週刊ハーツ
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2021.10.16
10月16日 アメーバ戦 2-16
2021年10月16日(土)13:00~15:00
小豆沢A面(ビジター)
フリーマッチ
【アメーバ vs 南海ハーツ】
A 220 39 16
H 100 01 2
投:高松〔負〕
捕:綿貫-筒井
本塁打:背番号4(ア)
三塁打:背番号24(ア)
二塁打:背番号34(ア)、背番号4(ア)
1 (二)西塚【92】
2 (遊)住吉【51】
3 (三)横井【 6 】
4 (捕)綿貫【14】
5 (投)高松【49】
6 (一)筒井【18】
7 (右)藤本【 5 】
8 (左)山口【31】
9 (中)宮本【19】
★ハーツ表彰★
殊勲賞=なし
敢闘賞=藤本(適時打含む3安打2盗塁)
技能賞=横井(適時打含む2安打2盗塁)
技能賞=西塚(広い守備範囲見せ、一番セカンドで奮闘)
守備賞=なし
山山賞=山口(積極的なオーライの発声も捕球できず)
山山賞=綿貫(初回の守備でイップス発症、その後も好守にツキなし)
この日のハーツは、偶然若手選手の欠席が重なり、ほぼベテラン勢での構成。ベテランの味を発揮しての戦いを誓ったが、イメージ通りには進まず、2対16の大敗を喫した。
先発の高松〔中〕は、14四死球を出したことに加え、バックが5イニングで5失策と乱れ、失点を重ねることになった。それでも、相当な球数を要しながらも5回を完投と責任を果たした。
攻撃陣は、チャンスは作ったが決定打を欠き、5イニングで11残塁を記録した。
1回は四球の住吉〔左〕が2盗塁して作った一死三塁から横井〔中〕の右前打で1点を挙げたが、その後の一死二、三塁から後続が凡退。2回は藤本〔右〕の中前打を足場に一死二、三塁としたが後続が凡退。
3回には横井〔左〕の中前打と盗塁で無死二塁としたが、三盗を企てたとき、綿貫〔中〕の打球が一直となって併殺、その後高松〔右〕の内野安打と盗塁で二死三塁とするが後続が凡退。
4回は藤本〔左〕の中前打と山口〔右〕の三遊間内野安打から二死満塁と攻めるが後続が凡退。
5回には高松〔左〕の内野安打などで満塁とし、藤本〔右〕の幸運なヒットで1点を返すが、続く無死満塁からは3人が凡退、という具合で、8安打5四死球を得て10盗塁しながら2点に終わった。
この日はこのところ好調な横井、まだまだ足で内野安打も稼げる高松、試合前から「バットがない」と大騒ぎの挙げ句、借りたバットで3安打した藤本と、3人がマルチ安打したが、それぞれ三番、五番、七番と打順が散っていたためつながらず。もとより得点効率を考えて組んだ打順ではなかったが、前半からリードを許す展開も相まって、思うような攻撃ができなかった。
そんな中で、未来へ楽しみを抱かせるプレーを見せたのが、「一番セカンド」にチャレンジした西塚〔左〕。この日は数字的には結果が出たとは言えないが、守備では深めのポジショニングから広い守備範囲を見せ、多くの打球に追いついていた。ポジション取りの深さについては、今後、多少の試行錯誤は必要だろうが、もともとスローイングは安定しているだけに、慣れれば問題なく打球をさばけるようになるだろう。打撃でも、ファウルにはなったが鋭いスイングでレフトへいい当たりを連発〔右〕。ソフトボール出身なので、こちらも軟式での投手との距離感、スピード感に慣れてくれば、というところか。
そして、このゲームでもっとも大きく浮かび上がってきた課題は、やはり守備。外野で「オーライ」をかけながらの落球など、捕れるはずのフライを逃すシーンも何度かあった。守備の乱れは、ベテランばかりの布陣で、ある程度予想されたことではあったが、「だから仕方ない」では進歩もない。自分もベテラン勢の一員として感じるところだが、年齢を重ねると、とっさの反応が鈍くなるので雑な部分をカバーできず、球際に弱くなるところがあるのは確か。常に基本に立ち返り、しっかりしたプレーをしていくことが必要となるだろう。とはいえ、「俺が捕る!」の気持ちで積極的に声を出していくこと自体は悪いことではないはず。この日のプレーにへこたれず、アグレッシブにチャレンジする姿勢は、ベテランになっても持ち続けたいところだ。
【文責・背番号5】
2021.10.09
10月09日 YBC-67戦 7-9
2021年10月9日(土)13:00~15:00
東台B面(ホーム)
フリーマッチ
【南海ハーツ vs YBC-67】
H 111 40 7
Y 023 4x 9
投:住吉〔負〕
捕:筒井
本塁打:なし
三塁打:背番号10(Y)
二塁打:背番号8(Y)
1 (中)土屋【13】
2 (指)綿貫【14】
3 (遊)小西【29】
4 (捕)筒井【18】
5 (一)高松【49】
6 (投)住吉【51】
7 (左) 森 【 0 】
8 (三)横井【 6 】
9 (右)山口【31】
10(二)藤本【 5 】
★ハーツ表彰★
殊勲賞=なし
敢闘賞=横井(4回表の同点タイムリー中前打含む3打点)
技能賞=住吉(レフト前と好走塁に、投げては完投)
技能賞=筒井(初回、ライト線に技ありの先制タイムリー)
守備賞=なし
山山賞=山口(二塁走者時、バントで三塁に進めずも、名言披露)
昨年と今年で連敗を喫しているYBC-67戦。相手はシニアリーグで全勝街道驀進中。攻守にまとまったチームに、南海ハーツがどこまで対抗できるか。
YBCの先発は松本投手〔左〕。細身のピッチャー体形から美しいフォームで球筋のきれいなボールを投げ込む。ハーツは1回表、二死二塁で、4番のガッツ筒井〔中〕がライト線にしぶとく落とす先制タイムリー。初回から泥臭く1点を奪う。
ハーツの先発は住吉〔右〕。前週は好リリーフで勝ち投手。この日も好投が期待される。立ち上がりは2三振を奪い、無失点。
2回表、ハーツは先頭の6番・住吉〔左〕が巧みに三遊間を抜くレフト前ヒット。盗塁と暴投で三進すると、一死から8番・横井〔中〕の打球は前進守備のショートを強襲。一瞬の隙を突き、俊足の住吉が好判断でホームイン〔右〕。2-0とリードを広げる。
反撃したいYBCは2回裏、先頭の5番・小美濃選手の緩いゴロに対し、三塁手の横井が懸命に前進し一塁送球するが、セーフに。その後、無死満塁とし、三塁牽制が悪送球となる間にまず1点。なおも一死二三塁で、長距離砲の9番・ヒロシ選手〔左〕がきっちりレフトへ犠牲フライ〔右〕。あっという間に2-2の同点とし、効果的な攻撃を見せる。
それでもこの日のハーツには集中力があった。3回表、目下売り出し中の俊足つっちー(土屋)が、四球後、二盗、三盗〔左〕を決めて、大学時代の頼れる先輩、3番・小西に託す。ここで小西〔右〕は豪快な柵越え…とはならなかったが、詰まった当たりが幸いしたサード内野安打で、土屋を迎え入れる。野球は点を取るスポーツなのだから、これでいいのだ。
