週刊ハーツ

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2018.05.26

05月26日 TEAMシゲル戦 8-10

2018年05月26日 15:00~17:00
萩中公園野球場(ビジター)
Gリーグ 第3戦
【TEAMシゲル vs 南海ハーツ】(1試合目)

H 251 000  8
S 154 00x 10

投:横井→松尾〔負〕
捕:柴川

本塁打:瀧澤(シ)
三塁打:麻生(シ)、綿貫
二塁打:兵藤、住吉

 1 (左)松尾【17】
 2 (二)兵藤【23】
 3 (遊)住吉【51】
 4 (三)高松【49】
 5 (一)筒井【18】
 6 (中)今泉【63】
 7 (捕)柴川【 4 】
 8 (指)宮本【19】
 9 (右)久原【24】
10(指)綿貫【14】
11(投)横井【 6 】

※この試合、永山は監督に専念

☆Gリーグ表彰☆
最優秀=瀧澤(TEAMシゲル)
 優秀=稲垣(TEAMシゲル)
 優秀=兵藤(南海ハーツ)

★ハーツ三賞★
敢闘賞=兵藤(左越え二塁打で2打点)
敢闘賞=綿貫(2回二死から得意の右打ち、適時三塁打)
守備賞=柴川(捕飛3本を確実に捕球)
守備賞=住吉(無死満塁の遊ゴロで本塁封殺)
山平賞=久原(速球派投手攻略の基本、右打ちで適時打)

 1勝1敗で迎えた今季Gリーグ第3戦。序盤から激しい打ち合いを挑んだハーツだったが、四球でためた走者を長打で一気に返す効率のよい相手攻撃の前に悔しい敗戦となった。

 初回ハーツの攻撃は、四球出塁の松尾、住吉でつくった一死二、三塁のチャンスに四番高松がきっちり犠飛を放ち〔左下1〕、幸先よく無安打で先制。続く敵失でさらに1点を加えた。その裏1点を返されたが、2回のハーツは二死三塁から綿貫が得意の右打ち〔右下1〕。球は転々、綿貫は必死の形相で三塁まで駆け込んだ。続く横井が四球を選ぶと、松尾〔左下2〕、兵藤〔中下2〕、住吉〔右下2〕が怒涛の3連続適時打で、4点を追加、7対1と大きくリードを広げた。


 ハーツの先発は、ここ数試合、安定した投球を続けてきた横井〔左下〕。ところが大量リードに気負ってしまったのか、2回先頭打者を味方の失策で出塁を許すと、制球が定まらず3四球で押し出し。さらに二死満塁から左翼越え本塁打〔中下〕を浴びてしまった。

 2回を終わって7対6、ハーツ1点のリード。打撃戦に持ち込みたいハーツとしては理想的な展開だったが、両チーム二番手投手を投入した3回以降、大きく変わった潮目の流れに乗りきれず、4回以降は相手二番手投手の投球に力負け、追加点を奪うことができなかった。ハーツの二番手は3回から横井をリリーフした松尾〔右下〕だったが、立ち上がりリズムに乗れず4点を失い、10対8。結局、ハーツはこの2点のビハインドを跳ね返すことができず、今季Gリーグ2敗目を喫した。

 しかし敗戦の中にも収穫はあった。
 久々の登板となった松尾。1イニング目となった3回こそ制球が定まらず、走者を許したところで味方の拙守もあり4点を失い敗戦投手となったが、4回、5回は左腕特有のクロスファイヤー気味の速球が冴え、相手主力打者を2イニングで捕飛3本と力で抑え込んだ。次回からの登板にさらなる期待がかかる。

 剣道一筋から、野球と剣道の二刀流に目覚めた久原〔左下〕。この日も、相手二番手投手の速球に手こずるハーツ打線にあって、速球派攻略の基本となる右打ちを決め、一時はリードを広げる貴重な適時打を放った〔右下〕。今季中の覚醒が現実味を帯びてきた。

 一方、心配なのが横井。マウンド上でのチキンハートの克服が課題とされてきたが、今季はこれまでそうした気配を感じさせずにきた。ところがこの日は以前の姿に戻ったかのような落ち着きのなさが目立っていた。今後のチームを牽引する役割を期待されているだけに、次戦では吹っ切った姿を見せてほしい。

