週刊ハーツ

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2023.05.27

05月27日 ラジカルズ戦 3-14

2023年5月27日(土)11:00~13:00
二子玉川区民運動施設D面(ビジター)
フリーマッチ
【ラジカルズ vs 南海ハーツ】

H 000 30     3
R 630 50x  14

投:矢野〔負〕-小西

 1 (二)小西【29】
 2 (中)久原【24】
 3 (左)辻本【37】
 4 (指)筒井【18】
 5 (一)高松【49】
 6 (投)矢野【32】
 7 (三)兵藤【23】
 8 (右)角田【 3 】
 9 (捕)菊池【 8 】
10(遊)横井【 6 】

スコア:藤本(智)

★ハーツ表彰★
敢闘賞=小西(貫録の3打数3安打。6月に向けて打撃上昇へ)
技能賞=菊池(ついに出ました、センターへ会心の今季初安打)
技能賞=高松(さすがのバットコントロール。2安打で5割復帰)
技能賞=辻本(セカンドへの強襲安打。好調維持)
技能賞=筒井(反撃の一打となるタイムリー二塁打)
技能賞=矢野(シュアな打撃でタイムリー三塁打)
技能賞=兵藤(コンパクトに振り抜き、レフトへタイムリー)

試合動画

 5月最後の試合、相手チームは昨年の対戦成績が1敗1分のラジカルズ。今年は勝利を勝ち取りたい!
 スタメンは5月初出場、俊足巧打の小西と久原を1・2番、先週の試合でホームランを打った辻本と筒井が並び、5割打者の高松、今年も絶好調の矢野を5・6番に置く南海ハーツ屈指の打線で挑む。

 南海ハーツの先発投手は伸びのある直球と変化球で相手を翻弄する矢野がマウンドへ上がる。本日は初回から制球に苦しんだ。四球と盗塁を絡めた攻撃を受け初回に6失点を喫した。2回も制球に苦しみ惜しくも2回途中の降板となった。しかし、先発投手の立ち上がりはプロ野球選手でも難しい。まだまだ伸びしろ十分な彼は、これからのさらなる成長、飛躍に期待だ。

 2番手としてマウンドへ上がったのは緩急自在の投球が魅力の小西だ。ラジカルズ打線に毅然とした姿で立ち向かい最少失点で抑えた。

 南海ハーツの打線に火が付いたのは4回表。打撃好調の辻本がセカンド強襲ヒットで出塁。ここで打席に立つのは威圧感を漂わせる4番筒井。レフトオーバーのタイムリーツーベースを放ち、ランナー辻本が一塁から懸命な激走でホームイン。続く打撃安定感抜群の高松がレフト前ヒットでつなぎ、6番矢野がライトオーバーのタイムリースリーベース。7番打者の兵藤がいぶし銀のレフト前タイムリーで得点を重ねて3点を取り返す! さらに守備の要の菊池が今シーズン初ヒットも記録し、南海ハーツらしい怒涛の反撃を見せる。

 4回裏は強力ラジカルズ打線と慣れない河川敷での守備エラーが重なり5失点となった。
 5回には小西が本日3安打目、猛打賞となるヒットを放ちチャンスメイクするが、後続が続かず得点までは至らなかった。

 また5回の守備では危ないプレーがあった。一塁手とラジカルズの走者が交錯してお互いに倒れ込んでしまった。一時騒然となったが幸い大事には至らなかった。守備側と走者側でどのようなプレーをすれば防止できたかを再認識して今後に活かしていきたい。

 結果、3-14と悔しい敗戦となったが、勝利への光明が見えた。
 攻守のリズムは大切にしたい。どちらかのリズムが悪いと一方も悪くなってしまう。本試合では守備のリズムの乱れが打撃のリズムを崩してしまった。「確実に取れるアウトは取る」を意識していきたい。

 チームの連勝は止まってしまったが、攻守のリズムを意識して、最少失点と流線的打線を目指せば、自然と南海ハーツの快進撃が再び始まるだろう。 

文責【3】

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2023.05.20

05月20日 新宿ブンブン戦 17-2

2023年5月20日(土)13:00~15:00
世田谷公園A面(ビジター)
Gリーグ第3戦
【新宿ブンブン vs 南海ハーツ】(1回戦)

H 461 51  17
B 101 00    2

投:高松〔勝〕

本塁打:筒井1号、辻本1号

 1 (左)土屋【13】
 2 (右)辻本【37】
 3 (投)高松【49】
 4 (遊)矢野【32】
 5 (中)宮本【19】
 6 (一)筒井【18】
 7 (三)横井【 6 】
 8 (二)兵藤【23】
 9 (指)角田【 3 】
10(捕)菊池【 8 】

スコア:藤本(智)

☆Gリーグ表彰☆
最優秀=筒井選手(南海ハーツ)
 優秀=辻本選手(南海ハーツ)
 優秀=斉藤(愛)選手(新宿ブンブン)

★ハーツ表彰★
殊勲賞=辻本(4回に試合を決める満塁ホームラン! 2安打5打点)
殊勲賞=筒井(今季チーム初ホームラン&マルチ安打!)
殊勲賞=高松(丁寧なピッチングで完投勝利!)
敢闘賞=土屋(1番打者でマルチ安打、レフトでも好返球)
技能賞=宮本(5番として勝負強いセンター前タイムリー)
技能賞=角田(好調持続、ヒット&ホームへ技ありのスライディング)
守備賞=辻本(右中間を破るかという当たりをランニングキャッチ)
守備賞=兵藤(セカンドフライで飛び出したランナーを刺し、ゲッツー)
山山賞=矢野(初四番で初回にタイムリー。次はさらに勝負強く)

試合動画

 Gリーグ第3戦。相手は新宿ブンブン。20年以上の草野球経験でもほとんど記憶のない「世田谷公園三塁側ベンチ」に違和感を覚えた試合前だったが、それは杞憂に終わった。

 結果から先に書く。打ちも打ったり、17対2。毎回得点。11安打。12四球。今季出ていなかった本塁打も2本飛び出した。1本目は初回の筒井。一番好きな真ん中低めに来たスローカーブをすくい上げる一振り。センターオーバー。3年ぶりの一発。2本目は辻本。右中間をライナーで突破する満塁本塁打。見事な一打だった。

 順に行こう。
 初回は打撃好調の土屋の投手強襲ヒットが口火を切った。盗塁後、パスボールで生還。ついで四番抜擢の矢野のタイムリーと畳み掛けた。
 二回。角田の「全員が???を頭に浮かべる」スイングでライト前ヒット、辻本渾身のダウンスイングでセンター前と続き、高松、矢野は四球、宮本がセンター前と攻撃の手を緩めない。
 三回。ブンブンはたまらず投手交代。愛ちゃん登場。ストレートの走りはなかなかのものだったが、制球が安定しない。四球、四球で土屋のタイムリーと1点を追加。矢野の「愛ある」見逃し三振は楽しかった。

 守備陣。
 高松の好投が光った。今日も「打たれて取る」投球が冴え、5回を被安打4、2失点。
 三回。右中間ライナーをランニングキャッチした辻本の守備も光った。

 かつての宿敵、新宿ブンブンに快勝。Gリーグ2勝1敗と勝ち越した。
 大勝なので勢いがつくという勝ち方ではないが、気分はいい。酒も美味しい。 

文責【18】


辻本選手【37】 試合を決める1号満塁ホームラン!


