は小林のイニングを限定し、矢野にロングリリーフを託す構想だったが、やはりマウンドに登れば、投手の血がたぎる。5回を被安打1、奪三振8の快投で、矢野〔左〕にマウンドを託す。矢野は制球に苦しむも、ショートに入った小林のファインプレー〔中〕もあり、粘投。6回を無失点で切り抜けるかと思われたが、ここで押し出し死球を与えてしまい、0-3に。何とか流れをこちらに引き寄せたいハーツは6回裏、二死から岩田〔右〕がレフトへ会心のライナーを放つ。しかし小林(隼)選手がダイビングキャッチ。小林選手は2回の成岡の大きなレフトフライもキャッチし、何度もチームのピンチを救う好守備で優秀選手に選ばれた。

 7回表にも1点を加え、4点のリードを奪ったエースハンターズは、先発の宮本投手が最終回も続投。意地を見せたいハーツは、先頭の兵藤〔左〕が三遊間へきれいに打ち返し、出塁。二死となるが、ここからハーツが驚異の粘りを見せる。3番の矢野〔中〕が技ありの右打ちで一二塁とすると、4番の筒井〔右〕は狭い二遊間を鋭く抜くセンター前で二死満塁に。

 もしホームランが出れば同点という痺れる場面で巡って来たのは、5番・中原の打席。思えば、前週も最終回の二死満塁で中原に。その時は振らなかったことを飲み会で突っ込まれてしまったため、この日は「絶対に振るぞ」と心に決めていた。宮本投手の渾身の投球にバット一閃〔中〕。高らかな快音を残すが、打球はサードの正面。ゆっくり三塁ベースを踏まれ、万事休す。その瞬間に“二死満塁男”と名付けられてしまったが、これは打った時には最高の称号となる。中原には今後も打席を楽しんでもらいたい。これだけチーム内で注目されるのは、試合参加率も上がり、クリーンアップなど打線の中心にいるからこそ。南海ハーツで唯一プレッシャーを感じない男・高松のように、チャンスで輝いてもらいたい。

 エースハンターズさんが宮本(俊)投手の見事な完封勝利で、10勝2敗とし、中野マシンガンズさんと優勝を分け合った(当該チーム同士も1勝1敗のため)。両チームとも、おめでとうございます!
 2025年のGリーグは、上記2チームと永福コルセッツさんが強かった。コルセッツの牧野投手は好投で7度の最優秀選手に選ばれ、ダントツのポイント1位。シーズン後半に勝ち星を伸ばしたエースハンターズは、この日の最優秀選手に選ばれた宮本(俊)投手がポイントを伸ばし、2位に浮上。やはり投手力と守備力が高いチームは上位に来る。エースハンターズさんには若手の優れた選手も入団し、チーム内の競争も激しくなっていくだろう。

 昨年久しぶりに優勝を手にした南海ハーツだったが、今年はなかなかその勢いを継続とはいかなかった。序盤を優位に進めながら、大逆転負けを喫した試合。相手投手に手も足も出なかった試合。悔しいゲームも多かったが、継投が成功し勝利をものにできた試合もある。
 今年はGリーグ、シニアリーグ、フリーマッチを問わず、相手にビッグイニングを許し、反撃しても届かない試合が多かった。やはり少ない失点で粘り強く試合を作り、打線の爆発に期待するしかない。まずは各試合で9人をしっかり確保するところから始め、チーム内で切磋琢磨しながら、底力をつけていきたい。来春への期待を胸に、チーム全員で取り組んでいこう。

文責【6】

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2025.11.15

11月15日 土曜会戦 4-9

2025年11月15日(土)11:00~13:00
羽根木公園B面(ビジター)
第32戦《フリーマッチ》
【土曜会 vs 南海ハーツ】

H 000 001 3  4
D 300 510 x  9

投:小西〔負〕-高松-矢野

 1 (右)高松【49】
 2 (投)小西【29】
 3 (遊)矢野【32】
 4 (三)中原【44】
 5 (左)三好【助】
 6 (二)横井【 6 】
 7 (捕)筒井【18】
 8 (中) 黄  【47】
 9 (一)丸山【39】

★ハーツ表彰★
敢闘賞=矢野(タイムリー含む2打点。リリーフでも1回三者凡退)
敢闘賞=小西(先発で4回を投げ、打ではライトへテキサス三塁打)
技能賞=筒井(久しぶりのヒット。Gリーグに向けて調子を上げる)
技能賞=高松(サードが横っ飛びの鋭い当たりのヒット。マウンドでもきっちり)
守備賞=矢野(一死二三塁でセンターに抜けそうなゴロを好捕でアウトに)

