週刊ハーツ

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2023.08.26

08月26日 雨天中止

 先週は猛暑の中、Gリーグシゲル戦で惜敗。各選手、課題を見出しクリアするため迎える対戦相手は初対戦のバンディッツ。歴史は南海ハーツよりも長く結束力のあるチームだ。
 各選手、上野恩賜公園野球場に集合し、試合開始だ…。と思いきや雲行きが怪しくなり試合前に局地的な大雨! 止むのを待つ一同だが止む気配なくグラウンドはコンディション不良となり結果、雨天中止となった。解散かと思いきや…。ここで終わらないのが南海ハーツである。
 南海ハーツから“飲み”ハーツに気持ちを切り替え、各選手は上野の飲み屋街へと足を進めるのであった。

 南海ハーツは試合の有無にかかわらず飲み会を大切にするチームである。飲み会で各選手コミュニケーションを図りながら結束を深めているのである。これが南海ハーツの強みである。週一でしか会わない中で結束力を深めるのには飲み会が最適である。これをなくして南海ハーツは語れないくらいだ。各選手、楽しく飲みを重ねながらチーム力を高め、次週のGリーグ中野マシンガンズ戦に挑むのであった。

 試合の雨天中止は、各選手のモチベーションに水を差す結果となったが、前向きに捉えれば一時の休息と考え、体のケアに時間を充てることが出来るのではないか…。次週のマシンガンズ戦は心身ともに充実した南海ハーツの各選手の姿がグラウンドに存在するだろう。それを期待したい!!

文責【3】

2023.08.19

08月19日 TEAMシゲル戦 6-7

2023年8月19日(土)15:00~17:00
世田谷公園B面(ビジター)
Gリーグ第8戦
【TEAMシゲル vs 南海ハーツ】(2回戦)

H 103 11  6
S 301 30  7

投:矢野〔負〕-高松

 1 (一)高松【49】
 2 (中)綿貫【14】
 3 (投)矢野【32】
 4 (捕)筒井【18】
 5 (二)兵藤【23】
 6 (三)横井【 6 】
 7 (左)丸山【39】
 8 (遊)菊池【 8 】
 9 (右)角田【 3 】
10(指)太田【16】

☆Gリーグ表彰☆
最優秀=瀧谷選手(TEAMシゲル)
 優秀=生沼選手(TEAMシゲル)
 優秀=綿貫選手(南海ハーツ)

★ハーツ表彰★
敢闘賞=綿貫(久しぶりの参加でしっかり貢献。同点2ランホームラン)
敢闘賞=高松(執念の勝ち越し内野安打。全出塁3盗塁2得点。リリーフでも好投)
技能賞=矢野(先発としての責任を果たす。初回に先制タイムリー。3盗塁に好走塁でホームインも)
技能賞=兵藤(最終回にレフト前ヒットでチャンスメイク。打点も1)
守備賞=高松(強烈なピッチャーライナーを完璧キャッチ)

試合動画

 Gリーグ第8戦、TEAMシゲルとの2回戦は、酷暑のなか、初回から点を取り合う展開となったが、最終5回、ハーツの反撃もあと一歩及ばず、6対7の悔しい敗戦となった。

 両チームの放った安打は、ともに1本塁打を含む5安打、奪った四死球も、ハーツ8個に対しTEAMシゲルが7個とほぼ互角。結果だけを見れば、立ち上がり先発矢野の制球の乱れから一死満塁のピンチを招き、1安打で3点を失った初回の守りが悔やまれる。

 とはいえ、この試合のハーツは、最後まで集中力を切らさず、チャンスをしっかり得点に結びつけた。四球出塁後、二盗、三盗を決めた高松を、右前安打でホームに還した矢野の先制打。2点のビハインドの場面、四球出塁の高松を二塁に置き、久々、出場の綿貫が放った同点2点本塁打〔下写真〕。二死二三塁から緩い当たりの内野ゴロで懸命に一塁を駆け抜け逆転の一打にした高松の疾走。2点を追う5回、一死二三塁からの監督横井の適時打。攻撃のかたちはけっして悪くはなかった。古希を過ぎた太田の二盗も印象的だった。

 守りの面では、左⇒三⇒捕とつないで追加点を阻んだ連携プレーは見ごたえがあった。救援登板の高松は火の出るようなライナーを好捕。初回一死二三塁、前進守備から投手脇を抜ける打球を軽快にさばき、アウトカウントを増やした遊撃菊池の守りも試合を締めた。その一方で、二塁手、右翼手の声の連携ミスで凡打から出塁を許してしまった(記録は右失)シーンもあった。

 内容を振り返れば、けっして悪いゲームではなかったが、この敗戦で、Gリーグ戦は5勝3敗、目標とする優勝が少し遠くなってしまった。

文責【23】

2023.08.19

週刊ハーツ 増刊号「声」

 夏の甲子園も大詰めを迎えている。
 制覇するチームが気になるところだが、我ら南海ハーツもGリーグの優勝戦線にいる。

 攻守の戦力に加えて、もう一つの力は「声」である。
 自チームの選手を鼓舞する声、相手チームの好プレーを称える声。
 草野球において、声の存在はとても大きい。
 エールに励まされ、自分の力以上の結果を打席で表現できたり、逆に心無い声によって意気消沈してしまうことだってあるだろう。
 野球とは“心”のスポーツと思う所以だ。

