週刊ハーツ

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2022.10.08

10月08日 TEAMシゲル戦 4-9

2022年10月8日(土)13:00~15:00
世田谷公園B面(ビジター)
Gリーグ第8戦
【TEAMシゲル vs 南海ハーツ】(2回戦)

H 004 0|0  4
S 113 4|x  9

投:矢野〔負〕
捕:筒井

本塁打:なし
三塁打:なし
二塁打:菊池(ハ)、小松(シ)、松平(シ)、佐々木(シ)

 1 (投)矢野【32】
 2 (一)藤本【 5 】
 3 (中)宮本【19】
 4 (三)高松【49】
 5 (遊)菊池【 8 】
 6 (二)横井【 6 】
 7 (捕)筒井【18】
 8 (指)綿貫【14】
 9 (左)成岡【11】
10(右)兵藤【23】

☆Gリーグ表彰☆
最優秀=長谷川選手(TEAMシゲル)
 優秀=小松選手(TEAMシゲル)
 優秀=矢野選手(南海ハーツ)

★ハーツ表彰★
殊勲賞=なし
敢闘賞=兵藤(クリーンヒットと四球で全打席出塁)
技能賞=成岡(久びさの出場ながら満塁ピンチで中飛を好捕)
守備賞=矢野(ピンチの場面含め投ゴロ4本を冷静に処理)
守備賞=藤本(ピンチで投手からのショートバウンド送球を好捕)
山山賞=綿貫(ライト線襲った長打コースの打球が茂みに入ったのを冷静にアピールしてエンタイトル二塁打にとどめる)

試合動画

 ハーツにとっての今季のGリーグ最終戦。勝利で締めたいハーツだったが、ディフェンスが後半まで支えきれず、毎回失点を喫しての逆転負けとなった。

 1回表に一死一、三塁の先制機を逃したハーツは、失策を挟む3四球によりノーヒットで失点。2回にも池田選手(中)の適時打で1点を失なった。

 それでもハーツは3回表、先頭の兵藤が四球で出ると、一死後、藤本(左)がセカンド後ろに落として一、二塁。続く宮本(中)の鋭い当たりが敵失を誘い1点差、さらに敵失が続いて同点に。なお一死一、二塁から菊地(右)が左翼線に適時二塁打して逆転に成功した。

 その後も敵失があり2点差、なお一死一、二塁とチャンスが続いた。ここで打席に入った筒井(左)は三塁線に鋭い当たり。誰もが適時打かと思ったが、シゲルのサード・長谷川選手がダイビングで押さえる好守。続く綿貫(右)のいい当たりもセカンドが冷静にさばき、シゲルがピンチを脱した。

 ここまでは善戦していたハーツだが、3回、矢野(左)が相手の上位打線に捕まる。小松選手の二塁打から最上選手(中)の適時打で1点差、松平選手(右)の2点二塁打で逆転を許した。投手事情が苦しい中、矢野は一人で投げ切るべく4回もマウンドに上がったが、急に辛くなった審判の判定にも苦しみ、4四球が絡んで4失点、勝負を決められることになった。

 ハーツ打線は4回に兵藤(中)がクリーンヒットを放ったが、最終的には計3安打。それで4点は、攻撃のほうはまずまずよく取ったともいえるが、勝負に持ち込むには、まずはもう少し失点を抑えたいところだ。

 これで今季のGリーグは4勝4敗、勝率5割の2位タイで終了となった。とはいえ、3連勝でスタートしたことから考えると、後半戦の苦戦は明らか。来季はよりチーム全員の力をしっかり結集できる形を作らないと、苦しい戦いが続くことになろう。

 ということで、今週からチームの戦術面の改善およびチームの意思統一のため、ゲーム後に簡単なミーティングを行うことになった。今週は、中継プレーに関する意見が中心となったが、以下、忘備録として、重要と思われる意見を記しておくこととする。

・特に外野からの返球の際、送球を受ける中継の野手がもっとボールを呼ぶようにすべき。

・中継する野手に指示をして動かし、外野手の捕球地点から中継の野手、送球目標となるベースまで一直線のラインを作るのは目標のベースをカバーする野手(例えばバックホームなら捕手)の役目(その上で、中継に入る野手は外野手からしっかり目標となるように声とゼスチャーでボールを呼ぶこと)。

・一般的な野球のフォーメーションにとらわれず、バックホームの際は投手を中継に使う形を取り入れるべき。①内野手より投手のほうが肩が強く、器用なケースが多い、②草野球のグラウンドではホームのバックアップが重要でないケースが多い、が理由(特に矢野、小西の登板時は、投手を中継に使うことは有効なはず)。

・バックホームのとき、外野からの低い送球でダイレクトに走者をさせるケースはまずないので、常に中継を用いるほうがよい。

・登板している投手は一番大変なことを引き受けている存在であり、チームを背負う存在なので、押し出し四球を出そうが、常に堂々とふるまうべし。

 以上です。これからも一歩ずつ、チーム内の意思疎通をして、チームとしても階段を上っていきましょう。

文責【5】

2022.10.01

10月01日 グリフィンズ戦 5-9

2022年10月1日(土)15:00~17:00
東台B面(ホーム)
フリーマッチ
【南海ハーツ vs グリフィンズ】

G 200 300 4  9
H 200 003 0  3

投:小西-菊池-高松〔負〕
捕:筒井

本塁打:【23】(グ)
三塁打:なし
二塁打:菊池(ハ)、【6】(グ)

 1 (遊)菊池【 8 】
 2 (一)藤本【 5 】
 3 (投)小西【29】
 4 (二)高松【49】
 5 (三)横井【 6 】
 6 (左)山口【31】
 7 (右)兵藤【23】
 8 (中)角田【 3 】
 9 (指)辻本【37】
10(捕)筒井【18】

★ハーツ表彰★
殊勲賞=なし
敢闘賞=小西(先発4イニングを好投、打撃でもクリーンヒット)
敢闘賞=菊池(初登板を無失点で投げ切り、攻守で躍動)
技能賞=藤本(5回に勝負強く、同点タイムリー)
守備賞=菊池(663のダブルプレーと、三遊間の深いゴロで三封)
山山賞=森(出席簿○も、仕事で参加できず。次の試合でファイト!)

試合動画

 久しぶりに対戦のグリフィンズ戦。ハーツ先発の小西〔左〕は緩急をつけたピッチングで、先頭バッターから三振を奪う。しかし2番打者の正面のサードゴロを横井がトンネルで生かしてしまう。3番打者は巧みなバットコントロールでセンターへヒット〔中〕。一死二三塁となり、4番打者のサードゴロで横井は一塁送球するが、ワンバウンド後にファースト後方へ抜けてしまい、この間に2者が生還。しかし小西は踏ん張り、一死一二塁でショートの菊池〔右〕が663のゲッツーを取り、ピンチを脱する。

 1回裏、ハーツは菊池、藤本がボールをよく見て、ともに四球出塁。盗塁もあり無死二三塁とすると、小西の遊ゴロでまず1点〔左〕。4番・高松は勝負強くレフトへタイムリーを放ち〔右〕、2-2の同点に。

 2回表、無死一二塁で、三遊間の深いゴロにショートの菊池が追いつき、三封〔中〕。しっかり足を動かした堅い守りで、投手を助ける。小西は2番打者から見逃し三振を奪い、無失点。

 4回表、8番打者の放った打球はライト後方へ〔左〕。投手の小西が懸命に外野近くまで走り、中継に入るが、ホームまでつながらず、ランニングホームランとなる。その後、3四死球で一死満塁。前進守備を敷いたハーツは、セカンドゴロを高松〔中〕が落ち着いて捌き、本封。何とかこのまま抑えたい場面だったが、4番打者の放ったフライは右中間へ。角田〔右〕がよく走り、ボールにグラブで触れたが、惜しくもつかむことはできず、グリフィンズが2点を追加。5-2とする。

 5回表から、ハーツは菊池〔中〕が初登板。緊張もあっただろうが、エラーのランナーを背負うも、そこから3人を内野フライとゴロに打ち取り、危なげなく無失点。

 初回以降、無安打に抑えられていたハーツ打線は、何とか粘って追いつきたい5回裏に機能する。先頭の兵藤がサードゴロエラーで出塁すると、8番・角田〔左〕がライト前ヒットでつなぐ。兵藤が三盗後、角田も二塁を狙った場面で、捕手からの送球が外野に抜け、1点を返す。その後、二死三塁から、1番・菊池〔中〕が右中間にタイムリー二塁打。2番・藤本〔右〕はライトへうまく流し打ち、菊池がホームインし、5-5の同点。ヒットでつなぎ、得点に結びつける、素晴らしい攻撃だった。

 菊池は6回も続投し、1番からの好打順を三者凡退に抑える。ライトに入った辻本も大きなフライをがっちりキャッチし、チームに貢献。6回裏、ハーツは3番・小西〔中〕がレフトへクリーンヒット。しかし後続が抑えられ、無得点。

 7回表、ハーツは高松〔左〕にスイッチ。先頭打者はフライを打ち上げるが、レフトのグラブからボールが出てしまい、ランナーとして生きる。その後、無死満塁となり、ハーツは前進守備を敷く。レフトフライで一死となり、高松は次打者をサードゴロに打ち取るが、本塁送球を焦った横井がファンブルしてしまい、投げられず〔右〕。ミスができない場面で勝ち越し点を許すことに。この後、グリフィンズは3点を追加。7回裏は三者凡退で、グリフィンズが南海ハーツを9-5で下した。

 リレーした3投手は、それぞれに持ち味を出し、しっかり投げた。1回と7回は自責ゼロ。守備の乱れが投手の足を引っ張ってしまった。内野陣では、菊池が何度も好プレーを見せ、投手を守り立てただけに、一人で3エラーをし、いずれも失点に絡んだ横井は反省しなければならない。
 この日は特に若手から、守備陣形や走塁面など、たくさんの声が出ていた。それだけ真剣に野球に向き合っている証拠だ。各選手の意見をチーム全体で共有し、議論しながら、今後のハーツ野球につなげていきたい。

文責【6】

2022.09.17

09月17日 SUMIDA REVERSE戦 2-3

2022年9月17日(土)11:00~13:00
台東リバーサイドスポーツセンターB面(ビジター)
フリーマッチ
【SUMIDA REVERSE vs 南海ハーツ】

NH 002 000 0  2
SR 200 100 x  3

投:矢野-土屋〔負〕-矢野
捕:筒井

本塁打:なし
三塁打:なし
二塁打:【7】(SR)

 1 (中)土屋【13】
 2 (投)矢野【32】
 3 (一)宮本【19】
 4 (捕)筒井【18】
 5 (遊)横井【 6 】
 6 (三)兵藤【23】
 7 (左)角田【 3 】
 8 (右)辻本【助】
 9 (二)中原【助】
10(指)菊池【 8 】