筒井選手【18】 今季チーム初本塁打となる1号ホームラン!



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2023.04.29

04月29日 YBC-67戦 6-4

2023年4月29日(土)12:00~14:00
外濠公園総合グラウンド(ビジター)
フリーマッチ
【YBC-67 vs 南海ハーツ】

H 022 020|0x  6
Y 112 000|      4

投:高松-矢野〔勝〕-小西〔S〕

 1 (左)成岡【11】
 2 (指)角田【 3 】
 3 (右)辻本【37】
 4 (一)藤本【 5 】
 5 (中)宮本【19】
 6 (捕)綿貫【14】
 7 (投)高松【49】
 8 (三)筒井【18】
 9 (二)小西【29】
10(遊)矢野【32】
11(指)兵藤【23】
12(指)横井【 6 】

見学:山口【31】

スコア:藤本(智)

★ハーツ表彰★
殊勲賞=辻本(レフトとセンターへクリーンヒット!)
殊勲賞=成岡(勝ち越し2点タイムリー含むマルチ安打!)
敢闘賞=高松(先発で試合を作り、打っても貫録の2安打)
敢闘賞=矢野(無失点で勝ち投手。二刀流でマルチ安打)
技能賞=宮本(好左腕からのレフト前含むマルチ安打)
技能賞=筒井(さすがのフルスイング、レフトへ強烈ヒット)

試合動画

 雨に弱い土のグラウンドから、今季、人工芝に新装なった外濠公園での一戦の対戦チームは、近年、接戦を演じてきたYBC-67。両チーム、序盤から小刻みに点を取り合う展開に決着をつけたのは、監督横井の、一番起用に応えた成岡の一打だった。

 5回、一死二三塁から左前2点適時打を放った成岡は、この日、3打席2打数2安打1四球の全出塁に加え、自慢の足で3盗塁も記録した。試合途中からついた遊撃の守りでも、人工芝の特性を生かした頭脳的な送球で確実にアウトカウントを増やした。

 もう一人、初回からハツラツとした働きを見せたのが辻本だ。第一打席での左前安打に続き、3回には逆転の一打となる中前打を放った。

 この試合、先発登板の高松は4点を失ったが粘りの投球で試合をつくり、矢野、小西の二枚看板へのリレーにきっちりつないだ。次週から始まるシニアリーグに向けての調整に余念はない。

 これでチームは2連勝。新任監督横井の片目が開くまでに少し時間はかかったが、しぶとい打撃を見せる宮本、筒井、高松のベテラン勢の頑張りに、辻本、角田らフレッシュなメンバーの印象に残るプレーも目立ってきた。この勢いで、5月は白星街道を突き進む。

文責【23】

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2023.04.22

04月22日 永福コルセッツ戦 5-1

2023年4月22日(土)13:00~15:00
東台B面(ホーム)
Gリーグ第2戦
【南海ハーツ vs 永福コルセッツ】(1回戦)

C 010 00|0    1
H 104 00|0x  5

投:小西〔勝〕

 1 (中)久原【24】
 2 (左)土屋【13】
 3 (遊)矢野【32】
 4 (三)高松【49】
 5 (投)小西【29】
 6 (一)筒井【18】
 7 (指)山口【31】
 8 (右)藤本【 5 】
 9 (捕)菊池【 8 】
10(指)角田【 3 】
11(指)兵藤【23】
12(二)横井【 6 】

スコア:藤本(智)

☆Gリーグ表彰☆
最優秀=角田選手(南海ハーツ)
 優秀=土屋選手(南海ハーツ)
 優秀=牧野選手(永福コルセッツ)

★ハーツ表彰★
殊勲賞=小西(先発完投で、今年チーム初勝利に貢献!)
殊勲賞=矢野(3回、勝ちを決める満塁走者一掃二塁打!)
殊勲賞=角田(右へ左へチーム唯一のマルチ安打!)
守備賞=土屋(レフトで縦横無尽、完璧な守り)
守備賞=菊池(捕邪飛好捕に、ショーバンを何度も止め、守備の要)
守備賞=矢野(満塁ピンチで二度のショートゴロ本封)
山山賞=久原(二塁からの好走で先制ホームを踏む。ゲッツーはご愛嬌)

試合動画

 ついに! ついに!! ついに!!! ついに!!!! ついに!!!!! 横井ハーツが開幕5戦目にして初勝利を挙げた。この勝利は、かつ今季のGリーグでの初勝利。投、攻、守のすべてがかみ合い、応えられない1勝となった。

 この日のハーツは、若手メンバーも多くそろい、打撃好調の高松を挟んで、上位打線に走れるメンバーがズラリと並ぶオーダーとなった。その効果は初回の攻撃から現れる。先頭の久原が振り逃げで出ると二盗。一死一、二塁となった後、高松の三ゴロのとき、スタートから2つ先の塁を狙う積極走塁で一気にホームを突いて先制点につなげた。

 2回表、ハーツは先発の小西が3四球とやや乱れて同点とされるが、無死満塁のピンチを、少し横を襲うゴロを含め2度本封に仕留めるショート矢野の好守もあり、1点のみにしのいだのが大きかった。

 ハーツは3回裏、角田のセカンド後ろに落とすヒットと兵藤の四球でチャンスを作り、横井の中前打で勝ち越し。なお一死満塁とすると、矢野が中越えの二塁打。三走、二走に続いて一走の土屋もスタートよくホームを陥れ走者一掃となり、ハーツは一気にゲームの主導権を握った。この回の攻撃は、下位打線の出塁と主軸の打撃、一、二番の足がかみ合った、理想的な攻撃だった。

 なお、角田はこの回に続き、5回にもボールをよく見てミートする三遊間へのヒットを放ってマルチ安打を記録。うれしいGリーグのゲーム最優秀選手初受賞となった。

 ハーツ先発の小西は、3回に外野に運ばれた当たりをレフトの土屋が前に後ろにと動いてさばいたプレーと、3回裏の得点もあり、ゲーム後半は全く危なげなしの投球。3回から5回までは無走者、終わってみればクリーンヒットは1本も許さず、内野安打1本で106球の完投勝利を挙げた。ゲームの流れを重視し、継投に入らずに小西に託した横井采配と、走者を置いた場面でワンバウンドをよく止めた菊池のブロッキングにも応える形になった。

 理想的ともいえるゲームで今季初勝利を飾ったハーツ。次戦はベテランの多い布陣が予想され、まったく同じようには進まないかもしれないが、何とかこの勢いをつなげて、今度は連勝態勢へと持っていきたいところだ。

