週刊ハーツ
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2025.08.24
08月24日 オールドスターズ戦 6-14
2025年8月24日(日)9:40~11:20
西戸山公園(三塁側)
第25戦《シニアリーグ第4戦》
【オールドスターズ vs 南海ハーツ】
NH 042 0 6
OS 905 x 14
投:横井〔負〕-兵藤-高松
1 (三)高松【49】
2 (中)成岡【11】
3 (捕)綿貫【14】
4 (遊)筒井【18】
5 (左)松尾【17】
6 (投)横井【 6 】
7 (右)中原【44】
8 (二)兵藤【23】
9 (一)藤本【 5 】→丸山【39】
ベンチスタート:太田【16】、岩田【36】
★ハーツ表彰★
敢闘賞=兵藤(レフトオーバー2点二塁打&好リリーフで試合立て直す)
敢闘賞=成岡(レフトへ反撃の2点二塁打)
技能賞=綿貫(得意のライト前で最終回チャンスメーク)
技能賞=松尾(中前打で最終回にチャンス拡大)
辻本賞=兵藤(体調不良の中、ギリギリまで奮投)
辻本賞=太田(代打スタンバイもネクストで終戦)
0勝3敗の後を受けたシニアリーグの最終戦。相手は強豪チームだが、何とか勝機を探うって一矢を報いたいところだ。
しかし、現実はそう甘くはなかった。1回表、期待の上位打線は相手の軟投派投手にタイミングが合わず三者凡退に終わる。
その裏。ハーツの先発は横井〔中〕。最終戦に向けて気合を入れ、前日は節制して臨んだ。その効果か、これまで時折顔を見せていた抜け球は見られなかったが、相手の上位打線を打ち取るまでの投球はできず、3連続四球の後、失策を挟んで3連打を浴びるという、展開的には最も悪いパターンにハマり、一死を取ったのみで9失点(公式記録は8点?)してしまった。
アッという間に、勝敗以前に最短でのコールドもちらつく展開となってしまったハーツだが、2回表に諦めず反撃。一死後に敵失から3四死球でまず1点、相手投手が代わったところで代打・丸山投入も実らず二死になるが、押し出しでさらに1点返し、なお満塁で、このところ絶好調の成岡に打順が回った。成岡〔中〕はここで期待に応え、レフトに2点二塁打。ハーツはこの回、4点を挙げて食い下がった。
その裏は、初回のピンチで好リリーフした兵藤〔中〕が三者凡退に抑え、いいリズムで3回表の攻撃につなぐ。
ハーツは3回表、2四球を得て二死二、三塁。ここで兵藤〔中〕がレフトオーバーに会心の一撃、2点二塁打となって3点差(公式的には2点差?)に迫る。そこからさらに2死球があって満塁。成岡に打順が回り、願ってもないシチュエーション。成岡はレフトにフライを運んだが、わずかに打球の鋭さが足らず相手のグラブに収まり、左飛に終わった。ここで追いつくことができていれば、相手をもう少し慌てさせることができたかもしれないが、まあ、現状の力ではここまで、ということだったのかもしれない。
追い上げたハーツだが、攻撃で二塁まで走ったのがたたり、好投してきた兵藤が熱中症の症状に襲われてしまう。ギリギリまで頑張ってくれたが、1点を失い、走者を残して降板、急きょ登板の高松〔左〕も止められず、この回5点を失って勝負あり。ハーツは最終回、綿貫〔中〕と松尾〔右〕がヒットを打って粘ったがそこまで。結局、今年のシニアリーグは1勝もできずに終わった。
以下はシニア監督としての総括ともなるが、この一年で唯一、ある程度成果として残せたのは、打線の構成だったと思う。成岡や綿貫の好調にも支えられ、第1戦では中軸からの連打、この最終戦では下位が出て二番で還す形、真ん中あたりから始まって下位が還す形が作れ、ある程度、何番から始まる攻撃でも点が取れる可能性が生める形はできたと思う。
ここからの進化形としては、松尾がもう少し慣れてくれば、成岡、松尾で一、二番を組み、綿貫が進めて、高松、筒井、横井らで還す、それで走者が残っても山口、中原、岩田、西野、渡部らが控え、下位打線に丸山、兵藤、藤本、太田が置ける形が作れれれば、そのあたりがしぶとく出塁して、また一、二番で還す、という形も期待できるので理想形だろう。
