週刊ハーツ
週刊ハーツ一覧
2024.12.21
12月21日 あしたば戦 9-5
2024年12月21日(土)11:00~13:00
玉川野毛町公園(ホーム)
2025年度第1戦《フリーマッチ》
【南海ハーツ vs あしたば】
A 000 320 5
H 230 031x 9
投:横井-岩田-土屋-森-小西〔勝〕-矢野〔S〕
1 (一)岩田【36】
2 (右)土屋【13】
3 (遊)成岡【11】
4 (中) 森 【 0 】
5 (二)小西【29】
6 (三)矢野【32】
7 (捕)筒井【18】
8 (投)横井【 6 】
★ハーツ表彰★
殊勲賞=岩田(勝ち越し2点タイムリー二塁打&1回零封!)
敢闘賞=成岡(マルチ安打1打点、好走塁に堅守で大活躍)
敢闘賞=土屋(打では2安打1打点。快速球と制球力で投手として開花)
技能賞=小西(無死満塁からの救援で勝利投手に。打でも1本)
技能賞=矢野(最終回三者凡退締めに、打では技ありの三塁線二塁打)
守備賞=成岡(守備範囲が内野全部といえるくらいの動きで、好守連発)
守備賞=岩田(マイファーストミットの先端で打球を掴み取る、球際王)
辻本賞=筒井(6投手を捕手として支え、被安打1の立役者)
辻本賞=森(今年初4番で二塁打から走りすぎて三塁憤死。人生初登板に、センターでの堅守も)
2024年の最終試合は、長年交流のあるあしたばさんと。南海ハーツとしては、この試合が2025年度の開幕戦扱いとなる(記録の集計上)。前週で2024年度の個人成績が確定したこともあり、この日のテーマは“楽しむ”こと。各投手1イニングの予定で6投手のリレーを実現した。
ハーツの先発は、監督の横井〔中〕。2025年度からの藤本シニア監督の計らいで、この12月に入り、数年ぶりの登板。その後も短いイニングを投げている。筒井捕手からの「左脚の開きが早い」など修正点は多々あるが、内外野の堅守にも助けられ、1回無失点。
1回裏、ハーツは2番の土屋〔左〕がレフトへ会心のヒット。3番は前週にホームランを放った成岡〔中〕。好調維持でこちらもレフト前へライナーヒット。成岡盗塁時の悪送球でハーツが1点を先制すると、森のショートゴロで2点目。小西〔右〕も全力疾走で内野安打となるなど、初回から打線がつながる。
2回表のマウンドには岩田〔中〕が登る。名古屋への転勤で、来年は出場試合は限られてしまうが、シニアリーグを中心に大事な試合には駆けつけてくれる。今年は兵藤の初勝利時にセーブを記録するなど、本人は投球に自信を持っている。この日も落ち着いたピッチングで、ショート成岡の好守もあり、打者3人で無失点。
2回裏、ハーツは二死三塁からエラーで1点を追加すると、成岡がレフトへタイムリー〔中〕。森の打球時にも守備が乱れると、成岡は俊足を生かし、一塁からホームイン。ハーツはそつなく加点し、5-0とリードを広げる。あしたばの恵美投手は今シーズンほとんどの試合で投げていて、この日は球速がかなり増した印象。もともと制球力はGリーグ屈指であり、手強い投手から得点できたことはハーツ打線の自信になる。
3回表、ハーツは土屋〔中〕が今年初登板。ヤング世代であり、器用な選手だが、この日の投球は素晴らしかった。小林、小西、矢野に並ぶくらいの快速球に、制球力も安定している。4人の打者に対して、内野ゴロ3つで危なげない投球。2025年は登板機会も増えるだろう。土屋は本人の希望で来季から背番号が51に変わる。もともと野球を始めたきっかけがイチロー選手だそうで、本職もライト。イチローのプレースタイルに通じる、俊足巧打・強肩堅守のユーティリティープレーヤーだが、そこに投手としての可能性が加われば、さらなる飛躍が期待できる。イチローもオールスターで登板経験がある。憧れの選手に近づいていってほしい。
4回表、もう1人、今年初登板の選手がいた。森〔左〕はこれが人生初登板。心臓バクバクだったろうが、その気持ちはよくわかる。ストライクとコールしてもらえそうな球も2つほどあったが、四球を3つ出したところで、小西〔右〕にバトンタッチ。あしたばはチャンスを逃さず、若林選手の2点タイムリー二塁打などで3点を追加し、5-3とハーツに迫る。そして5回表にも2点を加え、ついに同点。小西は計2イニングを投げることになったが、6アウトのうち空振り三振3つと、踏ん張った。
さあ、終盤に入り、どちらが勝ち越すのか。5回裏に、あしたばは監督である佐藤投手が数年ぶりのマウンドへ。実は前週、三茶の夜に「今年、あしたば、ハーツともに最後の試合、監督同士で投げてみる?」という話があり、2人ともに登板が実現した。一死後、矢野が上半身を巧みに回転させた芸術的な打撃〔左〕で三塁線に二塁打を放つ。その後、二死二三塁となり、打順は1番に回り、バットを寝かせ、肩にのせる“フリーマン打法”の岩田〔右〕。左右こそ違えど、メジャーのワールドシリーズでMVPを獲る男と同じフォームの選手が南海ハーツにいることは本当に心強い。そしてベンチの期待に応えるのもこの男。かなり高めのボールに大根切りでバットを合わせると、打球はレフト線へ。これが値千金の勝ち越し2点タイムリー二塁打となり、ベンチは大盛り上がり。岩田は試合中はよく通る大きな声でチームを鼓舞するムードメーカー。アーチェリーでも確かな腕があり、帽子やサングラスのコレクションも豊富なシティボーイ(おじさん?)。2025年もよろしくお願いします。
このあと、ツッチー(土屋)にもタイムリーが出て〔中〕、8-5となる。土屋は打席でもアイデアも豊富で、時にはバントヒットも狙う。今シーズンは規定打席に1だけ足りなかったが(惜しすぎる)、打率.393で、実質的にチーム内3位相当。いいかたちで、来年に進んでくれるはずだ。
6回表、クローザーを担ったのは矢野〔中〕。前の回にハーツが勝ち越したため、勝利投手の権利は小西に。2024年もチームを引っ張ってきた2人だ。きっちり締めたいところ。この日の矢野はブレーキングボールが有効で、先頭打者から三振を奪うと、三者凡退で見事に無失点投球。
6回裏、ハーツ最後の攻撃で、今年初の4番に座った森〔中〕が意地を見せる。スリムになり、12月は体がよく動いている。先頭打者で振り抜いた打球はレフトへの二塁打。足の回転も速く、森は積極走塁で三塁を狙うがタッチアウト。ちょっと欲張りすぎたか。でもどんどん前の塁を狙っていくのは良いこと。人生初登板に加え、センターでの堅守でもチームを支えた。彼にとっては“もり”だくさんの日となっただろう。若手最年長の称号を一日でも長く背負えるように、来季もスリムな体形を維持してほしい。
試合は南海ハーツが9-5であしたばに勝利。バラエティに富んだ好打者が多いあしたば打線に対して、ハーツは6人の投手リレーで、なんと被安打1。四球の数は減らしていかなければならないが、好投を見せた投手はどんどん自信をつけてほしい。1人で6投手をリードした筒井捕手の貢献も大きかった。
起用した選手が、想像以上の活躍をしてくれると、監督は本当に嬉しいもの。2024年度はGリーグ優勝で終えることができた。シニアリーグは4戦全敗で悔しい結果となったが、来シーズンは「必ず1勝」の目標を掲げたスタートとなる。ヤングに負けず、シニアもまだまだ伸びしろ十分。新たなポジションや打順で躍動する選手も出てくるだろう。この日の青空のように、清々しい気持ちで来年の3月を迎えたい。
文責【6】
【今週のベストショット by Tsucchy & Taira】
2024.12.14
12月14日 TEAMシゲル戦 7-6
2024年12月14日(土)13:00~16:00
赤塚公園(ホーム)
第41戦《フリーマッチ》
【南海ハーツ vs TEAMシゲル】
S 020 210 1| 12 6 (9)
H 050 200 |104 7(12)
投:矢野-小西〔勝〕-横井
1 (遊)成岡【11】
2 (一)藤本【 5 】
3 (投)矢野【32】
4 (三)小西【29】
5 (捕)筒井【18】
6 (左)横井【 6 】
7 (中) 森 【 0 】
8 (右)丸山【39】
9 (二)西野【42】
★ハーツ表彰★
殊勲賞=成岡(逆転2ランホームラン含む2安打3打点!)