文責【5】

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2023.04.08

04月08日 KOREANS戦 3-19

2023年4月8日(土)13:00~15:00
高井戸公園(ホーム)
フリーマッチ
【南海ハーツ vs KOREANS】

H 201 000 0   3
K 638 200 x  19

投:高松〔負〕-矢野-筒井-小西

 1 (捕)横井【 6 】
 2 (指)土屋【13】
 3 (指)矢野【32】
 4 (指)小西【29】
 5 (指)辻本【37】
 6 (指)角田【 3 】
 7 (指)菊池【 8 】
 8 (二)中原【44】
 9 (一)岩田
10(左)丸山【39】
11(遊)兵藤【23】
12(右)山口【31】
13(三)筒井【18】
14(中)宮本【19】
15(投)高松【49】

★ハーツ表彰★
敢闘賞=辻本(先取点となる気合いのタイムリーヒット。飲み会ではホームラン王!?)
技能賞=山口(3回、センターへクリーンヒット。今季初安打)
技能賞=筒井(こちらもセンターへ会心ヒット。ハーツきっての読書家が戦評デビュー)
技能賞=土屋(最終回にセカンドへ鋭い当たり。カメラマンの腕も磨く)
技能賞=小西(初回の三塁強襲安打に、ベンチからの声出しでも存在感)
守備賞=横井(捕手で再三のショートバウンドを好捕。試合後飲みでも守備賞?)
守備賞=岩田(セカンドでイレギュラーバウンドを反応良く好捕。「リーリー」の昭和の声出しとの合わせ技で)
守備賞=兵藤(高松投手が打ち取った打球に、独自の視点でひとこと。シニアリーグに活かせるか)
山山賞=角田(セカンド盗塁時に、動いたベースを追いかけ、危うく源田の1ミリになりかける)

試合動画

 横井監督の粋な(?)はからいで、今季から参戦する「シニアリーグ」壮行試合。シニア参加組の岩田さん、丸山さん、新入団選手中原の3人はデビュー戦。若手含む15人で臨んだが、3対19という、トホホな得点結果になった。

 初回に次期シニア選手の辻本が、一死満塁からライト前タイムリーヒットで幸先よいスタートとなったが、そのあとが・・・。シニアチームの頼れる「一本柱」高松の「打たれて捕る」投球内容はいつも通りだったが、なにせ捕れない、投げれない、追いつかない、走れない・・・。ベンチ待機若手軍団の叱咤激励とため息もムベなるかな。3回まで13安打を浴びたが、そのうちの何本がクリーンヒットだったか? こんなにアウトを一つ取るのに苦労するとは、野球って・・・、と改めて感じた。

 そんな中、今季打撃好調の高松、渾身の一振り山口、昨年.202の汚名返上に燃える筒井、の3人にクリーンヒットが生まれたのは一筋の光明と言えるか。また「年間最多勝記録」保持者の筒井が、前回いつ投げたか思い出せないくらい久々の登板にも関わらず、2/3イニングを完璧に抑えたのも、蛇足気味に付け加えておく。

 多大な反省点を遠慮なく突きつけられた試合だったが、膿を出し切ったと開き直っていくしかないでしょう。試合後の飲み会では、各々反省の色を包み隠し、言い訳のオンパレード。これも南海ハーツ。されど南海ハーツ。 

文責【18】

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2023.04.01

04月01日 TEAMシゲル戦 3-6

2023年4月1日(土)13:00~15:00
東台B面(ホーム)
Gリーグ第1戦
【南海ハーツ vs TEAMシゲル】(1回戦)

S 240 0|3    6(9)
H 000 3|5x  3(8)

投:矢野〔負〕-小西

 1 (指)高松【49】
 2 (二)兵藤【23】
 3 (投)矢野【32】
 4 (遊)小西【29】
 5 (捕)綿貫【14】
 6 (一)筒井【18】
 7 (指)山口【31】
 8 (中)宮本【19】
 9 (三)横井【 6 】
10(右)辻本【37】
11(指)角田【 3 】
12(左)菊池【 8 】

スコア・撮影:藤本(智)

☆Gリーグ表彰☆
最優秀=尾台選手(TEAMシゲル)
 優秀=河井選手(TEAMシゲル)
 優秀=高松選手(南海ハーツ)

★ハーツ表彰★
敢闘賞=高松(センターとレフトヘマルチ安打)
敢闘賞=小西(3回からの登板で流れを変える。打でも2安打)
技能賞=兵藤(初回、ライトへクリーンヒット)
技能賞=矢野(最終回、レフトへ会心のタイムリー)
技能賞=角田(ボールをうまく掬い、ライトへヒット)
守備賞=兵藤(満塁のピンチでセカンドゴロ本封)
守備賞=菊池(左中間のフライによく追いつき、好捕)
守備賞=綿貫(ショートバウンドを何度もシングルキャッチ)
山山賞=綿貫(押し出し四球で通算300打点達成)
山山賞=筒井(フルスイングを貫き、押し出しで2打点)

試合動画

 2週雨の中止がありながらの、Gリーグ開幕戦。
 負けの試合でしたが、ノムさんの「勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし」から試合を振り返ってみましょう。
 先発矢野は、試合前の投球練習から「肩が軽過ぎて、球が浮いちゃう」という感じだった。
 1イニング目、ストライクゾーンに入るのか?という状態ながら2失点でなんとか持っていく。

【第一ターニングポイント】
 1回裏、高松、兵藤がヒットで出塁。ノーアウト2、3塁でクリーンアップを迎え、最低同点にする2点が欲しいところだが点を獲れず。二者三振、5番綿貫ファーストストライクをファーストゴロ。でも、シゲルさんの尾台投手にやられたなはある。試合後に尾台投手から聞いたが、一球目のスローボールは曲がり幅ないがスローカーブだったらしい。そこに、まんまとハマったクリーンアップ。尾台投手は以前ウォールストリートで働いていたらしい。なのでウォールストリートカーブだな!と名付けてあげた。で、ウォールストリート配球術だった。

 2回表、TEAMシゲルの攻撃。その流れで南海ハーツがエラー絡みで4失点。
 その後、小西登板で失点をなんとか防いでいたが。

【第二ターニングポイント】
 4回裏に3点を返して、3対6で迎えた5回表シゲルさんの攻撃。下位打線からだったが、出してはいけない槇田さん、河井さんに打たれてしまう。出してはいけないというのは、打点ではなく得点に絡ませてはいけないということ。いくら150メートル級のホームランを打つバッターがいても、ランナーがいなければ1点。攻撃も守る側もランナーがいる重みは意識するべきだ。

 最終回、面白い展開もありましたが、万事休す。

 Gリーグ戦は対戦相手の癖とか分かるからホント楽しいですが、分からせるより分かるように頑張りましょう! その探り合いもまた楽し!

