週刊ハーツ

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2024.08.24

08月24日 グリフィンズ戦 5-2

2024年8月24日(土)14:30~16:30
東台A面(ビジター)
第28戦《フリーマッチ》
【グリフィンズ vs 南海ハーツ】

H 111 2|0    5
G 200 0|3x  2(5)

投:矢野〔勝〕-高松〔S〕-矢野

 1 (中)久原【24】
 2 (投)矢野【32】
 3 (遊)横井【 6 】
 4 (三)高松【49】
 5 (捕)筒井【18】
 6 (二)兵藤【23】
 7 (右)宮本【19】
 8 (一)丸山【39】
 9 (左)岩田【36】

★ハーツ表彰★
殊勲賞=岩田(麦わら帽子が似合いすぎる夏男! センターオーバー二塁打含む2打数2安打)
殊勲賞=矢野(先発粘投&強烈なヒット2本で1打点!)
敢闘賞=久原(1番打者としてしっかり機能、2安打1打点2盗塁1得点)
敢闘賞=筒井(3回、センター越えの貴重な勝ち越しタイムリー)
技能賞=宮本(最終回にしっかり引っ張り、ライトへ抜けるヒット)
技能賞=丸山(三遊間の深い位置へ、技ありのショート内野安打)
守備賞=宮本(ライトへのフライとライナーを球際強くキャッチ)
守備賞=矢野(4回二死満塁、ショートとして動き良く、得点を許さず)

試合動画

夏の終りのハーモニー、Mr. Augustは試合も飲みも絶好調!

 夏休み明けの東台野球場。本日の主役は、麦わら帽子のバリエーションを楽しむ、お洒落な夏男だった。
 まずは初回から順に追っていこう。ハーツ先攻、両チームで最初に打席に入ったのは、1番センターとして期待される久原〔左〕。ボールを見極め、ファウルでも粘り、放った打球は左中間へ。センターがよく走りグラブに当てるも捕球ならず、先頭打者安打に。盗塁後、2番の矢野〔右〕はレフトへ会心のヒット。ぎりぎりまで引きつけて打てるから、打球もヒットゾーンへ飛ぶ。技術の高さを裏付ける打席だった。無死二三塁となり、横井のセカンドゴロ間に久原が先制のホームを踏む。

 ハーツの先発は矢野〔中〕。このところずっと安定した投球を見せてくれている。何より、しっかり腕を振っているのが好調の要因で、それにより制球力も身についてきた。矢野は先頭打者から4人連続で内野ゴロに打ち取るも、総年齢が200歳越えのシニア内野陣がことごとくアウトにできず、2点を献上してしまう。それでも崩れることなく投げ切り、この初回の踏ん張りが後に生きてくる。

 2回表、二死から丸山〔左〕が三遊間へしぶとく運び、続く岩田〔中〕も連続内野安打。麦わら帽子をヘルメットに代えても夏に強い男は、独特のバッティングフォームを貫き、チャンスメイク。ここでタイラ(久原)がレフトへタイムリーヒット〔右〕。試合を振り出しに戻し、1番は自分の指定席と言わんばかりに躍動する。

シニア守備陣は時間の経過とともに動きが冴える

 矢野は2回、3回を連続無失点。特にライトの宮本はフライとライナーを球際強くアウトにし、矢野の好投を支えた。ランナーが出ても落ち着いた投球ができるようになったのが矢野の成長で、特に3回はランナーを三塁に置いてから2者連続奪三振でピンチを脱した。
 3回表、先頭の3番・横井〔左〕が一二塁間の安打で出ると、5番の筒井〔右〕が力強くバットを振り抜き、センター越えの貫録のタイムリー。これが貴重な勝ち越し打となる。

 3-2で迎えた4回表、Mr. Augustの岩田が魅せる。振り抜いた打球は、センターオーバーの大きな二塁打〔左〕。常に前向きで、自分を否定することが一切ない(←とっても褒め言葉)、元気印(コーチャー時や守備での大きな声はハーツの大事な戦力)の打球で、ベンチはこの日いちばん盛り上がった。ここで無口な巧打者・矢野〔中〕が完璧に打ち返しタイムリー。岩田に負けじと、横井も得意のセンター返しでタイムリー〔右〕。これで8月は3試合連続マルチ安打となり、2013年の入団以来、こつこつと積み重ねた安打数は297に。夏から秋に向けて、大台到達となるか。