守備、走塁に関しては、守備は連鎖反応的にエラーが出ることは減ったと思うが、まだ相手の打球傾向に応じて臨機応変に対応するところまでは至らず、走塁については今後ポイントとすべきところが見えてきたというところはあるが、はっきり成果を生むところまではいっていないので、ともに道半ば、といったところか。
そして何とも悔いが残るのが投手陣。3人による継投をベースに形を探ってきたが、結局、納得のいく継投は一度も実現できなかった。ここは来季へ向けての最大の積み残し点ではあるので、まだまだ模索が必要という段階だろう。
とはいえ、ある程度得点が期待できる形にはなったので、投手陣さえ整備できれば(まあ、そこが一言でいうほど簡単でなく、最も難しいところなのだが……)、十分ゲームになり、勝利を挙げられる可能性もゼロではない状況にはなったと思う。松尾の復活と横井の成長、成岡の慣れなど、「シニアの若手」が投手として力をつけられれば、現在最も安定している兵藤も、もっと効果的に使えるようになるはず。そのあたりに期待したい。
来季(今秋)からは、太田新監督のもと、気持ちを新たにしての戦いが始まる。シニアの場合、まずはコンディショニングなので、それぞれが、若手のときの動きを完全に取り戻すことは無理でも、今の体なりにいい形を見つけて退化に抗い、いい戦いができるようにしていきたいものである。
文責【5】
2025.08.16
08月16日 早稲田ベースボールクラブ戦 3-11
2025年8月16日(土)13:00~15:00
J&Sフィールド(ホーム)
第24戦《小島由起夫選手追悼試合》
【南海ハーツ vs 早稲田ベースボールクラブ】
W 220 61|0 11
H 102 00|x 3
投:高松〔負〕-成岡-加藤-横井
1 (遊)成岡【11】
2 (二)太田【16】
3 (投)高松【49】
4 (指)山口【31】
5 (捕)筒井【18】
6 (一)藤本【 5 】
7 (左)加藤【43】
8 (三)矢野【32】
9 (中) 黄 【47】
10(右)横井【 6 】
11(指)渡部【10】
★ハーツ表彰★
敢闘賞=山口(小島さんのバットで、左中間へ完璧なヒット)
敢闘賞=成岡(打撃絶好調、この日も2安打。マウンドでも熱投)
敢闘賞=加藤(球を引きつけ、フェン直の左中間二塁打。投手でも安定感)
技能賞=渡部(久しぶりの参加で、三遊間内野安打)
技能賞=高松(先発で制球よく、粘投で試合を作る)
技能賞=藤本(しぶとくライト前へ落とすヒット)
技能賞=黄(サードに強烈なゴロを放ち内野安打)
守備賞=筒井(二死満塁のピンチで捕飛を気合でキャッチ)
守備賞=加藤(ピンチでレフトフライを何度も好捕)
守備賞=矢野(サードゴロを動きよく捌きピンチを救う)
辻本賞=太田(試合に間に合い、暑さに負けずセカンドを3イニング守る)
今年お亡くなりになった小島由起夫選手の追悼試合として行われた早稲田ベースボールクラブ戦。
先発の高松〔左〕は初回、内野陣のエラーが重なるなか、粘りのピッチングで2失点に収める。その裏、ハーツは先頭の成岡が好調維持で、レフトへヒット〔右〕。二盗、三盗でチャンスメイクすると、3番高松のサードゴロ間にホームイン。点差は1に。
2回表、早稲田打線はヒット4本を重ね2得点。みなバットが振れている。4-1と点差を広げる。
反撃したいハーツは2回裏に加藤〔中〕が左中間に完璧な二塁打を放つが、得点ならず。
しかし3回裏に打線がつながる。先頭の黄〔左〕が三塁内野安打で出塁すると、久しぶりに参加の渡部〔右〕も遊撃内野安打で続く。
ここで1番成岡〔左〕がレフトへタイムリー。さらに1点を加えると、4番に座った山口〔右〕が小島さんのバットでレフトヘ会心のヒット。語らずして結果を出す、さすがの存在感を放った。
3-4と1点差に追い上げ、流れはハーツに傾くか。4回表から投手は成岡へ〔中〕。まだマウンド経験は少ないが、この日はストレートも走り、低目へ決まるストライクもあった。しかし早稲田打線は粘り強い。球を見極め、打てるボールは積極的に振っていく。惜しいエラーもあり、残念ながらこの回6失点。それでも向上心豊かな成岡は、また次の登板で実力を上げてくるだろう。
