週刊ハーツ
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2025.11.29
11月29日 ジューキーズ戦 5-7
2025年11月29日(土)13:00~15:00
羽根木公園B面(ホーム)
第34戦《フリーマッチ》
【南海ハーツ vs ジューキーズ】
J 060 100 7
H 002 030 5
投:横井〔負〕-峯-小林
1 (遊)小林【61】
2 (二)渡部【10】
3 (左) 峯 【助】
4 (捕)筒井【18】
5 (一)滝瀬【助】
6 (三)中原【44】
7 (中) 黄 【47】
8 (右) 森 【 0 】
9 (投)横井【 6 】
応援:高松【49】
★ハーツ表彰★
敢闘賞=渡部(久々の出場で貫録の2安打。二塁守備でも良い動き)
技能賞=中原(最終回、反撃の起点となるレフトへの大きなヒット)
技能賞=森(レフトへきれいなライナーヒット。最終回にドラマを生む打球)
技能賞=黄(バットを振り切り、追い上げのレフト犠牲フライ)
守備賞=黄(センターで安定感。大きな飛球も二塁打で止める)
守備賞=小林(好リリーフと、捕手でも貢献)
辻本賞=筒井(今年一番の大飛球もレフトに捕られる)
辻本賞=黄(最終回、好走塁と紙一重の三塁への激走)
辻本賞=高松(仕事後に球場に駆けつけ、チームを鼓舞)
いつもの出席率が高いメンバーで欠席者が多かったため、当初は試合を組めるか不安もあったが、何とか正規メンバー7人に達し、初対戦のジューキーズさんを迎えた。
先発の横井〔中〕は8月末以来の登板。コントロールなど課題は山積だが、初回は無失点。1回裏、ハーツは3試合連続二死満塁で中原に打席が巡る。残念ながらここでは結果が出なかったが、中原は残りの打席に闘志を燃やしていく。

2回表、打者一巡までは持ちこたえたい横井だったが、ジューキーズ打線がうまくバットを合わせ6安打を浴びせる。自責は3だったが、6点を許してしまい、ビッグイニングを作らせないという目標を達成できなかった。ハーツは序盤から苦しい展開となったが、助っ人の峯投手が志願の登板で、快速球を武器に3回を1失点。
試合途中で仕事を早く終えた高松が球場に駆けつけ、ベンチ入り。この時からハーツは反撃を開始する。3回裏、久しぶりに実戦復帰の渡部〔左〕がレフトへきれいに弾き返し、チャンスメイク。その後、助っ人・滝瀬選手の特大三塁打でハーツは2点を返し、2-6とする。4回裏にはこちらも久しぶりの試合となる森〔右〕がレフトへ会心の安打。出席率の高いメンバーが無安打の中、2人が気を吐く。


2-7で迎えた5回裏、ハーツは一死二三塁から黄〔左〕がバットをしっかり振り切り、レフトへの犠牲フライで1点を返す。なおも二死二三塁の場面で、横井〔中〕がレフト線への2点タイムリー二塁打を放ち、5-7の2点差に。さらに渡部〔右〕がこの日2本目の安打をレフトヘ放ち、試合が面白くなってきた。



6回表は、リリーフの小林〔左〕が三者凡退でテンポ良く投げ切り、最終回裏の攻撃へ。一死一塁から、中原が快音を残しレフトヘ大きなヒット〔中〕。そして二死一二塁から森の放った飛球はショート後方へ上がる。捕球体勢に入ったもののグラブからボールがこぼれる。その間に、二塁ランナーの中原はホームへ、一塁ランナーの黄は俊足を飛ばしサードへ向かう。しかしバックアップに入った二塁手が好判断で三塁へ力強い送球。黄もスピードに乗り完璧なスライディングを見せるが(移動式のベースが吹っ飛ぶくらい)、ぎりぎりのタイミングでタッチアウト。三死となり、ここで試合終了となったが、その前にホームインは認められたと思っていた。しかし帰宅後にビデオを確認すると、ホームインの前にタッチアウトとなっており〔右〕、ハーツは惜しくもこの回無得点。1点差に迫ったかと思われたが、正式スコアは5-7の2点差。それでも序盤の劣勢から、ここまで追い上げたのはチームとして収穫だ。中盤から最少失点で、そこに打線の粘りが加わったからこその接戦だった。
2安打を放ち敢闘賞を獲得した渡部、攻守走で力を発揮した黄ら、来シーズンにつながるプレーが嬉しかった。飲み会にはその2人も参加してくれて、賑やかな宴となった。
南海ハーツの野球も今年は残すところ12月の2試合のみ。各メンバーがそれぞれの目標とテーマに向けて、ラストスパートとなる。最後まで野球を楽しもう。



