週刊ハーツ

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2020.06.27

06月27日 恵比寿アタック戦 3-10

2020年6月27日(土)13:00~15:00
荒川戸田橋緑地野球場2面(ビジター)
フリーマッチ
【恵比寿アタック vs 南海ハーツ】

H 010 020     3
A 100 351x  10

投:住吉〔負〕
捕:筒井

本塁打:なし
三塁打:なし
二塁打:なし

 1 (三) 森  【 0 】
 2 (二)綿貫【14】
 3 (一)高松【49】
 4 (捕)筒井【18】
 5 (遊)小西【29】
 6 (投)住吉【51】
 7 (右)山口【31】
 8 (左)持田※
 9 (中)横井【 6 】
10(指)兵藤【23】
※は助っ人

★ハーツ表彰★
殊勲賞=なし
敢闘賞=住吉(久々の実戦登板で6回完投と奮闘。3回まで相手の強打線を1点に抑え、試合をつくった)
技能賞=横井(チーム唯一のヒット&打点)
守備賞=なし
山山賞=なし

動画はコチラ

 東京は板橋区の新高島平。埼玉県に近い荒川戸田橋緑地野球場2面でハーツは恵比寿アタックと対戦。Gリーグ開幕前の最後のフリーマッチとなる一戦は先発の住吉が試合をつくり、3回までは1対1の接戦。4回以降は相手の強力打線が力を出し、失策も絡み、終わってみれば3対10と敗北。それでも緊張感ある試合展開だった。

 久々の実戦のマウンドに登った住吉〔左〕。この一戦は「投げてよし、守ってよし、走っても住よし」と言える活躍だった。
 力一辺倒ではなく、制球力重視の投球はリードする筒井〔右〕も絶賛。内外にコントロールもされ、1回は満塁の窮地を1失点にしのぎ2、3回も走者を背負うも無失点に切り抜ける粘り強さを発揮した。

 4回以降も失点を許すも集中力は切らさなかった住吉。3月21日のコマンドZ戦で珍プレー続出の雪辱を期していた森の空回りの三塁守備(この試合も2失策)にもひるまず強力打線を相手に4奪三振〔左〕。3つの投飛の処理〔中〕、そして三塁内野安打性の当たりも巧みなフィールディングで投ゴロに抑える〔右〕など高い守備力を見せてくれた。

 一方、打線は8四球、3死球を選んだものの、なかなかあと一本が出なかった。安打での得点シーンは2回表の攻撃のみ。前回の試合で腰を痛めていた横井〔左〕が2死一、二塁の場面できれいに左前打。足場がぬかるんだグラウンドも関係なしに住吉が二塁から激走しホームイン〔右〕しての得点だった。

 この時点で1対1。これで勢いづくと思われたが、チームの安打は横井の一本のみ。Gリーグを前に「お祭り打線」の本領発揮とはいかなかった。

 住吉の投球、11四死球奪取以外で収穫があるとすれば、前述の森以外は無失策というところか。遊撃の小西〔左〕はインフィールドフライ宣告の中での落球こそあったが、要領の良さは健在で、大事なところでは広い守備範囲を披露。そして高温多湿の中、ガッツあふれるキャッチングで筒井〔中〕は捕手でフル出場。助っ人の左翼・持田選手、センター・横井も豊富な運動量を発揮。特に横井は腰痛再発の不安を抱えながらも懸命なプレーを見せた。さらに右翼・山口〔右〕も足場の悪いグラウンド、打球が止まることも把握し、左打者の強い打球も対応した。

 Gリーグ初戦を前に自信をつけたいところだったがそうはならず。それでも危機感を持って公式戦初戦に臨めることはハーツにとっては好材料か。待ちわびたGリーグ初戦。相手は新宿ブンブンだ。前回の昨年12月14日の試合でいずれも2安打を放っている久原、綿貫、高松、兵藤を含む参加は12人の予定。手の内を知られている相手とはいえ、目標とする「優勝」へ好発進といきたいところだ。

【文責・背番号0】

2020.06.20

06月20日 Outlaws戦 5-12

2020年6月20日(土)13:00~15:00
舎人公園野球場1面(ビジター)
フリーマッチ
【Outlaws vs 南海ハーツ】

H 002 012   5
O 052 014  12

投:今泉〔負〕-滝村-高松
捕:綿貫

本塁打:なし
三塁打:なし
二塁打:なし

 1 (投)今泉【63】
 2 (左)矢野【32】
 3 (三)高松【49】
 4 (捕)綿貫【14】
 5 (中)小西【29】
 6 (遊)住吉【51】
 7 (一)横井【 6 】
 8 (二)太田【16】
 9 (右)滝村※
10(指)筒井【18】

