週刊ハーツ

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2017.06.24

06月24日 TEAMシゲル戦 9-6

2017年06月24日 13:00~15:00
世田谷公園野球場A面(ホーム)
Gリーグ 第4戦
【南海ハーツ vs TEAMシゲル】(1試合目)

S 020 120 1  6
H 202 041 x  9

投:住吉〔勝〕
捕:綿貫

本塁打:綿貫〔1号〕
三塁打:宮本
二塁打:高松、岩本、森

 1 (二)横井【6】
 2 (指)宮本【19】
 3 (三)高松【49】
 4 (遊)岩本【1】
 5 (左)福田【9】
 6 (一)筒井【18】
 7 (指)伊藤【15】
 8 (投)住吉【51】
 9 (中)森 【0】
10(捕)綿貫【14】
  (右)兵藤【23】守備のみ

☆Gリーグ表彰☆
最優秀=横井(南海ハーツ)
 優秀=高松(南海ハーツ)
 優秀=長谷川(TEAMシゲル)

★ハーツ三賞★
殊勲賞=高松(逆転許した5回に勝ち越し二塁打)
殊勲賞=横井(4打数4安打、シュアな打撃が完全復活)
敢闘賞=綿貫(先発住吉を辛抱強くリード。本塁打に粘りの2四球)
敢闘賞=住吉(10安打浴びながら我慢の投球、完投勝利)
守備賞=筒井一塁手(三塁手、遊撃手からの際どい送球も確実捕球)
守備賞=高松三塁手(三遊間寄りの打球を軽快な動きでさばき、魅せた)
山平賞=宮本(初回、遊撃ゴロで瞬時の判断良く生還)

 今季もGリーグ戦好調の南海ハーツ。開幕4連勝をかけて、心の本拠、世田谷公園でTEAMシゲル戦に臨んだ。

 ハーツは1回裏、一番横井が左前安打〔左下1〕で出塁、二盗を決めると、二番宮本は中堅手の頭を超す三塁打〔中下1〕でたちまち先制。宮本は四番岩本の内野ゴロで判断良くホームに還り、幸先よく2点目を加えた。2回に同点に追いつかれたハーツだが、3回一死から綿貫の狙いすました右打ち〔右下1〕が相手右翼手の頭上を越え、球は転々、綿貫の今季1号本塁打〔左下2〕となった。二死からはこの日2本目の安打で出塁の横井〔中下2〕を三塁に置き、三番起用の高松が懸命に一塁を駆け抜ける内野安打〔右下2〕で追加点をあげ、ハーツが4-2と勝ち越した。


 しかし打線に切れ目のないシゲルも反撃。五番長谷川選手の2本の長打(二塁打、本塁打〔左下1〕)などで4回、5回に得点を重ね、5-4とハーツを逆転した。1点のビハインドで迎えたハーツ5回裏の攻撃。この回先頭の森〔中下1〕は、投手ゴロかと諦めそうな一打にも全力疾走、相手の緩慢な動きにも助けられ内野安打とすると、二盗、横井の3本目となる安打〔右下1〕で三進、続く宮本の内野ゴロの間に同点のホームを駆け抜けた〔左下2〕。さらに一死二三塁で迎えるは高松。力強い一打は左中間を切り裂く適時二塁打となり〔中下2〕、ハーツが勝ち越しに成功する。四番岩本も左翼手の頭上越え二塁打〔右下2〕で続き、この回一気に4点をあげ、ハーツが再び、8-5とリードを奪った。

 6回にもハーツは二塁打で出塁の森を三塁に置き、横井が適時打を放ち〔左下〕、リードを広げた。
 ハーツの先発、住吉〔中下〕は10安打を浴びたが、軽快な球さばき、落ち着いた送球で盛り立てる高松、岩本の三遊間、危ういタイミングの送球にも慌てず確実にひとつのアウトをものにする筒井の一塁守備などに励まされ、一度も連打を許さず、最後まで投げ抜き、完投勝利を飾った。

 この日のハーツの勝因は、逆転を許した5回にチーム一丸となって4点を奪った集中力が大きいが、7本の内野ゴロを完ぺきにさばいた三遊間の守備はいつにもまして輝いていた。走塁面でも、若手から還暦プレーヤーまで、全力疾走はいうにおよばず、好判断の進塁を随所に見せた。
 走攻守すべてにおいて、ハーツの良さが目立った一戦だった〔右上〕。

 この試合でハーツ17年シーズンの前半戦が終了。開幕早々、負傷者が続出、メンバー確保も危うい試合が何ゲームも続いたが、Gリーグ戦全勝で折り返すことになった。前半戦終盤には若手入団希望者の参加もあり、シーズン後半に向けてさらなる期待が高まるハーツである。

【文責・背番号23】

2017.06.17

06月17日 あしたば戦 7-5

2017年06月17日 13:00~15:00
世田谷公園野球場A面(ホーム)
Gリーグ 第3戦
【南海ハーツ vs あしたば】(1試合目)

A 110 101 1  5
H 160 000 x  7

投:住吉〔勝〕
捕:綿貫

三塁打:筒井

1(遊)横井【6】
2(指)宮本【19】
3(捕)綿貫【14】
4(三)高松【49】
5(一)筒井【18】
6(投)住吉【51】
7(左)久原【24】
8(中)森【0】
9(二)藤本【5】
  (右)兵藤【23】守備のみ

☆Gリーグ表彰☆
最優秀=筒井(南海ハーツ)
 優秀=住吉(南海ハーツ)
 優秀=吉岡(あしたば)

★ハーツ三賞★
殊勲賞=筒井(満塁走者一掃の右中間三塁打! 貴重な3打点)
敢闘賞=住吉(7奪三振で要所を締め、完投勝利)
守備賞=筒井(初回、ファーストゴロをがっちり捕球し、ピンチを救う)
守備賞=森(センターへのフライやライナーを安定の守備力で堅実にキャッチ)
山平賞=横井(逆転への口火を切る同点タイムリー&6回にバックアップから本塁補殺)
山平賞=宮本(2回裏、レフトへの価値ある勝ち越しタイムリー)
山平賞=綿貫(初回、ゲームを振り出しに戻す同点タイムリー&好リード、堅守)

 梅雨の合間できれいに晴れ渡った世田谷公園。南海ハーツはGリーグ第3戦に挑んだ。相手は好敵手のあしたば。
 1回表のあしたばは、一死二塁から今シーズン打率5割越えで絶好調の3番吉岡選手がレフト線ぎりぎりに入るライナー性の二塁打〔左下〕で1点先制〔中下〕。対するハーツも、1回裏に3番綿貫のセンター前タイムリー〔右下〕で1-1の同点とする。

 あしたばは2回表にも1点を奪いリードするが、その裏にハーツ打線がつながりを見せる。8番森のライト前などで一死満塁とすると、1番横井がスライダーを掬い上げ、レフト前タイムリー〔左下〕で同点。つづく2番宮本も巧みなバットコントロールでレフト前へ〔中下〕、3-2と勝ち越す。3番綿貫の押し出し死球を挟み、この試合の見せ場は5番筒井。二死満塁から走者一掃の右中間三塁打!〔右下〕で7-2と大きくリードを広げる。

