週刊ハーツ

カテゴリーアーカイブ

2023.08.05

08月05日 ビッグアプセット戦 2-19

2023年8月5日(土)13:00~15:00
上井草スポーツセンターB面(ホーム)
フリーマッチ
【南海ハーツ vs ビッグアプセット】

NH 100 01|0   2
BU 593 20|x  19

投:小西〔負〕-矢野-高松

1 (遊)矢野【32】
2 (中)宮本【19】
3 (投)小西【29】
4 (三)高松【49】
5 (捕)筒井【18】→角田【 3 】
6 (右)山口【31】
7 (左)丸山【39】
8 (一)藤本【 5 】
9 (二)横井【 6 】

スコア:藤本(智)

★ハーツ表彰★
敢闘賞=高松(ロングリリーフで安定したピッチング)
敢闘賞=小西(チーム全打点、2本のタイムリー)
技能賞=宮本(センターへ強い打球のクリーンヒット)
守備賞=筒井(暑いなか、フルマスクでチームを鼓舞)
守備賞=矢野(ナイス中継でショートから本塁補殺)
守備賞=小西(好判断で三塁を狙ったランナーを刺す)
辻本賞=角田(コーチャーや投球練習時の受け手としてチームをサポート)

試合動画

 猛暑が続き、強い日差しが照りつけるなか、迎える本戦。8/19のGリーグに向けて、最後の練習試合。相手は強敵、ビッグアプセット。現在Gリーグ首位を走る南海ハーツは、順位がいつ入れ替わってもおかしくない。この試合を勝ちで終え、励みをつけ、次戦のGリーグを迎えたいところだ。

 初回、相手のエラーで出塁した矢野が宮本の内野ゴロにより二塁まで進み、打席には3番小西。タイムリーヒットを放ちセカンドから矢野が返り幸先よく先制。

 その裏、マウンドに上がるのは先発の小西。先頭打者にフォアボールを与えてしまうと、その後もコントロールが定まらず同点に追いつかれ、逆転を許す。ここで遊撃に入っていた矢野にスイッチ。小西は無念の降板となった。南海ハーツは初回に5失点、苦しいスタートに。

 早い回からマウンドを託された矢野であったが、緊急登板の難しさなのか、2回はコントロールが定まらない。こちらも四球で失点を重ねたところで、本日登板予定のなかった高松にマウンドを譲る。実績豊富な高松は失点を許しながらも、要所を押さえるピッチングを見せ、ロングリリーフを担った。

 高松の姿を見た各選手が一矢報いたい気持ちが高まりつつあるなか迎えた5回表、南海ハーツの攻撃。1アウトで、打席に入ったのは横井。好投を続けてきた相手投手から、しぶとくライトへヒットを放ち、ネクストバッターの初球に盗塁を決め、宮本もセンターへクリーンヒットを放ち、1アウト1、3塁。最後のチャンスで、小西に巡る。エースピッチャーはもちろんこの回も無失点で抑えたい。対する29番の背中からは、必ずランナーを返すというオーラが感じられる。そして勝負球は、レフトへ電光石火のごとく運ばれ、それを見たランナー横井がゆっくりとホームイン。一塁ベース上には、投手としては結果を出せなかったかもしれないが、チームのクリーンナップを任され、重圧に打ち勝ち、打者としてきっちり結果を出す小西の姿があった。

 スコアは2-19で悔しい敗戦となったが、南海ハーツは、この試合で何か重要な気づきを得られたかもしれない。負けゲームこそ、学ぶべきところは多いものだ。各選手は誰一人下を向かず、真夏のグラウンドをあとにした。

文責【3】

2023.07.29

07月29日 TNS戦 10-4

2023年7月29日(土)13:00~15:00
井の頭恩賜公園(ホーム)
フリーマッチ
【南海ハーツ vs TNS】

T 100 3|0    4
H 322 3|x  10

投:矢野〔勝〕-菊池

1 (三)中原【44】
2 (右)角田【 3 】
3 (二)丸山【39】
4 (左)兵藤【23】
5 (一)藤本【 5 】
6 (中)菊池【 8 】
7 (投)矢野【32】
8 (捕)筒井【18】
9 (遊)横井【 6 】

スコア:藤本(智)

★ハーツ表彰★
殊勲賞=筒井(4回裏、試合を決める2点タイムリー二塁打!)
殊勲賞=矢野(先発で4回をしっかり投げ勝利投手! 打でも1安打)
敢闘賞=丸山(一、二塁間へ2点タイムリー。捕手デビューも飾る)
技能賞=角田(3四球2盗塁2得点。三塁ランナー時、好判断で先制のホームイン)
技能賞=菊池(最終回に今季初登板。1イニングを3人で抑える)
守備賞=中原(三塁手としてゲッツーの起点になり、試合を締める)

試合動画

 ハーツはつなぎの攻撃で4イニング毎回得点の10点を挙げ、初対戦のTNSに快勝した。
 1回表に1点を失ったハーツだが、その裏、角田の四球と盗塁からチャンスを作り、二死満塁。相手の暴投のとき三走の角田が好判断でホームにかえり、同点に追いつくと、さらに敵失の間に2点を挙げて勝ち越した。
 2回には横井と角田の四球と盗塁を絡めて作った一死二、三塁から丸山がセカンドのグラブをはじいてライトへ転がる2点適時打して加点。3回にも敵失絡みで2点を追加した。
 4回表に3点差と詰められたが、ハーツはその裏、藤本の四球と矢野の内野安打で一、二塁とすると、筒井が左翼線に2点二塁打、さらに敵失で1点を加えてこの回3点を挙げ、突き放した。

 この日のハーツ打線はヒットは3本だったが、6盗塁するなど積極的な走塁で、10四球を効果的に得点に結びつけた。
 ハーツは投げるほうでは先発の矢野が4回を2安打、8奪三振。四死球は7と少し多かったが、しっかりと相手打線を抑え込んだ。5回には菊池が今季初のマウンドへ。丸山がマスクをかぶり、今後へのトライアルを行なった。一死から内野安打で走者を出したが、続く打者の三遊間のゴロをサードの中原が反応よく飛び出してつかみ、5-4-3の併殺に取って鮮やかにゲームセットとした。
 メンバー的にはやや苦しい中だったが、各選手がそれなりに役割を果たして勝利につなげた好ゲームだった。

 この試合中、相手のパスボールが続いたところでファウルグラウンドにいくつもボールが転がったまま回収されず、さらに次のパスポールがあった際に捕手がプレー中のものでない別のボールをグラウンドに投げ込んでしまう、というプレーがありました。
 この試合は両チームとも9人だったので、ファウルグラウンドに転がったボールの回収は攻撃側のメンバーの義務。ここは本来ならタイムをかけてでもボールを回収してから進めるべきところでした。暑い中で大変な状況ではありますが、次打者、ベンチ、ランナーコーチ、皆でしっかり義務は果たしていきたいものです。今後気をつけていきましょう。

