週刊ハーツ

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2022.05.28

05月28日 あしたば戦 7-6

2022年5月28日(土)11:00~13:00
J&Sフィールド(ホーム)
Gリーグ第3戦
【南海ハーツ vs あしたば】(1回戦)

A 100 110 3  6
H 302 101 x  7  

投:小西〔勝〕-矢野〔S〕
捕:筒井-住吉

本塁打:住吉(ハ)2号、矢野(ハ)1号
三塁打:なし
二塁打:小西(ハ)、佐藤(あ)、加島(あ)

 1 (中)久原【24】
 2 (遊)住吉【 1 】
 3 (投)小西【29】
 4 (捕)筒井【18】→(遊)矢野【32】
 5 (二)綿貫【14】
 6 (一)高松【49】
 7 (左)土屋【13】
 8 (三)横井【 6 】
 9 (指)藤本【 5 】
10(右)兵藤【23】
11(指)宮本【19】
12(指)角田【 3 】

☆Gリーグ表彰☆
最優秀=住吉選手(南海ハーツ)
 優秀=小西選手(南海ハーツ)
 優秀=加島選手(あしたば)

★ハーツ表彰★
殊勲賞=小西(急きょ先発も5回3失点で勝利投手)
殊勲賞=住吉(ビハインドを吹き飛ばす柵越え同点弾)
敢闘賞=矢野(貴重な1打席で会心の柵越え弾)
技能賞=土屋(センターへのクリーンヒット)
守備賞=綿貫(セカンドで4本のゴロをさばく)
守備賞=土屋(浅いフライを好ダッシュで好捕)
守備賞=高松(フライを捕ったあと飛び出した走者を落ち着いて刺し併殺に)
山山賞=矢野(渋滞に巻き込まれ遅刻も、駆けつけ一発で勝利に貢献)

試合動画

 ハーツは住吉、矢野の柵越え弾2発と先発・小西の好投であしたばを破り、Gリーグ3連勝をマークした。

 今季、Gリーグを連勝スタートしたハーツの第3戦は昨年優勝のあしたばとの対戦。ハーツは気合十分、新たに正規メンバーとなった角田を含め、13人が集まる……はずだった。ところがこの日先発予定の矢野が渋滞に巻き込まれ、試合開始に間に合わないとの連絡が入る。急きょ小西が先発、打順も組み替えてのスタートとなった。

 突然先発となった小西〔左〕は、先頭の長堂選手〔中〕に中前打されると、盗塁、暴投で三進され、内野ゴロの間に1点を失う。なお四球と盗塁で一死二塁のピンチ。あしたばはさらに三盗を仕掛けて揺さぶりをかけるが、このとき打者が打って出ると一飛に。これを捕った高松〔右〕が落ち着いて走者を刺し併殺を完成。ハーツは相手の先制攻撃を1点で切り抜けた。

 その裏、せき止めた流れをハーツのものにしたのは、鮮やかな一発だった。一死後、2週間前にもこの球場で柵越えを放っている住吉〔中〕が高めに浮いた3球目をジャストミートし、またも柵越えの同点弾。この一撃でムードは一気にハーツに傾いた。

 勢いに乗ったハーツは続く小西〔左〕がセンター後方を襲う強烈な当たりのヒット。続く筒井〔右〕は止めたバットに当たって三塁前への緩いゴロとなったが執念のスライディングで内野安打として一、二塁。

 綿貫の進塁打(一ゴロ)で二死二、三塁となった後、高松〔左〕は高いバウンドの二ゴロを内野安打に。小西に続いて二走の筒井もよく走って生還し、ハーツは逆転に成功した。続く土屋〔右〕もセンターへクリーンヒットするが追加点はならず。

 ハーツは3回にも住吉〔左〕の中前打と盗塁でチャンスを作ると小西〔中〕のセンターオーバーの二塁打と綿貫〔右〕のセカンド右への内野安打で2点、4回には一死二、三塁から相手の返球ミスを逃さず三走の横井がかえるなど、着々と加点した。