試合動画

 久しぶりの対戦となる土曜会戦。ハーツの先発は小西〔左〕。土曜会打線はボールをしっかり見て、ミートしてくる。1回裏、ショート矢野の好守〔右〕などでハーツも懸命に守るが、土曜会はヒット3本で3点を先制。

 ハーツは2回表に助っ人の三好選手が大きな二塁打を放つが、その後が続かず無得点。3回表、高松〔中〕が三塁線に強烈なゴロを放つと、相手の三塁手が横っ飛びで好捕。一塁へ送球するが、高松の脚が勝り内野安打。しかしここも続かず、ハーツはその後、9人連続で打ち取られる。土曜会の先発投手は制球力があり、ハーツを5回まで無失点に抑える好投。

 小西は2回を三者凡退、3回にはダブルプレーを取るなど粘りのピッチングを見せるが、4回2度目のゲッツーと思われたセカンドゴロで横井の送球が左へ逸れてしまい、ランナーを生かすと、ここでまた土曜会打線がつながり5得点。ビッグイニングを相手に作らせ、ハーツは劣勢に。ここ数試合、ハーツは同じパターンに陥っているので改善していきたい。
 5回からマウンドに登った高松〔中〕は二塁打を打たれ1点を失うが、3アウト目の打者からは空振り三振を奪うなど、落ち着いた投球。

 6回表、ようやくハーツに反撃のチャンスが巡る。打撃好調の小西〔左〕がライトへ三塁打を放つと、矢野〔右〕がきっちり犠牲フライ。一矢を報いる。

 ここ最近リリーフで好投を見せている矢野〔中〕は6回を三者凡退。フォームに余裕が生まれ、無駄な力が抜けているのが良い結果につながっているようだ。

 見せ場は最終回に巡ってきた。まず筒井〔左〕が一死一塁から久しぶりの安打をレフトヘ放つ。黄の三塁ゴロエラーで1点を返すと、丸山が四球を選び、満塁から高松の押し出し死球で2点目。ここで矢野〔中〕がセンターへのタイムリーヒット。前の回に続き、貴重な働きを見せる。そして二死満塁で打席には4番の中原が向かう〔右〕。今シーズン打撃好調でクリーンアップを経験してきたが、この日は初の4番。ベンチから大きな声援が届く。土曜会も本気モード、ここで完投目前の先発投手からクローザーにスイッチ。速球派の投手は渾身のストレートをリズム良く3球投げ込む。中原は手が出ず、ハーツは無念のゲームセット。しかし最後の追い上げで4-9とした打線の粘りは次週のGリーグ最終戦に向けて好材料。「次こそは自分が4番を」、そう思っている選手も複数いるのではないか。

 2025年のGリーグも盛り上がりを見せ、11月22日の2試合で全日程終了予定。優勝争いは中野マシンガンズさんとエースハンターズさんの2チームに絞られている。ハーツはマシンガンズには2試合ともに逆転負け。7月のエースハンターズ戦は序盤優位に進めながらも悔しい大逆転負け。好投手の牧野選手がシーズンを通して大活躍した永福コルセッツさんを含め、この3チームは実際に戦ってみて、とても強かった。南海ハーツのGリーグ最終戦は5割を目指す試合となるが、エースハンターズさんは優勝をこの手で勝ち取るために、気合十分だろう。ハーツも全員野球で食らいついていきたい。

文責【6】

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2025.11.08

11月08日 リハイドレイションズ戦 3-8

2025年11月8日(土)13:00~15:00
東台B面(ホーム)
第31戦《フリーマッチ》
【南海ハーツ vs リハイドレイションズ】

H 030 000|1x  3(4)
R 305 000|      8

投:高松〔負〕-黄-矢野

 1 (投)高松【49】
 2 (遊)矢野【32】
 3 (中) 黄  【47】
 4 (捕)丸山【39】
 5 (二)山口【31】
 6 (三)中原【44】
 7 (右)藤本【 5 】
 8 (一)筒井【18】
 9 (左)横井【 6 】

