週刊ハーツ
2018.03.03
03月03日 あしたば戦 5-14
2018年03月03日 14:00~16:00
東台野球場B面(ホーム)
フリーマッチ
【南海ハーツ vs あしたば】
H 003 020 0 5
A 462 200 x 14
投:横井〔負〕→今泉→柴川
捕:柴川→住吉
二塁打:住吉2、藤本※
1 (捕)柴川【 4 】
2 (二)兵藤【23】
3 (投)横井【 6 】
4 (遊)住吉【51】
5 (三)河合※
6 (一)藤本※
7 (中)今泉※
8 (右)藤本泰【 5 】
9 (指)山口【31】
10(左)永山【36】
※は助っ人
★ハーツ三賞★
敢闘賞=住吉(二塁打2本で4打点と四番の働き)
敢闘賞=兵藤(チーム初安打を含む2安打)
守備賞=住吉(ショートで後ろの飛球を背走し好捕)
山平賞=柴川(1イニングをノーヒットリリーフ)
いよいよ開幕。ハーツの2018年シーズンが始まった。この日は寒さも和らぎ、絶好の野球日和。気分よくスタートを切りたかったハーツだったが、ゲーム結果は2回で10点差をつけられる大敗。数人の選手を除いては全く寒く、春は遠いという印象に終わった。
とにかく、まずは人数の問題。開幕戦ながら正規メンバーのエントリーは7人。助っ人選手3人を得てゲーム開催にこぎつけたが、先発バッテリーを自前で出すのがやっとというのが実情だった。この日、欠席だった中に、今後多くの参加が見込まれるメンバーも幾人かはいるが、常に故障者が出てもおかしくないチームの年齢構成も考慮すると、今年は人数の問題がずっとついて回る可能性も漂う。
ただ、そんな状況の中でもしっかりと存在感を見せた選手もいた。まずは二番に入った兵藤。1回に会心の左前打〔左下〕でチームの今季初安打を放つと、第3打席でも低目のボールをうまくすくって左前打し〔右下〕、いきなりのマルチ安打。昨年は出塁率は.474ながら打率は.200に終わった兵藤だが、今年は打率のほうでも期待が持てそうだ。
存在感を見せたもう1人は住吉。この日は野手専念ということで四番に座ると、3回に二死二、三塁からレフトへ2点二塁打〔左下〕、5回にも一死一、二塁から左越えに2点二塁打〔右下〕と、チーム5点のうち4点をたたき出し、「四番の働き」を見せた。オフをどう過ごしたかまでは聞いていないが、兵藤、住吉の両選手は、オフの間の動きを開幕戦から結果につなげたと言えそうだ。
逆に春遠しだったのが、八~十番の藤本泰、山口、永山の3人。2巡目までは3人で5三振、いい当たりも永山のファウル1本〔左下〕の惨状だった。ようやく第3打席に藤本一直〔中下〕、山口中飛〔右下〕とそれなりの打球を飛ばしたが、アジャストまでに時間がかかり過ぎの印象は否めず。
ハーツ投手陣は、住吉が肩の具合がすぐれず登板回避、横井〔左下〕が「開幕投手」となったが、時折出る甘いボールをあしたば打線に痛打され〔中下〕、3回で12失点。被安打10のうち4本が長打と、かなり芯でとらえられてしまった。この日は3回で四死球は4に抑えており、ストライクを入れるコントロールというレベルはクリアしたが、次は、例えば「ストライクゾーンの半分より低目に投げる」とか、「外角側(または内角側)3分の1に投げる」など、真ん中高めに入れないレベルの制球が要求される段階と言えそうだ。一方で、最後にリリーフした柴川〔右下〕は、失策による1走者を含め4人をしっかりと打ち取り、次回へ期待を抱かせる内容を見せた。もちろん一番は住吉が肩の状態を戻すことだが、それがうまくいかないときには、先発機会が多くなるであろう横井、柴川の出来も今季の大きなカギとなるだけに、頑張りを期待したいところだ。
人数、投手陣、全開モードに遠い選手と、大きいものから小さいものまでさまざまな課題が開幕戦で噴出したハーツだが(うまくスタートできた選手はその調子でいくとして)、うまくスタートできなかった部分に関しては、ここの開幕戦はオープン戦的な位置づけと考え、Gリーグ開幕を目標に、形を整えていくしかなさそうだ。
【文責・背番号5】
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