文責【14】

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2023.03.11

03月11日 エースハンターズ戦 4-6

2023年3月11日(土)13:00~15:00
野毛町公園(ビジター)
フリーマッチ
【エースハンターズ vs 南海ハーツ】

H 200 020 0  4
A 030 102 0  6

投:小西-高松〔負〕-矢野

 1 (遊)矢野【32】
 2 (指)土屋【13】
 3 (一)高松【49】
 4 (投)小西【29】
 5 (二)兵藤【23】
 6 (捕)筒井【18】
 7 (中)宮本【19】
 8 (左) 森  【 0 】
 9 (三)横井【 6 】
10(右)角田【 3 】

★ハーツ表彰★
敢闘賞=土屋(5回、一時同点打となる2点打含む2安打1盗塁の活躍)
敢闘賞=矢野(3回に三塁打をを含む2安打と躍動)
敢闘賞=角田(5回、右安打で出塁し、二塁から激走し一時同点となるホームイン)
技能賞=宮本(7回、基本通りのセンター返し。2打席凡退からキッチリ修正)
守備賞=角田(二塁、中堅、右翼間に落ちそうなフライをライトから好捕。慣れない一塁守備でも3刺殺と奮闘)
守備賞=筒井(暑さに負けず、捕手でフル出場。ストッピングが光る)
守備賞=森(6回、相手の鋭いライナーをキャッチ)
山山賞=土屋(角田選手フライキャッチの瞬間にフォーカス)

試合動画

 ハーツは初回、矢野、土屋の若手1、2番の連続安打で好機を作ると、4番・小西が相手三塁手の失策を誘い、先制した。さらに小西は相手が打球処理にもたつく隙を見て二塁を陥れる好走塁を披露し1死二、三塁とした。続く5番・兵藤が四球を選び1死満塁で迎えるは筒井。ここは三ゴロで本塁封殺となるも、相手捕手の一塁送球間に二塁から小西が判断良くホームを陥れ、この回2点を挙げた。 

 先発の小西は1、3回と持ち前の緩急で無得点に抑えたが、2回に長打攻勢を浴びるなど3失点。さらに4回、相手3番にホームランを浴びたが4回4失点と踏ん張った。 

 5回は9番・横井が敵失で出塁すると、続く角田が右翼へクリーンヒット。暴投も絡み2死二、三塁とすると、ここで土屋が鮮やかなセンター返し。横井に続き、二塁から角田も激走し4-4の同点とした。 

 その裏、横井監督は小西から高松にスイッチ。さらに本来外野の角田を一塁に抜擢。この作戦に高松が呼応するように横井、矢野の三遊間にゴロを打たせれば、両者とも無難にさばきストライク送球を発動。角田の3刺殺を後押しし、この回三者凡退で切り抜けた。 

 6回2死から2点を失ったものの高松もテンポの良い投球を披露。さらに7回にマウンドに上った矢野も1イニング無失点と結果を残し「投の3本柱」の仕上がりの良さをうかがわせた。 

 試合は惜しくも4-6と粘り及ばず。打線は相手投手の制球の良い2投手を前に右打者が計6つの三ゴロに抑えられるなど術中にはまってしまった。加えて昨季終盤に見せたような足技も初回の小西を除き不発に終わった。 

 ただ相手チームも試合運びは巧みで、自滅するような展開には持ち込めず。積極的スイングや、余計な四球を出さない、取れるアウトはしっかり取っていくスタイルはハーツもお手本にしたいところだ。

文責【0】

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2023.03.04

03月04日 あしたば戦 3-6

2023年3月4日(土)11:00~13:00
世田谷総合運動場(ホーム)
フリーマッチ
【南海ハーツ vs あしたば】

H 101 000 1  3
A 015 000 x  6

投:矢野〔負〕

 1 (指)高松【49】
 2 (指)宮本【19】
 3 (投)矢野【32】
 4 (捕)綿貫【14】
 5 (三)筒井【18】
 6 (二)兵藤【23】
 7 (左)辻本【37】
 8 (中)土屋【13】
 9 (一)藤本【 5 】
10(右)角田【 3 】
11(遊)横井【 6 】

スコア:藤本智子

★ハーツ表彰★
敢闘賞=高松(チーム初ヒット含むマルチ安打、全3得点)
技能賞=宮本(技ありのレフト前ヒットでチャンスメイク)
技能賞=筒井(フルスイング、会心のセンター前ヒット)
技能賞=土屋(ミート抜群のセンター前で先頭出塁)
守備賞=土屋(右グラブ使用、レフトでバックアップ好捕)
守備賞=矢野(ショートライナーをジャンプ一番)
山山賞=兵藤(先制と勝ち越しの押し出し四球、2打点)

試合動画

 ハーツにとって27年目、横井監督1年目のシーズンが始まった。この日は11人(+スコアラー)のメンバーが集合、前日にメールで送られた新監督からの「1行エール」を胸に、ようやく暖かくなった日差しの下、グラウンドに飛び出した。

 「横井ハーツ」の先頭打者は「今季初ヒット&初得点を期待」のエールで送り出された高松。積極的に初球を打ってレフト前へ。ハーツはそこから、矢野、綿貫の三、四番の四球で満塁とし、二死後、兵藤が0-2からよく選んで押し出し四球、高松が期待通りにチーム初得点を記録し、幸先よく1点を先行した。

 2回にいったん同点とされたハーツだが、3回には再び上位打線が火を噴く。高松中前打の後、宮本が左前にきれいに落として一、二塁。矢野、綿貫が今度は連続三振してどうかと思われたが、五番の筒井が中前打で満塁とチャンスをつなげると、兵藤が再び押し出し四球を選んで勝ち越した。

 しかしその裏、この日がシーズン初戦でもあり、懸念された守備の球際の弱さが出てしまう。4安打1四球で3点を失い、逆転を許したあと、一塁手の送球落球や三塁手がライナーをはじく失策などが続き、余分な2失点。ハーツは最終回に敵失絡みで1点返したが、結果的にはこの回の5失点がゲームを決める形となった。「横井ハーツ」の開幕投手を担った矢野は、この日は課題の初回も3者凡退でスタートするなど、打者1巡目は快調な投球だったが、ちょっと気の毒な結果となってしまった。

 ちなみにこの開幕戦、通算300打点まであと1点と迫り、期待を込めて四番に起用された綿貫の記録達成はならず。とはいえこの日は、土屋にも目の覚めるようなライナーの中前打、横井にもヒットが出て、打線は6安打と初戦としては活発、守っては、肩を痛めていつもとは逆の右手にグラブをつけた土屋が外野で4本のフライをキャッチ、中にはセンターがはじいたボールをレフトでダイレクトにつかむプレーや左で投げての好返球もあり、存在感を見せた。最終回には高松も登板、この日もチームのリズムを立て直す投球を見せるなど、いい動きを見せたメンバーも多く、敗れはしたが、守備の破綻さえなければまずまず戦える、という手応えが残った新監督初戦ではあった。

 新監督初勝利は次戦以降に持ち越されたが、次戦はどうやら若手メンバーの参加も多く、守備はより固めていけそう。ベテラン勢も、暖かくなり試合数を重ねてくれば多少は動きも良くなることだろう(まあ今後は歳を重ねるばかりなので保証はないが……)。次戦こそは、守備の破綻を減らして、新監督に勝利を届けたいところだ。