スコア:藤本智子

★ハーツ表彰★
殊勲賞=なし
敢闘賞=矢野(先発&抑え、一人二役で投手陣を牽引)
敢闘賞=横井(フルスイングで、レフトへライナーヒット)
技能賞=宮本(打撃好調。勝負強く、同点2点タイムリー)
守備賞=土屋(センターから見惚れる送球で二塁ランナーを刺す)
守備賞=中原(セカンド後方の難しいフライをナイスキャッチ)
山山賞=辻本(暴投で二塁からスタートを切るも、途中でストップ)

試合動画

 初対戦のSUMIDA REVERSEさんと、台東リバーサイドスポーツセンターでの試合。
 初回のハーツは、1番・土屋〔左〕、2番・矢野〔右〕が連続四球でチャンスをつかむが、その後が続かず、無得点。

 ハーツの先発は矢野〔左〕。先頭打者が左中間への二塁打〔中〕で出て三進すると、内野ゴロエラーの間に先制。その後、二死二三塁から6番打者の左中間ヒットで2点目が入るが、二塁ランナーをセンターの土屋が強肩で刺す〔右〕。球の強さもコントロールも完璧な送球だった。

 2回表、先頭の6番・兵藤〔中〕がショート内野安打で出塁するが、後続凡退で得点ならず。

 3回表、ハーツは2四球で一死二三塁とすると、打撃好調の3番・宮本〔左〕がセカンド後方へ技ありの2点タイムリーヒットで同点とする。続く筒井〔右〕はセンターへいい打球を放つがキャッチされ、2点止まり。

 4回表からSUMIDA REVERSEは投手を交代する。ハーツは一死から8番・辻本選手〔左〕が三遊間へゴロを放ち内野安打。続く中原選手〔中〕はレフトへ強い打球を放つも二死となる。10番・菊池〔右〕は曲芸的なバット捌きで三遊間に小フライを放ち、内野安打となる。土屋は四球を選び二死満塁と勝ち越しのチャンスを迎えるが、あと1本が出ず無得点。

 4回裏、ハーツの貴公子・土屋〔左〕が今シーズン初登板を果たす。小西、矢野と並ぶ屈指の強肩で、初回には見事なセンターからのバックホームを見せている。筒井監督兼捕手の期待を背負いながらのマウンドだ。先頭打者はショート矢野が華麗な動きでアウトに。続く7番打者〔右〕はうまくタイミングを合わせ、レフトへクリーンヒット。この時、守備の乱れもあり二塁まで進む。しかし土屋は落ち着いたマウンド捌きで、次打者をサードゴロに打ち取るが、横井が一塁へ高投してしまい、二塁ランナーがホームイン。好投の土屋を守り立てることができず、とても痛いミスだった。

 5回表、先頭の宮本が四球出塁し、一死一塁で5番の横井に打順が回る。筒井監督からフルスイングの助言を受け、前の回の拙守を取り返したい気持ちも後押しし、とにかく思いきり振った打球はレフト左へのライナーヒット〔左〕。一二塁とし、同点のチャンスとなるが、兵藤〔中〕の放った打球は惜しくもレフトフライ。角田〔右〕も倒れ、得点ならず。

 土屋は5回も続投。4番打者がレフトへフライを打ち上げると〔中〕、角田ががっちりキャッチ。いつもはライトを守ることが多く、アングルが逆のレフトの難しさもあったはずだが、守備で貢献。土屋はこの回を危なげなく三者凡退。直球には力があり、この日はコントロールも安定していた。あと一人ピッチャーが欲しいハーツにとって、今後救世主となるのではないだろうか。

 6回にハーツは矢野が再登板(ピッチャー不足を物語る)。先頭打者の打球はセカンド後方の難しいフライとなったが、中原選手がファインプレー〔中〕。きっちりチームに貢献。矢野はこのあと連続奪三振で、三者凡退。計4イニングで安定した投球を見せた。

 最終7回表、ハーツは二死三塁で、筒井が打席に入る。一打同点の場面。4番らしいフルスイングを見せるが、サードゴロで万事休す〔中〕。SUMIDA REVERSEが南海ハーツを3-2で下した。初対決のSUMIDA REVERSEさんは爽やかな好チームで、また対戦の機会があるとうれしい。

文責【6】

2022.09.10

09月10日 中野マシンガンズ戦 4-6

2022年9月10日(土)13:00~15:00
上高田運動施設B面(ビジター)
Gリーグ第7戦
【中野マシンガンズ vs 南海ハーツ】(2回戦)

H 000 301  4
M 101 400  6

投:矢野〔負〕-小西
捕:菊池

本塁打:橋口(マ)
三塁打:北村(マ)
二塁打:なし

 1 (三)横井【 6 】
 2 (投)矢野【32】
 3 (遊)小西【29】
 4 (一)筒井【18】
 5 (捕)菊池【 8 】
 6 (指)高松【49】
 7 (中)宮本【19】
 8 (左)山口【31】
 9 (二)兵藤【23】
10(右)角田【 3 】

☆Gリーグ表彰☆
最優秀=橋口選手(中野マシンガンズ)
 優秀=菊地選手(中野マシンガンズ)
 優秀=宮本選手(南海ハーツ)

★ハーツ表彰★
殊勲賞=なし
敢闘賞=高松(会心のマルチ安打で、反撃開始のタイムリー)
技能賞=宮本(一時、勝ち越しとなる、勝負強い適時打)
守備賞=菊池(フットワークと強肩で、二盗を刺す)
守備賞=横井(三塁線の打球に反応し、きっちりアウト)
山山賞=なし

試合動画

 中野マシンガンズさんとのGリーグ第7戦(2回戦)。ハーツはここまでリーグ戦4勝2敗。勝ち越しで良い試合ができているが、マシンガンズはその上を行く6連勝中。この試合に勝てば優勝が決まる。マシンガンズの勢いを止め、ハーツは優勝への望みをつなぐことができるか。

 マシンガンズの先発は安定感抜群の菊地投手〔左〕。1回表、ハーツは二死から3番・小西〔右〕が四球出塁後に二盗を決める。筒井の投ゴロエラーで二死二三塁とするが、先制ならず。

 ハーツの先発は矢野〔左〕。1回裏、マシンガンズは一死から北村選手がセンター前ヒット。二死二三塁となり、5番・菊地選手〔中〕がセンターへ先制タイムリーヒット。二塁ランナーも本塁を目指すが、宮本(中)-小西(遊)-菊池(捕)が完璧な中継プレーでタッチアウト〔右〕。守備陣の頑張りで矢野を助ける。

 2回表、ハーツは6番・高松〔左〕がショートの右横を鋭く抜いていくチーム初ヒット。続く宮本は四球を選び、チャンスが広がるが、菊地投手は巧みな牽制で二塁走者をアウトに〔中〕。打撃好調の8番・山口〔右〕に期待がかかるが、三遊間を抜けそうなゴロに石井遊撃手が追いつき、6-4-3のダプルプレー。マシンガンズも堅い守備で菊地投手を守り立てる。

 3回表、ハーツは9番・兵藤〔左〕が死球で出ると、10番・角田〔中〕は高目の球にうまく合わせ、ライト前ヒット。1番・横井は、打率1、2位の矢野、小西に回そうと犠牲バントを試みるが初球を失敗。ヒッティングに切り替えるがショートへ打ち上げてしまう。インフィールドフライとなるが、一塁ランナーが飛び出してしまい、この回もダブルプレー。矢野はセカンドゴロエラーで出塁するも〔右〕、小西の鋭い打球はショート正面のライナーで無得点。

 3回裏、矢野はサードゴロと三振でツーアウトを取るが、2番・北村選手〔左〕が右中間へ技ありの飛球を放つ。センターの宮本が懸命に追いグラブで触れるが、惜しくもキャッチはできず、三塁打となる。続く石井選手の打球は一二塁間のゴロ〔右〕。ファーストの筒井がよく追いつき、ベースカバーの矢野に送球するもぎりぎりセーフ。マシンガンズは貴重な追加点を得る。

 0-2となり、苦しくなってきたハーツだが、4回表にベテラン勢がヒットを重ねる。まず4番の筒井〔左〕が持ち味のフルスイングで、三塁線を抜ける安打。菊池が四球でつなぎ、無死二三塁とすると、6番・高松〔中〕がセンターへ会心のタイムリーヒット。ワイルドピッチで同点とすると、7番・宮本〔右〕がきれいにセンターへ抜けていく勝ち越しタイムリー。ハーツが打線のつながりで3-2と逆転する。

 4回裏、マシンガンズは先頭打者が振り逃げで生きると、2四球で二死満塁とする。ここで、元気印の1番・橋口選手がセンターの頭上を越える豪快なランニング満塁ホームラン〔中〕。6-3と再逆転に成功する。振り逃げで走者を出していなかったら、三者凡退の回だっただけに、その後の四球を含め、ハーツにとっては悔やまれる場面となった。

 5回裏からハーツは小西〔左〕にスイッチ。この回先頭の4番・後藤選手はファーストの左を鋭く抜けていく安打を放つ。そして二盗を試みるが、小西は非常に速いクイックを披露し、キャッチャーの菊池も無駄のない送球で見事に刺す〔右〕。菊池は他の盗塁時にもあと少しでアウトという送球を見せていて、今後ハーツにとって大きな武器になるだろう。

 6回表のハーツは、筒井四球の後に、5番・菊池〔左〕がレフトへクリーンヒット。高松は死球で、前の回から登板している石井投手〔中〕に対し、無死満塁とチャンスを広げる。ここで宮本〔右〕が球を見極め、押し出し四球で4-6に。

 6回裏、小西は三者凡退で締めるが、ここで時間切れ。
 中野マシンガンズが南海ハーツを6-4で下し、この瞬間、マシンガンズが開幕7連勝でGリーグ優勝を決めた。

 マシンガンズさん、優勝おめでとうございます。7つの勝ち星のうち、5試合が2桁得点。まさにマシンガン打線で、どの打順からも得点できる強さを感じました。また菊地投手をはじめ、ディフェンス面でも安定感があり、新入団の松原選手、北村選手というピースが加わり、攻守でレベルがひとつ上がった気がします。全勝で優勝まで突っ走ったチームは記憶になく、南海ハーツにとっても高い目標ができました。

 リーグ戦、ハーツはシゲルさんとの1試合を残すのみ。最終戦に勝利して、Gリーグの勝ち越しを決めたいところだ。

文責【6】

2022.09.03

09月03日 あしたば戦 3-7

2022年9月3日(土)15:00~17:00
上井草スポーツセンターA面(ホーム)
フリーマッチ
【南海ハーツ vs あしたば】

A 004 000 3  7
H 000 110 1  3

投:矢野〔負〕-小西-宮寺
捕:筒井-菊池

本塁打:小西(ハ)3号、菊池(ハ)1号、友廣(あ)、長堂(あ)
三塁打:なし
二塁打:小西

 1 (左) 森  【 0 】
 2 (投)矢野【32】
 3 (遊)小西【29】
 4 (捕)筒井【18】
 5 (指)菊池【 8 】
 6 (中)宮本【19】
 7 (指)山口【31】
 8 (一)藤本【 5 】
 9 (三)横井【 6 】
10(右)辻本【助】
11(二)宮寺【助】
12(指)角田【 3 】