文責【6】
2025.11.22
11月22日 エースハンターズ戦 0-4
2025年11月22日(土)13:00~15:00
羽根木公園A面(ホーム)
第33戦《Gリーグ第12戦》
【南海ハーツ vs エースハンターズ】(2回戦)
A 010 101 1 4
H 000 000 0 0
投:小林〔負〕-矢野
1 (右)高松【49】
2 (投)小林【61】
3 (遊)矢野【32】
4 (捕)筒井【18】
5 (三)中原【44】
6 (二)横井【 6 】
7 (指)成岡【11】
8 (中) 黄 【47】
9 (一)丸山【39】
10(左)岩田【36】
11(指)兵藤【23】
☆Gリーグ表彰☆
最優秀=宮本(俊)選手(エースハンターズ)
優秀=小林(隼)選手(エースハンターズ)
優秀=小林選手(南海ハーツ)
MGP=松本選手(エースハンターズ)
★ハーツ表彰★
敢闘賞=小林(先発で5回熱投。打っては2安打でチャンスメイク)
技能賞=高松(先頭打者安打でチームを勢いづかせる)
技能賞=兵藤(三遊間に会心の当たりで最終回反撃の起点に)
技能賞=矢野(最終回、技ありのライト打ちでチャンスを広げる)
技能賞=筒井(4番の意地、最終回二死満塁の見せ場を作るセンター前)
守備賞=丸山(再三のワンバウンド送球をことごとくキャッチ。ファーストで大貢献)
守備賞=小林(強烈なショートゴロをガッツでアウトに)
辻本賞=中原(二死満塁男として、この日もチームで最も注目を浴びる)
辻本賞=岩田(好守に阻まれるもレフトヘ完璧なライナー。声出しでもチームを鼓舞)
辻本賞=成岡(右腕の状態が悪いなか、志願の出場でレフトヘ大きな飛球)
いよいよ最終盤のGリーグ。南海ハーツは最終第12戦で、優勝を目指すエースハンターズさんと対戦。同日の新宿ブンブンvsあしたばも戦いを終えると、Gリーグ全試合消化となる。
1回表、先発投手としてマウンドに登ったのはエースの小林〔左〕。先頭バッターから三振を奪うと、三者凡退で抜群のスタート。その裏、先頭の高松〔中〕がセンターへライナーヒットを放ち、2番の小林〔右〕もしぶとくレフトへ安打。先制点が期待されたが、相手捕手の好判断もあり、ハーツはチャンスを広げられず、悔しい無得点。



2回表、エースハンターズは二塁打のランナーをきっちりバントで三塁に進め、次打者の投ゴロ挟殺プレーを掻い潜り1点先制。しぶとい得点の仕方で試合を優位に進める。2回裏一死から、ハーツは6番の横井〔左〕がレフト線へヒットを放つが、相手捕手の強肩を警戒し、先発・宮本(俊)投手〔右〕の巧みな牽制もあり、盗塁を試みることができない。その後、内野エラーもあっただけに、積極的な走塁を見たかった。


3回は両チーム三者凡退。この日は投手戦となることが予想される。4回表、エースハンターズは内野エラーで生きたランナーが二盗、三盗後、牽制エラーで生還。ノーヒットで2点目を取り、さすが試合巧者。その裏、ハーツは先頭の小林〔中〕が初回と同じようにレフトヘ打球を運び出塁するも、三盗を狙った際にランダウンプレーで刺されてしまい、結局3人で攻撃を終える。