★ハーツ表彰★
敢闘賞=山口(ストレートを叩き、セカンド後方への鋭いヒット)
敢闘賞=中原(ジャストミートで快音響かせ、センターへのヒット)
敢闘賞=矢野(ロングリリーフで3回無安打4奪三振)
技能賞=高松(先発で試合を作り、最終回に渋い内野安打)
技能賞=黄(最終回に内野安打で1打点)
守備賞=矢野(先頭打者の三遊間の打球を逆シングル好捕でアウトに)
守備賞=黄(センターフライキャッチ後、素早い送球で飛び出したランナーを刺す)

試合動画

 初対戦のリハイドレイションズさんとのフリーマッチ。ハーツは先攻となるが、相手の先発は速球派の好投手。1回表は三者凡退に抑えられる。ハーツの先発は高松〔左〕。先頭バッターの打球は三遊間を抜いたかと思われたが、ショートの矢野〔右〕が逆シングルでグラブに収めると強肩で一塁アウト。素晴らしいプレーで幕を開けた。二死二三塁から5番打者の放ったセンターへのフライを黄が懸命に前進しキャッチを試みるが、惜しくも捕れず二者が生還。その後も1点を加え、リハイドレイションズが3-0とする。

 すぐに反撃したいハーツは2回表一死から5番の山口〔左〕がストレートに負けずセカンドの頭上を襲うヒット。続く中原〔右〕は快音を響かせセンターへヒット。その後、3つの押し出し四球でハーツは3-3の同点に追いつく。

 リズムに乗ったハーツは2回裏無死一塁で、センターの黄がフライをキャッチすると素早く一塁へ送球し(ストライク)、飛び出したランナーをアウトにする〔中〕。入団後、野球に慣れ、特に守備で伸び盛りの黄がチームを救う。しかし若手メンバーが多くを占めるリハイドレイションズは3回裏にヒット7本を重ね、一気に5得点。8-3とリードを広げた。

 4回裏、ハーツの2番手は初登板の黄〔左〕。バレーボールの経験がある黄は強肩で、チームでは主に外野を守っているが、未知なる可能性に期待し、監督はマウンドへ送った。この日のテーマは、まずピッチングに慣れること。まだ余裕がなく、全力で腕を振るところまではいかなかったが、ストレートに磨きがかかれば、来シーズンも登板の機会が巡ってくると思う。無死満塁でリリーフしたのは親友の矢野〔右〕。こちらは真っ直ぐが走り、圧巻の投球で無失点で切り抜ける。

 その後は両チーム0行進となったが、7回表に先頭の横井〔左〕がレフトへ大きな二塁打。高松〔中〕も内野安打で続き、一死二三塁から3番の黄が渋く内野安打で1打点。4番に座った丸山に回ったところで時間切れとなり、ハーツは3(4)-8で敗れた。

 ここ最近なかなか勝てないハーツだが、この日は守備でいいプレーが目立ち、3イニング無失点4奪三振の矢野の投球は見事だった。あとはヒットを1イニングに集中させ、ビッグイニングを作っていきたい。投打が噛み合う試合を目指し、次からの試合も頑張ろう。

文責【6】

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2025.11.01

11月01日 早稲田ベースボールクラブ戦 3-9

2025年11月1日(土)13:00~15:00
台東リバーサイドスポーツセンターA面(ホーム)
第30戦《シニア強化試合》
【南海ハーツ vs 早稲田ベースボールクラブ】

H 010 02|1x  3(4)
W 036 00|     9

投:兵藤〔負〕-中原-高松-小西

 1 (一)丸山【39】→小西【29】
 2 (捕)綿貫【14】→加藤【43】
 3 (中)横井【 6 】→矢野【32】
 4 (遊)筒井【18】
 5 (投)兵藤【23】
 6 (三)高松【49】
 7 (左)中原【44】
 8 (二)岩田【36】→太田【16】
 9 (右)藤本【 5 】

★ハーツ表彰★
敢闘賞=兵藤(太田丸初陣先発の大役を見事にやり遂げた。2回3失点自責0は十分合格点)
敢闘賞=小西(敗戦処理で快刀乱麻のピッチング)
技能賞=加藤、矢野(右越え三塁打で浮かれてる加藤を見て三塁ベース上にゴロを放ち、飛び出した加藤をタッチアウトにした矢野の打撃。長く語り継がれるであろう二人の珍プレー)
守備賞=横井(二塁手が送球を落とさなければセンターゴロだったんだよなあ。二塁手誰だっけ?)
辻本賞=横井(手製のパネルで布陣を確認できたおかげで、同ポジションに2人とかいうミスを未然に防ぐことができた)
辻本賞=中原(期待を込めて送り出した2番手投手だったが、見事に期待を裏切り、継投の難しさを教えてくれた。ロバーツの謎継投の秘密が分かったような気がする)

