週刊ハーツ
2024.10.12
10月12日 あしたば戦 5-20
2024年10月12日(土)11:00~13:00
世田谷公園A面(ホーム)
第33戦《フリーマッチ》
【南海ハーツ vs あしたば】
A 171 344x 20
H 022 01 5
投:小西〔負〕-矢野-高松
1 (指)久原【24】
2 (指)矢野【32】
3 (投)小西【29】
4 (指)筒井【18】
5 (遊)横井【 6 】
6 (左)兵藤【23】
7 (捕)丸山【39】
8 (二)太田【16】
9 (中)宮本【19】
10(一)高松【49】
11(右)藤本【 5 】
12(三)渡部【10】
★ハーツ表彰★
敢闘賞=小西(打たせて、エラーされるピッチングで試合を作った。HR王独走の3号も見事)
敢闘賞=横井(人知れず、通算300安打を達成)
技能賞=太田(数えきれないほどの最年長安打更新)
技能賞=宮本(しっかりミートした強い打球を披露)
技能賞=兵藤(ライトへ技あり安打。好調維持)
技能賞=丸山(勝負強くセンターへのタイムリー)
技能賞=藤本(巧みなバットコントロールでセンター前)
技能賞=矢野(見事なチーム初ヒット)
技能賞=久原(勝敗が決したシーンでの長打は真骨頂か!?)
守備賞=久原(ライト前へのポテンを防ぐ、流石ヤングの脚力と球際に強いプレー)
今季、リーグ戦本番では一勝もできなかったシニアチームの強化試合。当然ながら、来季へ向けた課題の洗い出しがテーマとなった。
結果は毎回失点で5対20の大敗となったが、攻撃のほうでは収穫もあった。
まずは横井。本人以外は誰も知らなかったが、第1打席の左前へのクリーンヒットで通算300安打を達成した〔中〕。入団12年目。参加数の多さにも支えられた、ハイペースでの達成となった。
その横井のヒットで戦端を開いた2回裏は、そのあと丸山〔左〕がピッチャー返しで中前に抜けるタイムリーヒット、続く太田〔中〕も右前に落とし、二死後に藤本〔右〕にもセンター左へのヒットが出るなど、シニア勢が4本のヒットを連ね、2点を挙げた。
さらにこの日は3回にも横井〔左〕と兵藤〔右〕が連打を見せ、チームの9安打のうち6本をシニアで記録した。相手投手が緩めのボールで打たせにきた面もあったかもしれないが、それでも結果が出せたというのは大事なことだ。
もちろん若手メンバーも負けてはいない。矢野〔左〕は初回にチーム初安打、久原〔右〕は5回に適時二塁打。
そしてこの日の攻撃のハイライトは3回の小西の打席だ。一死二塁からレフトの頭上を越す、チームのホームラン王争い独走の3号2ランをかっ飛ばした〔中〕。
収穫があった攻撃に比べて、ディフェンスのほうは課題が噴出した。この日はシニアに守備機会を多く提供するという目的のもと、打たせにいった投手陣については論評の対象ではないが、問題は守備陣。ヤング勢にはポテンヒット性の打球をスライディングキャッチする久原の好プレーも出たが、シニア勢はイメージ通りに足が動かず、相手打者を生かすプレーが続出した。
数えてみると、相手チームの内野安打と内野失策は合わせて6個。もちろん外野にも突っ込み切れずにヒットを許した場面があったが、まずは相手を打ち取っているこの6個のセーフをアウトにできる数を1つでも、2つでも増やすことが、シニアにとって勝利へのカギといえるだろう。
シニアリーグで勝利を得るためには、だいたい18個、あるいは運がよければ15個のアウトを、相手に何点与える前に奪えるか、ということを考える必要がある。試合後の飲み会でも少し話が出たが、足がイメージ通りに動かないのであれば、それを前提として、相手をアウトにできるポジショニングをとるしかないだろう。
とにかく、アウトという実利を手にすること。そのために守る、という意識を徹底し(もちろん相手打者のタイプを見ながらになるが)、どこに守れば、アウトを得られる可能性が高いのかを、各ポジションで割り出していく必要がある。「とにかく前へ来い」という根性論ではなく、あくまで実践的な判断で、そのあたりの経験値を増やし、判断基準を磨いていくことが、今後のシニア強化試合のテーマの一つになるといえそうだ。
文責【5】
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