南海HEARTS
2025.04.12
2025年4月12日(土)15:00~17:00
玉川野毛町公園(ホーム)
第7戦《南海ハーツ&中野マシンガンズ混合紅白戦》
【紅組 vs 白組】
W 100 114 7
R 002 022 6
白:菊地-矢野-石井〔勝〕
紅:赤木-橋口〔負〕
《白組》
1 (左)成岡【H11】
2 (遊)石井【M1】
3 (中)矢野【H32】
4 (捕)筒井【H18】
5 (投)菊地【M15】
6 (二)兵藤【H23】
7 (一)下田【M10】
8 (右)相川【M46】
9 (三)増田【M20】
《紅組》
1 (中)橋口【M7】
2 (右) 黄 【H47】
3 (遊)小林【H61】
4 (二)松原【M8】
5 (投)赤木【M19】
6 (三)横井【H6】
7 (左)大貫【M14】
8 (一)藤本【H5】
9 (捕)丸山【H39】
中野マシンガンズさんとの初の試み、混合紅白戦。両チーム9人ずつが集まり、シャッフルしての試合が実現した。中野マシンガンズの下田監督がいる側を白組、南海ハーツの横井監督がいる側を紅組として試合開始。
紅組の先発は赤木投手〔左〕。白組は先頭の成岡選手が四球で出塁。二盗、三盗を決めると、投球が逸れた間に果敢にホームへ走り、先制点〔右〕。写真が示すとおり、躍動感あふれる走塁で、肉離れから復帰した直後とは思えないほどのハッスルぶり。成岡はこの後も全出塁、計6盗塁と走りで存在感を見せた。
白組の先発は菊地投手〔中〕。南海ハーツが毎回苦戦する好投手。1回、2回と無失点の上々な立ち上がりだ。
3回表、白組は先頭の矢野選手〔左〕がセンターへゴロで抜けるヒットで出塁。無死二三塁とし、5番菊地選手の放った打球は右中間へのフライ。ここでライトの黄選手がよく追いつきランニングキャッチしたのがまず素晴らしかった。しかし三塁ランナーはハーツでトップクラスの走力を誇る矢野、犠牲フライで1点は間違いないと思われた。ところが黄のホームへの送球が完璧だった。友人の矢野をアウトにしてダブルプレー〔右〕。守備賞があったなら、最有力候補の衝撃的な肩を見せてくれた。
3回裏の紅組は橋口選手〔左〕のラッキーなライト前ヒットなどで一死二三塁としたところで、白組が矢野投手〔中〕にスイッチ。黄選手との対決では三振を奪い貫録を見せるが、3番の小林選手がセカンドへしぶとくタイムリーを放つ〔右〕。さらに二塁ランナー橋口の好走塁で紅組が2-1と逆転。
4回表、白組は相川選手がレフトへ痛烈なヒット〔左〕。赤木投手はここまでよく投げていたが、二死三塁から成岡選手の放った打球が三塁線を襲い〔右〕、横井がアウトにできず、2-2の同点に。
5回表から紅組は橋口投手〔左〕にスイッチ。小林捕手とのヤングバッテリーが実現する。この日の橋口投手はストレートが走り、変化球の制球も良い。白組クリーンアップから2三振を奪うが、二死三塁からいぶし銀の兵藤選手が狙いすました打球をライトへ放ち〔右〕、貴重な勝ち越しタイムリー。白組が3-2とする。
5回裏の紅組は1番からの好打順。2番の黄選手が矢野投手との2度目の対決で、きれいにセンターへライナーヒットを放つ〔左〕。三振と安打で二人の友情対戦は引き分けといったところか。二死となるが、4番の松原選手〔右〕がセンターへきっちり運び、盗塁で二三塁の見せ場を作る。
ここで打席に入るのは5番の赤木選手。最初の打席ではサードへの強烈なライナー。バットは振れている。鋭く振り抜かれた打球はレフトの頭上を越える値千金の逆転2点タイムリー二塁打〔左〕。ここまでの流れではMVP級の活躍だ。続く横井もセンターへライナーヒットを放ち〔右〕、紅組が押せ押せムード。
逆転、また逆転の紅4-3白で迎えた6回表、白組は最後の反撃に出る。二死満塁と攻め立て、打席には4番の漢・筒井。2年前の還暦試合では、対戦相手のマシンガンズさんが記念のTシャツを作ってくれて、満面の笑顔を見せた場面が忘れられない。マウンドには、在籍期間こそ被っていないが、会社の後輩となる橋口投手。渾身の一球にフルスイングで応えた打球は三遊間を破り、まず同点〔左〕。二塁ランナーの成岡選手が隙のない走塁を見せ、5-4と勝ち越しのホームイン。続く菊地選手もしぶとく2点タイムリー二塁打を放ち〔右〕、7-4と紅組を突き放す。
さあ時間的にも最後の攻撃となる6回裏の紅組。マウンドには前の回からクローザーとして登板している石井投手〔左〕。この回の先頭は藤本選手。ここまで通算299安打を放ち、あと1本で大台に乗る。紅白戦は年度の記録には載らないため、この日の達成はないのだが、しぶとくライトへヒットを放つ〔中〕。この安打で調子を上げ、早い時期に300本に到達するだろう。そして一死一二塁から3番の小林選手がやってくれた。この試合でただ一人の猛打賞となる左中間へのタイムリー〔右〕。中継の乱れもあり、さらに1点を追加し、なんと白7-6紅に。またもここでいい場面。石井投手対4番の松原選手。ヒットが出れば同点だったが、石井投手が粘りの投球で1点差を守りきる。
逆転、逆転、再逆転……さらに再逆転の手に汗握る好ゲーム。多くの選手がヒットを放ち、投手リレーも豪華、自チーム同士の投打の対決も実現し、脚で魅せた選手、守りで貢献した選手、それぞれが楽しみ、収穫を得た試合になったように思う。一緒に混合紅白戦の構想を練ってくれた、中野マシンガンズの下田監督に感謝するとともに、この日グラウンドに集まった18人全員にありがとう。参加メンバーが「また混合紅白戦をやりたいね」と言ってくれたのが嬉しかった。
試合後には両チームの合同飲み会を行い、二次会では、あしたばの加島さんが自由が丘で営むダイニングバー「ロトンダ」に移動し、カウンターにいたあしたば選手も含め、3チームでの交流が実現した。
この試合の前の時間帯では、同球場でエースハンターズさんとTEAMシゲルさんがGリーグを行っていて、さまざまな場面でリーグ7チームの親交が深まっている気がする。
ハーツは翌4月13日(日)早朝のシニアリーグは残念ながら雨天中止となってしまったが、日常の中に野球があり、その時間だけは仕事を忘れ、ナインが白球を追いかける。こんな楽しい日々を今シーズンも最後まで続けていこう。
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