殊勲賞=矢野(首位打者に肉薄する4安打3得点! 先発投手として好投)
殊勲賞=小西(5回ロングリリーフで勝ち投手! 三塁打&二塁打で打でも貢献)
技能賞=森(ダイエット効果?で、試合終盤にセンターへきれいなヒット)
守備賞=小西(ピッチャーライナー&ゴロを何度も好捕)
守備賞=西野(セカンドゴロでゲッツーを狙う好守備)
辻本賞=藤本(300安打を狙う7打席、見事な選球眼で5四球)
2024年度の最終試合(個人成績もここで決まる)。冬の3時間枠で、馴染みのTEAMシゲルさんと春以来の対戦に。風も強かったが、寒さに負けず、みな元気に9回まで全力プレーで野球を楽しんだ。
ハーツは久しぶりに先発の矢野〔中〕がマウンドに登る。寝違えてしまったそうで、2イニング限定の登板となったが、それを感じさせないほど、球は走っていた。1・2番を二者連続三振。初回を三者凡退で上々の滑り出し。
その裏、矢野は(試合開始時まで本人も気づいていなかったが)、逆転首位打者を狙う打席に入る。もし4打数4安打だと、小林の.435を上回る。今年、圧倒的な成績で、小林の首位打者は安泰だと思われていたが、矢野は前週にも安打を重ね、この位置まで来た。そしていきなり、レフト前ヒット〔中〕で幕開け。最後まで目が離せない展開に。
2回表、シゲルは二死満塁から高橋選手のセンターへの2点タイムリーで先制。反撃したいハーツはその裏、先頭の横井が四球で出ると、内野ゴロ間にホームイン。1-2とし、二死三塁から、1番・成岡〔中〕がレフトオーバーの打球。俊足を生かし、走りに走って逆転ランニングホームラン(第1号)!
なおも打線がつながり、四球の藤本、内野安打の矢野〔左〕を塁に置き、4番・小西〔右〕がレフト線に痛烈な2点タイムリー三塁打。5-2とリードを広げる。
3回表から小西〔中〕がロングリリーフを担う。3回はヒット1本のみで無失点。4回はシゲル打線に連打が出て2点を失うが、緩急をつけた投球で、落ち着いたマウンド捌き。
5-4で迎えた4回裏、ハーツは先頭の矢野〔中〕が今度は右中間を深々と破る二塁打。この時点で3打数3安打となり、逆転首位打者もあるかとベンチ内も盛り上がる。この回に2点を加えたハーツは7-4とリードを保つ。
シゲルは5回表に1点を加え、ハーツをしっかり追っていく。5回裏から登板した柏木投手は、クリーンアップから三者連続三振を奪うなど、完璧なピッチングで、終盤の逆転に望みをつなぐ。
そして試合は7回表に。シゲルは好投の柏木選手が打席でも魅せ、1点差に迫るタイムリー。しかし最後まで投げ抜いた小西投手がそれ以上の反撃を許さず、南海ハーツがTEAMシゲルに7-6で辛勝。
まだ時間がたっぷりあるので、エキストライニングへ。7回裏、先頭の成岡が四球を選ぶと、打席に向かうのは2番の藤本〔中〕。実は前週、新宿ブンブン戦の最終打席で南海ハーツ通算299安打目を放っており、この日は300安打達成をベンチメンバー全員が期待していた。残り1本となると、誰もがどんどん振りたくなるものだが、藤本は平常心でしっかりボールを見極め、この打席でも3つ目の四球を選び、チャンスメイク。つなぎに徹する。
8回表、前週に数年ぶりの登板を果たした横井〔中〕がマウンドへ。今年の初登板では緊張に満ちていたが(一塁の筒井から「笑顔、笑顔!」と声をかけられるくらい)、仲の良いシゲルさんが相手ということもあり、この日は楽しむ気持ちが上回った。エラーもあり、2イニングで3失点となったが、以前よりもコントロールの不安が減り、本人もほんの少し自信を持ったようだ。
8回裏、最近、体重が減り、体の動きの良さを自覚している森〔中〕がセンターへきれいなヒット。規定打席には届かないが、打率を.343とし、シーズン終盤の出席率の向上を含め、若手最年長の存在感を見せた。
9回裏、ハーツは先頭の藤本がまたもや四球を選び、この回もう一度回った第7打席も四球。なんと1試合5四球で出塁と、2番としての役割を十分に果たした。惜しくも2024年度中の300安打達成はならなかったが、楽しみはまた次に取っておこう。この回、矢野〔中〕はセンターに強烈なヒットを放ち、7打数4安打の大活躍。逆転首位打者こそ逃しはしたが、文句なしで最多安打(41本)のタイトルを獲得。首位打者には、ハーツの二刀流・小林が輝いた(.435)。
本塁打王は、3本で並んでいた会社の先輩・後輩、小西と小林がそのまま獲得。実は最後までわからなかったのが打点王争い。前週まで小西と横井が36打点で並んでいた。この試合、小西はタイムリーで2打点。横井は最終打席の前までに1打点。そして9回裏、一死満塁で横井が押し出し四球を選び、最後の最後で38打点となり、分け合った。
盗塁王は、俊足の矢野、土屋、久原、小林、小西らヤングがいるなか、特に足の速くない横井が41盗塁で獲得。これは全試合出場で、塁に出る回数が多かったことによるものだろう。
最多勝は、Gリーグで躍動した小林が二桁の10勝に乗せ、堂々の獲得。2024年度は彼の年と言ってもいいだろう。しかし来年のGリーグ各チームは、打倒・小林で来るはずだ。監督として、完投も多く、投げさせすぎた思いも横井にはある。ハーツには、矢野、小西の速球派と、高松、兵藤の技巧派、多くの投手がいる。来年はGリーグもフリーマッチも“投手陣”として、適材適所の起用を考えていきたいと思う。
まずは2024年度の全試合を無事に行うことができて、ホッとしている。対戦してくださった各チーム、審判の皆さん、そしてチーム運営に協力してくれた南海ハーツのメンバーにあらためて感謝の意を伝えたい。
次週には納会が控え、この日の試合は2025年度の開幕戦扱いとなる(成績集計の関係で、2024年度は12月14日まで)。仲良しのあしたば戦でもあり、笑顔で2024年を締めくくりたいと思う。
2024年度 タイトルホルダー
・首位打者=小林貴紀 打率.435
・本塁打王=小西峻・小林貴紀 3本