 昨シーズンまでGリーグ6連覇を遂げてきたハーツだが、さすがに序盤での2敗は痛い。しかし肩の不調から登板を控えてきた住吉に回復の兆しが見え、実績ある松尾も戻ってきた。今季大魔神の働きの高松は健在、横井一人への負担が大きくなっていたハーツ投手陣に一気に明るさが射してきた。

 6月後半にはGリーグ2連戦が控えている。ここまで今季のハーツは打ち合いでの戦いを挑まざるをえない事情があったが、これからはロースコアでの戦いにも勝機を見出せる。次戦からのハーツの戦いぶりが楽しみだ。

【文責・背番号23】

2018.05.19

05月19日 アメーバ戦 10-5

2018年05月19日 12:00~14:00
亀戸野球場A面(ビジター)
フリーマッチ
【アメーバ vs 南海ハーツ】

H 007 030x 10
A 000 32      5

投:横井〔勝〕→今泉〔S〕
捕:綿貫→五戸※

本塁打:なし
三塁打:なし
二塁打:住吉、高松、綿貫

1(中)今泉【63】
2(二)兵藤【23】
3(遊)住吉【51】
4(三)高松【49】
5(捕)綿貫【14】
6(右)山口【31】
7(一)五戸※
8(指)太田【16】
9(投)横井【 6 】
  (左)永山【36】
※は助っ人
永山は守備のみ

★ハーツ三賞★
殊勲賞=住吉(先制タイムリー含む2安打、3打点)
敢闘賞=綿貫(得意の右打ち炸裂、2安打、2打点)
敢闘賞=横井(先発3回無四球無失点、打でも1本)
守備賞=住吉(遊撃左のゴロを横っ飛びでピンチを断つ)
山平賞=高松(4番の貫録、鋭い振りで2安打、2打点)
山平賞=太田(今季も最年長安打・打点を早くも更新)

 3月末以来、今季2度目の対戦となったアメーバ戦。毎試合、選手の集合も早く、マナーも良い好チームである。
 1回表の南海ハーツは3番住吉〔左下〕がファウルで粘ってレフト前ヒットを放つが得点ならず。
 ハーツの先発は横井〔中下〕。試合前に永山監督より技術的なアドバイスがあり、それを実践しようと心に決めてのマウンドだ。前々週、前週と不甲斐ない投球で悔しい日々を過ごしただけに、この日は何としても良いピッチングをしたかった。早速、先頭バッターから取り入れると、コントロールが定まり、空振り三振でスタート〔右下〕。1回裏を三者凡退とすると、2回も2奪三振、3回に初安打を許すも後続を断ち、計3イニングを被安打1、毎回の4奪三振、無失点の好投となった。特筆すべきは無四球だったことである。あれだけ制球に苦しんでいた投手が監督のたった一つの助言でここまでピッチングが見違えるとは。何よりホッとしたのは横井自身であろう。そして無失点に貢献した、住吉遊撃手の横っ飛びファインプレーも華があった。

 先制したのはハーツだった。3回表、先頭の今泉がセカンドへのラッキーなヒットで出ると、2番兵藤もショート内野安打。ここで好調住吉が走者一掃となるレフトへの先制タイムリー二塁打〔左下1〕。続く4番高松も同じくレフトへ二塁打〔中下1〕。3-0とすると、5番綿貫もライトへの技ありのタイムリー二塁打〔右下1〕。圧巻のクリーンアップ3連続ツーベースで4-0となる。ハーツ打線はまだ止まらず、8番太田が内野安打〔左下2〕。南海ハーツの最年長安打・打点記録を今年も更新する。9番横井もレフト前〔中下2〕で連続安打とすると、この回2打席目の1番今泉がセカンド後方への安打〔右下2〕で計7点。


 ハーツは4回から今泉〔左下〕にスイッチ。ここでハーツ守備陣にいくつかエラーが出てしまい、代わったばかりの今泉に苦しいピッチングをさせてしまうが、懸命に踏ん張り7-3とリードを保つ。ハーツ打線は4回以降も、山口の2試合連続レフト前〔中下〕や、高松の2本目の安打〔右下〕など打線がつながり、最終的には10-5で4試合ぶりの勝利。
 スコアを振り返ると、計8選手にヒットが出ている。そしてクリーンアップが7打点と、理想的な試合となった。
 この調子を維持して、次週のGリーグ第3戦、TEAMシゲルに挑んでいきたい。

