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週刊ハーツ

2022.05.07

05月07日 あしたば戦 4-1

2022年5月7日(土)15:00~17:00
東台B面(ホーム)
フリーマッチ
【南海ハーツ vs あしたば】

H 000 301 0  4
A 000 010 0  1

投:住吉-小西〔勝〕-矢野
捕:若松

本塁打:なし
三塁打:小西(ハ)、若松(ハ)、友廣(あ)
二塁打:なし

 1 (左)楓貴※
 2 (三)近藤※
 3 (一)山本※
 4 (捕)若松※
 5 (二)兵藤【23】→藤本【 5 】
 6 (指)高松【49】
 7 (右) 森  【 0 】
 8 (遊)松尾【17】
 9 (中)土屋【13】→横井【 6 】→筒井【18】
10(投)住吉【 1 】→小西【29】→矢野【32】
11(指)角田※
※は助っ人

見学:筒井監督ご家族、上領みずきさん(ともに紅白戦に参加)

★ハーツ表彰★
殊勲賞=住吉、小西、矢野(コーチの助言を受け、完璧な投手リレー。小西は特大三塁打も)
敢闘賞=土屋(横井負傷交代後、中堅に戻り守備の要に)
技能賞=森(2回に左翼へのヒット。守備では右翼で好捕)
守備賞=兵藤(二塁守備でしっかり足を使い、軽快な動き)
山山賞=横井(中堅頭上越えの飛球にジャンピングキャッチを試みるも捕球できず、着地時に転倒。もし捕れていれば、継投ノーヒットノーランの可能性も)

試合動画

 コーチ兼助っ人含め16名というハーツ史上、稀にみる参加メンバーがそろう中での、あしたば戦。フリーマッチにもかかわらず、双方、大きなミスもなく、キビキビとした緊張感あふれる展開となり、7イニングを戦い切ってハーツ4-1の勝利となった。

 勝因はなんといっても、臨時コーチのアドバイスを受けながら好投を続けたハーツ投手陣の頑張り。助っ人陣の素早い動き出しに感化を受けたオリジナルメンバーの堅い守りも、勝利を確実にする一因になった。

 先制したのはハーツ。4回、先頭の楓貴選手〔左〕が四球で出塁すると二盗を決め、一死後、山本選手〔中〕が左前適時打を放つ。続く若松選手〔右〕の右頭上越え三塁打で、山本選手が長駆、本塁まで駆け抜け2点目。

 さらに兵藤〔左〕の浅い中飛で若松選手が激走、本塁を陥れ〔中〕、あしたば主戦の長堂投手〔右〕から、この回一気に3点を奪った。

 ハーツの先発投手は住吉〔左〕。テンポよく内外角に投げ分け、2イニングを完全に抑えた。バトンを受けた小西〔中〕は、先頭打者に四球を許したが、その後の6人を打ち取り、ノーノ―状態で三番手、矢野〔右〕につなぐ。このところ、ジキルとハイドを繰り返す矢野の立ち上がり、先頭打者に死球を与えると、続く打者には中堅頭上を襲う大飛球。この回から中堅の守りに入った横井が必死に捕球を試みるも、あと一歩届かず、球は後方を転々、打者走者は悠々、三塁まで達し、あしたばに1点を返されてしまう。しかし、この日の矢野は、これまでとは違う。試合後「ひと皮むけた」と本人が自信満々語っているように、若松捕手の的確なアドバイスに忠実に反応、力いっぱい投げ込むスタイルから、脱力⇒リリース集中のリズムに切り替えると、バラついていた投球が安定、6回、7回はあしたば打線に付け入るスキを与えなかった。

 この試合を緊張感あふれるものにしたのは、三本柱の好投に加え、助っ人陣の守りのリズムの良さによるところも大きかったのではないか。
 初回の一ゴロ〔左〕、4回の捕ゴロ〔中〕、再三にわたる三ゴロ〔右〕に、左翼への飛球などは、打球方向に目を向けたときには、遠目で見ても、もう何歩も動いている様子がよくわかる。ハーツの野手陣も、そうした動きに知らず知らずのうちに巻き込まれ、まるで、全員が一本のロープでループ状につながれて、一人が動けば、その動きにつられて、周りも同じリズムで動いてしまう、そんな好循環が生まれたのではないか(と個人的には思っている)。守りでの第一歩の大切さを、あらためて実感した一戦だったようにも思う。

 次戦はGリーグ戦。試合後の反省会を含めて、この日、1日の感覚を忘れずに試合に臨めば、結果はおのずとついてくるにちがいない。

文責【23】

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