・打点王=小西峻・横井聡 38打点
・最多安打=矢野藤隆 41安打
・盗塁王=横井聡 41盗塁
・最多勝=小林貴紀 10勝
文責【6】
2024.12.07
12月07日 新宿ブンブン戦 14-4
2024年12月7日(土)15:00~17:00
世田谷総合運動場(ビジター)
第40戦《シニア強化試合》
【新宿ブンブン vs 南海ハーツ】
H 406 04|1x 14(15)
B 102 01 4
投:兵藤〔勝〕-横井
1 (三)高松【49】
2 (遊)横井【 6 】
3 (右)丸山【39】
4 (捕)筒井【18】
5 (中)成岡【11】
6 (投)兵藤【23】
7 (指)山口【31】
8 (左)土屋【13】
9 (二)矢野【32】
10(指)小林【61】
11(指) 森 【 0 】
12(一)藤本【 5 】
★ハーツ表彰★
殊勲賞=兵藤(4連続三振奪うなど3回力投。打っても2安打)
敢闘賞=矢野(ダメ押し三塁打&好走塁)
敢闘賞=小林(満塁走者一掃ポテンヒットなど4打点)
敢闘賞=土屋(強烈な適時打など2安打2打点)
敢闘賞=横井(久しぶりのマウンドで2回1失点好投)
技能賞=丸山(全4打席出塁のラッキーボーイ)
技能賞=筒井(四番の働き先制打&守備でも冷静に捕ゴロ成立)
技能賞=成岡(好走塁&最終打者で適時打締め)
技能賞=森(二死無走者からダメ押し点生む働き)
守備賞=高松(小フライを右手キャッチでさばく)
辻本賞=山口(12月の今季初出場でチームの士気上げる)
今季最後のシニアチームの強化試合。来季からシニアチームの指揮を取る藤本のシニア監督としての初采配ともなり、12月にして今季初参加の山口ら、シニア8人、ヤング勢も4人が顔をそろえた。
1回表、ハーツは先頭の高松が四球を選び二盗、さらに三盗も決め〔中〕、無死三塁を作った。緊張感も漂う試合開始早々「これは先制点が入るぞ」という状況を作ることに成功したこの三盗は、チームがゲームの流れをつかむうえでは大きかった。この日の高松はノーヒットに終わったが、これだけでもトップバッターとしての価値は十分あったと言える。
ハーツは横井、丸山も四球を選び無死満塁。ここで登場したのがシニアの四番・筒井〔左〕。すかさず右前に運ぶ先制適時打で四番の仕事。さらに内野ゴロの間に1点、兵藤〔中〕のヒットでまた満塁とした後、山口〔右〕の遊ゴロの間にまた1点、さらに二走の成岡も相手の送球の間に一気に還る好走塁を見せ、この回4点。シニアで組んだ上位打線が見事につながった。
2回は無死二、三塁から二死満塁としながらチャンスを逃したハーツだが、3回にまた打線が爆発する。兵藤〔左〕のこの日2本目のヒットなどで二死満塁とすると、土屋〔右〕が強烈な中前2点適時打。
なお満塁としたところで、小林〔左〕が一塁後ろに落ちるヒット。三走、二走に続いて一塁走者の矢野も好走して“走者一掃のポテンヒット”となりこの回5点目。さらに森〔右〕の内野安打で1点。この時点で10対1と、今度は主にヤングの力で勝利を大きく引き寄せた。
ハーツの先発は兵藤〔中〕。初回は太陽安打的な二塁打から内野ゴロの間に1点は失ったものの、フライに、ゴロにと、慣れないセカンドでもさすがの動き見せた矢野の守備にも支えられ(もしもセカンドもシニア守備陣だったらどうなったか分からない面もなくはないが)、とにかく無難に立ち上がった。
2回には先頭打者を出したものの、そのあとは低めに制球されたボールを軸に3者三振。3回の先頭打者からの三振も加えて、4者連続三振を記録した。3回には2安打と犠飛などで2点を失ったが、自己最長の3イニングを3失点にまとめた。何といっても与えた四球は1つだけというところが素晴らしく、自信にしていい投球だった。
4回からは横井〔中〕が久しぶりのマウンドへ。こちらも四球を1つ与えたのみで2三振を奪う安定の投球を見せた。
ハーツは5回にも土屋〔左〕のこの日2本目のヒットからチャンスをつかむと、矢野〔右〕の豪快な左越え三塁打でダメ押し。
矢野も内野ゴロで還った後、二死無走者から森〔左〕のヒットと盗塁でチャンスを作ると、藤本〔右〕の適時打でダメ押しのダメ押し。さらに敵失で1点を加えた。
最後は監督が時間の確認を忘れて予定の継投ができなくなる誤算はあったが、大量リードと高松の好守にも支えられ、横井が悠々と投げ切り。時間切れ寸前の6回の攻撃では丸山〔左〕の二塁打から最後の打者と宣告された成岡〔右〕が適時打で締めるおまけもついて、14(15)対4の勝利となった。
シニア勢はもちろん、支えたヤング勢も全員が何かしら活躍しての大勝。藤本シニア監督にとってはこの上ないスタートとなった。もちろん、この結果自体は素晴らしく、自信を持っていいと思うが、ただ、これはあくまでも強化試合。このリズムと勢いを来季のリーグ戦につなげていくことができなければ意味がない。
ヤング勢にも助けてもらいながら、最終的にはシニア勢のみでもこの流れとリズムでゲームを進められるようにしていくことが、これからの課題だと言えよう。
文責【5】
【今週のベストショット by Tsucchy】
2024.11.30
11月30日 エースハンターズ戦 6-1
2024年11月30日(土)13:00~15:00
玉川野毛町公園(ホーム)
第39戦《フリーマッチ》
【南海ハーツ vs エースハンターズ】
A 100 000 0 1
H 400 110 3x 6(9)
投:鈴木〔勝〕-小西-矢野
1 (中)久原【24】
2 (右)高松【49】
3 (二)小西【29】
4 (一)筒井【18】
5 (三)矢野【32】
6 (捕)小林【61】
7 (指)横井【 6 】
8 (指)兵藤【23】
9 (左) 森 【 0 】
10(遊)成岡【11】
11(投)鈴木【助】
★ハーツ表彰★
殊勲賞=鈴木(先発で4回1失点の2勝目! 最終回に初安打、満塁走者一掃のタイムリー二塁打!)
