週刊ハーツ

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2025.05.24

05月24日 永福コルセッツ戦 2-5

2025年5月24日(土)15:00~17:00
玉川野毛町公園(ホーム)
第11戦《Gリーグ第4戦》
【南海ハーツ vs 永福コルセッツ】(1回戦)

C 050 000 0  5
H 000 020 0  2

投:高松〔負〕-矢野-小西

 1 (左)加藤【43】
 2 (中) 黄  【47】
 3 (投)高松【49】
 4 (三)小西【29】
 5 (遊)矢野【32】
 6 (二)小林【61】
 7 (右)成岡【11】
 8 (指)横井【 6 】
 9 (捕)筒井【18】
10(一)丸山【39】

☆Gリーグ表彰☆
最優秀=牧野選手(永福コルセッツ)
 優秀=松田選手(永福コルセッツ)
 優秀=筒井選手(南海ハーツ)
MGP=須藤選手(永福コルセッツ)

★ハーツ表彰★
敢闘賞=筒井(唯一外野へ運ぶ完璧なヒット)
敢闘賞=矢野(3回1/3を好リリーフ)
敢闘賞=小西(三者連続奪三振含む2回零封)
技能賞=成岡(5回、二盗&三盗でホームを踏む)
技能賞=小林(全力疾走で一塁内野安打)
守備賞=加藤(見事なポジショニングで左飛を何度も好捕)

試合動画

 Gリーグ2勝1敗同士で対戦する南海ハーツと永福コルセッツ。ハーツは高松、矢野、小西の3人が先発候補だった。速球派の矢野か小西に託す案もあったが、4月26日の新宿ブンブン戦で完投しチームを勝利に導いた高松の制球力に期待し、内外野の守りを固める布陣でハーツは試合に臨んだ。

 1回表、マウンドに登った高松〔中〕は落ち着いたピッチング。そしてレフトの加藤が抜群のポジショニングで3本の左中間へのフライをすべて好捕。無失点スタートで、まずは良い流れ。

 1回裏、新1・2番コンビの加藤(打率1位の5割越え)・黄(打率2位の4割越え)で塁を賑わせたかったが、コルセッツ先発の長身・牧野投手は直球が走り、コントロールも良く、二者連続奪三振のロケットスタート。三者凡退で、初回から手強い相手という印象。

 2回表、コルセッツは丁寧にボールを見て、四球でランナーを溜める。しかし高松もフライで二死を取り、二三塁という状況。ここで松田選手がしぶとくライト前に落とし、二者生還。コルセッツが2点を先制する。この後も粘り、ランナーが溜まったところで投手が矢野に交代。結局コルセッツは5点を挙げて、試合を優位に進める。

 しかしここから矢野〔左〕は3回1/3を自責ゼロ、継いだ小西〔右〕も三者連続奪三振を含む2回零封。コンスタントにヒットを放つコルセッツ打線に決め手を与えず、ハーツ打線の反撃を待つ。

 対する牧野投手は絶好調。3回8人目までパーフェクト。しかし漢・筒井が意地を見せる。自慢のフルスイングで三遊間を破るクリーンヒット〔中〕。それでも牧野投手は全く崩れない。4回まで危なげなく無失点投球。

 苦しい展開は続いていたが、ハーツの内野陣は投手を盛り立てる。5回表、無死満塁のピンチで小林遊撃手と小西三塁手がともに落ち着いた動きで本封。二死満塁で黄中堅手がフライを前進ランニングキャッチでコルセッツに点を与えない。

 続く5回裏、一死から小林〔左〕が一塁内野安打で出塁すると、二盗後に成岡〔右〕のサードゴロエラーでホームイン。出塁した成岡も積極的に走り、二盗、三盗を成功させ、捕手の送球エラーで生還。俊足の二人が脚を生かし、2点を返す。

 何とか3点差を追いつきたいハーツだったが、牧野投手は6、7回も三者凡退で付け入る隙がなく、試合は2-5のままコルセッツがハーツに完勝。この先も牧野投手が主戦として各チームに投げていくとすると、コルセッツは優勝争いに絡んでくるだろう。野球は投手が良いと、それだけでかなり有利なスポーツだが、ハーツ打線も次回は策を練っていかねばならない。

