南海HEARTS
2019.08.24
2019年8月24日 13:00~15:00
井の頭恩賜公園野球場(ビジター)
フリーマッチ
【土曜会 vs 南海ハーツ】
H 660 40 16
D 102 00 3
投:今泉〔勝〕-兵藤
捕:横井-筒井
本塁打:なし
三塁打:なし
二塁打:なし
1 (遊)久原【24】
2 (中) 森 【 0 】
3 (一)高松【49】
4 (左)筒井【18】
5 (捕)横井【 6 】
6 (三)兵藤【23】
7 (二)藤本【 5 】
8 (指)永山【36】
9 (右)宮本【19】
10(投)今泉【63】
★ハーツ表彰★
殊勲賞=今泉(テンポの良い投球は健在で勝利投手に)
敢闘賞=藤本(1回、相手の打球処理の隙を逃さず、二塁から激走しホームイン。積極走塁で流れを呼ぶ)
敢闘賞=兵藤(無失点の好投、適時打に加え安定の三塁守備と投攻守に輝き)
技能賞=宮本(インコース低めの難しい球を巧みにさばき適時打)
技能賞=藤本(得意の流し打ちを披露し技あり右前ヒット)
技能賞=森(1イニング2アウトとなってしまったが左翼へ勝利打点となる犠飛)
守備賞=永山(3回一死一、三塁の窮地で右翼線の鋭い打球を軽やかにランニングキャッチ)
山山賞=なし
デート中のカップルや家族連れの笑顔があふれる土曜日の井の頭公園。そんなにぎわいをよそに、近隣の井の頭恩賜公園野球場でハーツ打線が大爆発。
打っては9安打16得点。走っても15盗塁と猛暑関係なしに躍動。攻守で集中力を切らさぬプレーを見せ勝利。長かった連敗街道も『6』で脱出した。
「皆さん、明日こそ、連敗を止めましょう!」
前日の高松監督の檄に応えるようにハーツ打線は初回から畳みかけた。
一番・久原が冷静に四球を選ぶと、すかさず二盗、三盗を成功。続く森の左犠飛〔左〕で幸先よく先制。さらに三番・高松が左安打で出塁〔中〕。続く筒井、横井も四球を選ぶと、兵藤〔右〕がキッチリ左前へ適時打を放ち2対0。
ハーツの攻撃はまだ終わらない。七番・藤本が四球後、続く永山が中前へタイムリー〔左〕。二死満塁とし、十番・今泉が一塁へ内野安打〔中〕。三走・兵藤が生還、そして相手守備陣の打球処理にもたついた隙を逃さず藤本が二塁から激走〔右〕。捕手のタッチをかいくぐる巧みなスライディングでホームインし追加点。この回一気に6点を挙げた。
1点を返された後の2回表も怒涛の攻めを展開。九番・宮本〔中〕が右翼へ運ぶ適時打を放つなどこの回も一気6点。5四死球で得たチャンスを生かし、7盗塁を絡ませてのビッグイニングだった。
2回を終了しスコアは12対1。しかし草野球にセーフティーリードはないと痛いほど知らされているハーツナイン。相手打線の振りも鋭く、いつ大量点を失ってもおかしくない。
ただ、その心配をよそに先発・今泉〔中〕はテンポの良い投球を披露。センター以外に打球処理機会があるなど万遍なく打たせて取る。さらに3回裏には相手強打の一番打者に対し、内角を続けて攻め、意識させたところで決め球に外角球を使い三振を奪取。巧みな投球術も見せた。
だが、そんな今泉も先述の三振を含め簡単に2死を取ったが、不運な当たりも含め3連打を浴びてしまうなど2点を失う。そしてなお一、三塁の窮地。迎えるは相手左の七番打者。高めへの釣り球、これを巧くはじき返され、打球は角度よく右翼線へ。
「やべっ」
そんな今泉の声が球場に響いた数秒後、この回から右翼に入っていた永山が軽快に走り好捕〔中〕。
それは「伝説のプレーが出た」と筒井が驚愕するほどの美守。2014年MVPに輝いた抜群の守備力をここぞで見せつけた。
これで流れは再びハーツへ。4回表も高松〔左1〕、横井〔右1〕の適時打もあり4得点を奪取。
その裏からは兵藤〔左2〕、筒井〔右2〕の急造バッテリーが力を発揮。5回裏二死となり試合は時間切れで終了したが兵藤のコントロールの良さと、筒井の走られても動じない貫禄がマッチし見事、無失点で逃げ切った。
スコア上は大勝かもしれないが、「何とか連敗を脱出した」というのがチーム内の本音か。特に高松監督は投げられない中で勝利への執念を燃やし、3安打5盗塁と気を吐いた。加えて、守りでは、永山の美技だけでなく、二塁・藤本が2つのフライを確実にキャッチ。久原は慣れない遊撃でも果敢なチャレンジを見せた。
そして、極めつけは積極走塁。大量得点を奪った後でも緩めることなく計15盗塁を成功。攻守にそれぞれが役割を果たしての会心の勝利だった。
持ち味である「全員野球」を発揮したハーツ。この勢いを次戦以降もつなげたいところだ。
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