 ハーツ先発の小西は、5回で7四球は出したものの、リードにも守られ、ピンチにも落ち着いた投球。この日は変化球のキレもよく、犠飛や失策によって1点ずつ失ったものの、ビッグイニングを作らせることなく、5回を3失点で乗り切った。

 6回からは、ゲームが後半に入ったところでようやく登場した矢野〔左〕がマウンドへ。四球から一死二塁となるが、三盗を狙った走者を落ち着いて挟殺に持ち込みピンチを脱出〔右〕。次打者の浅いフライをレフトの土屋がいいポジショニングでさばく好プレーもあり、3人で相手の攻撃を終わらせた。

 するとその裏、一死からこの日ただ一度の打席に入った矢野〔中〕は、2球目、ファーストスイングで変化球をとらえて見事な柵越え弾。1点を追加した。

 そしてこの1点が、結果的には貴重な1点になる。最終7回表、あしたばは長堂選手〔左〕と加島選手〔中〕の連打から反撃、バッテリーミスなどで1点差まで迫り、なお二死一、二塁。それでも最後は飛球を捕手がはじいたのがフェアになり、投手が拾って投ゴロとしてゲームセットに。ハーツの守りでは、セカンドに入った綿貫〔右〕もこの試合4本のゴロを落ち着いてさばき貢献した。

 ハーツはこれでGリーグ3連勝。上位打線がしっかりと打ち、中堅、下位打線もつなぎの意識が見られる攻撃になっているのは心強い。そして何と言っても今年のハーツは投手陣がひと皮むけた感じで安定感を増してきたのが今までと違うところ。同じく全勝のマシンガンズさんとの対戦が大きなヤマになってくるが、投手陣が今の調子を保っていければ、シーズンの最後までいい戦いができる可能性は十分にあるはずだ。

文責【5】

2022.05.21

05月21日 YBC-67戦 13-3

2022年5月21日(土)15:00~17:00
上井草スポーツセンターB面(ホーム)
フリーマッチ
【南海ハーツ vs YBC-67】

H 052 15  13
Y 012 00    3

投:住吉〔勝〕
捕:綿貫-筒井

本塁打:なし
三塁打:なし
二塁打:兵藤(ハ)

 1 (中)久原【24】
 2 (遊)矢野【32】
 3 (投)住吉【 1 】
 4 (捕)綿貫【14】
 5 (三)横井【 6 】
 6 (左)土屋【13】
 7 (一)高松【49】
 8 (二)筒井【18】
 9 (右)兵藤【23】
10(指)角田【 3 】

★ハーツ表彰★
殊勲賞=住吉(2勝目となる完投で、チームを5連勝に導く!)
殊勲賞=兵藤(満塁の場面で、勝負強い2点タイムリー二塁打!)
敢闘賞=久原(チーム唯一のマルチ安打に、2盗塁・2得点)
敢闘賞=角田(5回のチャンスにセンターへのタイムリー)
技能賞=綿貫(依然、好調維持。センターへクリーンヒット)
技能賞=高松(復調の兆し。レフトへ鋭いライナーヒット)
守備賞=土屋(初回のピンチにレフトから低い送球で本塁補殺)
守備賞=横井(2人前の送球ミスを取り返す、5C3のダブルプレー)
守備賞=久原&矢野(最終回最後のアウトは、中遊捕の見事な中継)
山山賞=兵藤(ソックスを忘れるが、二塁打・2四球で出塁率10割)

試合動画

 4月23日以来のYBC-67戦。球場、時間帯、面も同じでの再戦。当然、YBCさんはリベンジに燃えてくる。南海ハーツはその闘志を止められるか。先発はYBCが炎のマサカリ投法・菅野投手〔左〕、ハーツが前週に柵越え本塁打を放ち乗っている住吉〔中〕。1回表、2番の矢野が振り逃げで出塁し三塁まで進むも無得点。その裏、無死二三塁、3番・吉竹選手のレフトフライで、三塁ランナー佐藤選手がホームを狙うが、土屋左翼手が低目に伸びる好返球。綿貫捕手もがっちりキャッチし、タッチアウト〔右〕。初回から守備陣が住吉を助ける。

