週刊ハーツ

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2017.10.07

10月07日 キャッチボールプロジェクト

 前日の夜から降り続いた雨のために、10月7日(土)のYBC-67対南海ハーツの試合は早々と中止が決定していた。開催予定だった外濠公園総合グラウンド(通称:三角公園)は水捌けがあまり良くないためだ。しかしこういう日に限って、天気は回復する。予報より早く、朝には雨がやみ、曇り空になったかと思えば、お昼にはなんと晴れ間も見え始めた。
 判断が早すぎたのではないか…記者は諦めきれず、外濠公園に足を延ばした。

 そのときの外濠公園の状態である〔左上〕。あめんぼスイスイの絵に描いたような水溜まり。これではちゃんとしたプレーはできまい。湿った土を踏んでみる〔右上〕。この段階で完全に「これでは無理」と気持ちを吹っ切ることができたが、このままでは取材もできない三連休となってしまう。

 記者はここで想像力を働かせてみることにした。この足跡、ロマンティックな砂浜で戯れる若き男女のものとしたらどうだろう。一気に青春ムービーが脳を支配した。よく見ると、ハーモニーが美しい男性デュオのシングルスベスト盤のジャケットにも似ているではないか。
 記者はあの名曲『蕾』を口ずさみながら、外濠公園をあとにした。今年のドラフト会議まで約3週間。この日は、南海ハーツの中に指名される選手がいないか偵察に来たわけだが、それも叶わなかったので、公園を“はしご”してみる気になったのだ。外濠公園から西池袋公園へ。記者の足は自然と北西に向かっていた。
 さすがにここには有望な選手などいないだろう。そう思ったとき、目に飛び込んできたのは衝撃的な光景だった。

 Gリーグで好敵手の南海ハーツとあしたばの若手選手が、池袋で密会しているではないか!?
 いや、よく見ると、ただ二人で会っているのではない。彼らは互いに真剣な眼差しでボールを投げ合っている。こ、これは…キャッチボールではないか。
 “週刊文秋”の記者として腕が鳴る。気づいたときには二人への直撃インタビューとなっていた。
 真相はこうだ。

 遡ること、前週(9月30日)に、YBC-67さんから助っ人依頼があり、ハーツの柴川選手、あしたばの長堂選手が試合に参加したとのこと。そこで二十代同士、意気投合し、連絡先も交換していたという。この日は両チームともに試合が中止となり、柴川選手〔左上〕が声を掛け、長堂選手〔右上〕との《キャッチボールプロジェクト》が発足したわけだ。
 双方でピッチングフォームを確認しながら、じっくり球を投げ合う。野球においては、言葉よりもボールの回転や勢いで選手は会話ができるのである。

 将来的には、両チームを背負って立つであろう若手のホープが率先して合同自主トレを行う姿に、記者はちょっとした感動を覚えた。ドラフトの有望選手発掘よりもステキな宝物を手にした気分だ。こうしてチーム間の交流が増えていけば、Gリーグもさらに盛り上がっていくのではないだろうか。

 記者は気分よく、西池袋公園に一礼した。
 おっと、個々の写真は撮れたものの、ツーショットを撮り忘れてしまった。我が雑誌初の野球担当となったのはこの秋から。それまではスクープ班だったのだ。この二人の関係がどこまで進んでいるのか…つい、そんなところに目が行ってしまうのが悲しい性である。
 いや変な臆測はやめよう。
 野球大好き青年たちが、試合中止の午後にキャッチボールのできる公園を探し、白球の軌道を確かめ合う。それだけで十分じゃあないか。

 彼らは次の日曜日にも、同じ西池袋公園で《キャッチボールプロジェクト第2弾》を行うらしい。記者もペンをグラブに持ち替え、足を運んでみようと思っている。

※この物語は一部ノンフィクション(二人のキャッチボールシーン)で、あとはすべてフィクション(妄想)です。
写真提供:三角公園=YBC-67・大島さん、西池袋公園=南海ハーツ・柴川選手
ご協力、ありがとうございました。

【文責・さすらいのY記者】

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2017.09.30

09月30日 東京南海ホークス戦 4-9

2017年09月30日 13:00~15:00
羽根木公園野球場B面(ビジター)
フリーマッチ
【東京南海ホークス vs 南海ハーツ】

Ha 110 7  9
He 004 0  4

投:柴川〔負〕→高松
捕:住吉

本塁打:なし
三塁打:なし
二塁打:なし

1(一)藤本【 5 】
2(右)兵藤【23】
3(捕)住吉【51】
4(三)高松【49】
5(投)柴川【 4 】
6(遊)筒井【18】
7(中)横井【 6 】
8(二)山口【31】
9(左)  森 【 0 】

★ハーツ三賞★
敢闘賞=筒井(一時は逆転となる、ライト線への技あり2点タイムリー!)
守備賞=兵藤(ライトの前を襲う強いライナーを的確にキャッチ)
山平賞=高松(チーム初ヒットと、この日も安定の火消し役)
山平賞=住吉(3回裏、追い上げの起点となるレフトへの2点適時打)

 気持ちいい秋風の吹く土曜日、羽根木公園で行われた東京南海ホークス戦。ぜひ実現したかった「南海」対決です。
 南海ハーツは、新宿ゴールデン街のバー「南海(なみ)」が発祥の地ですから、もちろん南海(なみ)ハーツですが、野球ファンが「南海」という文字を目にしたら、97%の確率で無条件に「なんかい」と読みます。ハーツが初対戦するチームも審判さんも皆「なんかいハーツ」と何の迷いもなく口にします。それほど「南海ホークス」の存在はプロ野球史で大きく、人々の記憶に残っています。この日の対戦相手は、正真正銘の「東京南海(なんかい)ホークス」さん。そのユニフォームも我々が最も馴染みのあるであろう、あの緑色のデザインでした。一方、南海ハーツの新調されたユニフォームは、イメージでいえばオリックスに近いと言えます。羽根木公園の約3,000人?の観客は、南海vsオリックスのパ・リーグ対決〔左下〕がこの場所で!と思ったかもしれません。

