週刊ハーツ

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2024.09.14

09月14日 江古田エイリアンズ戦 9-2

2024年9月14日(土)13:00~15:00
芝公園B面(ビジター)
第31戦《フリーマッチ》
【江古田エイリアンズ vs 南海ハーツ】

A 010 010  2
H 012 24x  9

投:小西〔勝〕-矢野

 1 (中)久原【24】
 2 (一)丸山【39】
 3 (投)小西【29】
 4 (遊)矢野【32】
 5 (捕)筒井【18】
 6 (三)高松【49】
 7 (左)槇原(助っ人)
 8 (二)兵藤【23】
 9 (右)横井【 6 】

★ハーツ表彰★
殊勲賞=小西(4回1失点勝利投手に、タイムリーで打点も1!)
殊勲賞=矢野(好リリーフに、センターへの特大二塁打!)
殊勲賞=兵藤(レフトへ完璧なタイムリー二塁打!)
敢闘賞=槇原(特大タイムリー含む左右へ2安打3打点)
技能賞=久原(足を生かしたサード内野安打)
守備賞=高松(ファーストで巧みなミット捌き、ショーバン送球好捕)
守備賞=小西(代わってすぐのショートで3つのアウト)

試合動画

 2018年3月以来の対戦となった江古田エイリアンズ戦は、助っ人・槇原選手の3打点、相手敵失にも助けられ、9対2と快勝した。先発の小西〔左〕は4イニング5奪三振5四球5暴投と荒れ気味だったが1失点に抑え、後を受けた矢野〔右〕も1失点にとどめ、先週に続き2連勝の9月となった。

 1点の先制を許したハーツ2回の攻撃は先頭の矢野〔左〕が中越えの二塁打を放ち、二死後、助っ人・槇原選手〔右〕の右翼フェンス直撃の適時打で同点に追いつく。フェンスがなければ、首都高まで届きそうな豪快な一打に敵味方関係なく、一同、唖然。助っ人としての格の違いを見せつけた。

 3回、小西が3四球を与えながらも、3つのアウトすべてを三振に斬って取り、無失点に抑えると、その裏、ハーツの攻撃は、先頭の横井が粘って四球で出塁。すぐさま二盗を敢行するが、相手捕手の強肩の前に惜しくも憤死。しかし続く久原〔中〕が足で稼いだ内野安打の後、二盗を決め、その後の敵失で得点につなぎ、ハーツが勝ち越した。

 4回のハーツは効率の良い攻撃で2点を追加する。一死後、四球出塁の槇原選手を一塁に置き、兵藤〔左〕が左越え適時二塁打を放つ。さらに暴投で三進すると、横井〔中〕がきっちり中堅犠飛。5回にも小西〔右〕の技あり適時打などで4点を加え、最終6回を矢野がきっちり締めて勝利をものにした。

 この日のハーツは、助っ人含め9人体制。猛暑日にはならなかったものの、若手メンバーが試合中に頭から水をかぶって体を冷やし、暑さにのぼせてグラブを脇にはさんで打席に入る選手も出るなど、体力ギリギリの中での一戦だった。そうしたなか、各選手、守りの面でも緊張を切らすことなく、きっちりと自分の役割をこなし、最後まで締まったゲームを楽しんだ。

 間もなく、秋彼岸。酷暑の続いた2024年夏も、そろそろ終わりを告げるだろう。放牧期間を終え、シニア選手がグラウンドに戻ってくる日も近いはず。選手層の厚いハーツとして、残りのGリーグ戦を含め、楽しめることを願いたい。

文責【23】

2024.09.01

09月01日 オールドスターズ戦 9-15

2024年9月1日(日)10:40~12:30
落合中央公園
第29戦《シニアリーグ第4戦》
【南海ハーツ vs オールドスターズ】

OS 393  15
NH 090   9

投:兵藤〔負〕-松尾

 1 (左)成岡【11】
 2 (遊)横井【 6 】
 3 (三)高松【49】
 4 (捕)筒井【18】
 5 (一)松尾【17】
 6 (中)宮本【19】→太田【16】
 7 (二)岩田【36】
 8 (右)丸山【39】
 9 (投)兵藤【23】→藤本【 5 】