3-2で迎えた3回裏、このイニングはハーツの守備に乱れが出てしまった。二死二塁の場面で4番打者の放ったレフトへの当たりは高く舞い上がったものの打球に勢いはない。3アウトチェンジと思われたが、予想以上にボールが風に押し戻され、レフトとショートの間にぽとりと落ちてしまう〔左〕。これで同点。なおも二死二三塁で、今度は6番・大島選手〔右〕が二塁手の右後方へ打ち上げる。難しい角度ではあったが、セカンドがグラブに当てながらも弾いてしまい、この間に二者が生還。ハーツは守りの綻びで3-5とYBCに逆転を許す。
しかし今日のハーツは決して諦めない。4回表、先頭の5番・高松〔左〕がきれいにミートし、ライトへヒット。住吉が四球、ダブルスチール後に7番・森〔中〕のショートへの当たりは前進守備が災いして、ファーストベースカバーが遅れ内野安打に。無死満塁で、横井は気合が入っていた。投手の右足元へ打ち返した打球〔右〕はセンターへ抜けていき、二者を返す同点タイムリー。
このあと横井の二盗時に、捕手は三塁ランナーを牽制するためサードに送球するが、ワンバウンドで外野まで抜けてしまい、森が生還〔左〕。ハーツは再逆転。9番・山口〔中〕の遊ゴロでは、横井が突っ込み、ショートは本塁補殺を狙うがフィルダースチョイスに。2点を追加したハーツは7-5と流れを呼び戻す。
4回の攻撃はなおも続く。一死二塁から、1番・土屋は自らの意思で送りバントを選択〔右〕。さらなる追加点のためチームプレーに徹し、技能賞もののナイスバントだったのだが、投手が一塁に送球したとき、なぜか二塁ランナーの山口はそのままの位置に仁王立ち。これまでハーツの球史で数々の名言を残してきた山口だが、この瞬間は「バントは想像(イマジン)できなかった」。本来ならベンチからブーイングが起こりそうなものだが、山口の言葉を耳にすると、みんな笑顔になってしまう。土屋の技能賞は、山口の山山賞へと姿を変えた。
さあ、ここで抑えれば勝ちに近づく。投げ切ることを目指す住吉だったが、4回裏の先頭打者にエラー出塁されると、2連続四球で満塁。二死後、3番バッターはタイミングがまったく合っていなかったが、この一打だけジャストミート〔左〕。右中間を深々と破る走者一掃の見事なタイムリー三塁打で、なんと土壇場で8-7と大逆転。このあと4番にもセンターへの強烈な当たりが出て〔右〕、もう1点追加で9-7。YBCの凄まじい執念がハーツに襲いかかる。
時間的に最終回となった5回表、YBCは二枚看板のもう一人、マサカリ投法の菅野投手〔左〕をマウンドに送る。ここで燃える漢・小西がバッターズボックスに入る。この日は彼特有の長打がまだ出ていない。心はひとつ。マン振りしかない。小西はバット一閃〔右〕。打球は恐るべき勢いでレフトのネットへとぐんぐん伸びる。どこまで飛ぶのかと思ったら、なんと高いネットの上から半分の位置にダイレクトで当たる。三塁打以上は間違いなし!と思われたが、残念ながらレフトポールより3メートル左。小西はベンチからの「ファール」の声も聞こえず、二塁を回るまで全力疾走。まさにこれが小西ワールドだが、天国から地獄とはこのこと。老練な菅野投手は次の球でタイミングを外すことだけを考えていた。小西もそれはわかっている。でもバットは止まらない。カーブにくるりと一回転し、空振り三振。いいのだ、結果はどうあれ、常にフルスイング。わんぱくでもいい、たくましく育っておくれ。菅野投手はクローザーとして、この試合、初めてハーツのスコアボードに0を刻み、YBC-67がシーソーゲームの末に逆転勝利。
2時間では語り尽くせないほど、いろいろな内容が詰まった試合だった。この日のハーツは打線がひとつの輪となり毎回のように得点を挙げ、住吉も終わってみれば完投。普通なら勝ちが転がり込むであろう試合だ。でも勝てなかった。そこには勝利に向けてチーム一丸のYBC-67という高い壁があった。南海ハーツもよく声が出ていたが、YBCの声はそれ以上。そして守備に関して言えば、ハーツはほぼ全員が何かしらのミスをしてしまった。決して集中力がなかったわけではない。でも歯車が噛み合わないときもある。これをたまたまと見るか、何か要因があると見るか……敗因を的確に振り返ることが、次の勝ちへとつながっていくだろう。
10月9日の練馬・東台には、野球がとことん好きな2つのチームがあった。泥だらけになりながら、白球を追う。年齢が高い者もいれば、羨ましいくらいに体の動く若手もいる。この2チームの共通点は、試合とお酒がワンセットであること。このご時世、飲みの場は常に気をつけなければならないが、昭和・平成・令和と草野球の文化は脈々と受け継がれている。健康でプレーできることに感謝しながら、経糸と緯糸が交差する接点をさらに増やしつつ、多くのチームと交流を重ねていきたい。
【文責・背番号6】
2021.10.02
10月02日 新宿ブンブン戦 12-7
2021年10月2日(土)15:00~17:00
上井草スポーツセンターD面(ホーム)
フリーマッチ
【南海ハーツ vs 新宿ブンブン】
B 600 010 7
H 201 153x 12
投:高松-住吉〔勝〕
捕:綿貫-筒井
本塁打:小西(ハ)2号
三塁打:なし
二塁打:関(ブ)
1 (遊)矢野【32】
2 (中)土屋【13】
3 (左)小西【29】
4 (指)筒井【18】
5 (三)住吉【51】
6 (投)高松【49】
7 (捕)綿貫【14】
8 (一)横井【 6 】
9 (右)宮本【19】
10(指)山口【31】
11(二)藤本【 5 】
★ハーツ表彰★
殊勲賞=小西(HRダービー独走?の2号同点2ラン)
殊勲賞=土屋(ダメ押しの適時打含む3安打)
敢闘賞=住吉(打って2安打、投げても2回1安打3奪三振で勝利投手)
技能賞=綿貫(得意のライト打ちで決勝の2点適時打)
守備賞=矢野(二遊間のゴロをダイビングキャッチ)
守備賞=横井(一塁線を抜けそうな当たりに横っ飛び)
山山賞=なし
ハーツは立ち上がりの6点差をはね返し、Gリーグ仲間の新宿ブンブン相手に逆転勝ちを収めた。
1回表、ハーツは先発・高松〔左〕が立ち上がりをとらえられ、関選手の2点二塁打〔右〕など、5安打、3四死球に失策も絡んで6点を失い、苦しいスタートとなった。
それでもハーツはその裏、矢野〔1左〕、土屋〔1右〕の一、二番が四球と盗塁でチャンスメーク、小西〔2左〕、筒井〔2右〕が、レフトを守った少年の好捕に遭いながらも連続左犠飛。早い時点で2点を返し、相手への流れをせき止めた。
さらにこの日は、守備陣が好プレーを見せ、押され気味だったムードを立て直す。2回にはファーストの横井が一塁線を抜けそうな打球を(名前の通りに?)横っ飛びキャッチ、3回にはショートの矢野〔中〕が中前に抜けようかという当たりをダイビングキャッチして一塁に刺す。
このビッグプレーにも支えられ、高松は2回から立ち直って4回までノーヒット投球。打線も3回に1点、4回には一死二塁から綿貫の二ゴロのときに二塁走者の高松〔中〕が一気にホームまで帰ってくる好走塁で1点と点差を詰め、ゲームの流れはむしろハーツがつかんだ感じになった。
