週刊ハーツ

月別アーカイブ

2021.03.27

03月27日 太陽ライジンズ戦 2-9

2021年3月27日(土)15:00~17:00
光が丘公園野球場B面(ビジター)
フリーマッチ
【太陽ライジンズ vs 南海ハーツ】

R 211 113 0  9
H 000 000 2  2

投:住吉〔負〕-小西-高松※
捕:筒井

本塁打:なし
三塁打:なし
二塁打:高松

 1 (遊)小西【29】 
 2 (三)綿貫【14】
 3 (一)高松【49】
 4 (捕)筒井【18】
 5 (投)住吉【51】
 6 (右)山口【31】
 7 (指)太田【16】
 8 (中)土屋※
 9 (左)高松※
10(二)横井【 6 】
※は助っ人

★ハーツ表彰★
殊勲賞=なし
敢闘賞=山口(今季のチーム初ヒット。開幕戦、最初の一歩)
敢闘賞=小西(マルチ安打&久しぶりの登板で好投)
技能賞=綿貫(右打ちは健在。クリーンヒットにライトゴロは、どちらもらしさ)
技能賞=横井(腰痛治療後の出場、出塁とセカンド守備で貢献)
守備賞=なし
山山賞=なし

動画はコチラ

 緊急事態宣言が明け、2021年の開幕を迎えた試合は、スコアこそ差がついてしまったが、新しい運営体制が早速機能し、出欠確認&助っ人確保の若手3人の尽力で、無事に試合を行うことができた。

 南海ハーツの先発投手は住吉〔左〕。対する太陽ライジンズ打線は、この日だけで4試合をこなすというスタミナ集団。11人中左打者が過半数の6人を数え、バットの振りも良い。初回から小刻みに加点し、6回まで毎回得点を重ねた。
 ハーツに初ヒットが出たのは2回裏。6番山口〔右〕が相手先発左腕のボールに巧くタイミングを合わせ、レフト前へ運ぶ。やはりチームに今シーズン1本目が出るとベンチも盛り上がる。

 3回には二死から上位打線が機能。小西〔左〕、綿貫〔右〕の歳の差1・2番コンビが左へ右へ安打を放ち、塁上を賑わす。しかし技巧派左腕は点を与えない。ハーツにとって厳しい流れが続く。

 4回からマウンドに登ったのは、久しぶりの投球となる小西〔左〕。制球に苦労する場面もあったが、指にしっかり引っ掛かったボールはさすがの伸び。小西の投手復活は頼もしいかぎりだ。その球を受けた筒井〔右〕は4回裏、まさに4番の打球で強いライナーを放つが惜しくもセカンドのグラブに収まる。

 小西にはもうひとつのファインプレーがあった。心強い助っ人2名の確保である。
 彼の大学の後輩で助っ人参加してくれた土屋選手〔左〕は、特に堅実な外野守備で何度もフライを捕球し、センターからのバックホームも力強い。現在、ハーツでは若手から主力へと成長しつつある久原が不動のセンターだが、次週から参加予定の彼にも刺激を与えたであろうプレーだった。
 もう1人、小西が所属する別チームのメンバーである高松選手
〔右〕(監督と同じ苗字なのは偶然です)は、まず左右打ちという器用さに加え、外野も投手もできるマルチプレーヤー。6回からは小西を継ぎ、登板する。私はセカンドの位置から投球を見ていたが、右打者の外角低目に決まる直球は伸びがあり、コントロールも良い。この回こそライジンズ打線に巧く合わせられ3点を失ったが、7回はこの日初めて無失点のイニングを作るなど、投手としても貢献してくれた。

 スロースタートとなったハーツ打線だったが、6回裏は無死から小西〔左〕がチーム唯一のマルチ安打となる会心のレフト前。そして3番高松〔右〕がレフト線へ運ぶ技ありの二塁打を放つ。こちらはチーム唯一の長打となった。それでも点を許さない相手左腕は見事だった。

 ハーツがようやく得点を挙げたのは、最終イニングとなった7回裏。四死球3つとエラー2つでラッキーな2得点だったが、貴重な出塁を果たしたのが7番太田〔中〕。この日は椎間板ヘルニアからの復活を目指す横井が守備にも就き、打席にも立ったが、まだ動きは鈍く、戦力としては心許ない。9人ジャストで7回までは厳しかっただろう。太田が試合に駆けつけてくれたからこそ、最後までチームとして戦い抜くことができた。

 ライジンズの先発に9-2で完投勝利を許したハーツだったが、今季はまず3月中に野球ができたことが救いだ。この日を待ち望んでいた多くの選手の気持ちが、光が丘公園に集結した。開幕戦に出場できなかった選手も、次こそはと思っているだろう。草野球は“継続”こそ大切ということを、グラウンドの土と咲き誇る桜が教えてくれた春の一日だった。

【文責・背番号6】

ページの先頭へ