【文責・背番号6】

2018.05.12

05月12日 あしたば戦 2-8

2018年05月12日 15:00~17:00
世田谷公園野球場B面(ホーム)
フリーマッチ
【南海ハーツ vs あしたば】

H 200 000  0 (0x) 2
A 106 010 (3)       8

投:横井〔負〕→柴川→松尾
捕:綿貫

本塁打:なし
三塁打:なし
二塁打:なし

 1 (三)柴川【 4 】
 2 (捕)綿貫【14】
 3 (中)松尾【17】
 4 (遊)住吉【51】
 5 (一)筒井【18】
 6 (二)今泉【63】
 7 (指)山口【31】
 8 (左)久原【24】
 9 (投)横井【 6 】
10(右)永山【36】
11(指)高松【49】
12(指)太田【16】

★ハーツ三賞★
敢闘賞=柴川(キレのある球で2イニングを好投)
守備賞=高松(ライトで好捕。前後左右へ動きよく三塁ゴロもきびきび処理)
山平賞=山口(最終回に強烈なレフト前で存在感示す)
山平賞=横井(チーム初安打となるレフトへのヒット)

 とても天気が良く、コンディションは申し分ない世田谷公園野球場。
 しかし試合は初回から荒れ模様となった。あしたばの先発は“二子玉のダルビッシュ”こと安藤投手〔左下〕。ローテーションの中心を担う好投手だが、立ち上がりは制球に苦しみ、先頭の柴川と綿貫を連続で歩かす。ここで打席に入ったのは3番松尾〔中下〕。待望の今シーズン初登場である。打球は内野ゴロとなったが、あしたば守備陣がセカンドでフォースアウトを取れず無死満塁に。住吉倒れ一死となるも、5番筒井がしっかり見て、押し出しで1点先制。6番今泉のセカンドゴロの間にもう1点追加し、南海ハーツは2-0とする。
 一方、ハーツの先発・横井は、あしたばとの友情対決を夢見て志願登板。しかし明らかに気負いすぎでストライクが入らず、先頭の吉岡選手、2番の東岡選手を連続で歩かせてしまう。ここまでは1回表と同じ展開。あっぷあっぷの横井だったが、3番長堂選手の打球はほぼ真上への小フライ。1つのアウトを取るのに必死の横井はダッシュで落下点へ向かう。ここで審判から「インフィールドフライ・イフ・フェア」のコールがかかる。横井がぎりぎり追いついた地点〔右下〕はフェアであり、インフィールドフライが成立。しかしこの瞬間、まさかの落球という事態に…。ランナーも守備陣も混乱する状況となったが、それぞれ進塁し一死二三塁。まさに浮き足立ちの独り相撲となった横井はこの後1点を失う。

 2回表のハーツは9番横井がチーム初となるレフトへのライナーヒット〔左下〕。前週の2本に通じる打球で、ようやく遅めの春が訪れた感じだ。しかし、あしたばをよく知る横井は、長堂捕手の強肩を恐れ、続く永山の打席の初球でスタートを切れない。もう1球待って、ようやく3球目に盗塁を試みるが、このタイミングに意表を突かれたのは打者・永山だった。アシストしようと咄嗟にバントの構えをするも、バットにボールが当たってしまい〔中下〕、ファールで横井は再び一塁に戻る。二死となり、打席には高松が入る。今度は同じ失敗をしまいと、横井は初球に走るが、“マッスル長堂”の矢のような送球〔右下〕で完全なる盗塁死。ちぐはぐ攻撃の主役になってしまった背番号6だった。

 2回裏は三者凡退で、少し調子を取り戻したかのように見えた横井だったが、3回裏にあしたば打線につかまってしまう。またしても四球でランナーを溜めると、まず1番吉岡選手のライトへの犠牲フライ〔左下〕で同点。満塁となり、3番長堂選手はバット一閃〔中下〕。放たれた打球は高々と舞い上がり、広い世田谷公園のレフトフェンスを越え、テニスコートに飛び込むグランドスラムとなった。さらに5番安藤選手の犠牲フライ〔右下〕で1点を加えたあしたばは、7-2と一気に逆転。

