週刊ハーツ

月別アーカイブ

2021.06.26

06月26日 YBC-67戦 7-11

2021年6月26日(土)10:00~12:00
外濠公園総合グラウンド(ビジター)
フリーマッチ
【YBC-67 vs 南海ハーツ】

H 300 013   7
Y 540 11x  11

投:高松〔負〕-小西-住吉
捕:筒井-住吉-筒井-横井

本塁打:なし
三塁打:小西
二塁打:高松、宮本

 1 (中)久原【24】
 2 (遊)矢野【32】
 3 (一)小西【29】
 4 (左) 森  【 0 】
 5 (三)住吉【51】
 6 (右)西塚※
 7 (二)横井【 6 】
 8 (指)宮本【19】
 9 (捕)筒井【18】
10(投)高松【49】
※は助っ人

★ハーツ表彰★
殊勲賞=なし
敢闘賞=宮本(右へクリーンヒット、左へ技ありの二塁打。巧みな打ち分け)
敢闘賞=小西(こちらは左へ右へ、三塁打と単打で2打点。好調持続)
技能賞=西塚(初出場、初打席で会心のライナーヒット)
守備賞=小西(4回無死満塁で投ゴロを好捕、本封)
守備賞=森(代わったばかりのセカンドでライナーキャッチ。バックアップでもダイレクト捕球)
守備賞=矢野(3回無死二三塁からショートゴロを判断良くホームへ送球)
山山賞=なし

試合動画

 馴染みのYBC-67さんとの対戦は、天候も心配されたが、無事に試合を行うことができた。
 YBCの先発は、昨年Gリーグの助っ人にも来ていただいた松本選手。きれいな球筋が持ち味の好投手だ。
 1回表、南海ハーツは2番・矢野が四球を選び二盗後、3番・小西〔左〕がこの日も絶好調、レフト線への三塁打で1点を先制。5番・住吉のショートゴロエラーの間に小西がホームインすると、ここで見せ場が。6番ライトで先発の西塚選手〔中〕は女性プレーヤー。1番・久原の紹介でハーツ野球に初参加。そして初打席である。ファウルで粘ると、松本投手の直球をジャストミート! お手本のようなライナーヒットで、ハーツに3点目をもたらす。素晴らしい打撃にのせられたか、7番・横井〔右〕も右中間へヒット。西塚さん効果でハーツは幸先よく3点を得た。

 ハーツの先発は高松〔左〕。1回裏のYBC打線は、安打こそ2番打者の1本のみだったが、四死球をうまく得点に絡め、満塁押し出し時に、後ろに逸れたボールを見た二塁ランナーの好判断で一挙に2人生還〔右〕というシーンもあり、計5点。逆転に成功し、初回から点の取り合いに。

 2回表、ハーツは9番・筒井、10番・高松が連続四球。ここで元気印の久原〔左〕が勢いよくバットを振るが、打球はワンバウンドで投手のグラブに。三封され、チャンスは広がらず。矢野〔中〕の打球も三塁ゴロとなり、がっちりベースを踏まれ、一二塁のままでアウトカウントだけ増える状況に。ここで局面打開と、韋駄天・久原が果敢に三盗を試みるが、YBCの強肩捕手〔右〕の前にタッチアウト。堅い守備に阻まれ、ハーツは追加点を奪えない。

 流れをつかんだYBCは2回裏に5番打者の2点タイムリーなど計3安打で4点を挙げ、9-3とハーツを突き放す。
 3回表のハーツは4番に抜擢された森〔左〕がレフトへクリーンヒットを放つ。住吉の四球で一死一二塁とすると、西塚選手は自らバントを選択〔中〕。惜しくもファウルで成功はしなかったが、初打席のヒットの後にはチームプレー。十分に戦力となるデビューを飾る。YBCの松本投手〔右〕は2、3回を無失点で切り抜け、きっちり試合を作った。

 3回裏からハーツは投手を小西〔左〕にスイッチ。四球でランナーは出すものの、無死二三塁からのショートゴロで矢野が判断良くホームへ送球、三塁ランナーをランダウンプレーでタッチアウト〔中〕。10番・大島選手の強烈ライナーを今度はセカンドに入ったばかりの森がナイスキャッチ〔右〕。内野陣が投手を守り立て、小西もそれに応え、この回を無失点。