文責【5】

今週のベストショット

2023.07.23

07月23日 NEO-YANKEES戦 1-14

2023年7月23日(日)09:30~11:00
落合中央公園
シニアリーグ第3戦
【南海ハーツ vs NEO-YANKEES】

H 100   1
Y 185  14

投:高松〔負〕-兵藤

1(左)兵藤【23】
2(一)筒井【18】
3(投)高松【49】
4(三)渡部【10】
5(捕)綿貫【14】
6(中)宮本【19】
7(遊)中原【44】
8(二)岩田【36】
9(右)丸山【39】

★ハーツ表彰★
敢闘賞=渡部(シニアチーム初の複数守備機会で守備率100%)
技能賞=兵藤(シニアリーグ投手デビュー)
技能賞=綿貫(チーム唯一のヒット)

 勝ちに不思議な勝ちあり。
 負けに不思議な負けなし。
 (高松シニア監督談)

 10月の残り1試合、勝って5割を目指しましょう!

今週のベストショット

2023.07.22

07月22日 永福コルセッツ戦 6-4

2023年7月22日(土)12:00~14:00
外濠公園総合グラウンド(ビジター)
Gリーグ第7戦
【永福コルセッツ vs 南海ハーツ】(2回戦)

H 310 2|0    6
C 110 2|2x  4(6)

投:小西〔勝〕

 1 (左)土屋【13】
 2 (中)久原【24】
 3 (遊)矢野【32】
 4 (投)小西【29】
 5 (指)高松【49】
 6 (一)筒井【18】
 7 (二)松尾【17】
 8 (捕)菊池【 8 】
 9 (三)横井【 6 】
10(指)兵藤【23】
11(右)角田【 3 】

スコア:藤本(智)

☆Gリーグ表彰☆
最優秀=兵藤選手(南海ハーツ)
 優秀=矢野選手(南海ハーツ)
 優秀=松田選手(永福コルセッツ)

★ハーツ表彰★
殊勲賞=兵藤(2打数2安打2打点、勝負強い打撃で勝利に導く!)
殊勲賞=小西(気合の完投で勝利に貢献! 最終回はレフトヘ巧打)
敢闘賞=矢野(初回にエンタイトル二塁打でビッグイニングを作る)
技能賞=久原(先制点につながるバントヒット。押し出し四球も貴重)
技能賞=筒井(打撃好調、右中間への強烈なヒットで打率も3割越え)
技能賞=菊池(打撃上昇中、レフトへのヒットに、捕手としても要の働き)
守備賞=矢野(最終回の中継、完璧なストライク送球で同点を防ぐ)
辻本賞=角田(右中間への快打に四球で全出塁、つなぎの野球を体現)
辻本賞=土屋(1番打者として3四球全出塁、先制のホームイン)

試合動画

 Gリーグ第7戦。試合前のGリーグ成績は4勝2敗。Gリーグ優勝にはさらなる貯金が欲しいところだ。
 対戦相手は永福コルセッツ。コルセッツはGリーグで7/8にTEAMシゲルに14-4で初勝利。南海ハーツは春先4/22にGリーグでコルセッツと対戦し5-1で勝利を収めているが、シゲルから14点も奪う打線は計り知れない! 春先から徐々に力を付け、上位を狙う準備を整えてきている。ハーツはコルセッツの勢いを本戦で止めて、さらなる高みを目指したい! いざプレイボール!

 ハーツは1番から4番まで若手中心で俊足と粘り、長打力を兼ね備えたメンバーで先制点を狙う。5番からはベテランと中堅メンバーで追加点を取るスタメンで勝利への道筋を描く。

 1回表、先頭打者は土屋。鋭い選球眼と粘りを見せフォアボールを選び先頭打者の役割を発揮。続く久原の打席に土屋が二盗。久原は相手の意表をつくピッチャーへのバントヒット、ファーストのエラーが重なり土屋はセカンドからホームイン。久原もセカンドまで達する。さらに久原が三盗を決め、打席には3番の矢野。相手投手が制球難と動揺で苦しむ中、狙いすました打球は左中間へ。エンタイトルツーベースとなり久原が生還。5番高松の内野ゴロで矢野が生還し、ハーツは初回に3点を先制する。

 その裏、ハーツの先発投手は闘志あふれるピッチングが持ち味の小西。先頭打者にレフト前ヒットと二盗、内野のエラーも重なり、初回に1点を奪われるが後続を抑える。

 2回のハーツの攻撃、先頭打者はハーツのホームベースを守るキャッチャー菊池。レフトへヒットを放つと二盗、三盗を決め守備だけではなく、攻撃と走塁で存在感を見せる。その後、1アウトとなり10番兵藤。センターへヒットを放ち、菊池をホームへ還す。11番の角田は右中間へポテンヒットを放ち、打線をつなげる。その後、ワイルドピッチ、二盗でランナー2、3塁。1番土屋に打席が回ると、再びフォアボールを選び満塁とするが、後続が続かずこの回は1点のみとなる。2回裏も1点を返され、互いに点を取り合う展開となる。3回は互いに無得点となり最終回へと向かう。

 4回表、ハーツは早々に2アウトを取られるが、ここから粘りを見せる。監督横井がセンターへヒットを放つと二盗を決める。続く兵藤がセンターへクリーンヒットを放ち横井をホームへ迎え入れる。ワイルドピッチがありランナーがセカンドへ進み、続く打者角田はフォアボール。1番へ戻り土屋の打席はこの日3つ目となるフォアボールを選び本戦3打席全て出塁し、監督の期待に応える。2アウト満塁で2番の久原。相手投手に2ストライクと追い込まれるも驚異のバットコントロールでファールで粘り、フォアボールをもぎ取り、押し出しで追加点を奪う。3番矢野もファールで粘りを見せるが、ファーストライナーとなる。しかし、相手投手を苦しませる攻撃を見せ、貴重な2点をこの回に奪う。

 4回裏、コルセッツの攻撃は小西を攻めたてるが2点止まりとなり、スコア6-4でコルセッツから苦しみながらも辛勝し、1勝を勝ち取った。

 Gリーグ表彰として、ハーツから兵藤が2打数2安打2打点で最優秀選手賞。矢野がビッグイニングとなるエンタイトルツーベースとホームへの正確なバックホーム送球で失点を防ぎ優秀選手賞に選出された。

 結果、本戦の勝利でGリーグ成績が5勝2敗となりGリーグ首位へ。本戦では攻撃面は相手のフォアボールをきっかけに、盗塁、ヒット、ファールでの粘り打ちで点を重ね、守備面はバッテリーの粘りの投球と配球。そして、堅い守備で失点を防いだことが勝利につながった。

