週刊ハーツ

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2022.06.25

06月25日 YBC-67戦 0-9

2022年6月25日(土)13:00~15:00
西戸山公園(ビジター)
フリーマッチ
【YBC-67 vs 南海ハーツ】

H 000 000 0  0
Y 601 110 x  9

投:宮本〔負〕-高松-住吉
捕:横井-綿貫

本塁打:なし
三塁打:なし
二塁打:大島(Y)、佐藤(Y)

 1 (中)久原【24】
 2 (右)渡部【10】
 3 (三)小西【29】
 4 (遊)住吉【 1 】
 5 (二)矢野【32】
 6 (指)綿貫【14】
 7 (左)土屋【13】
 8 (捕)横井【 6 】
 9 (指)高松【49】
10(投)宮本【19】
11(一)筒井【18】
12(指)角田【 3 】

スコア:藤本(智)

★ハーツ表彰★
殊勲賞=なし
敢闘賞=高松(スクランブル登板も慌てることなく2イニングをきっちり)
敢闘賞=角田(基本に忠実なライトの守備で、チームに貢献)
技能賞=宮本(打撃好調、この日もセンターへライナーヒット)
守備賞=土屋(抜けそうなレフトへの当たりをファインプレー)
守備賞=小西(数多いサードゴロをしっかり捌き、送球も安定)
山山賞=綿貫(連続試合安打更新ならず、悔しいライトゴロ)
山山賞=渡部(満塁で頭脳プレー? セカンドから好送球で本塁封殺)
山山賞=久原(センターの名手が、プロ仕様?のアイブラックで目測を誤る)

試合動画

 今シーズン3度目のYBC-67戦は、打線が散発3安打と沈黙、初回の失点も響き、0-9の完封負け。南海ハーツはここまで2連勝だったが、YBCさんのきっちりした野球の前に、手も足も出ず、対戦成績は2勝1敗となった。

 YBCの先発は、鉄腕・菅野投手〔左〕。ハーツの1番は元気印の久原だが、30歳差も何のその、冷静にショートフライに打ち取る〔中〕。2番は久しぶりに参加の渡部〔右〕。きっちり球を見極め四球出塁するが、初回のハーツは無得点。

 一方、ハーツの先発は、志願登板の宮本〔左〕。前週に1イニング無失点でしっかり調整し、満を持してのマウンドとなる長身サウスポー。ハーツベンチも期待をかけるが、この日は制球に苦しむ。1~5番まで5四死球で2点を失ったところで、筒井監督は高松投手〔右〕にスイッチ。

 ここで勝負強い大島選手〔左〕の放った当たりはセンターへ。名手・平は一瞬前進するが、打球はその上を越えてフェンスへと。2点タイムリー二塁打となり、4-0。無死満塁から、8番・若林選手〔中〕は会心の打球。しかしここはレフトの土屋がファインプレーでフライをキャッチ。ただし犠牲フライには十分で1点追加。9番・菅野選手〔右〕もしぶとくライト線にタイムリーを放ち、何とこの回、打者一巡で計6点。YBCは実質的に初回で勝負を決める。

 何とか反撃したいハーツは2回表、5番・矢野〔左〕が三塁線を抜けるヒットを放つ。しかし、その後の綿貫、土屋、横井〔右〕が全く打てず、菅野投手の快調なピッチングが続く。

 2回裏の高松は一死一二塁で投ゴロに素早く反応〔中〕、三封し、ゲッツーなるかと思われたが、一塁の筒井が珍しくイージー送球を捕球できず。しかし高松は次打者を抑え、この回無失点。2イニングをしっかりと投げ切る。

 YBCは7月に控える公式戦を見据え、3回に好投の菅野投手から松本投手〔中〕にスイッチ。継投を選んだ。その松本投手は春の大会で完封勝利でチームを準決勝に導いているだけあって、安定感抜群。2イニングを1四球のみ、被安打0でハーツを抑える。

 ハーツは3回裏から住吉〔左〕が登板。前週は最後を任されたが、すぐに時間切れとなり、ほとんど投げられなかったこともあり、この日は筒井監督からロングリリーフを託される。一死から7番・佐藤選手がタイミングばっちりでレフトヘ二塁打〔右〕。その後、三盗を仕掛けた際にキャッチャーの横井が三塁へワンバンを放ってしまい、外野へ抜け、佐藤選手がホームイン。ここは代わったばかりの住吉を助けるプレーを見せてほしかった。