殊勲賞=小西(初回に逆転2点タイムリー二塁打! リリーフでも2回を0封)
敢闘賞=森(打撃好調維持、センターとライトヘマルチ安打&積極走塁)
敢闘賞=成岡(鋭く振り抜き、レフトへタイムリー)
技能賞=高松(しぶとい打撃で内野安打2本&一塁からホームイン)
技能賞=矢野(レフトへのヒットでチャンスメイク&最終回無失点締め)
技能賞=久原(先頭打者安打で、2盗塁、1得点)
守備賞=筒井(ファーストでがっちり捕球&捕邪飛好捕)
守備賞=成岡(ショートで前進からランニングスロー)
守備賞=矢野(サードで2つのゴロを堅実に捌き、捕手でも貢献)
守備賞=小林(捕手として体で何度もボールを止め、好リード)
今季からGリーグに参戦している好敵手でもあるエースハンターズ戦。11人全員の力で勝利をもぎとった。
ハーツは初回の守り、鈴木投手〔中〕が先頭に死球を与えると、二盗を決められ無死二塁に。そこから内野ゴロ2本で先取点を献上した。
そんな嫌な流れを一掃するようにその裏、打線が奮起。1番・久原〔左〕がいきなり中前打を放つと高松〔中〕も内野安打で出塁。無死一、三塁の好機を作ると3番・小西〔右〕が左中間を破る二塁打。三走・久原に続き、一塁から高松も激走し、逆転に成功した。
勢いは止まらず、4番・筒井〔左〕の内野安打と盗塁で作った無死二、三塁の場面で矢野の三ゴロで加点。さらに2死三塁で7番・横井〔右〕が左前安打。この回、一挙4点を奪った。
試合を優位に進められるかと思えたが、楽な展開には当然ならず。2、3回は打者3人で打ち取られる苦しい中、鈴木投手が好投で相手に流れを渡さなかった。2回以降は制球、テンポも抜群。4回を投げ切り被安打0、5奪三振。リードする小林捕手も「速球だけでなく、チェンジアップ、カーブ、スライダーの制球が良かった」とうなるほどだった。三振以外は7つ内野ゴロに取った。鈴木選手は打撃でも躍動。7回に兵藤〔左〕、森〔中〕の連打、成岡の四球で作った無死満塁のチャンスで左翼へ走者一掃の二塁打をマークした〔右〕。
鈴木選手以外も投手陣は躍動。2番手で登板した小西〔左〕は2回無安打2奪三振の好救援を見せれば、矢野〔右〕も1回2奪三振と力強い投球を披露。緊張感のある試合展開の中、3投手による“ノーヒットワンラン”を成立させた。外野への打球も0。投手陣の層の厚さを示すことができた。
文責【0】
2024.11.23
11月23日 ラジカルズ戦 8-15
2024年11月23日(土)9:00~11:00
二子玉川区民運動施設D面(ビジター)
第38戦《ヤング強化試合》
【ラジカルズ vs 南海ハーツ】
H 3 0 0 5 8
R 11 1 1 2 15
投:小西〔負〕-鈴木-矢野
1 (投)小西【29】
2 (遊)矢野【32】
3 (中)土屋【13】
4 (三)池田(助っ人)
5 (二)兵藤【23】
6 (捕)筒井【18】
7 (一)高松【49】
8 (右)丸山【39】
9 (左)横井【 6 】
10(指)小林【61】
11(指)鈴木(助っ人)
★ハーツ表彰★
敢闘賞=高松(初回先制タイムリー)
敢闘賞=鈴木(遅刻で先発回避も好救援)
辻本賞=丸山(9時試合開始で8時過ぎ?にはグラウンド入り。姿勢が素晴らしい)
辻本賞=池田(声でチームを鼓舞)
強風吹きすさぶ河川敷グラウンドでのラジカルズ戦。若手強化試合として臨んだ一戦だったが、護岸工事の影響で一部メンバーの集合が遅れ、ハーツは、試合開始直前に、スターティングラインアップの変更を強いられることになった。
ハーツ先攻で始まったこの試合、相手投手の制球の乱れと敵失で1点を先制。続く二死満塁のチャンスに、久々参加のミスターハーツ、高松が変化球をうまくとらえて左前に運び〔中〕、さらに2点を加え、3対0。開始早々、ハーツがこの試合の主導権を握ったかに見えた。
ところが、急遽、先発を務めることになった、この試合の責任監督、小西〔中〕は、立ち上がりからボールにバラツキが目立ち、追い込んでからの決め球に苦しんだ。先頭を歩かせ、次打者は中堅ゴロで一死を奪ったものの、その後、2四球を与え、3安打を浴びて同点に追いつかれてしまう。さらに内野陣の失策、3四球、2本の適時打で、気が付けば11失点。長い長い1回の守りを終えた。
反撃に移りたいハーツ打線だったが、2回、3回ともに三者凡退に終わる。
2回裏の守り、小西のあとを受けたのは、先発予定だった鈴木選手。急ぎウォームアップでの登板となったが、2イニングを無四球、2失点にとどめ、打線の奮起に期待をつなぐ〔中〕。
4回の攻撃は、先頭の池田選手が内野安打で出塁。3四球と敵失で5点を返すが、その裏、鈴木から繋いだ矢野は、代わり端、バックの乱れからのピンチをしのぎ切れず、さらに点差を広げられてしまった(途中でビデオカメラの三脚が風で倒れてしまったため、以降の写真キャプチャーはできず)。
ゲームスコアは15対8だが、放った安打は、ハーツ2本(うち1本は内野安打)に対し、ラジカルズは10安打。うち6本は中堅方向と、ラジカルズの基本に忠実な打撃が目立った。また、ラジカルズの思い切った守りも目をひいた。中堅から右翼へ風が流れるなか、左翼手と中堅手は思い切った前進守備をとり、ハーツ守備陣では安打にしてしまいそうな打球を平凡な打球のごとく処理していた。この日のようなコンディションの場合には、守りにおいてアグレッシブな姿勢も必要だ。それが自然に出せるラジカルズと、リスクを恐れてふだん通りに固執してしまうハーツ。守りの面でも差を感じさせられた一戦だった。
試合内容は残念なものだったが、この試合の辻本賞を通じ、ハーツの野球を楽しむうえで大切なことを改めて確認する機会にもなった。集中力が削がれそうな展開にも、終始、チームを元気づけてくれた池田選手、十分なウォームアップの時間を見込んで毎回、試合に臨んでいる丸山。2人に敬意を表するのは当然だが、わが身に落とすことがさらに重要だと感じている。
文責【23】
【今週のベストショット by Tsucchy】
2024.11.16
11月16日 エースハンターズ戦 9-8
2024年11月16日(土)13:00~16:00
大井ふ頭中央海浜公園E面(ホーム扱い)
第37戦《Gリーグ第12戦》
【南海ハーツ vs エースハンターズ】(2回戦)
A 000 035 0 |02 8(10)
H 112 112 1x|00 9
投:小林-矢野-小林〔勝〕-兵藤
1 (中)久原【24】
2 (投)小林【61】
3 (遊)矢野【32】
4 (一)筒井【18】
5 (捕)丸山【39】
6 (二)兵藤【23】
7 (左)横井【 6 】
8 (三)西野【助】
9 (右)土井【助】
☆Gリーグ表彰☆
最優秀=筒井選手(南海ハーツ)
優秀=小林選手(南海ハーツ)
優秀=柏選手(エースハンターズ)
★ハーツ表彰★
殊勲賞=筒井(サヨナラ犠牲フライ&猛打賞で3打点の大活躍!)
敢闘賞=小林(計7イニングを投げ、10勝目。打でもしぶとく2安打)
技能賞=久原(持ち味を生かした三塁前バントヒット)
技能賞=矢野(サヨナラの足掛かりを作るヒット含む2安打)
技能賞=兵藤(センターへのタイムリーとリリーフで好投)
技能賞=丸山(ライトへのクリーンヒット)
守備賞=兵藤(ピンチで強い打球にも見事な反応、4つのゴロを捌く)
守備賞=筒井(ファーストでがっちり、チームを引っ張る)
守備賞=小林(セカンドに入り、軽快なステップで好守)
辻本賞=久原(センターで常に声を出し続け、チームを鼓舞)
サヨナラ勝利!! Gリーグ11勝1敗で幕
楽勝ムードも一転、五回、六回に「まさか」の逆転許す
兵藤 土壇場で流れを引き戻す超美技
4番筒井 3安打猛打賞&サヨナラ犠飛の活躍
小林 先発&リリーフで粘りの投球、2桁勝利達成
既にGリーグ優勝を決めてはいるが、来季のことを見据えて、しっかりと有終の美を飾りたい。そんな一戦である。
先発小林〔中〕は安定感抜群の通常運転。速球をコーナーに決め、テンポ良く打者を打ち取っていく。四イニングをゼロ封する。
ハーツ打線は毎回得点。初回は筒井〔中〕のセンター前タイムリー、二回は二死一三塁で相手エラーの間に、得点。
三回、矢野敵失、筒井安打〔左〕で掴んだ好機を、兵藤〔中〕、横井〔右〕が連続タイムリー。シニア勢の活躍でさらに2得点。
四回、二死から矢野内野安打〔左〕→盗塁後に、この日好調の筒井〔右〕がセンター前にクリーンヒット。小刻みだが毎回得点を重ね、試合を有利に進める。
ところが「草野球」。五回から暗転する。五回表の守備。一死から四球、連打、失策が絡み、3失点。小林の速球に相手打線が合わせてきたことに加え、守備の乱れが痛かった。
五回の攻撃で、敵失で出塁した横井が、土井選手の二塁ゴロで生還する。1点追加したが、試合の流れはハーツに戻ってこない。
六回表。救援した矢野〔中〕が三連続四球で満塁のピンチ。小林が再登板するが、完全に相手ペース。打たれはしなかったが、四死球、失策(鮮やかなトンネル!?)、と全てが失点につながり、逆転を許してしまった。
まさかの逆転だったが、ハーツ打線はつなぐ攻撃。六回裏、敵失や押し出し四球で無安打ながら同点に追いつく。
七回表。一死一二塁のピンチで兵藤の超美技が飛び出した〔中〕。ライト前に抜けたかと思う一二塁間の痛烈なゴロを、ダッシュよく追いつき、ワンハンドキャッチ。これで流れを引き戻した。この土壇場で。素晴らしいプレーだった。
こうなれば勝利の女神はハーツに微笑む。小林敵失、矢野センター前〔左〕で掴んだ無死二三塁のチャンス。打者は筒井。相手守備陣はマウンドに集まる。「敬遠かな」と思ったが、勝負してくれるようだ。これは「ラッキー」と前向きに受け止めた。きっちりとレフトへフライを打ち〔右〕、三塁走者小林が生還。Gリーグ最終戦は劇的なサヨナラ勝利!
