週刊ハーツ
2025.11.22
11月22日 エースハンターズ戦 0-4
2025年11月22日(土)13:00~15:00
羽根木公園A面(ホーム)
第33戦《Gリーグ第12戦》
【南海ハーツ vs エースハンターズ】(2回戦)
A 010 101 1 4
H 000 000 0 0
投:小林〔負〕-矢野
1 (右)高松【49】
2 (投)小林【61】
3 (遊)矢野【32】
4 (捕)筒井【18】
5 (三)中原【44】
6 (二)横井【 6 】
7 (指)成岡【11】
8 (中) 黄 【47】
9 (一)丸山【39】
10(左)岩田【36】
11(指)兵藤【23】
☆Gリーグ表彰☆
最優秀=宮本(俊)選手(エースハンターズ)
優秀=小林(隼)選手(エースハンターズ)
優秀=小林選手(南海ハーツ)
MGP=松本選手(エースハンターズ)
★ハーツ表彰★
敢闘賞=小林(先発で5回熱投。打っては2安打でチャンスメイク)
技能賞=高松(先頭打者安打でチームを勢いづかせる)
技能賞=兵藤(三遊間に会心の当たりで最終回反撃の起点に)
技能賞=矢野(最終回、技ありのライト打ちでチャンスを広げる)
技能賞=筒井(4番の意地、最終回二死満塁の見せ場を作るセンター前)
守備賞=丸山(再三のワンバウンド送球をことごとくキャッチ。ファーストで大貢献)
守備賞=小林(強烈なショートゴロをガッツでアウトに)
辻本賞=中原(二死満塁男として、この日もチームで最も注目を浴びる)
辻本賞=岩田(好守に阻まれるもレフトヘ完璧なライナー。声出しでもチームを鼓舞)
辻本賞=成岡(右腕の状態が悪いなか、志願の出場でレフトヘ大きな飛球)
いよいよ最終盤のGリーグ。南海ハーツは最終第12戦で、優勝を目指すエースハンターズさんと対戦。同日の新宿ブンブンvsあしたばも戦いを終えると、Gリーグ全試合消化となる。
1回表、先発投手としてマウンドに登ったのはエースの小林〔左〕。先頭バッターから三振を奪うと、三者凡退で抜群のスタート。その裏、先頭の高松〔中〕がセンターへライナーヒットを放ち、2番の小林〔右〕もしぶとくレフトへ安打。先制点が期待されたが、相手捕手の好判断もあり、ハーツはチャンスを広げられず、悔しい無得点。



2回表、エースハンターズは二塁打のランナーをきっちりバントで三塁に進め、次打者の投ゴロ挟殺プレーを掻い潜り1点先制。しぶとい得点の仕方で試合を優位に進める。2回裏一死から、ハーツは6番の横井〔左〕がレフト線へヒットを放つが、相手捕手の強肩を警戒し、先発・宮本(俊)投手〔右〕の巧みな牽制もあり、盗塁を試みることができない。その後、内野エラーもあっただけに、積極的な走塁を見たかった。


3回は両チーム三者凡退。この日は投手戦となることが予想される。4回表、エースハンターズは内野エラーで生きたランナーが二盗、三盗後、牽制エラーで生還。ノーヒットで2点目を取り、さすが試合巧者。その裏、ハーツは先頭の小林〔中〕が初回と同じようにレフトヘ打球を運び出塁するも、三盗を狙った際にランダウンプレーで刺されてしまい、結局3人で攻撃を終える。

しかし小林は自ら志願し5回もマウンドへ。この日は小林のイニングを限定し、矢野にロングリリーフを託す構想だったが、やはりマウンドに登れば、投手の血がたぎる。5回を被安打1、奪三振8の快投で、矢野〔左〕にマウンドを託す。矢野は制球に苦しむも、ショートに入った小林のファインプレー〔中〕もあり、粘投。6回を無失点で切り抜けるかと思われたが、ここで押し出し死球を与えてしまい、0-3に。何とか流れをこちらに引き寄せたいハーツは6回裏、二死から岩田〔右〕がレフトへ会心のライナーを放つ。しかし小林(隼)選手がダイビングキャッチ。小林選手は2回の成岡の大きなレフトフライもキャッチし、何度もチームのピンチを救う好守備で優秀選手に選ばれた。



7回表にも1点を加え、4点のリードを奪ったエースハンターズは、先発の宮本投手が最終回も続投。意地を見せたいハーツは、先頭の兵藤〔左〕が三遊間へきれいに打ち返し、出塁。二死となるが、ここからハーツが驚異の粘りを見せる。3番の矢野〔中〕が技ありの右打ちで一二塁とすると、4番の筒井〔右〕は狭い二遊間を鋭く抜くセンター前で二死満塁に。



もしホームランが出れば同点という痺れる場面で巡って来たのは、5番・中原の打席。思えば、前週も最終回の二死満塁で中原に。その時は振らなかったことを飲み会で突っ込まれてしまったため、この日は「絶対に振るぞ」と心に決めていた。宮本投手の渾身の投球にバット一閃〔中〕。高らかな快音を残すが、打球はサードの正面。ゆっくり三塁ベースを踏まれ、万事休す。その瞬間に“二死満塁男”と名付けられてしまったが、これは打った時には最高の称号となる。中原には今後も打席を楽しんでもらいたい。これだけチーム内で注目されるのは、試合参加率も上がり、クリーンアップなど打線の中心にいるからこそ。南海ハーツで唯一プレッシャーを感じない男・高松のように、チャンスで輝いてもらいたい。

エースハンターズさんが宮本(俊)投手の見事な完封勝利で、10勝2敗とし、中野マシンガンズさんと優勝を分け合った(当該チーム同士も1勝1敗のため)。両チームとも、おめでとうございます!
2025年のGリーグは、上記2チームと永福コルセッツさんが強かった。コルセッツの牧野投手は好投で7度の最優秀選手に選ばれ、ダントツのポイント1位。シーズン後半に勝ち星を伸ばしたエースハンターズは、この日の最優秀選手に選ばれた宮本(俊)投手がポイントを伸ばし、2位に浮上。やはり投手力と守備力が高いチームは上位に来る。エースハンターズさんには若手の優れた選手も入団し、チーム内の競争も激しくなっていくだろう。
昨年久しぶりに優勝を手にした南海ハーツだったが、今年はなかなかその勢いを継続とはいかなかった。序盤を優位に進めながら、大逆転負けを喫した試合。相手投手に手も足も出なかった試合。悔しいゲームも多かったが、継投が成功し勝利をものにできた試合もある。
今年はGリーグ、シニアリーグ、フリーマッチを問わず、相手にビッグイニングを許し、反撃しても届かない試合が多かった。やはり少ない失点で粘り強く試合を作り、打線の爆発に期待するしかない。まずは各試合で9人をしっかり確保するところから始め、チーム内で切磋琢磨しながら、底力をつけていきたい。来春への期待を胸に、チーム全員で取り組んでいこう。
文責【6】
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