 ハーツのスターターを任されたのは、先発登板は初の柴川〔中下〕。横手からの投球フォームが特徴で、貴重な二十代投手になってほしい存在だ。永山監督の起用に応え、3回1/3を投げ、4回の失点を除けば、ランナーは出すものの要所を締めるピッチングだった。何より、登板後のコメントが「いろいろ試したいことがありました」というくらいだから、マウンド度胸はピッチャー向きと言えるだろう。
 1回裏のハーツ打線は、2番兵藤が見事なミートでライト前に打球を飛ばすが〔右下〕、当たりが良すぎたのが災いし、右翼手の積極守備もあり、悔しいライトゴロ。結果的に三者凡退で無得点に終わる。

 2回裏のハーツは先頭の4番高松〔左下〕がライトとセカンドの間にポトリと落とす精密機械のような打球で出塁すると、5番柴川〔中下〕は意表を突く送りバント(オールセーフ)。ハーツ野球では滅多に見ることのない作戦だが、自らの登板でチームメイトを信頼し、勝負強い6番筒井に回す意識は褒められるだろう。意気に感じた筒井は強烈な打球〔右下〕を左中間に打ち上げるが、センターの好守にあい、この回も得点ならず。

 0-2の劣勢で3回裏を迎えたハーツは、ようやくつながりを見せる。先頭の9番森〔左下〕がセカンドに強烈な打球を放つと全力疾走。相手の焦りを誘い、エラー出塁。1番藤本、つづく兵藤も堅実に四球を選び無死満塁として、好調マッスルマン・3番住吉〔中下〕が前進守備のショート左を抜く値千金の2点タイムリー! この時、二塁ランナー藤本の好走塁が光った。三塁コーチャーも一か八かで腕をぐるぐる回したが、それに応えた藤本はスピードを緩めず、“スライディングの神様”の異名のとおり、お手本となる体勢でタッチの差でホームイン〔右下〕。この回の主審を務めた山口のセーフのゼスチャーも見事な末広がり。

 なおもハーツ打線の勢いは衰えない。二死後、二三塁から、パワーヒッター筒井が今度は技ありのライト線安打〔左下〕で、兵藤、住吉を迎え入れ、4-3と逆転〔中下〕! 7番横井も追い込まれながら久しぶりのレフト線ヒット〔右下〕で続き、この回はいい攻撃ができた。

 しかし4回表のホークス打線は、ハーツをさらに上回るつながりで、打者一巡の猛攻〔左中右・下1〕。柴川をマウンドから引き摺り下ろし、ハーツは赤羽橋の大魔神・高松〔左下2〕に急遽スイッチ。ここで高松がまたしても素晴らしい火消しを見せる。最初のバッターを空振り三振〔中下2:見事に空を切らせている〕。次の打者はサードフライに打ち取り〔右下2〕、パーフェクトリリーフ。

 試合は4回裏二死で時間切れとなり、東京南海ホークスが南海ハーツに9-4で快勝。「南海」対決は、世間一般に広く浸透している「なんかい」がその支持率のままに勝利をものにした。シンプルだが“難解”な読みの南海ハーツは、知名度でも試合結果でも南海ホークスを上回ることはできなかった。

 この試合、永山終身名誉記録部長によると、珍しい記録が誕生していたようだ。ハーツはまさかの盗塁ゼロ。昨年8月14日の夢のドリームス戦以来。その前が2014年5月24日の夏乃戦で、かなりレアなケースとのこと。
 次週のYBC-67戦では外濠公園のドカベン・大島捕手が待ち構える。南海ハーツは走る野球も意識していきたい。

【文責・背番号6】

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2017.09.16

09月16日 あしたば戦 5-5

2017年09月16日 13:00~15:00
二子玉川緑地運動場B面(ビジター)
Gリーグ 第5戦
【あしたば vs 南海ハーツ】(2試合目)

H 000 300 2  5
A 200 300 0  5

投:住吉→松尾→高松
捕:綿貫

本塁打:なし
三塁打:なし
二塁打:福田、住吉

 1 (中)横井【 6 】
 2 (投)住吉【51】
 3 (一)松尾【17】
 4 (三)高松【49】
 5 (左)福田【 9 】
 6 (遊)柴川【 4 】
 7 (指)宮本【19】
 8 (右)永山【36】→藤本【 5 】
 9 (二)兵藤【23】
10(捕)綿貫【14】

★ハーツ三賞★
敢闘賞=高松(ピンチにも冷静なマウンドさばきで2回無失点の守護神ぶり)
守備賞=宮本(センターで2度の走者挟殺の起点)
守備賞=柴川(カットマンとして的確な判断と素早い送球で2度の挟殺プレー演出)
守備賞=横井(ライトからの素早い返球で本塁突入阻止の起点に)
守備賞=綿貫(的確な指示で返球を呼び込み、ホームを狙う走者を3度アウトに)
山平賞=住吉(最終回同点につなげる二塁打&守っても絶妙のけん制ベースカバー)
山平賞=福田(4回に反撃きっかけの二塁打)

 ハーツにとってはGリーグ後半の第1戦。ハーツは苦しい内容ながらも宿敵あしたばとの一戦を引き分けに持ち込み、リーグ6連覇へ、何とか半歩前進した。

 この日のハーツは、1回裏に二死二、三塁から鈴木選手の中前適時打〔左下1〕で2点を失って〔中下1〕先手を取られる苦しい立ち上がり。それでも、2回表に二死一、二塁から右前打のとき、横井-松尾-綿貫と中継して〔右下1〕二走を本塁刺殺〔左下2〕、3回表にも一死二塁からの中前打で宮本-柴川-綿貫の中継から二塁走者を三本間に挟殺〔中下2〕、なお二死二塁からも中前打されたが、宮本-柴川-綿貫の中継で二塁走者を本塁で刺す〔右下2〕といった具合に懸命に守り、追加点を防いだ。いずれのプレーでも、キャッチャーの綿貫が積極的にボールを呼び、2回表のファースト松尾、3回表のショート柴川らの内野陣もこれに応えて的確な判断と素早い送球及び走者の追い込みを見せた。