★ハーツ表彰★
敢闘賞=松尾(完璧な2安打に、最終回は来年に期待を持たせるピッチング)
技能賞=岩田(なぜか不思議な打撃好調)
技能賞=兵藤(三塁線ぎりぎりの強襲ヒット)
技能賞=丸山(粘り強く、渋いライト前ヒット)
守備賞=太田(ポジショニングばっちり、センターフライがっちり)

試合動画 前半 後半

 9点を奪う頑張りは見せたが、勝利を手にすること4はできなかった。
3連敗のあとを受けたシニアリーグの第4戦は、今年のリーグ戦の中でも最大の強敵と目されるオールドスターズとの対戦。この日は序盤から大量点を奪われ、さらには途中、折からの台風の影響によるゲリラ豪雨に見舞われての中断もあって、集中力を保ちづらい状況ではあったが、ハーツはあきらめることなく2回に打者12人を送り込み9点を挙げる反撃をみせた。ただ、やはり失点が大きすぎて追いつくには至らず、今季のシニアリーグは勝利なしの4連敗に終わった。

 1回表。ハーツの先発は兵藤〔中〕。今季のシニアリーグでは主戦として頑張ってきたが、まだマウンドでいいバランスをつかむまでには時間がかかるきらいがあり、初回に5四球、味方の失策も絡んで打者一巡で3点を奪われた。

 ハーツはその裏、先頭の成岡〔左〕の四球と二盗で一死二塁としたが、続く高松〔右〕のとき三盗を狙ったタイミングで高松が捕邪飛を打ち上げ併殺となり好機を逸した。

 2回表には余裕が出てきた相手打線に打者15人を送られ、8安打3四球で9失点。12点差となり、コールド負けの危機が迫った。ハーツはそれでも2回裏、松尾〔左〕のチーム初安打などで満塁とする。ここで、ゲリラ豪雨があり、しばらく中断となったあと、岩田が押し出し四球を選び1点、なお一死満塁から兵藤〔中〕が鋭く三塁線を突破、ファウルかとも見えたが判定はフェアで適時打となり2点目。さらに3連続押し出しで5対12とし、なお二死満塁から松尾が左中間へ走者一掃の三塁打〔右〕。さらに連係ミスの間に還って、この回のハーツの得点は9点、打線がうまくつながったことで、先発全員得点となった。

 3回表に3点を追加され、最終的には9対15で敗戦。ただそれでも、コールド負け寸前から、誰一人諦めることなく見せた反撃は、チームにとって大きな収穫といえるだろう。下位打線が相手にアウトを与えず、しっかり出塁していけば、強豪チームからも大量点を奪える可能性があることが証明されたからだ。
このゲームでは、最終的に得点にはつながらなかったが、3回に岩田〔左〕が三遊間突破、丸山〔右〕が右前へと七、八番の連打からのチャンスメークもあった。これまでは上位打線でしか得点チャンスがなさそうな感じもあったシニアチームだが、そこに変化が生まれてくるかもしれない。

 また、攻撃陣にとって大きいのは、松尾の2安打だ。2本目の三塁打は完璧な打ち方と言っていい内容。最終回にはマウンドに上がり〔中〕、センターでライナーを反応よくつかんだ太田の好プレーにも助けられ、3失点はしたが来季へつなぐ投球を見せた。シニアメンバーではトップクラスの運動能力を持つ松尾が野球勘を取り戻してきたことは、来季への好材料と言えるだろう。

 攻撃陣のほうにある程度、光が見えたとなれば、あとはディフェンス。1イニング平均5点を取られていては、勝つ望みはほぼないと言っていい。バッテリー、野手陣含め、相手にビッグイニングを作らせないためにどうするかを考えなければならない。
ビッグイニングの要因としては長打、四死球、失策があるが、このゲームでは長打は1本のみに抑えられている。四死球は3イニングで11、失策は3なので、まず手をつけるべきは四死球ということになる。調べてみると、打者32人のうち、3ボール0ストライクとなったケースが6回(19%)もあるので、まずは「(長打を許さない、ということは維持する中で)いかにカウント3-0を防ぐか」にアプローチしていく必要がありそうだ。

文責【5】

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