スコア:藤本智子

★ハーツ表彰★
殊勲賞=なし
敢闘賞=小西(センター越えの第3号ランニングホームラン!)
敢闘賞=菊池(レフト越え、嬉しい入団後初ホームラン!)
技能賞=森(1番打者として、しぶとくマルチ安打)
守備賞=山口(余裕で落下点に入り、レフトフライをがっちりキャッチ)
守備賞=横井(序盤の2エラーの汚名返上? 背走キャッチ)
山山賞=なし

試合動画

 あしたばさんとのフリーマッチは、両チーム合わせて4本のホームランが出る珍しい試合となったが、チャンスで効率的に得点したあしたばが南海ハーツを7-3で下した。

 ハーツの先発は3試合連続で勝利を挙げている矢野〔左〕。先頭打者に四球を与えるが、その後は見逃し三振を奪う〔右〕など危なげなく無失点スタート。

 あしたばの先発は長堂投手〔左〕。若手のイメージが強かった彼も、すっかりチームの顏になり、中心投手として投げ続けている。快速球の持ち主だが、ここ最近はペース配分を考え、緩急織り交ぜたピッチングを見せる。ハーツのトップバッターは、久しぶりに登場の“若手最年長”森(そろそろ別のニックネームも募集が必要か)。うまく掬い上げた打球はセカンドの頭上を越え、ヒットに〔中〕。2番は首位打者の矢野。やわらかな打撃フォームからレフトヘライナーヒット〔右〕。先制点なるかと思われたが、二死満塁で6番・宮本が放ったサードへの強いゴロはがっちり捕球され、無得点。

 3回表のあしたばは、ハーツ内野陣の2つのエラーなどで一死満塁から、4番・友廣選手〔中〕がライト線をライナーで抜けていく打球を放ち、計4面ある上井草なのでボールは転々、先制満塁ホームランとなる。矢野は本来ならこの回、三者凡退で終わっているはずで、申し訳ないことをした。それでも後続を2奪三振でしっかり抑え、3イニングを投げ切った。

 ハーツは4回表から小西〔左〕がマウンドへ。無死一二塁となるが、速球とスローボールのスピード差が大きく、奪三振〔右〕を含め後続を断ち、無失点。小西は5回、6回も三者凡退で計3イニングを0封。タメの利いた投球フォームで、素晴らしいピッチングを披露し、試合を作った。

 ピッチングでリズムをつかんだ3番・小西は4回裏、リリーフ登板の恵美投手から、豪快にセンターの頭上を越えていく第3号ランニングホームランを放つ〔中〕。ホームランダービー単独トップに立つ一打で、ハーツはようやく反撃開始。

 5回表から筒井に代わりマスクを被り、好リードで小西を守り立てた5番・菊池はその裏に先頭打者として打席に立つと、こちらもレフトヘ会心の当たり〔中〕。嬉しい入団後初ホームランとなり、ハーツは長打で1点ずつ返していく。

 2-4で迎えた7回表、ハーツはこの日初参加の宮寺投手〔左〕が登板。序盤に2つの送球エラーで精彩を欠いていたサードの横井が、ようやく体も温まったか(かなり遅いが)、後方にふわりと上がったフライを背走ジャンピングキャッチ〔中〕。続くレフトへの流し打ちを、これまた山口が軽めのジャンピングキャッチ〔右〕。迷手ではなく、名手?の2人が連続ファインプレーで、宮寺投手を守り立てる。

 このまますんなり7回表が終わってほしかったが、試合巧者のあしたばも黙ってはいない。死球のランナーを置き、静かなる飛ばし屋・長堂選手が豪快にセンター越えのランニング2ランホーマー〔中〕。この後も1点を追加し、7-2と勝ちを手繰り寄せる。

 7回裏のハーツは、1番・森がセンターへしぶとくヒット〔左〕。一死二塁となり、頼れる男・小西が右中間へタイムリー二塁打〔右〕。3-7とし、追い上げムードとなったが、反撃もここまで。

 結果的に4本のホームランが飛び出す派手な試合展開となったが、乱打戦というよりは投手戦の印象。両チームの投手陣がよく踏ん張り、数少ないチャンスに打撃陣が集中力を見せた好試合といえるだろう。

文責【6】

2022.08.27

08月27日 YBC-67戦 5-3

2022年8月27日(土)15:30~17:30
井の頭恩賜公園(ホーム)
フリーマッチ
【南海ハーツ vs YBC-67】

H 102 000 2  5
Y 011 010 0  3

投:小西-矢野〔勝〕
捕:菊池-筒井

本塁打:なし
三塁打:小西(ハ)
二塁打:矢野(ハ)

 1 (中)久原【24】
 2 (遊)矢野【32】
 3 (投)小西【29】
 4 (指)筒井【18】
 5 (捕)菊池【 8 】
 6 (指)山口【31】
 7 (三)山中【助】
 8 (指)藤本【 5 】
 9 (左)辻本【助】
10(二)中原【助】
11(右)兵藤【23】
12(一)横井【 6 】

★ハーツ表彰★
殊勲賞=矢野(首位打者快走中、二塁打含むマルチ安打に、救援勝利!)
殊勲賞=辻本(最終回、執念の勝ち越し2点レフト前タイムリー!)
敢闘賞=小西(先発好投と、ライトへの大きなタイムリー三塁打)
技能賞=久原(6回、完璧なセーフティ送りバントでチャンスメイク)
守備賞=山中(三塁手として球際強く、最終回も勝利を引き寄せるフライキャッチ)
山山賞=なし

試合動画 前半 後半

 まだまだ暑さも残る井の頭恩賜公園。YBC-67さんとの今季4試合目は両者譲らず、最終回までどちらが勝つかわからない好ゲームとなった。

 YBCの先発は松本投手〔左〕。ハーツの先頭打者・久原〔右〕は(おそらく自身初の)左打席に入るが、ここは出塁ならず。

 しかし目下首位打者で打撃絶好調の2番・矢野〔左〕がレフトへ特大二塁打を放つ。ワイルドピッチで三進し、小西の四球後、4番・筒井〔右〕のショートゴロで1点先制。

 ハーツの先発は小西〔左〕。先頭打者から見逃し三振を奪うと〔右〕、三者凡退の好スタートを切る。

 2回表、ハーツは二死二塁で10番・中原選手がショート後方へフライを打ち上げる〔左〕。テキサスヒットになるかと思われたが、吉竹遊撃手が懸命に背走し、球際強くキャッチ〔右〕。しかしこの時、後頭部を地面で打ってしまう。両軍ベンチが心配したが、鉄人・吉竹選手は立ち上がり、皆ひと安心。

 2回裏、YBCは二死から6番・金子選手〔左〕がライト線を抜くヒット。さらにヒットが続き、ワイルドピッチもあり二三塁とすると、8番・小美濃選手〔右〕がセカンドの左をしぶとく抜いていくタイムリー。YBCは1-1の同点とする。

 3回表、ハーツは二死から久原が四球出塁し二盗。ここでハーツの二刀流・矢野〔左〕がレフトへ完璧なライナーヒットで久原を迎え入れ、再度リードを奪う。さらに3番・小西〔中〕がアーロン・ジャッジのような豪快なフォームでライトへタイムリー三塁打。取られたら取り返す野球で、ハーツが3-1とする。若手がつないだチャンスに、“漢・四番”の筒井〔右〕が燃えないわけがない。打球を右中間に運び、これは落ちたと思ったら、センターの吉竹Jr.選手が追いかけ追いかけ、地面すれすれでスライディングキャッチ。親子で2度もチームのピンチを救う。ハーツサイドから吉竹親子に「守備賞」が授与されてもおかしくないほどの好守備で、締まった試合が続いていく。

 3回裏一死、YBCは11番・カケル選手(萩原選手の息子さん)が巧くミートし〔左〕、センター方向へ。セカンドの中原選手がよく追いつき一塁送球するも、俊足のカケル選手は楽々セーフ。ワイルドピッチ後、ディレードスチールを仕掛けると〔中〕、これが成功。12番・大島選手〔右〕のショートゴロでYBCは2-3とし、足を絡めた効率の良い得点でハーツに肉薄する。

 4回表からYBCはサウスポーの金子投手〔中〕にスイッチ。ハーツ打線は捉えることができず、三者凡退。4回裏まで投げた小西もこの回は三者凡退。ともに譲らず、試合は後半へ。

 5回表、ハーツは先頭の8番・藤本〔左〕が一塁強襲安打で出塁。二死となり、11番・兵藤〔右〕は鋭いゴロを放つが、惜しくもショート正面で得点ならず。

 ハーツは5回裏から矢野〔左〕が登板。投ゴロと三振で二死を取るが、小美濃選手に四球を与えると、二盗を許す。松本選手の四球時に一瞬の隙を見逃さず、小美濃選手が三進。さらに松本選手の二盗時に、キャッチャーの捕球ミスが出て、YBCは3-3の同点に〔右〕。積極的に足を動かしたからこその得点シーンだった。

 同点となり、残すは2イニングずつ。6回表の先頭打者、12番・横井は何としても出塁したい。バントの構えを見せるなど〔左〕、相手投手を揺さぶりながら、何とか四球を選ぶ。二盗後に、1番・久原は三塁前に絶妙なバントヒットを決める〔中〕。ランナーを進めながら、自らの足も生かしランナーを溜める、最高の選択だった。小西も粘り四球を選び、一死満塁。ここで頼れる男・筒井に打順が回る。ピッチャーも苦しい場面。筒井はニューバットで渾身のフルスイング〔右〕。ハーツベンチは皆レフトフェンスへ目を向けたが、無情にも打球は投手の前に転がるゴロ。絵に描いたような?123のゲッツーでハーツは得点ならず。

 しかしこの日のドラマはまだ終わらない。それを導いたのは2番手の矢野だ。6回裏を2奪三振含む三者凡退で終え、最終回の攻撃に良いリズムでつないだ。
 陽も傾きかけた7回表、YBCは抑えの吉竹投手〔左〕がマウンドへ。そして先頭の5番・菊池が死球で出る。二盗後、一死となるが、7番・山中選手〔中〕がセカンドへの内野安打でつなぐ。吉竹投手も踏ん張り、二死二三塁までこぎ着ける。ここで打席に入ったのは9番・辻本選手。何としても勝ち越し点が欲しい場面。ベンチも全てを託す。辻本選手はファウルで何球も粘り、最後の最後で低目の球にバットを合わせ〔右〕、この打球が三遊間を抜けていく。ベンチが待ち望んだ2点タイムリーとなり、ついに5-3と勝ち越し!