5回表に失策がらみで1点を失ったハーツだが、逆転劇はその裏にやってきた。まずこの回先頭の藤本〔左〕が敵失で出たのをきっかけに一死二塁に。ここで土屋〔右〕がショート後ろに落ちるヒット、三塁を狙った藤本の走塁が敵失を誘ってまず1点。
なお一死三塁から、小西がレフトの頭上を完全に越える当たり〔左:なぜか打った瞬間のビデオのピントがぼやけていて、すみません〕。ライン際を転がる間に一気に三塁も蹴って2ラン〔右:こちらはピントばっちり、ホームインの瞬間〕とし(これで2号となりチームのホームランダービーも独走)、同点に追いつく。
さらに筒井の四球と、住吉〔左〕のこの日2本目のヒットで一、二塁としたハーツは、二死後、綿貫〔右〕が得意のライト打ちで2点適時打、ついに勝ち越しに成功した。
ハーツは6回にも四球でチャンスを作り、土屋〔左〕のこの日3本目のヒットなどで3点を挙げてダメ押し。5回からリリーフし、2イニングで3奪三振の住吉〔右〕が勝利投手となった。
初回に6点を失いながらも、気持ちを切らすことなく、しっかり守ってリズムを立て直し、逆転につなげることができたのは、チームとして一つ自信としていいゲームとなったと言える。まあもちろん、初回の大量失点はしないに越したことはないので、その要因はつぶしていかなければいけないが。
【文責・背番号5】
2021.09.25
09月25日 中野マシンガンズ戦 2-12
2021年9月25日(土)13:00~15:00
上高田運動施設B面(ビジター)
フリーマッチ
【中野マシンガンズ vs 南海ハーツ】
M 345 00 12
H 101 00 2
投:矢野〔負〕-松尾-住吉
捕:住吉-綿貫-筒井
本塁打:後藤(マ)
三塁打:なし
二塁打:なし
1 (中)土屋【13】
2 (二)綿貫【14】
3 (一)高松【49】
4 (指)筒井【18】
5 (捕)住吉【51】
6 (遊)松尾【17】
7 (右) 森 【 0 】
8 (左)宮本【19】
9 (三)横井【 6 】
10(投)矢野【32】
★ハーツ表彰★
殊勲賞=なし
敢闘賞=住吉(リリーフで2回を4奪三振、無失点の頑張り)
技能賞=宮本(最終回に巧みなバットコントロールで中前打)
技能賞=綿貫(得意の右打ちで反撃のタイムリー。ライトゴロは目を瞑ろう)
守備賞=土屋(2回表二死満塁でセンターライナーをファインプレー)
山山賞=なし
ハーツの先発は矢野〔左〕。この日はストライクとボールの差がはっきりしていた。先頭バッターを四球で歩かすと、2番打者から三振を奪うが、3番・橋口選手〔右〕にライト前ヒットを打たれる。ライトがボールの処理にもたつく間に二塁ランナーがホームイン。マシンガンズが先制する。その後、3連続四球で押し出し。なおも満塁で7番・榎本選手のサードゴロを横井が本塁へ悪送球。投手を盛り立てなければいけない場面で、残念なプレーだった。しかしここから矢野が踏ん張り、二者連続三振。ピンチを脱する。
マシンガンズの先発は石井投手〔左〕。トップバッターに起用された土屋〔中〕がボールをじっくり見て四球出塁。盗塁とボークで三進すると、ミスター右打ちの2番・綿貫〔右〕がライト線にイメージ通りに落とし、1点を返す。3番・高松が死球で、さあ、ここから反撃の場面だったが、4番・筒井の放った打球は強烈な当たりが災いしたサード正面のゴロ。三塁を踏まれ、そのまま二塁送球で悔しいダブルプレー。初回のハーツの得点は1点のみだった。
2回表、マシンガンズは無死一二塁から2番・嶋田選手のセカンドゴロで綿貫がお手玉→一塁悪送球となり、まず1点。ここで初回に続き橋口選手が勝負強くライトへ抜けるタイムリー〔左〕。二者が生還し、6-1に。次打者の後藤選手〔中〕はライトへきっちり犠牲フライ。打線のつながりが良く、あっという間に6点差に。6番・石井選手〔右〕もスイング鋭くセンターへヒット。なおも二死満塁とピンチが続くが、ここで9番打者のセンターライナーを土屋がファインプレー。ようやくチェンジに。
3回表、ハーツは久しぶりに参加の松尾〔左〕がマウンドへ。一死から1番・菊地選手〔中〕がセンターへヒット。ここから連続死球で満塁に。ここで頼れる4番・後藤選手がセンターの頭上を一瞬で越えていくランニング満塁ホームラン〔右〕。完全に試合を決める一打となった。
3回裏、ハーツは先頭の10番・矢野〔左〕が四球で出て、三塁まで進むと、二死から高松〔右〕の打球がサードゴロエラーとなり、1点を返すのがやっと。石井投手を打ち崩すことができない。
少しでも流れを変えたいハーツは4回から住吉〔左〕が登板。ここで彼が踏ん張る。1安打こそ許すが、2奪三振で、この試合初の無失点イニングを作る。その裏、6番・松尾〔右〕がブランクを感じさせないジャストミートでライナーを放つが、ライトががっちりキャッチ。マシンガンズの攻撃は長く、ハーツの攻撃は短いサイクルを繰り返してしまう。
気がつけば、時間的に、もう最後のイニング。住吉は5回も快調なピッチング。この回も2奪三振で、計4奪三振の無失点フィニッシュ。球に力もあり、好リリーフを見せた。ラストで反撃したいハーツは、2番手の榎本投手〔左〕から、8番・宮本〔中〕が吉田正尚のようなバットコントロールでセンターへのライナーヒット。ようやくチーム2本目の安打を放つ。そして二死一三塁となり、勝負強い綿貫に打順が回る。ここで初回と同じくライト前タイムリーと思われたが〔右〕、まさかのライトゴロで、ジ・エンド。この日はツキもなく、南海ハーツは中野マシンガンズに2-12の大差で敗れる。
マシンガンズさんとは、8月の試合は引き分けだったが、7月はハーツの自滅もあり大敗。そして9月は、まさにマシンガンズ打線炸裂で打力の差を見せつけられた。ここ最近、Gリーグチームに対して苦戦が続くハーツ。まずは守備陣が投手を支え、失点を減らし、泥臭く1点を取る野球を徹底し、各チームに苦手意識を作ることなく、シーズン後半を乗りきっていきたい。練習の成果を実戦で見せていこう。
【文責・背番号6】
2021.09.11
09月11日 アメーバ戦 8-4
2021年9月11日(土)14:00~16:00
錦糸公園B面(ビジター)
フリーマッチ
【アメーバ vs 南海ハーツ】
A 002 020x 4
H 030 41 8
投:矢野〔勝〕-土屋-住吉-久原
捕:住吉-筒井
本塁打:なし
三塁打:なし
二塁打:筒井
1 (左)山口【31】
2 (遊)土屋【13】
3 (投)矢野【32】
4 (二)小西【29】
5 (捕)住吉【51】
6 (三)横井【 6 】
7 (指)綿貫【14】
8 (一)筒井【18】
9 (右)宮本【19】
10(指)高松【49】
11(中)久原【24】
12(指)太田【16】
★ハーツ表彰★
殊勲賞=筒井(2回に先制の2点タイムリー二塁打!)