 試合が動いたのは2回表。二死満塁で、晴れて正式入団が決定した角田〔左〕が左打席に。しっかり振った打球はセカンドの右に転がる。追いついたが、弾いてしまい、この間に2者が生還。ラッキーボーイ的な一振りでハーツが先制。続く1番・久原は三遊間を鋭く抜けるヒット〔中〕。再び満塁とすると、矢野の押し出し死球で3点目。住吉〔右〕は強烈なゴロを放つがショートは腰を落としてキャッチ、二塁フォースアウトと思われたが送球が逸れてしまう。この間にさらに2者が返り、ハーツはラッキーも重なり5-0に。

 点を取った直後に相手を抑えることは勝利の鉄則。それを実践したい住吉だったが、2回裏の先頭打者・大島選手を歩かせてしまう。その大島選手は二盗後に、捕手から投手へ返球される一瞬の隙を見逃さず、三塁を陥れる〔左〕。ここで8番・金子選手〔右〕がライトへライナーヒットで、YBCが反撃開始。

 さあ、ここで差をつけたいハーツは3回表、二死から3死四球で満塁とし、9番・兵藤が打席へ。還暦試合でも対戦した菅野投手のボールにアジャストすると、鋭い打球がセンターの左を抜け、貴重な2点タイムリー二塁打となる〔左〕。この時、走者一掃を期待し、懸命に走る一塁走者の筒井に、サードベースコーチの平(久原)は、本塁突入の指示。しかし俊足の自分の脚で計算してしまったか、タイミングは完全にアウト〔右〕。ここはご愛嬌だったが、スピード感ある?野球で、ハーツベンチは盛り上がる。

 点差をつけられて黙っているわけにはいかない。3回裏のYBC打線は二死から、2番・若林選手〔左〕、4番・吉竹Jr.選手〔中〕にヒットが出て2点を返す。スコアは7-3となり、まだまだどうなるかわからない展開に。ここで5番・大島選手の放ったフライは、二塁手と投手の間あたりに飛ぶ。この日はセカンドとして出場していた筒井が前進前進で球際強くキャッチ〔右〕。さらに点が入っていたら、2回のハーツのようにビッグイニングとなった可能性もあり、相手の勢いを止めた好守備だった。

 4回表からYBCはコントロールの良い吉竹投手〔左〕にスイッチ。一死から久原〔右〕が泳ぎながらもショートの前にゴロを転がし、俊足を生かして内野安打に。すかさず二盗、三盗を決める。

 ここで矢野〔左〕がレフト線にしぶとく落とすヒットを放ち、平が生還。この1点も大きかった。そして陰の首位打者(規定打席未満)、4番・綿貫〔右〕がこの日もセンターへクリーンヒット。先週に続き、どの打順からでもヒットが出る状態を維持できている。

 5回表のハーツはこの回先頭の高松〔左〕がレフトへ完璧なライナーヒット。第1打席でもしっかりミートした打球をレフトに飛ばしており、この一打をきっかけにさらに打撃の調子を上げてほしい。続く筒井〔中〕もファーストへ内野安打。ダブルスチールの後、兵藤が四球を選び無死満塁。ここで10番・角田に打席が巡る。2回に続き、角田〔右〕に回るとビッグイニングになる“持ってる男”が放った打球はふわりと上がり、センターの前に落ちる。しっかり打点を挙げ、チームに貢献。

 ハーツの攻撃はまだ続き、矢野〔左〕、住吉〔中〕が連続犠牲フライ、5番・横井〔右〕がライトへ2点タイムリーで、5得点。13-3とし、試合を決めた。特にこの回の得点シーンはすべてセンターから右への打球。ボールを最後まで見てスイングした各打者の意識が結果に表れたといえる。