 しかし、あしたば長堂投手はそこから立ち直り、4奪三振の力投で、以降ハーツに点を与えない。
 ハーツ先発の住吉〔左下〕は四死球こそ散見されるも連打を許さず、こちらも7奪三振で奮闘。特に3回表、あしたばの4番三好選手との対決では、緩急織り交ぜたピッチングで、速球系の後にブレーキの利いたカーブで三振を奪う〔中下〕など、試合を作っていく。長年の対戦で相手打線をよく知る捕手・綿貫の頭脳的なリードも光った。そして守りでチームに貢献したのがセンターの森。落下点への到達が的確で、前後左右どんな当たりにも対応、安定した守備で試合を引き締めた。

 試合は、あしたばが細かく1点ずつ返し、6回表二死で7-4。ここで二塁ランナーの恵美選手が三盗を試み、2番東岡選手の内野ゴロがヒットエンドランの形になり、恵美選手は一か八かで本塁を突く〔左下〕。バックアップの横井から綿貫への送球で間一髪アウト〔中下〕となり、最終回へ。
 粘るあしたば打線は、7回表、先頭打者の吉岡選手が三塁打でチャンスメイクすると、5番安藤選手がタイムリー左中間二塁打〔右下〕で2点差まで追い上げる。しかし住吉は最後の力を振り絞り、後続を抑え、南海ハーツがあしたばに7-5で勝利。

 ハーツは序盤にリードするも、あしたばに徐々に迫られる展開。お互いに攻守で力を発揮し、終始心地よい緊張感のある好ゲームとなった。どちらに勝利の女神が微笑んでもおかしくなかったが、この日は三軒茶屋の"Bacchus"がハーツに少しだけ味方したようだ。勝因を挙げるなら、ハーツは失点を各イニング1点までに止めた点だ。相手にビッグイニングを作らせなかったディフェンス面の粘りが勝利を引き寄せたといえる。

 ハーツ打線は、昨年入団の森〔左上〕、久原〔中上〕にヒットも出て、藤本もセンターから右へのヒット〔右上〕で好調維持。
 今年の南海ハーツはGリーグ3戦とも僅差で苦戦を強いられているが(それだけ各チームに力の差がない証拠といえる)、その中でしぶとく勝利をものにし、開幕3連勝できたのは、今後に向けてとても大きな意味がある。
 この日の結果で、南海ハーツはポイントを12まで積み上げ、Gリーグ首位に立った。しかし次週はこちらも無敗のTEAMシゲルとのリーグ戦。気を引き締めて、無敗対決に挑んでいきたい。

【文責・背番号6】

2017.06.10

06月10日 UN戦 16-9

2017年06月10日 15:00~17:00
上井草スポーツセンターD面(ホーム)
フリーマッチ
【南海ハーツ vs UN】

U 103 300 2  9
H 502 342 x 16

投:高松→為藤〔勝〕→住吉
捕:住吉→岩本

本塁打:為藤
三塁打:小林、岩本
二塁打:なし

1 (捕)住吉【51】
2 (指)藤本【5】
3 (三)岩本【1】
4 (投)高松【49】
5 (遊)為藤※
6 (一)松島※
7 (左)日下※
8 (中)小林※
9 (二)横井【6】
   (右)兵藤【23】守備のみ
※は助っ人

★ハーツ三賞★
殊勲賞=岩本(勝ち越し三塁打を含む3安打放つ)
敢闘賞=小林(満塁走者一掃の三塁打含み4打点)
守備賞=小林(安定感のあるセンター守備で3飛球さばく)
守備賞=横井(初回のピンチを好プレーで救う)
山平賞=藤本(いきなりライトゴロも、その後は4出塁3盗塁3得点)
山平賞=高松(急きょの先発マウンドも3回を2安打4失点とリード保つ)

 この日のハーツは欠席者が相次ぎ、助っ人選手4人の力を借りての試合成立となったが、ゲームでも助っ人選手が力を発揮し、連勝を3に伸ばした。

 ハーツは初回に1点を先行され、その裏も藤本がいきなりライトゴロに打ち取られるなど二死。しかし、岩本の内野安打と敵失などで作った二死二、三塁から助っ人パワーがさく裂した。為藤選手、松島選手〔左下〕、日下選手〔中下〕が3連打し逆転、なお満塁から、小林選手が右越えに走者一掃の三塁打〔右下〕、5対1としてゲームの主導権を握った。

 ゲーム中盤はハーツ助っ人の為末選手〔左下〕、相手打者にもそれぞれ本塁打が出るなど打撃戦となり、4回表を終わっていったんは7対7の同点となったが、4回裏、ハーツは四球と盗塁の藤本〔中下〕を二塁に置いて岩本が右越えに三塁打し〔右下〕、自前のメンバーで勝ち越し点。以降は四死球などで出塁した走者を助っ人勢が適時打でかえす攻撃が毎回のように続き、ハーツが大量16点を挙げて押し切った。

 ハーツ投手陣は、この日急きょ先発となった高松〔左下〕が、立ち上がりこそやや制球に苦しんだが、その後は得意の緩い球を織り交ぜて相手打者のタイミングを巧みに外し好投。リリーフ陣がいったん同点に追いつかれたため勝利投手は逃したが、責任を果たした。最終回締めに出た住吉〔中下〕が荒れ気味で2失点したのがやや気がかり。守備陣では久しぶりに内野を1試合守った横井が併殺の起点〔右下〕となるなど安定した守備を見せ、兵藤も徐々に実戦勘が戻ってきた感じをみせた。さらに岩本の紹介で助っ人に来てくれ、センターを守った小林選手が安定したフライの追い方で3飛球を処理。少し気が早いが、もしも今後も参加してもらえるとすれば、大きな戦力になりそうだ。

 この日は助っ人連の力で勝利を飾ったハーツだが、メンバーがなかなかそろわない状況の中、今週からはGリーグ2連戦。ベテランも若手も、それぞれがしっかりと持てる力を発揮して乗り切る以外に道はなく、いよいよ今季の正念場を迎えることになる。

【文責・背番号5】

2017.06.03

06月03日 日比谷ディアナーズ戦 9-5

2017年06月03日 15:00~17:00
野毛町公園野球場(ホーム)
フリーマッチ
【南海ハーツ vs 日比谷ディアナーズ】

H 004 401  9
D 200 111  5

投:住吉〔勝〕
捕:福田→綿貫

三塁打:住吉
二塁打:宮本、住吉、藤本

 1 (中)宮本【19】
 2 (左)横井【6】
 3 (捕)福田【9】
 4 (三)高松【49】
 5 (投)住吉【51】
 6 (遊)筒井【18】
 7 (一)藤本【5】
 8 (指)太田【16】
 9 (二)綿貫【14】
10(指)永山【36】
    (右)兵藤【23】守備のみ

★ハーツ三賞★
殊勲賞=住吉(二塁打、三塁打を含む3安打5打点&10奪三振完投勝利)
敢闘賞=宮本(逆転口火の二塁打含む2安打)
守備賞=太田(強烈な二塁ライナーをキャッチ)
山平賞=高松(2安打1四球で2得点)

 この日初対戦の日比谷ディアナーズは、大学での経験者から女性まで幅広いメンバーをそろえたチーム。常に3人の女性選手がラインアップに入り、ベンチも華やかで実に楽しそう。「オヤジ度100%」のハーツとしては、浮き足立つところがあっても不思議ではなかったが、ハーツは落ち着いたゲーム運びで勝利を手にした。