試合動画

 2026年度のシニア監督就任が決まった太田の船出となる試合。南海ハーツ創設メンバーであり、長年ご意見番としてチームを支えてきた。太田野球とは一体どんなものだろう、と多くのシニアメンバーの興味が集まる中、いきなり、あっと言わせるのが千両役者。通常、ハーツは前日に監督からのスタメンが届く。しかし太田からのメールは無し。球場入りしてからその場で決めるというのだ。しかも発表されたのは「9人打ち」。この日はシニアだけでなくヤングも集まってくれて総勢13人。当然、全員打ちが予想されたが、太田は涼しい顔でスタメンを決めた。

 1回表、トップバッターに指名された丸山〔左〕がいきなり結果を出す。きれいにライトへ安打を放ち、太田丸は出足好調。しかし2番以下が続けず、初回は0点。ハーツの先発は兵藤〔右〕。前日からの準備もできないなか、兵藤は慌てることなく、1回裏を無失点スタート。これは投手戦となるのか。

 2回表、ハーツは先頭の兵藤〔左〕がショート内野安打で出塁すると、三進後、フリーマン打法の岩田〔右〕がサードのエラーを誘い、1点先制。さすが、持ってる男だ。

 リードをもらった兵藤は2回裏のピッチングも落ち着いていた。しかし2度のセンターゴロのチャンスで守備陣が走者をアウトにできず、自責ゼロながら3失点。太田監督は3回から初登板の中原〔左〕をマウンドに送る。中原は球に力があったが、まだセットポジションにも慣れず、打者6人に投げ、一死で無念の降板。5失点となったが、自責は2のみなので、今後に期待だ。太田は「ピンチにはこの男」と3番手に高松〔右〕を指名。高松は残りの二死を取り、3回を終了させる。

 試合は一方的な展開になってしまったが、4回からマウンドに登ったヤングの小西〔中〕は圧巻のピッチング。速球が冴え、2イニングを被安打0、奪三振5の快投。しかも5回は奪三振4(振り逃げ1含む)という珍しい記録を達成してしまうほど。

 途中交代でグラウンドに立ったヤングメンバーが打席に立ったのは5回が最初。無死二塁から小西〔左〕がレフトへ会心の安打を放つと、続く加藤〔右〕は広角打法でセンターオーバーのタイムリー三塁打。ヤングの活躍で3-9とする。

 そして6回表、先頭の中原〔左〕がレフトへヒットでチャンスメイク。ここで満を持して監督の太田が打席に立つ。サードの前にゴロを放つと、得意のバットを持ったまま走法〔中〕でベンチを沸かす。その後、小西〔右〕が意地のタイムリーを放つが、時間切れで反撃もここまで。

 3(4)-9で敗れはしたが、ベテラン、若手が入り交じる13人を適材適所で使い分け、シニア監督としての手腕を存分に発揮した太田のタクトは見事だった。「監督なんかやりたくないよ~」と言いながら、全員が楽しめる2時間を作り上げ(ぶっつけ本番は演出か)、表彰選手選定では、ハーツ史上最も長いコメント(↑少し短くしても、長文維持)を添えるなど、太田色全開の一日となった。シニア仲間として対戦してくださった早稲田ベースボールクラブさん、そしてYouTubeにいつもコメントをくださる渡辺さん(この日の先発投手)、ありがとうございます。思えば、太田の母校は高校も大学も“早稲田”の名が刻まれている。船出の試合として、ご縁を感じてしまう。
 試合後の飲みは、太田の人徳か、チーム最年長は多くのメンバーに囲まれた。次に采配を振るうのは来年になりそうだが、今から春以降の「太田野球」がとても楽しみである。

文責【6】

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2025.10.18

10月18日 ラジカルズ戦 5-12

2025年10月18日(土)14:30~16:30
目黒砧C面(ビジター)
第29戦《フリーマッチ》
【ラジカルズ vs 南海ハーツ】

R 237 000 0  12
H 130 001 0   5

投:兵藤〔負〕-矢野-加藤-高松

 1 (一)高松【49】
 2 (二)小林【61】
 3 (左)加藤【43】
 4 (投)兵藤【23】
 5 (三)中原【44】
 6 (遊)矢野【32】
 7 (中) 黄  【47】
 8 (捕)筒井【18】
 9 (右)横井【 6 】