 7回裏、矢野は2奪三振でYBC-67を0店に抑え、拮抗した試合は5-3で南海ハーツが勝利。YBCさんはベンチの応援も含め、一丸となって勝利を目指すチーム。最終回までどちらに勝利の女神が微笑むかわからない試合となったが、ハーツも1点を貪欲にもぎ取る野球を実践し、粘り強く戦い抜いた。両チームの守備陣も安定していて、勇気あるプレーも多く、非常に内容の濃い試合だったといえる。3時間枠で、合同練習から始まった一日は、心地よい汗とともに、改めて野球の面白さを味わわせてくれた。

文責【6】

2022.08.20

08月20日 新宿ブンブン戦 22-1

2022年8月20日(土)12:30~14:30
東台A面(ビジター)
Gリーグ第6戦
【新宿ブンブン vs 南海ハーツ】(2回戦)

H 507 55  22
B 010 00    1

投:矢野〔勝〕-小西-高松
捕:筒井-横井

本塁打:なし
三塁打:矢野(ハ)2、小西(ハ)、碓氷(ハ)
二塁打:高松(ハ)、土屋(ハ)、菊池(ハ)、矢野(ハ)

 1 (中)久原【24】
 2 (投)矢野【32】
 3 (遊)小西【29】
 4 (捕)筒井【18】
 5 (右)横井【 6 】
 6 (一)高松【49】
 7 (左)土屋【13】
 8 (三)菊池【 8 】
 9 (二)碓氷【助っ人】
10(指)山口【31】

スコア:藤本智子

☆Gリーグ表彰☆
最優秀=矢野選手(南海ハーツ)
 優秀=山口選手(南海ハーツ)
 優秀=森田選手(新宿ブンブン)

★ハーツ表彰★
殊勲賞=山口(すべてレフトへの猛打賞! 8月好調維持)
殊勲賞=矢野(4安打、9塁打、5打点、先発勝利の大活躍!)
敢闘賞=高松(タイムリー含むマルチ安打)
敢闘賞=菊池(ハーツ入団後初ヒット、4打点)
敢闘賞=碓氷(タイムリー三塁打含むマルチ安打)
技能賞=久原(バントヒットで波に乗り、猛打賞)
守備賞=碓氷(セカンドで多くの守備機会を堅実にこなす)
山山賞=横井(ただ一人蚊帳の外? トンネルに5タコ、1併殺打)

試合動画

 新宿ブンブンさんとのGリーグ第6戦は、南海ハーツ打線が爆発し、3投手のリレーで22-1の完勝。打線のつながりが印象に残る試合となった。

 1回表、ハーツは先頭の久原〔1左〕がバントヒットを決める。二盗後、2番・矢野〔1右〕が左中間に見事に掬い上げ、俊足を生かした先制タイムリー三塁打。続く小西の投ゴロエラーの間に矢野がホームイン。筒井四球の後、一死二三塁から6番・高松〔2左〕がレフトへタイムリー。7番・土屋〔2右〕は三塁強襲ヒットでさらに1点追加。ダブルスチール後、菊池のサードゴロでも1点で、初回に5点を挙げた。


 ハーツの先発は8月6日の試合で完封勝利を挙げた矢野〔左〕。先頭バッターから空振り三振を奪うも〔中〕、2番・矢島選手に死球。ここで3番・田中舘選手〔右〕がライトへ狙い打ちのクリーンヒット。このとき、久しぶりにライトを守った横井がまさかのトンネル。ランナーは二三塁となるが、矢野は後続を断ち、無失点スタート。

 2回表、ハーツは先頭の10番・山口〔左〕がレフトへ会心のライナーヒット。矢野〔右〕にもショート内野安打が出るが、この回は得点ならず。

 2回裏、ブンブンは先頭の6番・佐々木選手〔左〕が四球を選ぶと、野選とエラーもあり、一死満塁。ここで10番・藤井選手〔右〕がしっかり見極め、押し出し四球。しかし矢野はこの回のアウトすべてを空振り三振で取り、球の力を見せた。

 3回表、一死三塁から、8番・菊池〔左〕が待望のハーツ入団後初ヒットで、1点追加。さらに一死二三塁から、山口〔右〕が勝負強くレフトへのタイムリー。山口は8月6日の試合でも良い当たりを連発しており、好調を持続。

 ハーツ打線はつながり良く、なおも一死満塁から、矢野〔左〕がライトへ走者一掃のタイムリー三塁打で早くも猛打賞。そしてチームNo.1の長打力がある3番・小西〔右〕も右中間にタイムリー三塁打。さらに野選で1点を追加し、この回7得点、12-1とリードを広げる。

 4回表、ブンブンは佐々木投手から木津投手にスイッチ。この回先頭の高松〔左〕はレフトへ鋭い当たりの二塁打。続く土屋〔中〕もレフトヘ二塁打で、無死二三塁。1本が出て気持ちも楽になった菊池〔右〕はボールを引きつけ、左中間に2点タイムリー二塁打。

 ハーツ打線はまだまだつながり、9番・碓氷選手〔左〕がライト線にタイムリー三塁打。山口〔中〕は猛打賞となるレフト前タイムリーでGリーグ優秀選手に。久原は鋭く振り抜くと〔右〕、センターへのクリーンヒットでつなぐ。なんとここまで6連打。この後も1点を追加し、17-1に。

 ハーツは4回裏から小西〔左〕が登板。制球に苦しみ無死満塁となったが、自らの好フィールディングで123のゲッツーを取るなど〔右〕、ランナーを背負っても落ち着いたピッチングで無失点で切り抜ける。

 5回表、一死から菊池が四球出塁し、二盗。碓氷選手は巧みなバットコントロールでセンターの左へライナーヒット〔左〕。菊池は三塁を回り突っ込むが、塁間で躊躇してしまい、三塁へ帰塁するもタッチアウト。この回だけ三塁コーチャー不在で、指示できなかったのがいけなかった。山口の四球後、久原は一塁手の後方にうまく打球を運び〔中〕、内野安打で猛打賞。このとき、二塁ランナー碓氷選手の好走塁で〔右〕、打点も1。

 続く矢野は、またもやライトへ技ありのタイムリー二塁打〔左〕。このヒットで4本目となり、しかも三塁打2、二塁打1、単打1の9塁打。ピッチングも含め、Gリーグ最優秀選手に選ばれたのも深く頷ける素晴らしい活躍だ。なおも二死二三塁で、小西の打球は内野のエラーを誘い、2点追加。ここで、新バットの持ち主・4番筒井が打席へ。自分以外がこのバットでヒットを量産するなか、少し寂しげな表情を見せていたが、最後の最後でフルスイング炸裂〔右〕。文句なしのレフト前タイムリーで、留飲を下げた。

 5回裏、抑えとして登板したのは高松〔中〕。コントロールの良さは健在で、危なげなく三者凡退。
 南海ハーツがGリーグ第6戦を22-1で新宿ブンブンに勝利した。ハーツは大量20安打で、ここまで打線がつながれば何も言うことはない。リーグ戦は3連勝の後、2連敗と足踏みしてしまったが、4勝目を挙げ、2位を堅守。トップをひた走る中野マシンガンズの姿はまだ遠いが、最後まで諦めずに、残り2試合に全力を尽くしたい。

文責【6】

2022.08.06

08月06日 永福コルセッツ戦 4-0

2022年8月6日(土)14:30~16:30
東台B面(ホーム)
フリーマッチ
【南海ハーツ vs 永福コルセッツ】

H 200 020   4
A 000 000   0

投:矢野〔勝〕
捕:筒井-菊池

本塁打:なし
三塁打:なし
二塁打:飯田(ハ)、【16】(コ)

 1 (遊)菊池※
 2 (三)飯田※
 3 (一)横井【 6 】
 4 (捕)筒井【18】
 5 (投)矢野【32】
 6 (中)辻本※
 7 (二)山中※
 8 (右)山口【31】
 9 (左)太田【16】
※は助っ人

スコア:藤本智子

★ハーツ表彰★
殊勲賞=矢野(二桁10奪三振の完封勝利で文句なし!)
殊勲賞=太田(最年長安打&盗塁で大ハッスル!)
敢闘賞=飯田(チーム唯一の二塁打で打線を牽引)
敢闘賞=山中(粘りの四球と、守備で大きく貢献)
敢闘賞=菊池(キャッチャーとして、矢野の完封を援護)
敢闘賞=辻本(しぶとい打撃で、追加点を生む)
技能賞=山口(ヒット以外の打席もミート抜群)
技能賞=横井(レフト前ヒットに、三盗で得点の起点にも)
守備賞=飯田、山中(華麗な6-4-3のダブルプレー。山中選手はフライ好捕も)
山山賞=なし

試合動画

 初対戦となる永福コルセッツ戦は、なかなか人数が揃わず、試合後に正式入団を表明してくれた菊池選手ほか、飯田選手、辻本選手、山中選手の力を借りて試合に臨むことに。

 1回表、ハーツは一死から2番・飯田選手〔左〕がレフトのグラブの先を越える豪快な二塁打。二死となるが、4番・筒井〔中〕のショートゴロエラーの間に1点先制。続く5番・矢野〔右〕はライトへ力強いゴロでヒット。その後、二死満塁とし、7番・山中選手の打席で二塁ランナーの矢野が誘い出されるが、三塁ランナーの筒井が状況判断良くホームイン。矢野も二塁へ戻りセーフに。ラッキーが続き、ハーツが2点を先制する。

 ハーツの先発は休養十分の矢野〔左〕。初回、先頭バッターこそ四球で出すが、自らの好牽制(偽投)で、ランナーを二塁で刺す。その後は二者連続三振〔右〕で、上々の立ち上がり。

 2回表、先頭の8番・山口〔左〕が粘った末、サードの後方に落ちるヒットで出塁。続く太田も四球を選びチャンスメイクするが、1番・菊池選手〔右〕のサードゴロを、相手三塁手がうまく処理し、三塁を踏みそのまま一塁送球でダブルプレー。コルセッツが堅い守備を見せる。

 2回裏、コルセッツは打席に入っただけで長打を予感させる4番打者が、圧倒的なスイングスピードでレフト線に二塁打〔左〕。すぐに反撃かと思われたが、矢野はストレートが走り、スライダーも低めに決まり、投フライ、三振、三振〔右〕で点を与えない。

 3回表、ハーツ先頭の3番・横井がレフトへライナーヒット〔中〕。ここ最近、投球に合わせようとしすぎてポイントが前になり、凡フライが多かったことを筒井監督が指摘し、引きつけて強く打つことを心がけた結果、良い打球が飛んだ。しかし後続は倒れ、得点ならず。

