週刊ハーツ
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2024.05.19
05月19日 オリオールズ戦 2-15
2024年5月19日(日)10:30~11:40
落合中央公園
第15戦《シニアリーグ第2戦》
【南海ハーツ vs オリオールズ】
O 456 15
H 200 2
投:高松〔負〕-兵藤-高松
1 (三)横井【 6 】
2 (左)成岡【11】
3 (投)高松【49】
4 (捕)筒井【18】
5 (遊)兵藤【23】
6 (右)丸山【39】
7 (中)渡部【10】
8 (一)藤本【 5 】
9 (二)岩田【36】
ベンチスタート:太田【16】、中原【44】
★ハーツ表彰★
敢闘賞=兵藤(初回、満塁のピンチでマウンドに立つも、堂々たるマウンド捌きで後続を断つ。その裏には、反撃の狼煙となる2点タイムリー)
敢闘賞=筒井(初回裏の攻撃でチーム初安打。続く兵藤との連打で、一時は2点差に)
敢闘賞=渡部(数ヶ月振りの試合で、初球を痛烈に弾き返す三遊間のヒット。バッティングセンターでの打ち込みの成果)
技能賞=中原(コールド負けで意気消沈しているチームを鼓舞する声出しは、辻本選手譲り!)
辻本賞=太田(10秒前のことを忘れるシニアの実態を、若手シニアに披露)
辻本賞=岩田(会社の野球チームの試合があり、飲み会不参加を事前に伝えず、飲みのネタだけを提供)
昨年度優勝の強豪オリオールズに玉砕!
初回追撃の2得点も毎回失点であえなく三回コールド負け。
シニアリーグ第2戦。
Gリーグ5連勝と公式戦に強いハーツ。その勢いでシニアも、と意気込んで臨んだが…。
初回表の守備。オリオールズの攻撃。いきなり2エラーで早くも暗雲が。
飄々とした投球が持ち味の高松も「抑えねば」と力が入り、制球を乱す。3つ目の押し出し四球を与えたところで早くも兵藤にスイッチ。なんとか4失点で終わる。
初回の攻撃。オリオールズの投手は速球とスライダーのコンビネーションで制球良くコーナーを突いてくる。攻略はなかなか難しい。一番横井、二番成岡が倒れるが、ここでアドレナリン全開の高松が四球を選ぶ。不発弾の筒井がライト前にしぶとく落とす〔左〕。二三塁のチャンスで兵藤がこれまたしぶとくセンター前〔右〕。2点返す。二死から粘っての得点。今日はいつもと違う、と期待を抱かせた。ところが…。
二回表の守備。四死球で走者を溜めたところで快打を浴びる悪のスパイラル。5失点。粘りを見せることが出来ない。
二回裏の攻撃。先頭打者の今季初出場、渡部が全くブランクを感じさせない打球をレフト前に運ぶ〔中〕。追撃開始したいところだったが、後が続かない。
三回表の守備。再度の登板高松も悪い流れを断ち切れない。四死球とエラーで溜めた走者を快打で返されるパターン再び。6失点。
三回裏の攻撃。この回に1点以上取らないとコールド負けになる。一死から高松がレフト前に快打〔左〕。兵藤が今日2本目のヒットを三遊間に〔右〕。二死一二塁とチャンスを作るが、丸山が空振り三振に倒れ、ジ・エンド。1試合目に続くコールド負けを喰らってしまった。
反省点は山ほどあるが、初回いきなりの2エラーは痛かった。3イニングで12四死球も痛いが、スタートがズッコケなかったら展開は全然違ったはずだ。
打線は好投手に対し5安打と健闘したが、四死球がほとんど期待できないだけに、もっと畳み掛けないと点は取れない。シニアの試合で2得点じゃ、一生勝てない。
ここで提案。
シニア強化試合は公式戦の完全予行練習にするべき。
①全員ヘルメット着用
②ネクストバッターズサークルでは素振りしない
③午前中(朝イチならベスト)の試合を組むべき
いかがでしょう。
文責【18】
2024.05.11
05月11日 あしたば戦 2-1
2024年5月11日(土)13:00~15:00
世田谷公園B面(ビジター)
第14戦《Gリーグ第5戦》
【あしたば vs 南海ハーツ】(1回戦)
H 110 000 0 2
A 100 000 0 1
投:小林〔勝〕
1 (中)久原【24】
2 (投)小林【61】
3 (遊)矢野【32】
4 (三)小西【29】
5 (一)筒井【18】
6 (右)高松【49】
7 (捕)菊池【 8 】
8 (左)横井【 6 】
9 (指)丸山【39】
10(二)兵藤【23】
11(指)綿貫【14】
☆Gリーグ表彰☆
最優秀=小林選手(南海ハーツ)
優秀=横井選手(南海ハーツ)
優秀=恵美選手(あしたば)
★ハーツ表彰★
殊勲賞=小林(ノーヒット・ワンランで接戦勝利の立役者!)
敢闘賞=矢野(初回にチームを勢いづける先制犠牲フライ)
技能賞=高松(5回に三遊左の間に巧みに落とす安打。エキストラ回にはセンターへ2本目)
技能賞=兵藤(エキストライニングにレフトヘ2点タイムリー二塁打)
守備賞=高松(完璧なポジショニングと正確な送球でライトゴロ達成)
守備賞=小西(6個の三塁ゴロを軽快なフットワークと矢のような送球でアウトに。2回のピンチではサード後方のフライを好捕)
辻本賞=久原(初回先頭打者出塁で先制ホームを踏む。センターでもきっちり仕事)
辻本賞=菊池(好リードで小林投手の記録に貢献。8回含め2四球2得点。最初の得点は勝ち越し点)
南海ハーツにとって馴染みの世田谷公園で行われた、Gリーグ第5戦のあしたば戦。
初回、先攻のハーツは1番・久原が四球出塁すると、二盗を決め、三進した場面で、3番・矢野〔中〕がライトへの犠牲フライで1点を先制する。
ハーツの先発は小林〔中〕。前週の中野マシンガンズ戦で約130球を投げ、完投で勝利に貢献したが、その分、肩・肘に疲れが残っていたようだ。コントロールの良い小林にしては珍しく、先頭から2者連続四球でいきなりピンチとなる。しかしここからが冷静で、内野ゴロ間に1点を失うものの、同点で切り抜ける。
2回表、二死から菊池が四球を選び盗塁で二塁まで進む。ここで横井〔中〕が左中間にライナーのタイムリーヒットを放ち、2-1と勝ち越し。
ここまでの展開では、点の取り合いも予想されたが、ハーツの小林投手、あしたばの恵美投手ともに回を追うごとに調子を上げていく。恵美投手は3回以降、ハーツ打線に三塁を踏ませない圧巻の投球でゼロを並べる。一方、小林投手はエラー等で2回以降、4度三塁にランナーを背負うが、ここでハーツ鉄壁の守備陣が粘投の小林を助ける。サードの小西が再三にわたるサードゴロを完璧に捌き(特に矢のようなストライク送球〔左〕が素晴らしかった)、ライトの高松は恵美選手のクリーンヒット(に見えた打球)を、見事なポジショニングと正確な送球でライトゴロに〔右〕。守備陣の頑張りで、流れをあしたばに渡さない。
そして試合は2-1のまま僅差のリードを守り切り、南海ハーツが勝利!