 4回裏のYBCは一死一二塁から、当たっている2番・吉竹選手〔左〕がレフトへ会心のタイムリー。集中力のある攻撃で追加点を挙げ、8-0とリードを広げる。その吉竹選手は5回からマウンドへ〔中〕。まさに投打の二刀流だ。一死一塁となったところで、ハーツのエンターテイナー・綿貫が打席へ。連続試合安打を継続したい綿貫は、ファウルで粘り、得意のライトへゴロを放つ。一二塁間を破る完全なヒットコースなのだが、ライトの鈴木選手が猛ダッシュ。無駄のない打球処理で、一塁送球。綿貫も全く無駄なく足を動かし、最後はスライディングのようなかたちになり、タイミングはほぼ同時〔右〕。しかし審判は高々と右手を挙げアウト。この日、いいところのなかったハーツ打線の中で、ベンチがいちばん盛り上がった瞬間だった。

 5回裏、YBCは先頭の4番・鈴木選手〔左〕がレフトへ安打。その後、満塁となり、佐藤選手が押し出し死球。続く若林選手の打球はセカンドに上がる。インフィールドフライかと思われたが、コールはされておらず、渡部は捕球はできなかったが、冷静にホームへストライク送球し、ホースアウト〔右〕。綿貫も好判断で三塁へ送球し、ダブルプレー。

 6回表のハーツは二死から、このところ当たっている宮本〔左〕がセンターへライナーヒット。続く筒井〔中〕は三塁線へ内野安打。チャンスを作るが、12番・角田〔右〕がセカンドゴロに打ち取られ、得点ならず。

 6回裏一死からショートゴロを横井が痛い送球エラー。ランナーを出してしまうが、ここで次打者のライトフライを角田〔中〕が落下点にしっかり入りキャッチ。基本に忠実なプレーで投手を助ける。個人練習を欠かさない角田の努力が目に見えるかたちで出始めている。住吉は計4イニングをねばり強く投げ切った。

 ハーツは最終7回も吉竹投手に三者凡退に抑えられ、抵抗もできないまま完封負け。YBCさんにとっては物足りない試合になってしまったかもしれない。しかし渡部〔中〕が4回にいい当たりのライトフライを放つなど、今後につながる場面は嬉しい。サードを守った小西の堅守も光る。猛暑が続くなか、次週はあしたばさんとのGリーグ第4戦。開幕3連勝の勢いを継続し、首位を走るマシンガンズさんに離れずついていきたい。

文責【6】

2022.06.18

06月18日 BlueWings戦 14-4

2022年6月18日(土)14:00~16:00
多摩川六郷橋緑地1号面(ビジター)
フリーマッチ
【BlueWings vs 南海ハーツ】

H 271 004|0  14
B 030 100|x    4

投:小西〔勝〕-高松-宮本-矢野-住吉
捕:住吉-横井-筒井

本塁打:小西(H)2号
三塁打:久原(H)、田辺(B)
二塁打:小西(H)、新野(B)

 1 (左)久原【24】
 2 (遊)矢野【32】
 3 (投)小西【29】
 4 (二)筒井【18】
 5 (捕)住吉【 1 】
 6 (三)横井【 6 】
 7 (一)高松【49】
 8 (中) 森  【 0 】
 9 (右)宮本【19】
10(指)角田【 3 】

スコア:藤本(智)

★ハーツ表彰★
殊勲賞=小西(本塁打&二塁打の4打点に、先発好投でさすがの大活躍!)
敢闘賞=久原(俊足を生かした三塁打に、1盗塁、2得点)
技能賞=宮本(2回に完璧なレフトへのライナーでタイムリー&1イニング0封)
守備賞=住吉&小西(5回5-4-3の見事なゲッツーで、宮本投手を守り立てる)
守備賞=宮本(ホームを狙う走者に対し、素早いベースカバーでタッチアウト)
守備賞=横井(三遊間を抜けそうなゴロを逆シングルでキャッチし、二封)
山山賞=なし

試合動画

 ここ2試合、打線が湿っていた南海ハーツが、初回からの猛攻で計14得点。5投手の小刻みリレーで、初対戦のBlueWingsさんを4点に抑え、14-4で快勝。「打線の奮起で勝とう」という試合前の筒井監督の言葉を体現した試合となった。