 3回裏、コルセッツはエラーと2本の内野安打で一死満塁とする。しかしここでも矢野は落ち着いていた。三塁へ巧い牽制でランナーを誘い出し、タッチアウト〔左〕。二死二三塁となり、3番打者はセカンドの後方へフライを放つ〔右〕。そのまま落ちていたら2-2の同点という場面で、セカンドの山中選手が懸命に追い、がっちりキャッチ(画角の関係でビデオには写っていないが載せたかった)。このファインプレーで、矢野の無失点ピッチは継続に。

 4回表、先頭の山中選手〔左〕がボールをよく見て四球を選ぶ。続く山口はボールをきっちり捉えるが〔中〕、ショートが強い打球によく反応し、二塁フォースアウト。粘り強い投球を続ける先発の松田投手に対し、ここで9番・太田〔右〕がレフト線に目の覚めるような会心のヒット。反射神経の良い三塁手が横っ飛びで懸命にグラブを出すも全く及ばないほどの打球スピード。最年長安打記録を更新し、ベンチは最も盛り上がった。この勢いで追加点といきたいところだったが、後続は倒れ、惜しくも無得点。

 4回裏からハーツの内野陣は大きく変わる。筒井からキャッチャーマスクを引き継いだ菊池選手も好リードを見せる〔中〕。矢野も期待に応え、2つの三振を含む三者凡退。

 5回表、先頭の横井が四球出塁。二盗後、タイミングを計り三盗も決める。ここで4番・筒井〔左〕が購入したてのマイバットで、レフトへ高々と打ち上げる。レフト越えかと思われた打球はキャッチされるが犠牲フライには十分。なかなか追加点を挙げられなかったハーツに待望の3点目が入る。その後、敵失策&盗塁の矢野を二塁に置き、6番・辻本選手〔中〕がしぶとく三塁内野安打。一塁送球が逸れた間に矢野がホームインし、4-0に。なおも二死一塁で、この日バットが振れている山口に期待がかかる。山口はこの打席でも完璧にボールを捉え、鋭いゴロが三塁線に〔右〕。普通なら二塁打コースなのだが、堅守の三塁手がまたしても打球に追いつき、スリーアウトに。守備がしっかりしていると試合も締まる。

 5回裏、今度は助っ人二遊間の山中選手と飯田選手が素晴らしいプレー。一死一塁で、野球の教科書に載るような全く無駄のない6-4-3のダブルプレー〔中〕。この試合は各イニングに何か印象的なプレーが起こる、それほど内容の濃いものだった。

 6回表、コルセッツの投手が代わる。この回先頭の太田は四球を選ぶと、すかさず二盗を成功させる。これで最年長盗塁記録も更新。その裏、矢野はスタミナ十分で、コルセッツの前に立ちはだかる。最終回にも2奪三振という内容の良さで、終わってみれば、散発3安打、二桁10奪三振で完封という圧巻のピッチング。若き右腕が南海ハーツに勝利をもたらした。

 この日は正規メンバーがなかなか集まらず、助っ人さんの力を借りた試合。まさかこんなに内容の良い結果になるとはチームの誰が予想しただろうか。これだから野球はわからないし、面白い。そして対戦相手の永福コルセッツさんは声がよく出ていて、礼儀正しく、守備でも好プレーがたくさん見られた。先発で長いイニングを投げ切った松田投手をはじめ、チームがよくまとまり、清々しさも感じられた。最近は初対戦のチームにも恵まれている。再戦したいチームが増えることは、南海ハーツにとっても嬉しいかぎり。あとは毎週きっちり人数を揃えること。草野球の基本ではあるが、今後もより良いチーム体制を目指していきたい。

文責【6】

2022.07.30

07月30日 東京アドメン戦 2-5

2022年7月30日(土)11:00~13:00
玉川野毛町公園(ホーム)
フリーマッチ
【南海ハーツ vs 東京アドメン】

H 200 00|1   2(3)
A 210 11        5

投:小西〔負〕-住吉
捕:横井

本塁打:なし
三塁打:なし
二塁打:【6】(ア)、【5】(ア)、【8】(ア)

 1 (中)土屋【13】
 2 (捕)横井【 6 】
 3 (投)小西【29】
 4 (三)菊池〔助っ人〕
 5 (一)高松【49】
 6 (二)兵藤【23】
 7 (遊)松尾【17】
 8 (指)山口【31】
 9 (右)角田【 3 】
10(左)住吉【 1 】

★ハーツ表彰★
殊勲賞=なし
敢闘賞=兵藤(1回に会心のレフト線ライナーヒット)
技能賞=住吉(2回にライトの前に弾むヒット出塁)
守備賞=小西(ショートで逆シングル好捕の三封)
山山賞=なし

試合動画

 東京アドメンさんとの初対戦。
 1回表のハーツは、二死二三塁で5番・高松〔左〕のショートゴロ送球エラーの間に2者が生還。続く6番・兵藤〔中〕はレフト線に会心のライナーヒット。チャンスを広げるが、久しぶりに参加の7番・松尾〔右〕は惜しくもセカンドゴロに倒れ、追加点はならず。

 ハーツの先発は2週連続で小西〔左〕。1回裏、アドメンは先頭打者が初球を叩き、レフトの頭上を越える二塁打〔右〕。その後、失策と押し出し四球で2点を挙げ、初回の攻防は2-2。

 2回表、ハーツはこちらも久しぶりに参加の8番・山口〔左〕が打席に入るが、惜しくもファーストゴロ。二死から10番・住吉〔中〕がライトの前に落ちるヒットで出塁するが、1番・土屋〔右〕はショートゴロに倒れ、得点ならず。

 2回裏一死、アドメン10番打者が投手の左に放った高いバウンドを小西がジャンピングキャッチ〔左〕、素早く一塁送球するが捕球できず、打者走者は三塁まで進む。1番打者が四球を選んだ際にワイルドピッチとなり、アドメンが1点追加〔右〕。

 4回裏からハーツは住吉〔左〕にスイッチ。アドメンは、この回先頭の8番バッターが豪快にレフトへ二塁打〔右〕。三盗後、内野エラーがあり、1点追加。4-2とリードを広げる。

 5回表のハーツは先頭の角田〔左〕が死球出塁。住吉四球、土屋死球で無死満塁。絶好の反撃のチャンスを迎えたが、2番・横井〔中〕が投手へのインフィールドフライ。打球がワンバウンドした際に三塁ランナーの角田が飛び出してしまい、結果としてダブルプレーに。ハーツベンチは3番・小西〔右〕に託すが、惜しくもショートフライで無得点。

 5回裏、無死一二塁から、アドメン6番打者のショート左のゴロを小西が逆シングルで捕り〔左〕、三塁封殺。素晴らしいプレーで住吉を守り立てる。小西は次打者のショート右のゴロにもよく反応し、そのまま二塁ベースを踏んでツーアウト〔右〕、一塁に転送しダブルプレーかと思われたが、この送球は逸れてしまい、三塁を回ったランナーがホームイン。アドメンが5-2とする。

 6回表、ハーツは先頭の菊池選手が四球で出ると、二盗後、ワイルドピッチで三進した際に、捕手からの送球が逸れ、そのままホームイン〔左〕。続く高松も四球〔中〕、兵藤は死球〔右〕でチャンスを広げるが、後続が打ち取られ、ゲームセット。6回は表だけだったため、最終スコアは2-5。東京アドメンが南海ハーツを下した。
 両チーム暑さには苦労したが、東京アドメンさんはマナーも良く、終始、楽しく試合を進めることができた。また対戦していただきたいチームだ。

文責【6】

2022.07.23

07月23日 中野マシンガンズ戦 2-10

2022年7月23日(土)15:00~17:00
玉川野毛町公園(ホーム)
Gリーグ第5戦
【南海ハーツ vs 中野マシンガンズ】(1回戦)

M 041 005 0  10
H 001 000 1   2

投:小西〔負〕-住吉
捕:住吉-横井

本塁打:なし
三塁打:宮本(ハ)
二塁打:下田(マ)、葛西(マ)

 1 (中)久原【24】
 2 (捕)住吉【 1 】
 3 (投)小西【29】
 4 (指)筒井【18】→(二)成岡【11】
 5 (三)横井【 6 】
 6 (一)高松【49】
 7 (左)土屋【13】
 8 (右)宮本【19】
 9 (二)兵藤【23】
10(遊)楓貴〔助っ人〕
11(指)藤本【 5 】
12(指)角田【 3 】

☆Gリーグ表彰☆
最優秀=菊地選手(中野マシンガンズ)
 優秀=下田選手(中野マシンガンズ)
 優秀=宮本選手(南海ハーツ)

★ハーツ表彰★
殊勲賞=なし
敢闘賞=宮本(チーム唯一の長打、鋭いライト線への三塁打で好走塁も)
敢闘賞=角田(3回に反撃開始のライト前タイムリー)
技能賞=住吉(ボールを見極め、2四球を選ぶ)
守備賞=土屋(初回先頭打者のレフト線のフライをランニングキャッチ)
山山賞=なし

試合動画

 Gリーグ第5戦は、目下4連勝中と快進撃の中野マシンガンズがGリーグ5試合連続の2桁得点で、南海ハーツに圧勝。打線のつながりが素晴らしく、菊地投手の安定感も重なり、破竹の5連勝。何とか他の4チームで追いかける展開に持っていきたいところだ。

 ハーツの先発は小西〔左〕。マシンガンズ先頭の橋口選手がレフト線にフライを打ち上げると、土屋がランニングキャッチ〔右〕。大学の先輩・小西を、後輩の土屋が助ける。小西は4番の松原選手から三振を奪うなど、無失点で上々の立ち上がり。

 マシンガンズの先発は菊地投手〔左〕。コントロールが良く、変化球もうまく織り交ぜ、三振からスタート。2番・住吉〔中〕はボールをよく見極め、四球出塁するが、4番・筒井〔右〕の強烈なサードゴロを葛西三塁手がきっちり処理り、ハーツも無得点。

 順調な立ち上がりを見せた小西だが、2回は制球に苦しむ。マシンガンズ5番・榎本選手〔左〕のセカンド内野安打(兵藤がよく追いつき素早く送球するもセーフ)の後、6四死球で4点を献上。しかしこの回のアウトは全て三振〔右〕と、力強いストレートの威力は特筆できる。粘り強く球を見極めたマシンガンズが試合を優位に運ぶ流れに。

 3回表のマシンガンズは無死一塁で、7番・菊地選手〔左〕が投手の足元を鋭く抜けるセンター前ヒット。続く下田選手の投ゴロで、小西はダブルプレーを狙うが、二塁への送球が高く抜けてしまい、その後のランダウンプレーでも内野の送球エラーが重なり、マシンガンズは労せず1点を追加〔右〕。

 何とか反撃したいハーツは3回裏、先頭の9番・兵藤〔左〕がレフトへのヒットで出塁。続く楓貴選手(筒井監督の次男)は惜しくもショートゴロ〔中〕で二封。その後、盗塁と内野ゴロで二死三塁となり、成長街道まっしぐらの角田〔右〕が勝負強くライト前タイムリー。貴重な得点を挙げた。