試合時間を30分以上残しており、まさに緊迫した投手戦だった。試合後にあしたばの三好さんから伝えられて気づいたのだが、なんと小林投手は7回完投ノーヒットピッチング。惜しくも初回に1失点があったため、ノーヒット・ノーランとはならなかったものの、驚異のノーヒット・ワンラン・ピッチングだった。
初回から最終回まで心地よい緊張感のある好ゲーム。試合後に、あしたば・安藤選手からいただいた言葉「今までの草野球人生で5本の指に入る試合」。特に小西三塁手の好守備への賛辞がありがたい。両チームともに1つのミスで相手に主導権を握られる展開。それを双方が必死に守り抜き、後半はともに0行進。勝ち負けを越えて、高いレベルで野球を行えたことが嬉しかった。
これで南海ハーツはGリーグ開幕5連勝となったが、すべての試合が選手一丸の勝利という印象だ。楽な試合と感じたことは一度もなく、初回に大きなビハインドを背負いながらの逆転勝利、逆転また再逆転を繰り返した末の辛勝、1点差の痺れる試合。一人ひとりの「この試合」に懸ける気持ちが、結果に表れている。
次のGリーグは6月第2週のエースハンターズ戦。こちらも開幕2連勝で、いずれも大差で勝っているようだ。今シーズンからの新加入であり、ハーツもまだ対戦経験(フリーマッチ)が少ないが、現在の良いチーム状態を維持しながら、次の1勝を目指していきたい。
文責【6】
2024.05.04
05月04日 中野マシンガンズ戦 6-17
2024年5月4日(土)15:00~17:00
哲学堂公園A面(ビジター)
第13戦《フリーマッチ》
【中野マシンガンズ vs 南海ハーツ】
M 115 46 17
H 211 2x 6
投:松尾〔負〕-菊池-兵藤
本塁打:小林〔1号〕
1 (遊)筒井【18】
2 (右)兵藤【23】
3 (二)丸山【39】
4 (指)菊池【 8 】
5 (一)高松【49】
6 (中)小林【61】
7 (捕)土屋【13】
8 (投)松尾【17】
9 (三)横井【 6 】
10(左)角田【 3 】
11(指)太田【16】
★ハーツ表彰★
敢闘賞=小林(圧倒的な長打力で今季1号ホームラン!)
敢闘賞=土屋(レフトへジャストミートの二塁打)
技能賞=筒井(ライトへしぶとく落とす技ありヒット)
守備賞=土屋(1イニングにハッシーの2つのライトフライを完璧キャッチ)
守備賞=小林(二死満塁のピンチでセンターから前進、前進で好捕)
辻本賞=太田(変化球にヘディングを試みるも、判定ストライクで三振に)
辻本賞=兵藤(緊急登板に冷静なピッチング&2死球1四球全出塁で2得点)
辻本賞=土屋(第2試合のメイン動画と、捕手目線動画を担当)
本日第1試合10-7で中野マシンガンズに快勝した後のダブルヘッダー第2試合。先発マウンドに登るのはチームナンバーワン身体能力のサウスポー松尾。今年の松尾には、Gリーグでもシニアリーグでも大きな期待が寄せられている。
試合は初回から動く。相手の1、2番を順調に打ち取るが、3、4番の打球を内野が連鎖的にエラーしてしまい、先制を許す。
しかし、南海ハーツもすぐに反撃。1番筒井が相手のエラー、2番兵藤が死球で出塁すると、兵藤の二盗時に三塁ランナーの筒井が隙を突き、ホームイン。その後も菊池、高松、小林が連続四球で2-1と逆転。
2回はお互い1点を取り合い迎えた3回、中野マシンガンズ打線が爆発! 松原選手のホームランを含む計5安打で5失点。
4回は菊池が登板するが、一度火がついたマシンガンズ打線は止められず。一死後、2本のヒットと4連続四球で3点を失ったところで、兵藤が緊急登板(この回は計4点)。回跨ぎで兵藤が5回も担うが、5本のヒットに内野エラーも重なり、6失点という結果になった。
南海ハーツは3回、第1試合で大活躍した小林〔中〕が大飛球のランニングホームランを放ち、今季1号で1点。続く4回にも2点を返すが、大量失点が響き勝利には至らなかった。
結果、6-17と第2試合は敗戦となり本日のダブルヘッダーは1勝1敗で痛み分けとなったが、Gリーグ戦で勝利できたこと、また中野マシンガンズに勝利できたことは南海ハーツにとって非常に価値がある。南海ハーツ横井監督のスタメン、それに応えた全力プレーの出場選手。チームの雰囲気が、そして結束力が深まった1日になったのではないだろうか。
試合後、中野マシンガンズ下田監督、南海ハーツ横井監督の顔には爽やかな汗と全力プレーを行った跡が素敵な笑顔の中に垣間見られた気がした。激闘を終え、疲労困憊の両選手達だが、お互いを称え合いながら球場を後にする。次のGリーグで戦う際には本日以上の熱闘そして全力プレーが観られるだろう。
文責【3】
【今週のベストショット by Tsucchy】
2024.05.04
05月04日 中野マシンガンズ戦 10-7
2024年5月4日(土)13:00~15:00
哲学堂公園A面(ビジター)
第12戦《Gリーグ第4戦》
【中野マシンガンズ vs 南海ハーツ】(1回戦)
H 051 004 0 10
M 203 020 0 7
投:小林〔勝〕
1 (遊)松尾【17】
2 (中)土屋【13】
3 (投)小林【61】
4 (三)高松【49】
5 (捕)菊池【 8 】
6 (右)横井【 6 】
7 (一)筒井【18】
8 (指)丸山【39】
9 (二)兵藤【23】
10(左)久原【24】
ベンチスタート:角田【 3 】
☆Gリーグ表彰☆
最優秀=小林選手(南海ハーツ)
優秀=筒井選手(南海ハーツ)
優秀=葛西選手(中野マシンガンズ)
★ハーツ表彰★
殊勲賞=小林(毎回の計15奪三振完投で勝利の立役者! 打でも2安打2打点)
殊勲賞=久原(終盤6回に値千金の勝ち越しタイムリー二塁打!)