文責【5】

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2022.12.17

12月17日 ブレット王国戦 7-6

2022年12月17日(土)13:00~15:00
猿江恩賜公園2面(ビジター)
フリーマッチ
【ブレット王国 vs 南海ハーツ】

B 002 400 (1x)  6(7)
H 100 231         7

投:矢野〔勝〕
捕:菊池

本塁打:なし
三塁打:なし
二塁打:矢野(ハ)、7番打者(ブ)

 1 (中)久原【24】
 2 (三)土屋【13】
 3 (投)矢野【32】
 4 (一)筒井【18】
 5 (遊)横井【 6 】
 6 (左) 森  【 0 】→太田【16】
 7 (捕)菊池【 8 】
 8 (二)兵藤【23】
 9 (右)宮本【19】
10(指)藤本【 5 】
11(指)辻本【37】

★ハーツ表彰★
殊勲賞=兵藤(値千金、拮抗した試合の勝負を決めるライト前タイムリー!)
殊勲賞=矢野(同点3点二塁打に、完投勝利。さすが二刀流、2022年度MVP!)
敢闘賞=菊池(勝ち越しホームインを生んだ、果敢な走塁)
敢闘賞=横井(持ち味のセンター前ヒットと、ホーム突入)
技能賞=久原(選球眼に磨きをかけ3四球全出塁に、3得点、2盗塁)
技能賞=太田(恒例の登場時間で、いぶし銀の進塁打)
守備賞=森(名外野手が、腰を痛める負傷を恐れず、レフト線フライを好捕)
守備賞=矢野(投邪飛を勢いの良いダッシュでファインプレー)
山山賞=辻本(相手投手の好守でゲッツーを献上するも、それを補って余りある宴会部長の働き)

試合動画

 前週で2022年度のシーズンを終え(記録集計の関係上)、2023年度開幕戦扱いで迎えた、初対戦のブレット王国戦。若いメンバーの多い相手に対し、南海ハーツはベテラン、中堅、若手(最年長含む)のバランスで勝負を挑んだ。

 ハーツの先発は、今年、投打二刀流で文句なしのチームMVP(64ポイント獲得:2位の倍以上)に輝いた、矢野投手〔中〕。この日は欠席となったが、パワーピッチャーの小西とともに、二人が多くの試合に登板し、若手同士、切磋琢磨の投球で、矢野8勝(最多勝)、小西6勝と双璧の成績でチームを支えた。もう一人、高松投手の存在も大きく、自身今季最後の登板で規定投球回数に達するなど、持っている男はやはり一味違う。コントロールの良さとマウンド度胸はチーム随一で、今年の南海ハーツ流行語大賞「低めホワン」(綿貫語録)が示すとおり、緩急織り交ぜた投球術で、三本柱として君臨する。
 今季の筒井監督は可能性のある選手にはどんどんマウンドを経験させる方針で、三人以外では、宮本投手、兵藤投手、土屋投手、菊池投手も登板した。この中から一人でも出てきてくれると、来季の投手陣に厚みも増す。

 1回裏、ハーツは久原〔左〕が四球選ぶと、土屋〔中〕がライトへうまく運び、一死二三塁。ここで4番・筒井〔右〕がセンターへ強烈な打球で犠牲フライ。今季、打撃に苦しんだ筒井だが、シーズン終盤には常に良い当たりを見せていて、フルスイングの貫録は“四番”に相応しく、来年につながる一打となった。

 3回表、ブレット王国はワイルドピッチで同点とすると、二死一三塁で6番打者〔中〕の放ったゴロが、投三遊のちょうど間に転がり、左打者の利と俊足で内野安打に。2-1と逆転する。勢いに乗ったブレット王国は4回にも4四死球をうまく得点につなげ、ノーヒットながら一挙に4点。6-1とリードを広げる。

 苦しい展開となってしまったが、今季後半戦のハーツにはチーム一丸の粘りがある。4回裏、ハーツは1番打者としてボールをよく見ることを意識した久原が2個目の四球で出塁すると、三進し、遊ゴロエラーで生還。なおも二死二三塁で、若手最年長・森〔中〕がセンターへ技ありの一打で、もう1点追加。3-6とし、じわりと相手にプレッシャーをかける。

 そして5回裏、ハーツは二死満塁で、今シーズン首位打者(打率.341)の矢野がバットを豪快に振り抜くと〔中〕、大きなフライが左翼手の頭上を越えていく。これが走者一掃の3点二塁打となり、一気に6-6の同点。入団初年度、最初のヒットが出るまでが非常に難産で、チームメイトから温かな目で?いじられていた選手が、3年目にして打撃開眼。春から秋までシーズンを通して最も安定した打撃で高打率をキープし、打球の力強さも日を追うごとに増してきた。もともとパワーのある小西(3本塁打でホームラン王)も投打二刀流だが、矢野はシャープな打撃で個性を放つ。この試合は2023年度の成績に反映されるため、矢野は早くも3打点をゲット。

 驚異の粘りで同点に追いついたハーツ。この試合、完投を果たした矢野の投球が打線に勢いをつけたのは間違いない。5回表は三者凡退、難しい投手ファウルフライ好捕のおまけ付き〔中〕。矢野はもともとショートなど内野守備も得意とし、やわらかな身のこなしで自らを助けた。6回表も無失点。この回にはレフトの名手・森が左翼線のフライをファインプレーで締め、さらにハーツベンチは好ムードに。

 6回裏、この回先頭の横井〔中〕は、投手の代わり端、追い込まれてから、得意のミートでセンター前。入団3年間で100安打を放ち、チームに誘った最年長・太田がチームメイトからその功績を称賛された過去を持つが、そんな横井も入団10年目(来季は50歳)。4年目からは打撃不振に悩み、歯がゆい自分と対峙する数年間を過ごしてきたが、今季は久しぶりの主要タイトル、打点王(25打点)を僅差(2位・小西選手と2打点差)で獲得し、充実したシーズンとなった。一番の要因は試合数だろう(もし同試合数での勝負だったら、若手に譲っていたに違いない)。今季も全試合に出場し、現在173試合連続出場継続中。ちなみに筒井監督によると、連続試合出場には、既婚部門と未婚部門があり、既婚部門(筒井氏が記録保持者)のほうが圧倒的に価値があるとのこと(あえて記録を塗り替えなかった〔塗り替えたくなかった〕綿貫氏の英断?も過去にあり)。