 ハーツは4回表から住吉〔左〕がリリーフ登板。初球を4番・松原選手〔右〕にレフト前ヒットされるも、その後をしっかり抑え無失点。住吉は5回も点を与えず、試合を作る。

 6回表のマシンガンズは集中打が出る。無死二塁で榎本選手〔左〕がレフト前ヒット。続く葛西選手のセカンドゴロで1点追加すると、菊地選手〔中〕もレフトヘライナーヒット。ここで8番・下田選手〔右〕がライトの頭上を越えるダメ押し2点タイムリー二塁打。この回、計5得点で試合を決める。

 ハーツ打線でこの日一番の見せ場は、6回裏の宮本だ。全選手を通じて最高の当たりで、先頭打者としてライト線への三塁打〔中〕。しかも猛暑の中、スピードを緩めることなく三塁まで全力疾走。スライディングも上手く、見事なチャンスメイク。しかし後続が三者連続三振で、得点ならず。

 ハーツは最終7回裏二死から、この日2四球目を選んだ住吉が走った際に、3番・小西〔左〕が巧くライトへ打球を放ち、意地のタイムリー。次打者は今季初出場で、試合前に膝を痛めた筒井に代わり途中から4番に座る成岡〔右〕。成岡もケガからの復帰を目指す最中だが、フルスイングするも惜しくもヒットは出ず、ゲームセット。

 中野マシンガンズが連勝の勢いのまま、南海ハーツを10-2で下した。マシンガンズ打線は後半に数多くのヒットが出たが、前半はボールの見極めで、着実に得点した。新入団の松原選手、北村選手が打線に加わり、さらにつながりが良くなったこと、またこの2人が内外野に加入したことで、守備陣も強化された印象だ。
 そしてこの試合では、マシンガンズは内野ゴロを確実にアウトにし、菊地投手を助けた。下田捕手の配球も見事で、ハーツ打線に的を絞らせない。菊地投手も緩急織り交ぜ、打ち気にはやるハーツメンバーのタイミングを巧みに外していた。
 一方のハーツは守備でもミスが目立ち、そこから傷口を広げてしまった。もちろん四死球を減らすことも失点の少なさにつながる。攻撃面では、ハーツは三者凡退も多く、結果として淡泊な打撃内容が浮き彫りとなった。
 この日は負けるべくして負けたと言わざるを得ない。それでもGリーグはホーム&ビジターで各チームと2試合対戦できる。次のマシンガンズ戦はビジターだが、今度はミスを減らし、接戦に持ち込み、勝機をうかがいたい。

文責【6】

2022.07.09

07月09日 フラワーズ戦 5-4

2022年7月9日(土)15:00~17:00
石神井公園B野球場(ホーム)
フリーマッチ
【南海ハーツ vs フラワーズ】

H 302 000  5
F 100 201  4

投:矢野〔勝〕-住吉
捕:住吉-矢野

本塁打:なし
三塁打:【5】(フ)
二塁打:【55】(フ)、【88】(フ)

 1 (中)土屋【13】
 2 (投)矢野【32】
 3 (捕)住吉【 1 】
 4 (一)高松【49】
 5 (遊)横井【 6 】
 6 (二)兵藤【23】
 7 (左)宮本【19】
 8 (右)角田【 3 】
 9 (三)菊池〔助っ人〕
10(指)筒井【18】

スコア:藤本(智)

★ハーツ表彰★
殊勲賞=横井(先制打含む2度のタイムリーで4打点、2盗塁)
敢闘賞=角田(こちらも2安打2盗塁でチャンスメイク)
技能賞=土屋(1番打者として、マルチ安打に2盗塁、2得点)
守備賞=矢野(動けるキャッチャー初披露、捕飛を難なくキャッチ)
守備賞=高松(グラブ捌きと正確な送球で、一塁・二塁を堅守)
山山賞=なし

試合動画

 2018年以来のフラワーズ戦。1回表のハーツは1番・土屋〔左〕がライトの前に落ちる安打で出る。二盗とエラーなどで二死二三塁とすると、5番・横井〔右〕がセンターへ2点タイムリー。さらにサードゴロエラーで3-0。ハーツは幸先良く先制する。

 ハーツの先発バッテリーは、矢野〔左〕-住吉〔中〕。今季、主にマウンドを任されているのは、矢野、住吉、小西だが、筒井監督の構想では、3人ともにピッチャーだけでなく、キャッチャーも経験させたいという思いがある。ひとつは皆、肩が強いこと。草野球では一塁に出ると、ほとんどのチームが盗塁を仕掛ける。そしてセーフの確率がかなり高い。投手をできる選手が捕手としても出場すれば、相手チームは盗塁を仕掛けにくくなる。
 1回裏のフラワーズは二死一三塁から、5番打者〔右〕がセンターのグラブの先を越える二塁打で1点を返す。

 2回表、ハーツは8番・角田〔左〕がカーブにうまくタイミングを合わせ、ライトの前に落ちるヒット。左対左の対決だったが、しぶとい打撃を見せた。一死後には二盗を成功させる〔中〕など、実戦でプレーに磨きがかかってきたが、筒井のファーストフライ〔右〕で飛び出してしまい、ゲッツーに。アウトカウントを常に頭に入れ、打球の行方をしっかり目で追う基本を大切にしたい場面だった。

 3回表のハーツは無死一二塁で3番・住吉〔左〕の放った打球はいい当たりだったが惜しくもレフトフライ。しかしワイルドピッチがあり、二死二三塁と得点チャンスに。ここで横井〔中〕が広く空いた右中間を狙うと、ちょうどその真ん中に打球が跳ね、初回に続き2点タイムリー。次打者・兵藤〔右〕も鋭い当たりのショート内野安打。この回の追加点で、ハーツは5-1と優位な展開に。

 4回表、代わり端の2番手投手から、角田が今度は会心のライト前ヒット〔左〕。マルチ安打で練習の成果を見せる。続く菊池選手の打席では、またも二盗を決める〔中〕。ワイルドピッチで三進し、筒井のサードゴロでは果敢にホームを狙うがここはタッチアウト。成功も失敗もあるが、積極プレーが目立つようになったことは収穫だ。続く土屋はライトへどんぴしゃのライナーヒット〔右〕。この日の打撃陣では、横井、土屋、角田が2安打ずつと気を吐いた。

 先発の矢野は3回を三者凡退とし、4回から住吉〔左〕にバトンタッチ。そしてバッテリーがそのまま入れ代わり、矢野が初マスクを被る。代わり端、1番打者がレフトへ大きな三塁打を放ち〔中〕、次打者の三塁ゴロ間に1点(送球エラーで打者走者は二進)。3番打者の二塁打で1点を加え、5-3に。さらに内野のエラーが続き、一死一三塁のピンチを迎えるが、ここで矢野が動ける捕手の真骨頂、キャッチャーフライに素早く反応し〔右〕、飛び出した一塁ランナーも刺しダブルプレー。住吉を助けた。

 2イニング目に入った住吉は安定感を見せ、この回からセカンドに回った高松〔左〕が巧みなハンドリングと正確な送球で守り立てる。高松は6回にも難しいバウンドにうまくグラブを合わせ、内野を引き締めた。高松と入れ代わりでファーストに回った筒井〔中〕も強烈な一塁ゴロをがっちり。この回の一二塁間は特に素晴らしかった。
 最終回の住吉はボーク絡みで1点は失うが、最後の打者をレフトフライに打ち取り、これを宮本がしっかりキャッチ〔右〕。終わってみれば、5-4の1点差となったが、終始リードを保ったハーツがフラワーズ戦を制した。

 フラワーズさんとは4年ぶりの対戦だったが、声がよく出て明るく、試合をしていて楽しかった。草野球はもちろん勝負にこだわりながらも、互いのプレーを尊重し、気持ちよく試合を進められるのが一番いい。そういう意味でも、良き相手に恵まれたことに感謝したい。ぜひ再戦したい好チームだった。

文責【6】

2022.07.02

07月02日 あしたば戦 5-9

2022年7月2日(土)15:00~17:00
世田谷公園B面(ビジター)
Gリーグ第4戦
【あしたば vs 南海ハーツ】(2回戦)

H 211 100  5
A 070 101  9

投:矢野〔負〕-高松-住吉
捕:住吉-横井

本塁打:楓貴(ハ)1号
三塁打:鈴木(あ)、友廣(あ)
二塁打:なし

 1 (中)久原【24】
 2 (投)矢野【32】
 3 (遊)小西【29】
 4 (指)筒井【18】
 5 (捕)住吉【 1 】
 6 (三)横井【 6 】
 7 (一)高松【49】
 8 (左)土屋【13】
 9 (指)宮本【19】
10(二)楓貴※
11(右)角田【 3 】
※は助っ人

☆Gリーグ表彰☆
最優秀=友廣選手(あしたば)
 優秀=鈴木選手(あしたば)
 優秀=久原選手(南海ハーツ)

★ハーツ表彰★
殊勲賞=なし
敢闘賞=住吉(自責1のロングリリーフと、マルチ安打)
敢闘賞=横井(リリーフ捕手と、セカンドへマルチ安打)
敢闘賞=楓貴(爽快な右へのランニングホームラン)
技能賞=久原(センターへのマルチ安打&2盗塁)
守備賞=小西(ショートで華麗な動き、ゴロもフライも完璧)
守備賞=土屋(レフトを守っても、さすがの安定感)
守備賞=矢野(投手で好反応、三塁でライナーキャッチ含む好守)
山山賞=なし

試合動画

 Gリーグ第4戦は、南海ハーツが先制、加点し、3-0とリードするも、2回裏にあしたば打線がビッグイニングで7得点、その後、2点ずつ奪い、最終的には9-5であしたばが勝利。ハーツは悔しい逆転負けとなった。

 1回表、あしたば先発の長堂投手〔左〕から、1番・久原〔中〕がセンターの前へうまく運び出塁。久原の二盗後、2番・矢野〔右〕は渋くショートへの内野安打。ダブルスチールを経て、3番・小西のセカンドゴロ間にまず1点。4番・筒井のサードゴロでも、三塁走者・矢野の好走塁で、2点目を挙げる。

 ハーツの先発は矢野〔左〕。1回裏一死後、3つの死四球を与えるが、5番・恵美選手から三振を奪うなど〔右〕、無失点で乗り切る。

 2回表、ハーツは先頭の6番・横井〔左〕がタイミングを外されながらも、セカンドとライトの間に落ちるヒットで出塁。二盗、三進後、8番・土屋〔右〕のセカンドゴロで1点追加。ハーツはタイムリーなしで3点を奪う、効果的な攻撃を見せる。