 ハーツ先発の住吉は最終5回もマウンドへ。俊足・萩原Jr.選手のサードゴロを処理した横井の送球が浮いてしまい、先頭バッターが出塁。四球で無死一二塁となるが、汚名返上したい横井が、1番・佐藤選手のサードゴロで、三塁を踏み懸命に一塁送球〔左〕。これがダブルプレーとなり、あとアウト一つ。しかし粘るYBCは、若林選手がなんと猛打賞となるセンターへのライナーヒット〔中〕。二塁ランナー小美濃選手がホームを目指すが、センターの横を抜けるかという打球に久原がグラブの先で追いつき、すかさずショートに返球。そしてピッチャーの肩を持つ矢野がダイレクト送球、見事な連係プレーで得点を防ぎ、試合終了〔右〕。

 2勝目を挙げた住吉が試合後に語ったように、この日は野手が投手をよく救った。兵藤の還暦試合以来、投打が噛み合っているハーツはこれで5連勝。今シーズンの戦績を7勝4敗2分とした。次週はGリーグ第3戦(あしたば戦)。もちろん簡単に勝たせてくれる相手ではないが、この良いリズムを保ち続けて、リーグの連勝も積み上げていきたい。

文責【6】

2022.05.14

05月14日 TEAMシゲル戦 8-2

2022年5月14日(土)13:00~15:00
J&Sフィールド(ホーム)
Gリーグ第2戦
【南海ハーツ vs TEAMシゲル】(1回戦)

S 200 00|0  2
H 141 20|x  8  

投:矢野〔勝〕
捕:筒井

本塁打:住吉(ハ)1号
三塁打:小松(シ)
二塁打:小西(ハ)

 1 (遊)住吉【 1 】
 2 (投)矢野【32】
 3 (二)小西【29】
 4 (指)綿貫【14】
 5 (三)横井【 6 】
 6 (中)土屋【13】
 7 (一)高松【49】
 8 (左) 森  【 0 】
 9 (右)兵藤【23】
10(捕)筒井【18】
11(指)山口【31】

控え:角田

スコア:藤本(智)

☆Gリーグ表彰☆
最優秀=住吉選手(南海ハーツ)
 優秀=矢野選手(南海ハーツ)
 優秀=小松選手(TEAMシゲル)

★ハーツ表彰★
殊勲賞=住吉(完璧な打球で、勝ち越し柵越え3ランホームラン!)
殊勲賞=矢野(被安打1の完投で、チームを勝利に導く!)
敢闘賞=小西(ライトへ技ありの二塁打に、好走塁も)
技能賞=綿貫(好調を維持し続け、この日もミラクル安打)
技能賞=兵藤(2つの四球がいずれも得点に結びつく)
技能賞=山口(センターへ会心の今季2本目安打)
守備賞=矢野(足元を襲う投ゴロに素早く反応し、アウトに)
守備賞=森(前進前進で2度のレフトフライを球際強くキャッチ)
山山賞=なし

試合動画

 朝まで雨が降っていたこの日、天候の回復と人工芝で雨に強いJ&Sフィールドのおかげで、無事にGリーグ第2戦が開催できた。試合は、先発の矢野投手が尻上がりの投球で被安打1の完投、打線も初回からよく機能し、南海ハーツがTEAMシゲルに8-2で勝利した。

 第1戦の新宿ブンブン戦に続き、筒井監督が先発のマウンドに送ったのは矢野〔左〕。課題は立ち上がり。この日も1・2番に四死球を与え、ランナーを溜めてしまうが、3番を三振、4番のキャッチャーゴロを筒井が好判断で三封〔中〕。無失点で切り抜けるかと思われた。しかし5番・小松選手が右中間へきれいにミートし〔右〕、2者を迎え入れる三塁打。シゲルが先制する。