※は体験参加

★ハーツ表彰★
殊勲賞=なし
敢闘賞=太田(今年も最年長安打記録更新、隙のない走塁で2得点)
技能賞=なし
守備賞=小西(レフトの大飛球を後ろに下がって軽やかにキャッチ)
守備賞=太田(今季守備率10割の見事なセカンド守備)
守備賞=綿貫(バックスピンの捕手前打球に素早く反応し補殺)
守備賞=滝村(センターに抜けそうな当たりをマウンド右で好捕)
山山賞=なし

動画はコチラ

 前日までの雨でグラウンド状態が心配されたが、舎人公園野球場は水捌けがとてもよく、梅雨時の晴れ間を見せてくれた空の下、無事に試合を行うことができた。
 相手のOutlawsとは、2018年8月4日に東台野球場で対戦があり、それ以来の試合。男女混合チームのOutlawsさんは、礼儀正しく、爽やかで、実力もあり、終始楽しい野球の時間となった。

 この日の主役は、文句なしで太田稔、この人であろう。南海ハーツの最年長記録を毎年更新し続けるアイアンマンは、攻走守すべてにおいて“あっぱれ”な活躍。チーム内で一番身体が動いていたのではないだろうか。今回は太田のプレーを中心に試合を追ってゆこう。

 先攻ハーツの上位打線に立ちはだかったのは、投球術が光るOutlawsの先発投手〔左〕。力のあるストレートと切れ味鋭い変化球で的を絞らせない。なんとハーツは初回三者三振。2回も三者凡退で序盤は手も足も出ず。対するハーツの先発・今泉〔中〕もいつも通り抜群のコントロールで初回を三者凡退。投手戦を予想させる立ち上がりとなった。そして早速初回にセカンド太田〔右〕の守備機会が訪れる。右寄りのゴロに素早い脚の回転で追いつき、余裕を持った一塁送球。まったく無駄のない動きだった。

 試合が動いたのは2回裏。Outlaws4番打者〔左〕の左中間二塁打の後、5番〔中〕のセンター前ヒットで三本間に挟まれたランナーがホームイン。1点を先制すると、そこから打線がつながる。7番の女子選手〔右〕が巧みなバットコントロールでレフトへ流し打ちヒットを放つなど、計5得点。迫力のある攻撃だった。

 反撃したいハーツは3回表、一死から8番太田〔1左〕が四球で出塁すると、パスボールに反応よく二塁を陥れる〔1中〕。そして1番今泉〔1右〕のセカンドゴロで、二塁ランナー太田は送球の隙を見逃さず、なんと一気にホームへ。セーフのゼスチャーをしながら、忍者のようにホームイン〔2左〕。若手選手でもなかなかできない好走塁で、ハーツも1点を返す。
 続く2番矢野〔2中〕は、太田の紹介でハーツの野球に参加し始め、この日に入団宣言もしてくれた。背番号は【32】を希望し、大先輩太田【16】の2倍は活躍する(これは校正者・太田氏の分析です)という宣言とも受け取れる。フルカウントまでよく粘り四球を選ぶ、きっちりとした仕事ぶりで二死満塁。ここで迎えるはチームの主砲・3番高松〔2右〕。タイムリーとはいかなかったものの、こちらも貫録の押し出し四球。ハーツは2-5とし、接戦に持ち込めるかという展開に。

 3回裏からマウンドに登ったのは、体験参加後初登板となった滝村投手〔左〕。この回こそ、連続でヒットを浴び2点を失ったものの、タイミングの取りづらい投球フォームとボールの軌道で2イニングを無難に切り抜ける。自らの好フィールディング〔中〕もピンチを救った。捕手の綿貫〔右〕もハーフバウンドの小フライに的確に反応し、落ち着いて一塁送球。バッテリーの動きが機敏だった。

 この日の太田は本当に当たっていた。5回表、先頭打者として登場すると、デッドボールで出塁〔左〕。牽制エラーの間に、すかさず二進。出塁したかと思えば、すぐに自慢の足を活かす。ここで、午前中に仕事を終え10番打者として出場した筒井〔中〕が、いつもの豪快な引っ張り打球ではなく、ライトとファーストとセカンドのちょうど中間にポトリと落とす頭脳的なヒットでチャンスメイク。続く今泉のピッチャーゴロで投手は二塁へ送球。ゲッツーを防ぐ意味もあったか、三塁ランナー太田は止まらぬ脚で、これまた見事なスライディングを見せホームイン〔右〕。5回までのハーツの3得点のうち、2点は太田の判断力と足でもぎ取ったものだ。

 試合も終盤、5回からは高松監督〔左〕が登板し、最終6回までを投げ切る。守備に足を引っ張られる場面もあったが、動じることのない落ち着いた投球ぶりはこの日に限らず見事だ。Outlawsの打者で目立ったのは、背番号5の水上選手〔右〕。3打数3安打、2本の二塁打と、左打席でのシュアな打撃が印象に残った。

