週刊ハーツ

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2022.03.26

03月26日 アメーバ戦 8-2

2022年3月26日(土)12:00~14:00
錦糸公園A面(ビジター)
フリーマッチ
【アメーバ vs 南海ハーツ】

A 100 100  2
H 202 40x  8

投:矢野〔勝〕-住吉-高松-小西〔S〕
捕:筒井-綿貫-横井

本塁打:小西(ハ)1号、綿貫(ハ)1号
三塁打:綿貫(ハ)、【17】(ア)
二塁打:住吉(ハ)

 1 (遊)住吉【51】
 2 (左) 森  【 0 】
 3 (二)小西【29】
 4 (捕)筒井【18】
 5 (一)高松【49】
 6 (投)矢野【32】
 7 (中)土屋【13】
 8 (三)横井【 6 】
 9 (右)兵藤【23】
10(指)綿貫【14】

★ハーツ表彰★
殊勲賞=綿貫(今年初参加で、本塁打&三塁打の大活躍!)
殊勲賞=小西(今季チーム初本塁打に、無失点セーブ!)
敢闘賞=住吉(マルチ安打&5盗塁に、投でも三者凡退)
技能賞=綿貫(ファウルで何球も粘りマルチ安打、殊勲賞とダブル受賞)
守備賞=兵藤(ライトで2度の難しいフライを、球際強くナイスキャッチ)
山山賞=なし

試合動画

 毎年対戦していただいているアメーバさんと今年初試合。開始時には雨も降り出し、試合続行も心配されたが、両チームの日ごろの行いの良さを空が見ていたのか、すぐに止み、最後まで行うことができた。

 ハーツの先発は矢野〔中〕。今季チーム5試合目、筒井監督はスターター、セットアッパー、クローザーそれぞれの適性を見ながら、四本柱の配置を考えているようだ。矢野は2イニングを6四死球と、制球面での課題は残ったが、特に2回は無死満塁から三者連続奪三振と、自ら作ったピンチを自分の力で脱出する力強さを見せてくれた。

 1回表に1点を先行されたハーツだが、その裏にハーツを背負って立つ男・3番小西が豪快な一発を放つ〔中〕。レフトの頭上を越えていくランニングホームランで、さすがの一撃だった。

 ハーツは小刻みな継投。3回を任された住吉〔中〕は安定感抜群で、三者凡退。住吉の特長はスライダーの切れとコントロールの良さ。スリーツーからでもスライダーを要求できるほどで、今季の防御率は3.00。草野球ではなかなかの数字である。もともと球威もあり、特に短いイニングなら簡単に点を与えないだろう。

 3回裏のハーツは、今年初登場の千両役者・綿貫が先頭打者。練習なしのいきなりの参加だと、すぐに結果を出すのは難しいものだが、天性のバットコントロールを駆使しファウルで何球も粘る。すると、だんだんタイミングも合ってくる。そして狙いすましたかのように、ライトのグラブの先をライナーで抜ける快打を放つ〔左〕。ブランクの影響が一番出るのは脚だが、なかなか前に進まないものの懸命に走る。数年前の開幕時に、脚がもつれ、見事に転び、シャチホコ体勢を披露してしまった“けいちゃん”だが、この日は違った。しっかりサードまで走り通し、見事な三塁打。綿貫が打つと、ハーツベンチは盛り上がる。ここで1番・住吉〔右〕がきっちりセンターへタイムリー。ハーツは4-1とリードを広げる。

 4回表は高松〔左〕が登板。投球テンポとコントロールの良さはさすがで、守備陣もとても守りやすい。先頭打者のセンター右へのライナーに対し、土屋が果敢にノーバウンド捕球を試みる〔右〕。惜しくも届かず三塁打となったが、マウンドの高松自身が「つっちーのトライは嬉しかった」と語ったように、勇気あるプレーはメンバーを盛り立てる。この回1点を返したアメーバは2-4と点差を縮めた。