序盤から中盤は楽勝ペースだったが、まさかの逆転。殿堂入り、山平氏の名言「草野球にセイフティリードはない」を証明したかのような試合。それでも再逆転したのだから誇っていいと思う。それを演出したのは兵藤の超美技。絶賛していい。小林は珍しく四死球を連発した。しかしながら、これは審判さんとの相性もある。ひょっとしたら甲子園の審判に見受けられる「判官びいき」なのかもしれん。そんな中、気持ちを切らさずによく粘った。小林はシーズン10勝を達成。草野球で2桁勝利は見事と言うしかない。投手・筒井の年間12勝も見えてきた。追い抜くか、11勝で止めておくかは、貴紀しだい、あるいは監督しだい?
文責【18】
2024.11.09
11月09日 FLAT Baseball Club戦 15-2
2024年11月9日(土)14:00~16:00
京成鉄橋上流2面(ビジター)
第36戦《フリーマッチ》
【FLAT Baseball Club vs 南海ハーツ】
H 301 901 1 15
F 000 200 0 2
投:矢野〔勝〕-池田〔S〕
本塁打:池田1号
1 (中)久原【24】
2 (遊)筒井【18】
3 (投)矢野【32】
4 (捕)丸山【39】
5 (左) 森 【 0 】
6 (二)兵藤【23】
7 (三)池田(助っ人)
8 (一)藤本【 5 】
9 (指)横井【 6 】
10(右)西野(助っ人)
★ハーツ表彰★
殊勲賞=森(猛打賞で3打点! クリーンアップの働き)
殊勲賞=池田(ホームランを放ち、計3打点! 抜群のリリーフ)
敢闘賞=筒井(2安打2四球1死球で全打席出塁)
敢闘賞=藤本(2安打2打点。いずれもクリーンヒット)
敢闘賞=矢野(先発好投で勝利投手。打でも1本)
技能賞=丸山(4番の働き、レフトへきれいな流し打ち)
技能賞=兵藤(レフトへ鋭いタイムリーヒット)
技能賞=久原(しぶとい打撃でレフトヘ1安打)
技能賞=西野(シュアなバッティングでレフトへタイムリー)
守備賞=筒井(ショートゴロとフライを堅実にこなす)
守備賞=森(大きなレフトフライを好捕)
守備賞=池田(サードで3つのゴロを捌き、安定の守備力)
初回からジグザグ打線が機能
昨年12月以来の再戦となった、FLAT Baseball Club戦。
この日のハーツはジグザグ打線。といっても左右ではなく、ヤング→シニアの順で交互に。普段とは違った打順で楽しんでもらう趣旨もあったが、それぞれの役割を各選手が自覚し、打線がつながった。
先攻のハーツは1番・久原、2番・筒井が連続で四球を選び、チャンスメイク。一死満塁から5番・森〔中〕がレフトへタイムリーを放ち先制。その後もワイルドピッチなどで3-0とする。
ハーツの先発は矢野〔中〕。今シーズンは制球力も安定し、直球のノビも良い。この日まで5勝1敗と結果も出ている。まず2回までは無安打、落ち着いたマウンド捌きで0を重ねていく。
3回表、ハーツは先頭の筒井〔左〕が三遊間へ内野安打。二死三塁となるが、ここでまたも森〔右〕がセンターへタイムリー。若手最年長がチームを引っ張り、4-0とリードを広げる。
来季へ向けて新しい顔ぶれも参加
そして4回表、簡単に二死となったが、この日初参加の西野選手(シニア世代)が勝負強くレフトへタイムリー〔左〕。ここから打線がつながり、愛妻家No.1の久原〔中〕がレフトへヒット。丸山の押し出し四球のあと、森〔右〕がサードへの内野安打で猛打賞、なんと3打席連続の打点。
攻撃はまだ終わらず、兵藤〔左〕がレフトへきれいなタイムリー。そして、太田、横井、矢野と同業の池田選手(ヤング世代)が3打席目にライトへ2点タイムリーを放ち〔中〕、ベールを脱ぐ。つづく藤本〔右〕もレフトヘ2点タイムリーを放ち、存在感を示した。なんとこの回9得点。13-0とハーツ優位の展開に。
先発の矢野は4回裏に2点を失ったものの危なげない投球で4回を投げ抜く。
5回表には、その矢野〔左〕と4番の丸山〔中〕が連続ヒット。特に丸山は美しい流し打ちで、技術の高さを見せた。
そしてハーツは5回裏から継投に入る。この日が初参加の池田投手へスイッチ〔右〕。本職はサードで、3つのゴロを華麗に捌き、ピッチャーもできるということでマウンドへ。体格も良く、ストレートにはノビがあり、スライダーも投げるという。なんと5~7回を被安打2の無失点リリーフ。三振も4つ奪い、能力の高さを披露した。
そして14-2で迎えた7回表、池田選手が放った打球は左中間への大きな飛球〔中〕。そのままダイヤモンドを一周し、ランニングホームラン!
