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週刊ハーツ

2022.05.14

05月14日 TEAMシゲル戦 8-2

2022年5月14日(土)13:00~15:00
J&Sフィールド(ホーム)
Gリーグ第2戦
【南海ハーツ vs TEAMシゲル】(1回戦)

S 200 00|0  2
H 141 20|x  8  

投:矢野〔勝〕
捕:筒井

本塁打:住吉(ハ)1号
三塁打:小松(シ)
二塁打:小西(ハ)

 1 (遊)住吉【 1 】
 2 (投)矢野【32】
 3 (二)小西【29】
 4 (指)綿貫【14】
 5 (三)横井【 6 】
 6 (中)土屋【13】
 7 (一)高松【49】
 8 (左) 森  【 0 】
 9 (右)兵藤【23】
10(捕)筒井【18】
11(指)山口【31】

控え:角田

スコア:藤本(智)

☆Gリーグ表彰☆
最優秀=住吉選手(南海ハーツ)
 優秀=矢野選手(南海ハーツ)
 優秀=小松選手(TEAMシゲル)

★ハーツ表彰★
殊勲賞=住吉(完璧な打球で、勝ち越し柵越え3ランホームラン!)
殊勲賞=矢野(被安打1の完投で、チームを勝利に導く!)
敢闘賞=小西(ライトへ技ありの二塁打に、好走塁も)
技能賞=綿貫(好調を維持し続け、この日もミラクル安打)
技能賞=兵藤(2つの四球がいずれも得点に結びつく)
技能賞=山口(センターへ会心の今季2本目安打)
守備賞=矢野(足元を襲う投ゴロに素早く反応し、アウトに)
守備賞=森(前進前進で2度のレフトフライを球際強くキャッチ)
山山賞=なし

試合動画

 朝まで雨が降っていたこの日、天候の回復と人工芝で雨に強いJ&Sフィールドのおかげで、無事にGリーグ第2戦が開催できた。試合は、先発の矢野投手が尻上がりの投球で被安打1の完投、打線も初回からよく機能し、南海ハーツがTEAMシゲルに8-2で勝利した。

 第1戦の新宿ブンブン戦に続き、筒井監督が先発のマウンドに送ったのは矢野〔左〕。課題は立ち上がり。この日も1・2番に四死球を与え、ランナーを溜めてしまうが、3番を三振、4番のキャッチャーゴロを筒井が好判断で三封〔中〕。無失点で切り抜けるかと思われた。しかし5番・小松選手が右中間へきれいにミートし〔右〕、2者を迎え入れる三塁打。シゲルが先制する。

 1回裏、ハーツは2番・矢野がエラー出塁すると、盗塁・パスボール・ワイルドピッチと続き、脚だけで1点を返す〔左〕。そして4番に座った天才?綿貫は、殿馬の秘打のように体に近づいてくるボールを避けながらバットの芯に当ててしまう、曲芸的なセンターへのクリーンヒット〔右〕。両軍ベンチからどよめきが湧き起こる。1試合に1度はスポットライトを浴びる千両役者が出塁するも、この回は1点止まり。

 2回裏のハーツは、一死から8番・森〔左〕がサードのグラブの先を抜けるレフト線への技ありヒット。兵藤〔右〕もしっかり四球を選び、山口の投ゴロ送球エラーの間に、2-2の同点とする。

 ここで早くもこの試合のクライマックスが。二死一三塁で打席に入った1番・住吉は完璧なタイミングでバット一閃〔中〕。打球はぐんぐん伸び、なんと左中間のフェンスを越える勝ち越し3ランホームラン! 新背番号1が放った今季第1号で、ハーツは5-2と大きくリードを広げる。

 3回裏、先頭打者は3番の小西〔左〕。普段は豪快なバッティングが持ち味だが、この日は巧打を見せる。小松投手の外角高めの球にポンとバットを合わせると、打球は右へ。それでもライトの頭上を越えてしまうのだから、恐るべきパワー。そして小西は走塁でもチームに貢献。一死三塁で5番・横井は強いゴロを放つも、前進守備のショート正面〔中〕。得点ならずと思われたが、一塁送球を見て、三塁ランナーの小西が果敢にホームを狙う。きわどいタイミングも好走塁でホームイン〔右〕。貴重な追加点となった。

 4回裏、先頭打者の森は2回とほぼ同じ位置にライナーを飛ばす〔左〕。今度は柏木三塁手がグラブに当てるが、捕球はできずレフト線を抜けていく。両軍を通じて唯一のマルチ安打を放った森。今シーズンの若手最年長は気合が違う。このヒットで森は.350となり、首位打者に返り咲いた。そして嬉しいのは筒井監督のタイムリー〔右〕。普段は強気で“男・四番”の筒井だが、Gリーグ2試合では、自らを4番から外している。これまで同様、中心打者としてチームを引っ張ってほしいという声が聞こえるなか、きっちり結果を出した。

 そして山口〔左〕もジャストミートのライナーでセンター前。5回には土屋〔右〕にもレフト線に落ちるヒットが出る。この日はどの打順からもコンスタントに安打が生まれて、打線のつながりを明確に実感できた。

 矢野は1回以降、肩も温まり、どんどん調子を上げていく。2、3回は4人ずつ、そして4~6回はきれいに3人ずつのパーフェクトピッチング。最終回は圧巻の3者連続空振り三振だった。調子を見極めながら、継投を考えていた筒井監督だが、危なげない投球に1イニングずつ矢野の続投を決断。結果的にそれが最後まで続き、矢野は完投勝利。
 南海ハーツとしてはこれ以上ない展開となった。開幕2連勝で首位に浮上。とても嬉しいが、まだ2試合。ここから大小さまざまな高さの山が目の前に現れるだろう。チーム全員の力で、頂を目指し、着実に歩を進めていきたい。

文責【6】

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