 ハーツは初回に2点を先行されたが、3回に先頭の宮本が右翼線に二塁打〔左下1〕を放って反撃開始。福田の左前適時打〔中下1〕で1点差とすると、高松も左前打〔右下1〕で続き、足も絡めて二、三塁。ここで住吉がセンターへ2点二塁打し〔左下2〕逆転、さらに三盗に敵失が絡んでこの回4点を挙げた。さらに4回、ハーツは一死一、三塁から横井が左前適時打〔中下2〕、なお二死満塁とすると、住吉が今度はライトへ走者一掃の三塁打〔右下2〕を放って突き放した。住吉は5打点の活躍。


 この日の住吉〔左下〕は、福田〔中下〕、綿貫〔右下〕のリードに導かれ、投げても見事な活躍。柵越えの一発を打たれるなど、時折長打を食う場面もあったが、リズムを保ちにくい女子選手に対しても丁寧にストライクを通し、6イニングで10奪三振。投手層の薄いメンバー構成の中、しっかりと完投を果たした。

 ハーツはこのほかにも、筒井が右前適時打〔左下〕で1打点、藤本が右中間二塁打〔中下〕、太田も強烈なピッチャー返し〔右下〕を打つなど、6回で11安打と打線はまずまず好調を維持。ただ、この先は、夏場に向けてメンバー不足が懸念される状況が続くだけに、これ以上の故障者を出さないことや、夏場の疲労をうまく分散させていくことができるかどうかが課題になってきそうだ。

【文責・背番号5】

2017.05.27

05月27日 中野マシンガンズ戦 9-8

2017年05月27日 15:00~17:00
世田谷公園野球場B面(ホーム)
Gリーグ 第2戦
【南海ハーツ vs 中野マシンガンズ】(1試合目)

M 0003212 8
H 114201x 9

投:住吉〔勝〕→岩本〔S〕
捕:綿貫

二塁打:久原、岩本

1(中)横井【6】
2(捕)綿貫【14】
3(遊)岩本【1】
4(三)高松【49】
5(一)藤本【5】
6(投)住吉【51】
7(二)太田【16】
8(左)久原【24】
9(指)永山【36】
  (右)兵藤【23】守備のみ

☆Gリーグ表彰☆
最優秀=久原(南海ハーツ)
 優秀=藤本(南海ハーツ)
 優秀=下田(中野マシンガンズ)

★ハーツ三賞★
殊勲賞=藤本(変幻自在の右前3安打、4打点、本盗含む3盗塁)
敢闘賞=久原(適時打2本、2打点)
敢闘賞=住吉(6イニング、被安打3、奪三振5の好投)
守備賞=住吉(火の出るような投手ライナーを反応よく好捕)
守備賞=久原左翼手(左翼で堅守、守りでも投手を盛り立てる)
山平賞=藤本(受難の4失策も、打って走って稼いで取り返す)
山平賞=太田(安打、打点、盗塁。最年長記録を更新)

 ベテラン2人とフレッシュマンの打棒が、ハーツのGリーグ連勝へと導いた。
ハーツは1回裏、二番の起用に応えた綿貫が得意の右打ち〔左下1〕で出塁すると、盗塁、敵失で迎えた一死二、三塁の好機に四番高松が左犠打〔中下1〕で先制。続く2回は四球出塁の藤本を二塁に置き、久原が左翼頭を越す適時二塁打〔右下1〕を放ち1点を追加する。そして3回、先頭の岩本が左翼頭上越え二塁打〔左下2〕で出塁、高松、住吉の四死球で無死満塁とすると、藤本は一、二塁間を破る2点適時打〔中下2〕。太田の内野ゴロで1点を加え、続く久原が今度は中前にきれいに弾き返し〔右下2〕、この回4得点、3回を終えて6-0と大きく相手を引き離した。


 ハーツの先発は住吉。3イニングを無安打、4三振、無得点に封じていたが、4回、内野陣の乱れと、自らの四死球でピンチを広げ、被安打1ながら3点を失う。その裏ハーツは二死ながら四球出塁の高松を二塁に置いて、藤本がこの日2本目の適時打を放つ〔左下〕。続く太田が中前にしぶとく落とし〔中下〕、二死一、三塁。さらに太田が二盗を敢行するすきに、三走藤本が判断よく本盗を決めた〔右下〕。

 しかしマシンガンズも粘る。5回、四球と失策出塁の走者を足と犠飛を絡めて、無安打で2点を返すと、6回にも打順下位の菊地選手の安打、下田選手の二塁打〔左下〕で1点を追加し、8-6の2点差に迫る。なおも無死二塁となったが、続く3人を住吉が抑え込みリードを保つ。その裏ハーツは自らの力投でピンチをしのいだ住吉が左前打〔中下〕で出塁、すかさず二盗を決めると、またまた藤本が右前適時打〔右下〕、貴重な1点を追加した。

 7回、ハーツは先発住吉〔左下〕に変え、岩本を救援に送る。ところが味方の拙守に足を引っ張られ2点を失い、その差は1点。二死二三塁のピンチに、粘る相手打者から岩本〔中下〕が三振を奪い、辛くもハーツが勝利を手にした〔右下〕。

 最大6点差のあったこの試合も終わってみれば9-8の大接戦。ハーツの勝因は何といっても、打順下位に名を連ねた藤本、太田、久原の打、だ。チーム11安打のうち、この3人で7安打を放ち、7打点をあげた。一方、接戦を強いられた要因は6失策という内野陣の乱れに加え、一番横井、二番綿貫の2人が1出塁に終わり、得点機を中軸につなげられなかった点にもある。とはいえ、大量リードから接戦に持ち込まれるというメンタル維持が難しい状況のなかで、Gリーグ開幕2連勝という幸先良いスタートを飾ったハーツ。今後も大人らしい戦いに期待したい。

【文責・背番号23】

2017.05.20

05月20日 あしたば戦 3-14

2017年05月20日 15:00~17:00
世田谷公園野球場A面(ホーム)
宮本選手還暦記念試合(フリーマッチ)
【南海ハーツ vs あしたば】

H 0003000  3
A 140027x 14

投:松尾〔負〕→住吉→宮本
捕:福田→綿貫

三塁打:松尾
二塁打:宮本、福田

1(中)宮本【19】
2(二)太田【16】→藤本【5】
3(一)筒井【18】→永山【36】
4(三)岩本【1】
5(捕)福田【9】
6(遊)渡部【10】→横井【6】
7(右)住吉【51】
8(左)成岡【11】→綿貫【14】→兵藤【23】
9(投)松尾【17】→高松【49】

★ハーツ三賞★
敢闘賞=宮本(打っては猛打賞、守っては好捕、最後は投手で、まさに宮本デー!)
守備賞=宮本(レフトへの大飛球を巧みなポジション取りで完璧キャッチ)
守備賞=住吉(ライトでは守備範囲の広さと強肩を披露、ファーストでは背走フライキャッチ)
山平賞=福田(特大二塁打と、最終打席では左打席でも見事なライナー)
山平賞=松尾(貴重なタイムリー三塁打と、暑い中、投げてもしっかり5イニング)

 南海ハーツ結成2年目から在籍し、選手としてのキャリアだけでなく、長年チームのホームページとグラウンド確保を担い、多大な貢献をしてくだった宮本隆平選手の還暦記念試合〔左下〕。宮本さんのご指名で、あしたばさんが対戦してくれました。