敢闘賞=筒井(3回にフルスイング大飛球のタイムリー二塁打)
敢闘賞=松尾(2回に会心のライナーで勝ち越しタイムリー)
敢闘賞=菊池(2回先頭で反撃の口火を切る二塁打。フルマスクでも貢献)
技能賞=土屋(4回にレフトへ鋭くライナーヒット)
守備賞=松尾(三振以外の6アウトのうち半分を、安定感抜群のショートで捌く)
辻本賞=兵藤(押し出し死球など打点2で、勝利に貢献)
辻本賞=丸山(選球眼良く2四球でチャンスメイク)
5月を迎え、梅雨を迎える前に初夏の陽気がやってきた。
哲学堂公園野球場にて行われた、Gリーグ第4戦、強豪中野マシンガンズとの対決。
試合は初回から動く。2四球とパスボール、連続三振で2死2、3塁となり、葛西選手に左中間への2塁打を打たれ2点の先制を許す展開。
この試合小西、矢野と両翼が居ないハーツは2回、ここまで首位打者・先頭菊池〔左〕がセンターへの2塁打でチャンスを作り、四球後、1人挟んで3連続死四球で同点に追いつく。なおも、1死満塁で1番松尾〔中〕が鮮やかにセンター前へ勝ち越しタイムリー、続く小林〔右〕がセンターへ2点タイムリーで一気に逆転。
3回表、先頭、三軒茶屋を爆走する夜の盗塁王・横井が死球と盗塁でチャンスを作り、筒井〔中〕が豪快なセンターオーバーの2塁打で追加点をあげ、マシンガンズを突き放しにかかるが、4回5回は無得点に終わる。
ここから、強豪マシンガンズの打線に火がつく。3回裏、連続四球から3番橋口選手〔左〕、6番菊地選手〔右〕にタイムリーを打たれ6-5の1点差に。
5回裏、4番松原選手〔左〕、5番葛西選手〔右〕に連続タイムリーを浴びてしまい、6-7と逆転を許す。
6回表、四球、盗塁、進塁打で1アウト3塁のチャンスに、勝負強さを誇る兵藤のサードゴロで筒井がホームへ返り〔左〕、まず同点。続く、10番に入った恐怖の切り込み隊長・久原がレフト線へ2塁打を放ち〔右〕、勝ち越しに成功。ベンチはお祭り騒ぎに。すかさず三盗を決め、1番松尾の当たりは前進守備セカンドの正面へ、送球エラーを誘い追加点を奪う。それを見た松尾も自慢の脚力を活かし2塁へ進塁し、3番小林の当たりはレフトの落球を誘い、さらに追加点をあげ10-7とする。
先発の小林〔中〕は、6回7回のアウト6つのうち5つの三振を奪う奮闘ぶり。7回完投15奪三振、快刀乱麻の力投で強豪中野マシンガンズに勝利!!
マシンガンズのチャンスを確実に得点へと結びつける上位打撃陣と積極果敢な走塁、初球から仕掛ける盗塁が強さの秘訣なのではないだろうか。守備時のバックアップ、盗塁されない為の工夫と対策を見つける実りある闘いだったであろう。
ここまでGリーグ2戦全勝中だったマシンガンズに黒星を付け、ハーツはGリーグ4連勝と白星を増やしリーグ首位を走り、次回Gリーグ第5戦あしたば戦へ向かうのであった!!
文責【8】
【今週のベストショット by Tsucchy】
2024.04.27
04月27日 早稲田ベースボールクラブ戦 6-4
2024年4月27日(土)13:00~15:00
台東リバーサイドスポーツセンターB面
第11戦《シニア強化試合》
【南海ハーツ vs 早稲田ベースボールクラブ】
H 101 022 6
W 020 200 4
投:高松-兵藤〔勝〕-岩田〔S〕
1 (三)横井【 6 】
2 (左)綿貫【14】
3 (投)高松【49】
4 (捕)筒井【18】
5 (遊)兵藤【23】
6 (指)丸山【39】
7 (一)藤本【 5 】
8 (二)岩田【36】
9 (中)矢野【32】
10(右)小西【29】
11(指)久原【24】
12(指)角田【 3 】
べンチ入り:太田【16】
スコアラー:藤本(智)
★ハーツ表彰★
殊勲賞=兵藤(南海ハーツ入団後(チーム最年長)初勝利! ピッチャーとしての風格あり)
殊勲賞=筒井(シニア四番、貫禄の同点打。飲み会での饒舌度もMAX!)
殊勲賞=横井(監督業のプレッシャーから解放されたか? 地味に頑張って、2安打、堅守)
技能賞=藤本(伸び伸び捕球。神様が身体の伸びを与えたか? はたまた、奥義FUJIMOTOの派生形か??)
守備賞=矢野(センターからの三塁補殺は流石! 今季初参加の飲み会でも楽しそう)
守備賞=小西(綿貫の後を埋め、普通のフライを普通に捌く完璧守備)
守備賞=久原(シニアレベルではショートでやれることを証明)
辻本賞=岩田(南海ハーツ入団後初セーブ。本人がとても楽しそう)
辻本賞=綿貫(2打点2失点!?)
辻本賞=太田(入場料を払ってくれたからお返し)
今季から新しい試みとして「シニア強化試合」をスタートさせたハーツ。ここまではややさえない内容に終始していたが、この日はついに「シニア強化試合」としては初勝利。さらにはシニアでは投手としても期待される兵藤が初勝利、岩田が初セーブと、初もの尽くしの1勝となった。
先制したのはハーツ。1回表、横井〔左〕が左前打で出ると盗塁と捕逸で三進、続く綿貫〔右〕の内野ゴロで生還した。綿貫はこの日、3タコに終わったものの、すべて進塁打で二番の役割を果たした。
ハーツは2回にレフトへの連打を浴びて逆転を許すが、続く二死三塁のピンチでボテボテの投ゴロを高松〔中〕が素早く処理して冷静な2バウンド送球、藤本がよく伸びて捕球しピンチを脱出した。
3回表、ハーツは二死三塁から高松〔左〕が勝負強く左前に落として同点。その裏、一塁手の落球から無死二塁のピンチを招くが、けん制が悪送球となって中堅に抜けたとき、バックアップした矢野が三塁を狙った走者を矢のような送球で刺し〔右〕、無失点で切り抜けた。
4回からは兵藤〔中〕がマウンドに。だがこの回、2四球にヒットを絡められ2失点、勝ち越しを許した。
しかしハーツは5回表、角田の四球と横井のこの日2本目のヒットで作った一死二、三塁から内野ゴロの間に1点返すと、高松の四球と盗塁でなお二死二、三塁のチャンス。ここで登場したのがシニアの四番・筒井だ。高めに入ったボールを鮮やかに中前に打ち返す同点タイムリーでゲームをまた振り出しに戻した〔中〕。
その裏を兵藤が抑え、ゲームは6回へ。ハーツは連続四球から岩田〔中〕の三ゴロのとき敵失に恵まれて勝ち越し、さらに押し出しで1点を加えた。
時間的に最終回となってもおかしくない6回裏、ハーツは6月から転勤という話もある岩田がマウンドに上がった〔左〕。ところが四球と内野安打などでいきなり無死二、三塁のピンチを招いてしまう。続く打者は前進守備のショート背後への小飛球、あわや同点打かと思われたが、ショートの久原〔中〕が背走で好捕し一死。岩田は次打者を打ち取るもその次の打者には四球で二死満塁となった。ここで迎えた相手の五番打者はレフトへの当たり。これをレフトに入っていた小西が無難にさばき〔右〕、何とかゲームセット。岩田は初セーブとなった。守備に助けられた面は大いにあったが、ピンチでも弱気にならずに攻めた投球が勝利を呼んだ。
かくしてシニア強化試合初勝利を挙げたハーツ。各投手の頑張りと、守備で大きな破綻を見せなかったことが勝因だが、この日はヤングメンバーの守備力に救われた面があることもまた事実。ヤングメンバーの助けを借りずに戦う必要があるシニアリーグでの勝利のためには、より一層の打線のつながりとミスのない守備が求められると言えそうだ。
文責【5】
2024.04.20
04月20日 TEAMシゲル戦 9-5
2024年4月20日(土)15:00~17:00
玉川野毛町公園(ホーム)
第10戦《Gリーグ第3戦》
【南海ハーツ vs TEAMシゲル】(2回戦)
S 410 000 0 5
H 115 101 x 9
投:小西-小林〔勝〕
1 (中)久原【24】
2 (三)小林【61】
3 (左)矢野【32】
4 (投)小西【29】
5 (指)高松【49】
6 (捕)菊池【 8 】
7 (遊)松尾【17】
8 (指)横井【 6 】
9 (一)筒井【18】
10(二)兵藤【23】
11(指)丸山【39】
12(右)角田【 3 】
☆Gリーグ表彰☆
最優秀=小林選手(南海ハーツ)
優秀=矢野選手(南海ハーツ)
優秀=松平選手(TEAMシゲル)
★ハーツ表彰★
殊勲賞=小林(ロングリリーフ、8奪三振の好投でチームを勝利に導く!)