4回裏、先頭の藤本〔中〕がライトへしぶとくヒット。得点にはならなかったが、ベテラン勢の頑張りが見えた試合となった。
5回表には加藤〔中〕が登板。しっかりピッチングを組み立てることができる加藤は、今後もハーツ投手陣の一翼を担ってくれるだろう。
試合は3-11で敗れたが、強烈な暑さのなか、11人の選手たちはよく頑張った。小島さんも褒めてくれるのではないだろうか。
試合後は小島さんを偲ぶ会を行った。藤本が持参してくれた小島さんの写真は試合中はベンチから、偲ぶ会では真ん中からハーツナインを見守った。
ここ数年は南海ハーツのなかでも急にメンバーを失うことが複数回あり、いつ何が起こってもおかしくないと実感する。まずは健康に野球を楽しむこと、それが一番だと切に思う。
文責【6】
2025.08.09
08月09日 バニーズ戦 1-8
2025年8月9日(土)11:00~13:00
猿江恩賜公園2面(ビジター)
第23戦《ヤング強化試合》
【バニーズ vs 南海ハーツ】
B 110 24|1 8(9)
H 000 01|x 1
投:加藤〔負〕-横井-矢野
1 (投)加藤【43】
2 (捕)矢野【32】
3 (中) 黄 【47】
4 (遊)筒井【18】
5 (三)高松【49】
6 (一)丸山【39】
7 (二)中原【44】
8 (右)横井【 6 】
★ハーツ表彰★
敢闘賞=加藤(先頭打者で初球をクリーンヒット、先発投手としても見事な投球)
技能賞=横井(1回無四死球の安定した投球)
守備賞=黄(内外野でふらふらっと上がったフライを2つ好捕)
辻本賞=高松(マッチメイクに際し的確なアドバイス)
今シーズンは《ヤング強化試合》が雨に泣かされ中止が続き、ようやく初日に。三度目の正直で、初采配となる予定だったハーツ最年少の小林だが、開始直前に体調を崩し(無念)、急遽、監督代行を矢野が務めることに。いきなりのピンチだったが、矢野の采配が素晴らしかった。プレーボールまでの短時間でスタメンを再考し、バニーズさんにレフトを借りるかたちで(ありがとうございました)、試合開始。
1回表、ハーツの先発マウンドに登ったのは加藤〔左〕。もともとは矢野-小林バッテリーの予定だったが、矢野は加藤を投手指名し、自分は捕手へ〔右〕。せっかくのヤング強化試合なのだから、ヤングバッテリーは維持で、という的確な判断だった。そして加藤が矢野とチームの期待に応える。コントロール重視(草野球はこれが一番)の投球で、3イニングを自責1で投げ切った。
その加藤は1番打者としても奮闘する〔中〕。1回裏、投げ終えたばかりの状態で打席に入ると、いきなりセンターへクリーンヒット。ハーツの大谷と呼べるような投打二刀流で、この日の主役に。しかし相手投手は速球派でコントロールも良い。ハーツはその後は手も足も出ず、スコアボードには0が並ぶ。
4回表、ハーツは継投で横井〔中〕へ。制球が課題だが、この日はコンビネーションを重視し、四死球なし。強打のバニーズさんに長短打を浴びたが、ほんの少しでもコントロールに改善が見られたなら、次の登板にもつながるだろう。
ハーツは5回表から矢野〔中〕が登板。不運なヒットがありながらも、粘りのピッチングで2イニングを全うした。
1点が遠いハーツだったが、ようやく5回裏に筒井〔中〕の押し出し四球で1点を返す。しかし反撃もここまで、1-8で南海ハーツはバニーズに敗れた。
試合は完敗だったが、ヤング強化試合の相手としては、バニーズさんは投手力がしっかりしていて、打線も強力で、申し分なかった。小林がいたら、また違った展開になっていたかもしれない。私が嬉しかったのは、8人での野球となったが、一人ひとりが自分のポジションで懸命に守り(全員が複数の守備位置に就いた)、打席ではフルスイングを心がけ、充実した試合になったこと。矢野は試合中にはっきりとした声で指示を出し、堂々とチームを引っ張ってくれた。シニアとヤングが入り交じった試合後の飲みも含め、チームの絆が確実に深まった夏の日だった。
文責【6】
2025.08.02
08月02日 あしたば戦 7-7
2025年8月2日(土)13:00~15:00