 試合の流れを引き寄せたいハーツは4回裏、先頭の6番・矢野〔左〕がしぶとくレフトへ安打。盗塁とワイルドピッチで三進すると、土屋のショートゴロ間にホームイン。横井もエラーで三塁まで進むと、持ってるエンターテイナー綿貫に打順が回る。第1打席ですっかり感覚をつかんだか、今度はグインと引っ張る〔中〕。打球はショートのグラブの上を抜けたと思ったら、そのまま左中間を転々。綿貫は3回に続き、走る走る。今度はホームまで達し、爽快な2ランホーマー!なんとこの日7塁打の大活躍を見せる。そして住吉も続き、二塁打〔右〕。この回の4点がダメ押しとなった。


 5回表からは小西〔中〕がマウンドに上がる。この日はクローザーの役割だ。小西は昨年最後の登板で、4回無失点ノーヒットピッチを披露し、投手としての可能性を大いに見せてくれた。そして今年の3月5日の試合でも好投。速球のパワーはチーム随一。ここ最近は自慢のストレートでしっかりストライクを取れるようになり、特に右打者の外角低目に決まったときはウイニングショットとなる。小西は2イニングを投げ切り、四球こそ与えたものの、牽制で一塁ランナーを刺すなど自らのピッチングを助け、力のあるストレートで無失点。セーブを手にし、見事な抑え役となった。

 8-2で勝利した南海ハーツ。攻撃にも目が行くが、ライトを守った兵藤の好守備も勝ちに貢献。3回と6回に難しいライトフライを球際強くキャッチし〔中〕、ともにイニングの3アウト目で、がっちり堅守の素晴らしい動きだった。

 3月を2勝1分で終えたハーツ。筒井監督の船出も上々と言えるだろう。
 次週は兵藤の知り合いのチーム・ラジカルズ戦。野球部経験者が多く、強豪のようだ。兵藤は4月後半に還暦記念試合を控えている。そこまで良い流れを続けていけるよう、しっかりメンバーを揃え、ラジカルズさんに食らいついていきたい。

文責【6】

2022.03.12

03月12日 TEAMシゲル戦 7-7

2022年3月12日(土)11:00~13:00
二子玉川緑地運動場D面(ホーム)
フリーマッチ
【南海ハーツ vs TEAMシゲル】

H 300 4|0  7
S 340 0|x  7

投:矢野-小西-住吉
捕:筒井-横井

本塁打:なし
三塁打:なし
二塁打:土屋(ハ)、住吉(ハ)、小西(ハ)、最上(シ)、松平(シ)

 1 (遊)住吉【51】
 2 (投)矢野【32】
 3 (二)小西【29】
 4 (捕)筒井【18】
 5 (三)横井【 6 】
 6 (左) 森  【 0 】
 7 (指)兵藤【23】
 8 (中)土屋【13】
 9 (一)藤本【 5 】
10(右)宮本【19】
11(指)高松【49】

★ハーツ表彰★
殊勲賞=なし
敢闘賞=住吉(2回に勝ち越し打点&試合を締める冷静な投球)
敢闘賞=矢野(2安打2打点。先発投手としてしっかり試合を作る)
敢闘賞=小西(強烈なレフト線二塁打に、守備でも安定感)
技能賞=土屋(勝ち越しに結びつく二塁打含むマルチ安打。守備では強肩披露)
技能賞=兵藤(完璧なレフト前ヒット。今シーズン好調維持)
守備賞=なし
山山賞=高松(球場に着くまで、開始時間間違いに気づかず)

試合動画

 ぽかぽか陽気のなか行われたTEAMシゲル戦。
 ハーツの先発は矢野〔左〕。初回、1、2番打者を四球で歩かすと、一死から4番・最上選手〔中〕が放った打球はファーストミットの先を抜けていき、これが先制2点タイムリー二塁打となる。次打者は三振で二死後、6番・松平選手〔右〕は追い込まれながらも矢野の決め球をレフト線へフルスイング。タイムリー二塁打で計3得点。

 シゲルの先発は小松投手〔左〕。住吉の四球、矢野のライトへの渋いヒット〔中〕のあと、4番・筒井の打球はサードゴロエラーとなり、まず1点。筒井が二盗を試みた際、キャッチャーからの送球がセカンドのグラブをかすめ外野に転がる間に矢野がホームイン。二死三塁から6番・森〔右〕がうまくセンターに運んでタイムリー。3-3の同点とする。