 ここで追加点を防いだことで、安藤投手に完全に手玉に取られていたハーツにも、中盤、流れがやってくる。4回二死後に、福田の二塁打〔左下〕からチャンスを作ると、5連続四球で3点を返し逆転に成功した。
 だが、4回からマウンドに上がった2番手の松尾が3失点で逆転を許し、2点を追う形のまま、最終回を迎える。ハーツは最終回の表、懸命の粘り。二死一塁から住吉〔中下〕が二塁打して二、三塁とすると、敵失で同点に。その裏の二死満塁を高松〔右下〕が何とかしのいで引き分けに持ち込んだ。6回からマウンドに上がった高松は、6回、7回と二塁打を許してピンチを招きながらも、後を冷静に投げて、けん制で走者を刺したほか、あしたばの主砲・三好選手から三振を奪うなど、2イニングをゼロ封の守護神ぶりを見せた。

 結果としては6連覇に前進したハーツだが、この日は散発4安打、たまたま相手から四球と失策をもらって得点しただけで、攻撃面からみると、お寒いの一言。Gリーグ次戦までに、個々が打撃のチェックポイントを洗い出し、修正する必要があるだろう。
 また、走者を多く刺したことで隠れているが、守備のほうでも浮き彫りになった課題が一点。4回、無死一、二塁から右前打のとき、一走を三塁で刺そうとした送球が逸れ、ボールデッドの場所に入って失点したプレーだ。センター、ライト方向からの三塁への送球エラーで、バックアップがなかったために走者の生還を許すのは、実は2週連続。これまでのハーツは、同様のケースで、ピッチャーがマウンド付近に残ってカットマンとなるフォーメーションを基本としてきたが、この日ぐらい守れるメンバーがそろえられる状況になるのであれば、このケースではピッチャーがマウンド付近に残るのではなく、まず三本間のファウルグラウンドに降り、送球の方向に応じて、ホームまたはサードのバックアップに回るという、一般的なフォーメーションを採用することを考えたほうがいいのではないか、ということも感じられた。ピッチャーはより多くの動きを要求されることになるが、せっかく守れるメンバーがそろってきたところ、ハーツの野球を一歩前進させる機会ととらえて、挑戦してみる価値はあるだろう。

【文責・背番号5】

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2017.09.09

09月09日 ワーナーミュージック野球部戦 2-10

2017年09月09日 15:00~17:00
下高井戸運動場A面(ビジター)
フリーマッチ
【ワーナーミュージック野球部 vs 南海ハーツ】

W 004 330  10
H 001 001    2

投:住吉〔負〕→高松
捕:綿貫→福田

本塁打:なし
三塁打:なし
二塁打:なし

 1 (中)横井【 6 】
 2 (二)兵藤【23】
 3 (左)福田【 9 】
 4 (三)高松【49】
 5 (投)住吉【51】
 6 (遊)柴川【 4 】
 7 (一)筒井【18】
 8 (指)宮本【19】
 9 (指)藤本【 5 】
10(捕)綿貫【14】
11(指)山口【31】
12(指)久原【24】
    (右)永山【36】(守備のみ)

★ハーツ三賞★
敢闘賞=藤本(相手技巧派投手から得意の右打ちで反撃の適時打)
守備賞=兵藤(二塁後方の飛球を半身になり好捕)
守備賞=宮本(的確なポジションどりで、中堅を襲う飛球をさばく)
山平賞=宮本(次を狙う積極的な走塁でチームを鼓舞)

 次週にGリーグあしたば戦を控えるハーツは、先週に引き続き、メンバーに余裕ある陣容で試合に臨んだが、久しぶりの公式戦を前に、守りに、打撃に、課題続出の一戦となった。

 ハーツの先発は住吉〔左下〕。立ち上がり制球が定まらず、相手一、二番を続けて四球で歩かせる。しかし、その後は、2者連続三振、投ゴロで初回を無失点で切り抜ける。
 その裏、ハーツの攻撃は二番兵藤が四球で出塁するも、福田〔中下〕の三塁ゴロが併殺打となり無得点。続く2回は先頭高松〔右下〕が三塁手の足元を破るチーム初安打を放ち、すかさず二盗を決める。しかし住吉が四球で歩いた後、高松は三盗に失敗。一塁に止まった住吉が、次打者柴川のときに二盗を試みるが、その投球を柴川が投前に小飛球を打ち上げ、住吉は一塁に戻れず。ハーツはチグハグな攻撃で、2イニング連続の併殺を味わった。

 両チーム無得点で迎えた3回。相手先頭打者に右翼線二塁打を許すと、次打者は四球、続くボテボテの三塁ゴロが内野安打となる間に先制点を奪われた。その後も遊失に続き、一塁前ゴロを二塁手がベースカバーに走らず内野安打とすると、次打者の打球は投手の頭を高く抜ける緩いゴロとなり、遊撃手、二塁手ともに捕球できず、この回、計4点を失った。続く4回は送球ミス、捕球ミスが相次ぎ3失点。高松が救援に立った5回も、二死から適時打を許すなど3点を追加された。

 対するハーツの攻撃は、3回裏、宮本〔左下〕、藤本〔中下〕の連打で1点を返すが、そこから8者連続凡打。最終6回こそ、先頭柴川〔右下〕が四球で出塁、二盗後三進、暴投で1点を奪うも、後半3イニングを無安打に抑え込まれた。