なおも攻撃をつづけるハーツは、藤本〔左〕がこの日2本目のヒット。そして最終回までただ一人ヒットのなかった横井が、ついに1安打を放ち〔右〕、これで全員安打を達成。
正規メンバーに助っ人2人が加わった南海ハーツは投打ががっちり噛み合い、15-2で勝利をつかんだ。2番ショートに入った筒井が2安打、全打席出塁、遊撃でもゴロとフライを堅実に捌き、森、池田選手とともに守備賞を受賞。そして先発の矢野が6勝目を挙げ、良い形で試合を終えることができた。
次週は今シーズンのGリーグ最終戦。まだメンバーが9人に達していないが、何とか人数を集め、有終の美を飾れるように、進めていきたい。
文責【6】
2024.10.26
10月26日 アメーバ戦 16-1
2024年10月26日(土)11:00~13:00
城北交通公園B面(ビジター)
第35戦《ヤング強化試合》
【アメーバ vs 南海ハーツ】
H 105 019 16
A 100 000 1
投:鈴木〔勝〕-矢野〔S〕
1 (中)久原【24】
2 (左)土屋【13】
3 (投)鈴木(助っ人)
4 (三)小林【61】
5 (遊)矢野【32】
6 (右) 黄 (助っ人)
7 (一)綿貫【14】
8 (二)兵藤【23】
9 (捕)丸山【39】
10(指)横井【 6 】
★ハーツ表彰★
殊勲賞=小林(小西不在時に2本で並んだ本塁打王争い! 驚異の1試合7打点)
敢闘賞=鈴木(お手本のようなフォームから繰り出されるストレートと変化球。テンポもよく試合を作る)
技能賞=綿貫 (「今日は打ちに来たから」と有言実行の華麗な右打ち。シーズン初安打)
守備賞=横井(監督の重責が無い中で硬さの取れた守備でノーエラー)
前週にGリーグ優勝を決めて迎えたアメーバとのヤング強化試合。
南海ハーツヤング監督小西が不在であったが、小西監督舎弟?の小林が伸び伸びと野球をしていたのが印象的であった。
南海ハーツの攻撃1、2イニングは伸び伸びとしきれていなかったが、3回表、塁が埋まっているところで4番小林がセンター頭上を越えるホームラン〔中〕。伸び伸びやると打球の延びも違った。この回5点。
また、小林は5回の打席でもういっちょう打てばHR数で小西に並ぶところだったが、「僕は小西さんとは違いますよ!」といった顔でしっかりと四球を選ぶ。そんな選球眼は大切というところを見せておいて、6回にHRを放ち〔中〕、小西のHR数と並んだ。
守りでは、投手に助っ人の鈴木〔左〕。佐々木朗希のようなスラッとした身体からシュッとしたボールで相手を抑えた。また抑えに矢野〔右〕が登板し、鈴木に触発されてか、キッチリと抑える。
結果は16対1の快勝。Gリーグ優勝を決めてからの試合は緊張感も薄れるかもしれないが、個人成績などを目標に頑張ってほしい。綿貫〔中〕はようやく今期片目が開いたので満足。
《番外編》
その試合の翌日、高松さんの仕事部屋で南海ハーツでの永山さん一周忌が執り行われました。
たくさんの方々にお集まり頂きました。
永山さんの競馬語録で「天皇賞春の1枠はロバでも走る」というのがありますが、きっとワールドシリーズ最終戦のジャッジのエラーを見たら「あのセンターフライは永山でも捕れる」とおっしゃっていたことでしょう。
その後用賀の鉄板焼屋で二次会。
それから綿貫はよく頑張った。
用賀から電車に乗り埼玉に帰るはずがなぜか小田原。こだまの最終に乗って武蔵野線最終にもほんのタッチの差でギリギリセーフ。土曜午前野球→仕事→永山さん一周忌を完投しました。
文責【14】
2024.10.19
10月19日 永福コルセッツ戦 12-4
2024年10月19日(土)11:00~13:00
松ノ木運動場(ビジター)
第34戦《Gリーグ第11戦》
【永福コルセッツ vs 南海ハーツ】(2回戦)
H 311 34|0x 12
C 300 10| 4
投:小林〔勝〕
1 (一)高松【49】
2 (投)小林【61】
3 (遊)矢野【32】
4 (三)小西【29】
5 (中)横井【 6 】
6 (捕)筒井【18】
7 (二)兵藤【23】
8 (右)藤本【 5 】
9 (左)太田【16】
☆Gリーグ表彰☆
最優秀=小西選手(南海ハーツ)
優秀=小林選手(南海ハーツ)
優秀=須藤選手(永福コルセッツ)
★ハーツ表彰★
殊勲賞=小西(2タイムリー1犠牲フライで5打点、頼れる4番が試合を決める!)
殊勲賞=高松(貴重な勝ち越しタイムリー含む2本の二塁打、3打点、3得点! トップバッターとしてチームを牽引)
殊勲賞=小林(粘りの5回完投勝利に、打でもタイムリー!)
敢闘賞=太田(貫録の四球→驚きの盗塁→勝ち越し得点。バッチリ優勝に貢献)
敢闘賞=矢野(2安打2盗塁でチャンスメイク、3得点)
技能賞=兵藤(ライトへのきれいなヒットに、四死球出塁で得点も)
守備賞=矢野(三遊間のゴロをバックアップで、一塁へストライク送球)
守備賞=高松(4回、流れをハーツに引き寄せる一塁ゴロ堅守。ファウルフライにも果敢にトライ)
辻本賞=筒井(この日も2死球で、今季通算ダントツの12死球。当たってる男)
悲願の7年ぶり優勝へ
今シーズン、南海ハーツはGリーグ開幕戦から投打が噛み合い、8連勝。8月真夏の陣で中野マシンガンズさんに惜敗し、連勝はストップしたが、9月の新宿ブンブン戦は苦しみながらも辛勝。この日まで9勝1敗。永福コルセッツさんとは、ハーツのGリーグ開幕戦以来となる対戦。ここまで8勝3敗と勝ち星を積み重ねてきている。互いに、絶対に勝ちたい試合が始まった。
先攻ハーツのトップバッターは高松。土屋や久原ら若手の1番候補もいるが、大一番は高松の勝利への執念と、豊富な経験に期待大。1回表、その高松がじっくり四球を選び、小林四球、矢野死球で無死満塁。ここで目下チーム本塁打王(3本)の4番・小西〔中〕が勝負強くレフトへの2点タイムリー。幸先よく先制すると、内野ゴロ間にもう1点追加。3-0とハーツがリードする。
しかし現時点2位のコルセッツは黙っていない。先頭の須藤選手の右中間への二塁打、2番・古川選手のレフトフェンス直撃二塁打などで3点を上げ、同点に。初回から両チームの力が拮抗する。
勝利を呼ぶ男、高松が貫録の勝ち越しタイムリー
それでも何としてもリードしたいハーツは、2回表二死から太田〔左〕が貫録の選球眼で四球を選ぶと、両チームが驚く最年長盗塁。ここで高松〔右〕が燃える。しっかり振り切った打球はレフトの頭上を越える勝ち越しタイムリー二塁打!