敢闘賞=矢野(2イニングをパーフェクト。打でも1安打)
技能賞=土屋(初登板を果たし、ヒットも記録)
守備賞=なし
山山賞=なし
ダブルヘッダー2試合目はB面へ、先攻と後攻を逆にして行われる。太田と山口も駆けつけ、久しぶりに正規メンバーのみで12人。全員背番号入りのスタメンを書けるのは嬉しいものだ。
この試合は若手投手のリレーが見られた。先発はエースへの階段を上っている矢野〔左〕。初回は2奪三振で三者凡退。打っても同じく初回にレフト前ヒット〔右〕。上々のスタートだ。
2回裏、ハーツは一死から6番・横井〔左〕がライトへ渋くヒット。綿貫が歩くと、調子を取り戻した8番・筒井〔中〕がライトへ貴重な2点タイムリー二塁打。第2試合もハーツが先制する。続く宮本〔右〕の打球がサードのエラーを誘い、筒井が生還し、3-0に。
3回表、ハーツは土屋が初登板〔左〕。1試合目の活躍を投手としても見せられるか。球威は申し分ない。ただやはり緊張はあったか、先頭バッターは四球。無死一二塁となるが、次打者は空振り三振。これで調子を取り戻したと思われたが、10番バッターがレフトへ技ありの一打〔右〕。二塁打となり、二者が生還。しかしこの後を無難に抑え、まずまずの初登板となった。腕は振れているので、あとは経験とともにコントロールを身に付けていけば、楽しみも広がる。
3回裏、還暦試合を来月に控え、調子を上げていきたい山口〔左〕だが、惜しくもこの打席はヒットならず。続く土屋〔右〕は2試合目も運を持っていた。センターへの飛球がヒットとなり、盗塁も決める。このままハーツ野球で躍動してほしい。
4回からは住吉〔左〕が登板。長年マウンドを任されてきた男だ。内に秘めた闘志はこの日もめらめら燃えているだろう。四球こそ与えたが、経験を活かしたピッチングでこの回を無失点。住吉はその裏に先頭バッターとして、レフト前ヒット〔中〕。投のリズムが打にも好影響した。その後、満塁から宮本の押し出し四球、投手の送球エラー、久原の三塁内野安打〔右〕で4点を追加。7-2とハーツがリードを広げる。
アメーバは5回表に押し出し四球とレフト前タイムリーで2点を返し、4-7と追い上げる。
5回裏、ハーツは先頭の山口が四球出塁すると、スタート良く二盗を決める〔左〕。脚のコンディションはいいようだ。二死となり、小西〔右〕の打球はショートゴロエラーとなるが、この間に山口がホームイン。8-4とリードしたまま最終回へ。
6回は久原〔中〕が登板。マウンド度胸は高松に匹敵するのではないか。それに彼には勝ち運もある(既に昨年の最終戦で初勝利)。ここでバシッと締めてもらいたい。先頭バッターを投ゴロに仕留めると、四球は出したが、次打者をショートゴロで二死一塁。あと一人だったが、四球を与えたところで時間切れのゲームセット。南海ハーツが第2試合も勝利した。
まず2連勝できたことが大きく、ここ最近の若手メンバーの活躍は非常に頼もしい。ベテラン勢を見れば、高松、筒井、横井は現時点で今年全試合出場で、それだけでもチームに貢献しているし、特に高松は監督兼選手として高打率を保っている。今はチーム全体で、年齢のバランスも良いのではないだろうか。宮本、山口も健在で、戦列復帰した綿貫は秋の活躍が期待される。太田は特にシーズン前半が好調で、その存在は欠かせない。ストイックな藤本、若手最年長のムードメーカー森が加われば、さらに層も厚みを増すだろう。
このまま各選手が健康を維持して、シーズン終了まで無事に野球をしていきたい。この時点で、今季は6勝7敗2分。5割到達まであと1勝。次につながる収穫を得た、錦糸公園でのダブルヘッダーだった。
【文責・背番号6】
2021.09.11
09月11日 アメーバ戦 11-1
2021年9月11日(土)12:00~14:00
錦糸公園A面(ビジター)
フリーマッチ
【アメーバ vs 南海ハーツ】
H 211 020 5 11
A 000 001 x 1
投:高松〔勝〕
捕:綿貫
本塁打:小西1号
三塁打:小西
二塁打:なし
1 (中)久原【24】
2 (左)土屋【13】
3 (遊)矢野【32】
4 (二)小西【29】
5 (三)住吉【51】
6 (一)横井【 6 】
7 (捕)綿貫【14】
8 (指)筒井【18】
9 (右)宮本【19】
10(投)高松【49】
★ハーツ表彰★
殊勲賞=小西(今季チーム初本塁打に、三塁打、単打の準サイクル安打!)
殊勲賞=土屋(入団後初ヒットから一気に猛打賞!5盗塁に、レフトでも好守)
敢闘賞=久原(トップバッターとして、マルチ安打に2盗塁)
技能賞=宮本(最初の打席で、ライトへきらりとクリーンヒット)
守備賞=久原(縦横無尽で何度もチームを救い、6回には背走の超ファインプレー)
山山賞=なし
約1年ぶりとなるダブルヘッダー。アメーバさんが錦糸公園を2コマ確保してくださり、実現できました。
その1試合目。アメーバの先発は元ハーツの今泉投手〔左〕。こうして対戦できるのは草野球仲間として嬉しいもの。アメーバ・横山監督の粋な采配に感謝したい。
ハーツ打線は上位に若手が並んだ。どのような活躍を見せるか期待も膨らむ。そして切り込み隊長の1番・久原〔中〕がレフトとサードの間にしぶとく落とすヒットで、いきなり出塁する。得意の脚ですかさず盗塁。敵失もあり三進する。ここで新人の2番・土屋〔右〕がレフトへ会心の先制タイムリー。記念すべき、ハーツ入団後初ヒットだ。
ハーツの先発は高松〔中〕。この日は内外野を見渡しても守備陣に隙がなく、好投が期待されたが、まさにその通りのピッチング。初回を二ゴロ、二ゴロ、左フライで危なげなく三者凡退。いつものことながら、コントロールの良さが守備のリズムを作り、それが好守にもつながっていく。草野球のお手本となるピッチングである。
2回表一死から、9番・宮本〔左〕が高い音を響かせライト前へきれいなヒット。二盗後、10番・高松〔中〕もレフトへ力強い安打で続く。二死二三塁から、この日のラッキーボーイ土屋がセカンド左へドライブのかかったゴロを放つ〔右〕。これが脚を活かした内野安打となり、ハーツは1点を追加。3-0とする。
3回表は先頭の4番・小西〔中〕がレフトへライナーヒット。走れる4番の小西は二盗、三盗でさらにチャンスメイク。6番・横井のショートゴロで小西がホームイン。ヒット1本で得点までつなげる、この日のテーマを実践したかたちだ。
5回表はまたも新1・2番が機能する。久原〔左〕はしっかりボールを捉え、レフト前。二盗後、土屋〔中〕もきっちりレフトへボールを運ぶ。土屋は早くも猛打賞を記録。ここで頼れる4番・小西がレフトへ大きな打球〔右〕。2人を迎え入れるタイムリー三塁打となり、6-0。この回の上位打線には破壊力があった。
高松は5回まで被安打は内野安打の1本のみ。抜群の安定感だったが、6回に守備陣が足を引っ張ってしまう。三失のランナーを一塁に置き、1番打者の放ったフライはライトの前へ〔中〕。この回から入った横井が追いつけず、セカンドの小西が必死に追いかけるが、小西の脚を以ってしてもわずかにグラブが届かず、無死一二塁に。高松はそれでも次打者から三振を奪うなど粘投するが、一死二三塁から3番打者がセンターへ大きな飛球。これを久原が背走でナイスキャッチ。しかし犠牲フライには十分で、アメーバは待望の1点を得る。高松は6回まで投げ(完投)、失点はこの1点のみ(自責は0)。被安打2の素晴らしい内容だった。
