週刊ハーツ

2022.12.10

12月10日 新宿ブンブン戦 6-2

2022年12月10日(土)13:00~15:00
砧公園A面(ビジター)
フリーマッチ
【新宿ブンブン vs 南海ハーツ】

B 100 010 0  2
H 222 000 x  6

投:高松〔勝〕-矢野
捕:綿貫-筒井

本塁打:なし
三塁打:なし
二塁打:森(ハ)、横井(ハ)、松平(ブ)

 1 (左)辻本【37】
 2 (捕)綿貫【14】
 3 (中) 森  【 0 】
 4 (指)宮本【19】
 5 (一)藤本【 5 】
 6 (右)角田【 3 】
 7 (投)高松【49】
 8 (二)兵藤【23】
 9 (三)矢野【32】
10(遊)横井【 6 】
11(指)筒井【18】

★ハーツ表彰★
殊勲賞=高松(6回2失点7奪三振の快投。テンポの良さは健在で2回以降は無安打投球)
敢闘賞=横井(4回裏、鋭くセンターへはじき返す二塁打。2番手で登板した好右腕・小松投手からチーム唯一の安打)
敢闘賞=森(先制の中前適時打に2打席目は今季自身初となる長打を記録)
技能賞=宮本(3回裏、沈む球を拾う技あり右前適時打。高松の左犠飛で判断良くホームイン)
技能賞=綿貫(第1打席で基本通りのセンター返し、第2打席で持ち前の流し打ちで2安打)
守備賞=兵藤(二塁守備で抜群のフットワーク! 7回裏、飛球を好捕からの一塁転送でダブルプレーを決める)
山山賞=なし

試合動画

 南海ハーツは砧公園A面で新宿ブンブン(With TEAMシゲルさんから助っ人5人)と対戦。Gリーグでしのぎを削る好敵手相手に先発高松〔中〕が6回を投げ2安打2失点7奪三振の好投で存在感を示した。打線は1、2、3回でそれぞれ2点を挙げ計6得点。相手に主導権を渡さない理想的な試合運びで、2022年度最終戦を勝利で飾り、今シーズン18勝17敗4分で、勝ち越しを決めた。

 2週間前は矢野がGリーグ王者・中野マシンガンズ打線に3失点完投勝利、1週間前の試合では敗れたものの小西が6回無安打投球を展開。勢いづく投手陣の活躍に“大魔神”と称されたベテラン高松が続いた。
 1回表、先頭に内野安打を許し、1死二塁の場面で相手3番松平選手にセンターオーバーの二塁打で先制点を献上も2回以降は無安打ピッチング。3、6回は三者凡退で斬って取るなど持ち前のテンポの良さは健在だった。5回表は2失策が絡み1点を返され、さらに2四球を与え1死満塁の窮地に立たされたが、ここでも冷静さは失わない。2-6で満塁弾を浴びれば同点の場面で、この回3個目の三振(振り逃げ含む)と三ゴロで後続を断った。
 内野の失策以外で外野のフェアゾーンに運ばれたのは先述のセンターオーバー1本のみ。四球は4個与えたものの投球リズムは狂うことなく7奪三振をマーク。バックも捕手綿貫が低目のボールをほぼ逸らさず、満遍なく内野に打たせたゴロ、飛球を二塁・兵藤、三塁・矢野、遊撃・横井がキッチリ処理し援護した。

 一方、打線は1回裏無死一、二塁で、森〔左〕が中前打を放ち同点とすると、なお満塁とし5番藤本〔中〕が中前打で勝ち越し。2回裏は11番筒井〔右〕の右前打と相手の捕逸で2点を追加。

 3回裏には4番宮本〔1左〕の右前適時打。続く藤本の敵失での出塁と角田〔1右〕が中前打で満塁の好機を作ると、高松〔2左〕が左翼へ鋭いライナー。ここで三走・宮本がタッチアップを試みる好判断で6点目のホームへ滑り込み〔2右〕、突き放した。


 宮本の走塁のほかにも、これまでの試合後ミーティングで話した「次の塁を狙う走塁」が随所に見られた。1回裏には先頭の辻本が四球で出塁すると好スタートで二盗に成功。追撃ムードの口火を切ると、この回には綿貫、森も二盗をマークし勝ち越しにつながった。2回裏には矢野、筒井も二盗を決め、いずれもホームイン。中でも筒井は三塁走者となった綿貫の打席で相手の捕逸で生還〔中〕。捕手の後ろのファールゾーンは決して広くはないが、普段からしているホームを狙う1歩目の準備や心掛けが功を奏した。

 一方、惜しくもアウトになってしまったが、2回裏、一塁走者・綿貫が一塁へけん制をされながらも二塁を狙った場面や4回裏、横井が三塁から相手暴投で生還を試みるなど「積極走塁OK」はチーム全体に浸透。アウトを恐れず前向きにチャレンジする姿勢や雰囲気が今後、戦う上でも大きな武器となりそうだ。

 7回表の守りでは無死一、二塁の場面で二塁・兵藤〔中〕がポテンヒットになりそうなフライを好捕。その後、一塁へ転送し飛び出した走者を刺すダブルプレーに取ってみせた。

 攻守で最高のプレーを見せ今年度最終戦を終えたハーツ。「矢野、小西、高松」の三本柱の確立、走塁での積極性は今季の好材料。連勝街道、連敗街道と浮き沈みもあった1年だったが、このような「一丸野球」を来季も存分に発揮していきたい。

文責【0】

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