 ここで打席に入ったのは、参加時には重役出勤(試合が終わる頃にやって来る)が恒例の太田〔中〕。直前の好守で腰を痛めた森の代打として登場した。一見、野球よりも酒(試合後のチーム飲み)を愛しているだけのようにも感じられるだろうが、太田の思考の深さについて、読者のために解説しておこう。人数がそろっている時には遅れ、足りない週には試合開始から涼しい顔をして居るのが太田流。チームの救世主であるとともに、メンバーが多い時の打席の巡りを考え、変幻自在に登場時間を調節する、千両役者の神髄はここにあり。MVP投票でも毎年、票を獲得するだけのことはある。そして近年最大の功績は、矢野を入団させたことであろう。太田派(紹介で入団)の中心は、横井から矢野へ、ここでも世代交代の波がさざめき立っている。うれしい息吹だ。太田は価値ある進塁打で、一死三塁に。

 もし6回裏で時間的に試合終了なら、サヨナラのチャンス。7番・菊池〔左〕の放ったサードゴロで、横井は本塁突入。タイミングは微妙だったが、送球を捕手が前に弾く〔右〕。横井はセーフと思い、ベンチも指摘するが、審判からは死角となっていて、判定はアウト。実際に拾い直してからのタッチと、つま先がホームに触れるタイミングも紙一重。ハーツにとっては悔やまれる判定となったが、ミーティングで積極的な走塁を確認していたことを考慮すると、ゴロゴーの判断は正解か。今後も全員で、一つひとつのプレーを検証・改善していこう。

 二死一塁となり、チャンスがついえたかと思われたが、ランナーに残った菊池が奮闘する。二盗とワイルドピッチで再び、三塁にランナーを置くかたちに。ここでバットを構えるのは、8番・兵藤。今季は宮本〔左〕とともに、監督賞の一つ、最多技能賞(7回)を獲得。シュアな打撃だけでなく、特にシーズン後半は、セカンドで縦横無尽の好守備を連発。“動ける還暦越え”として、ハーツナインも一目を置く存在だ。MVP投票でも9ポイントを獲得し、堂々の5位。物静かで熱い男が放った打球〔右〕は、ライトへ完璧な勝ち越しタイムリー! 5点のビハインドを追いつき、終盤に逆転。痺れる試合展開となったが、これは出場メンバー全員で勝ち得たもの。ベンチ内の盛り上がりと、感動は言うまでもない。
 あと少し時間が残っていたため、7回に突入し、粘るブレット王国も巧打で7-7の同点に追いついたが、7回表一死で時間切れのため試合終了。正式スコアは7-6で南海ハーツが勝利。

 筒井新監督のもとスタートした2022年。夏場には正規メンバー5人で試合に臨まざるを得ないという、かなりのピンチがありながら、この試合に助っ人初参加した辻本〔中〕が、その後、正式メンバーに加わり、菊池、角田の計3選手が南海ハーツの一員となってくれた。

 筒井監督は、その雰囲気から、猪突猛進のイメージを抱きがちだが、私個人の印象は“聴く耳を持つ監督像”。南海ハーツはベテランから若手まで、多くの年齢層の選手が在籍する。20代から70代という幅の広さがこのチームの魅力であり、財産とも言える。必然的に、各選手から多種多様の声が監督のもとに届く。その節目節目で、筒井監督は一人ひとりの意見に耳を傾け、チーム方針の判断材料に取り入れながら進んできたように思う。ミーティングの成果も出始めている。来季に向けて、楽しみは非常に多い。

 今年は4月に兵藤選手、10月に藤本選手、二人の還暦記念試合を行った。記念写真が示すとおり、みんな笑顔。来年は筒井監督(兼選手)、渡部選手の出番。これだけ多くの還暦試合を行えるのも、南海ハーツに25年という伝統があるからこそ。草野球チームとして最も大切な、続けることを実践できるチームメイトに感謝しつつ、2022年から2023年に向けて、また一歩を踏み出していきたい。

文責【6】

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2022.12.10

12月10日 新宿ブンブン戦 6-2

2022年12月10日(土)13:00~15:00
砧公園A面(ビジター)
フリーマッチ
【新宿ブンブン vs 南海ハーツ】

B 100 010 0  2
H 222 000 x  6

投:高松〔勝〕-矢野
捕:綿貫-筒井

本塁打:なし
三塁打:なし
二塁打:森(ハ)、横井(ハ)、松平(ブ)

 1 (左)辻本【37】
 2 (捕)綿貫【14】
 3 (中) 森  【 0 】
 4 (指)宮本【19】
 5 (一)藤本【 5 】
 6 (右)角田【 3 】
 7 (投)高松【49】
 8 (二)兵藤【23】
 9 (三)矢野【32】
10(遊)横井【 6 】
11(指)筒井【18】

★ハーツ表彰★
殊勲賞=高松(6回2失点7奪三振の快投。テンポの良さは健在で2回以降は無安打投球)
敢闘賞=横井(4回裏、鋭くセンターへはじき返す二塁打。2番手で登板した好右腕・小松投手からチーム唯一の安打)
敢闘賞=森(先制の中前適時打に2打席目は今季自身初となる長打を記録)
技能賞=宮本(3回裏、沈む球を拾う技あり右前適時打。高松の左犠飛で判断良くホームイン)
技能賞=綿貫(第1打席で基本通りのセンター返し、第2打席で持ち前の流し打ちで2安打)
守備賞=兵藤(二塁守備で抜群のフットワーク! 7回裏、飛球を好捕からの一塁転送でダブルプレーを決める)
山山賞=なし

試合動画

 南海ハーツは砧公園A面で新宿ブンブン(With TEAMシゲルさんから助っ人5人)と対戦。Gリーグでしのぎを削る好敵手相手に先発高松〔中〕が6回を投げ2安打2失点7奪三振の好投で存在感を示した。打線は1、2、3回でそれぞれ2点を挙げ計6得点。相手に主導権を渡さない理想的な試合運びで、2022年度最終戦を勝利で飾り、今シーズン18勝17敗4分で、勝ち越しを決めた。

 2週間前は矢野がGリーグ王者・中野マシンガンズ打線に3失点完投勝利、1週間前の試合では敗れたものの小西が6回無安打投球を展開。勢いづく投手陣の活躍に“大魔神”と称されたベテラン高松が続いた。
 1回表、先頭に内野安打を許し、1死二塁の場面で相手3番松平選手にセンターオーバーの二塁打で先制点を献上も2回以降は無安打ピッチング。3、6回は三者凡退で斬って取るなど持ち前のテンポの良さは健在だった。5回表は2失策が絡み1点を返され、さらに2四球を与え1死満塁の窮地に立たされたが、ここでも冷静さは失わない。2-6で満塁弾を浴びれば同点の場面で、この回3個目の三振(振り逃げ含む)と三ゴロで後続を断った。
 内野の失策以外で外野のフェアゾーンに運ばれたのは先述のセンターオーバー1本のみ。四球は4個与えたものの投球リズムは狂うことなく7奪三振をマーク。バックも捕手綿貫が低目のボールをほぼ逸らさず、満遍なく内野に打たせたゴロ、飛球を二塁・兵藤、三塁・矢野、遊撃・横井がキッチリ処理し援護した。

 一方、打線は1回裏無死一、二塁で、森〔左〕が中前打を放ち同点とすると、なお満塁とし5番藤本〔中〕が中前打で勝ち越し。2回裏は11番筒井〔右〕の右前打と相手の捕逸で2点を追加。