 まだまだ修正点などはあるが監督の目指す野球、チームメンバー内のリスペクト精神を心掛け、お互い技術を高め合うことがGリーグ優勝への近道ではないだろうか。

文責【3】

今週のベストショット

2023.07.15

07月15日 西荻ヘイガース戦 4-14

2023年7月15日(土)14:30~16:30
東台B面(ホーム)
フリーマッチ
【南海ハーツ vs 西荻ヘイガース】

HE 020 1   1|7x   4(11)
HA 103 0 10|     14

投:矢野-松尾〔負〕-高松

 1 (遊)成岡【11】
 2 (左)丸山【39】
 3 (二)松尾【17】
 4 (投)矢野【32】
 5 (指)高松【49】
 6 (中)宮本【19】
 7 (一)筒井【18】
 8 (捕)菊池【 8 】
 9 (指)兵藤【23】
10(右)角田【 3 】
11(三)横井【 6 】

★ハーツ表彰★
敢闘賞=矢野(今季1号ホームランに、先発で6奪三振の好投)
敢闘賞=兵藤(ライトへ巧打、タイムリー三塁打)
敢闘賞=丸山(今季初安打、ライトへ見事な二塁打)
敢闘賞=菊池(ライトへのタイムリー二塁打に、フルマスクでも貢献)
技能賞=高松(この日も勝負強さ発揮、三塁線へのタイムリー)
技能賞=松尾(さすがのバットコントロール、センター返しのヒット)
技能賞=筒井(サード強襲の内野安打)
守備賞=筒井(前進守備で一塁ライナーをジャンピングキャッチ)

試合動画

 前日までの猛暑が一休みしたこの日。それでも30度は超えているのだが(苦笑)、涼しく感じるのが不思議である。
 大変なトラブルに見舞われた立ち上がりだった。西武池袋線が人身事故で遅延。横井監督、高松の2名が試合開始ギリギリに滑り込み。

 チーム1、2を争う身体能力の持ち主の成岡、松尾が久々参戦。また丸山もシニアに引き続き参加。
 その丸山が初回いきなり魅せた。ライトオーバーの大飛球。果敢に三塁を狙うが、タッチアウト。しかしながら惜しかった、で済ませてはいけない。三塁コーチャーが不在だったのだ。試合前のトラブルでベンチが落ち着かない中でのスタートだったが、これは基本中の基本。完全なベンチワークミスである。勿体ないシーンだった。

 先発の矢野は順調な立ち上がり。「スローボールにしか見えない」(高松談)スラーブ?と速球のコンビネーションがよく、 初回こそミスで1点失うが、なかなかの投球だった。その後の投球も緩急が冴え、4イニングを4失点で凌ぐ。復調の兆しが見えた。

 二回表。二刀流矢野が豪快にセンターオーバー本塁打を放つ。宮本敵失、筒井三塁強襲で出塁したあと、「もう不調とは呼ばせない」菊池が右中間に二塁打。1点追加。
 三回裏に逆転されるが、四回表に絶好調高松タイムリー、五回表に兵藤が右中間三塁打で小刻みに加点。同点に追いつく。

 残り30分。通算100勝を懸けて、松尾が久々登板。ブランクが長くてもさすがの復活投球を見せるかと思いきや、制球が定まらない。あっという間に7失点。野球の神様は残酷である。緊急登板の高松も試合前のトラブルの影響か完全に準備不足。痛打を浴び、さらに3失点。試合が決まった。
 最終回の反撃。相手投手も制球が乱れ怒涛の反撃で7点を返すが、時すでに遅し。時間切れで試合終了。

 相手のヘイガースは南海ハーツのホームページを見て対戦を申し込んだ由。力も年齢バランスもマナーも今後の好敵手として良い関係を築けそう。

 試合途中までは拮抗した試合展開だったが、最後はお互いに大荒れ。まあこれも草野球。
 次週はGリーグ、そしてシニアリーグ。ますます暑くなるが、体調を整えて備えたい。

文責【18】

矢野選手【32】 左中間へ今季1号ホームラン!


今週のナイスショット

2023.07.08

07月08日 新宿ブンブン戦 11-9

2023年7月8日(土)13:00~15:00
世田谷総合運動場(ホーム)
Gリーグ第6戦
【南海ハーツ vs 新宿ブンブン】(2回戦)

B 035 10    9
H 140 24  11

投:高松-小西〔勝〕

 1 (中)久原【24】
 2 (遊)矢野【32】
 3 (投)高松【49】
 4 (二)小西【29】
 5 (捕)筒井【18】
 6 (三)横井【 6 】
 7 (左)菊池【 8 】
 8 (指)宮本【19】
 9 (指)兵藤【23】
10(一)藤本【 5 】
11(右)角田【 3 】

☆Gリーグ表彰☆
最優秀=高松選手(南海ハーツ)
 優秀=矢野選手(南海ハーツ)
 優秀=神風選手(新宿ブンブン)

★ハーツ表彰★
殊勲賞=高松(2安打3打点、勝負強さで勝利に貢献!)
殊勲賞=矢野(猛打賞で3打点、左へ右へ広角打法!)
敢闘賞=小西(好救援でハーツの逆転を呼び込む)
敢闘賞=久原(今季初安打に、勝ち越し内野安打。守備も安定)
敢闘賞=筒井(最終回、先頭で右中間二塁打。フルマスクでも貢献)
技能賞=宮本(センターへの巧打に、最終回、同点に追いつく打点)
技能賞=兵藤(レフトとセンターの間に運ぶ、技ありヒット)
技能賞=藤本(センターへ今季初ヒット。2四球で出塁率10割)
守備賞=菊池(初回にレフト前のフライをランニングキャッチ)
守備賞=矢野(満塁のピンチにショートでライナー好捕、ゲッツーに)

試合動画

 Gリーグ第6戦。好敵手とも言える新宿ブンブンとの一戦。7月に入り夏の暑さが忍び寄る中で野球という熱闘が今始まる。
 先発投手は投手野手と二刀流でチームに貢献している高松。初回は相手打線を三者凡退に抑え上々の立ち上がりを見せる。打線は初回、矢野のレフト前ヒットと盗塁で二塁。その後、三塁まで進むと相手のワイルドピッチで1点を先制。

 2回表、南海ハーツは内野フライのお見合い、ワイルドピッチ、盗塁が重なり逆転を許してしまう。しかし、2回裏宮本のセンターへのクリーンヒット、藤本の鋭い選球眼によるフォアボール、久原、矢野のヒットに加え、高松のレフトへの二塁打で4点を返し逆転に成功する。

