週刊ハーツ

2025.07.26

07月26日 新宿ブンブン戦 7-4

2025年7月26日(土)11:00~13:00
世田谷公園B面(ホーム)
第21戦《Gリーグ第9戦》
【南海ハーツ vs 新宿ブンブン】(2回戦)

B 220 00|0x  4
H 210 22|     7

投:高松-小林〔勝〕-横井

 1 (遊)成岡【11】
 2 (二)小林【61】
 3 (捕)綿貫【14】
 4 (三)筒井【18】
 5 (投)高松【49】
 6 (左)加藤【43】
 7 (右)横井【 6 】
 8 (一)丸山【39】
 9 (中) 黄  【47】

ベンチスタート:兵藤

☆Gリーグ表彰☆
最優秀=加藤選手(南海ハーツ)
 優秀=筒井選手(南海ハーツ)
 優秀=鈴木選手(新宿ブンブン)

★ハーツ表彰★
殊勲賞=丸山(ライト越え三塁打で追い上げの起点に!)
殊勲賞=小林(好リリーフで勝利投手! 打でも1安打2打点)
殊勲賞=綿貫(5回裏、ダメ押しのセンター前2点タイムリー!)
殊勲賞=高松(先発で試合を作り、タイムリーと勝ち越し死球!)
殊勲賞=成岡(レフト前ヒットに5盗塁、好判断で同点のホームを踏む!)
守備賞=加藤(2回二死満塁のピンチでレフトフライを好捕)
守備賞=筒井&綿貫(2回無死満塁で強烈なサードゴロを本封)
辻本賞=高松(3回に南海ハーツ史上初の通算600盗塁を達成!)
辻本賞=兵藤(ケガで出場ならずも、スコア付けでチームに貢献)

試合動画

 Gリーグ第9戦。南海ハーツは、前回の新宿ブンブン戦で完投勝利を飾った高松〔左〕がチームの期待を背負い、先発のマウンドへ。幸先良く1アウトを取るが、そこからブンブン打線はきっちり球を見極める。まず押し出し四球で先制すると、神風選手は三遊間へ強いゴロを放つ。タイムリーかと思われたが、ショートの成岡〔右〕が抜群の反射神経でグラブに当て、素早く三塁へ送球しホースアウト。この間に2点目は入ったが、守備陣が高松を盛り立てる。

 ブンブンの先発は、新入団の若手・鈴木投手。1回裏、すぐに追いつきたいハーツは、1番の成岡が四球で出ると、二盗、三盗。ここで2番の小林〔左〕がショートへ打球を運び、この間に成岡がホームイン。そして5番・高松〔右〕は新打法でセンターへ力強くライナーを放ち、同点タイムリー。

 2-2で迎えた2回表、ブンブンは先頭の鈴木選手〔左〕がセンター越えの鋭い当たり。ハーツ守備陣が中継ミスする間に、俊足を生かし一気にホームイン。勝ち越しの一打となり、ブンブンベンチが盛り上がる。その後、無死満塁とし、押せ押せムードだったが、ここでもハーツ守備陣が高松を助ける。高野選手が放った強烈なサードゴロに筒井が完璧に反応し、本封〔中〕。捕手の綿貫も脚を目一杯伸ばしながらの好捕で、2人が守備賞。その後、ブンブンは押し出し死球で4-2とするが、二死満塁で、藤井選手が放ったレフト右の強烈なライナーを、今度は加藤が体勢を崩しながら好捕〔右〕。もしこの打球が抜けていれば、走者一掃で試合が決まってしまったかもしれない。こちらも守備賞となり、結果的にこの回の加藤と筒井の守備にブンブンさんが高い評価(勝敗の分岐点)を与え、Gリーグの最優秀賞と優秀賞に。

 守備で光るプレーを連発したハーツだが、試合は劣勢。2回裏、少しでも点差を縮めたいところで、先頭の丸山〔中〕が見事なミート力で、ライトの頭上を破る三塁打。途中、三塁は間に合わないかもとハラハラしたベンチだったが、一気に追い上げムードへ。ここでも小林が打点をあげる内野ゴロを放ち、3-4。ハーツもブンブンにしっかりついていく。

 高松は3回表を無失点で切り抜け、粘りのピッチング。4回表も続投で頑張るが、一死から、またもや鈴木選手がセンター越え二塁打。牽制エラーで三進したところで、ここが勝負所と見た監督の横井はタイムを取り、小林にスイッチ〔左〕。前週のエースハンターズ戦では継投のタイミングで反省もあっただけに、ここは迷わず小林に託す。その小林は期待に応え、次打者をサードゴロに打ち取り、点を与えない〔右〕。この回を無失点で切り抜けたのが大きかった。

 4回裏、ハーツは打撃絶好調(4割越え)の成岡がレフトへ会心のヒット〔左〕。成岡はシーズンを通して調子が良く、特に左へ強い打球を打ち続けている。走者となれば常に積極的、ショートの守備でも動きが抜群で、完全にチームを牽引している。この回も二盗を決め、無死満塁から捕手の一瞬の隙を突き、同点のホームイン。そして筒井、高松の連続死球で、ついにハーツが5-4と勝ち越し〔右〕。

 5回表も小林は力強いピッチングで無失点。いよいよ流れはハーツに。そして5回裏、ハーツは小林〔左〕のレフトへのヒットで一死満塁とすると、前回のブンブン戦で4安打の綿貫〔右〕が最高のバットコントロールでセンターへダメ押しの2点タイムリー。

 6回表、2人目の打者で時間切れとなったため、試合は5回表裏までの7-4で南海ハーツが逆転勝ちした。中盤まではブンブンさんのペース。なかなか厳しい展開だったが、全体を通して守備陣が投手を助け、大事なところで打線がつながるなど、全員野球の勝利と言えるだろう。

 3回裏には、高松がハーツ通算600盗塁(チーム初)を決め〔中〕、勝利に花を添えた。高松は通算700安打(もちろんハーツ内で前人未到)も間近で、来季までには達成してくれるだろう。

 南海ハーツはGリーグ9試合を終え、5勝4敗。上には中野マシンガンズ、永福コルセッツ、エースハンターズがいて、どのチームも強さを発揮している。マシンガンズさんはここ数年ずっと強いが、リーグに参入してくれたコルセッツさんと、エースハンターズさんが年を追うごとにどんどん強くなっているのが特筆されるだろう。リーグはかなり盛り上がっていると思う。ハーツが残す3試合はこの3チームだ。いずれも強敵だが、チャレンジャーの精神で、夏を越え、秋の勝負に挑んでいきたい。

文責【6】

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