 1番打者として登場した宮本は、いきなり初回に投前安打〔中下〕。その瞬間、ベンチは大いに盛り上がる。すかさず盗塁も決め、得点こそならなかったが、颯爽と定位置センターのポジションへ〔右下〕。

 1回裏、あしたばは先頭打者・東岡がレフト線に二塁打。3番吉岡の左中間ヒット〔左下:打球を追う宮本選手〕で1点先制。
 2回表に早くも、なかなか見られないプレーが起こる。無死一三塁から9番松尾の放った打球はショートフライ。しかしこの時、一塁ランナー成岡がスタートを切っており、戻れず二死。その隙を突いた三塁ランナー住吉だったが、惜しくも本塁でタッチアウト〔中下〕。まさかのトリプルプレーに。
 2回裏もあしたばは打線がつながり、7番熊谷の右中間三塁打〔右下〕などで一挙に4点を加え、5-0とリードを広げる。

 3回表、この回も宮本が魅せる。ライトへの完璧な二塁打〔左下〕でチャンスメイク。まさに「主役は私だ」と言わんばかりの活躍ぶり。ベンチもさらに盛り上がる。試合が動いたのは4回表。5番福田が豪快なレフト越え二塁打〔中下〕で出塁すると、8番綿貫の犠牲フライ、松尾の三塁打などで2点を返し、宮本へつなぐ。ここでも期待に応え、宮本は猛打賞となるファーストへのタイムリー内野安打〔右下〕。ベンチは最高潮に沸いた。

 この日の宮本は守備でも活躍〔左下〕。レフトへ移った3回裏に、長打かと思われた飛球を見事なポジション取りで好捕。そして最後はマウンドへ。打者5人に対し、しっかり抑えて自責点なし。打撃でも守備でも、文字通り“宮本デー”となった。
 試合は、あしたば打線が後半にも爆発し、6番長堂のグランドスラムなどで14-3と大勝。
 そして試合終了後には、あしたばさんからサプライズ。宮本選手への贈り物が贈呈されました〔中下、右下〕。

 選手たちは移動し、18時からは三軒茶屋のお店で宮本さんを祝う会へ。
 楽しく歓談ののち、ハーツ恒例の“赤いちゃんちゃんこ贈呈式”〔左下〕。そしてチームからも素敵な贈り物が〔中下〕(企画の渡部・岩本・福田選手に感謝です)。最後はみんなで記念撮影〔右下〕(小島さんは試合の、住吉選手は祝賀会のカメラマンをありがとうございます)。
 宮本さん、おめでとうございます! 今までも、そしてこれからも、ハーツとともによろしくお願いいたします。

【文責・背番号6】

2017.05.06

05月06日 新宿ブンブン戦 15-9

2017年05月06日 13:00~15:00
東台野球場B面(ビジター)
Gリーグ 第1戦
【新宿ブンブン vs 南海ハーツ】(1試合目)

H 40137 15
B 01071  9

投:松尾→住吉〔勝〕
捕:綿貫

本塁打:住吉〔2号〕、松尾〔2号〕
三塁打:綿貫

 1 (左)横井【6】
 2 (遊)住吉【51】
 3 (二)岩本【1】
 4 (三)高松【49】
 5 (投)松尾【17】
 6 (一)筒井【18】
 7 (指)宮本【19】
 8 (指)藤本【5】
 9 (中)森【0】
10(捕)綿貫【14】
11(右)永山【36】

☆Gリーグ表彰☆
最優秀=住吉(南海ハーツ)
 優秀=横井(南海ハーツ)
 優秀=石塚(新宿ブンブン)

★ハーツ三賞★
殊勲賞=住吉(先制2ランなど2安打1四球3盗塁&リリーフでピンチしのぐ)
敢闘賞=横井(2安打3盗塁で2度のビッグイニング起点)
敢闘賞=松尾(1点差から突き放す満塁本塁打)
守備賞=高松三塁手(満塁のピンチで三遊間の強い当たりを好捕し二封)
守備賞=松尾投手&遊撃手(投手ライナーを反応よく好捕し併殺&ショートで返球を好中継)
山平賞=宮本(2安打1打点2盗塁)

 ハーツは、7点リードをいったんは追いつかれるという苦しい展開から再び新宿ブンブンを突き放し、チームのGリーグ開幕戦を飾った。
 ハーツは1回表、先頭の横井が左前打〔左下〕で出て二盗、続く住吉が中越えに2ランを放ち〔中下〕、幸先よく先制。さらに松尾の右前適時打〔右下〕と宮本の遊撃越え適時打で、この回4点を先行した。

 2回に1点返されたハーツだが、3回には住吉の二盗、三盗を生かして岩本の左前適時打〔左下〕で1点、4回には敵失をきっかけに宮本〔中下〕、藤本〔右下〕の連打や綿貫の右犠飛で3点を加え、4回表を終わって8対1と、ゲームの流れは一方的になったかと思われた。

 しかし4回裏、ハーツは先発の松尾が変調、制球が乱れ始める。死球で出した先頭打者こそけん制で誘い出して一死を取った〔左下〕ものの、そこから2四球1安打で満塁とされると、石塚選手に2点二塁打〔中下〕、後藤選手に左前適時打を浴び4点差に。さらに四球での満塁から、ハーツは高松が三遊間の強い当たりを好捕し二封する好守を見せるが3点差。なおも内野ゴロの間に1点、押し出しで1点と、あっという間にリードは1点となった。
 ハーツはたまらずイニング途中で住吉に投手を交代するが、押し出しでついに同点。しかし住吉〔右下〕は続く打者を三振に取り、何とか同点止まりでピンチをしのいだ。

 再び振り出しに戻っての5回表。しかしハーツにはまだ反発力が残っていた。この回先頭の横井が中前打〔左下〕で出ると二盗、住吉も執念で中前に落とし一、二塁。重盗で二、三塁とすると、岩本の三ゴロ失の間に勝ち越した。ハーツはなお死球で満塁とすると、この日は不本意な途中降板に終わった松尾がセンター右を破る満塁本塁打〔中下〕、バットで取り返す形で勝負を決定づけた。ハーツはその後も二死一、二塁から綿貫の右越え三塁打〔右下〕で2点を追加した。
 その裏、ブンブンは二死満塁から石塚選手が左前打し、1点を返すが、ハーツは二走を好中継で刺し、そのまま時間切れとなりゲームセットとなった。

 苦しみながらもなんとかGリーグ開幕戦を飾ったハーツ。このところのGリーグは実力伯仲となっているだけに、6連覇を目指す今季は、たとえ苦しんだとしても最終的に白星とできれば良しと考えるべきところか。ただ一方で、松尾、住吉とつないでの5回9失点は、今季の投手陣に一抹の不安を抱かせたことも確か。今後もGリーグではチーム一丸、タフな気持ちが要求されるゲームが続くことになりそうだ。

【文責・背番号5】

2017.05.04

05月04日 夢のドリームス戦 3-30

2017年05月04日 18:00~21:00
大田スタジアム(ビジター)
フリーマッチ
【夢のドリームス vs 南海ハーツ】

H 100000  0   0  2  3
D 013112 12 10 x 30

投:岩本〔負〕→長堂→住吉
捕:福田→長堂

三塁打:長堂
二塁打:横井

1 (三)長堂※
2 (一)佐藤※
3 (捕)福田【9】
4 (投)岩本【1】
5 (遊)住吉【51】
6 (中)横井【6】
7 (右)山口【31】→兵藤【23】(守備のみ)
8 (二)藤本【5】
9 (左)永山【36】
※は助っ人