世田谷公園A面(ホーム)
第22戦《シニア強化試合》
【南海ハーツ vs あしたば】
H 210 400|0 7
A 320 020|0x 7
投:横井-矢野-高松
1 (三)高松【49】
2 (遊)成岡【11】
3 (左)土屋【51】
4 (捕)筒井【18】
5 (投)横井【 6 】
6 (指)丸山【39】
7 (右)中原【44】
8 (二)矢野【32】
9 (中) 黄 【47】
10(一)藤本【 5 】
11(指)兵藤【23】
★ハーツ表彰★
敢闘賞=高松(一時勝ち越しとなる2点適時打&冷静リリーフ)
敢闘賞=矢野(無失点リリーフで試合立て直す。通算100盗塁も)
技能賞=黄(同点に追いつく2点適時打)
技能賞=成岡(この日一番の当たりの三塁打などマルチ安打)
技能賞=中原(打撃好調維持のクリーンヒット)
守備賞=成岡、矢野(レフトからの好中継で打者走者を三塁に刺し、勝ち越し機を阻止)
守備賞=土屋(満塁からの左前打で冷静に走者を二封)
辻本賞=土屋(熱中症に陥りながらも試合後半の捕手を全う)
辻本賞=横井(通算400試合出場を達成)
南海ハーツのシニア強化試合。この日は、あしたばさんとの対戦だ。1回表、ハーツは二死二三塁から、通算400試合出場を果たした横井〔左〕がショート後方にポトリと落ちるラッキーなヒットで、2点を先制。その裏、マウンドに登ったのも横井〔右〕だが、走者として直前まで塁上にいたため、すでに息が上がっている(情けなや)。この日も制球定まらず、東岡選手のタイムリーに始まり3失点。この回こそ自責は0だったが、立ち上がりの課題が続いている。
2回表のハーツは矢野が四球を選び、二盗を決める〔左〕。これがハーツ通算100盗塁となる。おめでとうございます! その矢野は三進後、サードゴロエラーの間にホームイン。ハーツは3-3と試合を振り出しに戻す。しかし2回裏も横井の投球は不安定なまま。加島選手に2点タイムリーを浴びたところで、早々と矢野投手〔右〕に交代。その矢野はきっちり後続を断ち、ハーツに流れを持ってくる。
4回表、先頭の丸山四球の後、中原〔左〕がセンターへクリーンヒット。ここ最近の中原は打撃好調を維持。8月末のシニアリーグに向けて、順調な仕上がりだ。矢野四球で無死満塁とすると、黄〔右〕がライトへ同点2点タイムリー! 常に前向きな勝負強い打撃で、上位打線につなぐ。
さあここからは、現在のハーツを引っ張る2人の登場。二死二三塁から高松〔左〕の放ったフライは初回の攻撃を再現するかのようにショート後方に落ち、勝ち越し2点タイムリー! 7-5とし、首位打者の成岡〔右〕がセンターへ会心のヒット。仕事の先輩・後輩コンビは試合も飲みも元気いっぱいだ。
矢野は登板後、4回まで無失点投球。チームが逆転したため、勝ち投手の権利を持ち、マウンドを高松〔左〕に譲る。勝ち切りたいハーツだったが、5回裏、先頭打者のサードゴロを横井がアウトにできず、ここからまた流れがあしたばさんに。三好選手の二塁打で無死二三塁とすると、怪力・鈴木選手(シゲちゃん)が体重を思いっきりのせた打球を左中間へ放ち〔中〕、7-7の同点に。今シーズン初の三塁打かと思われたが、センター成岡-ショート矢野の中継が完璧で、三塁タッチアウト〔右〕。もしGリーグだったらMGP最有力候補の、まさにシゲちゃん劇場となったが、念願の週刊ハーツに大々的な登場で、あと1カ月はご機嫌が続くことでしょう(←いつも読んでくれているシゲちゃんに感謝を込め、愛あるからこそのエールです)。
しかし高松投手はここから抜群の安定感を発揮。6回は奪三振含む三者凡退。時間切れで最終打者となった7回裏の安藤選手の打席では、両者ともに譲らず、痺れる対決を見せてくれた。
8月のお昼の時間帯は過酷だ。先発捕手の筒井もよく頑張ったが、2番手の土屋も懸命にマスクを被ってくれた。試合後、ハーツの多くのメンバーが、シャワーを浴びながらも疲れきった表情。甲子園も日中の試合は避けるかたちに。草野球もいろいろ考えなくてはならない気候になってきた。まずは両チームの選手全員が熱中症にもならず、笑顔で試合終了を迎えること。今月はそれを大事にしていこう。
文責【6】