しかし小林は自ら志願し5回もマウンドへ。この日は小林のイニングを限定し、矢野にロングリリーフを託す構想だったが、やはりマウンドに登れば、投手の血がたぎる。5回を被安打1、奪三振8の快投で、矢野〔左〕にマウンドを託す。矢野は制球に苦しむも、ショートに入った小林のファインプレー〔中〕もあり、粘投。6回を無失点で切り抜けるかと思われたが、ここで押し出し死球を与えてしまい、0-3に。何とか流れをこちらに引き寄せたいハーツは6回裏、二死から岩田〔右〕がレフトへ会心のライナーを放つ。しかし小林(隼)選手がダイビングキャッチ。小林選手は2回の成岡の大きなレフトフライもキャッチし、何度もチームのピンチを救う好守備で優秀選手に選ばれた。



7回表にも1点を加え、4点のリードを奪ったエースハンターズは、先発の宮本投手が最終回も続投。意地を見せたいハーツは、先頭の兵藤〔左〕が三遊間へきれいに打ち返し、出塁。二死となるが、ここからハーツが驚異の粘りを見せる。3番の矢野〔中〕が技ありの右打ちで一二塁とすると、4番の筒井〔右〕は狭い二遊間を鋭く抜くセンター前で二死満塁に。



もしホームランが出れば同点という痺れる場面で巡って来たのは、5番・中原の打席。思えば、前週も最終回の二死満塁で中原に。その時は振らなかったことを飲み会で突っ込まれてしまったため、この日は「絶対に振るぞ」と心に決めていた。宮本投手の渾身の投球にバット一閃〔中〕。高らかな快音を残すが、打球はサードの正面。ゆっくり三塁ベースを踏まれ、万事休す。その瞬間に“二死満塁男”と名付けられてしまったが、これは打った時には最高の称号となる。中原には今後も打席を楽しんでもらいたい。これだけチーム内で注目されるのは、試合参加率も上がり、クリーンアップなど打線の中心にいるからこそ。南海ハーツで唯一プレッシャーを感じない男・高松のように、チャンスで輝いてもらいたい。

エースハンターズさんが宮本(俊)投手の見事な完封勝利で、10勝2敗とし、中野マシンガンズさんと優勝を分け合った(当該チーム同士も1勝1敗のため)。両チームとも、おめでとうございます!
2025年のGリーグは、上記2チームと永福コルセッツさんが強かった。コルセッツの牧野投手は好投で7度の最優秀選手に選ばれ、ダントツのポイント1位。シーズン後半に勝ち星を伸ばしたエースハンターズは、この日の最優秀選手に選ばれた宮本(俊)投手がポイントを伸ばし、2位に浮上。やはり投手力と守備力が高いチームは上位に来る。エースハンターズさんには若手の優れた選手も入団し、チーム内の競争も激しくなっていくだろう。
昨年久しぶりに優勝を手にした南海ハーツだったが、今年はなかなかその勢いを継続とはいかなかった。序盤を優位に進めながら、大逆転負けを喫した試合。相手投手に手も足も出なかった試合。悔しいゲームも多かったが、継投が成功し勝利をものにできた試合もある。
今年はGリーグ、シニアリーグ、フリーマッチを問わず、相手にビッグイニングを許し、反撃しても届かない試合が多かった。やはり少ない失点で粘り強く試合を作り、打線の爆発に期待するしかない。まずは各試合で9人をしっかり確保するところから始め、チーム内で切磋琢磨しながら、底力をつけていきたい。来春への期待を胸に、チーム全員で取り組んでいこう。
文責【6】
2025.11.15
11月15日 土曜会戦 4-9
2025年11月15日(土)11:00~13:00
羽根木公園B面(ビジター)
第32戦《フリーマッチ》
【土曜会 vs 南海ハーツ】
H 000 001 3 4
D 300 510 x 9
投:小西〔負〕-高松-矢野
1 (右)高松【49】
2 (投)小西【29】
3 (遊)矢野【32】
4 (三)中原【44】
5 (左)三好【助】
6 (二)横井【 6 】
7 (捕)筒井【18】
8 (中) 黄 【47】
9 (一)丸山【39】
★ハーツ表彰★
敢闘賞=矢野(タイムリー含む2打点。リリーフでも1回三者凡退)
敢闘賞=小西(先発で4回を投げ、打ではライトへテキサス三塁打)
技能賞=筒井(久しぶりのヒット。Gリーグに向けて調子を上げる)
技能賞=高松(サードが横っ飛びの鋭い当たりのヒット。マウンドでもきっちり)
守備賞=矢野(一死二三塁でセンターに抜けそうなゴロを好捕でアウトに)
久しぶりの対戦となる土曜会戦。ハーツの先発は小西〔左〕。土曜会打線はボールをしっかり見て、ミートしてくる。1回裏、ショート矢野の好守〔右〕などでハーツも懸命に守るが、土曜会はヒット3本で3点を先制。


