南海HEARTS
2024.12.14
2024年12月14日(土)13:00~16:00
赤塚公園(ホーム)
第41戦《フリーマッチ》
【南海ハーツ vs TEAMシゲル】
S 020 210 1| 12 6 (9)
H 050 200 |104 7(12)
投:矢野-小西〔勝〕-横井
1 (遊)成岡【11】
2 (一)藤本【 5 】
3 (投)矢野【32】
4 (三)小西【29】
5 (捕)筒井【18】
6 (左)横井【 6 】
7 (中) 森 【 0 】
8 (右)丸山【39】
9 (二)西野【42】
★ハーツ表彰★
殊勲賞=成岡(逆転2ランホームラン含む2安打3打点!)
殊勲賞=矢野(首位打者に肉薄する4安打3得点! 先発投手として好投)
殊勲賞=小西(5回ロングリリーフで勝ち投手! 三塁打&二塁打で打でも貢献)
技能賞=森(ダイエット効果?で、試合終盤にセンターへきれいなヒット)
守備賞=小西(ピッチャーライナー&ゴロを何度も好捕)
守備賞=西野(セカンドゴロでゲッツーを狙う好守備)
辻本賞=藤本(300安打を狙う7打席、見事な選球眼で5四球)
2024年度の最終試合(個人成績もここで決まる)。冬の3時間枠で、馴染みのTEAMシゲルさんと春以来の対戦に。風も強かったが、寒さに負けず、みな元気に9回まで全力プレーで野球を楽しんだ。
ハーツは久しぶりに先発の矢野〔中〕がマウンドに登る。寝違えてしまったそうで、2イニング限定の登板となったが、それを感じさせないほど、球は走っていた。1・2番を二者連続三振。初回を三者凡退で上々の滑り出し。
その裏、矢野は(試合開始時まで本人も気づいていなかったが)、逆転首位打者を狙う打席に入る。もし4打数4安打だと、小林の.435を上回る。今年、圧倒的な成績で、小林の首位打者は安泰だと思われていたが、矢野は前週にも安打を重ね、この位置まで来た。そしていきなり、レフト前ヒット〔中〕で幕開け。最後まで目が離せない展開に。
2回表、シゲルは二死満塁から高橋選手のセンターへの2点タイムリーで先制。反撃したいハーツはその裏、先頭の横井が四球で出ると、内野ゴロ間にホームイン。1-2とし、二死三塁から、1番・成岡〔中〕がレフトオーバーの打球。俊足を生かし、走りに走って逆転ランニングホームラン(第1号)!
なおも打線がつながり、四球の藤本、内野安打の矢野〔左〕を塁に置き、4番・小西〔右〕がレフト線に痛烈な2点タイムリー三塁打。5-2とリードを広げる。
3回表から小西〔中〕がロングリリーフを担う。3回はヒット1本のみで無失点。4回はシゲル打線に連打が出て2点を失うが、緩急をつけた投球で、落ち着いたマウンド捌き。
5-4で迎えた4回裏、ハーツは先頭の矢野〔中〕が今度は右中間を深々と破る二塁打。この時点で3打数3安打となり、逆転首位打者もあるかとベンチ内も盛り上がる。この回に2点を加えたハーツは7-4とリードを保つ。
シゲルは5回表に1点を加え、ハーツをしっかり追っていく。5回裏から登板した柏木投手は、クリーンアップから三者連続三振を奪うなど、完璧なピッチングで、終盤の逆転に望みをつなぐ。
そして試合は7回表に。シゲルは好投の柏木選手が打席でも魅せ、1点差に迫るタイムリー。しかし最後まで投げ抜いた小西投手がそれ以上の反撃を許さず、南海ハーツがTEAMシゲルに7-6で辛勝。
まだ時間がたっぷりあるので、エキストライニングへ。7回裏、先頭の成岡が四球を選ぶと、打席に向かうのは2番の藤本〔中〕。実は前週、新宿ブンブン戦の最終打席で南海ハーツ通算299安打目を放っており、この日は300安打達成をベンチメンバー全員が期待していた。残り1本となると、誰もがどんどん振りたくなるものだが、藤本は平常心でしっかりボールを見極め、この打席でも3つ目の四球を選び、チャンスメイク。つなぎに徹する。
8回表、前週に数年ぶりの登板を果たした横井〔中〕がマウンドへ。今年の初登板では緊張に満ちていたが(一塁の筒井から「笑顔、笑顔!」と声をかけられるくらい)、仲の良いシゲルさんが相手ということもあり、この日は楽しむ気持ちが上回った。エラーもあり、2イニングで3失点となったが、以前よりもコントロールの不安が減り、本人もほんの少し自信を持ったようだ。
8回裏、最近、体重が減り、体の動きの良さを自覚している森〔中〕がセンターへきれいなヒット。規定打席には届かないが、打率を.343とし、シーズン終盤の出席率の向上を含め、若手最年長の存在感を見せた。
9回裏、ハーツは先頭の藤本がまたもや四球を選び、この回もう一度回った第7打席も四球。なんと1試合5四球で出塁と、2番としての役割を十分に果たした。惜しくも2024年度中の300安打達成はならなかったが、楽しみはまた次に取っておこう。この回、矢野〔中〕はセンターに強烈なヒットを放ち、7打数4安打の大活躍。逆転首位打者こそ逃しはしたが、文句なしで最多安打(41本)のタイトルを獲得。首位打者には、ハーツの二刀流・小林が輝いた(.435)。
本塁打王は、3本で並んでいた会社の先輩・後輩、小西と小林がそのまま獲得。実は最後までわからなかったのが打点王争い。前週まで小西と横井が36打点で並んでいた。この試合、小西はタイムリーで2打点。横井は最終打席の前までに1打点。そして9回裏、一死満塁で横井が押し出し四球を選び、最後の最後で38打点となり、分け合った。
盗塁王は、俊足の矢野、土屋、久原、小林、小西らヤングがいるなか、特に足の速くない横井が41盗塁で獲得。これは全試合出場で、塁に出る回数が多かったことによるものだろう。
最多勝は、Gリーグで躍動した小林が二桁の10勝に乗せ、堂々の獲得。2024年度は彼の年と言ってもいいだろう。しかし来年のGリーグ各チームは、打倒・小林で来るはずだ。監督として、完投も多く、投げさせすぎた思いも横井にはある。ハーツには、矢野、小西の速球派と、高松、兵藤の技巧派、多くの投手がいる。来年はGリーグもフリーマッチも“投手陣”として、適材適所の起用を考えていきたいと思う。
まずは2024年度の全試合を無事に行うことができて、ホッとしている。対戦してくださった各チーム、審判の皆さん、そしてチーム運営に協力してくれた南海ハーツのメンバーにあらためて感謝の意を伝えたい。
次週には納会が控え、この日の試合は2025年度の開幕戦扱いとなる(成績集計の関係で、2024年度は12月14日まで)。仲良しのあしたば戦でもあり、笑顔で2024年を締めくくりたいと思う。
2024年度 タイトルホルダー
・首位打者=小林貴紀 打率.435
・本塁打王=小西峻・小林貴紀 3本
・打点王=小西峻・横井聡 38打点
・最多安打=矢野藤隆 41安打
・盗塁王=横井聡 41盗塁
・最多勝=小林貴紀 10勝
文責【6】
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