勝負を決める最終回のプレーには課題と反省点

 5-2となり、4回裏からは高松〔中〕が登板。9月1日(日)には、南海ハーツの今季最後のシニアリーグ(第4戦)が控えている。そこへ向けて、調子を上げていきたいところだ。二死満塁となるも、強心臓の高松は得点を許さず、ハーツがリードを保ったまま最終回へ。

 何とかこのまま逃げ切りたいハーツだったが、さすがグリフィンズ、長打で2点を返し、5-4とハーツのリードは1点に。ここで「矢野の勝利を消したくない」と、高松自ら矢野の再登板を示唆。一死二塁で、矢野がショートからマウンドへ。このとき時間もぎりぎりで、審判さんから「1番が最終打者」と宣言があった。ハーツ守備陣は二塁ランナーを返さない態勢を取る。ここで打球はショートへ。強めのハーフライナーだったが、ショートバウンドとなる難しい打球。横井はグラブに当てるも捕球はできず、咄嗟に一塁へ送球。しかしこの判断はボーンヘッドだった。仮に一塁がアウトでも二死。試合終了とはならないため、ランナーをホームインさせないことが最重要。一塁へ投げる前に、味方から「バックホーム!」の声があったにもかかわらず、それに反応できなかった。これはまず「どこへ打球が飛んだら、どう動くか」という事前のイメージができていなかったことが一番の問題で、最終回1点差の場面で、適切なプレーを選択できなかったことは大いなる反省点だ。結果的に、一塁送球を見たランナーがホームへ突入したため、5-5の同点となった。
 正式なスコア上は、4回表裏までが生き(5回が終了しなかっため)、5-2のままとなるが、もしこれがGリーグだったら、今季からのルール「最終回に、裏のチームが同点・逆転まで進んだら、三死に達していなくても裏の得点まで有効」で、5-5が最終スコアとなる。監督として、選手として、横井には課題が残った。

 この日はヤングが久原と矢野の2人のみ。守備陣もまさにシニアで固める布陣となったが、後半に進むに従い、動きは格段に良くなった。打撃陣は好調で、久原、矢野、横井、岩田が2安打。筒井、宮本、丸山も内容のあるヒットを重ね、この日チーム唯一の二塁打を放った岩田は、シニアリーグでの活躍を誓っているだろう。
 恒例の石神井公園飲み、前の時間帯で試合をしていた新宿ブンブンさんが飲んでいる「太陽」へハーツナインも向かったが、満席で断念。いつもの「受楽」で1次会を楽しんだ。宮本、兵藤が帰路に就いたあと、2次会にはMr. Nami Heartsの高松(8月生まれなので、Mr. Augustも兼任?)、大学の同級生、岩田、丸山の三羽烏がそろい、いつも元気な突つい(筒井)、三茶に恋する横井を含め、5人で蕎麦を食しながら、まだまだ盛り上がった。

 次週はヤング強化試合(土)とシニアリーグ(日)で、チームとしては2日連続の試合が待っている。それぞれに課題を持ち、内容のある試合をして、ともに勝ってお酒を飲めたら最高だ。その次の週には大事なGリーグ第10戦が待っている。南海ハーツの夏はまだまだ続いていく。

文責【6】

2024.08.10

08月10日 中野マシンガンズ戦 7-8

2024年8月10日(土)11:00~13:00
世田谷公園B面(ホーム)
第27戦《Gリーグ第9戦》
【南海ハーツ vs 中野マシンガンズ】(2回戦)

M 200 102 3  8
H 203 010 1  7

投:小林〔負〕

 1 (遊)成岡【11】
 2 (右)土屋【13】
 3 (投)小林【61】
 4 (三)矢野【32】
 5 (左)横井【 6 】
 6 (捕)筒井【18】
 7 (一)高松【49】
 8 (中)久原【24】
 9 (指)丸山【39】
10(二)兵藤【23】