 1回裏、ハーツは2番・矢野がエラー出塁すると、盗塁・パスボール・ワイルドピッチと続き、脚だけで1点を返す〔左〕。そして4番に座った天才?綿貫は、殿馬の秘打のように体に近づいてくるボールを避けながらバットの芯に当ててしまう、曲芸的なセンターへのクリーンヒット〔右〕。両軍ベンチからどよめきが湧き起こる。1試合に1度はスポットライトを浴びる千両役者が出塁するも、この回は1点止まり。

 2回裏のハーツは、一死から8番・森〔左〕がサードのグラブの先を抜けるレフト線への技ありヒット。兵藤〔右〕もしっかり四球を選び、山口の投ゴロ送球エラーの間に、2-2の同点とする。

 ここで早くもこの試合のクライマックスが。二死一三塁で打席に入った1番・住吉は完璧なタイミングでバット一閃〔中〕。打球はぐんぐん伸び、なんと左中間のフェンスを越える勝ち越し3ランホームラン! 新背番号1が放った今季第1号で、ハーツは5-2と大きくリードを広げる。

 3回裏、先頭打者は3番の小西〔左〕。普段は豪快なバッティングが持ち味だが、この日は巧打を見せる。小松投手の外角高めの球にポンとバットを合わせると、打球は右へ。それでもライトの頭上を越えてしまうのだから、恐るべきパワー。そして小西は走塁でもチームに貢献。一死三塁で5番・横井は強いゴロを放つも、前進守備のショート正面〔中〕。得点ならずと思われたが、一塁送球を見て、三塁ランナーの小西が果敢にホームを狙う。きわどいタイミングも好走塁でホームイン〔右〕。貴重な追加点となった。

 4回裏、先頭打者の森は2回とほぼ同じ位置にライナーを飛ばす〔左〕。今度は柏木三塁手がグラブに当てるが、捕球はできずレフト線を抜けていく。両軍を通じて唯一のマルチ安打を放った森。今シーズンの若手最年長は気合が違う。このヒットで森は.350となり、首位打者に返り咲いた。そして嬉しいのは筒井監督のタイムリー〔右〕。普段は強気で“男・四番”の筒井だが、Gリーグ2試合では、自らを4番から外している。これまで同様、中心打者としてチームを引っ張ってほしいという声が聞こえるなか、きっちり結果を出した。

 そして山口〔左〕もジャストミートのライナーでセンター前。5回には土屋〔右〕にもレフト線に落ちるヒットが出る。この日はどの打順からもコンスタントに安打が生まれて、打線のつながりを明確に実感できた。

 矢野は1回以降、肩も温まり、どんどん調子を上げていく。2、3回は4人ずつ、そして4~6回はきれいに3人ずつのパーフェクトピッチング。最終回は圧巻の3者連続空振り三振だった。調子を見極めながら、継投を考えていた筒井監督だが、危なげない投球に1イニングずつ矢野の続投を決断。結果的にそれが最後まで続き、矢野は完投勝利。
 南海ハーツとしてはこれ以上ない展開となった。開幕2連勝で首位に浮上。とても嬉しいが、まだ2試合。ここから大小さまざまな高さの山が目の前に現れるだろう。チーム全員の力で、頂を目指し、着実に歩を進めていきたい。

文責【6】

2022.05.07

05月07日 あしたば戦 4-1

2022年5月7日(土)15:00~17:00
東台B面(ホーム)
フリーマッチ
【南海ハーツ vs あしたば】

H 000 301 0  4
A 000 010 0  1

投:住吉-小西〔勝〕-矢野
捕:若松

本塁打:なし
三塁打:小西(ハ)、若松(ハ)、友廣(あ)
二塁打:なし

 1 (左)楓貴※
 2 (三)近藤※
 3 (一)山本※
 4 (捕)若松※
 5 (二)兵藤【23】→藤本【 5 】
 6 (指)高松【49】
 7 (右) 森  【 0 】
 8 (遊)松尾【17】
 9 (中)土屋【13】→横井【 6 】→筒井【18】
10(投)住吉【 1 】→小西【29】→矢野【32】
11(指)角田※
※は助っ人

