週刊ハーツ

2025.11.01

11月01日 早稲田ベースボールクラブ戦 3-9

2025年11月1日(土)13:00~15:00
台東リバーサイドスポーツセンターA面(ホーム)
第30戦《シニア強化試合》
【南海ハーツ vs 早稲田ベースボールクラブ】

H 010 02|1x  3(4)
W 036 00|     9

投:兵藤〔負〕-中原-高松-小西

 1 (一)丸山【39】→小西【29】
 2 (捕)綿貫【14】→加藤【43】
 3 (中)横井【 6 】→矢野【32】
 4 (遊)筒井【18】
 5 (投)兵藤【23】
 6 (三)高松【49】
 7 (左)中原【44】
 8 (二)岩田【36】→太田【16】
 9 (右)藤本【 5 】

★ハーツ表彰★
敢闘賞=兵藤(太田丸初陣先発の大役を見事にやり遂げた。2回3失点自責0は十分合格点)
敢闘賞=小西(敗戦処理で快刀乱麻のピッチング)
技能賞=加藤、矢野(右越え三塁打で浮かれてる加藤を見て三塁ベース上にゴロを放ち、飛び出した加藤をタッチアウトにした矢野の打撃。長く語り継がれるであろう二人の珍プレー)
守備賞=横井(二塁手が送球を落とさなければセンターゴロだったんだよなあ。二塁手誰だっけ?)
辻本賞=横井(手製のパネルで布陣を確認できたおかげで、同ポジションに2人とかいうミスを未然に防ぐことができた)
辻本賞=中原(期待を込めて送り出した2番手投手だったが、見事に期待を裏切り、継投の難しさを教えてくれた。ロバーツの謎継投の秘密が分かったような気がする)

試合動画

 2026年度のシニア監督就任が決まった太田の船出となる試合。南海ハーツ創設メンバーであり、長年ご意見番としてチームを支えてきた。太田野球とは一体どんなものだろう、と多くのシニアメンバーの興味が集まる中、いきなり、あっと言わせるのが千両役者。通常、ハーツは前日に監督からのスタメンが届く。しかし太田からのメールは無し。球場入りしてからその場で決めるというのだ。しかも発表されたのは「9人打ち」。この日はシニアだけでなくヤングも集まってくれて総勢13人。当然、全員打ちが予想されたが、太田は涼しい顔でスタメンを決めた。

 1回表、トップバッターに指名された丸山〔左〕がいきなり結果を出す。きれいにライトへ安打を放ち、太田丸は出足好調。しかし2番以下が続けず、初回は0点。ハーツの先発は兵藤〔右〕。前日からの準備もできないなか、兵藤は慌てることなく、1回裏を無失点スタート。これは投手戦となるのか。

 2回表、ハーツは先頭の兵藤〔左〕がショート内野安打で出塁すると、三進後、フリーマン打法の岩田〔右〕がサードのエラーを誘い、1点先制。さすが、持ってる男だ。

 リードをもらった兵藤は2回裏のピッチングも落ち着いていた。しかし2度のセンターゴロのチャンスで守備陣が走者をアウトにできず、自責ゼロながら3失点。太田監督は3回から初登板の中原〔左〕をマウンドに送る。中原は球に力があったが、まだセットポジションにも慣れず、打者6人に投げ、一死で無念の降板。5失点となったが、自責は2のみなので、今後に期待だ。太田は「ピンチにはこの男」と3番手に高松〔右〕を指名。高松は残りの二死を取り、3回を終了させる。

 試合は一方的な展開になってしまったが、4回からマウンドに登ったヤングの小西〔中〕は圧巻のピッチング。速球が冴え、2イニングを被安打0、奪三振5の快投。しかも5回は奪三振4(振り逃げ1含む)という珍しい記録を達成してしまうほど。

 途中交代でグラウンドに立ったヤングメンバーが打席に立ったのは5回が最初。無死二塁から小西〔左〕がレフトへ会心の安打を放つと、続く加藤〔右〕は広角打法でセンターオーバーのタイムリー三塁打。ヤングの活躍で3-9とする。

 そして6回表、先頭の中原〔左〕がレフトへヒットでチャンスメイク。ここで満を持して監督の太田が打席に立つ。サードの前にゴロを放つと、得意のバットを持ったまま走法〔中〕でベンチを沸かす。その後、小西〔右〕が意地のタイムリーを放つが、時間切れで反撃もここまで。

 3(4)-9で敗れはしたが、ベテラン、若手が入り交じる13人を適材適所で使い分け、シニア監督としての手腕を存分に発揮した太田のタクトは見事だった。「監督なんかやりたくないよ~」と言いながら、全員が楽しめる2時間を作り上げ(ぶっつけ本番は演出か)、表彰選手選定では、ハーツ史上最も長いコメント(↑少し短くしても、長文維持)を添えるなど、太田色全開の一日となった。シニア仲間として対戦してくださった早稲田ベースボールクラブさん、そしてYouTubeにいつもコメントをくださる渡辺さん(この日の先発投手)、ありがとうございます。思えば、太田の母校は高校も大学も“早稲田”の名が刻まれている。船出の試合として、ご縁を感じてしまう。
 試合後の飲みは、太田の人徳か、チーム最年長は多くのメンバーに囲まれた。次に采配を振るうのは来年になりそうだが、今から春以降の「太田野球」がとても楽しみである。

文責【6】

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