 ハーツ投手陣で光明は、矢野と小西がともに素晴らしい投球を見せたこと。先発とリリーフではプレッシャーも異なるが、二人は近いうちにGリーグでの先発機会が回ってくるだろう。この日のように守備陣が投手を支え、打線がしっかり点を取っていくこと。牧野投手には抑えられたが、3割打者が6人いるハーツメンバーの打撃の調子は決して悪くない。5月末のヤング強化試合、6月初めのシニアリーグで、若手とベテランがともに調子を上げ、6月のGリーグ2試合に挑んでいこう。

文責【6】

2025.05.03

05月03日 南海ハーツ&あしたば混合紅白戦 紅12-8白

2025年5月3日(土)15:00~18:00
東台B面(ホーム)
第10戦《南海ハーツ&あしたば混合紅白戦》
【紅組 vs 白組】

W 202 000 130 00   8
R  020 421 030 00  12

白:安藤-佐藤〔負〕-加藤-兵藤-小西
紅:恵美-進太郎-恵美〔勝〕-土屋-横井-若林-矢野-進太郎

《白組》
 1 (左)福田【H9】
 2 (遊)加藤【H43】
 3 (投)安藤【A15】
 4 (三)小西【H29】
 5 (一)友廣【A54】
 6 (中)佐藤【A10】
 7 (二)兵藤【H23】
 8 (右) 黄  【H47】
 9 (指)鈴木【A13】
10(指)池内【H】
11(捕)筒井【H18】

《紅組》
 1 (三)進太郎【H】
 2 (左)加島【A9】
 3 (一)丸山【H39】
 4 (指)山口【H31】
 5 (投)恵美【A0】
 6 (遊)成岡【H11】
 7 (右)土屋【H51】
 8 (二)若林【A4】
 9 (中)矢野【H32】
10(捕)横井【H6】
11(指)三好【A1】

試合動画 前半 後半

 Gリーグチームとの混合紅白戦。第2弾は、あしたばさんと実現した。前日午後に大量の雨が降り、この日の東台は前のコマまでグラウンド不良のため中止に。15時スタートが幸いした。
 紅組の監督は横井、白組の監督は筒井で、それぞれにスタメンを練って、プレーボール。

 紅組の先発はGリーグ屈指の好投手・恵美選手〔左〕。1回表、最初の打者2人をしっかり抑えるが、白組のクリーンアップが力を発揮する。まず3番・安藤選手がサードとショート後方に技ありのヒット〔中〕。続く4番・小西選手はセンターへ鋭い当たりのヒット〔右〕。小西選手が二塁をうかがう間に、安藤選手が好判断でホームイン。

 さらに5番・友廣選手〔左〕のショート内野安打で二死一三塁とチャンスを広げると、6番・佐藤選手〔右〕がライトへきれいに運び、2点目。白組が幸先良く先制する。

 白組の先発は、4月のハーツとのGリーグでも好投した安藤投手〔中〕。1回裏を危なげない投球で無失点。

 紅組が反撃に出たのは2回裏。先頭の5番・恵美選手〔左〕がレフト越えの大きな二塁打を放つと、土屋選手〔中〕のサード内野安打で恵美選手が好走塁のホームイン。矢野選手〔右〕もしぶとくセンターの前に打球を運び、2-2の同点に。

 3回表、最初の見せ場が訪れる。恵美投手が一死を取ったところで、白組の打席には久しぶりに参加の福田選手。ここで紅組は息子さんの進太郎投手(中学1年生)がマウンドへ〔中〕。進太郎くんはストレートだけでなく、変化球も交えながらお父さんと対戦。直球にはノビがあり、堂々とした投球。結果は惜しくも四球となるが、見応え十分だった。