 4回表、この回先頭の8番・宮本〔左〕は投手の代わり端を捉え、ライト前へライナーヒット。一死から、高松〔右〕が左中間を破る二塁打。久原も四球を選び満塁とするが、後続を断たれ、惜しくも得点ならず。
 4回裏も続投した小西は1点を失うも、満塁から三者連続で投ゴロに打ち取り、最少失点で切り抜ける。

 5回表一死から住吉〔左〕がショートとレフト、センターの間に落ちるヒットで出塁。二死二塁から横井のライナーはセンターへ抜けるかと思われたが、二塁手がベース付近のポジション取りで、セカンドゴロに…と思ったら送球がワンバンになり、ラッキーな1点。ここで宮本が今度は三塁線を抜く、往年の篠塚を思わせるような流し打ち二塁打〔中〕。右へ左への2本で、敢闘賞の活躍を見せる。次打者の筒井は内角球をのけ反って避け〔右〕、背番号が泥だらけになりながらも気合十分で構え直す。永遠の野球少年ともいえるガッツはこの日も健在だ。

 5回裏からハーツは住吉〔左〕が登板。エラーで1点は失うが、三振も奪い、久しぶりのマウンドをしっかり務めた。
 6回表、ハーツは無死満塁で小西がライトへ技ありのヒット〔中〕で1点を返す。期待の4番・森は抑えられるが、住吉のサードゴロの間に、俊足の久原、矢野が相次いで生還。さらに2点を加え、7-11に。ここで、この日のラッキーガール・西塚選手に回る。最終打席もきっちりしたスイングでボールを捉えるが〔右〕、惜しくも内野ゴロで万事休す。

 YBC-67が南海ハーツを4点差で下した。得点だけを見れば乱打戦のようだが、この試合は両チームの守備が堅かった。ランナーを次の塁に進ませない的確な判断で、何度もピンチを乗り越えており、引き締まった試合でもあった。
 南海ハーツにはニューフェイスが登場し、この試合に限らず、今シーズン助っ人で参加した選手はチームの雰囲気にも馴染んでくれている。今後の試合が楽しみだ。7月はGリーグが4試合組み込まれ、ハードな戦いが続くが、現メンバーと新顔が入り交じり、また新しいハーツ野球が見えてくることに希望を抱いている。

【文責・背番号6】

2021.06.12

06月12日 中野マシンガンズ戦 15-8

2021年6月12日(土)15:00~18:00
東台B面(ホーム)
Gリーグ第3戦
【南海ハーツ vs 中野マシンガンズ】(1回戦)

M 121 120 1   8
H 452 400 x  15

投:矢野〔勝〕
捕:筒井

本塁打:なし
三塁打:小西(ハ)、下田(マ)、橋口(マ)
二塁打:齋藤2(ハ)

 1 (遊)住吉【51】
 2 (三)高松【49】
 3 (二)小西【29】
 4 (捕)筒井【18】
 5 (中)横井【 6 】
 6 (左)太田【16】
 7 (一)齋藤※
 8 (右)青木※
 9 (投)矢野【32】
※は助っ人

☆Gリーグ表彰☆
最優秀=筒井選手(南海ハーツ)
 優秀=矢野選手(南海ハーツ)
 優秀=下田選手(中野マシンガンズ)

★ハーツ表彰★
殊勲賞=筒井(これぞ4番、4安打、4打点の活躍!)
敢闘賞=矢野(粘りの完投勝利。打でもマルチ安打)
敢闘賞=小西(センター越え特大三塁打含む2安打)
技能賞=横井(左右へ渋く2安打)
守備賞=なし
山山賞=なし

試合動画 前半 後半

 中野マシンガンズさんとのGリーグ第3戦は、3時間枠で7回終了まで行い、初回から乱打戦の末、南海ハーツが15-8で勝利を収めた。

 ハーツの先発は矢野〔左〕。2年目にしてGリーグでの登板も任されるようになった、期待の20代である。1回表、一死三塁からマシンガンズ3番・左打者の橋口選手が放ったゴロは、複雑な回転がかかり、三塁線に転がってから三塁手の右前まで大きく曲がり〔右〕、この間に三塁ランナーが生還。マシンガンズが先制する。

