週刊ハーツ
2022.10.29
10月29日 Tokyo Redeemer's戦 17-9
2022年10月29日(土)12:00~14:00
羽根木公園A面(ホーム)
《藤本泰祐選手 還暦記念試合》
【南海ハーツ vs Tokyo Redeemer's】
R 240 1 0 0 2 9
H 016 0 10 0 x 17
投:高松-小西〔勝〕-矢野
捕:綿貫-矢野-小西
本塁打:なし
三塁打:佐藤尚(リ)
二塁打:矢野(ハ)、佐藤尚(リ)
1 (一)藤本【 5 】
2 (捕)綿貫【14】
3 (投)高松【49】
4 (三)筒井【18】
5 (左)松尾【17】
6 (中)宮本【19】
7 (指)渡部【10】
8 (二)兵藤【23】
9 (遊)横井【 6 】
10(指)小西【29】
11(指)矢野【32】
12(指)土屋【13】
13(右)角田【 3 】
スコア・カメラ等:藤本智子、太田【16】、山口【31】、菊池【8】
★ハーツ表彰★
殊勲賞=角田(反撃開始へ、試合の流れを変える一二塁間タイムリー)
殊勲賞=小西(好リリーフで勝ち投手に。打でも2点タイムリー)
敢闘賞=矢野(勝負強い勝ち越しタイムリーに、好救援)
敢闘賞=高松(先発で試合を作り、打では2安打3打点)
技能賞=矢野(初ショート藤本の打球と判断し、投ゴロを絶妙スルー)
技能賞=藤本(1安打2盗塁2得点、美しいスライディングも2度披露)
守備賞=松尾(さすが名手、左邪飛をスライディングキャッチ)
守備賞=兵藤(兵藤ゾーンの誕生か、セカンドで前後左右に素晴らしい動き)
山山賞=なし
藤本泰祐選手の還暦記念試合。初対戦のTokyo Redeemer'sさんを迎え、藤本夫妻の始球式〔中〕で幕を開けた。
南海ハーツの先発は高松〔左〕。1回表、リディ―マーズは二死二三塁から5番・藤山選手〔右〕のタイムリーで2点を先制。
1回裏、先頭打者として打席に入った藤本はバット一閃〔左〕。ライナーがセンターへ抜けるかと思われたが、セカンドの好守で惜しくもヒットならず〔右〕。
2回表、無死満塁で伊澤(慎)選手のレフトファウルフライを名手・松尾がスライディングキャッチ。これが犠牲フライとなり1点追加。さらに4番・佐藤(尚)選手の左中間二塁打〔中〕などで計4得点。6-0とリードを広げる。
反撃したいハーツは2回にエラー絡みで1点を返すと、3回裏にビッグイニングを作る。先頭の兵藤〔左〕がレフトへのヒットで出塁すると、二死満塁から角田〔中〕が一二塁間へしぶとく2点タイムリー。「藤本さんにつなげたかった」という角田の言葉どおり、ここから攻撃が広がり、高松、筒井〔右〕の内野安打などで計6得点。一気に逆転する。
3回から登板した小西〔中〕は最初の回を危なげなく無失点。4回はアウトすべてを三振で取るなど、素晴らしいピッチング。直球の伸びに加え、緩急自在で緩い球を交え、相手に的を絞らせない。今シーズンはコントロールにも磨きがかかり、ワンランク上のピッチングを見せている。小西は5回までのロングリリーフで1失点の好投。
4回表の1点は、二死一三塁での二盗時、前進していたセンターが二塁ベースに入ると思いキャッチャーが送球した間に、三塁ランナーが好判断でホームインしたもの〔中〕。この場面は試合後のミーティングでも議題になり、ベースカバーにはショートが入り、セカンドがカットの位置に入るべきだったと確認された。
7-7の同点とされたハーツは5回裏、矢野〔左〕の特大二塁打で勝ち越し。続く土屋〔右〕もセンターへ抜けるタイムリーで、1点追加。
そして本日の主役・藤本〔左〕は一死二塁の場面で、しぶとく投手のグラブの先を抜ける内野安打。すかさず二盗も決める。ここで3番・高松〔中〕がきれいにセンターへ弾き返し、さらに2点を追加。セカンドからホームインした藤本は、見事なスライディングを見せる〔右〕。
このあと四球やエラー、野選も絡み、最後は横井〔左〕、小西〔右〕に連続タイムリーが出て、5回に計10得点。ハーツは17-7とし、試合を決める。
6回表から、マウンドに矢野〔左〕が登り、小西は入団後初めてのキャッチャーに〔中〕。矢野はきっちり三者凡退。この回も2つのゴロを処理したセカンドの兵藤〔右〕は、一試合を通して素晴らしい動き。守備賞を受賞した。
7回表、ハーツは藤本が初めてショートのポジションに就く。無死一塁で、投手左にゴロが飛ぶと、矢野はショートの打球と判断し、絶妙スルー〔中〕。藤本が追いつき、もしセカンドに送球していたらアウトだったかもしれないが、ファーストを選択し、ランナーが残る。このあとリディ―マーズは2点を返すが、矢野が最後の打者から三振を奪い、17-9でゲームセット。
藤本選手の還暦記念試合は打線の奮起で、見事な逆転勝利となった。南海ハーツで、監督時代にマネージャーの智子さんと出逢い、その後、二人はご結婚。チーム内では“勝ち組”と称される藤本選手〔中〕。大事な試合で勝利をつかむところにも、それが表れていると言えるだろう。チーム随一の理論派で、自主トレを欠かさないなど、ストイックさも併せ持っている。今後も己の野球道を突き進んでほしい。
試合後の還暦祝賀会では、各選手からのお祝いの言葉のあとに藤本選手がスピーチ。感謝の言葉を述べながら、うっすらと目に涙が浮かんでいたようにも見えた。奥様曰く、「涙もろいんです」。チームメンバーの心に、感動の花が咲いた瞬間だった。
藤本泰祐選手の雄姿
メンバーで記念撮影
文責【6】
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