最終の7回表はハーツ打線が爆発。一死からこの日全打席出塁の土屋が四球で出ると、静かで熱い男3番・矢野〔左〕がレフト前。ここで炎の4番打者・小西がフルスイングでセンターの頭を遥かに超える特大飛球〔中〕。これが今季チーム初のホームランとなり、一挙に3点。小西は単打、三塁打、本塁打で準サイクルヒット、5打点の大活躍だった。ハーツはさらに打線がつながる。住吉を三塁に置き、この試合から久しぶりに復帰の7番・綿貫〔右〕が得意のライトへタイムリー。このあと高松の押し出し四球もあり、7回は計5得点。南海ハーツがアメーバを11-1で下した。
第1試合はハーツの上位打線が機能し、完投した高松の快投もあり、投打が噛み合い完勝。
4番を任された小西の活躍は言うまでもないが、2番に抜擢された土屋が猛打賞に5盗塁の素晴らしい働きぶり。大学の野球サークルでは小西の後輩であり、先輩の前に自分がきっちりランナーとして出るところは流石だ。そして小西と同い年の元気印・久原はマルチ安打も見事だったが、不動のセンターとして称賛すべき堅守。前へ後ろへ難しい打球にことごとく追いつき、球際の強さも健在。久原を筆頭に、矢野、小西、土屋らは守備での貢献も大きかった。
実を言うと、ハーツの勝利は7月3日以来。勝ちに飢えていた集団に久しぶりに勝利の女神が微笑んだ。しかし美酒に酔っている暇はない。場所をA面からB面に移して第2試合が待っている。道具を持って、対面へダッシュだ。
【文責・背番号6】
2021.08.21
08月21日 中野マシンガンズ戦 6-6
2021年8月21日(土)13:00~15:00
善福寺川緑地(ビジター)
フリーマッチ
【中野マシンガンズ vs 南海ハーツ】
M 023 01 6
H 130 02 6
投:住吉-矢野-渡辺
捕:筒井
本塁打:鶴岡
三塁打:なし
二塁打:菊池、矢野
1 (遊)矢野【32】
2 (指)高松【49】
3 (投)住吉【51】
4 (捕)筒井【18】
5 (三)横井【 6 】
6 (右)山口【31】
7 (左)渡辺*
8 (二)菊池※
9 (中)鶴岡※
10(一)小斎平※
*は体験参加
※は助っ人
★ハーツ表彰★
殊勲賞=なし
敢闘賞=筒井(初回の先制タイムリーで4番の働き。守備でもフルマスク)
技能賞=矢野(最終回にセンターへの二塁打。リリーフでも貢献)
守備賞=なし
山山賞=なし
南海ハーツは雨天中止とお盆休みを挟み3週間ぶりの試合。7月に続き、8月も中野マシンガンズさんに組んでいただいた。
この日は久しぶりに住吉〔左〕が先発のマウンドに登る。初回、1・2番に連続四死球を与えたが、マシンガンズの強力クリーンアップを3人ともフライで打ち取り、無失点スタート。
マシンガンズの先発は菊地投手。1回裏、ハーツは住吉を二塁に置き、4番・筒井〔右〕がレフトへライナーの先制タイムリー。幸先の良い滑り出しとなった。
2回表、マシンガンズは先頭の新選手がライト前ヒット。死球のあと、8番・下田選手〔中〕のレフトへのヒットでまず同点。一死満塁から、2番打者のレフト前ヒットで2-1と逆転する。
2回裏はハーツ正規メンバー以外の選手の活躍で再逆転。まず体験参加中の7番・渡辺選手〔左〕がセカンドの前にふわりと落ちる内野安打で出塁。二盗、三盗を決めると、8番・菊池選手〔中〕がファウルで粘ったあと、会心のタイムリー二塁打。そして9番・鶴岡選手〔右〕がライトフェンス越えの特大2ランホーマー。一気に4-2とした。
3回表、マシンガンズは1番打者のエンタイトルツーベースや、3つの死球などで打者一巡となり、計3点を挙げて、5-4と再度逆転。シーソーゲームとなる。
3回裏のハーツは無死で高松を三塁に置き、クリーンアップが登場するが、3番・住吉がサードゴロに倒れると、筒井、横井がともに初球打ちで内野ゴロ。もったいない攻撃でチャンスをつぶしてしまう。
5回からハーツは矢野〔左〕がマウンドに。三振、ファーストフライと簡単に二死を取るが、死球とセンターへ抜けるヒットの場面で、左腕の渡辺投手〔右〕が初登板。1点こそ失うが、次打者をセカンドゴロに抑え、リリーフの役割を果たす。
4-6で迎えた最終5回。マシンガンズは石井投手にスイッチ。ハーツは四球の小斎平選手を一塁に置き、1番・矢野〔左〕がセンターへの二塁打。チャンスを広げると、勝負強い2番・高松〔右〕がレフトへタイムリーヒット。1点差に詰め寄り、住吉が四球で満塁に。絶好の場面で4番・筒井を迎える。ここでワイルドピッチがあり同点。サヨナラまであと一歩。筒井の放った打球はサードゴロ、本塁はぎりぎりのタイミングとなるが惜しくもアウト。細かな点ではあるが、次打者が本塁のコーチャー役として、三塁走者にスライディングの指示を出すなど連携が欲しかったところだ。続く横井も倒れ、試合は6-6の引き分けに。
両チーム、要所でタイムリーが出るなど、拮抗した試合。最後はともによく守り、決着はつかなかった。
南海ハーツはこの数カ月で新入団選手も増え、選手層は厚くなりつつあるが、この日は多くの助っ人の力を借りなければ試合が成立せず、まだまだ人数確保の課題は残る。
次週は若手メンバーを中心に、久しぶりの練習日が待っている。特に守備力の強化、体力の増強を課題とし、各個人のスキルを上げつつ、9月には一つずつ成果を出していきたい。
【文責・背番号6】
2021.07.31
07月31日 あしたば戦 5-8
2021年7月31日(土)15:00~17:00
羽根木公園A面(ホーム)
Gリーグ第7戦
【南海ハーツ vs あしたば】(2回戦)
A 003 320 8
H 010 211 5
投:矢野〔負〕
捕:住吉
本塁打:佐藤(あ)
三塁打:福本(あ)、加島(あ)
二塁打:長堂(あ)、矢野(ハ)
1 (中)久原【24】
2 (三)高松【49】
3 (左)小西【29】
4 (一)筒井【18】
5 (捕)住吉【51】
6 (遊)横井【 6 】
7 (投)矢野【32】
8 (指)山口【31】
9 (右)西塚【92】
10(二)藤本【 5 】
☆Gリーグ表彰☆
最優秀=長堂選手(あしたば)
優秀=佐藤選手(あしたば)
優秀=矢野選手(南海ハーツ)
★ハーツ表彰★
殊勲賞=なし
敢闘賞=矢野(レフト越え二塁打含むマルチ安打に、気合の完投)
技能賞=住吉(2回に先頭打者でレフト前。先制のホームも踏む)
技能賞=山口(長堂投手の速球を捉え、見事なセンター前ヒット)
技能賞=小西(しぶとくセンターへのヒットで打撃好調維持)
守備賞=山口&藤本(山口が二ゴロをがっちり捕球、ショーバンを一塁の藤本が巧みなハンドリングでアウトに)
守備賞=小西(5度のレフトフライを安定の守備力でキャッチ)
山山賞=なし
あしたばさんとのGリーグ第7戦は、前週よりもさらに厳しい暑さ。過酷な状況だったが、両先発投手は6イニングをともに完投、両軍打線も好投手に懸命に立ち向かった。
ハーツの先発は矢野〔左〕。1回表、あしたばの2番・長堂選手に二塁打が出るが、後続を落ち着いた投球で打ち取り、無失点スタート。あしたばの先発は長堂投手〔中〕。ハーツも初回に2番・高松〔右〕がきれいにセンターへ打ち返すが、こちらも連打とはならず、無得点。
2回裏、ハーツは先頭の5番・住吉がレフトへクリーンヒット〔左〕。エラーが絡み、一死一三塁となった後、一塁ランナーの横井が二塁へ走る。東岡捕手から良い送球が二塁へ届き、横井は挟まれてしまうが、その間に住吉がホームイン〔右〕。ラッキーなかたちでハーツが先制する。
3回表、あしたばは死球などで一死一二塁とすると、1番・福本選手〔左〕のライトへの打球が三塁打となり、二者が生還。逆転すると、ワイルドピッチもあり計3点。ここで、あしたばへ流れが傾き始める。
再び反撃したいハーツは、その裏、先頭の9番・西塚〔右〕が死球で出塁。大事にしたいランナーだったが、長堂投手はそこから2奪三振などで踏ん張り、リードを守る。