☆Gリーグ表彰☆
最優秀=石井選手(中野マシンガンズ)
 優秀=後藤選手(中野マシンガンズ)
 優秀=横井選手(南海ハーツ)

★ハーツ表彰★
敢闘賞=土屋(アイデアあふれるバントヒット含むマルチ安打)
敢闘賞=筒井(貴重なレフト前タイムリー含む2打点)
技能賞=高松(巧みなバットコントロールでセンター前)
技能賞=小林(最終回に意地のタイムリー二塁打&粘りの完投)
守備賞=土屋(ライト線のフライ好捕&勝負所でのライトゴロ達成)
辻本賞=丸山&成岡(審判さん緊急時に、代理で審判)

試合動画

 真夏の首位攻防となった中野マシンガンズ戦。この日まで南海ハーツは8戦全勝。これ以上ない成績だが、2敗で追うのがマシンガンズ。2022、23年の連覇チームだ。マシンガンズさんの強さは、チーム名の通り連打のマシンガン打線も素晴らしいが、実は守り勝つ野球が特長。今シーズンのハーツは、それを見習い、小林投手を中心に、小西三塁手、矢野遊撃手、土屋外野手をはじめとする内外野の堅守で勝ちをつかんできた。そして何より、今季は打撃好調の選手が多く、打線のどこからでも得点できるのが強みである。さあ、どんな展開が待っているのか。

 ハーツ先発の小林〔左〕にいきなり襲いかかったのはマシンガンズのクリーンアップ。ランナーを二塁に置き、3番・後藤選手〔右〕がライトへ特大のランニング2ランホームラン。

 いきなり2点のビハインドを背負ったハーツだったが、こちらも初回から粘りを見せる。二死からともに四球出塁の小林と矢野が積極走塁のダブルスチールで二三塁。ここで5番・横井〔左〕がレフトの右を抜く2点タイムリー二塁打で、すかさず2-2の同点に。さらに筒井が死球、高松〔中〕が技ありのセンター前で二死満塁とする。ここで久原〔右〕の放った強烈なゴロは三遊間を抜けたと思った。しかし、大事な場面でマシンガンズの堅守が出る。サードの葛西選手がぎりぎりで追いつき、二塁送球で追加点を許さない。

 さあ、2回から仕切り直しだ。小林投手は2回は2奪三振、3回は2番からの好打順を三者凡退。持ち味を十分に発揮してくれた。3回裏、先頭の2番・土屋〔左〕がアイデアあふれるセーフティバントで出塁。小林四球のあと、横井がこの日2本目のレフト前安打〔中〕で一死満塁。ここで6番・筒井〔右〕が押し出し死球で3-2と逆転。続く高松のサードゴロが送球エラーを誘い、この間に2者が生還し、ハーツは5-2と優位な展開に。

 4回表、マシンガンズは二死から下田選手のセンター前ヒットを起点に1点を返す。首位攻防らしく、互いに取られたら取り返す流れに。4回裏、マシンガンズは先発の菊地投手から赤木投手にスイッチ。いつも完投が当たり前と思っていた菊地投手を早い段階で代える下田采配が終盤に意味をなしてくる。

 ハーツの小林は粘投を続け、5回は1番からの好打順を三者凡退に。期待に応えるピッチングだ。5回裏、ハーツは二死二塁から筒井〔中〕が力強くレフトへタイムリー。6-3とし、リードを広げる。

 しかしここからが粘りのマシンガンズ打線。6回表、先頭の4番・松原選手が左中間への三塁打で出ると、まず1点を返し、さらに二死二塁から菊地選手がセンター越えの二塁打で1点差に。ここで嶋田選手がライトへライナーを放ち、ハーツナインは同点を覚悟したが、土屋右翼手がダッシュよく打球を処理し、ライトゴロでスリーアウト。両チーム最善を尽くし、6回終了時で6-5の1点差。痺れる試合となった。