 3回表、相手打線が火を吹き、ヒット、盗塁、フォアボールで再逆転を許すと、横井監督は投手を高松から小西へスイッチ。小西はヒット、デッドボールなどありながらも後続を断つ。3回裏は相手投手に打線が抑えられ、無得点となるが、小西は粘りの好救援を見せ、5回まで相手打線を1点で抑え味方の援護を待つ。

 南海ハーツは4回裏に2点を返し、最終回。チーム内で声を出し合いサヨナラ勝ちを狙いにかかる! 先頭打者の筒井がバットのグリップエンドを少し残し、オーラ漂う集中力を発揮し二塁打で出塁。続く横井もその集中力に触発され二塁打、そして三盗と打線が奮起。1点差となり、宮本の打球でついに同点。兵藤、藤本もセンターへのヒットで繋ぎ、2アウト2、3塁でバッターボックスに立つのはリードオフマンの久原。相手投手の配球を読みスイングした打球は、チームに貴重な1点をもたらす当たりとなり、勝ち越しに成功。最終スコア11-9で、南海ハーツが新宿ブンブンに奇跡的な逆転勝利となった!


 久原の放った一打は南海ハーツのムードメーカーとしてだけではなく、Gリーグの一戦で貴重な1勝を呼び込む結果となり、今後の南海ハーツに良い流れをもたらすキーマンとなるだろう。

 Gリーグ表彰として、南海ハーツから高松が2安打3打点の活躍で最優秀選手。矢野が猛打賞3打点かつショートでの華麗な守備により優秀選手に選出された。

 この試合は、相手チームにリードを許し苦しい展開だったが、チーム内で選手同士声を出し合い、鼓舞することで試合の流れを1勝という形で引き寄せることができた。大きな収穫であり、かつ今後も継続していきたい。

 最後に、本試合では熱中症とみられる症状が出たメンバーがいた。そのメンバーは他の選手と交代し休養をとり、体調は快方に向かい大事には至らなかった。しかし今後、暑さが本格的になる中で熱中症対策として塩分・水分・ミネラル補給が必須。野球の技術を磨くだけではなく、野球を行う上での知識を学ぶ大切さをチーム内で共有し、体調管理に努めたい。

文責【3】

2023.06.25

06月25日 早稲田ベースボールクラブ戦 10-5

2023年6月25日(土)09:30~11:00
西戸山公園
シニアリーグ第2戦
【南海ハーツ vs 早稲田ベースボールクラブ】

H  213 4  10
W 400 1    5

投:高松〔勝〕

1(遊)一井【 1 】
2(一)筒井【18】
3(投)高松【49】
4(捕)綿貫【14】
5(二)兵藤【23】
6(三)渡部【10】→太田【16】
7(左)岩田【36】
8(中)丸山【39】
9(右)藤本【 5 】→中原【44】

★ハーツ表彰★
殊勲賞=一井(好機に長打2本で5打点!)
敢闘賞=渡部(マルチ安打に3盗塁)
技能賞=筒井(好走塁で先制点生む)
技能賞=岩田(うまく合わせて中前に初安打)
守備賞=渡部(サードで3つのアウトを取る)
守備賞=丸山(センターライナーを難なく捕球)
山山賞=綿貫(イップスに陥りながらも最後まで守り抜く)

 勝った。勝ててしまった。
 壮行試合から開幕戦と守備陣がボロボロ、「勝利など夢のまた夢?」とも思われていたシニアチームが、第2戦で見事に初勝利をマークした。

 1回表、ハーツは筒井のチーム初安打から一死一、二塁とすると、綿貫の二ゴロが相手の失策を誘い、なおボールが少し転がる間に、二走の筒井がスピードを緩めることなくホームを突く好走塁で先制。さらに敵失で加点した。
 しかし、1回裏まではこれまでとあまり変わらぬシニアチーム。連打から2四球で押し出しの1点を失うと、なお満塁から左越えの長打と、絵に描いたような大量失点パターンでこの回4失点、逆転を許した。

 しかしこの日のハーツは、2回に敵失で1点差と詰めると、その裏、センターを襲うライナーを丸山が難なくさばくプレーもあって、高松が3者凡退に打ち取り、リズムを変える。
 そして3回表、渡部のヒットから二死一、二塁のチャンスをつくると、一井がレフトオーバーの二塁打を放ち逆転。さらに押し出しで1点を追加した。

 ヤマ場はその裏。二死二、三塁となり、打順は七番ながら、前の打席でレフトオーバーを打っている、相手打線で最も振りのいい打者を迎えた。机上の計算では四球を頭に置いての攻めも考えられる場面だが、実戦感覚では、ここは気持ちで引いてはいけないところ。高松が見事遊飛に打ち取り、この時点でハーツは勝ちへの流れをつかんだ。

 4回表、ハーツは渡部のこの日2本目のヒットと岩田の初安打から一死満塁とし、ここで一井が今度は左中間へ三塁打して走者一掃。さらに高松の中前適時打でダメ押し点を挙げた。大量リードを得た高松は落ち着いてその裏を1失点にしのぎ、見事に白星を手にした。

 この日の勝利は、無論、助っ人的な立場で参加し、チャンスに強打を発揮、5打点を挙げてくれた一井の働きに負うところが大きかったことは間違いないが、「シニアチームでもこうすれば勝てる」ということが見えたゲームでもあった。

 まず攻撃は、何とかかんとかアウトを取られずつないでいけば、何点かは入ること。そして守備陣は取れるアウトを1つ1つ重ねていくこと。この日は打球を捕り損なってヒットにしたり、エラーになったりはあったが、せっかく捕ったのに送球ミス、というのは一つもなかった。そして、四球が絡まなければそんなに大量点にはならないこと。この回は2四球の1回に4失点、4回の失点も四球の走者だが、無四球の2回、3回は無失点だった。どれも野球の常識、というか、当たり前のことではあるが、特別すごいプレーができるわけでもないシニアでは、やはりその原点に立ち返ることが勝利への道だ。この守備陣で7回21個のアウトを取ろうと思うと大変だが、展開次第ではこの日のように12個とか、15個のアウトでも勝てるのだ。それなら1つ1つ重ねていけば何とかできそうな気もしてくる。

 この日、シニアチームとして初めて得た成功体験。それを財産として次につなげていければ、われわれはこの先もまだまだ、野球を楽しんでいくことができる。

文責【5】

今週のベストショット

2023.06.24

06月24日 中野マシンガンズ戦 2-13

2023年6月24日(土)15:00~17:00
上井草スポーツセンターC面(ホーム)
Gリーグ第5戦
【南海ハーツ vs 中野マシンガンズ】(1回戦)

M 304 15|0   13
H 110 00|1x   2(3)