ハーツは2回表に助っ人の三好選手が大きな二塁打を放つが、その後が続かず無得点。3回表、高松〔中〕が三塁線に強烈なゴロを放つと、相手の三塁手が横っ飛びで好捕。一塁へ送球するが、高松の脚が勝り内野安打。しかしここも続かず、ハーツはその後、9人連続で打ち取られる。土曜会の先発投手は制球力があり、ハーツを5回まで無失点に抑える好投。

小西は2回を三者凡退、3回にはダブルプレーを取るなど粘りのピッチングを見せるが、4回2度目のゲッツーと思われたセカンドゴロで横井の送球が左へ逸れてしまい、ランナーを生かすと、ここでまた土曜会打線がつながり5得点。ビッグイニングを相手に作らせ、ハーツは劣勢に。ここ数試合、ハーツは同じパターンに陥っているので改善していきたい。
5回からマウンドに登った高松〔中〕は二塁打を打たれ1点を失うが、3アウト目の打者からは空振り三振を奪うなど、落ち着いた投球。

6回表、ようやくハーツに反撃のチャンスが巡る。打撃好調の小西〔左〕がライトへ三塁打を放つと、矢野〔右〕がきっちり犠牲フライ。一矢を報いる。


ここ最近リリーフで好投を見せている矢野〔中〕は6回を三者凡退。フォームに余裕が生まれ、無駄な力が抜けているのが良い結果につながっているようだ。

見せ場は最終回に巡ってきた。まず筒井〔左〕が一死一塁から久しぶりの安打をレフトヘ放つ。黄の三塁ゴロエラーで1点を返すと、丸山が四球を選び、満塁から高松の押し出し死球で2点目。ここで矢野〔中〕がセンターへのタイムリーヒット。前の回に続き、貴重な働きを見せる。そして二死満塁で打席には4番の中原が向かう〔右〕。今シーズン打撃好調でクリーンアップを経験してきたが、この日は初の4番。ベンチから大きな声援が届く。土曜会も本気モード、ここで完投目前の先発投手からクローザーにスイッチ。速球派の投手は渾身のストレートをリズム良く3球投げ込む。中原は手が出ず、ハーツは無念のゲームセット。しかし最後の追い上げで4-9とした打線の粘りは次週のGリーグ最終戦に向けて好材料。「次こそは自分が4番を」、そう思っている選手も複数いるのではないか。



2025年のGリーグも盛り上がりを見せ、11月22日の2試合で全日程終了予定。優勝争いは中野マシンガンズさんとエースハンターズさんの2チームに絞られている。ハーツはマシンガンズには2試合ともに逆転負け。7月のエースハンターズ戦は序盤優位に進めながらも悔しい大逆転負け。好投手の牧野選手がシーズンを通して大活躍した永福コルセッツさんを含め、この3チームは実際に戦ってみて、とても強かった。南海ハーツのGリーグ最終戦は5割を目指す試合となるが、エースハンターズさんは優勝をこの手で勝ち取るために、気合十分だろう。ハーツも全員野球で食らいついていきたい。
文責【6】
2025.11.08
11月08日 リハイドレイションズ戦 3-8
2025年11月8日(土)13:00~15:00
東台B面(ホーム)
第31戦《フリーマッチ》
【南海ハーツ vs リハイドレイションズ】
H 030 000|1x 3(4)
R 305 000| 8
投:高松〔負〕-黄-矢野
1 (投)高松【49】
2 (遊)矢野【32】
3 (中) 黄 【47】
4 (捕)丸山【39】
5 (二)山口【31】
6 (三)中原【44】
7 (右)藤本【 5 】
8 (一)筒井【18】
9 (左)横井【 6 】
★ハーツ表彰★
敢闘賞=山口(ストレートを叩き、セカンド後方への鋭いヒット)
敢闘賞=中原(ジャストミートで快音響かせ、センターへのヒット)
敢闘賞=矢野(ロングリリーフで3回無安打4奪三振)
技能賞=高松(先発で試合を作り、最終回に渋い内野安打)
技能賞=黄(最終回に内野安打で1打点)
守備賞=矢野(先頭打者の三遊間の打球を逆シングル好捕でアウトに)
守備賞=黄(センターフライキャッチ後、素早い送球で飛び出したランナーを刺す)
初対戦のリハイドレイションズさんとのフリーマッチ。ハーツは先攻となるが、相手の先発は速球派の好投手。1回表は三者凡退に抑えられる。ハーツの先発は高松〔左〕。先頭バッターの打球は三遊間を抜いたかと思われたが、ショートの矢野〔右〕が逆シングルでグラブに収めると強肩で一塁アウト。素晴らしいプレーで幕を開けた。二死二三塁から5番打者の放ったセンターへのフライを黄が懸命に前進しキャッチを試みるが、惜しくも捕れず二者が生還。その後も1点を加え、リハイドレイションズが3-0とする。