★ハーツ三賞★
敢闘賞=福田
敢闘賞=長堂
守備賞=なし
山平賞=住吉

 毎年恒例となった、夢のドリームスさんとの対戦〔左下〕。
 ドリームスの先発は、好投手の根岸選手。劣勢も予想されたが、ハーツ1番の助っ人・長堂選手がいきなりセンター越えの三塁打〔中下〕。一死満塁とし、5番住吉はきっちりライトへの犠牲フライ〔右下〕。ハーツが1点を先制する。

 ハーツ先発の岩本〔左下〕は初回を2奪三振の好投で無失点。上々の滑り出しを見せる。ハーツはその後も3回には3番福田〔中下〕、4番岩本〔右下〕、5番住吉の三連打など、打線は好調でヒットを重ねる。しかし根岸投手は要所をしっかり締め、ハーツに追加点を許さない。このピッチングが後半に向けてドリームス優勢の起点となった。

 ドリームスは2回裏に同点とすると、3回には犠牲フライなどそつのない走塁で3得点。4回には6番長島選手のレフト越えホームラン〔左下〕も飛び出し、5-1と徐々にリードを広げる。しかしハーツ打線も負けておらず、5回表には二死から6番横井〔中下〕と7番山口〔右下〕が連続安打。なんとこの時点で安打数はハーツ7本に対しドリームス2本と、スコアとは逆の不思議な展開に。

 この辺りまではいい緊張感の中、試合ができたのだが、ドリームスは2回以降毎回得点を続け、攻撃の手を緩めない。対するハーツは次第に体力的な疲れも出てしまったのか、守備でエラーが目立つようになる。2番手は長堂、3番手は住吉と、Gリーグで考えたら各チームエース級の黄金リレーとなったハーツだったが、それでもドリームスの勢いを止められない。ここは広い広い大田スタジアム。外野の間を抜ければ、ほぼランニングホームラン覚悟の球場。この日の外野陣はレフト永山、センター横井、ライト山口の布陣。山口にはナイスキャッチもあり、永山も左右のグラブを器用に使いこなしながら3人で必死に守るも、外野をボールは転々。ドリームスは7回に12点、8回に10点をあげ、大量30得点。

 迎えた最終回、この回から登板のドリームス女性投手に対し、ハーツは福田の左打席での綺麗な安打、住吉の右中間、横井のレフト越え二塁打などで2点を返すがここまで。3-30とハーツ史上最多失点での敗戦となってしまった。
 しかしこの日には朗報が。怪我から復帰の兵藤が終盤にライトの守備で実戦復帰。まだ完治とはいかないが、助監督の戦列復帰は、今後大きな力となっていくだろう。

 最後は両チーム仲良く記念撮影。この日はドリームスさんが大田スタジアムを4時間取ってくださり、ハーツはその内2時間分を使わせていただきました(実際の試合時間は約3時間)。審判はドリームスの選手のお父さんがボランティアで務めてくださり、費用面も含めとても協力的な対応をしていただきました。ドリームスの池田監督、いつも窓口となってくれる夏苅さん、そして全選手、スタッフのみなさんに、この場を借りて御礼を申し上げます。
 試合は大差となってしまいましたが、これに懲りずに、またぜひ対戦してください!
 助っ人の佐藤さん、長堂さん、そして応援に駆けつけてくれた、あしたばの紳士【13】もありがとうございました。

【文責・背番号6】

2017.04.29

04月29日 ブーザーチンパンジー戦 17-8

2017年04月29日 13:00~15:00
井の頭恩賜公園野球場(ビジター)
フリーマッチ
【ブーザーチンパンジー vs 南海ハーツ】

H 410 10 2 17
C 002  5 1X 8

投:松尾〔勝〕→伊藤→住吉
捕:綿貫→福田

三塁打:松尾、住吉
二塁打:松尾、福田

 1 (中)横井【6】
 2 (指)宮本【19】
 3 (指)伊藤【15】
 4 (二)高松【49】
 5 (三)岩本【1】
 6 (投)松尾【17】
 7 (左)福田【9】
 8 (一)藤本【5】
 9 (捕)綿貫【14】
10(遊)住吉【51】
11(右)永山【36】

★ハーツ三賞★
殊勲賞=岩本(先制三塁打を含む3安打、3打点)
敢闘賞=松尾(2安打、2打点、2盗塁)
守備賞=住吉遊撃手(三塁後ろにあがった飛球を好捕)
山平賞=福田(初回粘りの四球出塁、4回大きな二塁打)
山平賞=伊藤(最終5回にきっちり犠飛)

 ハーツのオリジナルメンバーだけで9人以上がそろう(平均年齢46.5歳)久しぶりのゲーム〔左下〕。初回のハーツは、横井四球、宮本死球で、無死一二塁とした後、3番伊藤、4番高松は倒れたが、今季絶好調の岩本が右越えの三塁打を放ち〔中下〕、2点を先制する。その後、相手投手の制球が乱れ、連続押し出しでさらに2点を追加。続く2回にも、敵失、横井の内野安打などでつくった一死満塁のチャンスに4番高松が左前適時打を放つ〔右下〕。

 4回ハーツは、敵失、永山の四球などで無死二三塁とし、横井が左前にはじき返してまず1点〔左下1〕。振り逃げ、敵失、暴投などで2点を追加し、一死二三塁で岩本が再び左前適時打〔中下1〕。続く松尾〔右下1〕、福田〔左下2〕の連打でさらに3点、その後も、綿貫の右打ち安打〔中下2〕、住吉の三塁打〔右下2〕と続き、この回10得点のビッグイニングとし、15対2と大量リードを奪った。


 先発の松尾〔左下〕は、試合前の投球練習で調整した変化球を要所に交え、3イニングを2安打2失点と危なげない投球を見せた〔中下〕。松尾の後をうけたのが久々参加の伊藤〔右下〕だったが、制球が定まらず、ストライクを取りに行ったところを痛打されるなど、1イニング3長単打、4四球に暴投もあり、5点を失い、15対7と詰め寄られた。

 しかし、ハーツは最終5回にも、敵失からつかんだ一死三塁で、伊藤がきっちり左翼に犠飛を放ち〔左下〕、さらに岩本〔中下〕、松尾〔右下〕の連打で1点を加え、相手を突き放した。

 この試合、ハーツは11安打。とくに3番から7番の5人で10打点をあげるなど、打線の中軸が機能した。
 気がかりなのが、5回に救援登板した住吉。この日は、いつものような投球のキレが見られず、相手を追い込んでから粘られるという苦しい投球が続き、2四死球に、適時打を浴びた。試合後、住吉は肩の不調を訴え、病院に直行、5月6日のGリーグ初戦を前に、回復具合が気になるところだ。

【文責・背番号23】

2017.04.22

04月22日 ナインエールズ戦 3-6

2017年04月22日 13:00~15:00
東台野球場B面(ホーム)
フリーマッチ
【南海ハーツ vs ナインエールズ】

N 310110 6
H 201000 3

投:住吉〔負〕
捕:綿貫

二塁打:住吉

1(遊)渡部【10】
2(二)山口【31】
3(右)宮本【19】
4(一)高松【49】
5(投)住吉【51】
6(中)横井【6】
7(捕)綿貫【14】
8(三)太田【16】
9(左)永山【36】