★ハーツ表彰★
敢闘賞=加藤(2イニング零封に打でも2安打)
敢闘賞=黄(タイムリー二塁打含むマルチ安打)
敢闘賞=小林(二塁打含む2本のタイムリー)
技能賞=矢野(2安打でチャンスメイク)
技能賞=高松(先頭打者安打と、渋い内野安打)
守備賞=黄(大きなレフトフライを好捕)

試合動画

 毎年、試合を依頼してくださるラジカルズさんとの一戦。そのパイプ役となっているのが兵藤〔中〕だ。いつも物静か、試合後の飲みでは周りが驚くほどの小食(最後まで割り箸が袋に入ったままのときも?)なのだが、ポツリと呟いた一言が核心を突いていることが多々あり、チーム内でも一目置かれる存在。
 この日は四番エースのポジションで、ラジカルズに立ち向かう。先頭打者を打ち取ると、力強いスイングの3番バッターに2ランホームランを浴びるが、初回を打者5人で締め、まずまずの立ち上がり。

 1回裏、すかさずハーツが反撃する。まず1番の高松〔左〕がレフトへ鋭いライナーヒット。そして2番・小林〔中〕が右中間を破るタイムリー二塁打。3番の加藤〔右〕はファウルで粘り、きっちりレフト前。迫力満点の上位打線となった。なおもチャンスは続き、5番・中原は三遊間にヒット性の当たりを放つが、ラジカルズ内野陣の堅守でまさかのダブルプレー。しかし1-2と追い上げ、試合はこれから。

 2回表の兵藤は被安打0。しかし振り逃げやエラーなどで悔しい3失点。ピッチングは悪くない。その裏、6番の矢野〔左〕が先頭打者としてセカンド後方への安打で出塁すると、7番・黄〔中〕がレフトへ会心のライナーヒット。9番・横井〔右〕もレフトヘ弾き返し、一死満塁。

 ここで高松のサードゴロが相手エラーを誘い、2点を追加。続く小林〔中〕もしぶとくレフトの前へ打球を運び、この回3点目。4-5と追い上げ、強豪ラジカルズに迫っていく。

 この日のハーツは投手陣が豊富。3回のマウンドをどうするか横井が兵藤に尋ねると、「もう1回行ってみようか」と返答が。普段は控えめな兵藤から、このような前向きな言葉を聞けたのが嬉しい。期待は大きかったが、さすがラジカルズ打線、打順が上位に回るこのイニングは先頭から4連打。兵藤は無念の降板となり、矢野〔中〕へバトンタッチ。しかしピンチが続いていたこともあり、なかなかその流れは止められず、この回7失点。捕手の筒井曰く「ハーツが負けるときは、必ずどこかで大量失点の回を作ってしまう。そこが勿体ない」。筒井からはよく継投についてアドバイスを受ける監督の横井だが、3年目の今季もやはり投手の繋ぎ方は難しい。日々、勉強だ。

 前半は点の取り合いになったが、中盤からは急に展開が変わる。両チームともにスコアボードには0が並んでいく。2イニング目に入った矢野は球が走り始め、危なげなく無失点。そして3番手の加藤〔中〕が素晴らしかった。コントロール重視かつ真ん中には投げない巧みな投球で、2イニングを3奪三振、無失点。球を受けた筒井もベタ褒めだった。もともと加藤の投手としての才を見いだしたのは筒井だ。ゴールデンウィークのあしたばさんとの混合紅白戦で、白組の筒井監督は加藤の初登板を演出。加藤は外野守備も絶品だが、今後はハーツのローテーションに入っていくだろう。

 6回裏、この日好調の矢野〔左〕が2本目の安打をレフトヘ放つと、黄〔右〕がレフト越えの大きな二塁打。黄を南海ハーツに誘った友人の矢野をホームへ迎え入れる。思えば、今年新入団の加藤と黄がこうしてチームに溶け込み、しっかり貢献していることが、とても嬉しい。出席率の面でもハーツを支えてくれている。

 最終回のマウンドに登ったのは、Mr.南海ハーツの高松〔中〕。「草野球で緊張したことがない」という高松は急遽の登板でも普段どおりの落ち着いた投球。三振も奪い、1イニング無失点。さすがである。

 試合は5-12で敗れたが、雨で2試合流れたあとの試合を、9人みな楽しんだことだろう。試合後の飲みには、若手の加藤、小林も参加してくれて、高松推薦の美味しい焼き肉店で、話も弾んだ。高松、筒井との二次会後、横井はふらふらと三茶へ向かったようだが、バスの中で寝てしまい三茶を通り越し終点まで。結局またタクシーで戻ったらしい。本人が楽しいのなら、まぁ、いいのかな?