4回表、あしたばは一死一塁から、6番・加島選手〔左〕がライトへの三塁打で、1点を追加。この時、ファーストの高松が中継に入り、横井、筒井と転送され、三塁はきわどいプレーになったが、惜しくもアウトにはできず。このチャンスで、7番・佐藤選手〔右〕が見事なバッティングで左中間へ。レフト小西とセンター久原のちょうど真ん中を打球が抜けていき、ハーツには無情なランニングホームラン。劣勢と暑さで疲労が増していたハーツ守備陣にとって、この一打は大きなパンチとなった。
それでも諦めるわけにはいかない。ハーツは4回裏、先頭の3番・小西〔左〕が低目の球に食らいつき、センターへのヒット。盗塁時に捕球エラーもあり三進すると、ワイルドピッチでホームイン。脚で1点を返す。住吉が四球出塁し、二進すると、7番・矢野〔中〕はショートの右横を抜けるセンターへのタイムリー。続く8番・山口〔右〕も長堂投手の直球をジャストミート、こちらもセンターへライナーのヒット。西塚は2つ目の死球で二死満塁。3-6で点差は3点。10番・藤本の打撃に期待がかかったが、タイムリーとはならず、ハーツはこの回の攻撃を終える。
5回表、ハーツの守備には見せ場があった。一死二塁から、12番・五十嵐選手のセカンドゴロで、この回から守備に就いた山口ががっちり捕球すると〔中〕、ファーストへ送球。難しいショートバウンドとなったが、一塁の藤本が巧みなグラブ捌きで好捕。このコンビプレーで二人は守備賞を受賞。しかしこの後、エラーとタイムリーで、あしたばは貴重な2点を追加。8-3で優位は変わらず。
5回裏、ハーツは1番・久原〔左〕が死球で出塁。エラーとワイルドピッチで一死二三塁とすると、4番・筒井〔右〕がセンターへ鋭いライナー。安藤選手が好捕するが犠牲フライとなり、ハーツも粘り強く追い上げる。
4-8で迎えた6回裏、ハーツにとっては最後の攻撃となる。一死から矢野の放った打球はレフトへ大きく舞い上がり〔中〕、そのまま左翼手の頭を越え、二塁打。この日チームで唯一のマルチ安打となり、投手としては完投で、その貢献度を評価され、Gリーグの優秀選手賞、ハーツの敢闘賞を受賞した。塁に出た矢野がパスボールで生還し、5-8まで追い上げるが、ハーツの反撃もここまで。あしたばはリードを奪ってから連続イニングで加点し、ハーツは粘りが及ばない苦しい試合展開となった。5得点のうちタイムリーは1本に留まり、決定力の差が勝敗に表れたと言える。
Gリーグ第7戦は、ここまで1敗を守ってきた優勝候補筆頭のあしたばが南海ハーツを下し、5勝1敗に。ハーツは3週連続のGリーグで悔しい3連敗を喫し、今季の通算は3勝4敗となった。最終戦は勝利を手にし、5割でリーグ戦を終えたい。
そして若手メンバーを中心に、練習をしたいという声も上がっている。各選手の技術を上げていくとともに、チームワークの向上も目指し、シーズンの後半戦に向けて、いい野球をしていけるよう頑張りたい。
【文責・背番号6】
2021.07.24
07月24日 中野マシンガンズ戦 3-15
2021年7月24日(土)13:00~15:00
城北中央公園A面(ビジター)
Gリーグ第6戦
【中野マシンガンズ vs 南海ハーツ】(2回戦)
H 102 0 |1 3
M 201 12|x 15
投:矢野〔負〕-小西-矢野
捕:住吉
本塁打:なし
三塁打:なし
二塁打:小西(ハ)、葛西(マ)
1 (投)矢野【32】
2 (三)高松【49】
3 (二)小西【29】
4 (一)筒井【18】
5 (捕)住吉【51】
6 (遊)横井【 6 】
7 (右) 森 【 0 】
8 (中)西塚【92】
9 (指)藤本【 5 】
10(左)渡辺※
※は体験参加
☆Gリーグ表彰☆
最優秀=後藤選手(中野マシンガンズ)
優秀=石井選手(中野マシンガンズ)
優秀=高松選手(南海ハーツ)
★ハーツ表彰★
殊勲賞=なし
敢闘賞=小西(3回の同点二塁打含む2安打)
技能賞=森(レフト線への鮮やかなヒット)
技能賞=住吉(意地の右中間適時打など、全打席出塁)
守備賞=森(ライトへの大飛球を安定の守備でキャッチ)
守備賞=住吉(ワンバウンドを懸命に止めながらのフルマスク)
山山賞=なし
ハーツのGリーグ第6戦は、残っている自力優勝の可能性に向け、負けられない一戦。マシンガンズ左打線の強打と足攻めに備え、ライト森、セカンド小西、キャッチャー住吉の守備陣を組むなど、ハーツはこの一戦に懸けた布陣で気合十分に臨んだ。
試合は、4回表までは1点を争うクロスゲームとなった。1回表、ハーツは先頭・矢野〔左〕の死球と盗塁で無死二塁のチャンスを作ると、高松〔中〕が左前打して幸先よく先制。ただ、その後、敵失と横井〔右〕の中前打が続いての満塁では後続が倒れて1点止まり。
ハーツの先発は、このところの好投ですっかりエース格となった矢野〔左〕。しかしこの日はこれまでとは少し違って制球に苦しんだ。初回、先頭から連続四球を与えると後藤選手〔右〕に同点適時打を浴び、その後も2四球があって押し出しで勝ち越しを許す。
しかしハーツも3回表に上位打線で反撃。敵失と盗塁で無死二塁とすると、小西〔左〕がレフトオーバーに会心の同点二塁打。なお三盗での無死三塁から四番・筒井〔中〕が中前に落として逆転に成功した。しかしその裏、マシンガンズも菊地選手〔右〕の右中間への適時打でまた同点。
ただその熱戦も、4回裏に一方的に。球数の多さと暑さが関係したのかどうか、前半よくピンチをしのいでいた矢野の球威がこのあたりから落ちてしまう。先頭打者の四球をきっかけに、石井選手〔左〕の左前打などで二、三塁とされると暴投で勝ち越しを許し、続く葛西選手〔中〕に右中間二塁打を浴びて降板。代わった小西〔右〕も止められず、暴投で追加点を許すと、その後はチーム全体が集中力が切れたようになってしまい、守備陣が焦りもあってエラーを連発、あっという間に12失点。
ハーツは最後の攻撃で、小西〔左〕の左前打から住吉〔中〕の意地の右中間適時打で1点、さらに森〔右〕にも左翼線へのヒットが出たが、すでに時間がなく、あとの祭りに。
これ以上ない気合でゲームに臨んだハーツだが、いったん気持ちが切れると立て直すことができず、結果的には入れ込みが悪いほうに出てしまう格好となった。12失点した守りでは、タイムを取ったり、ピッチャーへの声掛けなど、もうちょっと流れを止める努力はできたはず。野球は相手のあることだけに、思い通り運ばないケースは当然ある。特に劣勢に立ったときのメンタルは、今後への課題と言えよう。
振り返れば、接戦を展開していた間にも、入れ込みがマイナスに作用したかもしれない状況はあった(結果論と言えば結果論だが)。力みが原因がどうかは分からないが、チャンスでこすったような凡フライを打ち上げる打者が多数。決定的なリードを奪うチャンスを逃し続けた。
また、走塁でも残念なプレーが。4回に先頭打者でようやく今季初安打を放った藤本〔中〕が盗塁と暴投で三進し、二死三塁とした。ここで高松が四球のとき、捕手がはじいたのを見てホーム突入を狙ったが、スライディングすらできないタイミングでタッチアウトに。第2リードが取れていない上に、自分の走力とはじいた距離の計算が雑、さらに言えば打順も一番いいところだっただけに、2つも3つもミスが重なった走塁で、キャッチャーの後ろが広い球場に気持ちだけが先走ってしまった形。この走塁で勝ち越しのチャンスを逃し、流れを相手に渡すきっかけを作ってしまったのは悔やまれる。
これで自力優勝が消え、他力による優勝の可能性もかなり薄くなった。残念至極な状況となってしまったが、ここで気持ちを切ってしまっては、この日のゲームと同じことになる。タフなメンタルを持って、残りのGリーグでは目の前のゲームをしっかり戦い、せめて「人事を尽くして天命を待つ」という形は作っていきたいところだ。