 7回表、ハーツはあと3つアウトを重ねれば勝ちに手が届く。今年のGリーグは小林が多くの試合で完投してくれていたので、最後まで託そうと、そのままマウンドに送った。しかし、さすが2連覇のマシンガンズ。絶対に逆転するという意気込みが伝わってくる。打順もトップからだ。そして橋口選手〔左〕がフルスイングでライト前。盗塁後、2番・石井選手〔右〕が右中間を深々と破る値千金の逆転2ランホームラン。続く後藤選手もセンター後方へ大きな当たり。中継の間にそのままホームインし、8-6。土壇場でマシンガンズ打線が意地を見せる。

 2点差での7回裏。ここでは両チームが時間とも戦わなければならなくなった。逆転を許さず三死を取れば、マシンガンズの勝利。7回裏が終了しなければ、6回表裏までのスコアでハーツが勝利。二死まででハーツが同点に追いつくか逆転すれば、7回表裏の得点も有効になる。
 ハーツは土屋〔左〕がよく粘り、内野安打。ワイルドピッチで二塁に進むと、それまで3四球の小林〔右〕がしっかり振り切り、ライトへタイムリー二塁打。この時点でルーズベルトゲームの7-8に。

 最後までわからない展開となったが、残り時間の関係で、矢野選手がラストバッターと告げられる。一死二塁。さあ、泣いても笑ってもここで勝負が決まる。スコア上はマシンガンズが有利だが、実はこの状況ではハーツのほうが勝利に近い状況にあった。もし仮に矢野がアウトになっても、ゲッツーが成立しなければ、7回表裏が終了せず、ハーツが6-5で勝ちとなる。そして矢野はセカンドフライとなり、惜しくも同点以上の結果とはならなかったが、ベンチは勝利を得たと思った。しかし打つと同時にセカンドランナーがスタートを切っていたため、二塁に戻りきることができず、ゲッツーとなり、7-8で試合終了。

 ハーツにとっては思わぬ幕切れとなってしまったが、まず最後まで冷静に守り抜いたマシンガンズさんを称えたい。最終回が終了するまで勝ちを追い求めた結果といえる。そしてハーツの敗戦は、さまざまな状況が想定された場面で、ランナーに打球による判断をしっかり指示することができなかった監督の責任だ。あと1イニングの6回までリードしながら、チームを勝利に導けなかった点、とても申し訳なく思う。
 でも今できるのは、とにかく前を向くこと。南海ハーツのGリーグは残り3試合。2敗のマシンガンズさんはこれ以上負けないと思って、ハーツも目の前の1勝ずつをしっかりつかんでいきたい。昨年加入の永福コルセッツさんはシーズン中盤から後半にかけて非常に良い試合をしているし、確実に強くなっている印象だ。そして今年加入のエースハンターズさんも1回戦では粘りの野球で最後まで手強かった。
 シーズン終盤まで、リーグ全体で熱戦が予想される。ハーツもまずは各Gリーグの週に正規メンバーで9人集めるところから始まり、その週に参加できるメンバーでベストの布陣を組み、9月7日(土)の新宿ブンブン以降の3戦を大切にしていこう。

 そして中野マシンガンズさんをはじめ、Gリーグの各チームは、ハーツの好プレーにいつも温かな声をかけてくださる。その言葉に勇気づけられ、「よし、次の打席、次の守備機会も頑張るぞ!」と思える選手は多いはずだ。ハーツメンバーも同様な声かけができていると思う。こうしてGリーグ内での交流が深まっていくことが私としてはとてもうれしい。最近では、自チームの試合がない週に、Gリーグ他チームの助っ人に呼ばれることでの交流も増えている(チームを問わず、盛んになっている印象)。こういうつながりこそが、私が「草野球をやっていて良かった」と思える瞬間だ。
 甲子園も8強が出そろい、盛り上がっている。海外では大谷選手が素晴らしい活躍を見せている。東京の片隅にあるGリーグも、全チームでそんな試合を続けていきましょう。