 守っては2週続けての2ケタ失点、打線はこの日も貧打に終わった。
 先週は本格派相手の2安打だったが、今週は技巧派投手の前に3安打。打の二枚看板、岩本【1】、松尾【17】を欠くとはいえ、今季はシーズン序盤から機能していたハーツ打線だけに、2試合連続の貧打は気になるところだ。
 守りでは、ここ数試合、ミスの少ない堅い守りを演じてきたハーツ。しかし、この日は、内野の連係ミスを含め、守るべきタイミングで粘り切ることができず、大量失点につながった。

 次週は河川敷グラウンドでの戦い。過去のGリーグ戦では、それまでチームがどんなに不調にあえいでいようと、驚異の集中力でチーム一丸、数々の勝利をものにしてきたハーツだけに、宿敵あしたば相手に打棒復活を期待したい。

【文責・背番号23】

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2017.09.02

09月02日 New Superstars戦 1-15

2017年09月02日 13:00~15:00
世田谷公園野球場A面(ホーム)
フリーマッチ
【南海ハーツ vs New Superstars】

N 000 294x 15
H 000 10      1

投:住吉〔負〕→高松
捕:福田→柴川

本塁打:なし
三塁打:なし
二塁打:なし

 1 (左)成岡【11】
 2 (二)兵藤【23】
 3 (指)横井【 6 】
 4 (三)高松【49】
 5 (捕)福田【 9 】
 6 (投)住吉【51】
 7 (一)筒井【18】
 8 (指)宮本【19】
 9 (遊)柴川【 4 】
10(中) 森  【 0 】
11(指)山口【31】
   (右)永山【36】(守備のみ)

★ハーツ三賞★
敢闘賞=住吉(4回にチーム初ヒット、投げても3回までゼロ封)
守備賞=高松(多くの守備機会を確実に処理。アウトを重ねる)
山平賞=兵藤(初回、突如先頭バッター発進となるも堅実に2四球を選ぶ)
山平賞=森(久々の出場で、この日チーム2本目の安打を放つ)

 朝の時点では雨が降っていたものの、天気予報どおり試合時には綺麗な青空となり、秋を間近に感じさせる野球日和に。
 この日は12名が揃い、成岡選手や福田選手のお子さんたちもすぐに仲良くなり、ベンチには賑やかな声と笑顔が咲く。

 南海ハーツ先発の住吉〔左下〕は初回から好調。三者凡退に仕留めると、3回までノーヒットピッチング。
 一方、New Superstarsの先発投手【5】〔中下〕も恵まれた体格から投げ下ろす直球に力があり、カーブやスライダーで緩急をつける投球スタイル。こちらも四球こそ出すものの、外野にすら打球を飛ばされることなく、同じく3回まで被安打ゼロ。
 ハーツの守備陣は、多くの守備機会の高松三塁手〔右下〕が確実にゴロを捌き、2014年に守備でMVPを獲った永山右翼手も右中間の鋭いライナーを好捕し、住吉投手を盛り立て、序盤は稀に見る緊迫した投手戦が展開された。



 しかし4回からは一転、試合が動き出し、まるで異なる2試合を観ているかのような予想を覆す中盤、終盤に。
 4回表、New Superstarsの2番【百】が四球で出ると、アッという間に二盗、三盗。そして両軍を通じて初ヒットを放ったのはNSS軍の4番打者【8】。三塁線を抜ける痛烈な一打〔左下〕で三塁走者を迎え入れ、待望の1点を先制する。その後もしぶとく打線がつながり、2-0とし均衡を破る。
 ハーツ打線もその裏、二死から6番住吉が完璧な当たりのレフト前〔中下〕でチーム初安打。盗塁後、“永遠の野球少年”7番筒井〔右下〕のショートゴロエラーの間に住吉がホームインし、1-2と肉薄する。

 接戦ながら、両チームの打線が機能し始めたと思いきや、5回からはまさかの一方的な展開に。
 ハーツは5回表から守備を入れ替える。ショートに横井が入り、キャッチャーは福田から、研究熱心な柴川に。外野の守備力もある福田はライトに回る。この日のハーツはメンバーも豊富で、内外野ともに安定した布陣。試合後半には指名打者スタートの選手も守備につくのが通例だが、ふり返ると、ここで流れが変わってしまったかもしれない。
 5回表のNSS軍、俊足の先頭打者【27】の打球は三遊間へ〔左下〕。走力を警戒していた遊撃の横井も懸命にプレーするが、打者の足が送球を上回り、出塁を許す。ここから住吉がリズムを崩し、盗塁後、四球や計5本の安打で、チームは大量の9点を失ってしまう。小さな綻びから傷口が広がる、典型的なパターンだった。

 1-11と大きくリードを許したハーツだが、5回裏、久しぶりに参加の10番森〔中上〕がセンター右へしぶとく落とすヒット。夏の甲子園全試合観戦(もちろん仕事で)の野球大好き青年による、ようやくチーム2本目の安打で反撃ムードになるかと思われたが、同じく久々参加の元気印・成岡〔右上〕もサードゴロに倒れ、ハーツ打線は打つ手を失う。
 ここからはNew Superstars劇場。6回表、ハーツは新守護神・高松にマウンドを託すが、ランナーが溜まったところで、1番打者の打球は右翼線を襲い、走者一掃。懸命の中継をかい潜り、なんと打者走者まで一気にホームイン。最終的には15-1とし、ここで時間切れのため試合終了。

 はつらつとしたスピード野球New Superstarsの前に大敗を喫したハーツだったが、多くのメンバーが集まった日はベンチにも活気が漲る。この試合は各年齢層が満遍なく参加し、ハーツの紳士・宮本から、打撃専念の山口、新人・柴川まで、それぞれの持ち場で野球を楽しんだ。岐阜トリオの森・柴川・横井も出場時では初めて揃った。試合結果とは対照的に、チームの結束はさらに増した気もする。