殊勲賞=矢野(1回と3回にシゲルさんを追い上げる2本のタイムリー!)
殊勲賞=菊池(2回に痛烈な左中間二塁打! マルチ安打にリードも良し)
敢闘賞=小西(3回、満塁で同点に追いつく値千金の2点タイムリー二塁打)
敢闘賞=丸山(4回どうしても追加点が欲しい場面で、粘りのセンター前タイムリー)
技能賞=松尾(ランナー三塁で、これぞ技ありの三遊間タイムリー)
技能賞=久原(3回にチャンスを広げるレフトへのクリーンヒット)
守備賞=高松(難しい送球をファーストで何度も好捕。堅守で大貢献)
早くもTEAMシゲルさんとの2回戦となったGリーグ第3戦。
南海ハーツは先発のマウンドに小西〔中〕を送る。シゲル打線はその立ち上がりを攻め、ランナーが溜まったところで効果的なタイムリーが出て、初回にいきなり4点を先制する。ハーツの守備陣は、内野のランダウンプレーで走者を生かしてしまったり、外野手の打球処理ミスの間に進塁を許すなど、投手を盛り立てることができず、苦しい船出となる。特に初回のシゲル打線は、小西の直球にコンパクトにバットを合わせ、4本のヒットを浴びせた。好投手攻略のお手本となるような波状攻撃だった。
それでもまだ4点。コツコツと反撃していけば、試合はわからない。1回裏、まず先頭の久原がきっちりボールを見て四球出塁すると、二盗後に三進。ここで3番・矢野〔中〕がレフトへ会心のタイムリーで1点を返す。
2回からハーツは小林〔中〕にスイッチ。早めのリリーフとなり、準備は整っていなかったが、1点は失うものの、後続を抑える。小林は尻上がりに調子を上げ、その後は3者連続など計8奪三振の快投。5回からの3イニングはランナーを許さず、6回1失点の投球で、ハーツ打線の奮起を待った。
ハーツは2回裏に、先頭の菊池〔中〕が鋭くバットを振り抜き、左中間二塁打。盗塁で一死三塁とすると、横井が最低限の仕事で内野ゴロの間に菊池がホームイン。これで2-5とし、じわりとシゲルを追い上げる。
そして迎えた3回。先頭の丸山が四球で出ると、久原〔左〕がきれいに三遊間を抜いてチャンスメイク。一死満塁となり、ここで矢野が初回に続き勝負強くセンター前タイムリー〔右〕。
なおもチャンスは続き、打席には頼れる4番・小西〔左〕。ここで技ありの流し打ちが、ライト線ぎりぎりに入り、値千金の同点タイムリー二塁打! 5-5となり、押せ押せムードのハーツは、5番・高松〔右〕のサードゴロの間に三塁ランナーの矢野が生還し、逆転。送球エラー間に二塁走者の小西も好走塁でホームイン。ハーツはついに7-5とリードする。
でもまだ2点差。どうしても追加点が欲しいところ。そこで存在感を放ったは丸山〔中〕だった。4回裏、二死三塁で、巧みなバットコントロールを見せ、センターと内野手の間に落とすタイムリー。試合の流れの中で、この1点はとても貴重な得点となった。
8-5で迎えた6回裏、今度は松尾〔中〕が素晴らしい働きをする。狭い三遊間を抜く、これぞ技ありのタイムリーで、9-5。結果的にこの1点がダメ押しとなる。
7回表も小林がシゲル打線を抑え、ハーツはGリーグ第3戦に9-5で勝利。
どのチームも、先制し、投手がしっかり投げ、守備陣が支え、逃げ切るのが理想だろう。この日のハーツは、つながりの良いシゲル打線に先制を許し、初回からかなり苦しい展開に。それでも決して諦めることなく、打線が粘りを見せ、少しずつ追い上げる。4人がタイムリーを放ち、まさに全員野球が逆転勝ちに結びついたといえる。そしてファーストで難しい送球を何度も好捕し、堅い守備を見せた高松の貢献が大きかった。この1勝は、苦労して得たところに意味がある。
これで南海ハーツはGリーグ開幕3連勝となったが、まだ本当に序盤。今シーズンはエースハンターズさんの加入で12試合ある。そしてここ数年のハーツは夏場まではなかなか良い順位をキープし、優勝も狙える位置にいるが、大事な試合で敗戦が続き、優勝から遠ざかっている。
昨年入団した最年少・小林の攻守走の活躍は素晴らしいが、勝利をつかむには出場選手全員の頑張りが必要。今年は打線がしっかり機能し、2桁得点も多く、一人ひとりが自分の役割をよく理解し、動いている結果が良い方向に出ている。
次のGリーグ第4戦は、連覇を達成している中野マシンガンズ戦。打線の破壊力も特筆されるが、菊地投手を中心とした守り勝つ野球がマシンガンズのチームカラー。昨年も内外野の守備の堅さに、ハーツは攻撃の芽を何度も摘まれた。壁は高いが、そこに向かっていってこそ、南海ハーツ。今年もベンチの雰囲気は明るく、声もよく出ている。
今シーズンからの試み、シニア強化試合(高松監督)、ヤング強化試合(小西監督)も着実にチーム力が上がっている要因だ。この良い流れを1試合でも多く継続できるよう、4月後半から5月に向けて、勝利を積み上げていきたい。
文責【6】
【今週のベストショット by Tsunoyan】
2024.04.14
04月14日 オールドスターズ戦 1-8
2024年4月14日(日)9:40~10:40
西戸山公園
第9戦《フリーマッチ》
【オールドスターズ vs 南海ハーツ】
NH 000 1 1
OS 133 1 8
投:兵藤〔負〕-松尾
1 (右)太田【16】
2 (中)宮本【19】
3 (三)中原【44】
4 (左)丸山【39】
5 (二)岩田【36】
6 (指)藤本【 5 】
7 (投)兵藤【23】
8 (遊)筒井【18】
9 (指)高松【49】
10(一)松尾【17】
11(捕)横井【 6 】
スコアラー:藤本(智)
★ハーツ表彰★
敢闘賞=兵藤(長いイニングをしっかり投げた)
敢闘賞=宮本(バックスピンをかけた技ありヒットに、判断よく犠牲フライでホームイン)
技能賞=松尾(鋭く振り抜いたセンター前ヒット。ピッチングも自信を取り戻したか!?)