 今年の南海ハーツで声が一番印象に残るのは新入団の丸山さん【39】だ。高松さん【49】の大学の同級生で、当時から野球センスにあふれていたそう。2023年は南海ハーツにとって記念すべき年で、シニアリーグ参戦初年度である。それに伴い、丸山さん、岩田さん【36(仮)】、中原さん【44】がメンバーに加わった。それぞれに野球を楽しみながら、新たな力としてハーツ野球に貢献してくれている。3人ともシニアの試合だけでなく、スケジュールが合えば土曜の野球にも参加し、チームに馴染んでいる。

 丸山さんの太く力強い声はグラウンドにしっかりと響きわたる。試合後のチーム飲みでは物静かでノンアル。賑やかで大酒飲みのハーツメンバーの中では異色の存在だ。野球部経験も大きいのだと思うが、丸山さんは内外野どこを守っていても、投手に対し、仲間のプレーに対し、鼓舞する前向きな声を常にかけてくれる。はっきりと耳に届くのだ。素晴らしい声だと思う。
 外野がメインの土屋さん(つっちー)【13】も同様に前向きな声かけが印象に残る選手だ。つっちーもまた物静かで真面目、チーム運営面でも堅実に貢献してくれる若手期待の星である。
 普段静かなメンバーほど、内に大いなる情熱を秘めていて、試合時にそれが自然に現れてくるのではないかとも思う。

 そうそう、声といえば思い出すのは、私が東京Crazy9というチームで主に火曜に草野球をしていた頃、当時の自分は打撃も守備も三流で、なかなかチームに貢献できないことが歯痒く、そしてメンバーに申し訳なく思っていた。それと同時に選手としての危機感も……。このままではいけないと。そんな気持ちで迎えたある夏の試合、一つの誓いを立てた。攻守走の技術的なことではなく、ただひたすらに声を出し続けようと。グラウンドでもベンチでも、試合の最初から最後まで、誰より大きな声を! そうしたら、不思議と打席でも結果が出て、ボテボテの内野安打を含む人生初の猛打賞。この時、急に視野が開けた気がして、素振りなど練習に打ち込む日々のきっかけになった。
 声を出し、声に救われた夏の日。今もこの胸に残っている。

文責【6】

2023.08.05

08月05日 ビッグアプセット戦 2-19

2023年8月5日(土)13:00~15:00
上井草スポーツセンターB面(ホーム)
フリーマッチ
【南海ハーツ vs ビッグアプセット】

NH 100 01|0   2
BU 593 20|x  19

投:小西〔負〕-矢野-高松

1 (遊)矢野【32】
2 (中)宮本【19】
3 (投)小西【29】
4 (三)高松【49】
5 (捕)筒井【18】→角田【 3 】
6 (右)山口【31】
7 (左)丸山【39】
8 (一)藤本【 5 】
9 (二)横井【 6 】

スコア:藤本(智)

★ハーツ表彰★
敢闘賞=高松(ロングリリーフで安定したピッチング)
敢闘賞=小西(チーム全打点、2本のタイムリー)
技能賞=宮本(センターへ強い打球のクリーンヒット)
守備賞=筒井(暑いなか、フルマスクでチームを鼓舞)
守備賞=矢野(ナイス中継でショートから本塁補殺)
守備賞=小西(好判断で三塁を狙ったランナーを刺す)
辻本賞=角田(コーチャーや投球練習時の受け手としてチームをサポート)

試合動画

 猛暑が続き、強い日差しが照りつけるなか、迎える本戦。8/19のGリーグに向けて、最後の練習試合。相手は強敵、ビッグアプセット。現在Gリーグ首位を走る南海ハーツは、順位がいつ入れ替わってもおかしくない。この試合を勝ちで終え、励みをつけ、次戦のGリーグを迎えたいところだ。

 初回、相手のエラーで出塁した矢野が宮本の内野ゴロにより二塁まで進み、打席には3番小西。タイムリーヒットを放ちセカンドから矢野が返り幸先よく先制。

 その裏、マウンドに上がるのは先発の小西。先頭打者にフォアボールを与えてしまうと、その後もコントロールが定まらず同点に追いつかれ、逆転を許す。ここで遊撃に入っていた矢野にスイッチ。小西は無念の降板となった。南海ハーツは初回に5失点、苦しいスタートに。

 早い回からマウンドを託された矢野であったが、緊急登板の難しさなのか、2回はコントロールが定まらない。こちらも四球で失点を重ねたところで、本日登板予定のなかった高松にマウンドを譲る。実績豊富な高松は失点を許しながらも、要所を押さえるピッチングを見せ、ロングリリーフを担った。

 高松の姿を見た各選手が一矢報いたい気持ちが高まりつつあるなか迎えた5回表、南海ハーツの攻撃。1アウトで、打席に入ったのは横井。好投を続けてきた相手投手から、しぶとくライトへヒットを放ち、ネクストバッターの初球に盗塁を決め、宮本もセンターへクリーンヒットを放ち、1アウト1、3塁。最後のチャンスで、小西に巡る。エースピッチャーはもちろんこの回も無失点で抑えたい。対する29番の背中からは、必ずランナーを返すというオーラが感じられる。そして勝負球は、レフトへ電光石火のごとく運ばれ、それを見たランナー横井がゆっくりとホームイン。一塁ベース上には、投手としては結果を出せなかったかもしれないが、チームのクリーンナップを任され、重圧に打ち勝ち、打者としてきっちり結果を出す小西の姿があった。

 スコアは2-19で悔しい敗戦となったが、南海ハーツは、この試合で何か重要な気づきを得られたかもしれない。負けゲームこそ、学ぶべきところは多いものだ。各選手は誰一人下を向かず、真夏のグラウンドをあとにした。

文責【3】

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