投:小西〔負〕-矢野

 1 (二)高松【49】
 2 (右)菊池【 8 】
 3 (遊)矢野【32】
 4 (投)小西【29】
 5 (一)筒井【18】→兵藤【23】
 6 (三)横井【 6 】
 7 (指)綿貫【14】
 8 (中) 森  【 0 】
 9 (左)角田【 3 】
10(捕)小林【助】

☆Gリーグ表彰☆
最優秀=石井選手(中野マシンガンズ)
 優秀=橋口選手(中野マシンガンズ)
 優秀=綿貫選手(南海ハーツ)

★ハーツ表彰★
敢闘賞=綿貫(右へ左へ3打席とも安打性の当たり! 相手チームからも称賛の嵐)
技能賞=高松(低く鋭く、三遊間を破るクリーンヒット)
技能賞=森(基本のセンター返し。前週のロングティーの成果が実る)
守備賞=森(左中間の長打性の当たりを好捕)
山山賞=小林(巧みなフレーミング&正確送球。強力打線からの10奪三振を支える)

試合動画

 Gリーグ第5戦。試合は昨年王者・中野マシンガンズの猛打に屈し2-13と完敗。
 それでもハーツとしては好プレーも随所に見られた。
 まずは投手陣。先発・小西は強力打線を相手に4回を投げ6奪三振と意地の投球。際どいコースを攻めにいった結果、与四球8となってしまったが、助っ人捕手・小林の外角や低めのフレーミングも巧みで被安打3に留めた。矢野も2回4奪三振と力投。相手打線の重圧もある中で意地を見せた。

 エンターテイナーぶりを発揮したのは7番・綿貫だ。2回一死、得意の流し打ちがさく裂も相手右翼手も警戒し絶好のポジショニング。右飛に倒れた――と思いきや、ここで綿貫の強運が発動! 相手右翼手がまさかの転倒し、一気に二塁を陥れる。 さらに続く森の中前打で三塁へ進塁。その後も三塁走者として、今度は相手投手のけん制悪送球を誘い、チーム2点目の生還。相手守備陣を乱す激走を披露した。6回には右方向に意識を置く相手守備陣の予想を上回る左前安打。広角に打てる打撃技術を見せつけた。

 ハーツも打てなかったわけではない。
 初回、3点先制を許したその裏には小西の左前打ですかさず1点を返せば、2回は先述の綿貫の激走もあり2回終了時点で2-3と互角の展開。
 3回も4点を奪われながら、その裏に高松が左前打、菊池の死球で無死一、二塁の反撃モード。ここで頼れる矢野が鋭い打球を放ち打球はセンター前へ―――。と思いきや、ここでは相手二塁手がバックハンドで好捕。二塁フォースアウトからの一塁送球でまさかのダブルプレーとチャンスの芽がつまれた。
 4回は筒井の右翼への低い打球が右直。綿貫の鋭い当たりも一直となり三者凡退。ゴロの安打性の当たりは相手・石井遊撃手にことごとく阻まれ追加点を奪えなかった。 

 これで前半を折り返し3勝2敗。好守でリズムを作った相手の試合運びで大量失点となったが、悲観する必要はない。マシンガンズへの雪辱を含め残り5戦全勝で逆転優勝を目指し前向きに臨みたいところだ。

文責【0】

今週のベストショット

2023.06.10

06月10日 あしたば戦 11-10

2023年6月10日(土)13:00~15:00
羽根木公園B面(ホーム)
Gリーグ第4戦
【南海ハーツ vs あしたば】(1回戦)

A 000 203 5  10
H 251 003 x  11

投:小西〔勝〕

 1 (二)高松【49】
 2 (中)土屋【13】
 3 (遊)矢野【32】
 4 (投)小西【29】
 5 (左)辻本【37】
 6 (一)筒井【18】
 7 (右)宮本【19】
 8 (捕)綿貫【14】
 9 (三)横井【 6 】
10(指)角田【 3 】

サポート:兵藤
スコア:藤本(智)

☆Gリーグ表彰☆
最優秀=矢野選手(南海ハーツ)
 優秀=高松選手(南海ハーツ)
 優秀=三好選手(あしたば)

★ハーツ表彰★
殊勲賞=小西(緩急織り交ぜ完投でチームに勝利をもたらす! 4番としてもタイムリー)
殊勲賞=高松(先頭打者ヒット含む2安打2打点、打線に勢いをつける!)
殊勲賞=矢野(センターへ先制のタイムリー二塁打、そしてマルチ安打!)
敢闘賞=宮本(打撃好調、2安打でチャンスメイク)
敢闘賞=綿貫(今季初安打含むマルチヒット、上昇気流)
技能賞=筒井(ライトへ技ありのライナーヒット)
守備賞=土屋&小西(センターからの好返球&ナイス中継で失点を防ぐ)
山山賞=兵藤(攻撃時も守備時も、チームを幅広くサポート)

試合動画

 Gリーグ第4戦、現在のGリーグの順位は3勝のシゲルが1位。2位が2勝1敗で南海ハーツ。そして1勝1分のあしたばが3位。ここは優勝のためには必勝だ。チーム一丸となって試合に臨む!

 試合は初回から動く。1番高松が口火を切るセンター返しで出塁。3番矢野がセンターオーバーのタイムリー二塁打! ワイルドピッチも重なり初回2点を先制。
 2回も南海ハーツの流れは止まらない! 宮本と綿貫の正確なバットコントロールでセンターへのヒット、また相手のエラーや四球も重なり一挙5点のビッグイニングとなった。
 3回も筒井の技ありライト前ヒット、宮本のショート後方へのヒットなどで1点を取る。

 また3回まで先発投手小西が打たせて取るピッチング、そして安定した守備陣により、前半は南海ハーツが完全にペースを握っていた。後半になると徐々にあしたば打線に火が付き始める。4回に2点を取られると、6回には四球や盗塁、ヒットで3点、7回は守備の乱れと集中打を浴びせられ5失点と後半はあしたばに流れが傾く展開となったが辛くも1点差で逃げ切った。

 試合は11-10で勝利に終わった。
 Gリーグ表彰として、最優秀に矢野、優秀に高松が選ばれた。先発投手小西は10失点したものの気合を球に込め、チームの勝利のために投げ続け完投勝利! 4番としてもタイムリーを放つなど一番の殊勲と言って良いだろう。
 また1点を争う中、6回には相手のヒットでセカンドランナーがホームを狙うも、センター土屋・中継小西のバックホームで失点を防いだプレーは圧巻だった。

 本試合、怪我によりサポートメンバーとして参加した兵藤も攻撃時のコーチャー、守備時のボール拾いなど幅広く貢献し、陰の立役者となった。

 結果、試合には勝利し、Gリーグ成績を3勝1敗とした。しかし、安心できる試合展開ではなかった。前半から後半への流れは相手にペースを握られていた。流れを渡さないためには監督の試合展開を瞬時に見極め判断する力が求められる。新監督横井の手腕がチーム勝利へのカギを握る。期待しよう!