 永山監督曰く、次週からは“死のロード”が待っている。少なくとも10月末までホームゲームがないのだ。
 Gリーグもいよいよ後半戦に突入する。一週を挟み、9月16日には宿敵あしたば戦が待ち受ける。ハーツが苦手とする天然芝の二子玉川緑地での試合となる。相手のホームゲームで、いかに負けない戦いをすることができるか。秋晴れが続くことを祈りつつ、全員野球に磨きをかけていきたい。

【文責・背番号6】

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2017.08.26

08月26日 Sルドルフ戦 7-0

2017年08月26日 14:30~16:30
東台野球場B面(ホーム)
フリーマッチ
【南海ハーツ vs Sルドルフ】

S 000 000  0
H 013 030  7

投:住吉〔勝〕→松尾
捕:柴川

本塁打:なし
三塁打:住吉、柴川
二塁打:なし

 1 (中)宮本【19】
 2 (二)兵藤【23】
 3 (遊)横井【6】
 4 (三)高松【49】
 5 (投)住吉【51】
 6 (捕)柴川【4】
 7 (一)藤本【5】
 8 (左)松尾【17】
 9 (指)山口【31】
10(右)永山【36】

★ハーツ三賞★
殊勲賞=住吉(投げて5回ゼロ封、打って三塁打含み3打点)
敢闘賞=柴川(ダメ押しの三塁打&守っても好リード)
守備賞=宮本(センターで背後やライナー性の飛球を、ポジション取りよくさばく)
守備賞=松尾(レフトでファウルフライをスライディングキャッチ)
守備賞=兵藤(タイミングのいいベースカバーでけん制アウト演出)
山平賞=松尾(綿貫欠場の穴を埋め犠飛で打点。投げても完封リレー完成)

 相手方には合馬選手、伊藤選手など、なじみの顔も見えるSルドルフとの対戦。ハーツは外野守備陣の活躍もあり、三塁も踏ませず7対0で完封勝利を飾った。

 ハーツは2回裏、四球の住吉が二盗、三盗〔左下1〕を決め、松尾の中犠飛〔中下1〕で先制。3回には兵藤が四球で出ると、横井、高松が連続してサードを襲うヒットを放って満塁。ここで住吉が左前に2点適時打〔右下1〕、さらに二死二、三塁から藤本の中前打〔左下2〕で1点を追加した。さらに5回には2人目の投手もとらえ、四球で出た走者を進めると、内野ゴロの間に1点、さらに住吉〔中下2〕、柴川〔右下2〕が連続で左越えに三塁打を放ち、この回3点と着々と加点した。

 この日のハーツで特筆すべきは守備陣。先発の住吉〔左下1〕は、柴川〔中下1〕のリードにも導かれ、5回を散発3安打の安定したピッチング。しかも、外野まで運ばれた当たりも、この日はハーツの外野陣が次々と摘み取った。センターの宮本〔右下1〕は、先頭打者のフライを処理したのをはじめ、伊藤選手の放った背後を襲う当たりや、ヒット性のライナーもポジション取りよくキャッチ。また、ライトの永山は、ランナーがスタートしたところで飛んだフライを捕るとすかさず返球してゲッツーを取る。さらにレフトの松尾もファウルフライをスライディングキャッチ〔左下2〕でさばいた〔中下2〕。また、内野でもセカンドの兵藤がドンピシャのタイミングでベースに入り、住吉とのコンビでけん制アウトを取り〔右下2〕、ピンチの火を消した。


 この日のハーツは、記録部によると今季初のノーエラー(しかも全員守備機会あり)、珍しく「守り勝ち」と言っていい内容となった。
 ハーツにとって珍しい「守り勝ち」への流れはいかにして作られたか。もちろん最大の殊勲は、低めに集め、真芯でほとんど捕らえさせなかった住吉の投球と、リードした柴川。バッテリーの頑張りで、そもそも出した走者が少なかったことは、まず第一の条件だろう。加えて前半にある程度差をつけたことで、守備陣のポジション取りに制約がつく場面が少なくなるという流れができた。こうなれば、守備陣は、打球の来そうなところに自由にポジションが取れるので、好守が出やすい形が整う。また、皆で意識し合って攻守交代を素早くしたことも、守りの集中力をアップさせることに、いくばくかの効果を発揮したかもしれない。
 もちろん、相手もあることで、いつもいつもこううまくはいかないだろうが、投手を中心にいい流れが作れれば、我々でも「守り勝ち」もできるのだ、ということを現実に体験できたことは、チームにとって自信としていいだろう。

【文責・背番号5】

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2017.08.19

08月19日 エクソダス戦 5-4

2017年08月19日 14:00~16:00
豊島区立総合体育場(ビジター)
フリーマッチ
【エクソダス vs 南海ハーツ】

H 230 000  5
E 001 030  4

投:住吉〔勝〕→柴川→高松〔S〕
捕:福田→岩本

本塁打:なし
三塁打:なし
二塁打:高松

 1 (中)横井【6】
 2 (右)兵藤【23】
 3 (三)高松【49】
 4 (一)岩本【1】
 5 (投)住吉【51】
 6 (捕)福田【9】
 7 (遊)柴川【4】
 8 (二)山口【31】
 9 (左)永山【36】
10(指)太田【16】

★ハーツ三賞★
殊勲賞=高松(ハーツ唯一の長打。全打席出塁、セーブで締める)
敢闘賞=住吉(4イニングを2安打、3奪三振、1失点に抑える)
守備賞=兵藤(2回先頭打者の一二塁間を抜ける打球を右ゴロに仕留める)
守備賞=福田(一塁後方の飛球を下がりながら好捕、ゲームセットに)
山平賞=岩本(二度の押し出しで2打点。4番の役割をしっかり果たす)