 本戦評を締めくくるのは、またも太田だ。6回表、ハーツは簡単に二死を取られたが、5番小西〔左〕がしっかり四球を選ぶ。6番住吉〔右〕もつなぎの打撃で内野安打。そして打席に向かうのは太田。かなりスピードのある投手から、コンパクトなスイングでジャストミート。この試合、ハーツのメンバーでただ一人、会心の当たりでのレフト前ヒットを放つ〔中〕。これで最年長安打記録を順当に更新。この先どこまでも伸ばしていく勢いだ。

 この日の太田は、3打席で1打数1安打、1四球、1死球。2020年シーズンで、打率10割、出塁率10割、守備率10割。おまけに好走塁も連発。草野球人として、遠き目標とすべき素晴らしい活躍に、心からの拍手を送ろう。

【文責・背番号6】

2020.06.06

06月06日 アメーバ戦 14-2

2020年6月6日(土)11:00~13:00
台東リバーサイドスポーツセンター野球場A面(ビジター)
フリーマッチ
【アメーバ vs 南海ハーツ】

A 002 000 0x 2
H 200 039     6

投:今泉-高松〔勝〕-兵藤
捕:綿貫

本塁打:なし
三塁打:横井
二塁打:筒井

 1 (投)今泉【63】
 2 (捕)綿貫【14】
 3 (三)高松【49】
 4 (右)筒井【18】
 5 (遊)住吉【51】
 6 (左)横井【 6 】
 7 (二)兵藤【23】
 8 (一)藤本【 5 】
 9 (中)滝村※

※は体験参加

★ハーツ表彰★
殊勲賞=住吉(先制2点適時打を含む3安打)
敢闘賞=今泉(先発で3回自責点0、試合を作る)
敢闘賞=綿貫(暑さの中、最後までマスクをかぶり、2安打も)
技能賞=横井(久しぶりに見た長打)
技能賞=兵藤(還暦を迎えて、なお進化していると思われる強烈なヒット)
守備賞=兵藤(レフトでの堅実な守備)
山山賞=なし

動画はコチラ

 緊急事態宣言の解除を受け、チームとしても約2カ月半ぶりの活動。仕事もテレワークになっていたりする状況の中とあって、入場時の検温や、円陣、試合前後の集合しての挨拶を省略する、ベンチでも極力密な状態を避けるなど、さまざまな注意を払いながらのゲームとなった。
 ステイホームが続き、プレー自体が何カ月かぶりというメンバーもある程度いたはずで、まずはケガを避けつつボールになじむ、同時にコロナウイルス感染防止対策下での行動様式になじむ、というところがテーマになった。

 ゲームのほうは、久びさのプレーという部分が守備で多く出てしまい、球際でバタつくようなプレーが次々と出てチーム計8失策。7イニング中4度も先頭打者を失策で出塁させるという、ピッチャーには酷な展開となったが、先発の今泉〔左〕が3回、高松〔中〕が3回、兵藤〔右〕が1回、それぞれエラーで足を引っ張られた後も気持ちを崩さず、冷静に投げてピンチを切り抜け、相手打線を2安打、2失点(もちろん自責点は0)と抑え込んだのが光った。今泉は3回1四球、高松は3回無四球と、失策の後に四球で走者を重ねてためることがなかったのが、少ない失点で切り抜けられる要因となった。

 一方、攻撃のほうは、1回に二死二、三塁から住吉〔左〕の2点適時打で先制したあと、前半は抑えられていたが、後半に入って爆発。同点に追いつかれた後の5回裏、無死二、三塁から内野ゴロの間に勝ち越すと、住吉の投横内野安打〔中〕で1点、さらに横井〔右〕が左越えに三塁打を放ってリードを奪った。

 6回には死球と滝村〔左〕の中前打でチャンスをつかみ、綿貫〔中〕がしぶとく右前適時打。野選で1点加えてなお満塁から筒井〔右〕がレフトへ2点二塁打を放ち四番の仕事。

 住吉の足で稼いだ適時内野安打〔左〕、横井の中犠飛〔中〕、その後も滝村のライトゴロ、今泉の適時内野安打〔右〕などが続き、打者14人を送り込んで9点を挙げ、勝負を決めた。

 打線のほうは、このほか兵藤〔左〕、藤本〔右〕にもクリーンヒットが出ており、全員安打こそあと1人で逃したが11安打と、さほどブランクを感じさせなかった。あとはより速いタイプの投手が出てきたときにこなせれば本調子、という形になるか。

 まずは快勝で再スタートを切ったハーツ。試合後の飲み会レビューができないのはちょっと寂しいが、まだしばらくは我慢。まずはプレーができるようになったことをかみしめつつ、次は守備での球際にも、感染予防の行動様式にも、もっとしっかり慣れていきたいところだ。

【文責・背番号5】

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