 1回表、ハーツは一死一塁で3番・小西〔左〕が外角低めのスライダーをうまく掬い上げ、技ありの二塁打で先制。4番・筒井〔中〕はレフトへ完璧に弾き返し、チャンスメイク。二死二三塁で、6番・横井〔右〕の放った打球は一塁手の後方へ。ミットを差し出すも捕ることができず、タイムリーとなり2-0。

 ハーツの先発は小西〔左〕。強肩の住吉〔中〕とバッテリーを組む。立ち上がりの小西は圧巻のピッチング。力のある直球を軸に、三者連続空振り三振で〔右〕、素晴らしい投球を披露する。

 BlueWings先発の迫田投手〔左〕は、緩急とコントロールで勝負するタイプ。2回表、ハーツ打線が襲いかかる。エラー出塁の森が二盗後に三進すると、9番・宮本〔中〕が強いライナーをレフトヘ。見事なタイムリーとなり、3点目。久原のサードゴロエラーで宮本がホームインすると、矢野〔右〕のショート後方へのフライはラッキーなヒット。

 一死二三塁で、小西の放った打球は左中間を深々と抜けていく完璧な当たり〔中〕。豪快な第2号ランニング3ラン本塁打となり、7-0と序盤から優位な展開に。小西はホームランダービーでもトップの住吉に並んだ。

 ここからさらに打線がつながったのが収穫だ。二死から住吉が四球出塁すると、横井はバットコントロールでライト前に運ぶ〔左〕。そして二死二三塁から、7番・高松〔右〕が勝負強くレフトへ2点タイムリー。ハーツは9-0と久しぶりに打線が爆発する。

 BlueWingsも黙ってはいない。2回裏、四死球と10番・吉田選手〔中〕のセンター前すれすれでバウンドした2点タイムリーなどで計3点。この時、打球をバックアップしたショート矢野の好判断で、一塁ランナーを三塁で刺し、ピンチを脱する。

 3回表、ハーツは背番号3を初披露した角田〔左〕が打席へ。セカンドゴロに倒れるが、ここから実績を重ねてもらいたい。二死となるが、1番・久原〔中〕がしっかりと振り抜いた打球はレフトを越え、俊足を生かし、楽々の三塁打。ここで2番・矢野〔右〕が勝負強くセンターの前に打球を運び、タイムリーで10点目。

 3回裏の高松〔左〕から、ハーツは小刻み継投へ。一死後、この試合も住吉〔中〕がキャッチャーフライを好捕。高松は安定感を見せ、この回無失点。4回裏は先頭の4番・田辺選手が右中間を破る三塁打を放つ〔右〕。この時、中継が乱れ、テイクワンベースで1点。10-4と点差を詰める。

 5回裏には宮本〔左〕が久しぶりの登板。無死一塁で、サード住吉、セカンド小西のコンビが宮本を助ける〔中〕。サードゴロで、互いに無駄のない動きでゲッツーを取る。その後、二死二三塁となるが、投球が後ろに逸れ、ホームへ突進した三塁走者を宮本が見事なベースカバーでタッチアウト〔右〕。自らを救うプレーで無失点。

 6回表からBlueWingsは球に力のある原北投手にスイッチ。二死後、筒井が死球で出て、5番・住吉〔左〕が強烈なレフト前ヒット。満塁となり、高松がしっかり見極め、押し出し四球。打撃改造中の8番・森〔中〕がセンターへ2点タイムリー。続く宮本〔右〕のファーストへのゴロが内野安打となり、さらに1点追加。ハーツは14-4とし、試合を決める。

 6回裏には矢野〔左〕がマウンドへ。一死一塁で、3番・DAVE選手の放ったショート左のゴロを横井〔右〕が逆シングルでキャッチし、二塁へ送球。受けた小西は一塁へ転送。ここもダブルプレーかと思われたが、惜しくも一塁はセーフ。しかし矢野は次打者をサードゴロに仕留め、無失点で終える。

 最終回、5人目の投手は住吉〔中〕。ヒット1本に、四球を与えたところで、なんと時間がなくなり試合終了。アウトを取る前に数球で終わってしまった住吉には消化不良だったかもしれないが、草野球に時間との戦いはつきもの。また次回の登板に期待しよう。