文責【3】

今週のベストショット


2023.06.04

06月04日 ワイルドペンギンズ戦 2-11

2023年6月4日(土)09:30~11:00
西戸山公園
シニアリーグ第1戦
【南海ハーツ vs ワイルドペンギンズ】

WP 300 08  11
NH 002 00    2

投:高松〔負〕

1(左)成岡【11】→綿貫【14】
2(捕)筒井【18】
3(投)高松【49】
4(中)宮本【19】
5(三)兵藤【23】
6(一)藤本【 5 】
7(遊)丸山【39】
8(二)岩田【36】
9(右)中原【44】→太田【16】

スコア:藤本(智)

★ハーツ表彰★
敢闘賞=成岡(レフトオーバーの二塁打に、レフトフライを好捕)
守備賞=岩田(球際強く、3つのアウトをゲット)
守備賞=丸山(初回のピンチに、ショートフライを好捕)
守備賞=筒井(後逸なしの安定感に、捕ったら超ファインプレーのガッツ)
山山賞=綿貫(集合時間を間違えるも「俺が四番なら」と自信は揺るがず)

 野球をやってきた中で、こんな人がいる。「自分は高校野球までで野球をやり切ったのでプレーヤーとしてはもう野球はいい」と。だが、草野球2、30年やっても野球をやり切っていない男達がいる。それが、シニアリーグ南海ハーツのメンバーだ!

 50歳以上の選手に出場機会が与えられる「新宿区シニアリーグ」の開幕戦が行われた。対ワイルドペンギンズ。シニアリーグの朝は早い。9時半に試合開始だが、8:45に集合して選手が揃っているかの確認を行わなければならない。試合形式も9人制。審判が主審と球審の2名。ベンチ横には記録係。

 1回表、先発高松はいつも通りの打たせて取るピッチングをするも、エラー等でアウトを獲ることが出来ずに3失点。
 南海ハーツの1回裏の攻撃、先頭バッター成岡がツーベースヒットで火を吹くもその後三者凡退。
 2、3回と圧倒的にエラー、四球で相手チームが出塁しているにもかかわらず、奇跡的に無失点で抑える。
 そこで迎えた3回裏、南海ハーツの攻撃。ツーアウトから成岡、筒井と出塁したところで、高松がタイムリーツーベースを放ち1点差となる。
 接戦で戦っている感は全くないのだが、不思議と2対3の接戦。
 しかし5回表ペンギンズの攻撃でその均衡も解ける。一気に8点を失い万事休す。5回裏が無失点でコールド負けとなる。

文責【14】

今週のベストショット

2023.05.27

05月27日 ラジカルズ戦 3-14

2023年5月27日(土)11:00~13:00
二子玉川区民運動施設D面(ビジター)
フリーマッチ
【ラジカルズ vs 南海ハーツ】

H 000 30     3
R 630 50x  14

投:矢野〔負〕-小西

 1 (二)小西【29】
 2 (中)久原【24】
 3 (左)辻本【37】
 4 (指)筒井【18】
 5 (一)高松【49】
 6 (投)矢野【32】
 7 (三)兵藤【23】
 8 (右)角田【 3 】
 9 (捕)菊池【 8 】
10(遊)横井【 6 】

スコア:藤本(智)

★ハーツ表彰★
敢闘賞=小西(貫録の3打数3安打。6月に向けて打撃上昇へ)
技能賞=菊池(ついに出ました、センターへ会心の今季初安打)
技能賞=高松(さすがのバットコントロール。2安打で5割復帰)
技能賞=辻本(セカンドへの強襲安打。好調維持)
技能賞=筒井(反撃の一打となるタイムリー二塁打)
技能賞=矢野(シュアな打撃でタイムリー三塁打)
技能賞=兵藤(コンパクトに振り抜き、レフトへタイムリー)

試合動画

 5月最後の試合、相手チームは昨年の対戦成績が1敗1分のラジカルズ。今年は勝利を勝ち取りたい!
 スタメンは5月初出場、俊足巧打の小西と久原を1・2番、先週の試合でホームランを打った辻本と筒井が並び、5割打者の高松、今年も絶好調の矢野を5・6番に置く南海ハーツ屈指の打線で挑む。

 南海ハーツの先発投手は伸びのある直球と変化球で相手を翻弄する矢野がマウンドへ上がる。本日は初回から制球に苦しんだ。四球と盗塁を絡めた攻撃を受け初回に6失点を喫した。2回も制球に苦しみ惜しくも2回途中の降板となった。しかし、先発投手の立ち上がりはプロ野球選手でも難しい。まだまだ伸びしろ十分な彼は、これからのさらなる成長、飛躍に期待だ。

 2番手としてマウンドへ上がったのは緩急自在の投球が魅力の小西だ。ラジカルズ打線に毅然とした姿で立ち向かい最少失点で抑えた。

 南海ハーツの打線に火が付いたのは4回表。打撃好調の辻本がセカンド強襲ヒットで出塁。ここで打席に立つのは威圧感を漂わせる4番筒井。レフトオーバーのタイムリーツーベースを放ち、ランナー辻本が一塁から懸命な激走でホームイン。続く打撃安定感抜群の高松がレフト前ヒットでつなぎ、6番矢野がライトオーバーのタイムリースリーベース。7番打者の兵藤がいぶし銀のレフト前タイムリーで得点を重ねて3点を取り返す! さらに守備の要の菊池が今シーズン初ヒットも記録し、南海ハーツらしい怒涛の反撃を見せる。

 4回裏は強力ラジカルズ打線と慣れない河川敷での守備エラーが重なり5失点となった。
 5回には小西が本日3安打目、猛打賞となるヒットを放ちチャンスメイクするが、後続が続かず得点までは至らなかった。

 また5回の守備では危ないプレーがあった。一塁手とラジカルズの走者が交錯してお互いに倒れ込んでしまった。一時騒然となったが幸い大事には至らなかった。守備側と走者側でどのようなプレーをすれば防止できたかを再認識して今後に活かしていきたい。

 結果、3-14と悔しい敗戦となったが、勝利への光明が見えた。
 攻守のリズムは大切にしたい。どちらかのリズムが悪いと一方も悪くなってしまう。本試合では守備のリズムの乱れが打撃のリズムを崩してしまった。「確実に取れるアウトは取る」を意識していきたい。