 得点経過だけを見れば、初回、2回の先制パンチで逃げきったというかたちだが、攻撃内容としては見るべきものに乏しい試合になった。
 初回ハーツの攻撃は、先頭横井が四球で出塁、二盗を決めた後、2番兵藤のボテボテのゴロが内野安打〔左下〕となりチャンスを広げると、3番高松、4番岩本の連続四球で1点を先制。7番柴川の二塁ゴロを相手選手がハンブルし2点目を追加した。続く2回は、一死からの4連続四死球で1点を追加、5番住吉の犠飛〔中下〕、敵失で、この回、3点を加えた。
 3回以降は、相手救援陣の前に、高松の二塁打〔右下〕と柴川の四死球以外は出塁すらできず、追加点を奪うことができなかった。

 この日の先発、住吉〔左下〕は3回に1点を失ったものの、終始、落ち着いた投球で、予定の4イニングを投げきった。5回からは前回ゲームで好投の柴川〔中下〕が登板。先頭打者を三振に打ち取る幸先良いスタートを切ったが、次打者に右中間を破られると、暴投、死球、野選、牽制エラー、本塁ベースカバーを忘れるボーンヘッドなど、バッテリー間のミスも相次ぎ、3点を失った。
 最終6回、ハーツのマウンドは高松。連続死四球で、自ら無死一二塁のピンチを招いたが、次打者の強い打球を仁王立ちとなって好捕〔右下〕、三塁封殺すると、続く打者を左飛、一飛に討ち取り、最後を締めた。

 打撃では見るべきことの少なかったハーツだが、守りの面では、球際に強い相手野手のプレーに触発されたかのように、好プレーが随所に見られた。
  3回無死二塁の場面では、遊ゴロで飛び出した走者を6(柴川)-4(山口)-5(高松)で挟殺〔左下〕。腰痛をおして出場の左翼手永山はよく走り好捕、身を挺して打球を止めた。右翼手兵藤のストライク返球〔中下〕による右ゴロ。ゲームセットへと導いた一塁福田の一飛好捕〔右下〕も印象に残った。

【文責・背番号23】

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2017.08.05

08月05日 恵比寿アタック戦 4-11

2017年08月05日 13:00~15:00
下高井戸運動場A面(ビジター)
フリーマッチ
【恵比寿アタック vs 南海ハーツ】

A 311 222 0  11
H 000 004 x   4

投:高松〔負〕→柴川→住吉
捕:永山→住吉→福田

二塁打:柴川

 1 (中)横井【6】
 2 (右)藤本【5】
 3 (三)住吉【51】
 4 (投)高松【49】
 5 (左)福田【9】
 6 (指)宮本【19】
 7 (一)筒井【18】
 8 (指)山口【31】
 9 (遊)柴川【4】
10(二)兵藤【23】
11(捕)永山【36】

★ハーツ三賞★
敢闘賞=柴川(6回に意地見せる2点適時二塁打)
守備賞=兵藤(鋭い打球を反応よく好捕し素早い送球で刺す)
守備賞=筒井(14度の守備機会をノーエラー)
山平賞=高松(強打線を相手に4イニング力投)

 ハーツは恵比寿アタックに好守ともに圧倒され、投打ともにわずかに最終回に意地を見せたのみの形で完敗を喫した。
 ハーツ投手陣は住吉を終盤まで温存し、高松〔左下〕がバースデー先発、さらに初マウンドの柴川〔中下〕がリリーフという布陣。相手打線が強力だったため、スコアとしては6回まで毎回失点となったが、それぞれに今後への可能性を垣間見せる内容を示した。高松は、左肩を入れることを意識して投げたとのことで、これまでと比べて球威がアップ、ストレートで見逃しストライクを取る場面もあり、投手としての新境地を見せた。柴川は、立ち上がりは制球に苦しんだものの、ボール自体には力があり、独特の腕の振りもあって、投手としても面白い存在。打たれた後に、野手がポジションに戻っていないのに投げかける場面もあったが、これからマウンドに慣れ、落ち着いてきたときにどんな内容を見せてくれるか、期待が高まる。
 ほかに、守備では兵藤〔右下〕がヒット性の1本を含め、右側の打球を捕った後、切り返しての素早く安定した送球を2度披露、セカンドへの適性を見せた。

 それなりに収穫があった守りに比べ、ほとんど得るものがなかったのが打撃陣。1回表、横井〔左下〕がきれいなヒットで出塁するが、続く藤本〔中下〕のピッチャー返しが投直併殺〔右下〕、住吉中飛で3人で攻撃を終わると、2回以降は、直球と小さな変化球で制球よく投げてくる相手投手に手も足も出ず。5回まで芯でとらえた当たりは皆無、外野にすら飛ばせず、せっかく出した四球の走者も盗塁失敗で失い、毎回きれいに3人ずつで片づけられた。

 そのまま終わるようでは、ゲームの行方が見えるとあっさり反発力を失ってしまう、いつもの悪い癖を露呈したのみに終わるところだったハーツ打線だが、6回、相手投手が代わったところでようやく反撃、四球で好機を作って筒井〔左下〕の中前適時打で1点返すと、なお一死一、三塁から柴川〔中下〕が右中間へ2点二塁打、さらに永山〔右下〕の右中間への適時打と続いて4点を返し、せめてもの意地を見せた。

【文責・背番号5】

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2017.07.29

07月29日 シルバーフォックス戦 10-9

2017年07月29日 13:00~15:00
光が丘公園野球場A面(ビジター)
フリーマッチ
【シルバーフォックス vs 南海ハーツ】

H 004 60  10
S 025 11x  9

投:住吉〔勝〕→高松
捕:岩本→柴川

三塁打:藤本
二塁打:岩本2、住吉

1(三)高松【49】
2(一)藤本【5】
3(投)住吉【51】
4(捕)岩本【1】
5(中)横井【6】
6(二)山口【31】
7(遊)柴川【4】
8(左)永山【36】
9(右)兵藤【23】