 これだけ両チームが塁上を賑わしながら、7回裏まで進んだ試合。投手交代も多かったが、両軍投手のテンポの良さがスムーズに進んだ理由かもしれない。ハーツは計13安打。過去2試合に苦しんだ打線も元気を取り戻した。
 次週はライバルYBC-67戦。勝利に向けて、いろいろ作戦を練ってくるだろう。YBCさんのホームグラウンドでの戦い。この日の投打の噛み合いを保ちながら、西戸山公園に乗り込みたい。

文責【6】

2022.06.11

06月11日 ラジカルズ戦 4-4

2022年6月11日(土)13:00~15:00
二子玉川区民運動施設D面(ビジター)
フリーマッチ
【ラジカルズ vs 南海ハーツ】

R 003 100  4
H 300 100  4

投:住吉-小西-矢野
捕:筒井-住吉

本塁打:なし
三塁打:なし
二塁打:なし

 1 (投)住吉【 1 】
 2 (遊)矢野【32】
 3 (二)小西【29】
 4 (捕)筒井【18】
 5 (一)高松【49】
 6 (三)横井【 6 】
 7 (中) 森  【 0 】
 8 (右)兵藤【23】
 9 (左)宮本【19】
10(指)角田【 3 】

★ハーツ表彰★
殊勲賞=森(新打法で右へヒットし、センターでジャンピングキャッチ!)
殊勲賞=横井(初回、センターにライナーで先制の2点タイムリー!)
敢闘賞=住吉(先発で2回を被安打0の無失点)
敢闘賞=矢野(最後の2回を被安打1で、こちらも無失点)
技能賞=宮本(4回、得点圏で同点の打点を挙げる巧打)
守備賞=森(センターで3本のフライを好捕、ゲッツーにも貢献)
守備賞=住吉(これぞ、動けるキャッチャー。ファウルフライをダッシュでキャッチ)
守備賞=高松(初回の一塁ファウルフライを前進で好捕)
山山賞=なし

試合動画

 4月2日以来のラジカルズさんとの再戦。南海ハーツは前回2-6で敗れている。2カ月ぶりの試合でリベンジなるか。
 ハーツの先発は防御率1点台に突入し、安定感が増している住吉〔左〕。先頭バッターの一塁ファウルフライを高松〔右〕が懸命に前進し、ナイスキャッチ。守備陣にも助けられ、住吉は立ち上がり良く、三者凡退に。

 1回裏、ハーツは一死一二塁から4番・筒井〔左〕がライトへ強いライナーを放つが、左へ追った右翼手がファインプレー。その後、高松が四球を選び二死満塁。ここで6番・横井〔中〕がスライダーによく反応し、センターへライナーヒット。三塁ランナーの矢野に続き、二塁ランナー小西〔右〕も好走塁で、2点を先制する。ハーツは森のサードゴロエラーの間にもう1点追加し、幸先の良いスタート。

 2回表、無死二塁で、5番・石渡(秀)選手の放った打球はセンターへのライナー。これを森〔左〕ががっちりキャッチする。ここ数年、若手の久原、土屋の台頭、そして4月16日には守備賞を獲得した宮本の存在もあり、なかなかセンターを守る機会のなかった森だが、若手最年長の俺を忘れちゃいけないぜ!という気合で、序盤から積極的な守備を披露。一死二三塁となり、7番・平野(諒)選手のライナーは左中間を抜ければランニングホームランという当たりだったが、この打球も森がジャンピングキャッチ〔中〕でスーパープレー。三塁ランナーは抜けると確信して、三本間の真ん中あたりまで来ていて、中継に入ったセカンド小西がこれを見逃さず、三塁に送球しアウト〔右〕。素晴らしい連係で住吉を助けた。

 この日のハーツは小刻みな継投。3回から小西〔左〕がマウンドへ。先頭バッターから三振を奪うが、2四球と盗塁で一死二三塁。ここで11番・神崎選手が止めたように見えたバットで、一二塁間にゴロを放つ〔右〕。セカンド住吉がグラブを出すが、ボールはその下を無情に抜けていき、渋い2点タイムリーとなる。この後、ワイルドピッチでラジカルズは3-3の同点とする。

 4回表、ラジカルズは1番・永野選手が死球出塁すると、俊足を生かし二盗、三盗。一死後、3番・勢田選手〔中〕はライトへ打ち上げる。犠牲フライになるかどうかという打球だったが、ライトが惜しくも捕球できず、貴重な勝ち越し。4月も試合巧者ぶりを発揮したラジカルズがじわりじわりと追い上げ、逆転する。しかし小西は5番打者から三振を奪い、任された2イニングを投げ終える。

