週刊ハーツ

2024.05.11

05月11日 あしたば戦 2-1

2024年5月11日(土)13:00~15:00
世田谷公園B面(ビジター)
第14戦《Gリーグ第5戦》
【あしたば vs 南海ハーツ】(1回戦)

H 110 000 0  2
A 100 000 0  1

投:小林〔勝〕

 1 (中)久原【24】
 2 (投)小林【61】
 3 (遊)矢野【32】
 4 (三)小西【29】
 5 (一)筒井【18】
 6 (右)高松【49】
 7 (捕)菊池【 8 】
 8 (左)横井【 6 】
 9 (指)丸山【39】
10(二)兵藤【23】
11(指)綿貫【14】

☆Gリーグ表彰☆
最優秀=小林選手(南海ハーツ)
 優秀=横井選手(南海ハーツ)
 優秀=恵美選手(あしたば)

★ハーツ表彰★
殊勲賞=小林(ノーヒット・ワンランで接戦勝利の立役者!)
敢闘賞=矢野(初回にチームを勢いづける先制犠牲フライ)
技能賞=高松(5回に三遊左の間に巧みに落とす安打。エキストラ回にはセンターへ2本目)
技能賞=兵藤(エキストライニングにレフトヘ2点タイムリー二塁打)
守備賞=高松(完璧なポジショニングと正確な送球でライトゴロ達成)
守備賞=小西(6個の三塁ゴロを軽快なフットワークと矢のような送球でアウトに。2回のピンチではサード後方のフライを好捕)
辻本賞=久原(初回先頭打者出塁で先制ホームを踏む。センターでもきっちり仕事)
辻本賞=菊池(好リードで小林投手の記録に貢献。8回含め2四球2得点。最初の得点は勝ち越し点)

試合動画

 南海ハーツにとって馴染みの世田谷公園で行われた、Gリーグ第5戦のあしたば戦。
 初回、先攻のハーツは1番・久原が四球出塁すると、二盗を決め、三進した場面で、3番・矢野〔中〕がライトへの犠牲フライで1点を先制する。

 ハーツの先発は小林〔中〕。前週の中野マシンガンズ戦で約130球を投げ、完投で勝利に貢献したが、その分、肩・肘に疲れが残っていたようだ。コントロールの良い小林にしては珍しく、先頭から2者連続四球でいきなりピンチとなる。しかしここからが冷静で、内野ゴロ間に1点を失うものの、同点で切り抜ける。

 2回表、二死から菊池が四球を選び盗塁で二塁まで進む。ここで横井〔中〕が左中間にライナーのタイムリーヒットを放ち、2-1と勝ち越し。

 ここまでの展開では、点の取り合いも予想されたが、ハーツの小林投手、あしたばの恵美投手ともに回を追うごとに調子を上げていく。恵美投手は3回以降、ハーツ打線に三塁を踏ませない圧巻の投球でゼロを並べる。一方、小林投手はエラー等で2回以降、4度三塁にランナーを背負うが、ここでハーツ鉄壁の守備陣が粘投の小林を助ける。サードの小西が再三にわたるサードゴロを完璧に捌き(特に矢のようなストライク送球〔左〕が素晴らしかった)、ライトの高松は恵美選手のクリーンヒット(に見えた打球)を、見事なポジショニングと正確な送球でライトゴロに〔右〕。守備陣の頑張りで、流れをあしたばに渡さない。

 そして試合は2-1のまま僅差のリードを守り切り、南海ハーツが勝利!
 試合時間を30分以上残しており、まさに緊迫した投手戦だった。試合後にあしたばの三好さんから伝えられて気づいたのだが、なんと小林投手は7回完投ノーヒットピッチング。惜しくも初回に1失点があったため、ノーヒット・ノーランとはならなかったものの、驚異のノーヒット・ワンラン・ピッチングだった。

 初回から最終回まで心地よい緊張感のある好ゲーム。試合後に、あしたば・安藤選手からいただいた言葉「今までの草野球人生で5本の指に入る試合」。特に小西三塁手の好守備への賛辞がありがたい。両チームともに1つのミスで相手に主導権を握られる展開。それを双方が必死に守り抜き、後半はともに0行進。勝ち負けを越えて、高いレベルで野球を行えたことが嬉しかった。

 これで南海ハーツはGリーグ開幕5連勝となったが、すべての試合が選手一丸の勝利という印象だ。楽な試合と感じたことは一度もなく、初回に大きなビハインドを背負いながらの逆転勝利、逆転また再逆転を繰り返した末の辛勝、1点差の痺れる試合。一人ひとりの「この試合」に懸ける気持ちが、結果に表れている。
 次のGリーグは6月第2週のエースハンターズ戦。こちらも開幕2連勝で、いずれも大差で勝っているようだ。今シーズンからの新加入であり、ハーツもまだ対戦経験(フリーマッチ)が少ないが、現在の良いチーム状態を維持しながら、次の1勝を目指していきたい。

文責【6】

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