技能賞=丸山(2試合連続のヒット。本人的にも大満足のはず)
辻本賞=岩田(ショートフライ(捕球はレフト)が犠牲フライになりラッキー。やはり、持っている?)
辻本賞=藤本(キャッチャーマスクを自分で被れず、審判に助けてもらう)
辻本賞=太田(トレードマークのバットを持って一塁に走る姿を披露)
この試合は、我々のシニアリーグの次の時間帯が不戦勝(敗)となり、急遽、オールドスターズさんから依頼されたフリーマッチで、戦評担当不在のため、結果と写真のみを掲載しています。
【今週のベストショット by Tsunoyan】
2024.04.14
04月14日 アームストロングオズマーズ戦 1-11
2024年4月14日(日)8:00~9:20
西戸山公園
第8戦《シニアリーグ第1戦》
【アームストロングオズマーズ vs 南海ハーツ】
H 001 0 1
A 000 11x 11
投:高松〔負〕-松尾-兵藤
1 (三)横井【 6 】
2 (左)松尾【17】
3 (投)高松【49】
4 (捕)筒井【18】
5 (遊)兵藤【23】
6 (一)藤本【 5 】
7 (二)岩田【36】
8 (右)丸山【39】→宮本【19】
9 (中)中原【44】→太田【16】
スコアラー:藤本(智)
マネージャー:角田【3】
応援:綿貫【14】、菊池【8】
★ハーツ表彰★
敢闘賞=横井(2打席共に出塁し、ヒットも珍しく鋭い当たり)
技能賞=丸山(チーム初ヒットとなる渋いレフト前)
辻本賞=岩田(サード後方に、ふわっと上がったポテンヒットが、残念ながらファールの判定)
シニアの公式戦(50歳以上、9人制)に参戦して2年目。昨シーズン、予選リーグで1勝はしたものの、決勝トーナメントへの進出はかなわず、悔しい思いをした。今期は雪辱を期すべく、フレッシュなシニア2名を新戦力として加え、事前にシニア強化試合をこなすなど、大幅なチーム力アップを図ってきた。そうして迎えたシニア大会第1戦。
先攻はハーツ。一番、二番には期待の新戦力(横井、松尾)を置き、以下、シニアらしいメンバーでなんとか得点を稼ごうというラインアップ。初回、いきなりハーツ打線が機能し始めたか。横井、松尾が連続四球を選び、足を生かして無死ニ、三塁のチャンスをつくる。続くは、シニアハーツ打線の二枚看板、高松、筒井だ。
ここで相手ベンチはあっさり先発投手をあきらめ、見た目に馬力のありそうな投手をリリーフに送り出す。真っ向勝負となったが、高松、筒井と三振に斬ってとられ、続く兵藤も凡打に終わり、絶好の先制機を逃してしまった。
ハーツの先発は、もちろん高松〔中〕。立ち上がりから緩、超緩を織り交ぜるテンポのよい投球で相手打線を翻弄する。昨シーズンは、極度の緊張のためか、バックの守りが足を引っ張るシーンが目立ったが、今期のバックには余裕もうかがえ、土曜同様の堅実な守りで高松を盛り立てることができそうだ。
2回ハーツの攻撃は、丸山にチーム初となる渋い左前安打が出たものの後続が倒れ無得点。試合が動いたのは3回表。先頭横井が左前クリーン安打を放つと〔左〕、すかさず二盗。松尾の一塁ゴロの間に、横井は三進、一死三塁とチャンスを広げる。ここで迎えるは高松。強打一閃、打球は左翼手のグラブをはじく適時二塁打となり〔右〕、横井が先制のホームを踏んだ。
1対0、ハーツがリードしたその裏、高松の巧投は続く。二死二塁で迎えたピンチも、粘る相手四番を三振に斬ってとる。3イニングを投げ終え、被安打はわずかに1、奪三振4と、相手に付け入るスキを与えない。
しかし、この場は新宿区の公式戦。相手も簡単には終わらない。
4回、失策をきっかけに同点に追いつかれると、高松の投球がにわかに乱れ始める。一死二、三塁からの3連続四球、2点を与えたところで高松自ら、投手交代を告げる。ゲームスコアは1対3、これ以上、点差を離されたくはない。後を託されたのは、今期ボールを握るのはこの日が初めてとはいえ、通算勝利数、ハーツ歴代1位の松尾だ〔左〕。しかし、さすがの松尾も、この場面では制球が定まらない。不運な打球も重なり、相手の勢いを止められず、一死もとれないまま失点を重ねてしまう。さらに後をうけた兵藤〔右〕にいたっては一球もストライクを投じることなく、満塁からの押し出し。ついに1対11、あえなく4回コールド負けを宣告されてしまった。
この日の敗戦は、ハーツ投手陣が力尽きてしまったかたちだが、それ以前に、昨年から続く貧打によるところも大きい。相手二番手投手から3安打こそ放ったものの、四死球による出塁も奪えず、最少得点に終わった。
しかし収穫がなかったわけではない。新戦力の一番、二番が十分に機能することが証明され、どんなときにも(オンフィールド、オフフィールド問わず)大きな声でチームを鼓舞し続ける岩田には打撃の神様の微笑みが届きそうにもなった。惜しくも結果にはつながらなかったが藤本(泰)の打席での粘り、今季初参加の中原も元気な姿を見せた。投手陣についても、この試合後の練習試合で松尾が往年を思わせるような投球を見せ、今後の試合では、高松を支える働きが期待できるだろう。
加えて、太田、宮本の大御所による貴重なバックアップ、ヤングチーム代表の応援、仕事の合間を縫って駆けつけてくれた綿貫、のんびりできるはずの日曜午前をスコアラーとしての時間にあててくれた藤本(智)……。
勝利こそ手にすることはできなかったが、日曜午前8時からのゲームをオールハーツで共有することができた。
今年こそ、決勝トーナメント進出へ。チームの雰囲気は悪くない。
次戦5月19日は、昨年0対16と大敗しているオリオールズ戦だ。
今度こそ、打線の奮起に期待したい。
文責【23】
【今週のベストショット by Tsunoyan】
2024.04.13
04月13日 Hey!Guys!戦 14-1
2024年4月13日(土)15:00~17:00
玉川野毛町公園(ホーム)
第7戦《ヤング強化試合》
【南海ハーツ vs Hey!Guys!】
HG 001 000 1
NH 201 56x 14
投:矢野〔勝〕-小西〔S〕
1 (三)小西【29】
2 (中)久原【24】
3 (投)矢野【32】
4 (遊)小林【61】
5 (捕)菊池【 8 】
6 (一)高松【49】
7 (二)兵藤【23】
8 (左)横井【 6 】
9 (右)角田【 3 】
10(指)筒井【18】
★ハーツ表彰★
殊勲賞=小林(二塁打2本含む猛打賞で3打点!)