 3回裏には4番宮本〔1左〕の右前適時打。続く藤本の敵失での出塁と角田〔1右〕が中前打で満塁の好機を作ると、高松〔2左〕が左翼へ鋭いライナー。ここで三走・宮本がタッチアップを試みる好判断で6点目のホームへ滑り込み〔2右〕、突き放した。


 宮本の走塁のほかにも、これまでの試合後ミーティングで話した「次の塁を狙う走塁」が随所に見られた。1回裏には先頭の辻本が四球で出塁すると好スタートで二盗に成功。追撃ムードの口火を切ると、この回には綿貫、森も二盗をマークし勝ち越しにつながった。2回裏には矢野、筒井も二盗を決め、いずれもホームイン。中でも筒井は三塁走者となった綿貫の打席で相手の捕逸で生還〔中〕。捕手の後ろのファールゾーンは決して広くはないが、普段からしているホームを狙う1歩目の準備や心掛けが功を奏した。

 一方、惜しくもアウトになってしまったが、2回裏、一塁走者・綿貫が一塁へけん制をされながらも二塁を狙った場面や4回裏、横井が三塁から相手暴投で生還を試みるなど「積極走塁OK」はチーム全体に浸透。アウトを恐れず前向きにチャレンジする姿勢や雰囲気が今後、戦う上でも大きな武器となりそうだ。

 7回表の守りでは無死一、二塁の場面で二塁・兵藤〔中〕がポテンヒットになりそうなフライを好捕。その後、一塁へ転送し飛び出した走者を刺すダブルプレーに取ってみせた。

 攻守で最高のプレーを見せ今年度最終戦を終えたハーツ。「矢野、小西、高松」の三本柱の確立、走塁での積極性は今季の好材料。連勝街道、連敗街道と浮き沈みもあった1年だったが、このような「一丸野球」を来季も存分に発揮していきたい。

文責【0】

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2022.12.03

12月03日 恵比寿アタック戦 2-5

2022年12月3日(土)13:00~15:00
松ノ木運動場(ビジター)
フリーマッチ
【恵比寿アタック vs 南海ハーツ】

A 200 003  5
H 000 020  2

投:小西〔負〕
捕:菊池

本塁打:なし
三塁打:なし
二塁打:筒井(ハ)

 1 (三)矢野【32】
 2 (左) 森  【 0 】
 3 (投)小西【29】
 4 (一)筒井【18】
 5 (遊)横井【 6 】
 6 (捕)菊池【 8 】
 7 (指)宮本【19】
 8 (二)兵藤【23】
 9 (右)辻本【37】
10(中)土屋【13】

★ハーツ表彰★
殊勲賞=なし
敢闘賞=小西(驚異の完投ノーヒットピッチング。今季ラスト登板で快投)
敢闘賞=菊池(常に次の塁を狙う攻めの走塁で反撃の口火に)
技能賞=宮本(決断力とスライディング技術で同点のホームイン)
技能賞=辻本(2度の打席でともにセカンドへ巧打)
守備賞=横井(追加点を与えられない場面で本塁補殺)
守備賞=菊池(捕邪飛好捕に、強肩で二盗も刺す)
守備賞=矢野(サードで多くの守備機会を堅実にこなす)
山山賞=なし

試合動画

 久しぶりの対戦となった強豪・恵比寿アタック戦。今年最後の参加となる小西〔中〕が先発のマウンドに。1回表、アタックは四死球で一死二三塁とすると、4番打者のショートゴロの間に三塁ランナーがホームイン。ここで二塁ランナーも止まることなくホームを目指していて、一気に2点を先制。足を絡めたそつのない攻撃で試合を優位に進める。

 反撃したいハーツは1回裏、二死一塁で4番・筒井〔左〕が右中間に目の覚めるような大飛球。悠々の二塁打となるが、一塁走者の森は本塁で憤死〔右〕。三塁コーチャーは回していたが、森は三塁止まりと判断したのか、サードを回る前に一瞬スピードを緩めてしまった。これがなければセーフのタイミングだっただけに、悔やまれる走塁となる。試合後のミーティングでは「まず一塁ランナーが積極的に盗塁し、得点圏の状況を作るべき」との意見も出され、ランナー二塁であれば楽々ホームインの場面であり、常に次の塁を目指す走塁の大切さを全員で確認した。

 先発の小西はなかなか打線の援護がないなか我慢の投球。2回は三者凡退。3回以降も四死球こそ与えるものの、要所で計6奪三振。バッテリーを組んだ菊池も、2回にはファウルフライを好捕〔左〕、4回には二盗を刺す〔右〕など、小西を大いに守り立てた。

 5回表、ハーツは終盤でピンチを迎える。一死三塁で前進守備を敷くと、打球はショートへ。今季は途中から前進守備も積極的に練習してきたハーツ。横井は落ち着いて本塁送球し、タッチアウト〔中〕。ひとつ上の野球を目指し、守備隊形について進言していた小西にとっても嬉しい一場面だった。

 初回以降、追加点を与えなかったハーツに流れは傾き、5回裏は待望の反撃のイニングに。菊池、宮本が連続四球で出塁すると、ダブルスチールを決める。このとき捕手の二塁送球に遊撃手のベースカバーが遅れ、隙を見逃さず菊池がホームイン〔左〕。さらに一死三塁となり、9番・辻本〔中〕のセカンドゴロで、前進守備のなか三塁走者・宮本〔右〕が果敢な走塁と見事なスライディングで、ついに同点。この回ヒットなしながら、足で2点をもぎ取る。まさに“走塁改革”が実った瞬間だった。

 5回の堅守と好走塁で、流れは南海ハーツへ。6回表を抑え、その裏にサヨナラ……そんなシナリオをハーツナインが脳裏に浮かべたとき、野球の神様は試練を与える。無死二塁で3番打者がバッターボックスへ。ショートの横井は三盗をさせないために、二塁ベース付近でランナーを気にしながら、定位置へ動き出し、打球に備える。ここで放たれた打球は、さすがクリーンアップ、強烈な低いライナーだった〔左〕。しかし横井は正面に回り込めたため、捕れると思った。一瞬、捕ってすぐ二塁ランナーにタッチできればダブルプレーも?との思いが頭をよぎったかもしれない。でもそれは捕球してから判断すべきこと。気づいたときには、目の前でワンバウンドしたゴロが見事に股間を抜けていた〔右〕。天国から地獄。試合の流れも、今年積み重ねてきた努力も水の泡となってしまうかのように、無情にも打球は左中間を抜けていく。名手の森(レフト)・土屋(センター)をもってしても間に合わない。与えたくない勝ち越し点が、いとも簡単に恵比寿アタックのもとへ。それでも小西は気持ちを切らさず、横井を責めることもなく、最後まで投げ続けてくれた。この回のアウトはすべて三振。しかし試合巧者のアタックは、さらに足を生かした攻撃で2点を追加。最終回に5-2とリードを広げる。