★ハーツ三賞★
敢闘賞=住吉(強打のナインエールズ相手に完投、打ってはチーム唯一のヒット(二塁打)!)
守備賞=高松一塁手(試合中、多くの打球が一塁に飛ぶ中、堅実にアウトを重ねる)
山平賞=渡部(トップバッターとして2出塁、盗塁も決め、遊撃手として内野を引き締める)

 この日の試合は、横井が火曜リーグで長年対戦してきた強豪ナインエールズ戦。30代後半から40代前半の同世代組で土曜活動チームを立ち上げ、記念すべき初戦が対ハーツという構図〔左下〕。ハーツは9人ぎりぎりでの戦い、普段守り慣れていないポジションに立つ選手も多い中、平均年齢で大きくハーツを下回るナインエールズに挑んだ。

 1回表、ナインエールズは1番福地が四球を選ぶと、2番福高の打球はセンター前へ。ここで、怪我から復帰のセンター横井が、バウンドを合わせ損ね、後逸してしまい、一塁ランナーが一気に生還。浮足立ったハーツに襲いかかるように、3番壷屋がセンターの頭上を越える大きな当たりで、ランニングホームラン〔中下〕。3-0とするが、ハーツの先発・住吉は後続をしっかり抑える〔右下〕。

 1回裏のハーツは、自身の開幕となった1番渡部がファールで粘り〔左下〕四球を選ぶと、2番山口もきっちり四球〔中下〕。一死二三塁から4番高松のサードゴロの一塁送球間に三塁ランナー渡部が果敢にホームを狙うも〔右下〕、惜しくも判定はアウト。しかしその後もランナーを溜め二死満塁から、6番横井が四球で押し出し。7番綿貫も押し出しで2点を返し、2-3と追い上げる。



 2回表、ナインエールズの先頭打者・8番吉田の当たりはサードの前へ。普段あまり守ることのない三塁手として出場の太田がダッシュ良く捕球し〔左下〕、綺麗な流れで一塁送球するが惜しくもセーフ。その後、無死二三塁から、10番木村はレフトへ打ち上げる。3月の怪我で利き手(左手)を痛めているレフト永山は右手にはめたグラブで起用にキャッチし〔中下〕、左手で送球。犠牲フライにはなったものの、しっかりと守備をこなす。スリーアウト目となった捕邪飛も、綿貫が反応良くキャッチし〔右下〕、野手陣が力投の住吉を盛り立てた。この時点でスコアは4-2となり、ナインエールズはリードを広げる。



 3回裏、ハーツは四球の高松を一塁に置き、5番住吉が完璧な当たりのレフト越え二塁打〔左下〕。一死二三塁から、綿貫のショートゴロを遊撃手がホームへ悪送球、三塁ランナー高松が生還する〔中下〕。3-4と1点差にまで追い上げたハーツだが、続く8番太田以下が粘るも〔右下〕同点とはならず。



 4回表に吉田のレフト線二塁打で5-3としたナインエールズは、その裏から左腕の成田が登板〔左下〕。ここから圧巻のピッチングを繰り広げる。打者の手元で伸びるストレートと制球力で、3イニングを5奪三振、9人に対しパーフェクト投球。見事なリリーフでハーツ打線を抑え込んだ。試合はナインエールズが5回表に2番福高のライト前ヒット〔中下〕でさらに1点を追加し、6-3で完勝。

 終わってみれば、住吉の二塁打が唯一のヒットとなってしまったハーツ打線だったが、最終回の9番永山の強烈な三塁線ファール〔右下〕など、相手投手陣に必死に食らいついた。そしてこの日の守備は各選手に光るプレーが多く、特にファーストの高松は一塁ゴロだけで6回の守備機会があり、堅実にアウトを重ねた。セカンドの山口も6回表にゴロ捕球後の素早い送球で二塁フォースアウトを取るなど、強打のナインエールズ打線に対し完投を果たした住吉投手のピッチングに応える守りを見せた。



 実はこの日、ハーツには【陰の殊勲賞】がいました。それは太田さん。試合後の反省会で、なんと参加者全員分の飲み代を支払ってくださいました。野球同様得意の競馬で良いレースができたようで、各選手はその恩恵に与りました。太田さん、ご馳走様でした。車のため飲み会に参加できなかった渡部さん、すみません。
 山平賞の次に、選手の名を冠した賞は、長年チームに貢献していただいている宮本賞や、通算500安打達成の高松賞が有力ですが、太田賞もググンと候補に浮上でしょうか。野球と酒で成り立つ南海ハーツならではのエピソードになりそうです。
 来週の井の頭公園でも、怪我なく、楽しく試合をしましょう!

【文責・背番号6】

2017.04.15

04月15日 土曜会戦 11-4

2017年04月15日 15:00~17:00
東調布公園野球場(ビジター)
フリーマッチ
【土曜会 vs 南海ハーツ】

H 110513 11
D 100120  4

投:住吉〔勝〕→松尾→岩本
捕:綿貫→福田

三塁打:綿貫
二塁打:久原2、宮本、高松、松尾

1(遊)松尾
2(捕)綿貫
3(三)岩本
4(二)高松
5(左)福田
6(投)住吉
7(指)筒井
8(指)宮本
9(一)藤本
10(中)久原
11(右)永山

★ハーツ三賞★
殊勲賞=宮本(2点適時二塁打含む2安打3打点)
敢闘賞=久原(二塁打2本で2得点)
守備賞=岩本三塁手(サードゴロ3本を確実に処理)
山平賞=福田(敵失含め全打席出塁して3盗塁2得点)
山平賞=筒井(故障中ながら犠飛で激走生還)

 ハーツは、ゲーム後半に打線がつながって大量点を挙げ、大勝した。
 2週間ぶりのゲームとなったこの日は、事故による骨折明けの筒井【18】、治療中でゲームには不出場の兵藤【23】、横井【6】を含め、13人のメンバーが顔をそろえた〔左下〕。
 ハーツは初回、先頭の松尾【17】の右翼二塁打〔中下〕を足場に敵失で先制、その裏にすぐ追いつかれたが、2回に二死二塁から永山【36】のセンター返しの適時打〔右下〕で勝ち越しに成功した。


 さらに4回には、四死球で無死満塁とすると、宮本【19】がライトへ鮮やかに2点二塁打〔左下1〕、続く藤本【5】の左飛〔中下1〕で三塁から筒井が足を引きずりながらも激走して生還し1点〔右下1〕、久原【24】も左越えに豪快な二塁打〔左下2〕を放つなど、一気に5点を挙げてゲームの大勢を決めた。ハーツはその後も5回に宮本の適時打〔中下2〕、6回には久原の二塁打を起点に綿貫【14】の三塁打〔右下2〕などで3点と着々加点した。



 ハーツ攻撃陣は、宮本が今季初安打を含めマルチ安打、福田【9】も今季初安打〔左下〕を放ったうえ3盗塁〔中下〕と、全体的に上昇気配。そしてこの日目立ったのが何といっても久原。左中間に強烈な二塁打を2本放ち〔右下〕ブレーク、この連続長打はスイングスピードの速さの証明であり、今後、さまざまな投手にタイミングが合わせられるようになれば楽しみな存在になってきそうだ。