幸いここに来て、この日も炎天下、フルに守備をこなしたチーム初の女性選手の西塚〔中〕や、この日は応援に駆けつけてくれ、その後、入団意思を表明してくれた青木など、新入団選手も何人も現れ、チームにフレッシュな風が吹きつつある。残りのGリーグ戦をしっかりと戦いつつ、それ以外のゲームでは、今後に向けて新しいチームの戦力構成を模索していく局面に来ているのかもしれない。
【文責・背番号5】
2021.07.17
07月17日 TEAMシゲル戦 2-3
2021年7月17日(土)14:30~16:30
東台B面(ホーム)
Gリーグ第5戦
【南海ハーツ vs TEAMシゲル】(1回戦)
S 001 20 3
H 020 00 2
投:矢野〔負〕
捕:筒井
本塁打:なし
三塁打:なし
二塁打:なし
1 (遊)住吉【51】
2 (一)高松【49】
3 (左)小西【29】
4 (捕)筒井【18】
5 (三)横井【 6 】
6 (二)藤本【 5 】
7 (中)土屋【13】
8 (右)チェ※
9 (投)矢野【32】
※は体験参加
☆Gリーグ表彰☆
最優秀=河井選手(TEAMシゲル)
優秀=小松選手(TEAMシゲル)
優秀=住吉選手(南海ハーツ)
★ハーツ表彰★
殊勲賞=なし
敢闘賞=矢野(3奪三振の完投で、ヒットも記録。二刀流で好調維持)
技能賞=住吉(2回にセンターへ先制2点タイムリー)
守備賞=小西(セカンドで背走キャッチと、ハーフバウンドを巧みなグラブ捌き)
山山賞=なし
TEAMシゲルさんとのGリーグ第5戦。
南海ハーツの先発は矢野〔左〕。先日の新宿ブンブン戦では、初完封勝利の力投。この日も矢野の右腕への期待は高い。
1回表、シゲルは一死から2番・山口選手がセンター前ヒット〔中〕。3番・河井選手もセンターへ連続ヒットでチャンスを広げるが、二死からスタートを切った二塁ランナーを矢野が好判断で三塁で刺し〔右〕、無失点。冷静なマウンド捌きだった。
1回裏、ハーツは先頭バッターの住吉が三塁ゴロ送球エラーで出塁すると、2番・高松〔左〕がサードへ強烈なライナー。しかし、がっちり捕球され、ワンアウト。3番・小西はこちらもジャストミート〔中〕、レフトの頭を越えると思われた瞬間、河井左翼手がジャンピングキャッチ〔右〕。堅い守備でハーツに点を与えない。
2回表、ハーツの先発セカンド・藤本は、小松選手のライナーをキャッチし、二死一塁からのゴロでも冷静にランナーにタッチ、こちらも安定した守備で矢野を盛り立てる。
2回裏一死から、ハーツに正式入団した7番・土屋〔左〕がボールをよく見て四球出塁。二死後、9番・矢野〔中〕がきれいにレフトへ弾き返し、二塁一塁とチャンスを広げる。今季の矢野は打撃も好調で、前週までの打率は.333、チーム内の打撃成績でも4位につけている。ハーツの二刀流と呼べる活躍ぶりだ。ワイルドピッチで二三塁とした後、1番・住吉〔右〕が勝負強くセンターへの先制2点タイムリー。投手戦が予想される中、貴重な得点となる。
3回表、シゲルは二死一塁から、この日打撃好調の河井選手がマルチ安打となるレフトへのヒット〔中〕。ワンバウンドした打球がレフトの頭を越え、この間に一塁ランナーがホームイン。1点差に追い上げる。
3回裏のハーツは、先頭の小西〔左〕が今度はレフト線に大きなフライ。二塁打コースだったが、この日の最優秀賞・レフトの河井選手は定位置からのロングランで、またしてもキャッチ〔右〕。小西は2本の安打を損した格好だ。河井氏の守備を目にして、2014年、ハーツの永山がMVPに輝いた時のレフト守備が脳裏に浮かぶ。当時の対戦相手・コマンドZのベンチから飛び出した「レフトに打つな!」の声。特にこの試合ではレフト方向へのフライはどこへ打っても永山が追いつき、また左利きならではの球際の強さ(右投げだが、利き手がグラブ)で多くのピンチを救った。それを見て、ベンチから打者にこんな指示が出たのだ。やはり守りが堅いと試合は引き締まる。河井選手の攻守の活躍が、試合の流れをハーツからシゲルへグッと近づけていく。
4回表、シゲルは四球で得た無死一二塁で、7番・松平選手が二中右の間に飛球を放つ。ここで3回から二塁の守備に就いていた小西が全力で背走し、地面すれすれのところで好捕。アウトをつかみ取る。その後パスボールで一死二三塁となったところで、8番・鏑江選手がしぶとくセンターへ抜けるタイムリー〔左〕。ついにシゲルが2-2の同点とする。それでも矢野は粘り、次打者を三振。そして二死二三塁から1番・佐々木選手をサードゴロに打ち取る。ここでチェンジとなるはずだった。しかしサードの横井は一塁へ中途半端なワンバウンド送球をしてしまう。この間に三塁ランナーがホームインし、シゲルが勝ち越し。ここでファースト高松の好判断があり、ホームへ走る二塁ランナーがタッチアウト〔右〕。追加点を防いだ。
1点のリードをもらった、シゲル先発の小松投手〔左〕は、ここまで被安打わずか2。粘投を見せる。4回裏、ハーツは体験参加の8番・チェ選手〔右〕が2度目のバッターボックスに入るが、攻略はできず、この回もハーツは無得点。
5回の表裏は両投手がともに最後の力を振り絞り、互いに点を与えず、試合は3-2のままTEAMシゲルが南海ハーツに勝利。この日も暑い中、矢野投手、小松投手はどちらも完投でチームを引っ張った。矢野は3奪三振、散発4安打で安定した投球を見せ、勝ち投手に匹敵するような内容だった。両チームともに好プレーも多かったが、大事な場面でミスが出たかどうかが勝敗に直結した。積極プレーのミスは仕方がない。しかし消極的な動きが起因のミスは防げるし、防いでいかなければならない。この試合は両チームの背番号6の働きの差が大きく出た試合とも言えよう。
南海ハーツのGリーグは3勝2敗となったが、まだ残り3試合ある。負けられない闘いが続くが、一戦必勝で、優勝争いに食らいついていきたい。試合に参加する選手には、必ず活躍のチャンスが巡ってくる。その好機をものにできるように、日々の準備を怠らず、自らのプレーを向上させ、そしてチームプレーの意識を持ち続けていこう。
【文責・背番号6】
2021.07.10
07月10日 アメーバ戦 1-1
2021年7月10日(土)12:00~14:00
豊島区総合体育場B面(ビジター)
フリーマッチ
【アメーバ vs 南海ハーツ】
H 000 001|1x 1
A 100 000| 1
投:高松
捕:筒井
本塁打:なし
三塁打:なし
二塁打:なし
1 (遊)矢野【32】
2 (中)宮本【19】
3 (左) 森 【 0 】
4 (三)横井【 6 】
5 (捕)筒井【18】
6 (一)藤本【 5 】
7 (二)太田【16】
8 (右)土井※
9 (投)高松【49】
※は助っ人
★ハーツ表彰★
殊勲賞=なし
敢闘賞=森(攻守に存在感を発揮、掛け声はグラウンドにこだまする)
技能賞=太田(他打者が苦戦する好投手から、クールに一本)
守備賞=森(大飛球を何度もキャッチし、若手最年長の守備力を見せつける)
守備賞=太田(セカンドは鉄壁、どんな打球も任せておけ)
守備賞=矢野(さすがハーツの稼頭央、好判断と広い守備範囲&強肩でピンチを救う)
山山賞=なし
一気に暑さが増してきた、7月の2試合目。アメーバさんとは、たくさん試合を組んでいるものの、頻繁に雨に泣かされてきた。しかしこの日は陽光が燦々と降り注ぎ、絶好の野球日和。試合は両先発の好投で、まさに投手戦となる。
アメーバの先発投手(背番号11)〔左〕とハーツ打線は初対戦。ゆったりしたフォームから、手元でキュッと伸びる直球が持ち味で、特に高目のストレートに力があった。この日2番に入った宮本〔中〕や、5番の筒井〔右〕も懸命にバットを振るが、序盤はなかなか捉えきれない。