 矢野は2回表、2奪三振などでシゲル打線を抑える。この好投が裏の打線につながる。先頭の8番・土屋〔1左〕がセンターの頭上を越える二塁打で出塁すると、1番・住吉〔1右〕がセンターへの二塁打で勝ち越し。2番・矢野〔2左〕はレフトへ完璧なライナーで、2点タイムリー。3番・小西〔2右〕もレフト線へ会心の当たりでさらにチャンスメイク。1、2、3番が見事に監督の期待に応え、この回、計4点。ハーツは7-3とリードを広げる。


 この日の矢野はリードをもらってからもマウンドで落ち着きがあった。キャッチャーフライを好捕した筒井のアシストもあり〔左〕、3回表を無失点。流れはハーツに傾きつつある。3回裏には、兵藤〔中〕がレフトへクリーンヒット、土屋〔右〕もセカンドへの安打でつづき、打線も好調だ。

 このまま継投で勝ち切りたいハーツだったが、シゲルが粘りを見せた。4回表から登板した小西〔左〕に対し、四死球で得たチャンスを着実に活かし、最上選手の犠牲フライ〔中〕などで計4点。ここでまた試合は振り出しに戻る。昨年末からコントロールに磨きがかかり、速球を活かしながらストライク先行のピッチングができるようになった小西だが、この試合に限っては思い通りに制球できなかった。投手に不利なカウントでも辛抱強く投げ抜くことで、守備陣からの信頼はさらに厚くなっていくことだろう。この回からマスクを被った横井はもっと体でボールを止めたり、投手や野手陣に頻繁に声かけをし、チームを鼓舞する姿勢を見せてほしかった。
 ハーツは5回表から住吉〔右〕にスイッチ。最初の3人の打者には四死球を与えてしまうが、そのあとによく粘った。2奪三振などで無失点に抑え、ここで時間切れに。

 7-7で引き分けた試合。両チームともに守備陣が投手の足を引っ張ってしまう場面もあったが、両打線はチャンスを着実に得点に結びつけた。シーソーゲームの末、同点だったということは実力も拮抗している証しだろう。まだ3月ということもあり、この日はフリーマッチとして組んでいただいたが、Gリーグでの対戦が楽しみだ。

文責【6】

2022.03.05

03月05日 エースハンターズ戦 6-2

2022年3月5日(土)12:00~14:00
東調布公園(ビジター)
フリーマッチ
【エースハンターズ vs 南海ハーツ】

H 022 002|0  6
A 000 020|x  2

投:小西〔勝〕-矢野-高松-住吉
捕:筒井-横井

本塁打:なし
三塁打:なし
二塁打:住吉(ハ)、小西(ハ)、【5】(エ)

 1 (中)土屋【13】
 2 (遊)矢野【32】
 3 (投)小西【29】
 4 (捕)筒井【18】
 5 (一)高松【49】
 6 (二)住吉【51】
 7 (三)横井【 6 】
 8 (指)兵藤【23】
 9 (左) 森  【 0 】
10(右)藤本【 5 】

★ハーツ表彰★
殊勲賞=小西(投げては先発で2回無失点の好投、打っては持ち前の長打力発揮の2点二塁打)
敢闘賞=横井(今シーズンはチャンスに強い!2安打2打点の活躍)
敢闘賞=住吉(連打の口火を切る二塁打に好走塁も光る。投げては抑えで1回無失点の好投)
敢闘賞=森(若手最年長はしぶとく2安打。『全員4打席』に貢献)
技能賞=兵藤(2回表、右中間へ適時打。技だけでなく力強さもあった強烈な一打)
技能賞=矢野(ライトへの技あり安打。無四球2イニングピシャリと巧みな投球)
守備賞=住吉(慣れないセカンドで3つのゴロ処理。不規則な打球にもキッチリ対応)
山山賞=なし

試合動画

 筒井新監督体制での初勝利だ!南海ハーツは3月5日、大田区の東調布公園でエースハンターズと対戦。投げては小西-矢野-高松-住吉の「投の四本柱」が機能。打線も10安打を放ち先制、中押し、ダメ押しと効果的に得点を重ねる理想的な試合運びを見せ6対2で今シーズン初勝利を飾った。 
 1対14。2月26日、Gリーグのライバル・あしたばに完敗してから1週間後、ハーツは投打で見違えるような姿を見せた。 