 ハーツ投手陣は、住吉【51】〔左下〕から松尾〔中下〕、岩本【1】〔右下〕と3投手がリレー。それぞれにマウンドの感触を確認した。中1週空いたこともあったか、守備では若干ミスも出たが、近づいてきたリーグ戦へ向け、チーム全体としては、投打に上り調子を実感できたゲームであった。


 この日は、ゲームの最後に来て、力投を続けていた相手投手が、ちょっとした動きで大きなケガをされてしまい、それをもってゲームセットと、やや後味のよくない幕切れとなってしまった。不可抗力ではあったと思うが、大きなケガは敵も味方もなく、できるだけ避けたいもの。早い回復をお祈り申し上げます。

【文責・背番号5】

2017.04.01

04月01日 湾岸サムライズ戦 14-8

2017年04月01日 15:00~17:00
世田谷公園野球場(ホーム)
フリーマッチ
【南海ハーツ vs 湾岸サムライズ】

S 104201  8
H 80303x 14

投:松尾〔勝〕
捕:綿貫

本塁打:松尾【1号】
三塁打:綿貫
二塁打:住吉

1(左)成岡
2(遊)住吉
3(投)松尾
4(三)高松
5(捕)綿貫
6(中)山下※
7(一)篠田※
8(二)滝村※
 (右)横井
※は助っ人
*横井は怪我のため打席は立たず

★ハーツ三賞★
殊勲賞=松尾(完投、今季1号本塁打を含む3安打)
敢闘賞=住吉(先制二塁打含む3安打)
守備賞=横井右翼手(骨折おしての、守備のみ出場で、2刺殺)
山平賞=高松(通算500安打達成)

 春の選抜大会決勝順延の余波がハーツにも。参加可能予定の2名がこの日の決勝のために欠席となってしまったのだ。永山監督【36】も不在。助っ人予定者1名の直前の事故によるけが欠場。加えて前日からの雨で試合決行の判断も難しい状況のなか、何とか6人が試合に間に合い、相手チームの助っ人を急きょ借り受けることで、負傷中の横井【6】を含めようやく9人のメンバーがそろうという危うい状態だった。

 この日の相手は、2週前に対戦、敗北を喫しており、ホームを変えての雪辱戦だ。兵藤監督代行【23】がジャンケンに敗れ、後攻となったハーツ。0-1で迎えた1回裏、1番成岡【11】が左前安打〔左下〕で出塁すると、2番住吉【51】は左翼手の頭上を大きく超える二塁打〔中下〕を放ち、成岡が一気に本塁を駆け抜け、すぐさま同点に追い付く。3番松尾【17】が倒れた後、4番高松【49】の技あり安打〔右下〕から2四球をはさんで6安打を連ね、この回、8得点をあげる。


 8-5と追い上げられた3回、住吉、松尾の連続内野安打に、四球、敵失を絡めて効率よく3点を追加。4点リードで迎えた5回には、先頭の松尾が右翼線に今季1号本塁打〔左下〕を放つと、高松はこの日、2本目の安打〔中下〕を放ち、ハーツ初の通算500安打を達成した。続く綿貫【14】も得意の右打ちで三塁打〔右下〕とし、その後の敵失で本塁に還り、この回も3得点をあげた。


 今季初先発の松尾は、試合前の飲酒(補記:グラウンド担当の横井が、天候等を考慮し、早い段階で一旦中止の方向性を示してしまったため←試合の時間帯には天候が回復し、無事に行えることに)というハンディを自らに課しての登板。強打の相手打線に時折、連打を浴びながらも、緩急をつけた丁寧な投球で、6イニング119球を投げ切った。

 14-8とスコアだけを見れば乱打戦だが、ハーツメンバーは助っ人、守備だけ出場の横井も含め、全プレイヤーが持ち場をしっかりこなした。
 初回の8安打中、長打はわずかに1本、大量得点にもおごることなくシュアな打撃を心がけていた。守っても、立ち上がりこそ内野陣の動きに硬さが目立ったが、中盤以降はいつにもましてキビキビとした守りで、打たせてとる松尾をしっかり支えた。捕球後の送球が困難な右翼手・横井は2刺殺に加え、中堅を守った助っ人・山下さんとの連携により捕球後のロスを最小限に抑えるという機転で、試合を引き締めた。今季初マスクの綿貫も、低めにボールを集める松尾の投球を巧みなミットさばきで後ろに逸らさず、守りの要として機能した。

 試合開始の直前まで、まともな戦いができるかと気をもんだ一戦だったが、終わってみれば、1年を通じてもそうそうない好ゲーム。「ここぞ」というときのハーツの集中力の高さも垣間見えた。

【文責・背番号23】

2017.03.25

03月25日 アメーバ戦 10-10

2017年03月25日 12:00~14:00
谷中公園野球場(ビジター)
フリーマッチ
【アメーバ vs 南海ハーツ】

A 20620 10
H 22222 10

投:住吉→高松→松尾
捕:福田→羽鳥

本塁打:岩本【1号】、住吉【1号】
二塁打:松尾、住吉

1(遊)松尾
2(投)住吉
3(一)岩本
4(三)高松
5(捕)福田
6(中)羽鳥※
7(二)滝村※
8(左)久原
9(指)横井
10(右)永山
※は助っ人

★ハーツ三賞★
敢闘賞=住吉(柵越えホームランと二塁打のマルチヒット)
守備賞=松尾遊撃手(三遊間の深いゴロを強肩でアウトに)
守備賞=住吉遊撃手(センターに抜けるかという当たりを横っ飛びで刺す)
山平賞=岩本(先制打となるレフトへの柵越えホームラン)
山平賞=福田(相手の隙を見て、見事なホームスチール)

 足立区の谷中公園への遠征となったこの試合〔左下〕。
 1回表にアメーバは先頭バッターがライト越えの三塁打で出塁すると、3番のレフト前タイムリーで先制、5番にもタイムリーが出て2-0とする。
 対するハーツは1回裏に2番住吉【51】が左中間への二塁打〔中下〕で出塁すると、3番岩本【1】がレフト柵越えとなる2ランホームラン〔右下〕ですかさず2-2の同点に。2回裏にも2点を追加し、4-2と逆転に成功する。

 3回表、アメーバ打線はハーツの2番手・高松【49】〔左下〕に対し単打を重ね、打者11人で一挙6点。再逆転し、8-4とリードを広げる。しかし3回裏、この日好調の住吉がレフト柵越えのソロホームラン〔中下〕で再び反撃を開始すると、四球で出塁した福田【9】が二盗・三盗後になんとホームスチールを決める〔右下〕。スコアは8-6と接戦模様に。

 4回表にさらに2点を挙げ、10-6と二桁得点に成功したアメーバに対し、4回裏のハーツは、8番久原【24】が俊足を生かし内野安打〔左下〕で出塁すると、続く9番横井【6】のレフト前、10番永山【36】のレフト前にポトリと落ちるタイムリー〔中下〕で追い上げ、1番松尾【17】の左中間二塁打〔右下〕で8-10とする。

 5回表のアメーバ打線をハーツの3番手・松尾が2奪三振の三者凡退で抑えると、その裏のハーツはまたも粘りを見せ、土壇場で10-10の同点に。二死二三塁のサヨナラのチャンスに横井はセンターに打球を上げるもキャッチされサヨナラならず、乱打戦は引き分けで幕を閉じる。