文責【6】

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2025.09.27

09月27日 東京ベイパッカーズ戦 17-5

2025年9月27日(土)15:00~17:00
玉川野毛町公園(ホーム)
第28戦《ヤング強化試合》
【南海ハーツ vs 東京ベイパッカーズ】

B 500 0|0     5
H 361 7|0x  17

投:矢野〔勝〕-小西

 1 (三)小西【29】
 2 (投)矢野【32】
 3 (捕)小林【61】
 4 (中) 森  【 0 】
 5 (二) 黄  【47】
 6 (指)高松【49】
 7 (遊)成岡【11】
 8 (一)筒井【18】
 9 (右)丸山【39】
10(左)横井【 6 】

★ハーツ表彰★
殊勲賞=小西(打っては猛打賞、投げては二回無失点。文句なし!)
敢闘賞=矢野(フォームの変更により二回以降完璧と言っていいピッチング。まさにヤング強化試合)
技能賞=森(若手最年長、タイムリー含む三打点)
守備賞=筒井(難しいファーストゴロを好捕)
辻本賞=高松(ピッチャーにスーパーコーチング)
辻本賞=横井(一時的に監督の重圧から解放された影響か? なんか楽しそうだった)

試合動画

※原稿後送

文責【61】

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2025.09.20

09月20日 永福コルセッツ戦 0-6

2025年9月20日(土)11:00~13:00
善福寺川緑地(ビジター)
第27戦《Gリーグ第11戦》
【永福コルセッツ vs 南海ハーツ】(2回戦)

H 000 000 0  0
C 001 131 x  6

投:矢野〔負〕-兵藤

 1 (投)矢野【32】
 2 (遊)兵藤【23】
 3 (三)中原【44】
 4 (捕)筒井【18】
 5 (左)福田【 9 】
 6 (一)横井【 6 】
 7 (中) 森  【 0 】
 8 (右) 黄  【47】
 9 (二)太田【16】

☆Gリーグ表彰☆
最優秀=牧野選手(永福コルセッツ)
 優秀=古川(法)選手(永福コルセッツ)
 優秀=矢野選手(南海ハーツ)
MGP=太田選手(南海ハーツ)

★ハーツ表彰★
敢闘賞=太田(急遽出席、チームを引っ張る最年長の貫録)
敢闘賞=矢野(先発で5イニングを力投)
技能賞=兵藤(最終回を任され、落ち着いた投球)
守備賞=太田(2つの二ゴロをミラクルなトスでアウトに)
守備賞=中原(数多く飛んだサードゴロで安定のプレー)
辻本賞=福田(チームの人数ピンチに試合参加)

試合動画

 9/20、Gリーグ第11戦。対永福コルセッツ戦を善福寺川緑地で行った。先攻はハーツ。スターティングメンバーの注目は初のクリーンナップ(3番)起用の中原か〔中〕。しかし、初回のハーツの攻撃は三者凡退で終了…。

 ハーツ先発は矢野〔左〕。今回も安定したピッチングを期待。矢野はテンポの良い立ち上がりで、こちらも三者凡退に抑える好スタートを切った。それも、セカンド太田の足に当たった打球がファースト方向に偶然転がり〔右〕、ファースト横井がすかさず拾ってアウトにするという、ミラクルプレーが飛び出しての三者凡退。守備からリズムが生まれそうな流れ。

 しかし、ハーツ打線は2回、3回の攻撃も、フォアボールの出塁だけでヒットは出ず。コルセッツ先発の速球とキレのいい曲がり球に、苦戦の予感が漂う。3回裏、コルセッツの内野ゴロの間に先制点を許してしまう(0-1)。さらに4回裏も同じく内野ゴロの間に得点され、2点差とされる(0-2)。このいやな流れの中、またも太田のミラクルプレーが炸裂〔中〕。セカンドゴロをファンブルしたものの、それがうまくセカンドベース方向へ流れ、ベースカバーに入った兵藤へ見事なトス! フォースプレーで3アウト目をしとめた。まだ2点差、ミラクルの勢いに乗り、追いつき、追い越したい。