★ハーツ三賞★
殊勲賞=岩本(これぞ4番の働き。3打数3安打、4打点の大活躍!)
敢闘賞=藤本(左へ右へ、巧みなバットコントロールで三塁打含むマルチ安打)
敢闘賞=高松(前週から連投となるリリーフで、チームの勝利にしっかり貢献)
守備賞=住吉・柴川(絶妙の呼吸で遊撃柴川がベースに入り、住吉の牽制で二塁ランナーを刺す)

 この日のグラウンドは光が丘公園野球場。外野にフェンスはなく、低い土手になっているため、ホームランを狙える数少ない球場である。思い切り強振するか、堅実な打撃を心掛けるか迷うところだが、ハーツ打線で結果を残したのは、打順上位の2番藤本、3番住吉、4番岩本だった。

 1回表、一死から藤本が痛烈なレフト前安打〔左下〕。ここまでは右への打球が際立っていたが、本人曰く今シーズン初の引っ張りでのヒットだったそう。しかしこの回は盗塁死もあり、結局3人で攻撃を終える。
 1回裏に早くも良いプレーが飛び出した。二死からシルバーフォックスの3番大澤選手がセンター前ヒットで出て、その後二進する。しかしショートの柴川が絶妙のタイミングでセカンドベースに入り〔中下〕、住吉も素早く反応し、二塁ランナーを牽制タッチアウトに〔右下〕。

 シルバーフォックスは2回裏に3本の長短打などで2点を先制する。だがハーツも負けていない。3回表に二死満塁から住吉が四球を選び1点を返すと、4番岩本が走者一掃のライトへの二塁打〔左下〕。一塁ランナー住吉の好走塁〔中下〕もあり、4-2と逆転に成功する。しかしシルバーフォックス打線も好調。その裏、5番船水選手のレフト越え3ラン本塁打〔右下〕などで、7-4と再逆転する。

 試合はさらに動き、シーソーゲームに。4回表、藤本得意の右への三塁打〔左下〕で2点、つづく住吉も完璧なセンター越え二塁打〔中下〕で1点、ダメ押しに岩本が左中間にジャストミートの二塁打〔右下〕で1点と、この回に計6得点の猛攻。10-7とし、試合を決める。

 シルバーフォックスは粘りを見せ、4回、5回にそれぞれ1点ずつ返すも、住吉からマウンドを引き継いだリリーフの高松が相手に的を絞らせないピッチングで要所を締め、5回裏時間切れで、ハーツが10-9で辛勝。9人ぎりぎりで臨んだハーツだったが、永山監督のディフェンス面での采配(守備交代)も冴え、紙一重の差で勝利を手にした。

 そして打撃面で特に光っているのが岩本。前週もカウントすると2試合で5打数5安打、打率も.447まで上げて独走態勢。しかし規定打席には満たないものの、隠れ首位打者・松尾(.538)の存在もある。シーズン後半に向けて、リーディングヒッター争いも見逃せない。

【文責・背番号6】

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2017.07.22

07月22日 土曜会戦 3-19

2017年07月22日 13:00~15:00
井の頭恩賜公園野球場(ビジター)
フリーマッチ
【土曜会 vs 南海ハーツ】

D 706 42  19
H 012 0x   3

投:住吉〔負〕→高松
捕:岩本→柴川

二塁打:岩本

1(一)高松【49】
2(二)太田【16】
3(投)住吉【51】
4(捕)岩本【1】
5(右)山口【31】
6(遊)柴川【4】
7(左)久原【24】
8(中)永山【36】
9(三)兵藤【23】

★ハーツ三賞★
敢闘賞=岩本(2安打、1打点、1得点。攻守に気を吐く)
守備賞=高松(不慣れな一塁起用も、無駄のない動きで3-3-6の併殺成立)
山平賞=兵藤(捕れない、拾えない、投げられない、もうないないの三塁守備)

 気温30度を超す猛暑の中での戦いとなるこの試合、オリジナルメンバーで9人ギリギリ(8月正式入団1名含む)を集めたハーツだったが、50代以上が過半を占める陣容で、最後まで無事戦い抜けるか、一抹の不安を抱えながらのスタートとなった。

 先発住吉はいつもの体のキレがなく、制球もままならない立ち上がり。先頭打者を自らの失策で出塁させると、4四死球、2安打に失策が絡み、初回、いきなり7点を失う。その裏ハーツは、相手先発投手のスローボールにタイミングが合わず、あっさり三者凡退に終わる。2回、住吉は先頭を四球で歩かせたが、次打者の一塁ゴロを高松が冷静な判断とムダのない動きで、3-3-6の併殺を成立させるなど、無失点で切り抜けた。ハーツ2回の攻撃は四番岩本から。左翼越えの二塁打で出塁すると、柴川が右前安打で続き、久原の内野ゴロの間に岩本がホームに還り、1点を返した。

 しかし、この日の住吉は3回に入っても制球は定まらず、4四死球に、二死からの三塁手兵藤の失策も足を引っ張り、6失点。初回に続く大量失点となってしまった。その裏ハーツは、高松、住吉、岩本が安打を放ち2点を返すが、4回から救援に立った高松粘りの投球も、バックの拙守から2イニングで6失点を喫し、5イニングで19失点、目の前の課題になすすべもなく、打ちのめされてしまったハーツだった。

 3-19の大敗は、投手陣が13四死球と乱れたことも一因だが、50代メンバーが不慣れなポジションについたとはいえ、要所要所で投手陣を盛り立てることができなかった点にもある。土のグラウンドながら手入れは行き届いており、足場を理由にすることはできない。年齢との闘いになるが、今一度、守りの基本を見直す必要があるかもしれない。