 ラジカルズの先発・中田投手からマウンドを引き継ぎ、2回、3回をゼロで抑えていた藤原投手に対し、4回裏のハーツは横井がラッキーなエラー出塁。ここで7番・森〔左〕が新フォームで渋くセカンドの右横を抜けていく安打を放ち、無死一三塁。試合前に、小西が数名の選手のバッティングフォームを見ながらアドバイスを送ってくれた。初回の横井、この回の森のヒットは、小西打撃教室の成果が出たようだ。森の盗塁もあり、一死二三塁となったハーツは、9番・宮本〔中〕のショートゴロで、三塁ランナーの横井がホームへ突っ込む〔右〕。前進守備だったため、タイミングはアウトかと思われたが、完全捕球となっておらず、ハーツは何とか同点に。

 5回表からハーツは矢野〔左〕がマウンドへ。この回は四死球こそあったが、5人で抑え無失点。そして6回の先頭打者では、矢野とバッテリーを組んだ住吉〔右〕がキャッチャーファウルフライに機敏に反応し、見事なプレー。矢野は13番・中田選手にライト前ヒットを許すも後続を抑え、2イニングを無失点。しっかり自分の役割を果たした。

 最終6回、裏の攻撃のハーツにはサヨナラの可能性がある。打順も4番からで何とか1点を取りたかったが、筒井が倒れると、出塁は5番・高松〔中〕のサードゴロエラーのみ。横井三振後、高松は最後のチャンスに果敢に二盗を成功させ、森に託すが、打球は外野に飛ばず、キャッチャーフライで残念ながら無得点。5回、6回を託された多良投手は、被安打0で直球にも伸びがあり、素晴らしい投球だった。

 あと1本出ていれば、強豪ラジカルズさんに勝利できる場面だったが、4-4で引き分けた経験を次につなげていきたい。現在のハーツは、住吉、小西、矢野の3投手が切磋琢磨しながら、技術を上げている。投手が安定していると、確実に試合は作れるし、最近は守備陣の好プレーも多い。まず守りでリズムを生み出し、打撃へ――そういえば、前週は1安打、そしてこの週も2安打。6連勝時にあれだけ当たっていた打線も小休止。次週は打撃陣が投手を助ける展開にしようではないか。

文責【6】

2022.06.04

06月04日 Newsuperstars戦 0-6

2022年6月4日(土)12:00~14:00
外濠公園総合グラウンド(ホーム)
フリーマッチ
【南海ハーツ vs Newsuperstars】

H 000 000 0  0
N 240 000 x  6

投:矢野〔負〕-住吉
捕:筒井

本塁打:なし
三塁打:なし
二塁打:4番(N)、【6】(N)

1(左) 森  【 0 】
2(右)角田【 3 】
3(中)宮本【19】
4(遊)住吉【 1 】
5(投)矢野【32】
6(一)藤本【 5 】
7(二)兵藤【23】
8(三)横井【 6 】
9(捕)筒井【18】

★ハーツ表彰★
殊勲賞=なし
敢闘賞=宮本(巧みなバット捌きでチーム唯一の安打)
敢闘賞=住吉(リリーフで無安打ピッチング、2奪三振)
技能賞=なし
守備賞=藤本(ハンドリングに磨きをかけ、チームに貢献)
山山賞=なし

試合動画

 前週のあしたば戦では13人が集まったハーツだが、この日は9人ぎりぎり。前日の降雨でグラウンド状況も心配されたが、ライトの端に少し水溜まりがあった程度で、砂を入れることで対応できた。

 この日の打順は若手最年長・森を先頭バッターに、どんどん試合経験を積みたい角田が2番。クリーンアップは、宮本、住吉、矢野が務めた。さあ、この打線が機能するか。Newsuperstarsの先発は、テンポ良く投げ込むタイプで、コントロールも安定している。ハーツ打線はストライクを積極的に打ちにいくが、半速球になかなかタイミングが合わない。前日にバッティングセンターで打ち込んできた角田〔中〕もボールを打ち返せず、初回はあっさりと三者凡退。

 ハーツの先発は、ここまで6連勝中の原動力の一人、矢野〔左〕。ランナーを溜めても、そこから力で押せるピッチングができる矢野だが、一番良いのは初回からランナーを出さないこと。立ち上がりの課題を克服することができるか。しかし先頭打者を四球で歩かせてしまう。Nssは走塁も積極的。塁に出ればすぐに盗塁を仕掛ける。一死三塁から、3番打者〔右〕のきれいなセンター前タイムリーでNssが先制、さらに1点追加する。