 その後、ハーツ打線はエンジンのかかった安藤投手の前に、四球でランナーこそ出すものの、ホームは遥かに遠い。
 救いだったのは4回から2番手で登板した柴川〔左下〕である。直球、変化球ともに良く、2イニングを被安打1の1失点。5回裏には仲の良い長堂選手との20代対決〔中下〕があり、見事に三振を奪うなど、充実したマウンドだった。
 そして6回からは松尾投手が初登板〔右下〕。何より凄いのが、半年以上ボールを握っていなかったにもかかわらず、投球フォームは以前と変わらず、ストライクもしっかり取る。反応抜群の投手守備も含め、堂々たる復帰戦だった。

 6回までわずか1安打だったハーツ打線がようやく眠りから覚めたのは7回表。一死から4番住吉が巧みなバットコントロールで左前打〔左下〕。しかし得点ならず、試合はあしたばが8-2で南海ハーツを下した。
 後半のテンポが良く、時間が余ったため、ゲームセット〔中下〕の挨拶後に8回表まで試合は続けられた。ここで意地を見せたのが7番山口だ。ファールで粘り、最後はサードの右横を抜ける強烈な当たりでレフト前〔右下〕。計3安打しか出なかったハーツだが、「6月のGリーグでは負けないぞ!」という声が聞こえてきそうな快音が陽の傾いた世田谷公園に響いた。

【文責・背番号6】

2018.05.05

05月05日 KMT戦 7-14

2018年05月05日 15:00~17:00
上野恩賜公園野球場(ビジター)
フリーマッチ
【KMT vs 南海ハーツ】

K 203 135  14
H 302 020   7

投:今泉→横井〔負〕→高松
捕:柴川→綿貫

本塁打:なし
三塁打:なし
二塁打:住吉

 1 (右)綿貫【14】
 2 (二)兵藤【23】
 3 (遊)住吉【51】
 4 (三)高松【49】
 5 (一)筒井【18】
 6 (捕)柴川【 4 】
 7 (中)横井【 6 】
 8 (指)宮本【19】
 9 (投)今泉【63】
10(左)永山【36】
11(指)太田【16】

★ハーツ三賞★
敢闘賞=筒井(2安打、4打点の活躍)
守備賞=高松(確実な守りで3補殺、1刺殺)
山平賞=横井(シュアな打撃復活の2安打)
山平賞=住吉(2安打、1四球の全出塁)
山平賞=柴川(初回逆転の適時打)

 GW終盤の好天下、行楽客の視線を感じながらのフェンスまでが極端に短い球場での一戦は、堅実なプレーの一方で、ボーンヘッドとも思える走塁ミスを重ねるシーンも目立つ乱打戦となった。

 初回2点の先制を許したハーツは、綿貫、兵藤の連続死球後、三番住吉の左越え二塁打〔左下1〕で1点を返すと、五番筒井の内野ゴロ、六番柴川の適時打〔中下1〕で逆転。相手3点本塁打で再逆転された3回にも、住吉〔右下1〕、高松〔左下2〕、筒井〔中下2〕の3連打ですぐさま同点に追い付く。4点差とされた5回は二死満塁のチャンスに筒井がこの日2本目の適時打〔右下2〕で追撃の2点を返したが、最終6回、いつもと勝手が違うリードされた展開での救援のためか、高松が1イニング5安打5失点と乱れ、突き放されてしまった。


 一方、守りは決して平らとはいえない土のグラウンドにも三塁手高松、遊撃手住吉は機敏に反応し、余分な失点を防いだ。投手陣では、先発今泉〔左下〕は2イニングを無難にまとめたが、二番手横井〔中下〕が6四死球と乱れ、2本塁打〔右下〕を浴びるなど、3イニングで7失点と、試合を作れなかった。

 この日目についたのが度重なる走塁ミス。とくに初回は、3塁走者兵藤の判断ミスによる三本間での挟殺、柴川、横井の連続安打後の挟殺は、先制された直後の攻撃でのミスだけに、その後の試合展開に大きな影響を与えかねないプレーだった。また、グラウンドでの視界がいつもと大きく違う空間でのゲームに多少は影響されたのかもしれないが、兵藤の再三にわたる走塁ミスはチームの士気にも響いた。
 走塁ミスは動きの中から生じることが多いものだが、瞬時に的確な判断ができる経験、センスを持ち合わせていない選手については、1プレー、1プレーの切れ間に必ず、現在の状況確認、次なる動きの事前イメトレを励行したいものだ。

【文責・背番号23】

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