 チームの連勝は止まってしまったが、攻守のリズムを意識して、最少失点と流線的打線を目指せば、自然と南海ハーツの快進撃が再び始まるだろう。 

文責【3】

今週のベストショット

2023.05.20

05月20日 新宿ブンブン戦 17-2

2023年5月20日(土)13:00~15:00
世田谷公園A面(ビジター)
Gリーグ第3戦
【新宿ブンブン vs 南海ハーツ】(1回戦)

H 461 51  17
B 101 00    2

投:高松〔勝〕

本塁打:筒井1号、辻本1号

 1 (左)土屋【13】
 2 (右)辻本【37】
 3 (投)高松【49】
 4 (遊)矢野【32】
 5 (中)宮本【19】
 6 (一)筒井【18】
 7 (三)横井【 6 】
 8 (二)兵藤【23】
 9 (指)角田【 3 】
10(捕)菊池【 8 】

スコア:藤本(智)

☆Gリーグ表彰☆
最優秀=筒井選手(南海ハーツ)
 優秀=辻本選手(南海ハーツ)
 優秀=斉藤(愛)選手(新宿ブンブン)

★ハーツ表彰★
殊勲賞=辻本(4回に試合を決める満塁ホームラン! 2安打5打点)
殊勲賞=筒井(今季チーム初ホームラン&マルチ安打!)
殊勲賞=高松(丁寧なピッチングで完投勝利!)
敢闘賞=土屋(1番打者でマルチ安打、レフトでも好返球)
技能賞=宮本(5番として勝負強いセンター前タイムリー)
技能賞=角田(好調持続、ヒット&ホームへ技ありのスライディング)
守備賞=辻本(右中間を破るかという当たりをランニングキャッチ)
守備賞=兵藤(セカンドフライで飛び出したランナーを刺し、ゲッツー)
山山賞=矢野(初四番で初回にタイムリー。次はさらに勝負強く)

試合動画

 Gリーグ第3戦。相手は新宿ブンブン。20年以上の草野球経験でもほとんど記憶のない「世田谷公園三塁側ベンチ」に違和感を覚えた試合前だったが、それは杞憂に終わった。

 結果から先に書く。打ちも打ったり、17対2。毎回得点。11安打。12四球。今季出ていなかった本塁打も2本飛び出した。1本目は初回の筒井。一番好きな真ん中低めに来たスローカーブをすくい上げる一振り。センターオーバー。3年ぶりの一発。2本目は辻本。右中間をライナーで突破する満塁本塁打。見事な一打だった。

 順に行こう。
 初回は打撃好調の土屋の投手強襲ヒットが口火を切った。盗塁後、パスボールで生還。ついで四番抜擢の矢野のタイムリーと畳み掛けた。
 二回。角田の「全員が???を頭に浮かべる」スイングでライト前ヒット、辻本渾身のダウンスイングでセンター前と続き、高松、矢野は四球、宮本がセンター前と攻撃の手を緩めない。
 三回。ブンブンはたまらず投手交代。愛ちゃん登場。ストレートの走りはなかなかのものだったが、制球が安定しない。四球、四球で土屋のタイムリーと1点を追加。矢野の「愛ある」見逃し三振は楽しかった。

 守備陣。
 高松の好投が光った。今日も「打たれて取る」投球が冴え、5回を被安打4、2失点。
 三回。右中間ライナーをランニングキャッチした辻本の守備も光った。

 かつての宿敵、新宿ブンブンに快勝。Gリーグ2勝1敗と勝ち越した。
 大勝なので勢いがつくという勝ち方ではないが、気分はいい。酒も美味しい。 

文責【18】


辻本選手【37】 試合を決める1号満塁ホームラン!


筒井選手【18】 今季チーム初本塁打となる1号ホームラン!



2023.04.29

04月29日 YBC-67戦 6-4

2023年4月29日(土)12:00~14:00
外濠公園総合グラウンド(ビジター)
フリーマッチ
【YBC-67 vs 南海ハーツ】

H 022 020|0x  6
Y 112 000|      4

投:高松-矢野〔勝〕-小西〔S〕

 1 (左)成岡【11】
 2 (指)角田【 3 】
 3 (右)辻本【37】
 4 (一)藤本【 5 】
 5 (中)宮本【19】
 6 (捕)綿貫【14】
 7 (投)高松【49】
 8 (三)筒井【18】
 9 (二)小西【29】
10(遊)矢野【32】
11(指)兵藤【23】
12(指)横井【 6 】

見学:山口【31】

スコア:藤本(智)

★ハーツ表彰★
殊勲賞=辻本(レフトとセンターへクリーンヒット!)
殊勲賞=成岡(勝ち越し2点タイムリー含むマルチ安打!)
敢闘賞=高松(先発で試合を作り、打っても貫録の2安打)
敢闘賞=矢野(無失点で勝ち投手。二刀流でマルチ安打)
技能賞=宮本(好左腕からのレフト前含むマルチ安打)
技能賞=筒井(さすがのフルスイング、レフトへ強烈ヒット)

試合動画

 雨に弱い土のグラウンドから、今季、人工芝に新装なった外濠公園での一戦の対戦チームは、近年、接戦を演じてきたYBC-67。両チーム、序盤から小刻みに点を取り合う展開に決着をつけたのは、監督横井の、一番起用に応えた成岡の一打だった。

 5回、一死二三塁から左前2点適時打を放った成岡は、この日、3打席2打数2安打1四球の全出塁に加え、自慢の足で3盗塁も記録した。試合途中からついた遊撃の守りでも、人工芝の特性を生かした頭脳的な送球で確実にアウトカウントを増やした。

 もう一人、初回からハツラツとした働きを見せたのが辻本だ。第一打席での左前安打に続き、3回には逆転の一打となる中前打を放った。

 この試合、先発登板の高松は4点を失ったが粘りの投球で試合をつくり、矢野、小西の二枚看板へのリレーにきっちりつないだ。次週から始まるシニアリーグに向けての調整に余念はない。

 これでチームは2連勝。新任監督横井の片目が開くまでに少し時間はかかったが、しぶとい打撃を見せる宮本、筒井、高松のベテラン勢の頑張りに、辻本、角田らフレッシュなメンバーの印象に残るプレーも目立ってきた。この勢いで、5月は白星街道を突き進む。

文責【23】

今週のベストショット

2023.04.22

04月22日 永福コルセッツ戦 5-1

2023年4月22日(土)13:00~15:00
東台B面(ホーム)
Gリーグ第2戦
【南海ハーツ vs 永福コルセッツ】(1回戦)

C 010 00|0    1
H 104 00|0x  5

投:小西〔勝〕

 1 (中)久原【24】
 2 (左)土屋【13】
 3 (遊)矢野【32】
 4 (三)高松【49】
 5 (投)小西【29】
 6 (一)筒井【18】
 7 (指)山口【31】
 8 (右)藤本【 5 】
 9 (捕)菊池【 8 】
10(指)角田【 3 】
11(指)兵藤【23】
12(二)横井【 6 】