 相手に流れを渡さないためにもクリーンアップに期待がかかるが、前週にアベックホームランの4番・住吉〔左〕、5番・矢野〔右〕もタイミングが合わず、2回も3人で攻撃終了。

 ハーツは点差を広げられることなく、序盤を凌ぎたいところだが、2回裏もNssは先頭打者が四球出塁し、二盗、三盗。セカンドゴロの間に3点目を挙げると、さらに3四球で一死満塁となり、3番打者が軽く合わせた打球はライトの右へ。両翼が広い外濠公園ということもあり、ライト線に落ちた打球で走者一掃。この日ライトを守った角田も追いつくのは難しかったが、その後の打球処理など、実戦で学ぶべき打球となったのではないだろうか。

 6連勝中はどの打順からもヒットが出ていたハーツ。しかし相手投手の力みのない球を強振すればタイミングを外され、ジャストミートした打球はことごとく野手の正面に飛ぶ。Nssの守備陣はミスなく投手を守り立てていく。気がつけば、3回を終えたところでハーツはランナーを一人も出せていない。

 矢野が調子を上げてきたのは3回。先頭打者から三振を奪うと、次打者はレフトフライ、そしてまた三振と、いつもの調子に。普段なら続投となるところだが、今の感触を持ったまま次の試合へ、と筒井監督が判断。

 4回表、打順もトップに戻り、ここから反撃したいところ。森はベンチの期待を胸に、ジャストミート〔中〕。これは行ったかとベンチメンバーが立ち上がるも、レフトの正面。良い当たりでもヒットにならない。結局この回も無安打で、徐々に重苦しい展開に。

 4回裏からハーツは住吉〔左〕が登板。現在、防御率2.23の“点を与えない男”は、この日も好調。ショートに入った矢野〔右〕は軽快な足捌きでゴロを処理し、一塁の藤本も安定した捕球で、アウトを重ねる。住吉は三者凡退で筒井の期待に応える。

 テンポ良く進んだ試合は早くも5回。そろそろ1本打たないと、という状況なのだが、住吉、矢野も不発。ここで選球眼といえば藤本〔左〕、今シーズン9四球でチーム一、良い眼をしている男が打席へ。そしてきっちり四球を選ぶ。フォアボールだけで喜んではいけないが、何とか完全試合からは逃れ、ベンチは少しだけホッとする。ここで次打者の兵藤〔右〕が良い当たりをレフトヘ、しかしこれもフェンス際でしっかりキャッチされる。依然として、ノーヒットノーランは継続。

 6回表、いよいよ後がなくなってきたハーツは、先頭の横井〔左〕が良い感触でミートするが、これもセンターの正面。筒井〔中〕がフルスイングした打球もサードゴロ。森〔右〕の三遊間への打球は、結果的にセンターまで抜けるが、これはサードが弾いたためエラー判定。どうしても1本が出ない。

 そんな中、住吉は快調なピッチングを続ける。代わってから6人の打者を完璧に抑えている。6回裏の先頭打者こそ四球で出したが、次打者からは三振。不運な内野エラーもあったが、その後を2つの内野フライで抑え、3イニングを被安打0で締める。

 ピッチャーの踏ん張りを、最終回の攻撃につなげたい。ここで頼れる男・宮本〔中〕が巧みなバットコントロールで、三塁手の後方に軽打する。懸命にグラブを出すも捕球できず、内野安打でチーム初ヒット。ようやくノーヒットノーランの呪縛から逃れたが、最後まで得点ならず。

 6連勝が幻だったかのように、ハーツ打線は元気なく、わずか1安打で0-6と完封負けを喫した。しかし負ける時はこんなもの。良い当たりを打っていた選手も散見され、引きずることさえなければ、また新鮮な気持ちで次戦に臨めるだろう。

 そろそろ梅雨に入る時期だが、こうして球場を確保したり、審判さんにグラウンドまで来ていただくことで、我々草野球チームは無事に試合ができている。もちろん互いのチームへのリスペクトも同様だ。一試合を行うまでに、多くのメンバーが裏方的な役割をそれぞれの責任で全うしている。当たり前に思えることに、あらためて感謝の心を持ちながら、来週以降も野球とともに楽しい土曜日を過ごしたい。

文責【6】

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