 2回裏、あしたばは先頭の佐藤選手が四球出塁すると、8番・鈴木選手〔左〕が仁王立ち打法で、高目の球をライト方向へ見事に打ち返す。これがタイムリー三塁打となり、あしたばが反撃開始。一死一三塁から、11番・熊谷選手〔中〕が鋭く三遊間を抜き、レフトへのライナーヒットで2点目。続く1番・長堂選手〔右〕も強いライナーを左中間に放ち、一気に同点。

 一死満塁となり、3番・三好選手〔左〕は最後の球にぎりぎりでスイングを止め、貴重な押し出し四球を選ぶ。あしたばが4-3と逆転。普段は先発投手を粘り強く投げさせる筒井監督だが、ここは早めに継投を決断。火消し役に高松投手〔中〕を選ぶ。高松は緊急登板にも動じず、球を投げ込むが、長打力のある4番・友廣選手〔右〕が的確にミートし、右中間へ走者一掃の三塁打。あしたばが選球眼と、勝負強さで、あっという間に7-3とリードを広げる。

 何としても反撃したいハーツは3回表、先頭の10番・楓貴選手〔中〕がライトの右を抜けていくランニングホームラン! 筒井監督の次男が素晴らしい働きで、ハーツは1点を返す。

 続くルーキー角田〔左〕は、よくボールを捉え、捕られはしたものの内容のあるセンターフライ。後続は抑えられたが、3回裏からマウンドを託された住吉〔右〕が、あしたば打線を三者凡退とし、反撃に望みをつなぐ。

 4回表、ハーツは先頭の小西がレフトポール際への大ファウルのあと、うまく拾ったセンターへのヒットで出る〔左〕。一死三塁となり、5番・住吉がレフトへ運び〔右〕、タイムリーで1点追加。5-7と2点差に追い上げる。

 あしたばは4回裏、2つのエラーで1点追加。8-5とする。その後、ハーツは5回に久原〔左〕がセンターへ、6回には住吉〔右〕が脚を生かした内野安打で出塁するが、得点には結びつかず。あしたばは6回裏に押し出し死球で1点を追加。9-5でハーツを下した。

 Gリーグ首位を走る4連勝の中野マシンガンズに追いつきたい南海ハーツだったが、あしたばに逆転負け。これで公式戦は3勝1敗となった。3週間後の7月23日は、Gリーグでマシンガンズと初対戦。とにかく今年はまさにマシンガン打線というべき、強力な打撃陣が待ち受けるが、そこまでにしっかり調整して、首位チームに食らいついていきたい。

文責【6】

2022.06.25

06月25日 YBC-67戦 0-9

2022年6月25日(土)13:00~15:00
西戸山公園(ビジター)
フリーマッチ
【YBC-67 vs 南海ハーツ】

H 000 000 0  0
Y 601 110 x  9

投:宮本〔負〕-高松-住吉
捕:横井-綿貫

本塁打:なし
三塁打:なし
二塁打:大島(Y)、佐藤(Y)

 1 (中)久原【24】
 2 (右)渡部【10】
 3 (三)小西【29】
 4 (遊)住吉【 1 】
 5 (二)矢野【32】
 6 (指)綿貫【14】
 7 (左)土屋【13】
 8 (捕)横井【 6 】
 9 (指)高松【49】
10(投)宮本【19】
11(一)筒井【18】
12(指)角田【 3 】

スコア:藤本(智)

★ハーツ表彰★
殊勲賞=なし
敢闘賞=高松(スクランブル登板も慌てることなく2イニングをきっちり)
敢闘賞=角田(基本に忠実なライトの守備で、チームに貢献)
技能賞=宮本(打撃好調、この日もセンターへライナーヒット)
守備賞=土屋(抜けそうなレフトへの当たりをファインプレー)
守備賞=小西(数多いサードゴロをしっかり捌き、送球も安定)
山山賞=綿貫(連続試合安打更新ならず、悔しいライトゴロ)
山山賞=渡部(満塁で頭脳プレー? セカンドから好送球で本塁封殺)
山山賞=久原(センターの名手が、プロ仕様?のアイブラックで目測を誤る)

試合動画

 今シーズン3度目のYBC-67戦は、打線が散発3安打と沈黙、初回の失点も響き、0-9の完封負け。南海ハーツはここまで2連勝だったが、YBCさんのきっちりした野球の前に、手も足も出ず、対戦成績は2勝1敗となった。

 YBCの先発は、鉄腕・菅野投手〔左〕。ハーツの1番は元気印の久原だが、30歳差も何のその、冷静にショートフライに打ち取る〔中〕。2番は久しぶりに参加の渡部〔右〕。きっちり球を見極め四球出塁するが、初回のハーツは無得点。

 一方、ハーツの先発は、志願登板の宮本〔左〕。前週に1イニング無失点でしっかり調整し、満を持してのマウンドとなる長身サウスポー。ハーツベンチも期待をかけるが、この日は制球に苦しむ。1~5番まで5四死球で2点を失ったところで、筒井監督は高松投手〔右〕にスイッチ。

 ここで勝負強い大島選手〔左〕の放った当たりはセンターへ。名手・平は一瞬前進するが、打球はその上を越えてフェンスへと。2点タイムリー二塁打となり、4-0。無死満塁から、8番・若林選手〔中〕は会心の打球。しかしここはレフトの土屋がファインプレーでフライをキャッチ。ただし犠牲フライには十分で1点追加。9番・菅野選手〔右〕もしぶとくライト線にタイムリーを放ち、何とこの回、打者一巡で計6点。YBCは実質的に初回で勝負を決める。

 何とか反撃したいハーツは2回表、5番・矢野〔左〕が三塁線を抜けるヒットを放つ。しかし、その後の綿貫、土屋、横井〔右〕が全く打てず、菅野投手の快調なピッチングが続く。

 2回裏の高松は一死一二塁で投ゴロに素早く反応〔中〕、三封し、ゲッツーなるかと思われたが、一塁の筒井が珍しくイージー送球を捕球できず。しかし高松は次打者を抑え、この回無失点。2イニングをしっかりと投げ切る。

 YBCは7月に控える公式戦を見据え、3回に好投の菅野投手から松本投手〔中〕にスイッチ。継投を選んだ。その松本投手は春の大会で完封勝利でチームを準決勝に導いているだけあって、安定感抜群。2イニングを1四球のみ、被安打0でハーツを抑える。

 ハーツは3回裏から住吉〔左〕が登板。前週は最後を任されたが、すぐに時間切れとなり、ほとんど投げられなかったこともあり、この日は筒井監督からロングリリーフを託される。一死から7番・佐藤選手がタイミングばっちりでレフトヘ二塁打〔右〕。その後、三盗を仕掛けた際にキャッチャーの横井が三塁へワンバンを放ってしまい、外野へ抜け、佐藤選手がホームイン。ここは代わったばかりの住吉を助けるプレーを見せてほしかった。

 4回裏のYBCは一死一二塁から、当たっている2番・吉竹選手〔左〕がレフトへ会心のタイムリー。集中力のある攻撃で追加点を挙げ、8-0とリードを広げる。その吉竹選手は5回からマウンドへ〔中〕。まさに投打の二刀流だ。一死一塁となったところで、ハーツのエンターテイナー・綿貫が打席へ。連続試合安打を継続したい綿貫は、ファウルで粘り、得意のライトへゴロを放つ。一二塁間を破る完全なヒットコースなのだが、ライトの鈴木選手が猛ダッシュ。無駄のない打球処理で、一塁送球。綿貫も全く無駄なく足を動かし、最後はスライディングのようなかたちになり、タイミングはほぼ同時〔右〕。しかし審判は高々と右手を挙げアウト。この日、いいところのなかったハーツ打線の中で、ベンチがいちばん盛り上がった瞬間だった。

 5回裏、YBCは先頭の4番・鈴木選手〔左〕がレフトへ安打。その後、満塁となり、佐藤選手が押し出し死球。続く若林選手の打球はセカンドに上がる。インフィールドフライかと思われたが、コールはされておらず、渡部は捕球はできなかったが、冷静にホームへストライク送球し、ホースアウト〔右〕。綿貫も好判断で三塁へ送球し、ダブルプレー。

 6回表のハーツは二死から、このところ当たっている宮本〔左〕がセンターへライナーヒット。続く筒井〔中〕は三塁線へ内野安打。チャンスを作るが、12番・角田〔右〕がセカンドゴロに打ち取られ、得点ならず。

 6回裏一死からショートゴロを横井が痛い送球エラー。ランナーを出してしまうが、ここで次打者のライトフライを角田〔中〕が落下点にしっかり入りキャッチ。基本に忠実なプレーで投手を助ける。個人練習を欠かさない角田の努力が目に見えるかたちで出始めている。住吉は計4イニングをねばり強く投げ切った。

 ハーツは最終7回も吉竹投手に三者凡退に抑えられ、抵抗もできないまま完封負け。YBCさんにとっては物足りない試合になってしまったかもしれない。しかし渡部〔中〕が4回にいい当たりのライトフライを放つなど、今後につながる場面は嬉しい。サードを守った小西の堅守も光る。猛暑が続くなか、次週はあしたばさんとのGリーグ第4戦。開幕3連勝の勢いを継続し、首位を走るマシンガンズさんに離れずついていきたい。

文責【6】

2022.06.18

06月18日 BlueWings戦 14-4

2022年6月18日(土)14:00~16:00
多摩川六郷橋緑地1号面(ビジター)
フリーマッチ
【BlueWings vs 南海ハーツ】

H 271 004|0  14
B 030 100|x    4

投:小西〔勝〕-高松-宮本-矢野-住吉
捕:住吉-横井-筒井

本塁打:小西(H)2号
三塁打:久原(H)、田辺(B)
二塁打:小西(H)、新野(B)

 1 (左)久原【24】
 2 (遊)矢野【32】
 3 (投)小西【29】
 4 (二)筒井【18】
 5 (捕)住吉【 1 】
 6 (三)横井【 6 】
 7 (一)高松【49】
 8 (中) 森  【 0 】
 9 (右)宮本【19】
10(指)角田【 3 】

スコア:藤本(智)

★ハーツ表彰★
殊勲賞=小西(本塁打&二塁打の4打点に、先発好投でさすがの大活躍!)
敢闘賞=久原(俊足を生かした三塁打に、1盗塁、2得点)
技能賞=宮本(2回に完璧なレフトへのライナーでタイムリー&1イニング0封)
守備賞=住吉&小西(5回5-4-3の見事なゲッツーで、宮本投手を守り立てる)
守備賞=宮本(ホームを狙う走者に対し、素早いベースカバーでタッチアウト)
守備賞=横井(三遊間を抜けそうなゴロを逆シングルでキャッチし、二封)
山山賞=なし

試合動画

 ここ2試合、打線が湿っていた南海ハーツが、初回からの猛攻で計14得点。5投手の小刻みリレーで、初対戦のBlueWingsさんを4点に抑え、14-4で快勝。「打線の奮起で勝とう」という試合前の筒井監督の言葉を体現した試合となった。

