週刊ハーツ

2023.06.25

06月25日 早稲田ベースボールクラブ戦 10-5

2023年6月25日(土)09:30~11:00
西戸山公園
シニアリーグ第2戦
【南海ハーツ vs 早稲田ベースボールクラブ】

H  213 4  10
W 400 1    5

投:高松〔勝〕

1(遊)一井【 1 】
2(一)筒井【18】
3(投)高松【49】
4(捕)綿貫【14】
5(二)兵藤【23】
6(三)渡部【10】→太田【16】
7(左)岩田【36】
8(中)丸山【39】
9(右)藤本【 5 】→中原【44】

★ハーツ表彰★
殊勲賞=一井(好機に長打2本で5打点!)
敢闘賞=渡部(マルチ安打に3盗塁)
技能賞=筒井(好走塁で先制点生む)
技能賞=岩田(うまく合わせて中前に初安打)
守備賞=渡部(サードで3つのアウトを取る)
守備賞=丸山(センターライナーを難なく捕球)
山山賞=綿貫(イップスに陥りながらも最後まで守り抜く)

 勝った。勝ててしまった。
 壮行試合から開幕戦と守備陣がボロボロ、「勝利など夢のまた夢?」とも思われていたシニアチームが、第2戦で見事に初勝利をマークした。

 1回表、ハーツは筒井のチーム初安打から一死一、二塁とすると、綿貫の二ゴロが相手の失策を誘い、なおボールが少し転がる間に、二走の筒井がスピードを緩めることなくホームを突く好走塁で先制。さらに敵失で加点した。
 しかし、1回裏まではこれまでとあまり変わらぬシニアチーム。連打から2四球で押し出しの1点を失うと、なお満塁から左越えの長打と、絵に描いたような大量失点パターンでこの回4失点、逆転を許した。

 しかしこの日のハーツは、2回に敵失で1点差と詰めると、その裏、センターを襲うライナーを丸山が難なくさばくプレーもあって、高松が3者凡退に打ち取り、リズムを変える。
 そして3回表、渡部のヒットから二死一、二塁のチャンスをつくると、一井がレフトオーバーの二塁打を放ち逆転。さらに押し出しで1点を追加した。

 ヤマ場はその裏。二死二、三塁となり、打順は七番ながら、前の打席でレフトオーバーを打っている、相手打線で最も振りのいい打者を迎えた。机上の計算では四球を頭に置いての攻めも考えられる場面だが、実戦感覚では、ここは気持ちで引いてはいけないところ。高松が見事遊飛に打ち取り、この時点でハーツは勝ちへの流れをつかんだ。

 4回表、ハーツは渡部のこの日2本目のヒットと岩田の初安打から一死満塁とし、ここで一井が今度は左中間へ三塁打して走者一掃。さらに高松の中前適時打でダメ押し点を挙げた。大量リードを得た高松は落ち着いてその裏を1失点にしのぎ、見事に白星を手にした。

 この日の勝利は、無論、助っ人的な立場で参加し、チャンスに強打を発揮、5打点を挙げてくれた一井の働きに負うところが大きかったことは間違いないが、「シニアチームでもこうすれば勝てる」ということが見えたゲームでもあった。

 まず攻撃は、何とかかんとかアウトを取られずつないでいけば、何点かは入ること。そして守備陣は取れるアウトを1つ1つ重ねていくこと。この日は打球を捕り損なってヒットにしたり、エラーになったりはあったが、せっかく捕ったのに送球ミス、というのは一つもなかった。そして、四球が絡まなければそんなに大量点にはならないこと。この回は2四球の1回に4失点、4回の失点も四球の走者だが、無四球の2回、3回は無失点だった。どれも野球の常識、というか、当たり前のことではあるが、特別すごいプレーができるわけでもないシニアでは、やはりその原点に立ち返ることが勝利への道だ。この守備陣で7回21個のアウトを取ろうと思うと大変だが、展開次第ではこの日のように12個とか、15個のアウトでも勝てるのだ。それなら1つ1つ重ねていけば何とかできそうな気もしてくる。

 この日、シニアチームとして初めて得た成功体験。それを財産として次につなげていければ、われわれはこの先もまだまだ、野球を楽しんでいくことができる。

文責【5】

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