 1回裏のハーツは、マシンガンズ先発・菊地投手に対し、打線がつながり反撃する。まず一死二三塁から、4番・筒井〔左〕がフルスイングで三遊間を破り、1-1の同点。5番・横井〔中〕も前進守備のライトの頭上をぎりぎり越えるヒットで、2-1と逆転。二死後、7番・齋藤選手〔右〕が左中間を破り、さらに2点追加。4-1とする。

 2回表のマシンガンズはヒットは菊地選手の1本だけだったが、2つの押し出し四球で2点を返し、点差は1に。早くも接戦となる。2回裏、先頭の9番・矢野〔左〕は自らのバットでピッチングを楽にすべく、センター前ヒットで出塁。1番・住吉〔中〕もきっちり四球を選び、無死二三塁から、2番・高松の打球に前進守備のショートは三塁ランナーの補殺を狙うが、ランダウンプレーの間に矢野が本塁を陥れる〔右〕。さらに小西の三塁ゴロ間に1点。横井のサードゴロエラーでもう1点。再び齋藤選手のタイムリーがあり、ラッキーも味方につけ5得点。9-3とリードを広げる。

 9-4で迎えた3回裏、二死二塁から、今季絶好調の3番・小西〔左〕が強肩後藤選手の遥か上を越えるセンターオーバーの三塁打で値千金の追加点。筒井も勝負強く、レフト前へのライナーヒット〔中〕でもう1点。横井もしぶとくレフト前。二死二三塁で打席に入った6番・太田は、投球にうまくタイミングを合わせ、レフト線に大きな打球〔右〕。ぎりぎりファウルとなってしまったが、フェアなら確実に2点タイムリーの惜しい一打だった。

 4回表、マシンガンズは6番・下田選手〔中〕の左越え特大三塁打で1点を返し、ねばり強くハーツとの点差を縮めていく。

 4回裏、一死一塁で打席に入った8番・青木選手〔1左〕は小西の同僚で、人数不足に悩むハーツの9人目の選手として、野球は未経験ながらの参加。サードへのゴロは野選を誘い、ランナーとして生きる。矢野もヒットでつなぎ、一死満塁から2番・高松〔1右〕はレフト線に打球を放つ。左翼手の前でバウンドし、三塁ランナーが生還。小西のセンターへのタイムリー〔2左〕に続き、筒井もセンターへ2点タイムリー〔2右〕。ハーツは攻撃の手を緩めることなく、15-5で優位を保つ。


 5回表、マシンガンズは二死二三塁から、元気印の橋口選手がライトへ強烈な打球〔左〕。ランナー2人を迎え入れ、俊足の橋口特急はさらにスピードを増し、一気に本塁へ。しかし青木-横井-小西-筒井とつないだ中継プレーがぴったりで、ホームタッチアウト〔右〕。粘投の矢野を救う守備陣の踏ん張りだった。

 マシンガンズは5回裏から石井投手〔左〕にスイッチ。この回先頭の太田〔右〕は前の打席とは逆のライトへ、今度こそ技ありのヒットで出塁。まさにハーツの鉄人である。今年は打撃も好調だ。

 6回裏、二死二塁で打席に入った筒井はこの日絶好調で既に猛打賞。ここでも気合十分。往年の長嶋選手がヘルメットを飛ばしながら空振りしたシーンを再現するかのようなフルスイング〔中〕で、ベンチも盛り上がる。最後まで全力プレー、この一球にも草野球の醍醐味が凝縮されていた。

 矢野は7回を完投し、15-8でハーツが勝利。両チームともに得点を重ねたが(5回表まで毎回得点)、ハーツの勝因は、矢野が1イニングの失点を2点以内に収めたことだろう。ヒットを集中させることなく、強力マシンガンズ打線にビッグイニングを作らせなかったことが大きい。ハーツ打線は14安打とバットが振れ、前週の雨天中止のブランクを感じさせなかった。
 前年の覇者・中野マシンガンズさんに勝利できたのはとても貴重だ。7月に組まれているGリーグ3試合に向けて、弾みをつけていきたい。

【文責・背番号6】

ページの先頭へ