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週刊ハーツ

2022.08.06

08月06日 永福コルセッツ戦 4-0

2022年8月6日(土)14:30~16:30
東台B面(ホーム)
フリーマッチ
【南海ハーツ vs 永福コルセッツ】

H 200 020   4
A 000 000   0

投:矢野〔勝〕
捕:筒井-菊池

本塁打:なし
三塁打:なし
二塁打:飯田(ハ)、【16】(コ)

 1 (遊)菊池※
 2 (三)飯田※
 3 (一)横井【 6 】
 4 (捕)筒井【18】
 5 (投)矢野【32】
 6 (中)辻本※
 7 (二)山中※
 8 (右)山口【31】
 9 (左)太田【16】
※は助っ人

スコア:藤本智子

★ハーツ表彰★
殊勲賞=矢野(二桁10奪三振の完封勝利で文句なし!)
殊勲賞=太田(最年長安打&盗塁で大ハッスル!)
敢闘賞=飯田(チーム唯一の二塁打で打線を牽引)
敢闘賞=山中(粘りの四球と、守備で大きく貢献)
敢闘賞=菊池(キャッチャーとして、矢野の完封を援護)
敢闘賞=辻本(しぶとい打撃で、追加点を生む)
技能賞=山口(ヒット以外の打席もミート抜群)
技能賞=横井(レフト前ヒットに、三盗で得点の起点にも)
守備賞=飯田、山中(華麗な6-4-3のダブルプレー。山中選手はフライ好捕も)
山山賞=なし

試合動画

 初対戦となる永福コルセッツ戦は、なかなか人数が揃わず、試合後に正式入団を表明してくれた菊池選手ほか、飯田選手、辻本選手、山中選手の力を借りて試合に臨むことに。

 1回表、ハーツは一死から2番・飯田選手〔左〕がレフトのグラブの先を越える豪快な二塁打。二死となるが、4番・筒井〔中〕のショートゴロエラーの間に1点先制。続く5番・矢野〔右〕はライトへ力強いゴロでヒット。その後、二死満塁とし、7番・山中選手の打席で二塁ランナーの矢野が誘い出されるが、三塁ランナーの筒井が状況判断良くホームイン。矢野も二塁へ戻りセーフに。ラッキーが続き、ハーツが2点を先制する。

 ハーツの先発は休養十分の矢野〔左〕。初回、先頭バッターこそ四球で出すが、自らの好牽制(偽投)で、ランナーを二塁で刺す。その後は二者連続三振〔右〕で、上々の立ち上がり。

 2回表、先頭の8番・山口〔左〕が粘った末、サードの後方に落ちるヒットで出塁。続く太田も四球を選びチャンスメイクするが、1番・菊池選手〔右〕のサードゴロを、相手三塁手がうまく処理し、三塁を踏みそのまま一塁送球でダブルプレー。コルセッツが堅い守備を見せる。

 2回裏、コルセッツは打席に入っただけで長打を予感させる4番打者が、圧倒的なスイングスピードでレフト線に二塁打〔左〕。すぐに反撃かと思われたが、矢野はストレートが走り、スライダーも低めに決まり、投フライ、三振、三振〔右〕で点を与えない。

 3回表、ハーツ先頭の3番・横井がレフトへライナーヒット〔中〕。ここ最近、投球に合わせようとしすぎてポイントが前になり、凡フライが多かったことを筒井監督が指摘し、引きつけて強く打つことを心がけた結果、良い打球が飛んだ。しかし後続は倒れ、得点ならず。

 3回裏、コルセッツはエラーと2本の内野安打で一死満塁とする。しかしここでも矢野は落ち着いていた。三塁へ巧い牽制でランナーを誘い出し、タッチアウト〔左〕。二死二三塁となり、3番打者はセカンドの後方へフライを放つ〔右〕。そのまま落ちていたら2-2の同点という場面で、セカンドの山中選手が懸命に追い、がっちりキャッチ(画角の関係でビデオには写っていないが載せたかった)。このファインプレーで、矢野の無失点ピッチは継続に。

 4回表、先頭の山中選手〔左〕がボールをよく見て四球を選ぶ。続く山口はボールをきっちり捉えるが〔中〕、ショートが強い打球によく反応し、二塁フォースアウト。粘り強い投球を続ける先発の松田投手に対し、ここで9番・太田〔右〕がレフト線に目の覚めるような会心のヒット。反射神経の良い三塁手が横っ飛びで懸命にグラブを出すも全く及ばないほどの打球スピード。最年長安打記録を更新し、ベンチは最も盛り上がった。この勢いで追加点といきたいところだったが、後続は倒れ、惜しくも無得点。

 4回裏からハーツの内野陣は大きく変わる。筒井からキャッチャーマスクを引き継いだ菊池選手も好リードを見せる〔中〕。矢野も期待に応え、2つの三振を含む三者凡退。

 5回表、先頭の横井が四球出塁。二盗後、タイミングを計り三盗も決める。ここで4番・筒井〔左〕が購入したてのマイバットで、レフトへ高々と打ち上げる。レフト越えかと思われた打球はキャッチされるが犠牲フライには十分。なかなか追加点を挙げられなかったハーツに待望の3点目が入る。その後、敵失策&盗塁の矢野を二塁に置き、6番・辻本選手〔中〕がしぶとく三塁内野安打。一塁送球が逸れた間に矢野がホームインし、4-0に。なおも二死一塁で、この日バットが振れている山口に期待がかかる。山口はこの打席でも完璧にボールを捉え、鋭いゴロが三塁線に〔右〕。普通なら二塁打コースなのだが、堅守の三塁手がまたしても打球に追いつき、スリーアウトに。守備がしっかりしていると試合も締まる。

 5回裏、今度は助っ人二遊間の山中選手と飯田選手が素晴らしいプレー。一死一塁で、野球の教科書に載るような全く無駄のない6-4-3のダブルプレー〔中〕。この試合は各イニングに何か印象的なプレーが起こる、それほど内容の濃いものだった。

 6回表、コルセッツの投手が代わる。この回先頭の太田は四球を選ぶと、すかさず二盗を成功させる。これで最年長盗塁記録も更新。その裏、矢野はスタミナ十分で、コルセッツの前に立ちはだかる。最終回にも2奪三振という内容の良さで、終わってみれば、散発3安打、二桁10奪三振で完封という圧巻のピッチング。若き右腕が南海ハーツに勝利をもたらした。

 この日は正規メンバーがなかなか集まらず、助っ人さんの力を借りた試合。まさかこんなに内容の良い結果になるとはチームの誰が予想しただろうか。これだから野球はわからないし、面白い。そして対戦相手の永福コルセッツさんは声がよく出ていて、礼儀正しく、守備でも好プレーがたくさん見られた。先発で長いイニングを投げ切った松田投手をはじめ、チームがよくまとまり、清々しさも感じられた。最近は初対戦のチームにも恵まれている。再戦したいチームが増えることは、南海ハーツにとっても嬉しいかぎり。あとは毎週きっちり人数を揃えること。草野球の基本ではあるが、今後もより良いチーム体制を目指していきたい。

文責【6】

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