4-3となり、ハーツ先発の小林〔中〕は2回裏は三者連続奪三振。今シーズン、Gリーグで投手としてチームを引っ張ってきた若きエースが期待に応える投球を見せる。
3回表、ハーツは3番・矢野〔左〕がセカンド左への内野安打で出塁すると、二盗とワイルドピッチで三進し、小西〔右〕が力強くセンターへの犠牲フライ。ハーツは1点ずつリードを広げる。
4番の小西が優勝を決める5打点
4回表、ハーツはランナーを溜めて一死満塁とすると、またも小西〔左〕がレフトへ2点タイムリー。この日の小西はなんと5打点。優勝を決めたい試合で、文句なしの4番の働きを見せてくれた。さらに畳みかけたいハーツは、5番・横井〔右〕がセンターへタイムリー。8-3とし、ハーツが優位な展開に。
4回裏にコルセッツが1点を返すが、5回表、ハーツは兵藤、藤本、太田がしっかり四球を選び、一死満塁。ここでワイルドピッチがあり、まず1点。そして高松〔左〕がレフトへ2点タイムリー二塁打。2番・小林〔右〕にもセンター前タイムリーが飛び出し、この回計4点。12-4とし、試合を決める。
試合はそのまま6回表二死まで進み、ここで時間切れのため、スコアは5回表裏までの12-4。南海ハーツが永福コルセッツに勝利し、この瞬間、南海ハーツは7年ぶりのGリーグ優勝を決めた。
多彩なメンバー構成こそ南海ハーツの強み
2024年のGリーグ、南海ハーツは開幕戦から勝利を重ね、順風満帆に見えたかもしれない。しかし監督として、楽に勝てたゲームは一試合もなかった。開幕のコルセッツ戦は、今年のチーム方針(特に投手起用)を決める意味で、とても重要な試合であり、開幕投手の小林が完投勝利で見事に期待に応えた。その後、矢野、小西が先発登板し(ともにTEAMシゲル戦)、リリーフ小林でGリーグ3勝目をつかんだあとは、先発・小林でチームは戦い続けてきた。
もともと投手が本職ではなかった小林だが、投げてもらうと、そのコントロールの良さと、伸びる直球で、頭角を現し、今シーズンはまさにエースの働きをしてくれた。小林がマウンドに立つことで、サード小西、ショート矢野が固定でき、これが鉄壁な内野陣構築につながった。そしてレギュラーのセカンドとして安定した守備を見せた兵藤の存在は大きい。ファーストは高松、筒井をはじめ、丸山らも担ってくれた。そしてシーズン途中から本塁を死守した筒井の体力と情熱がチームを支えた。外野陣は、土屋、久原、森がそろえばがっちり堅い。ただ3人ともに出席の週は限られ、横井がユーティリティプレーヤーとして、内外野に入りつつ、ここまで11試合を戦ってきた。
打線はシーズン序盤から好調な選手が多く、コンスタントに得点できたことも大きかった。
そして、この11戦目が象徴するように、ベテランの太田や藤本の力が加わることで、9人ぎりぎりの試合でも勝利をつかむことができるようになった。この試合は不在だったが、松尾、成岡、綿貫もGリーグでの勝利に貢献した。
南海ハーツは上は70歳越え、最年少の小林が20代前半と年齢の幅が広い。私はこれこそがチームの財産だと思っている。体力やパワーではヤングだが、そこにシニアの経験が加わり、1つの草野球チームとして、まとまっていく。何より野球が大好きで、試合後の飲みも試合と同じくらいに楽しむ仲間たち。年齢も仕事も出身も異なる個性豊かなメンバーが毎週土曜に(シニアリーグは日曜早朝も)野球場に集まり、真剣に白球を追いかける。笑顔あり、悔しさもあり、打球の行方に一喜一憂する。
南海ハーツのチーム内に限らず、Gリーグ各チームとの交流も年々盛んになり、今はもうGリーグ全体が大きな仲間である。こうして草野球に携われる日々に感謝しながら、また来週、次の試合を楽しもう。
文責【6】
2024.10.12
10月12日 あしたば戦 5-20
2024年10月12日(土)11:00~13:00
世田谷公園A面(ホーム)
第33戦《フリーマッチ》
【南海ハーツ vs あしたば】
A 171 344x 20
H 022 01 5
投:小西〔負〕-矢野-高松
1 (指)久原【24】
2 (指)矢野【32】
3 (投)小西【29】
4 (指)筒井【18】
5 (遊)横井【 6 】
6 (左)兵藤【23】
7 (捕)丸山【39】
8 (二)太田【16】
9 (中)宮本【19】
10(一)高松【49】
11(右)藤本【 5 】
12(三)渡部【10】
★ハーツ表彰★
敢闘賞=小西(打たせて、エラーされるピッチングで試合を作った。HR王独走の3号も見事)
敢闘賞=横井(人知れず、通算300安打を達成)
技能賞=太田(数えきれないほどの最年長安打更新)
技能賞=宮本(しっかりミートした強い打球を披露)
技能賞=兵藤(ライトへ技あり安打。好調維持)
技能賞=丸山(勝負強くセンターへのタイムリー)
技能賞=藤本(巧みなバットコントロールでセンター前)
技能賞=矢野(見事なチーム初ヒット)
技能賞=久原(勝敗が決したシーンでの長打は真骨頂か!?)
守備賞=久原(ライト前へのポテンを防ぐ、流石ヤングの脚力と球際に強いプレー)
今季、リーグ戦本番では一勝もできなかったシニアチームの強化試合。当然ながら、来季へ向けた課題の洗い出しがテーマとなった。
結果は毎回失点で5対20の大敗となったが、攻撃のほうでは収穫もあった。
まずは横井。本人以外は誰も知らなかったが、第1打席の左前へのクリーンヒットで通算300安打を達成した〔中〕。入団12年目。参加数の多さにも支えられた、ハイペースでの達成となった。
その横井のヒットで戦端を開いた2回裏は、そのあと丸山〔左〕がピッチャー返しで中前に抜けるタイムリーヒット、続く太田〔中〕も右前に落とし、二死後に藤本〔右〕にもセンター左へのヒットが出るなど、シニア勢が4本のヒットを連ね、2点を挙げた。
さらにこの日は3回にも横井〔左〕と兵藤〔右〕が連打を見せ、チームの9安打のうち6本をシニアで記録した。相手投手が緩めのボールで打たせにきた面もあったかもしれないが、それでも結果が出せたというのは大事なことだ。
もちろん若手メンバーも負けてはいない。矢野〔左〕は初回にチーム初安打、久原〔右〕は5回に適時二塁打。
そしてこの日の攻撃のハイライトは3回の小西の打席だ。一死二塁からレフトの頭上を越す、チームのホームラン王争い独走の3号2ランをかっ飛ばした〔中〕。
収穫があった攻撃に比べて、ディフェンスのほうは課題が噴出した。この日はシニアに守備機会を多く提供するという目的のもと、打たせにいった投手陣については論評の対象ではないが、問題は守備陣。ヤング勢にはポテンヒット性の打球をスライディングキャッチする久原の好プレーも出たが、シニア勢はイメージ通りに足が動かず、相手打者を生かすプレーが続出した。
数えてみると、相手チームの内野安打と内野失策は合わせて6個。もちろん外野にも突っ込み切れずにヒットを許した場面があったが、まずは相手を打ち取っているこの6個のセーフをアウトにできる数を1つでも、2つでも増やすことが、シニアにとって勝利へのカギといえるだろう。
シニアリーグで勝利を得るためには、だいたい18個、あるいは運がよければ15個のアウトを、相手に何点与える前に奪えるか、ということを考える必要がある。試合後の飲み会でも少し話が出たが、足がイメージ通りに動かないのであれば、それを前提として、相手をアウトにできるポジショニングをとるしかないだろう。
とにかく、アウトという実利を手にすること。そのために守る、という意識を徹底し(もちろん相手打者のタイプを見ながらになるが)、どこに守れば、アウトを得られる可能性が高いのかを、各ポジションで割り出していく必要がある。「とにかく前へ来い」という根性論ではなく、あくまで実践的な判断で、そのあたりの経験値を増やし、判断基準を磨いていくことが、今後のシニア強化試合のテーマの一つになるといえそうだ。
文責【5】
2024.09.21
09月21日 築地レッドブックス戦 15-2
2024年9月21日(土)15:00~17:00
上野恩賜公園(ビジター)
第32戦《フリーマッチ》
【築地レッドブックス vs 南海ハーツ】
TRB 101 00 2
N H 303 45 15
投:高松〔勝〕-兵藤
1 (投)高松【49】
2 (二)兵藤【23】