すぐに反撃したいハーツは2回表一死から5番の山口〔左〕がストレートに負けずセカンドの頭上を襲うヒット。続く中原〔右〕は快音を響かせセンターへヒット。その後、3つの押し出し四球でハーツは3-3の同点に追いつく。


リズムに乗ったハーツは2回裏無死一塁で、センターの黄がフライをキャッチすると素早く一塁へ送球し(ストライク)、飛び出したランナーをアウトにする〔中〕。入団後、野球に慣れ、特に守備で伸び盛りの黄がチームを救う。しかし若手メンバーが多くを占めるリハイドレイションズは3回裏にヒット7本を重ね、一気に5得点。8-3とリードを広げた。

4回裏、ハーツの2番手は初登板の黄〔左〕。バレーボールの経験がある黄は強肩で、チームでは主に外野を守っているが、未知なる可能性に期待し、監督はマウンドへ送った。この日のテーマは、まずピッチングに慣れること。まだ余裕がなく、全力で腕を振るところまではいかなかったが、ストレートに磨きがかかれば、来シーズンも登板の機会が巡ってくると思う。無死満塁でリリーフしたのは親友の矢野〔右〕。こちらは真っ直ぐが走り、圧巻の投球で無失点で切り抜ける。


その後は両チーム0行進となったが、7回表に先頭の横井〔左〕がレフトへ大きな二塁打。高松〔中〕も内野安打で続き、一死二三塁から3番の黄が渋く内野安打で1打点。4番に座った丸山に回ったところで時間切れとなり、ハーツは3(4)-8で敗れた。