見学:筒井監督ご家族、上領みずきさん(ともに紅白戦に参加)

★ハーツ表彰★
殊勲賞=住吉、小西、矢野(コーチの助言を受け、完璧な投手リレー。小西は特大三塁打も)
敢闘賞=土屋(横井負傷交代後、中堅に戻り守備の要に)
技能賞=森(2回に左翼へのヒット。守備では右翼で好捕)
守備賞=兵藤(二塁守備でしっかり足を使い、軽快な動き)
山山賞=横井(中堅頭上越えの飛球にジャンピングキャッチを試みるも捕球できず、着地時に転倒。もし捕れていれば、継投ノーヒットノーランの可能性も)

試合動画

 コーチ兼助っ人含め16名というハーツ史上、稀にみる参加メンバーがそろう中での、あしたば戦。フリーマッチにもかかわらず、双方、大きなミスもなく、キビキビとした緊張感あふれる展開となり、7イニングを戦い切ってハーツ4-1の勝利となった。

 勝因はなんといっても、臨時コーチのアドバイスを受けながら好投を続けたハーツ投手陣の頑張り。助っ人陣の素早い動き出しに感化を受けたオリジナルメンバーの堅い守りも、勝利を確実にする一因になった。

 先制したのはハーツ。4回、先頭の楓貴選手〔左〕が四球で出塁すると二盗を決め、一死後、山本選手〔中〕が左前適時打を放つ。続く若松選手〔右〕の右頭上越え三塁打で、山本選手が長駆、本塁まで駆け抜け2点目。

 さらに兵藤〔左〕の浅い中飛で若松選手が激走、本塁を陥れ〔中〕、あしたば主戦の長堂投手〔右〕から、この回一気に3点を奪った。

 ハーツの先発投手は住吉〔左〕。テンポよく内外角に投げ分け、2イニングを完全に抑えた。バトンを受けた小西〔中〕は、先頭打者に四球を許したが、その後の6人を打ち取り、ノーノ―状態で三番手、矢野〔右〕につなぐ。このところ、ジキルとハイドを繰り返す矢野の立ち上がり、先頭打者に死球を与えると、続く打者には中堅頭上を襲う大飛球。この回から中堅の守りに入った横井が必死に捕球を試みるも、あと一歩届かず、球は後方を転々、打者走者は悠々、三塁まで達し、あしたばに1点を返されてしまう。しかし、この日の矢野は、これまでとは違う。試合後「ひと皮むけた」と本人が自信満々語っているように、若松捕手の的確なアドバイスに忠実に反応、力いっぱい投げ込むスタイルから、脱力⇒リリース集中のリズムに切り替えると、バラついていた投球が安定、6回、7回はあしたば打線に付け入るスキを与えなかった。

 この試合を緊張感あふれるものにしたのは、三本柱の好投に加え、助っ人陣の守りのリズムの良さによるところも大きかったのではないか。
 初回の一ゴロ〔左〕、4回の捕ゴロ〔中〕、再三にわたる三ゴロ〔右〕に、左翼への飛球などは、打球方向に目を向けたときには、遠目で見ても、もう何歩も動いている様子がよくわかる。ハーツの野手陣も、そうした動きに知らず知らずのうちに巻き込まれ、まるで、全員が一本のロープでループ状につながれて、一人が動けば、その動きにつられて、周りも同じリズムで動いてしまう、そんな好循環が生まれたのではないか(と個人的には思っている)。守りでの第一歩の大切さを、あらためて実感した一戦だったようにも思う。

 次戦はGリーグ戦。試合後の反省会を含めて、この日、1日の感覚を忘れずに試合に臨めば、結果はおのずとついてくるにちがいない。

文責【23】

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