3 (三)小林【61】
4 (遊)矢野【32】
5 (一)筒井【18】
6 (左)横井【 6 】
7 (中) 森 【 0 】
8 (捕)丸山【39】
9 (右) 黄 (助っ人)
★ハーツ表彰★
殊勲賞=兵藤(左右へ猛打賞2打点! 無失点リリーフ)
殊勲賞=高松(貫録の4回2失点勝利投手! 打でもタイムリー)
敢闘賞=丸山(捕手として4イニング、高松投手を好リード)
敢闘賞=黄(内野安打2本に完璧なセンターへのタイムリー。計4打点)
技能賞=矢野(初回に左中間へライナーヒット。2盗塁)
技能賞=森(押し出し四球含む2打点)
守備賞=筒井(ファーストから好判断、三塁走者を本塁で刺す)
守備賞=小林(フェンスぎりぎりの三塁ファウルフライを好捕)
守備賞=矢野(三塁ゴロバックアップから一塁へナイス送球)
シニア投手陣が貫録のリレー
ここ数年、開催時にはことごとく雨に泣かされ続けた上野恩賜公園。しかし今回は無事にプレーボール。強烈な晴れ男は果たして誰だろうか。
1番・投手として、南海ハーツの先頭に立ったのは高松〔中〕。初回トップバッターに粘りのヒットこそ許すも、落ち着いた投球で1失点のみの好スタート。
その裏のハーツは、前週にレフトへの完璧な二塁打を放った2番・兵藤〔左〕がこの日も好調維持でライトへヒット。二死後4番・矢野〔中〕も左中間へきれいな安打。次打者・筒井のショートゴロエラーで同点に追いつくと、二三塁から6番・横井〔右〕がセンターの右へ勝ち越し2点タイムリー(通算299安打目)。ハーツが3-1とリードする。
2回表、無死二三塁時のセカンドゴロで打者走者がアウト後、ファースト筒井の好判断で本塁突入の走者も刺し〔中〕、ダブルプレー。高松は無失点で乗り切る。その高松は3回に1点を失うも、4回は貫録の三者凡退。先発投手としての責任を十分に果たし、見事な勝利投手となった。友情バッテリー(大学時代の野球サークル仲間)として、高松を支えた丸山捕手の体を張ったプレーも特筆される。
打線がよくつながり、打者一巡も
3回裏のハーツは、3四球に相手エラーも重なり3点を追加。4回裏には森〔左〕の押し出し四球、高松〔中〕のレフトへのタイムリー、兵藤〔右〕のタイムリー内野安打などで4点。この時点で10-2と勝負を決める。
5回表には兵藤〔中〕が満を持しての登板。シニアリーグでの経験を生かし、奪三振1を含む安定感で無失点リリーフ。高松の勝利に花を添えた。
最終回となった5回裏もハーツの猛攻は続く。野選や丸山〔左〕の押し出し四球で2点を挙げると、9番・黄選手〔右〕がセンターへ完璧な2点タイムリー。矢野の友人として、チームのピンチに助っ人参加してくれる好青年で、野球未経験から始めたが、抜群の身体能力で頭角を現している。性格も素直で、今後、ルールもしっかり頭に入ってくれば、ハーツの貴重な戦力になるのではないか。
晴れ男の正体
そしてこの試合の締めは、歳を重ねるごとにマイベストを更新し続ける細身の23番。きっと、晴れ男は兵藤だったのだろう。1、4打席目は右方向への打球だったが、5打席目はジャストミートで引っ張り、うれしい猛打賞達成&タイムリー〔中〕。2打点目を叩き出し、この回計5点。会心の一撃がハーツHPの一面を飾った。
試合序盤では、まさかこんなに大差がつくとは思わなかったが、高松-兵藤の投手リレーが素晴らしく、小林三塁手や矢野遊撃手をはじめ、守備陣もしっかり盛り立てた。そして何より打線の巡りが良かった。四球の多さも味方につけたが、要所でのタイムリーで15-2の快勝となった。
最後にひとつだけ残念だったのは、飲みの街・上野にて、多くのメンバーで祝杯をあげたかったが、意外にも参加が3人(筒井、丸山、横井)と寂しかったこと。しかし個々に予定もあるため、こればかりは仕方がない。と思ったら、飲み始めて数時間後に4人目のゲストが。この日、中野マシンガンズさんは新宿ブンブンさんとのGリーグで、なんとブンブンがマシンガンズに6-5で勝利(ブンブンさんは今季リーグ戦初勝利)。それを知らせてくれたのは、マシンガン打線のザ・快足フルスイング、橋口選手だった。わざわざ上野まで足を運んでくれたのだ(突ついさん、慕われてますね~)。ハーツも9月7日のブンブン戦では大苦戦。序盤から流れは完全にブンブンさんで、負けも覚悟しながら全員野球で必死で追いつき、追い越し、辛勝できたのは記憶に新しい。来季の新宿ブンブンはさらに強くなることだろう。
9月21日時点で、ハーツが1敗、マシンガンズとコルセッツが3敗という展開に。少しだけ差は開いたが、まだハーツは2試合残している。残り2戦とも勝つ気持ちで臨まないと、優勝トロフィーは手にできない。南海ハーツは2017年以来、優勝から遠ざかっている。その年まで5連覇した時代を知っているのはシニア世代で、ヤングたちには未知の世界だ。今シーズン、監督としての私の目標は「若手メンバーにもぜひ優勝の素晴らしさを味わってほしい」。あと少しで手が届くところまでは来た。ラストスパートで、10月のGリーグ2試合を大切に戦っていこう。
文責【6】
2024.09.14
09月14日 江古田エイリアンズ戦 9-2
2024年9月14日(土)13:00~15:00
芝公園B面(ビジター)
第31戦《フリーマッチ》
【江古田エイリアンズ vs 南海ハーツ】
A 010 010 2
H 012 24x 9
投:小西〔勝〕-矢野
1 (中)久原【24】
2 (一)丸山【39】
3 (投)小西【29】
4 (遊)矢野【32】
5 (捕)筒井【18】
6 (三)高松【49】
7 (左)槇原(助っ人)
8 (二)兵藤【23】
9 (右)横井【 6 】
★ハーツ表彰★
殊勲賞=小西(4回1失点勝利投手に、タイムリーで打点も1!)
殊勲賞=矢野(好リリーフに、センターへの特大二塁打!)
殊勲賞=兵藤(レフトへ完璧なタイムリー二塁打!)
敢闘賞=槇原(特大タイムリー含む左右へ2安打3打点)
技能賞=久原(足を生かしたサード内野安打)
守備賞=高松(ファーストで巧みなミット捌き、ショーバン送球好捕)
守備賞=小西(代わってすぐのショートで3つのアウト)
2018年3月以来の対戦となった江古田エイリアンズ戦は、助っ人・槇原選手の3打点、相手敵失にも助けられ、9対2と快勝した。先発の小西〔左〕は4イニング5奪三振5四球5暴投と荒れ気味だったが1失点に抑え、後を受けた矢野〔右〕も1失点にとどめ、先週に続き2連勝の9月となった。
1点の先制を許したハーツ2回の攻撃は先頭の矢野〔左〕が中越えの二塁打を放ち、二死後、助っ人・槇原選手〔右〕の右翼フェンス直撃の適時打で同点に追いつく。フェンスがなければ、首都高まで届きそうな豪快な一打に敵味方関係なく、一同、唖然。助っ人としての格の違いを見せつけた。
3回、小西が3四球を与えながらも、3つのアウトすべてを三振に斬って取り、無失点に抑えると、その裏、ハーツの攻撃は、先頭の横井が粘って四球で出塁。すぐさま二盗を敢行するが、相手捕手の強肩の前に惜しくも憤死。しかし続く久原〔中〕が足で稼いだ内野安打の後、二盗を決め、その後の敵失で得点につなぎ、ハーツが勝ち越した。
4回のハーツは効率の良い攻撃で2点を追加する。一死後、四球出塁の槇原選手を一塁に置き、兵藤〔左〕が左越え適時二塁打を放つ。さらに暴投で三進すると、横井〔中〕がきっちり中堅犠飛。5回にも小西〔右〕の技あり適時打などで4点を加え、最終6回を矢野がきっちり締めて勝利をものにした。
この日のハーツは、助っ人含め9人体制。猛暑日にはならなかったものの、若手メンバーが試合中に頭から水をかぶって体を冷やし、暑さにのぼせてグラブを脇にはさんで打席に入る選手も出るなど、体力ギリギリの中での一戦だった。そうしたなか、各選手、守りの面でも緊張を切らすことなく、きっちりと自分の役割をこなし、最後まで締まったゲームを楽しんだ。
間もなく、秋彼岸。酷暑の続いた2024年夏も、そろそろ終わりを告げるだろう。放牧期間を終え、シニア選手がグラウンドに戻ってくる日も近いはず。選手層の厚いハーツとして、残りのGリーグ戦を含め、楽しめることを願いたい。
文責【23】
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