殊勲賞=矢野(先発3回1失点で勝ち投手!)
殊勲賞=菊池(タイムリーヒットと好リード!)
殊勲賞=小西(3回無失点セーブ!)
技能賞=久原(最後の打席で2点タイムリー)
技能賞=高松(レフトへ技ありの2点タイムリー)
守備賞=菊池(ブロッキング良し)
辻本賞=矢野(ショートゴロへの気迫溢れるチャージ)
4月に入り、桜満開または桜吹雪の中、世間は新卒社員が桜の芽吹きと共に社会に羽ばたき始めている。南海ハーツでも若手の力向上を図るため、ヤング強化試合と位置づけ小西ヤング監督の指揮で試合が行われた。
スタメン1番から5番まで若手メンバーが並び、6番以降はシニアメンバー。若手の力を発揮しながらもシニアがそれを後押しする形のスタメンが組まれた。試合は初回から動いた。相手のエラーから小西が出塁し二盗、三盗すると矢野がファーストのエラーで先制。矢野も二盗を決めると小林〔左〕のタイムリー二塁打で初回に2点を挙げる。3回には矢野〔中〕の二塁打から菊池〔右〕のタイムリーで追加点。
大きく動いたのは4回。横井が四球、角田が死球、盗塁も絡めノーアウト2,3塁から筒井のピッチャーへの当たりで横井が果敢にホームを狙う〔左〕。結果、フィルダースチョイスとなり生還。その後、ツーアウトになるが、矢野が四球を選び満塁。小林がセンター前ヒット〔中〕、ベテラン高松の2点タイムリー〔右〕も重なりこの回5得点。
5回もシニア勢が四球を選び満塁とすると、小西〔1左〕、久原〔1右〕、小林〔2左〕、菊池〔2右〕とタイムリーが続き6得点と試合を決めた。
投手陣は先発の矢野〔左〕が四球はあるものの要所で相手打線を抑え3回を1失点。4回からマウンドに上がった小西〔右〕は無失点の力投で今季初セーブとなった。また5回の守備では矢野の好判断でホームを狙うランナーをランダウンプレーに持ち込みアウトにする素晴らしいプレーがあった。
結果、14-1と大勝した。
若手が投打にわたり活躍し、ヤング強化試合を勝利で飾り、小西ヤング監督の初陣を飾った。また投手、守備が安定すると攻撃にも好影響をもたらし、試合の流れを渡さない展開に持ち込める良い見本となった。
しかし反省点もあった。2回の攻撃、ノーアウトランナー3塁で後続が倒れ無得点と終わる淡白な攻撃は改善の余地あり。
次週はGリーグのTEAMシゲル戦(2回戦)。1回戦は14-2と大勝したが、軟投派左腕・金城投手には零封という課題があった。ゆるい投球に対する無策な打撃に対して、打席の位置を変える、狙い球を絞る、打つ方向を決める、などの工夫をして臨み連勝を飾りたいところだ。
文責【3】
【今週のベストショット by Yococo】
2024.04.06
04月06日 練習
2024年4月6日(土)15:00~17:00
井の頭恩賜公園(ホーム)
【練習】
今季初めて、南海ハーツは野球練習を実施した。普段、ハーツは練習はせずに毎週試合を通して実戦練習を実施する形式をとっているが、出席人数が少なかったため練習となった。参加は下記の7名。
⚾矢野藤隆 本日の練習の指揮者。責任感が強く、真面目。攻守にわたりチームを牽引する二刀流の若手。練習の指揮を任されるほど、人望と信頼が揺るがない人格者。忍者のような軽い身のこなしも↓
⚾岩田由紀夫 10000歩を歩くことを日課とし、試合前にはウォーミングアップをじっくり時間を掛けて行い試合に臨む熱い男。アーチェリーもこなす実力者。自他ともに認める練習の虫↓
⚾兵藤雄之 シニアになっても打撃、守備ともに衰えを知らない。攻守で一球一球にかける集中力はオーラまでも感じる。ジャンクフード派だが、チーム一の少食。中日にはアメとムチな男↓
⚾森真平 不動のセンターを守り続け(←角田さん評ですが、平くんから一言あり?)、自慢の長打力を武器に上位打線も打つ“若手最年長”。今季、試合参加はまだないものの、毎日ランニングするなど日々の練習を欠かさない努力家↓
⚾菊池一寛 キャッチャーとして投手とコミュニケーションを図りながら力を引き出す。広い視野と巧みな打撃は攻守の要。投手陣からの信頼は厚い↓
⚾土屋亮太 普段はあまり出さないが、秘めたる野球愛はチームナンバーワン。堅い守備に走塁、状況に応じたバッティングはチームに必須。大のDeNAファン。自宅にはDeNAに限らず70着以上の選手ユニフォームを所有する野球好き。写真は〔デレク・ジーター〕モデル↓
⚾角田矩久 打順は9番、飲み会では4番!?と南海ハーツでは陰に潜む存在。しかし、毎週試合に参加してチームを支えている。親友のバットで毎週ヒットを積み重ねることを望む左打者↓
【練習内容】
アップ、キャッチボール
[打撃練習]
・トスバッティング ・岩田Pシートバッティング
休憩
[走塁練習]
・ 土屋コーチによるリードの取り方講習
[守備練習]
・ボール回し ・外野ノック ・中継練習 ・内野ノック
片付け
練習を通じて、試合では試せない事また気付きなどが多くあり充実した時間となった。また疲労は当然あるが、心地よい疲労として次週の試合への活力に。反省会(飲み会)では練習は楽しい、技術や体力向上のため今後必要なのではないかとの声が上がった。また、チームメンバーが練習参加へ消極的なのではとの意見も上がった。練習実施かつ積極的な参加を促す案を今後チームとして検討すべきなのかもしれない。
練習参加の皆様、お疲れ様でした。次週は練習成果を試合で出せるように頑張りましょう!!