 もう一度、追いつきたいハーツ打線だったが、時間が迫るなか3点のビハインドは非常に重く、6回裏に得点を挙げることはできず、無念の敗戦。
 チームの団結力を感じた試合であり、劣勢から追い上げる底力も実感した試合。それでも、もう少しで届きそうだった勝利をつかむことはできなかった。特筆すべきは、この日完投の小西が最後まで1本のヒットも許さなかったこと。ノーヒットでありながら、足だけで恵比寿アタックさんは5点を挙げた。いろいろ学びのある一日となった。野球の楽しさ、悔しさ、難しさ、奥深さが複雑に絡み合う、忘れられない試合だった。

文責【6】

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2022.11.26

11月26日 中野マシンガンズ戦 7-3

2022年11月26日(土)13:00~15:00
東台A面(ホーム)
フリーマッチ
【南海ハーツ vs 中野マシンガンズ】

H 002 005|1  7(8)
M 000 030      3

投:矢野〔勝〕
捕:筒井

本塁打:矢野2号(ハ)
三塁打:矢野(ハ)
二塁打:榎本(マ)、石井(マ)

 1 (投)矢野【32】
 2 (二)兵藤【23】
 3 (三)高松【49】
 4 (捕)筒井【18】
 5 (遊)横井【 6 】
 6 (右)宮本【19】
 7 (左)辻本【37】
 8 (指)角田【 3 】
 9 (一)碓氷(助っ人)
10(中) 森  【 0 】

★ハーツ表彰★
殊勲賞=矢野(投げては3失点完投。打っては本塁打、三塁打の計7塁打)
殊勲賞=宮本(ベテランは勝負所を熟知。6回表、鮮やか決勝右前打)
敢闘賞=横井(6回表の同点打に投ゴロでも判断良い走塁でホームイン)
敢闘賞=森(バットの力を借りながらも鋭い左安打。続く矢野の2ランを呼ぶ)
技能賞=辻本(2回表、食らいつき執念の中前打)
守備賞=横井(6回裏、センターへ抜けそうなあたりをアウトに。5回裏は本塁狙う走者を冷静に刺す)
守備賞=森(ポテンヒットと思えるような打球を何とかキャッチ)
山山賞=森(突然、連絡もなく欠席から出席に変更。5回表、6-4-3の併殺で相手の逆転劇、並びに好ゲームを呼ぶ)

試合動画

 南海ハーツは東台野球場A面で中野マシンガンズと対戦。試合は2-3と逆転された直後の6回表、打者9人で5点を挙げる猛攻を見せ再逆転に成功し、逃げ切った。その中でも矢野が投打でフル回転。投げては3安打3失点の完投を収めると、打っても本塁打、三塁打と計7塁打をマークした。

 「やられっ放しで今年を終わるわけにはいかないので、なんとしても一泡吹かせましょう」。前日の筒井監督のメールにナインが呼応するように、Gリーグ2戦2敗の相手に対し会心の勝利を見せた。

 雨予報で中止もよぎるの中、全勝のGリーグ王者に対し意地を見せたいハーツナインの思いが通じた。曇り空の下、試合は決行。だが1回表は空回りか、相手・榎本投手の緩いの球の前に遊ゴロ失、三ゴロ、三ゴロと1~3番の右打者が自分の形で打てない形に。それでも、4番筒井〔1左〕が流し打ちで右前打を放てば、2回表には7番辻本〔1中〕が中前打。3回表には先頭の森〔1右〕が左へライナー性の安打を放つと、続く1番矢野〔2中〕も鋭い打球をはじき返し、ライトを抜けるランニングホームランで幸先良く2点を先制した。

 一方、守りでは矢野〔中〕が工夫を凝らした投球を見せる。不安とされた立ち上がり、内野ゴロ2つ、浅い中飛で1回裏を無安打に抑えると、2~4回も得点を許さない。内外の出し入れ、緩急に加え、初球にチェンジアップを投じるしたたかさに、マシンガンズ打者陣も打席でうなる様子を隠せず。3回には、長打力がある2、3番を連続で見逃し三振に仕留めてみせた。

 ただ、相手打線もやられっ放しで終わらない。5回裏、1点を返され、なお無死二、三塁の場面で2番石井選手が左翼線へ技ありの流し打ちで2点を奪われ逆転を許した。

 一気に崩れてしまいそうな苦しい場面だったが、内野陣が矢野の力投に応える。まずは相手4番の投手横を抜ける緩い二ゴロを兵藤〔左〕がキッチリ処理。さらに1死三塁、打球は遊撃・横井の前に。三塁走者がホームを狙ったが横井〔中〕が冷静な送球で、生還を阻止。そして2死満塁の場面で相手左打者の緩い三ゴロを高松〔右〕が鋭い出足軽快なフットワークでさばいてみせ、追加点を許さなかった。

 ピンチの後にはチャンスあり。今度は攻撃陣が躍動。1死二、三塁の好機を作るとここで5番横井〔左〕が中前打を放ち同点。続く6番宮本〔右〕が右翼前にはじき返し勝ち越した。

 1点を追加した後の2死二、三塁の場面では助っ人・碓氷〔左〕が基本に忠実のセンター返し。三走宮本に続き、二塁から辻本〔右〕が挟殺プレーをかいくぐりホームイン。この回、5得点目を挙げ勝負を決めた。

 これまでの反省を生かすように、この回は機動力を発揮。筒井、横井、宮本、辻本がいずれも二盗を決め、攻撃を勢いづけた。また、勝ち越し後の1死二、三塁の状況で辻本の打球は投ゴロとなったが、三走・横井〔中〕がホームインし追加点。相手投手が一塁へ送球をした間に三塁から判断良くスタートし、安打でなくても得点を奪えることを証明した。

 足の動きが軽やかな横井はその後の6回裏には抜群のフットワークでセンターへ抜けそうな鋭いゴロを好捕〔左〕。その流れに乗って一塁に正確に送球し、この回の3アウト目を奪った。試合全体で振り返れば、兵藤の献身的なプレーも印象深い。カバーリングや前方への打球勝利での猛ダッシュや豊富な運動量を見せたほか、3回裏無死一、二塁の場面で矢野のバント処理での二塁送球が少し逸れたが、倒れながらもキャッチ〔右〕。その難しい体勢から果敢に一塁に送球し併殺を狙いにいくプレーはナインを勇気づけた。さらに助っ人・碓氷も堅実な一塁守備で矢野を援護。相手左打者がひっかける打球を冷静に処理した。

 ただ、これだけ緊張感の持てる試合をできたのは相手であるマシンガンズの影響も大きい。角田〔中〕がファウルで粘る姿や、矢野の投球への称賛などこちら好プレーにも反応する気持ちの良い声出しもあった。両チーム精一杯力を発揮した内容の濃い2時間。大切なライバルからたくさんの学びを得た。来季こそ、Gリーグでの勝利という形で“恩返し”したいところだ。

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