南海HEARTS
2025.08.09
2025年8月9日(土)11:00~13:00
猿江恩賜公園2面(ビジター)
第23戦《ヤング強化試合》
【バニーズ vs 南海ハーツ】
B 110 24|1 8(9)
H 000 01|x 1
投:加藤〔負〕-横井-矢野
1 (投)加藤【43】
2 (捕)矢野【32】
3 (中) 黄 【47】
4 (遊)筒井【18】
5 (三)高松【49】
6 (一)丸山【39】
7 (二)中原【44】
8 (右)横井【 6 】
★ハーツ表彰★
敢闘賞=加藤(先頭打者で初球をクリーンヒット、先発投手としても見事な投球)
技能賞=横井(1回無四死球の安定した投球)
守備賞=黄(内外野でふらふらっと上がったフライを2つ好捕)
辻本賞=高松(マッチメイクに際し的確なアドバイス)
今シーズンは《ヤング強化試合》が雨に泣かされ中止が続き、ようやく初日に。三度目の正直で、初采配となる予定だったハーツ最年少の小林だが、開始直前に体調を崩し(無念)、急遽、監督代行を矢野が務めることに。いきなりのピンチだったが、矢野の采配が素晴らしかった。プレーボールまでの短時間でスタメンを再考し、バニーズさんにレフトを借りるかたちで(ありがとうございました)、試合開始。
1回表、ハーツの先発マウンドに登ったのは加藤〔左〕。もともとは矢野-小林バッテリーの予定だったが、矢野は加藤を投手指名し、自分は捕手へ〔右〕。せっかくのヤング強化試合なのだから、ヤングバッテリーは維持で、という的確な判断だった。そして加藤が矢野とチームの期待に応える。コントロール重視(草野球はこれが一番)の投球で、3イニングを自責1で投げ切った。
その加藤は1番打者としても奮闘する〔中〕。1回裏、投げ終えたばかりの状態で打席に入ると、いきなりセンターへクリーンヒット。ハーツの大谷と呼べるような投打二刀流で、この日の主役に。しかし相手投手は速球派でコントロールも良い。ハーツはその後は手も足も出ず、スコアボードには0が並ぶ。
4回表、ハーツは継投で横井〔中〕へ。制球が課題だが、この日はコンビネーションを重視し、四死球なし。強打のバニーズさんに長短打を浴びたが、ほんの少しでもコントロールに改善が見られたなら、次の登板にもつながるだろう。
ハーツは5回表から矢野〔中〕が登板。不運なヒットがありながらも、粘りのピッチングで2イニングを全うした。
1点が遠いハーツだったが、ようやく5回裏に筒井〔中〕の押し出し四球で1点を返す。しかし反撃もここまで、1-8で南海ハーツはバニーズに敗れた。
試合は完敗だったが、ヤング強化試合の相手としては、バニーズさんは投手力がしっかりしていて、打線も強力で、申し分なかった。小林がいたら、また違った展開になっていたかもしれない。私が嬉しかったのは、8人での野球となったが、一人ひとりが自分のポジションで懸命に守り(全員が複数の守備位置に就いた)、打席ではフルスイングを心がけ、充実した試合になったこと。矢野は試合中にはっきりとした声で指示を出し、堂々とチームを引っ張ってくれた。シニアとヤングが入り交じった試合後の飲みも含め、チームの絆が確実に深まった夏の日だった。
文責【6】
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