南海ハーツの先発は高松〔左〕。1回裏、先頭バッターを捕飛に打ち取ったあと、2番打者がライトへヒット。3番から三振を奪うが、4番がレフトへ二塁打を放ち〔中〕、アメーバが1点を先制。しかし次打者のセカンドゴロを、二塁手の太田が堅実に捌き〔右〕、スリーアウト。このプレーが、高松投手の好投につながっていく。
3回表、7番・太田は巧みなバットコントロールでライトへチーム初ヒット〔左〕。さすが、ハーツの鉄人である。すかさず盗塁も決めて得点圏に。ここで9番・高松〔中〕もショートへの強い打球で内野安打。一死一二塁とする。しかし数分後に落とし穴が。すうーっと二塁手がベース寄りに動くと、相手投手が素早く牽制〔右〕。三塁を狙う勢いだった太田が戻りきれず、牽制死。残念ながら、この回は得点ならず。
3回裏はレフトの森が大活躍。1本目の左飛をアウトにすると、次はレフト線への飛球をランニングキャッチ。コントロール良く、粘投する高松投手を守備で盛り立てる。その森は4回表の第2打席で、ライトへ技ありのヒット〔中〕。ここ最近、好調を維持している。しかし相手投手も落ち着いたマウンド捌き。ハーツに点を与えない。
4回裏、無死二塁から、ショートゴロで矢野が好判断。三塁に送球し、二塁ランナーをアウトに。その後、満塁とアメーバも粘るが、高松が三振、サードゴロでピンチを凌ぐ。
5回表、この日も助っ人参加してくれた8番・土井選手〔左〕がねばり強く四球を選び、二盗も決める。ここで高松はジャストミートでライナーを放ち〔右〕、同点かと思われたが、ショートが見事な守備でダイレクトキャッチ。両チームともに守備陣が投手を盛り立て、試合は0-1の緊迫した展開に。
6回表、アメーバは投手をスイッチ。なんとしても追いつきたいハーツは、先頭の1番・矢野〔左〕が四球を選び、二盗、三盗と連続で成功。そして宮本の打席でパスボールとなり、ハーツは矢野の脚だけで1-1の同点に〔中〕。二死後、横井〔右〕も四球、二盗とワイルドピッチで三進するが、この回は同点止まり。
7回表、ハーツは先頭の6番・藤本〔左〕が四球を選び、二盗。続く太田も四球。ここでパスボールがあり、無死二三塁。土井選手は振り逃げとなり、満塁に。そしてこの試合のキーマン、高松に打順が回る。高松はしっかりボールを見極め、押し出し四球〔右〕。ついにハーツが2-1と逆転するが、時間の関係で高松が最後の打者と宣告されていたため、この時点で試合終了。スコア上は6回表裏までで1-1の引き分けとなった。
真夏のような蒸し暑さのなか、なんと6回1失点完投を果たした高松投手のピッチングは特筆される。バッテリーを組み、最後まで本塁を死守した筒井も同様だ。そして最年長の太田は攻守で貢献。9人ラインぎりぎりの日が多い状況下、3週連続参加でチームを支える宮本にも感謝したい。久しぶりの顔見せとなった藤本も一塁守備を堅実にこなし、勝ち越しの起点にもなった。この季節にこれだけ参加できる喜びを感じている森は攻守で躍動している。今、プレーヤーとして最も伸び盛りの矢野は、投げては快投を演じ、この日のように内野守備でも華麗なプレーを続ける。友人の土井選手を助っ人で呼んでくれるなど、チーム運営への貢献も大きなプラスだ。
7月から、20代の西塚選手【92】と土屋選手【13】が正規メンバーに加わった南海ハーツ。ベテランと若手の融合で、熱いGリーグ3連戦に向けて、弾みをつけていきたい。
【文責・背番号6】
2021.07.03
07月03日 新宿ブンブン戦 9-0
2021年7月3日(土)15:00~17:00
上井草スポーツセンターB面(ホーム)
Gリーグ第4戦
【南海ハーツ vs 新宿ブンブン】(2回戦)
B 000 00|0 0
H 040 23|x 9
投:矢野〔勝〕
捕:筒井
本塁打:なし
三塁打:なし
二塁打:高松
1 (中)久原【24】
2 (一)高松【49】
3 (二)小西【29】
4 (捕)筒井【18】
5 (遊)住吉【51】
6 (左) 森 【 0 】
7 (三)横井【 6 】
8 (右)宮本【19】
9 (投)矢野【32】
☆Gリーグ表彰☆
最優秀=矢野選手(南海ハーツ)
優秀=高松選手(南海ハーツ)
優秀=関選手(新宿ブンブン)
★ハーツ表彰★
殊勲賞=矢野(11個の奪三振ショーで、初完封勝利!)
敢闘賞=横井(得点圏で2安打2打点)
技能賞=久原(5回に強烈レフト前ヒット)
技能賞=住吉(ダメ押しの口火を切る三塁線ヒット)
技能賞=森(2回、先制に結びつく安打出塁)
守備賞=なし
山山賞=なし
新宿ブンブンさんとのGリーグ第4戦は天候も心配されたが無事に開催でき、矢野投手が被安打1の素晴らしいピッチングで完封勝利。今季のリーグ戦を3勝1敗とし、このあと7月に組まれているリーグ3試合につながる貴重な勝ちとなった。
ハーツの先発は矢野〔左〕。4月のブンブン戦で、入団後初勝利を挙げており、この日の投球も注目された。1回表、先頭の大串選手から三振を奪うと〔中〕、スイッチヒッターの2番・斉藤(愛)選手には、背中に当ててしまう〔右〕。どちらにとっても痛いデッドボールとなったが、その後が落ち着いていた。まず直球に伸びがあり、簡単にミートさせない。相手に的を絞らせない投球で初回を無失点。
2回表、ブンブンは先頭の6番・関選手〔左〕が三塁手のグラブの上を抜けるライナーヒットを放つ。しかしレフトの森が好ポジション取りでボールに追いつき、単打にとどめる。その後、四球とダブルスチールで二三塁の走者を背負うが、矢野は3つのアウトをすべて三振で取り〔右〕、堂々のピッチング。
ハーツ打線が矢野の好投に応えたのは2回裏。ブンブンの先発左腕・佐々木投手〔左〕から、住吉が四球を選ぶと、6番・森〔中〕はショート、レフト、センターの間に弾むヒットでランナーが溜まる。ダブルスチールと、ワイルドピッチで1点を先制すると、7番・横井〔右〕はライトの前に落ちるヒットで2点目。相手の送球エラーでさらに2点を追加し、4-0とする。
3回表のブンブンは三者凡退。3回裏、ハーツは先頭の4番・筒井〔左〕が大きな飛球を打ち上げるが、これをセンターが好捕。こちらも三者凡退となる。4回表、ブンブンは3四死球で一死満塁とするが、矢野が4番・5番を連続奪三振〔右〕でピンチを切り抜ける。
4回裏二死から、ハーツは9番・矢野がライト線にうまく運び〔左〕、ヒットで出塁。続く久原はセカンドのエラーで一二塁とすると、2番・高松〔中〕がレフトの頭上を越える値千金のタイムリー二塁打。俊足の久原がファーストから一気にホームインする好走塁もあり、2点追加で6-0に。3番・小西〔右〕もライトへヒットを放ち、打線がつながりを見せる。二死から貴重な中押しができたことは大きかった。
5回裏、ハーツは先頭の5番・住吉〔1左〕が三塁線を破るヒットで出塁。一死三塁から横井〔1中〕が持ち味のセンター返しで、タイムリー。8番・宮本〔1右〕は惜しくもサードゴロとなるが、二死一二塁から1番・久原〔2左〕がレフトへクリーンヒットを放ち、満塁に。ここで4回にも勝負強い打撃を見せた高松がショートへの内野安打〔2右〕。二塁ランナー矢野も好走塁で、2者が生還。9-0とダメ押しをする。
矢野は6回まで投げ、2度の3連続を含む圧巻の計11奪三振〔中〕。見事なピッチングで初完封勝利を達成!
Gリーグ第4戦は、南海ハーツが新宿ブンブンを9-0で下した。
この日の矢野はピンチを背負っても動じることなく、己の右腕で切り抜ける頼もしい投球姿だった。グンと成長した感じがあり、守備陣からの信頼もさらに厚くなっただろう。もちろんチーム全体も盛り上がる。この良い流れを続けていきたい。
【文責・背番号6】