 5回表ハーツの攻撃、横井が2塁まで進塁。ここで続きたいところだが、後は続かず。その裏(5回裏)、ハーツの内野守備の乱れからランナーをためてしまい、タイムリーを打たれるなど、この回一挙3点を奪われた(0-5)。ここまでいいプレーを見せていたハーツ守備陣だったが、この回に乱れてしまった。

 6回表ハーツ、なんとか1本出したい攻撃陣だが、この回もランナーを出せずに終了。6回裏、ピッチャーは兵藤にスイッチ〔中〕。兵藤は落ち着いた投球を見せたが、内野ゴロの間に得点されるという、この日のパターンに陥る(0-6)。

 7回表、ハーツの最終回の攻撃。ここまで1本のヒットも出ず、ノーヒートノーランのピンチ……! 先頭中原がフォアボールで出塁〔中〕、さらに相手の失策などで、2アウト2・3塁までこぎつけ、さて1本出そう! ……しかし、その1本は出ず、悔しいノーヒットノーラン負けとなった。

 投手陣は粘り強く投げ、守備面もいつにも増して堅いプレーができたように思えた。しかし、まったく打てなかった。外寄りの速球の正確さとギャップを作るスライダー、それにハーツ打撃陣は苦戦した。悔しい敗戦に終わったが、また戦う日には、きっとバットで晴らそう。その日のために、それぞれができることをやっていきたい。

文責【44】

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2025.09.06

09月06日 中野マシンガンズ戦 5-9

2025年9月6日(土)15:00~17:00
哲学堂A面(ビジター)
第26戦《Gリーグ第10戦》
【中野マシンガンズ vs 南海ハーツ】(2回戦)

H 140 0|2    5( 7)
M 106 2|2x  9(11)

投:小林-矢野〔負〕-加藤

 1 (投)小林【61】
 2 (遊)矢野【32】
 3 (左)加藤【43】
 4 (捕)筒井【18】
 5 (二)兵藤【23】
 6 (三)横井【 6 】
 7 (一)丸山【39】
 8 (右) 黄  【47】
 9 (中) 森  【 0 】

☆Gリーグ表彰☆
最優秀=石井選手(中野マシンガンズ)
優秀=菊地選手(中野マシンガンズ)
優秀=小林選手(南海ハーツ)
MGP=森選手(南海ハーツ)

★ハーツ表彰★
敢闘賞=加藤(初回の大きな二塁打に、マウンドでも粘投)
敢闘賞=森(2打数2安打、1番につなげる打撃)
敢闘賞=矢野(レフト線へ貴重な2点タイムリー二塁打)
敢闘賞=筒井(初回、レフトへ先制タイムリー)
敢闘賞=小林(先発好投に、二塁打でチャンスメイク)
技能賞=丸山(最終回、ライナーで抜けるセンター前タイムリー)
技能賞=兵藤(しっかり球を捉え、センター前でチャンスメイク)
守備賞=小林(中継好判断で、二塁ランナーを刺す)
守備賞=兵藤(試合序盤、セカンドで多くの打球を堅実に捌く)

試合動画

※原稿後送

文責【0】

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2025.08.24

08月24日 オールドスターズ戦 6-14

2025年8月24日(日)9:40~11:20
西戸山公園(三塁側)
第25戦《シニアリーグ第4戦》
【オールドスターズ vs 南海ハーツ】

NH 042 0   6
OS 905 x  14

投:横井〔負〕-兵藤-高松

 1 (三)高松【49】
 2 (中)成岡【11】
 3 (捕)綿貫【14】
 4 (遊)筒井【18】
 5 (左)松尾【17】
 6 (投)横井【 6 】
 7 (右)中原【44】
 8 (二)兵藤【23】
 9 (一)藤本【 5 】→丸山【39】

ベンチスタート:太田【16】、岩田【36】

★ハーツ表彰★
敢闘賞=兵藤(レフトオーバー2点二塁打&好リリーフで試合立て直す)
敢闘賞=成岡(レフトへ反撃の2点二塁打)
技能賞=綿貫(得意のライト前で最終回チャンスメーク)
技能賞=松尾(中前打で最終回にチャンス拡大)
辻本賞=兵藤(体調不良の中、ギリギリまで奮投)
辻本賞=太田(代打スタンバイもネクストで終戦)