文責【3】
2024.03.30
03月30日 TEAMシゲル戦 14-2
2024年3月30日(土)15:00~17:00
多摩川緑地16号面(ビジター)
第6戦《Gリーグ第2戦》
【TEAMシゲル vs 南海ハーツ】(1回戦)
H 20 12 000 0 14
S 01 1 000 0 2
投:矢野〔勝〕-小林〔S〕
1 (左)土屋【13】
2 (遊)小林【61】
3 (右)高松【49】
4 (投)矢野【32】
5 (一)筒井【18】
6 (三)横井【 6 】
7 (二)兵藤【23】
8 (中)久原【24】
9 (指)丸山【39】
10(捕)菊池【 8 】
11(指)角田【 3 】
☆Gリーグ表彰☆
最優秀=矢野選手(南海ハーツ)
優秀=小林選手(南海ハーツ)
優秀=金城選手(TEAMシゲル)
★ハーツ表彰★
殊勲賞=菊池(勝ちを呼び込む満塁2点タイムリー含むマルチ安打!)
殊勲賞=矢野(先発好投勝利投手に、鋭いレフト前タイムリー!)
殊勲賞=小林(圧巻の2打席連続二塁打に、無失点ロングリリーフセーブ!)
敢闘賞=土屋(3回に2本の安打、初回の先頭四球出塁で先制得点)
敢闘賞=筒井(3回にリードを広げる力強いレフト前タイムリー)
守備賞=菊池(2投手を好リード&2度の捕邪飛を完璧キャッチ)
守備賞=土屋(驚異的な守備範囲で、左邪飛とセンターすれすれのフライを好捕)
辻本賞=土屋(キャッチャー道具をピカピカに磨き上げて持ってきてくれるのはTsucchyだけ)
「今年のハーツは一味違う!?」
スキのない波状攻撃でTEAMシゲルを撃破! Gリーグ連勝!
例年よりも早いスタートとなったGリーグ。準備不足が懸念されたが、四死球を有効に生かし、この試合も大差で勝利を得た。
初回は3四死球で2得点、三回は9四死球を足がかりに12得点。
特に三回は、無死から何と11人連続出塁である。
先頭の土屋がしぶとくライト前に落とし、小林、高松、矢野が連続四球。筒井が痛烈に三塁線を破るヒットで気勢を上げる。横井、兵藤、久原とまたまた連続四球。丸山の打席で投手交代(小松投手)だが攻撃の手は緩めない。丸山四球のあと菊池が左中間にクリーンヒット。角田がさらに四球で続き、土屋が先ほどの打席と同じようなライト前。小林が豪快にライトオーバー二塁打。土屋の判断ミスで本塁タッチアウト。ようやく一死。「投手で四番、ハーツの二刀流」矢野がレフトにクリーンヒットでトドメ。12得点である。
相手投手の制球が定まらない中、打ちたい気持ちを殺して、じっくり選球した結果。
スキがない波状攻撃と言って良いだろう。
先発投手は矢野。ストレートが走り、変化球も制球よくストライク先行の投球。
味方エラーや凡プレーもあったが、淡々とリズム良くシゲル打線を封じ込める。
救援の小林はほぼ完璧な投球。安定感抜群。
好プレーはレフト土屋と捕手菊池。難しい飛球を確実に捕球。
両投手のテンポ良い投球が好プレーを呼んだとも言える。好循環である。
良いことずくめの試合に見えたが反省点も。
四回以降、三番手の軟投派左腕・金城投手に淡白な攻撃で零封はいただけない。
長年の課題、ハーツの弱点。ゆるい投球に対する無策な打撃。
打席の位置を変える、狙い球を絞る、打つ方向を決める、などの工夫が見られなかった。
大勝であるが、反省するべきことは反省して、次戦のGリーグに臨みたい。
文責【18】
【今週のベストショット by Tsucchy】
2024.03.23
03月23日 永福コルセッツ戦 11-2
2024年3月23日(土)13:00~15:00
世田谷区総合運動場(ホーム)
第5戦《Gリーグ第1戦》
【南海ハーツ vs 永福コルセッツ】(1回戦)
C 000 100 1 2
H 111 440 x 11
投:小林〔勝〕
1 (中)土屋【13】
2 (捕)菊池【 8 】
3 (遊)矢野【32】
4 (三)小西【29】
5 (投)小林【61】
6 (右)横井【 6 】
7 (一)筒井【18】
8 (二)兵藤【23】
9 (左)丸山【39】
10(指)角田【 3 】
☆Gリーグ表彰☆
最優秀=小林選手(南海ハーツ)
優秀=土屋選手(南海ハーツ)
優秀=萬代選手(永福コルセッツ)
★ハーツ表彰★
殊勲賞=小林(6奪三振、2失点で、堂々の7回完投勝利!)
敢闘賞=兵藤(レフト線に目の覚めるようなライナーヒット)
敢闘賞=筒井(フルスイングでレフト前タイムリー)
技能賞=矢野(ライトへの先制打に、センターに抜けるゴロでも打点)
技能賞=丸山(満塁でしぶとくタイムリー内野安打)
守備賞=小西(再三のサードゴロを完璧な送球でアウトに)
守備賞=兵藤(堅実なバックアップで貴重なアウトをゲット)
辻本賞=土屋(2度の押し出し四球で2打点。外野の要としても貢献)
辻本賞=菊池(2度の押し出し死球で2打点。フルマスクで好リード)
2024年度のGリーグ開幕戦。永福コルセッツさんを世田谷区総合運動場に招いての南海ハーツホームの1回戦は、まず雨予報との戦いから始まった。何とか天気が2時間保ち続けてくれることを願いつつプレーボール。
栄えある開幕投手を任されたのは2年目の小林〔中〕。昨年はまずスイッチヒッターの打撃で頭角を現し、全ポジションを守れるハーツ最年少のユーティリティプレーヤー。本職ではなかった投手に挑戦すると、速球に加え、抜群のコントロールで一気にエース候補へと浮上した。チーム全体からの期待の中、小林は3回二死までパーフェクトピッチング。上々の滑り出しだ。
先制点を挙げたいハーツは初回、四球出塁の1番土屋(Tsucchy)を三塁に置き、昨季のチームMVP・3番矢野〔左〕がライト前へしぶとく落とし、幸先良く1点。2回には無死満塁のチャンスで丸山〔右〕が一塁内野安打で追加点。3回裏もエラーの間に1点を挙げ、ハーツは小刻みな得点で3-0とリードする。
この試合で小林と初バッテリーを組んだのは菊池〔左〕。配球についても各回ごとに相談し、二人三脚で試合を作っていく。歴史の長い南海ハーツの中で、こうした若手バッテリーの実現は今後にとって頼もしいし、大いなる可能性と夢がある。そして小林の好投を引き立てたのは内野陣の堅い守り。サードの小西〔中〕は前後左右に軽快なフットワークと持ち前の強肩で、何度もゴロを捌き、会社の後輩・小林をアシスト。ショートの矢野〔右〕はやわらかなグラブ捌きとしなやかな身のこなし、的確な状況判断でコルセッツ打線の芽を摘んでいく。守備では若手が目立ったが、その中でセカンド兵藤が一塁強襲の打球に素早く反応(バックアップ)し、きっちりベースカバーに走った小林へのストライク送球でアウトにしたプレーは、私もライトから見ていて感動を覚えるほど。外野の要として、センターで堅実な守備を見せた土屋の存在も大きかった。