文責【6】

【今週のベストショット by Tsucchy

2024.08.03

08月03日 パディーズ戦 5-3

2024年8月3日(土)14:30~16:30
東台A面(ホーム)
第26戦《フリーマッチ》
【南海ハーツ vs パディーズ】

H 003 020  5
P 200 100  3

投:小西〔勝〕-矢野〔S〕

 1 (中) 森  【 0 】
 2 (右)土屋【13】
 3 (三)矢野【32】
 4 (投)小西【29】
 5 (捕)筒井【18】
 6 (遊)横井【 6 】
 7 (二)兵藤【23】
 8 (一)丸山【39】
 9 (左)岩田【36】

★ハーツ表彰★
殊勲賞=小西(4回を投げ先発勝利&ライトへタイムリー!)
殊勲賞=矢野(貴重な勝ち越しタイムリー&無失点セーブ!)
敢闘賞=丸山(粘りの打撃でセンター前。打撃の状態良し)
技能賞=土屋(足を生かしたショート内野安打。2盗塁2得点)
技能賞=森(初回に先頭打者安打で出塁)
守備賞=土屋&丸山(的確なポジションでライトゴロ達成)
守備賞=兵藤&筒井(初回一死二三塁、前進守備で本封)
守備賞=岩田(逆転後、大きなレフトフライを永山キャッチ。流れを引き寄せる)
守備賞=森(左右のセンターフライを堅実に捕球)
守備賞=矢野(緩くて難しいサードゴロ2つを軽快にさばく)
守備賞=小西(最終回、2つのサードゴロを完璧送球)

試合動画

 初回、パディーズに2点を先取されるも、3回に小西〔左〕の適時打で1点を返すと、二走・矢野、一走・小西のダブルスチールで作った2死二、三塁の好機を横井〔右〕の2点打で3-2と逆転。

 4回に3-3の同点に追いつかれるも、5回に矢野〔左〕が勝ち越し適時打。さらに横井〔右〕が、この日3打点目となる左前適時打を放ち突き放した。

 そして最終6回2死、相手3番の当たりを二塁手・兵藤がさばき、5-3でゲームセット。
相変わらずの猛暑。メンバーが9人ギリギリという過酷な状況下で、ハーツは前週に続き平均年齢の若いチームとの接戦を制した。

 横井監督の大盤振る舞いだ。この日は何と、守備賞8人!! 「素晴らしかったので、監督以外、全員に守備賞を進呈」と大絶賛。横井監督も3つの遊ゴロをさばくなど全員が訪れた守備機会でキッチリ対応した。

 前週の矢野に負けじと今度は小西〔左〕が4回熱投。長打を浴びた1、4回以外は無失点投球で存在感を示した。リリーフした矢野〔右〕も2回無失点。最終6回には3者凡退で斬ってとった。

 粘りの投球には粘りの守備で応える。1回1死二、三塁のピンチでは相手4番の二ゴロを処理した兵藤〔中〕が判断良く本塁転送。筒井も冷静なタッチプレーで本塁封殺を完成させた。さらに前週の右翼手・高松の2度のライトゴロに刺激を受けたのか、この試合は土屋がライトゴロを決めてみせる。2点を先取されなお2死三塁のピンチで流れを渡さないナイスプレーだった。

 守備の見せ場はほかにも盛りだくさん。投手も兼ねた矢野〔左〕と小西〔右〕が三塁守備で魅せたゴロ処理と力強い送球。一塁手・丸山の再三の巧みなグラブさばき。兵藤、土屋のバックアップにおける豊富な運動量。中堅手・森も何とか相手の大飛球を捕った。

 そんな中、強烈なインパクトを残した左翼手・岩田が5回の守り、初回に中越え三塁打を放っている相手5番の打球に対し、小西に指摘を受け左中間深めの絶妙なポジショニングを披露。ほぼ一歩も動かず、滞空時間の長いフライをキャッチすると、味方からも大歓声。相手の反撃の芽を摘んだ。

 まさに2週続けて全員野球による完全“粘勝”。高まるチームの士気をGリーグでもぶつけたいところだ。

文責【0】

【今週のベストショット by Tsucchy

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