 白組の上位打線は好調で、2番・加藤選手が左中間へ会心の二塁打〔左〕。一死二三塁とすると、安藤選手〔中〕がレフトへタイムリーを放ち、勝ち越し。さらに小西選手〔右〕もレフト前タイムリー。白組が4-2とする。3回一死から再びマウンドに戻った恵美投手は、速球と切れのあるカーブで4回表を三者凡退。安定感のある投球で、味方の反撃を待つ。

 4回裏、白組は佐藤投手が登板〔左〕。メインは外野手だが、もともと投手経験もあり、コントロールの良さが持ち味。白組らしくユニフォームも白でコーディネート。先頭の恵美選手は2打席目もバットコントロール良く、ショート右への内野安打で出塁〔中〕。続く成岡選手〔右〕はレフト線への美しい二塁打で、無死二三塁に。

 ここでマリナーズユニフォームの土屋選手〔左〕が貴重な働き、右中間への2点タイムリーで4-4の同点に。佐藤投手は踏ん張り二死を取るが、三茶仲間の横井選手〔中〕がショート後方へ落ちるタイムリーで紅組が5-4と逆転。そして勝負強い三好選手〔右〕がレフト線へのタイムリー二塁打で6-4とする。

 5回表から紅組は土屋投手にスイッチ〔中〕。この回こそピンチを広げるも、無失点で切り抜け、6回は三者凡退で監督の期待に応えた。

 5回裏、白組・筒井監督はピッチャーに加藤選手を抜擢〔左〕。小学生以来の登板で、ほぼ未経験だったそうだが、上背もあり、投手らしい雰囲気。2番・加島選手〔中〕の安打、6番・成岡選手〔右〕のタイムリーなどで2点を失うが、今後経験を積んでいけば、ハーツの投手陣入りも大いに期待できそうだ。

 白組は6回裏から兵藤投手が登板〔左〕。進太郎選手〔中〕のきれいなレフト前タイムリーで1失点となるが、7回は無失点投球。もともと球にノビがあり、きっちり結果を出すのはさすがだ。7回表に登板した横井選手〔右〕は、両チーム投手メンバーの中でいちばん不安定な投球をしてしまったが、土屋三塁手、恵美遊撃手の好守に助けられ、なんとか1失点で凌ぐ。

 8回表、紅組はヤングメンバーの若林投手にスイッチ〔左〕。ツーアウトまではしっかり取るが、二死満塁から黄選手の押し出し四球があり、自称「みっちゃん(←若林くん)の師匠」、シゲちゃんこと鈴木選手〔右〕がレフト越えの大きな二塁打で2点を加える。若林投手はこのあとを抑え、8回表終了時で紅9-8白の痺れる展開に。

 8回裏、白組はハーツの速球派、小西選手をマウンドに送る〔左〕。小西投手は三振を取れば、四球も出す投球で、押し出し四球のあと、3番・丸山選手〔右〕が勝利に近づく2点タイムリー。紅12-8白とするが、小西投手も意地のピッチングで、この回のアウトはすべて三振。

 9回表、紅組のクローザーとして登板したのは矢野投手〔中〕。この日、いちばん球が走っていたのは彼かもしれない。速球のコントロールも良く、三者凡退で9回を締める。

 本来はここで試合終了予定だったが、時間が多く残っていたため、エキストライニングに。その後は白組は小西投手が最後まで投げ、9回裏には三塁手に抜擢された黄選手が強肩を生かしたサードゴロ守備で両軍から拍手を浴びるなど、経験の少ないポジションでの好守で盛り上がった。紅組は矢野投手が10回も投げたあと、11回表は再び福田進太郎投手に託した〔中〕。ここで素晴らしいピッチング、なんと大人を三者凡退に仕留め、見事なクローザー役となった。

 最終的には11回の表裏まで進み、12-8のまま試合終了。全選手、お腹いっぱい、3時間枠をしっかり使い、楽しめた混合紅白戦となった。互いによく知っているチーム同士だけに、この打者のときはどんなポジショニングで、など楽しめる要素もあり、同じチーム同士の投打の対戦もたくさん実現した。ゴールデンウィークの東台野球場に笑顔の花が咲き、みな満足そうに球場をあとにした。

文責【6】

【今週のベストショット by Tsucchy

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