【文責・背番号23】

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2017.07.15

07月15日 ブーザーチンパンジー戦 12-4

2017年07月15日 15:00~17:00
井の頭恩賜公園野球場(ビジター)
フリーマッチ
【ブーザーチンパンジー vs 南海ハーツ】

H 004 8  12
C 002 2   4

投:住吉〔勝〕
捕:岩本

二塁打:松尾、藤本、高松、柴川

 1 (中)横井【6】
 2 (一)藤本【5】
 3 (指)山口【31】
 4 (捕)岩本【1】
 5 (投)住吉【51】
 6 (指)高松【49】
 7 (三)筒井【18】
 8 (遊)柴川
 9 (右)永山【36】
10(指)松尾【17】
11(左)久原【24】
  (二)兵藤【23】守備のみ

★ハーツ三賞★
殊勲賞=高松(二死満塁から先制の2点適時二塁打)
敢闘賞=住吉(4回2安打自責0完投。打っても適時打含め全打席出塁)
敢闘賞=柴川(初安打に続き2点二塁打を放つ)
守備賞=筒井三塁手(倒れながらもフライを好捕)
守備賞=兵藤二塁手(一塁背後の飛球や走者と重なるゴロなどさばく)
山平賞=松尾(復帰後初打席でいきなり二塁打)

 最高気温約35度の暑さの中でのゲームとなったが、ハーツは10四死球に二塁打4本を含む9安打がうまく絡んで打線がつながり大勝した。
 ハーツは初回に四死球で作った二死満塁の好機を逃し無得点、2回も永山の左前へのクリーンヒット〔左下〕と、久びさに参加した松尾の復帰初打席での二塁打〔中下〕で作った二死二、三塁を無得点と、序盤はあと一本が出なかった。

 だが3回に攻撃がつながりだす。一死後の藤本の右越え二塁打〔右上〕からチャンスを作って二死満塁。ここで高松がレフトに先制の2点適時二塁打〔左下1〕、さらに相手の暴投で2点を加え、この回4点を挙げてゲームの主導権を握った。
 その裏、2点を返されたハーツだが、4回、敵失で走者をためると、横井の遊撃内野安打〔中下1〕、山口の中犠飛〔右下1〕、住吉の中前適時打〔左下2〕、相手の暴投などで5点を挙げた。なお、二死二、三塁としたハーツは、前の打席でチーム参加後初安打を放っている柴川が、今度は右中間へ2点二塁打〔中下2〕、さらに久原も左前適時打〔右下2〕してこの回大量8点を挙げ、勝負を決めた。


 ハーツ先発の住吉は、ゲーム後半は、味方の守備のもたつきでリズムを崩し、失点する場面もあったが、打たれたヒットは、1、2回の計2本のみで、4イニングを自責点0にまとめ完投勝利。
 ハーツは、打線は満遍なく全員にいい当たりがあり、好調を維持。さらに、打撃で早くも本領を発揮し始めた新加入の柴川は、守備でもスローイングが安定しており、大きな戦力になりそう。さらに暑くなる今後に向けて、疲労を分散させる意味でも、守れる新メンバーの加入は心強い。

【文責・背番号5】

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2017.07.08

07月08日 NEXUS戦 6-13

2017年07月08日 11:00~13:00
世田谷公園野球場B面(ホーム)
フリーマッチ
【南海ハーツ vs NEXUS】

H 030 12   6
N 039 01  13

投:岩本〔負〕→滝村
捕:福田

1(三)横井【6】
2(中)宮本【19】
3(捕)福田【9】
4(投)岩本【1】
5(右)山口【31】
6(二)滝村※
7(遊)柴川
8(一)永山【36】
9(指)高松【49】
  (左)兵藤【23】守備のみ
※は助っ人

★ハーツ三賞★
敢闘賞=宮本(4回表にバット一閃、会心のセンター前タイムリー!)
山平賞=山口(久々復帰で、存在感を示すレフト前ヒット。外野守備もお疲れさまでした)

 ハーツには珍しい、午前開始の試合。11時でも既にグラウンドには熱気が漂っていた。
 この日の相手は若手中心のNEXUS。先発ピッチャーも力強い球を投げ込む好投手だった。しかし先制したのはハーツ。2回表、6番滝村選手が四球で出塁すると、8番永山のショート内野安打〔左下〕などで一死満塁とし、1番横井のセカンドゴロで1点を入れる〔中下〕。その後もショートゴロエラーの間に高松の好走塁〔右下〕もあり、2点を加え、3-0とする。

 ハーツ先発の岩本〔左下〕は初回を三者凡退で好スタート。しかし2回裏にNEXUSの5番打者がセンター越えの2ランホームランを放つ〔中下〕。さらに1点を追加し〔右下〕、すぐに3-3の同点に。

 試合が大きく動いたのは3回裏。先頭からNEXUS打線がつながり、2番手の滝村投手からもライトへの2本のホームランなどで一挙に9点を挙げ、12-3として試合を決める。しかしハーツも諦めない。4回表に9番高松の死球、横井のファースト内野安打〔左下〕で一死一二塁とすると、2番宮本が速球を完璧に捉え、センターに抜けるライナーヒット〔中下〕で一矢を報いる。ハーツは5回表にも、この日、試合に初参加の新人・柴川〔右下〕が出塁すると、すかさず盗塁を決めるなど、俊足を披露し、今後に期待を抱かせた。

 試合はNEXUSにハーツが押し切られるかたちで、最終スコアは6-13で完敗。
 しかし朗報もある。昨年の南海ハーツ20周年の宴で、ある選手から「実は隠れファンでした」と公言された山口〔左下〕がこの日から戦列復帰。3回表にはジャストミートのレフト前ヒット〔中下〕を放つなど、健在ぶりをしっかりアピール。ここはサービスショットで、走塁のアップ〔右下〕も含め3連写で締めてみよう。

【文責・背番号6】

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