 先発はあしたば戦で1回2/3自責0と奮投した小西〔中〕。1回裏、味方失策などで二、三塁に走者を背負うも、伸びのあるストレートを軸に2三振を奪う力投でピンチを切り抜ける。さらに2回も振り逃げを含む2奪三振。球威も十分で相手にフルスイングを許さず、2回無失点と躍動した。 

 一方、前試合で散発4安打と力を出しきれなかった打線は2回表、相手投手の制球の良い投球に1~5番まで連続で抑えられていた。しかし、6番・住吉が沈黙ムードを打ち破る。今季自身初安打となるレフトへの二塁打〔1左〕でチャンスを作ると、続く横井〔1右〕のレフトへのクリーンヒットで二塁から快足を飛ばし先制のホームを踏んだ。さらに横井が暴投で二塁へ進むと、8番・兵藤〔2左〕が右中間へ力強い打球を運び追加点。続く森〔2右〕もこの流れに乗り、レフトへのポテンヒット。この回、4連打と、下位打線が奮起し2アウトから2得点を挙げてみせた。


 3回表も矢野〔1左〕、筒井〔1右〕のライトへの安打に高松の四球で一死満塁とすると、ここでも住吉〔2左〕が俊足を発揮しショートへの適時内野安打。さらに横井〔2右〕がライト前へこの日、2打点目となるタイムリー。この回も2点を挙げ序盤を優位に進めた。


 4対0でリードの3回裏、筒井監督は好投の小西から矢野〔左〕にスイッチ。その矢野は効果的にゴロの山を築き、2イニング連続の「三人斬り」。打者6人を無安打に抑える完璧なリリーフで前回の6四死球5失点を払拭するかのようなピッチングを見せた。5回からは、高松〔右〕が今年初のマウンドへ。持ち前のテンポの良い投球で幸先よく2アウトを奪うも、その後4安打を絡められ2失点。さらに一打、逆転の二死満塁の窮地で相手の四番を迎えるも、ここは百戦錬磨のベテランが意地を発揮。レフトフライに打ち取り、逆転は許さなかった。 

 4対2と詰め寄られた6回表。相手の追撃ムードを断ち切りたいハーツは、この回先頭の藤本が四球を選ぶと1番・土屋も敵失で出塁し一死二、三塁の好機を作る。ここで3番・小西〔左〕がレフトの頭上を越える二塁打を放ち、藤本、土屋が生還。貴重な2点タイムリーとなった。その裏は住吉〔右〕が鋭いスイングを見せる相手打線に2安打1四球を許し一死満塁のピンチとなるが、ここから投ゴロ、三振と後続を断ち、無失点に切り抜けた。 

 試合は7回表のハーツの攻撃で終了。盤石な投手リレーに打線も10安打6得点。先発10人全員が4打席に立てるという理想的な試合展開でハーツは筒井監督体制で初勝利。投打だけでなく今回は、守備起用でも好材料を得た。 
 中でも住吉の二塁起用が成功。投手以外は三遊間を守ることが多い住吉だが、この試合は3つのセカンドゴロをさばいてみせた。前回のあしたば戦は小西が「強肩二塁手」として中継プレーで走者を刺しているだけに、セカンドを誰が守るかも、今後の楽しみになってきそうだ。 
 さらに6回裏、サードに就いた矢野が三塁線の当たりをバックハンドで好捕し、難しい体勢からノーバウンド送球でアウトを取る好プレーを披露。横井、住吉、高松、小西ら激しい正三塁手争いに名乗り出る形となった。そして外野では土屋が4回裏、判断よく後方のフライを好捕したことに加え、2度、センターゴロを狙いに行くチャレンジ精神でチームを勇気づけた。 

 「ピンチを背負いながら決定打は許さない」、「2アウトからでも得点を奪う」など好チームを相手にも粘り強さを見せたハーツ。派手に勝ち、派手に負ける浮き沈みの激しい戦いもチームの魅力の一つだが、こういった巧みな試合運びができることも、今後の自信にしていきたいところだ。

文責【0】

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