週刊ハーツ

2025.06.01

06月01日 東交・シニア戦 5-7

2025年6月1日(日)8:00~9:20
落合中央公園(三塁側)
第12戦《シニアリーグ第1戦》
【東交・シニア vs 南海ハーツ】

H 100 04  5
T 060 1x  7

投:兵藤〔負〕-横井

 1 (三)高松【49】
 2 (遊)横井【 6 】
 3 (二)綿貫【14】
 4 (捕)筒井【18】
 5 (中)成岡【11】
 6 (左)松尾【17】
 7 (右)岩田【36】→西野【42】
 8 (一)丸山【39】→中原【44】
 9 (投)兵藤【23】

監督:藤本【 5 】

★ハーツ表彰★
敢闘賞=高松(先制点生むいきなりの二塁打含む2安打)
敢闘賞=綿貫(鮮やかな右打ちで先制適時打含む2安打)
敢闘賞=松尾(二死満塁から2点差に迫る2点適時打)
技能賞=兵藤(最終回、内野安打で猛反撃のきっかけ)
技能賞=筒井(最終回、満塁のチャンスに火の出るような左前適時打)
技能賞=成岡(最終回、炎の4連打を3人目としてつなぐ)
守備賞=筒井(捕手前の当たりを好判断で処理し捕ゴロに)
守備賞=高松(強いゴロをショートバウンドでうまく処理)
守備賞=丸山(ファーストで難しい送球にも好捕連発)
守備賞=西野(ポジショニングよく、ライトで大飛球を好捕)
辻本賞=森(スコア記入。敵味方問わず50歳以上のプレーヤーたちの可能性に感動。生きがいを見出す)

試合動画

 昨季全4試合2ケタ失点と苦しんだシニア勢が奮起した。午前8時開始の東交・シニアとの今季シニアリーグ初戦は5-7と惜敗。藤本監督体制公式戦初陣で、勝利には届かなったが随所に好プレーを見せた。
 相手は50歳以上と思えぬほど動きにキレがある選手が多数いた。2回には3番打者が右翼フェンス直撃のすさまじい打球を放ったり、守っても制球力の良い右腕を中心に無失策。そんなチームにハーツシニア勢は全員が個性を発揮し食らいついた。

 まずは初回。先頭・高松〔左〕がいきなりの二塁打。1死後、3番に座る綿貫〔右〕が得意とする流し打ちで、右翼前へ運び、高松が激走し先取点となるホームを踏んだ。一塁コーチャー・岩田の走者を鼓舞する「リーリーリー」の掛け声も健在で、ハーツ打線が相手投手の立ち上がりを攻め立てる。

 その裏の守りも先発・兵藤〔中〕が踏ん張った。先頭に四球を出し、二盗、三盗を決められるも後続を2三振に取るナイスピッチング。2回も遊ゴロ、一飛に仕留めテンポ良く2アウトを取った。しかし、ここから一気に相手打線に流れが傾く。打ち取ったかに見えた打球が失策を誘発したり、内野安打になったり…。不運な打球と四球で2死満塁となると、そこから5連打を浴びまさかの6失点。藤本監督が試合後、反省の弁をのべたが、兵藤の内容が悪くなかっただけに、継投の見極めも難しかった。

  一方的な試合展開もよぎる中、3、4回は横井〔左〕が無安打1失点の好リリーフ。粘りの投球にバックもキッチリ応え、三塁・高松〔中〕はジャンピングスローを決めるなど4つのゴロを処理。逸れた送球は一塁・丸山〔右〕がきっちりカバーする阿吽の呼吸でアウトを積み重ねた。途中から右翼に入った西野も前の打席でフェンス直撃の打球を放った3番打者の大飛球を的確なポジショニングで好捕。リズムの良い守りで最小失点にとどめ1-7で5回の攻撃に突入した。

 5回の先頭は代打・中原〔左〕。相手の好守に阻まれるも鋭い打球を左翼へ放ち、チームを勇気づける。続く兵藤〔中〕が内野安打で出塁すると、高松〔右〕がこの日2本目の安打を左前へ。

 さらに3番・綿貫〔左〕が徹底した右流し打ちで満塁に。綿貫は今季、打率.750の驚異的な打撃を見せており、このヒットで記念すべき南海ハーツ通算400安打を達成(高松、松尾、筒井に次ぐハーツ史上4人目)。技の綿貫の後は筒井〔中〕が剛打を発揮。4番にふさわしい左前へ力強い打球を放ち5点差に。さらに成岡〔右〕も中前適時打で続き点差を4とした。

 ここで打席に迎えるは6番・松尾〔左〕。きっちり、ボールを引きつけて捉えた打球は中前へ。三走・綿貫〔中〕、二走・筒井〔右〕に続き、成岡も快足を飛ばし一塁から一気にホームを狙ったが、三本間で挟殺となり惜しくもアウト。時間切れで、試合終了となった。

 あと2点及ばなかったが、収穫はもりだくさん。兵藤、横井がしっかり試合を作り、取れるアウトをキッチリ取れば勝負できることを証明した。加えて、5回2死から藤本監督が「炎の4連打」とたたえた猛打を含む1イニング6安打4得点の攻撃は見事。元気の良い攻守での声掛けは絶えず、途中出場の選手たちもキッチリと仕事を果たし最後まで雰囲気良く戦えた。
 ハーツシニア勢の爆発力と潜在能力、伸びしろは十分。守備、走塁面などの課題もしっかり見えただけに、次戦こそ藤本体制初勝利を。期待は膨らむばかりだ。

文責【0】

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