スコア:藤本(智)

☆Gリーグ表彰☆
最優秀=角田選手(南海ハーツ)
 優秀=土屋選手(南海ハーツ)
 優秀=牧野選手(永福コルセッツ)

★ハーツ表彰★
殊勲賞=小西(先発完投で、今年チーム初勝利に貢献!)
殊勲賞=矢野(3回、勝ちを決める満塁走者一掃二塁打!)
殊勲賞=角田(右へ左へチーム唯一のマルチ安打!)
守備賞=土屋(レフトで縦横無尽、完璧な守り)
守備賞=菊池(捕邪飛好捕に、ショーバンを何度も止め、守備の要)
守備賞=矢野(満塁ピンチで二度のショートゴロ本封)
山山賞=久原(二塁からの好走で先制ホームを踏む。ゲッツーはご愛嬌)

試合動画

 ついに! ついに!! ついに!!! ついに!!!! ついに!!!!! 横井ハーツが開幕5戦目にして初勝利を挙げた。この勝利は、かつ今季のGリーグでの初勝利。投、攻、守のすべてがかみ合い、応えられない1勝となった。

 この日のハーツは、若手メンバーも多くそろい、打撃好調の高松を挟んで、上位打線に走れるメンバーがズラリと並ぶオーダーとなった。その効果は初回の攻撃から現れる。先頭の久原が振り逃げで出ると二盗。一死一、二塁となった後、高松の三ゴロのとき、スタートから2つ先の塁を狙う積極走塁で一気にホームを突いて先制点につなげた。

 2回表、ハーツは先発の小西が3四球とやや乱れて同点とされるが、無死満塁のピンチを、少し横を襲うゴロを含め2度本封に仕留めるショート矢野の好守もあり、1点のみにしのいだのが大きかった。

 ハーツは3回裏、角田のセカンド後ろに落とすヒットと兵藤の四球でチャンスを作り、横井の中前打で勝ち越し。なお一死満塁とすると、矢野が中越えの二塁打。三走、二走に続いて一走の土屋もスタートよくホームを陥れ走者一掃となり、ハーツは一気にゲームの主導権を握った。この回の攻撃は、下位打線の出塁と主軸の打撃、一、二番の足がかみ合った、理想的な攻撃だった。

 なお、角田はこの回に続き、5回にもボールをよく見てミートする三遊間へのヒットを放ってマルチ安打を記録。うれしいGリーグのゲーム最優秀選手初受賞となった。

 ハーツ先発の小西は、3回に外野に運ばれた当たりをレフトの土屋が前に後ろにと動いてさばいたプレーと、3回裏の得点もあり、ゲーム後半は全く危なげなしの投球。3回から5回までは無走者、終わってみればクリーンヒットは1本も許さず、内野安打1本で106球の完投勝利を挙げた。ゲームの流れを重視し、継投に入らずに小西に託した横井采配と、走者を置いた場面でワンバウンドをよく止めた菊池のブロッキングにも応える形になった。

 理想的ともいえるゲームで今季初勝利を飾ったハーツ。次戦はベテランの多い布陣が予想され、まったく同じようには進まないかもしれないが、何とかこの勢いをつなげて、今度は連勝態勢へと持っていきたいところだ。

文責【5】

今週のベストショット


2023.04.08

04月08日 KOREANS戦 3-19

2023年4月8日(土)13:00~15:00
高井戸公園(ホーム)
フリーマッチ
【南海ハーツ vs KOREANS】

H 201 000 0   3
K 638 200 x  19

投:高松〔負〕-矢野-筒井-小西

 1 (捕)横井【 6 】
 2 (指)土屋【13】
 3 (指)矢野【32】
 4 (指)小西【29】
 5 (指)辻本【37】
 6 (指)角田【 3 】
 7 (指)菊池【 8 】
 8 (二)中原【44】
 9 (一)岩田
10(左)丸山【39】
11(遊)兵藤【23】
12(右)山口【31】
13(三)筒井【18】
14(中)宮本【19】
15(投)高松【49】

★ハーツ表彰★
敢闘賞=辻本(先取点となる気合いのタイムリーヒット。飲み会ではホームラン王!?)
技能賞=山口(3回、センターへクリーンヒット。今季初安打)
技能賞=筒井(こちらもセンターへ会心ヒット。ハーツきっての読書家が戦評デビュー)
技能賞=土屋(最終回にセカンドへ鋭い当たり。カメラマンの腕も磨く)
技能賞=小西(初回の三塁強襲安打に、ベンチからの声出しでも存在感)
守備賞=横井(捕手で再三のショートバウンドを好捕。試合後飲みでも守備賞?)
守備賞=岩田(セカンドでイレギュラーバウンドを反応良く好捕。「リーリー」の昭和の声出しとの合わせ技で)
守備賞=兵藤(高松投手が打ち取った打球に、独自の視点でひとこと。シニアリーグに活かせるか)
山山賞=角田(セカンド盗塁時に、動いたベースを追いかけ、危うく源田の1ミリになりかける)

試合動画

 横井監督の粋な(?)はからいで、今季から参戦する「シニアリーグ」壮行試合。シニア参加組の岩田さん、丸山さん、新入団選手中原の3人はデビュー戦。若手含む15人で臨んだが、3対19という、トホホな得点結果になった。

 初回に次期シニア選手の辻本が、一死満塁からライト前タイムリーヒットで幸先よいスタートとなったが、そのあとが・・・。シニアチームの頼れる「一本柱」高松の「打たれて捕る」投球内容はいつも通りだったが、なにせ捕れない、投げれない、追いつかない、走れない・・・。ベンチ待機若手軍団の叱咤激励とため息もムベなるかな。3回まで13安打を浴びたが、そのうちの何本がクリーンヒットだったか? こんなにアウトを一つ取るのに苦労するとは、野球って・・・、と改めて感じた。

 そんな中、今季打撃好調の高松、渾身の一振り山口、昨年.202の汚名返上に燃える筒井、の3人にクリーンヒットが生まれたのは一筋の光明と言えるか。また「年間最多勝記録」保持者の筒井が、前回いつ投げたか思い出せないくらい久々の登板にも関わらず、2/3イニングを完璧に抑えたのも、蛇足気味に付け加えておく。

 多大な反省点を遠慮なく突きつけられた試合だったが、膿を出し切ったと開き直っていくしかないでしょう。試合後の飲み会では、各々反省の色を包み隠し、言い訳のオンパレード。これも南海ハーツ。されど南海ハーツ。 

文責【18】

今週のベストショット















ページの先頭へ