3-1で迎えた4回裏、ハーツは四球の筒井を一塁に置き、兵藤〔左〕がレフト線へ強烈なライナーヒットを放つ。兵藤の素晴らしさは還暦を越えてなお、打撃も守備も毎年向上している点。つまり兵藤は常に“現在がピーク(頂上)”であり、その高さを更新し続けている。こんな草野球選手はなかなかいない。そしてもう一つ嬉しいのは、試合後飲みへの参加率が今年は大幅に増していること。兵藤は物静かで優しい顔をしながら、時に放つ鋭い言葉(あえて毒舌とは言わない)に、一同ハッとさせられる場面がある。その人間的魅力(ギャップ)は奥が深い。日常は仕事で忙しい中、野球に関してはちゃんと時間を作り、チーム運営面での貢献度も高い。見習うべき草野球プレーヤーと言えるだろう。
そしてもう一人、こちらは毎週の試合後飲みでも圧倒的な存在感を放ち続ける筒井〔右〕である。フルスイングが真骨頂だが、5回裏に“突つい”(←お気に入りのペンネーム)のバットが炸裂する。火を噴くようなレフト前へのタイムリーヒット。勝ちを手繰り寄せる価値ある一打だ。
実は前週の新宿ブンブン戦(フリーマッチ)は、今年から高松シニア監督が立ち上げた「シニア強化試合」。日曜のシニアリーグに向けて、ベテランメンバーの活躍の場を広げる試みだ。その成果がいきなり出たと言ってもいいだろう。
ハーツはこの4回、5回に4点ずつを挙げ、有利な展開で終盤を迎えることができた。ちなみにこの2イニングには珍しい記録も。ともに満塁から、1番土屋は2度の押し出し四球、2番菊池は2度の押し出し死球で、全く同じ展開で2打点ずつ。この得点も非常に大きかった。
そして4回裏はもう一つ珍しいプレーが。一死満塁から矢野の放った打球はセンター前へゴロで抜ける。当然タイムリーヒットと思われたが、コルセッツセンターの松田選手が猛然と前へダッシュ、捕球後そのまま二塁ベースを踏み〔中〕、間一髪でセカンドフォースアウト。矢野はセンター前ヒットを1本損してしまうが、この間に三塁ランナー(1打点)に続き、二塁ランナーの土屋が判断良くホームイン。両チームともに最善のプレーを見せ、一つの山場となった。
5回を終えた時点で、ハーツが11-1とリード。理想的な展開になるが、あと2回、コルセッツ打線を抑えるのは簡単なことではない。先発の小林は期待に応え、見事なピッチングを見せていたが、Gリーグの開幕戦、相当なプレッシャーもあったはずだ。さまざまな試合展開が想定されたため、事前に小西・矢野の若手両輪にはリリーフ準備もお願いしていた。小西が試合終盤に自主的にピッチング練習を始め、万全の態勢を整えてくれている。小西へのスイッチも考えたが、野球は“試合の流れ”が大切。この日の小林は申し分のないピッチングを続けていたし、何より、小西、矢野、兵藤、筒井の鉄壁な内野陣が投手をしっかり守り立てている。この良い流れを崩したくなかった。菊池捕手から小林の調子の良さを伝え聞いていたこともあり、監督として、小林に完投を期待し、動かないことに決めた。
結果として、小林は最後まで危なげなく、6奪三振、2失点で、堂々の7回完投勝利。
南海ハーツは11-2で永福コルセッツを下し、開幕戦をこれ以上ないかたちで勝つことができた。
しかし週に1回の登板とはいえ、完投は投手の肩に負担をかける。23歳の若さで体力的には全く心配のない小林であっても、酷使は避けたいところ。幸い、ハーツには、強心臓と制球力の高松、熱投派の若大将・小西、無口でクールな若侍・矢野とバラエティー豊かな好投手が多数存在する。シニアリーグに向けて実戦経験を積んでいる兵藤もいる。また、自ら投手もやりたいと名乗りを上げている菊池もいる。一人ひとりが己のレベルをさらに上げ続けてくれれば、投手王国も夢ではない。
次週はTEAMシゲルさんとのGリーグ第2戦(ハーツはビジター)。投手リレーで勝利を掴み取れたら、バリエーションも広がる。先発向き、リリーフ向きなど、各投手の適性を見極めながら、投手起用を考えていきたい。
最後に、前週のエピソードを一つ。私が右手人差し指に打球を当て、「骨折かもしれない」と弱気になっていた試合後(大袈裟に捉えてしまい、申し訳ございません)。病院で骨折なしと診断され、ホッとした気持ちで、行きつけの中華屋で待ってくれていた(普通に楽しく飲んでいた?)ナインのもとへ合流すると、チーム一お酒好きな角田選手が一滴もアルコールを飲んでいないという。私のことが心配で、断酒してくれていたのかも(←もちろん冗談)と、あとから理由を聞いてみると、「打てなかったことが悔しくて、そのあと2時間素振りをしていた」と。
何だか、自分が野球が下手だった頃のことを思い出しました。私も草野球を始めた当時(南海ハーツ入団前)は全く打てず、守れずで、チームに対する申し訳ない思い、少しでも上達したいという願いで、心は目一杯状態。そんな時、継続したのは、ただひたすらにバットを振ること。急に上手くなるなんてことはありませんでしたが、亀の歩みで徐々に徐々に打てるようになり、守備もようやく普通レベルならこなせるようになっていきました。
角田さんがこの先、この努力を“継続”できたなら、きっと周りも自分も納得できる打球を飛ばせるようになるでしょう。そして一番難しいのが“続ける”ことです。人間は弱いもの。何事も、3日続けるのですら大変。それを地道に1週間、1カ月と延ばしていくことが大切で(野球だけでなく、仕事や私生活も)、もし1年継続できたなら、自分の想定していた目標ラインの遥か上に達していることも。まさにそれは自分次第。
そういえば、筒井さんは草野球生活の中で、走ることや素振りや筋トレを、仮に短い時間でも毎日続けているそうです。あの頑丈な体、そして常に前向きな気持ちは、そういうところから形作られているのかもしれません。連続試合出場記録では、ハーツの鉄人になれる可能性を秘めている角田さん、体力面でも鉄人・筒井さんを目標に、一歩ずつ階段を上がってください。
文責【6】
【今週のベストショット by Tsucchy】