 1回表、ハーツは一死一塁で3番・小西〔左〕が外角低めのスライダーをうまく掬い上げ、技ありの二塁打で先制。4番・筒井〔中〕はレフトへ完璧に弾き返し、チャンスメイク。二死二三塁で、6番・横井〔右〕の放った打球は一塁手の後方へ。ミットを差し出すも捕ることができず、タイムリーとなり2-0。

 ハーツの先発は小西〔左〕。強肩の住吉〔中〕とバッテリーを組む。立ち上がりの小西は圧巻のピッチング。力のある直球を軸に、三者連続空振り三振で〔右〕、素晴らしい投球を披露する。

 BlueWings先発の迫田投手〔左〕は、緩急とコントロールで勝負するタイプ。2回表、ハーツ打線が襲いかかる。エラー出塁の森が二盗後に三進すると、9番・宮本〔中〕が強いライナーをレフトヘ。見事なタイムリーとなり、3点目。久原のサードゴロエラーで宮本がホームインすると、矢野〔右〕のショート後方へのフライはラッキーなヒット。

 一死二三塁で、小西の放った打球は左中間を深々と抜けていく完璧な当たり〔中〕。豪快な第2号ランニング3ラン本塁打となり、7-0と序盤から優位な展開に。小西はホームランダービーでもトップの住吉に並んだ。

 ここからさらに打線がつながったのが収穫だ。二死から住吉が四球出塁すると、横井はバットコントロールでライト前に運ぶ〔左〕。そして二死二三塁から、7番・高松〔右〕が勝負強くレフトへ2点タイムリー。ハーツは9-0と久しぶりに打線が爆発する。

 BlueWingsも黙ってはいない。2回裏、四死球と10番・吉田選手〔中〕のセンター前すれすれでバウンドした2点タイムリーなどで計3点。この時、打球をバックアップしたショート矢野の好判断で、一塁ランナーを三塁で刺し、ピンチを脱する。

 3回表、ハーツは背番号3を初披露した角田〔左〕が打席へ。セカンドゴロに倒れるが、ここから実績を重ねてもらいたい。二死となるが、1番・久原〔中〕がしっかりと振り抜いた打球はレフトを越え、俊足を生かし、楽々の三塁打。ここで2番・矢野〔右〕が勝負強くセンターの前に打球を運び、タイムリーで10点目。

 3回裏の高松〔左〕から、ハーツは小刻み継投へ。一死後、この試合も住吉〔中〕がキャッチャーフライを好捕。高松は安定感を見せ、この回無失点。4回裏は先頭の4番・田辺選手が右中間を破る三塁打を放つ〔右〕。この時、中継が乱れ、テイクワンベースで1点。10-4と点差を詰める。

 5回裏には宮本〔左〕が久しぶりの登板。無死一塁で、サード住吉、セカンド小西のコンビが宮本を助ける〔中〕。サードゴロで、互いに無駄のない動きでゲッツーを取る。その後、二死二三塁となるが、投球が後ろに逸れ、ホームへ突進した三塁走者を宮本が見事なベースカバーでタッチアウト〔右〕。自らを救うプレーで無失点。

 6回表からBlueWingsは球に力のある原北投手にスイッチ。二死後、筒井が死球で出て、5番・住吉〔左〕が強烈なレフト前ヒット。満塁となり、高松がしっかり見極め、押し出し四球。打撃改造中の8番・森〔中〕がセンターへ2点タイムリー。続く宮本〔右〕のファーストへのゴロが内野安打となり、さらに1点追加。ハーツは14-4とし、試合を決める。

 6回裏には矢野〔左〕がマウンドへ。一死一塁で、3番・DAVE選手の放ったショート左のゴロを横井〔右〕が逆シングルでキャッチし、二塁へ送球。受けた小西は一塁へ転送。ここもダブルプレーかと思われたが、惜しくも一塁はセーフ。しかし矢野は次打者をサードゴロに仕留め、無失点で終える。

 最終回、5人目の投手は住吉〔中〕。ヒット1本に、四球を与えたところで、なんと時間がなくなり試合終了。アウトを取る前に数球で終わってしまった住吉には消化不良だったかもしれないが、草野球に時間との戦いはつきもの。また次回の登板に期待しよう。

 これだけ両チームが塁上を賑わしながら、7回裏まで進んだ試合。投手交代も多かったが、両軍投手のテンポの良さがスムーズに進んだ理由かもしれない。ハーツは計13安打。過去2試合に苦しんだ打線も元気を取り戻した。
 次週はライバルYBC-67戦。勝利に向けて、いろいろ作戦を練ってくるだろう。YBCさんのホームグラウンドでの戦い。この日の投打の噛み合いを保ちながら、西戸山公園に乗り込みたい。

文責【6】

2022.06.11

06月11日 ラジカルズ戦 4-4

2022年6月11日(土)13:00~15:00
二子玉川区民運動施設D面(ビジター)
フリーマッチ
【ラジカルズ vs 南海ハーツ】

R 003 100  4
H 300 100  4

投:住吉-小西-矢野
捕:筒井-住吉

本塁打:なし
三塁打:なし
二塁打:なし

 1 (投)住吉【 1 】
 2 (遊)矢野【32】
 3 (二)小西【29】
 4 (捕)筒井【18】
 5 (一)高松【49】
 6 (三)横井【 6 】
 7 (中) 森  【 0 】
 8 (右)兵藤【23】
 9 (左)宮本【19】
10(指)角田【 3 】

★ハーツ表彰★
殊勲賞=森(新打法で右へヒットし、センターでジャンピングキャッチ!)
殊勲賞=横井(初回、センターにライナーで先制の2点タイムリー!)
敢闘賞=住吉(先発で2回を被安打0の無失点)
敢闘賞=矢野(最後の2回を被安打1で、こちらも無失点)
技能賞=宮本(4回、得点圏で同点の打点を挙げる巧打)
守備賞=森(センターで3本のフライを好捕、ゲッツーにも貢献)
守備賞=住吉(これぞ、動けるキャッチャー。ファウルフライをダッシュでキャッチ)
守備賞=高松(初回の一塁ファウルフライを前進で好捕)
山山賞=なし

試合動画

 4月2日以来のラジカルズさんとの再戦。南海ハーツは前回2-6で敗れている。2カ月ぶりの試合でリベンジなるか。
 ハーツの先発は防御率1点台に突入し、安定感が増している住吉〔左〕。先頭バッターの一塁ファウルフライを高松〔右〕が懸命に前進し、ナイスキャッチ。守備陣にも助けられ、住吉は立ち上がり良く、三者凡退に。

 1回裏、ハーツは一死一二塁から4番・筒井〔左〕がライトへ強いライナーを放つが、左へ追った右翼手がファインプレー。その後、高松が四球を選び二死満塁。ここで6番・横井〔中〕がスライダーによく反応し、センターへライナーヒット。三塁ランナーの矢野に続き、二塁ランナー小西〔右〕も好走塁で、2点を先制する。ハーツは森のサードゴロエラーの間にもう1点追加し、幸先の良いスタート。

 2回表、無死二塁で、5番・石渡(秀)選手の放った打球はセンターへのライナー。これを森〔左〕ががっちりキャッチする。ここ数年、若手の久原、土屋の台頭、そして4月16日には守備賞を獲得した宮本の存在もあり、なかなかセンターを守る機会のなかった森だが、若手最年長の俺を忘れちゃいけないぜ!という気合で、序盤から積極的な守備を披露。一死二三塁となり、7番・平野(諒)選手のライナーは左中間を抜ければランニングホームランという当たりだったが、この打球も森がジャンピングキャッチ〔中〕でスーパープレー。三塁ランナーは抜けると確信して、三本間の真ん中あたりまで来ていて、中継に入ったセカンド小西がこれを見逃さず、三塁に送球しアウト〔右〕。素晴らしい連係で住吉を助けた。

 この日のハーツは小刻みな継投。3回から小西〔左〕がマウンドへ。先頭バッターから三振を奪うが、2四球と盗塁で一死二三塁。ここで11番・神崎選手が止めたように見えたバットで、一二塁間にゴロを放つ〔右〕。セカンド住吉がグラブを出すが、ボールはその下を無情に抜けていき、渋い2点タイムリーとなる。この後、ワイルドピッチでラジカルズは3-3の同点とする。

 4回表、ラジカルズは1番・永野選手が死球出塁すると、俊足を生かし二盗、三盗。一死後、3番・勢田選手〔中〕はライトへ打ち上げる。犠牲フライになるかどうかという打球だったが、ライトが惜しくも捕球できず、貴重な勝ち越し。4月も試合巧者ぶりを発揮したラジカルズがじわりじわりと追い上げ、逆転する。しかし小西は5番打者から三振を奪い、任された2イニングを投げ終える。

 ラジカルズの先発・中田投手からマウンドを引き継ぎ、2回、3回をゼロで抑えていた藤原投手に対し、4回裏のハーツは横井がラッキーなエラー出塁。ここで7番・森〔左〕が新フォームで渋くセカンドの右横を抜けていく安打を放ち、無死一三塁。試合前に、小西が数名の選手のバッティングフォームを見ながらアドバイスを送ってくれた。初回の横井、この回の森のヒットは、小西打撃教室の成果が出たようだ。森の盗塁もあり、一死二三塁となったハーツは、9番・宮本〔中〕のショートゴロで、三塁ランナーの横井がホームへ突っ込む〔右〕。前進守備だったため、タイミングはアウトかと思われたが、完全捕球となっておらず、ハーツは何とか同点に。

 5回表からハーツは矢野〔左〕がマウンドへ。この回は四死球こそあったが、5人で抑え無失点。そして6回の先頭打者では、矢野とバッテリーを組んだ住吉〔右〕がキャッチャーファウルフライに機敏に反応し、見事なプレー。矢野は13番・中田選手にライト前ヒットを許すも後続を抑え、2イニングを無失点。しっかり自分の役割を果たした。

 最終6回、裏の攻撃のハーツにはサヨナラの可能性がある。打順も4番からで何とか1点を取りたかったが、筒井が倒れると、出塁は5番・高松〔中〕のサードゴロエラーのみ。横井三振後、高松は最後のチャンスに果敢に二盗を成功させ、森に託すが、打球は外野に飛ばず、キャッチャーフライで残念ながら無得点。5回、6回を託された多良投手は、被安打0で直球にも伸びがあり、素晴らしい投球だった。

 あと1本出ていれば、強豪ラジカルズさんに勝利できる場面だったが、4-4で引き分けた経験を次につなげていきたい。現在のハーツは、住吉、小西、矢野の3投手が切磋琢磨しながら、技術を上げている。投手が安定していると、確実に試合は作れるし、最近は守備陣の好プレーも多い。まず守りでリズムを生み出し、打撃へ――そういえば、前週は1安打、そしてこの週も2安打。6連勝時にあれだけ当たっていた打線も小休止。次週は打撃陣が投手を助ける展開にしようではないか。

文責【6】

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