【文責・背番号6】

2017.03.18

03月18日 湾岸サムライズ戦 4-8

2017年03月18日 15:00~17:00
野毛町公園野球場(ビジター)
フリーマッチ
【湾岸サムライズ vs 南海ハーツ】

H 030100 4
S 33110x 8

投:住吉〔負〕→松尾
捕:永山→成岡

二塁打:成岡

1(左)成岡
2(投)住吉
3(遊)松尾
4(中)宮本
5(三)高松
6(一)藤本
7(二)太田
8(捕)永山
9(右)横井

★ハーツ三賞★
敢闘賞=成岡(フルスイングで3打点。レフトで好捕&急遽捕手としても貢献!)
守備賞=太田(5回にナイスベースカバー&フライ好捕で飛び出したランナーもアウトに)
山平賞=松尾(今シーズン初安打から一気に猛打賞)
山平賞=太田(最年長安打&盗塁を今季も更新)
山平賞=宮本(チームの危機に怪我をおしての出場、四番に座る)
山平賞=横井(右手人差し指にテーピングのまま9番ライトで出場)

 今季2度目の野毛町公園野球場。準備万端で試合に臨みたいところだったが、怪我人続出のチームにあって、まず9人揃うまでにひと苦労。体調万全でない中、宮本【19】が出場を決断し、負傷中の横井【6】もスタメンに名を連ねる。
 追い打ちをかけるように、相乗りのタクシーがなかなか捕まらなかったメンバーや、駐車場の空き待ちを余儀なくされた選手のグラウンド入りが遅れ、湾岸サムライズさんを待たせてしまう状況に(申し訳ありませんでした)。

 15:15プレイボールとなった試合は、1回裏からサムライズ打線がハーツの先発・住吉【51】に襲いかかる。先頭バッターこそ三振に倒れるものの、4番・5番の連続長短打などで一気に3点を先制。
 対するハーツも2回表に、5番高松【49】のレフト前ヒットを起点として、9番横井のラッキーな内野安打を挟み、1番成岡【11】が豪快なレフトへの二塁打で3-3の同点とする。

 しかしサムライズは攻撃の手を緩めず、2回裏にも1番バッターの右中間二塁打などで3点を挙げ、6-3と試合を優位に進める。
 ハーツは3回表に2番住吉、3番松尾【17】の連打でチャンスを作るも、惜しくも得点ならず。
 サムライズは3回裏、4回裏にも着実に1点ずつ加え、ここまで毎回得点。

 この日、ハーツで光ったのは7番太田【16】。今季初出場ながら、4回表にはセンターへの見事なクリーンヒット。すかさず盗塁も決める。自らが持つチームの最年長安打&盗塁の記録を更新。そして見せ場は5回裏の守備。ショートへの速いゴロにも的確なセカンドへのベースカバーで一死を取ると、次の打者のセカンドフライを確実にキャッチ、飛び出した一塁ランナーも刺し、一人で3つのアウトに絡む。

 試合はサムライズが終始、主導権を握り、そのままハーツを押し切るかたちで8-4で勝利を収める。試合前の選手の集まりも良く、準備の差がそのまま結果に出たとも言える。

 この日の試合で、ハーツにはまた不安要素が。普段守り慣れていない捕手を先発で務めた永山【36】が捕球時に左手親指付け根を痛め、腰痛も再発。監督までDL入り寸前という満身創痍のチーム状況に。
 果たして無事にGリーグ開幕を迎えることができるのか。連覇継続に黄色信号が灯りそうな状況だが、他の4球団にとってはハーツ包囲網の掛け時とも言える。昨年の戦いを見ても、大きな力の差はない5チーム。勝負どころで強かったハーツだが、それを保っていけるかが鍵となるだろう。
 春はもうそこまで。怪我人の回復を待ちつつ、昨年のチーム首位打者・綿貫【14】らが揃う4月までに態勢を整えていきたいところだ。

【文責・背番号6】

(※この試合は手違いで試合のビデオ撮影ができなかったため、写真掲載がなく、申し訳ありません)

2017.03.11

03月11日 中野マシンガンズ戦 11-2

2017年03月11日 13:00~15:00
世田谷総合運動場(ホーム)
フリーマッチ
【南海ハーツ vs 中野マシンガンズ】

H 0306002 11
M 0000020  2

投:岩本〔勝〕→松尾〔S〕
捕:住吉

二塁打:岩本2、成岡、ミノグチ2

1(一)横井
2(捕)住吉
3(投)岩本
4(三)高松
5(左)松尾
6(遊)ミノグチ※
7(右)成岡
8(二)藤本
9(中) 森 
10(指)永山
※は助っ人

★ハーツ三賞★
殊勲賞=岩本(5回無安打投球&二塁打2本)
敢闘賞=成岡(2安打&犠飛。走塁もソツなく3得点)
敢闘賞=高松(先制口火&中押し打の2安打)
守備賞=住吉(後ろへそらさぬ手堅いキャッチング&強肩で機動力封じ)
山平賞=藤本(一、二塁間ゴロに追いつき一塁ダイブも及ばず等々)

 ハーツは攻めては12安打9点、守っても7回5安打2失点と投打がかみ合い、好敵手・中野マシンガンズを圧倒、今季初勝利を挙げた。
 ハーツは2回、先頭の高松【49】の左前打〔左下〕から一死三塁とすると、経験者の強力助っ人・ミノグチ君(以下敬称略)が中越えに豪快な二塁打〔中下〕を放ち先制。なお一死三塁から成岡【11】の中犠飛(失策)〔右下〕や内野ゴロの間に加点し、3点を挙げた。

 さらに4回には、松尾【17】の四球から無死三塁とすると、ミノグチ中前適時打、成岡左前打、藤本【5】右前打〔左下〕と3連打、一死後、捕逸と永山【36】の左前適時打〔中下〕で加点すると、岩本【1】のライトへの2点適時二塁打〔右下〕、高松の左前打適時打と続き、打者11人を送って6点を挙げ、勝負を決めた。

 ハーツ先発の岩本〔左下〕は、ボールの威力、制球ともよく、マシンガンズ打線を抑え込み、外野に運ばれたのも左飛2本のみとほぼ完ぺきな投球で5回をノーヒット。今季に期待を抱かせる内容を見せた。
 ハーツは6回から今季初登板となった松尾〔中下〕が3連打されるなど2点を失ったが、最終回にミノグチ、成岡の連打で好機を作ると、野選と失策で2点を追加した。写真〔右下〕は好リードと強肩の牽制が光った住吉【51】。

 全打席で強打を披露した助っ人・ミノグチに依存した部分も少なくなかったとはいえ、岩本が好調を維持、高松、藤本、永山に今季初安打が生まれ、成岡も存在感を発揮しての集中打が出たことはチームとしては収穫。攻撃陣に関しては、とりあえず、あとは松尾の状態が上がってくれば、というところか。
 ただ、一方で大きな心配もある。この日は横井【6】がゲーム中に突き指して3人目のDL入り。仕事の関係等で出られないメンバーも少なくないことから、今後はメンバーをそろえるにも四苦八苦という状況となりそう。守備のポジションのやり繰りも含め、しばらくはチームにとって苦しい局面が続きそうだ。

【文責・背番号5】

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