ここ最近なかなか勝てないハーツだが、この日は守備でいいプレーが目立ち、3イニング無失点4奪三振の矢野の投球は見事だった。あとはヒットを1イニングに集中させ、ビッグイニングを作っていきたい。投打が噛み合う試合を目指し、次からの試合も頑張ろう。
文責【6】
2025.11.01
11月01日 早稲田ベースボールクラブ戦 3-9
2025年11月1日(土)13:00~15:00
台東リバーサイドスポーツセンターA面(ホーム)
第30戦《シニア強化試合》
【南海ハーツ vs 早稲田ベースボールクラブ】
H 010 02|1x 3(4)
W 036 00| 9
投:兵藤〔負〕-中原-高松-小西
1 (一)丸山【39】→小西【29】
2 (捕)綿貫【14】→加藤【43】
3 (中)横井【 6 】→矢野【32】
4 (遊)筒井【18】
5 (投)兵藤【23】
6 (三)高松【49】
7 (左)中原【44】
8 (二)岩田【36】→太田【16】
9 (右)藤本【 5 】
★ハーツ表彰★
敢闘賞=兵藤(太田丸初陣先発の大役を見事にやり遂げた。2回3失点自責0は十分合格点)
敢闘賞=小西(敗戦処理で快刀乱麻のピッチング)
技能賞=加藤、矢野(右越え三塁打で浮かれてる加藤を見て三塁ベース上にゴロを放ち、飛び出した加藤をタッチアウトにした矢野の打撃。長く語り継がれるであろう二人の珍プレー)
守備賞=横井(二塁手が送球を落とさなければセンターゴロだったんだよなあ。二塁手誰だっけ?)
辻本賞=横井(手製のパネルで布陣を確認できたおかげで、同ポジションに2人とかいうミスを未然に防ぐことができた)
辻本賞=中原(期待を込めて送り出した2番手投手だったが、見事に期待を裏切り、継投の難しさを教えてくれた。ロバーツの謎継投の秘密が分かったような気がする)
2026年度のシニア監督就任が決まった太田の船出となる試合。南海ハーツ創設メンバーであり、長年ご意見番としてチームを支えてきた。太田野球とは一体どんなものだろう、と多くのシニアメンバーの興味が集まる中、いきなり、あっと言わせるのが千両役者。通常、ハーツは前日に監督からのスタメンが届く。しかし太田からのメールは無し。球場入りしてからその場で決めるというのだ。しかも発表されたのは「9人打ち」。この日はシニアだけでなくヤングも集まってくれて総勢13人。当然、全員打ちが予想されたが、太田は涼しい顔でスタメンを決めた。
1回表、トップバッターに指名された丸山〔左〕がいきなり結果を出す。きれいにライトへ安打を放ち、太田丸は出足好調。しかし2番以下が続けず、初回は0点。ハーツの先発は兵藤〔右〕。前日からの準備もできないなか、兵藤は慌てることなく、1回裏を無失点スタート。これは投手戦となるのか。


2回表、ハーツは先頭の兵藤〔左〕がショート内野安打で出塁すると、三進後、フリーマン打法の岩田〔右〕がサードのエラーを誘い、1点先制。さすが、持ってる男だ。


リードをもらった兵藤は2回裏のピッチングも落ち着いていた。しかし2度のセンターゴロのチャンスで守備陣が走者をアウトにできず、自責ゼロながら3失点。太田監督は3回から初登板の中原〔左〕をマウンドに送る。中原は球に力があったが、まだセットポジションにも慣れず、打者6人に投げ、一死で無念の降板。5失点となったが、自責は2のみなので、今後に期待だ。太田は「ピンチにはこの男」と3番手に高松〔右〕を指名。高松は残りの二死を取り、3回を終了させる。


試合は一方的な展開になってしまったが、4回からマウンドに登ったヤングの小西〔中〕は圧巻のピッチング。速球が冴え、2イニングを被安打0、奪三振5の快投。しかも5回は奪三振4(振り逃げ1含む)という珍しい記録を達成してしまうほど。

途中交代でグラウンドに立ったヤングメンバーが打席に立ったのは5回が最初。無死二塁から小西〔左〕がレフトへ会心の安打を放つと、続く加藤〔右〕は広角打法でセンターオーバーのタイムリー三塁打。ヤングの活躍で3-9とする。


そして6回表、先頭の中原〔左〕がレフトへヒットでチャンスメイク。ここで満を持して監督の太田が打席に立つ。サードの前にゴロを放つと、得意のバットを持ったまま走法〔中〕でベンチを沸かす。その後、小西〔右〕が意地のタイムリーを放つが、時間切れで反撃もここまで。



3(4)-9で敗れはしたが、ベテラン、若手が入り交じる13人を適材適所で使い分け、シニア監督としての手腕を存分に発揮した太田のタクトは見事だった。「監督なんかやりたくないよ~」と言いながら、全員が楽しめる2時間を作り上げ(ぶっつけ本番は演出か)、表彰選手選定では、ハーツ史上最も長いコメント(↑少し短くしても、長文維持)を添えるなど、太田色全開の一日となった。シニア仲間として対戦してくださった早稲田ベースボールクラブさん、そしてYouTubeにいつもコメントをくださる渡辺さん(この日の先発投手)、ありがとうございます。思えば、太田の母校は高校も大学も“早稲田”の名が刻まれている。船出の試合として、ご縁を感じてしまう。
試合後の飲みは、太田の人徳か、チーム最年長は多くのメンバーに囲まれた。次に采配を振るうのは来年になりそうだが、今から春以降の「太田野球」がとても楽しみである。
文責【6】