試合動画

 0勝3敗の後を受けたシニアリーグの最終戦。相手は強豪チームだが、何とか勝機を探うって一矢を報いたいところだ。
 しかし、現実はそう甘くはなかった。1回表、期待の上位打線は相手の軟投派投手にタイミングが合わず三者凡退に終わる。
 その裏。ハーツの先発は横井〔中〕。最終戦に向けて気合を入れ、前日は節制して臨んだ。その効果か、これまで時折顔を見せていた抜け球は見られなかったが、相手の上位打線を打ち取るまでの投球はできず、3連続四球の後、失策を挟んで3連打を浴びるという、展開的には最も悪いパターンにハマり、一死を取ったのみで9失点(公式記録は8点?)してしまった。

 アッという間に、勝敗以前に最短でのコールドもちらつく展開となってしまったハーツだが、2回表に諦めず反撃。一死後に敵失から3四死球でまず1点、相手投手が代わったところで代打・丸山投入も実らず二死になるが、押し出しでさらに1点返し、なお満塁で、このところ絶好調の成岡に打順が回った。成岡〔中〕はここで期待に応え、レフトに2点二塁打。ハーツはこの回、4点を挙げて食い下がった。

 その裏は、初回のピンチで好リリーフした兵藤〔中〕が三者凡退に抑え、いいリズムで3回表の攻撃につなぐ。

 ハーツは3回表、2四球を得て二死二、三塁。ここで兵藤〔中〕がレフトオーバーに会心の一撃、2点二塁打となって3点差(公式的には2点差?)に迫る。そこからさらに2死球があって満塁。成岡に打順が回り、願ってもないシチュエーション。成岡はレフトにフライを運んだが、わずかに打球の鋭さが足らず相手のグラブに収まり、左飛に終わった。ここで追いつくことができていれば、相手をもう少し慌てさせることができたかもしれないが、まあ、現状の力ではここまで、ということだったのかもしれない。

 追い上げたハーツだが、攻撃で二塁まで走ったのがたたり、好投してきた兵藤が熱中症の症状に襲われてしまう。ギリギリまで頑張ってくれたが、1点を失い、走者を残して降板、急きょ登板の高松〔左〕も止められず、この回5点を失って勝負あり。ハーツは最終回、綿貫〔中〕と松尾〔右〕がヒットを打って粘ったがそこまで。結局、今年のシニアリーグは1勝もできずに終わった。

 以下はシニア監督としての総括ともなるが、この一年で唯一、ある程度成果として残せたのは、打線の構成だったと思う。成岡や綿貫の好調にも支えられ、第1戦では中軸からの連打、この最終戦では下位が出て二番で還す形、真ん中あたりから始まって下位が還す形が作れ、ある程度、何番から始まる攻撃でも点が取れる可能性が生める形はできたと思う。

 ここからの進化形としては、松尾がもう少し慣れてくれば、成岡、松尾で一、二番を組み、綿貫が進めて、高松、筒井、横井らで還す、それで走者が残っても山口、中原、岩田、西野、渡部らが控え、下位打線に丸山、兵藤、藤本、太田が置ける形が作れれれば、そのあたりがしぶとく出塁して、また一、二番で還す、という形も期待できるので理想形だろう。

 守備、走塁に関しては、守備は連鎖反応的にエラーが出ることは減ったと思うが、まだ相手の打球傾向に応じて臨機応変に対応するところまでは至らず、走塁については今後ポイントとすべきところが見えてきたというところはあるが、はっきり成果を生むところまではいっていないので、ともに道半ば、といったところか。

 そして何とも悔いが残るのが投手陣。3人による継投をベースに形を探ってきたが、結局、納得のいく継投は一度も実現できなかった。ここは来季へ向けての最大の積み残し点ではあるので、まだまだ模索が必要という段階だろう。

 とはいえ、ある程度得点が期待できる形にはなったので、投手陣さえ整備できれば(まあ、そこが一言でいうほど簡単でなく、最も難しいところなのだが……)、十分ゲームになり、勝利を挙げられる可能性もゼロではない状況にはなったと思う。松尾の復活と横井の成長、成岡の慣れなど、「シニアの若手」が投手として力をつけられれば、現在最も安定している兵藤も、もっと効果的に使えるようになるはず。そのあたりに期待したい。

 来季(今秋)からは、太田新監督のもと、気持ちを新たにしての戦いが始まる。シニアの場合、まずはコンディショニングなので、それぞれが、若手のときの動きを完全に取り戻すことは無理でも、今の体なりにいい形を見つけて退化に抗い、いい戦いができるようにしていきたいものである。

文責【5】

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